JPS636896Y2 - - Google Patents

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JPS636896Y2
JPS636896Y2 JP10036281U JP10036281U JPS636896Y2 JP S636896 Y2 JPS636896 Y2 JP S636896Y2 JP 10036281 U JP10036281 U JP 10036281U JP 10036281 U JP10036281 U JP 10036281U JP S636896 Y2 JPS636896 Y2 JP S636896Y2
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JP
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circuit
resistor
output
transistors
emitter
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JP10036281U
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JPS586445U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は前置増幅器付きの電流切換形論理回路
で構成された分周器に係り、特にその分周回路に
バイアスを与える回路に関する。
この種の従来の分周器は第1図に示すように構
成されていた。すなわち、10はたとえば正弦波
信号が一対の入力端に導かれる差動形の前置増幅
器、11はこの増幅器10の差動出力が導かれる
レベルシフト回路である。12はこのレベルシフ
ト回路11からの入力に応じて分周動作が行われ
る分周回路であつて、たとえば電流切換形論理回
路よりなる2段のD形フリツプフロツプFF1
FF2がたすき掛け接続されることによつて2分周
回路を形成しており、上記各フリツプフロツプ
FF1,FF2の入力部にはそれぞれ一対のトランジ
スタQ13,Q14およびQ20,Q21が差動接続されて
なるゲートG1,G2が設けられている。
上記分周器において、入力信号は前置増幅器1
0により増幅され、この増幅器10の出力はレベ
ルシフト回路11によりレベルシフトされて分周
回路12に導かれる。いま、分周回路12の入力
電圧E1,E2の関係がE1>E2のときには、ゲート
G1のトランジスタQ13およびゲートG2のトランジ
スタQ21がオンし、フリツプフロツプFF1,FF2
それぞれラツチ状態になる。これに対して、入力
信号が無いときには前置増幅器10のトランジス
タQ1,Q2のベース電位VB1,VB2が等しく、した
がつてレベルシフト回路11の一対の出力端の電
位、すなわち分周回路12の入力電圧E1,E2
等しく、ゲートG1,G2の各トランジスタQ13
Q14,Q20,Q21が能動状態になるので分周回路1
2は発振可能状態になる。そこで、この分周回路
12が発振しないで正常な分周動作を行うには、
上述したように入力電圧E1,E2が等しい期間が、
分周回路12が発振を起すのに必要な期間よりも
短かくなければならない。このため分周を可能と
するためには、入力信号のレベルを入力信号の周
波数に反比例して上昇させなければならず、第1
図の分周器の分周可能範囲と入力信号の周波数お
よびレベルとの関係は第2図に示すようになる。
すなわち、第1図の分周器は分周可能な入力条件
の範囲が狭いという欠点がある。
本考案は上記の欠点を除去すべくなされたもの
で、レベルシフト回路により常にオフセツトを有
する一対の出力電圧と入力信号レベルに応じて所
定電圧を中心に上下に変化する出力電圧とを発生
させ、これらの出力電圧を分周回路のゲート入力
とすることにより、無信号入力時における分周回
路の発振を防止でき、分周可能な入力条件の範囲
を拡大し得る分周器を提供するものである。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を詳細
に説明する。第3図において、30は前置増幅
器、31はレベルシフト回路、32は分周回路で
ある。上記前置増幅器30において、トランジス
タQ1,Q2は各エミツタが共通接続されて差動対
をなしており、このエミツタは電流源トランジス
タQ3のコレクタ・エミツタ間および抵抗R1を順
に介して接地されている。上記電流源トランジス
タQ3のベースはバイアス電源33に接続され、
前記差動対トランジスタQ1,Q2の各コレクタは
対応して抵抗R2,R3を介して電源34に接続さ
れている。そして、一対の信号入力端子35,3
6が上記トランジスタQ1,Q2のベースに接続さ
れ、このトランジスタQ1,Q2の各コレクタから
差動出力が導き出されるようになつている。
一方、前記レベルシフト回路31において、上
記前置増幅器30からの差動出力は一対のトラン
ジスタQ4,Q5の各ベースに対応して導かれる。
このトランジスタQ4,Q5の各コレクタは電源3
