JPS636777A - 薄膜el素子の製造方法 - Google Patents

薄膜el素子の製造方法

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JPS636777A
JPS636777A JP61149035A JP14903586A JPS636777A JP S636777 A JPS636777 A JP S636777A JP 61149035 A JP61149035 A JP 61149035A JP 14903586 A JP14903586 A JP 14903586A JP S636777 A JPS636777 A JP S636777A
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Japan
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film
manufacturing
forming
sulfide
oxide film
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JP61149035A
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謙次 岡元
渡邉 和廣
佐藤 精威
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Fujitsu Ltd
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Research Development Corp of Japan
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明はflI膜EL素子の製造方法の改良であり、硫
化亜鉛と希土類元素とハロゲン元素との組成物よりなる
EL膜に含まれる希土類元素とハロゲン元素との組成比
を1に近づけて発光効率・輝度特性を向上するために、
または、硫化亜鉛とマンガンとの組成物よりなるEL膜
の硫黄が過少になってEL膜の19nが悪くなることを
防止するために、硫化水素を含むガスをスパッタガスと
してなすスパッタ法を使用してEL膜を形成する薄膜E
L素子の製造方法ににおいて不可避の欠点、すなわち、
ELMが、そのド地をなす膜(下部絶縁膜または透光性
電極)から2q#Lやすいという欠点を改良する薄膜E
L素子の製造方法であ・る。
本出願は二つの発明を包含し、その第一の発明の要旨は
、ELlliの形成に先立ち、硫化性物IeL膜例えば
、酸化イフトリュウム膜、酸化銅膜、酸化タンタル膜、
酸化アルミニュウム膜、酸化ヒ素膜、酸化カドミュウム
膜、酸化希土類元素膜、酸化ゲルマニュウム膜、酸化亜
鉛膜、酸化マンガン膜等を形成し、硫化水素を含むガス
中で熱処理をなして上記の硫化性物質膜の表面を硫化し
て硫化物に転換し、これらの硫化物を結合膜として使用
することにある。
また、その第2の発明の要旨は、EL膜の形成に先立ち
、その下地である第1の絶縁膜に、硫黄、セレン、また
は、硫黄とセレンの双方を導入し、その後、熱処理をな
して、第1の絶縁膜の表面を硫化またはセレン化して、
i化物またはセレン化物よりなる結合膜を形成すること
にある。
〔産業上の利用分野〕
本発明はM膜EL素子の製造方法の改良に関する。ef
に、発光効率・輝度特性を向上するために母材たる硫化
亜鉛に含有される発光中心たる希土類元素とハロゲン元
素との組成比を1に近づけるために、または1発光中心
としてマンガンを含有する硫化亜鉛よりなるEL膜の膜
質を向とするために、I&化水素を含むガスをスパッタ
ガスとするスパッタ法を使用してEL膜を製造する薄膜
EL素子の製造方法において、EL膜とその下地をなす
層(下部絶縁膜または透光性電極)との付着性を再現性
よく向上する改良に関する。
〔従来の技術〕
薄膜EL素子は発光中心として機能する希土類元素例え
ばテルビュウム、サマリュウム、ツリュウム、プラセオ
ジュウム等とノ\ロゲン元素例えばフッ素、塩素等とを
含有する硫化亜鉛等のけい光体の多結晶薄膜に電界を印
加し、エレクトロルミネッセンス現象にもとづいて発光
させる発光素子であり、従来第2図に示すような直流駆
動型と第3図に示すような交流駆動型とが知られている