4に接続され、各エミツタはトランジスタQ6
Q7の各コレクタに対応して接続されている。こ
のトランジスタQ6,Q7はそれぞれコレクタ・ベ
ース相互が接続され、各エミツタは第1の抵抗
RA、第2の抵抗RBの各一端に対応して接続され
ている。この第2の抵抗RBの他端は第3の抵抗
RCの一端に接続され、上記第1の抵抗RAおよび
第3の抵抗RCの各他端は各対応して抵抗R5,R6
の一端に接続され、この抵抗R5,R6の他端は一
括されたのち電流源トランジスタQ8のコレク
タ・エミツタ間および抵抗R4を順に介して接地
されている。そして、この電流源トランジスタ
Q8のベースはバイアス電源33に接続されてい
る。上述したレベルシフト回路31において、第
1〜第3の抵抗RA〜RCは次段の分周回路32の
入力電位に所定バイアスを与えるためのバイアス
回路35を形成しており、第1〜第3の抵抗RA
〜RCの各他端A,B,Cから第1〜第3の出力
電圧EA,EB,ECが取り出される。
一方、分周回路32において、FF1,FF2はそ
れぞれ電流切換形論理回路よりなるD形フリツプ
フロツプであり、これらはたすき掛け接続(互い
に一方の出力が他方の入力となる接続)されてお
り、二分周回路を形成している。そして、差動対
トランジスタQ13,Q14は上記フリツプフロツプ
FF1の入力ゲートG1を形成し、その共通エミツタ
は電流源トランジスタQ15および抵抗R7を介して
接地されている。
また、差動対トランジスタQ20,Q21は前記フ
リツプフロツプFF2の入力ゲートG2を形成し、そ
の共通エミツタは電流源トランジスタQ22および
抵抗R10を介して接地されている。これらの電流
源トランジスタQ15,Q22の各ベースはバイアス
電源33に接続されている。そして、差動対トラ
ンジスタQ14,Q20のベースは共通接続されて前
記レベルシフト回路31の出力端Aに接続され、
トランジスタQ13のベースは前記出力端Bに接続
され、トランジスタQ21のベースは前記出力端C
に接続されている。なお、R8,R9,R11,R12
抵抗、Q9〜Q12,Q16〜Q19はトランジスタであ
る。
次に、上記構成における動作を説明する。入力
端子35,36間に印加される入力信号(たとえ
ば正弦波)は前置増幅器30により差動増幅され
る。この増幅器30の差動出力はレベルシフト回
路31により所要のレベルシフトが行われる。す
なわち、レベルシフト回路31のトランジスタ
Q4.Q5にはそれぞれのベース入力に応じた電流が
流れ、第1〜第3の出力端A〜Cから次段の分周
回路32の動作に必要なレベルが導き出される。
この場合、第3の抵抗RCの両端が第2、第3の
出力端B,Cとなつているので、第2、第3の出
力端B,Cの電圧EB,ECは第4図に示すように
常にオフセツトがついた状態にある。このオフセ
ツト電圧は、たとえば100mV前後となるように
回路設計がなされている。また、第1の出力端A
の電圧は、前記入力信号が無いときに上記第2、
第3の出力端B,Cの両電圧EB,ECの中間、た
とえばほぼ中点となるように(第4図参照)回路
設計がなされている。したがつて、無信号時にお
いては、分周回路32の入力ゲートG1は、トラ
ンジスタQ13がオン、トランジスタQ14がオフと
なり、フリツプフロツプFF1はラツチ状態になつ
ている。また、このとき入力ゲートG2は、トラ
ンジスタQ21がオン、トランジスタQ21がオフと
なり、フリツプフロツプFF2はラツチ状態になつ
ている。このため、分周回路32は発振を起こさ
ないで安定状態にある。したがつて、このような
分周器においては、発振を起さないで安定な分周
が可能な入力信号レベルは、その周波数に依存せ
ず、第5図に示すように分周動作上限周波数まで
ほぼ一定である。
なお、入力信号があるときには、入力端子3
5,36間の信号変化に応じてレベルシフト回路
31の各出力端A,B,Cの電圧が変化する。す
なわち、第2、第3の出力端B,Cの電圧EB
ECが低下すると共に第1の出力端Aの電圧EA
上昇し、あるいは第2、第3の出力端B,Cの電
圧EB,ECが上昇すると共に第1の出力端Aの電
圧EAが低下する。この変化量は入力信号レベル
に依存する。このような電圧変化時には従来例と
同様に分周回路32の分周動作が行われる。
また、前記バイアス回路35における第2の抵
抗RBは、前置増幅器30において無入力時に差
動出力間にオフセツトが生じる場合に第6のトラ
ンジスタQ6のエミツタ電圧が低くなり過ぎて仮
に第1の抵抗RAを省略しても第1の出力端電圧
EAが第2、第3の出力端電圧EB,ECの中間値に
ならないときにオフセツト補償用として挿入され
るものである。したがつて、上記場合に第1の出
力端電圧EAが上記した中間値になるときには第
2の抵抗RBを省略してもよい。また、第6のト
ランジスタQ6のエミツタ電圧が、前置増幅器3
0のオフセツトにより、無入力時に、第7のトラ
ンジスタQ7のエミツタ電圧より低くなつていて、
RAとRBがなくても、A点の電圧EAがB点の電圧
EBとC点の電圧ECの中間にある場合には、RA
RBは省略してもよい。
本考案は上述したように、レベルシフト回路に