第2図参照 直流駆動型の薄膜EL素子にあっては。
ガラスノふ板等1上に、ITO等よりなり厚さが約 2
.00(1人の透明電極2が形成され、その上に発光中
心として機能する希土類元素例えばテルビュウムとハロ
ゲン元素例えばフッ素との組合せまたはマンガンを含有
する硫化亜鉛等よりなるEL膜4が形成され、さらに、
その上にアルミニュウム等よりなる対向電極6が形成さ
れている。
第3図参照 交流駆動型の薄膜EL素子にあっては、上記の第2図に
示す層構成に加えて、EL膜4を挟んで庸窒化シリコン
、酸化アルミニュウム、酸化イシトリュウム等よりなり
厚さが約 2.000人の第1の絶縁膜3と第2の絶縁
膜5とが形成されている。
ところで、発光中心として機能する希土類元素のうち、
テルビュウムは緑色を、サマリュウムは赤色を、ツリュ
ウムは青色を、プラセオジュウムは白色を、また、マン
ガンは檀色を、それぞれ発光するが、その発光効率・輝
度は、テルビュウムを除き、いづれも満足すべきもので
はない。
最もすぐれているテルビュウムにおいても、発光効率は
 0.1〜0.2ルーメン/Wであり、また、輝度は3
0フートランバートであり、いづれも十分満足すべきも
のとは言い難く、しかも、再現性も必ずしも良くない。
この問題を解決する手段として、本発明の発明者は、E
L膜に含まれる希土類元素とハロゲン元素との組成比と
発光効率・輝度特性との間に相関関係があり、希土類元
素の原子数とハロゲン元素の原子数とが同一の場合、最
もすぐれた発光効率・輝度を実現す゛ることができ、E
LltJ中に含有される希土類元素とハロゲン元素との
組成比を少なくとも化学量論的組成比に比べて希土類元
素の組成比を大きくしておくことが有効であることを発
見して、発光効率等輝度特性のすぐれた薄膜EL素子の
発明を完成した。
また、発光中心としてマンガンを含有する硫化亜鉛より
なるELMを有する薄膜EL素子においては、マンガン
と亜鉛との化学的性質が近似しているため、母材に発光
中心たるマンガンが添加された場合、陽イオンの数が陰
イオンの数より多くなりEL膜に含まれる硫黄が過少と
なりEL膜のy2質が不良になり、発光効率・輝度特性
が悪くなると言う欠点がある。
上記発光中心たる希土類元素とハロゲン元素の組成比を
1に近づける目的と、発光中心たるマンガンの添加にと
もないEL膜の膜質が不良になり、発光効率番輝度特性
が悪くなることを防止する目的とを実現するために1本
発明渚は、硫化水素を成分の一部とするガスをスパッタ
ガスとし硫化亜鉛とハロゲン化希土類元素とをターゲ−
/ )としてなすスパッタ法、または、硫化水素を成分
の一部とするガスをスパッタガスとし硫化亜鉛とマンガ
ンとをターゲットとしてなすスパγり法を使用してEL
膜を製造する薄膜EL素子の製造方法を完成した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記せる1膜EL素子の製造方法(硫化水素を成分の一
部とするスパッタガス中においてなナスバッタ法を使用
してEL膜を製造する薄膜EL素子の製造方法)を実施
して製造した薄膜EL素子は、そのM造当初は発光効率
φ輝度特性が十分満足すべき程度にすぐれているが、E
L膜とその下地(交流駆動型にあっては下部絶縁膜(第
1の絶縁RIJ> 、直流駆動型にあってはITO等よ
りなる透光性電極)との付着性が悪く、スライス工程や
実装工8等の取い扱い期1ift中等にEI、膜が下地
から剥離しやすいと言う欠点がある。
本発明の目的は、発光中心たる希土類元素とハロゲン元
素との組成比を1に近づけて発光効率+1#度特性を向
上するために、または、硫化亜鉛の膜質を良好にして発
光効率・輝度特性を向上するために、硫化水素を成分の
一部とするスパッタガス中においてスパツクをなしてE
L膜を製造するS膜EL素子の製造方法において。
EL膜とその下地との付着性を向上しうる薄膜EL素子
の製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明が採った第1の手段
は、 (イ)透光性ノS板1上に透光性電極2を形成し。
この透光性電極2上に、硫化水素を含むガスをスパッタ
ガスとしてなすスパッタ法を使用して、rit化亜鉛屯
体、または、希土類元素とハロゲン元素もしくはマンガ
ンを含む硫化亜鉛組成物よりなるEL膜4を形成し、こ
のEL膜膜上上対向電極6を形成する薄膜EL素子の製