より常にオフセツトを有する一対の出力電圧と入
力信号レベルに応じて所定電圧を中心に上下に変
化する出力電圧とを発生させ、これらの出力電圧
を分周回路のゲート入力とすることにより、無信
号入力時における分周回路の発振を防止でき、分
周可能な入力条件の範囲を拡大し得る分周器を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の分周器を示す回路図、第2図は
第1図の特性を示す図、第3図は本考案に係る分
周器の一実施例を示す回路図、第4図は第3図の
動作を説明するために示す図、第5図は第3図の
特性を示す図である。 30……前置増幅器、31……レベルシフト回
路、32……分周回路、35……バイアス回路、
EA……第1の出力電圧、EB……第2の出力電圧、
EC……第3の出力電圧、G1,G2……入力ゲート、
RA,RB,RC……抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入力信号を増幅する差動増幅型の前置増幅器
    と、この増幅器の差動出力が導かれる一対のト
    ランジスタを有し、この一対のトランジスタの
    一方のエミツタ回路から第1の出力電圧が導出
    され他方のエミツタ回路から第2、第3の出力
    電圧が導出されるレベルシフト回路と、二対の
    差動対トランジスタを入力ゲートに持つ電流切
    換形論理回路により構成され、上記差動対トラ
    ンジスタの各一方の入力として前記第1の出力
    電圧が導かれ各他方の入力として前記第2、第
    3の出力電圧が対応して導かれる分周回路と、
    前記レベルシフト回路に設けられ前記入力信号
    が無いときに第1の出力電圧が第2、第3の出
    力電圧の中間値になるように挿入された抵抗よ
    りなるバイアス回路とを具備することを特徴と
    する分周器。 (2) 前記バイアス回路は、レベルシフト回路の一
    対のトランジスタの一方のエミツタに第1の抵
    抗を介して第1の出力電圧を取り出し、他方の
    エミツタに第2、第3の抵抗を順に接続し、こ
    の第3の抵抗の両端から第2、第3の出力電圧
    を取り出すようにしてなることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の分周器。 (3) 前記前置増幅器は入力信号がないときの差動
    出力にオフセツトを有し、前記バイアス回路は
    レベルシフト回路の一対のトランジスタの一方
    のエミツタに第1の抵抗を介して第1の出力電
    圧を取り出し、他方のエミツタに第3の抵抗を
    接続してこの第3の抵抗の両端から第2、第3
    の出力電圧を取り出すようにしてなることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    分周器。 (4) 前記前置増幅器は入力信号がないときの差動
    出力にオフセツトを有し、前記バイアス回路は
    レベルシフト回路の一対のトランジスタの一方
    のエミツタより第1の出力電圧を取り出し、他
    方のエミツタに第3の抵抗を接続してこの第3
    の抵抗の両端から第2、第3の出力電圧を取り
    出すようにしてなることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の分周器。
JP10036281U 1981-07-06 1981-07-06 分周器 Granted JPS586445U (ja)

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JP10036281U JPS586445U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 分周器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10036281U JPS586445U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 分周器

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Publication Number Publication Date
JPS586445U JPS586445U (ja) 1983-01-17
JPS636896Y2 true JPS636896Y2 (ja) 1988-02-27

Family

ID=29895054

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JP10036281U Granted JPS586445U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 分周器

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