造方法、または、透光性基板1上に透光性電極2を形成
し。
この透光性基板l上に第1の絶縁v43を形成し、この
第1の絶縁膜3上に、硫化水素を含むガスをスパッタガ
スとしてなすスパッタ法を使用して、硫化亜鉛単体。
または、希土類元素とハロゲン元素もしくはマンガンを
含む硫化亜鉛組成物よりなるEL膜4を形成し、このE
L膜膜上上第2の絶縁膜5を形成し、この第2の絶縁膜
5上に対向電極6を形成する薄膜EL素子の製造方法に
おいて、 (ロ)前記のEL膜4の形成に先立ち、硫化性物質膜8
を形成し、硫化水素を含むガス中において熱処理を施し
て前記の硫化性物質膜8の表面を硫化して硫化物よりな
る結合膜7を形成することにある。
上記の硫化性物質膜としては、醇化イットリュウム膜、
酸化銅膜、酸化タンタル膜、酸化アルミニュウム膜、酸
化ヒ素膜、酸化カドミュウム膜、酸化希土類元素膜、酸
化ゲルマニュウム膜、酸化亜鉛膜、酸化マンガン膜等が
適当である。
上記の目的を達成するために本発明が採った7tS2の
手段は。
(イ)透光性基板l上に透光性電極2を形成し。
この透光性電極2上に第1の絶縁膜3を形成し、硫化水
素を含むガスをスパッタガスとしてなすスパッタ法を使
用して、硫化亜鉛単体、または、希土類元素とハロゲン
元素もしくはマンガンを含む硫化亜鉛組成物よりなるE
L膜4を形成し、このEL膜膜上上第2の絶縁膜5を形
成し。
このEL膜膜上上対向FL極6を形成する薄11QEL
素子の製造方法において、(ロ)前記E L 194の
形成に先立ち、前記の第1の絶縁膜3に、硫黄、セレン
、または。
硫黄とセレンの双方を導入し、熱処理を施し、前記の第
1の絶縁膜3の表面を硫化まタハセレン化して硫化物ま
たはセレン化物よりなる結合膜9を形成することにある
〔作用〕
上記せる付着性不良の原因が、EL膜の材料と下地をな
す材料との化学的結合力が小さいことに起因することは
明らかである。
上記せる場合は、下地をなす第1の絶縁膜またはITO
等よりなる透光性電極の表面に硫化水素が接触すると、
その表面に硫黄が一面に付着する。ところが、この硫黄
は、ファンデルワールス力により、下地をなす第1の絶
縁膜またはITO等よりなる透光性電極に吸着されてい
るにすぎない、換言すれば、硫黄と、第1の絶縁膜をな
すシリコン原子や酸素原イやITOをなすインジュウム
原子、スズ原子、酸素原子等とは化学的に結合していな
い、そのため、スライス工程や実装工程等においてEL
膜がその下地から剥離するのである。
この原因を解消するためには、EL膜の材料とも、また
、下地の材料とも化学的に強固に結合しうる材料の結合
膜を、EL膜とその下地との間に介在させればよいこと
は明らかである。
ところで、薄膜EL素子において、EL膜の下地として
使用される材料は酸化シリコン舎酸窒化シリコン会酸化
イツトリウム等の絶縁物やITO等であり、EL膜の材
料は硫化亜鉛等であるから、このいづれとも化学的に結
合しやすい材料、すなわち、硫黄またはセレンを構成要
素とする材料1例えば、耐硫化イットリュウム膜、耐硫
化銅膜、耐硫化タンタル膜、耐硫化アルミニュウム膜、
耐硫化ヒ素膜、耐硫化カドミュウム膜゛、酸硫化希土類
元素膜、耐硫化ゲルマニュウム膜、酸硫化亜鉛膜、酸化
値マンガン膜、酸セレン化イットリュウム膜、酸セレン
化銅膜、酸セレン化タンタル膜、酸セレン化アルミニュ
ウム膜、酸セレン化ヒ素膜、酸セレン化カドミュウム膜
、酸セレン化希土類元素膜、酸セレン化ゲルマニュウム
膜、耐セレン化亜鉛膜、酸セレン化マンガン膜等よりな
る結合膜を、透光性電極とEL膜との間に。
または、第1の絶縁膜とEL膜との間に、介在させれば
よい。
上記せる結合膜を形成するには、特許請求の範囲第3項
に例記する硫化性物質の膜を硫化水素中で熱処理して、
特許請求の範囲第3項に酸化物として例記する硫化性物
質を硫化して、これらの物質の硫化物を形成しても、ま
た、第1の絶縁膜中に硫黄、セレン等を導入し、その後
熱処理をなして、第1の絶縁膜を構成する物質の硫化物
、または、セレン化物を形成してもよい。
このようにすれば、f&黄の蒸気圧は非常に高いので、
硫黄と硫黄との結合は成立せず、下地構成要素である硫
黄とEL膜をなす硫化亜鉛の亜鉛とが直接に強固に結合
し、硫化亜鉛よりなるEL膜がその下地から剥離するこ
とはない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつ一1特許請求の範囲第2項の実施
例に係る交流駆動型薄膜EL素子1例と、特許請求の範
囲第1項の実施例に係る直流駆動型薄膜EL素子1例と
特許請求の範囲第4頃の実施例に係る交流駆動型薄膜E
L素子1例とについてさらに説明する。
庇上」 特許請求の範囲第2項の実施例に係る交流駆動型薄膜E
LJ子の製造方法について述べる。
第1a図参照 スパッタ法を使用して、ガラス基板l上に厚さ約 2,
000人のITO膜よりなる透光性電極2と酸化シリコ
ンまたは酸窒化シリコンよりなり厚さ約1.50OAの
第1の絶縁膜3とを形成する。
硫化されやすい硫化性物質である酸化ガドリニュウムの
膜8を真空蒸着する。
次ニ、M低水素(5%)を含むアルゴンガス中で、基板
温度を300’Oとして熱処理をなし、酸化ガドリニュ
ウムの膜8の表面を硫化して酸硫化がドリニュウムの膜
よりなる結合膜7に転換する。
つづいて、F&化水素(5%)を含むアルゴンをスパッ
タガスとし、硫化亜鉛と、フッ化テルビュウムをターゲ
ットとして、厚さ約8,000人のEL膜4を形成する
0代表的なスパッタ条件は。
ガス圧はl X to−2torrであり、パワーは硫
化亜鉛ターゲットに対してI KW、フッ化テルビュウ
ムターゲットに対して300Wであり、基板温度は約2
30 ’Oである。成膜後、 800”0・2時間熱処
理をなして、結晶性を向上し、同時に、フッ素とテルビ
ュウムとが緻適の格子位置に位置するようにする。
次に、スパッタ法を使用して、酸化シリコンまたは酸窒
化シリコンよりなり厚さ約 2,000人の第2の絶縁
膜5を形成し、さらに、蒸着法またはスパッタ法を使用
して厚さ約3,000へのアルミニュウム膜よりなる対
向電極(1ν面電極)6を形成する。
以上の工程をもって製造したfM膜EL素子のELll
I24は、その下地と強固に化学的に結合しており、ス
ライス工程や実装工程等の取い扱い期間中等に剥離する
ことはない、また、このEL膜4に含まれるテルビュウ
ムの原子数とフッ素の原子数とは、おへむね同一である
。その輝度(IK)lzで駆動するとき発光しきい電圧
を30VJii過する電圧に対する輝度)は、第4図(
本実施例を実施して製造した交流駆動型薄膜EL素子の
輝度対電圧関係Aを従来技術の輝度対電圧関係Bと比較
して表すグラフ)に従来技術と比較して示しであるよう
に、大幅に向上している。なお1図においてAは本実施
例の値を示し、Bは従来技術の値を示す0図より明らか
なように1発光効率と輝度(IK)lzで駆動するとき
発光しきい電圧を30V超過する電圧に対する輝度)は
それぞれ1.1ルーメン/Wと 200フートランバー
トとに向上して特許請求の範囲第11.riの実施例に
係る直流駆動、!l!!薄膜EL、素子の製造方法につ
いて述べる。
第1b図参照 第1例の場合と同様に、スパッタ法を使用して、ガラス
基板1上に厚さ約2.000人のITO膜よりなる透光
性電極2を形成する。
つづいて、アルゴレをスパッタガスとし、IIi!硫化
イツトリウムをターゲットとして、厚さ約 500Å以
下のm硫化イツトリウム膜よりなる結合IIg7を形成
する。
硫化されやすい硫化性物質である酸化ガドリニュウムの
膜8を真空蒸着する。
次に、硫化水素(5%)を含むアルゴンガス中で、基板
温度を300℃として熱処理をなし1m化ガドリニュウ
ムの膜8の表面を硫化して耐硫化ガドリニュウムの膜よ
りなる結合膜7に転換する。
つづいて、F&化水素(5%)を含むアルゴンをスパッ
タガスとし、硫化亜鉛と、フッ化テルビュウムをターゲ
ットとして、厚さ約8,000人のEL成膜を形成する
0代表的なスパッタ条件は、ガス圧はl X lo−2
torrであり、パワーは硫化亜鉛ターゲットに対して
I KW、フッ化テルビュウムターゲットに対して30
0Wであり、基板温度は約230℃である。成膜後、8
00℃・2時間熱処理をなして、結晶性を向上し、同時
に、フッ素とテルビエウムとが最適の格子位置に位置す
るようにする。
次に、第1例の場合と同様に、蒸着法またはスパッタ法
を使用して厚さ約3.000人のアルミニュウム膜より
なる対向電極(背面電極)6を形成する。
以上の工程をもって製造した薄膜EL素子のEL成膜は
、その下地と強固に化学的に結合しており、スライス工
程や実装工程等の取い扱い期間中等に」敲することはな
い、また、このE L li 4に含まれるテルビエウ
ムの原子数とフッ素の原子数とは、お−〇ね同一である
。その輝度(発光しきい電圧をIQV if、過する電
圧に対する輝度)は、第5図(本実施例を実施して製造
した直流駆動型薄膜EL素子の輝度対電圧関係Aを従来
技術の輝度対電圧関係Bと比較して表すグラフ)に従来
技術と比較して示しであるように、大幅に向上している
。なお、図においてAは本実施例の値を示し、Bは従来
技術の値を示す0図より明らかなように、発光効率と輝
度(発光しきい電圧をIOV超過する電圧に対する輝度
)はそれぞれ0.4ルーメン/Wと 400フートラン
バートとに向上している。
硫化されやすい硫化性物質として、酸化イツトリウム膜
、酸化銅膜、酸化タンタル膜、酸化アルミニュウムS、
e#化ヒ素膜1m化カドミュウム膜、酸化希土類元素膜
、酸化ゲルマニュウム膜。
耐化亜鉛膜、酸化マンガン膜等についても同様の試みを
なしたが、お−むね同様の結果が確認された。
箸」L例 特許請求の範囲第4項の実施例に係る交流駆動型薄膜E
L素子の製造方法について述べる。
第1c図参照 スパッタ法を使用して、ガラス基板1上に厚さ約 2 
、000人のITO膜よりなる透光性電極2と酸化シリ
コンまたは酸窒化シリコンよりなり厚さ約 1,500
人の第1の絶縁膜3とを形成する。
硫黄またはセレンをイオン注入する。イオンff、 入
条件は、ドーズ債IQ14cm−2,加速Ml 圧10
K eVである。その後、約400℃で熱処理をして、
酸化シリコンまたは酸窒化シリコンよりなる第1の絶縁
y23の表面を硫化またはセレン化して、安定な硫化物
またはセレン化物の結合膜9に転換する。
つづいて、硫化水素(5%)を含むアルゴンをスパッタ
ガスとし、硫化亜鉛と、フッ化テルビュウムをターゲッ
トとして、厚さ約e、oooへのELy24を形成する
0代表的なスパッタ条件は。
ガス圧はl X 1O−2torrであり、バク−は硫
化亜鉛ターゲットに対してlK′vi、フッ化テルビュ
ウムターゲットに対して300Wであり、基板温度は約
230℃である。成膜後、 600℃・2時間熱処理を
なして、結晶性を向上し、同時に、フッ素とテルビエウ
ムとが最適の格子位置に位置するようにする。
次に、スパッタ法を使用して、酸化シリコンまたは酸窒
化シリコンよりなり厚さ約2,0OOAの第2の絶縁膜
5を形成し、さらに、蒸若法またはスパッタ法を使用し
て厚さ約3,000人のアルミニュウム膜よりなる対向
電極(背面電極)6を形成する。
以上の工程をもって製造した薄膜EL素子のELl!1
4は、その下地と強固に化学的に結合しており、スライ
ス工程や実装工程等の取い扱い期間中等に剥離すること
はない、また、このEL成膜に含まれるテルビエウムの
原子数とフッ素の原子数とは、お−むね同一である。そ
の輝度(IKHzで駆動するとき発光しきい電圧を30
V超過する電圧に対する輝度)は、第4図(本実施例を
実施して製造した交流駆動型薄膜EL素子の輝度対電圧
関係Aを従来技術の輝度対電圧関係Bと比較して表すグ
ラフ)に従来技術と比較して示しであるように、大幅に
向上している。なお1図においてAは本実施例の値を示
し、Bは従来技術の値を示す6図より明らかなように、
発光効率と輝度(IKHzで駆動するとき発光しきい電
圧を30V超過する電圧に対する輝度)はそれぞれ1.
1ルーメン/Wと 2007−トランバートとに向上し
ている。
〔発明の効果〕
以上説明せるとおり、本出願に含まれる第1の発明に係
る薄膜EL素子の製造方法を実施して製造したti膜E
I、素子のELl151と透光性電極との間、または、
EL膜と第1の絶縁膜との間には、耐硫化イットリュウ
ム膜、酸硫化銅膜、酸硫化タンタル膜、酸硫化アルミニ
ュウム膜、耐硫化ヒ素膜、酸硫化カドミュウム膜、酸硫
化希土類元素膜、酸硫化ゲルマニュウム膜、sf!化亜
鉛膜、耐硫化マンガン膜よりなる結合膜が介在されてい
るので、ELI19は、その下地と強固に化学的に結合
しており、スライス工程や実装工程等の取い扱い期間中
等に剥離することはない、しかも、このEIIQに含ま
れるテルビエウムの原子数とフッ素の原子数とは、お−
むね同一であるから、その輝度は大幅に向上している。
また、本出願に含まれる第2の発明に係る薄膜EL素子
の製造方法を実施して製造した薄膜EL素子のEL膜と
透光性電極との間、または、EL膜と第1の絶縁膜との
間には、硫化物またはセレン化物よりなる結合膜が介在
されているので、EL膜は、その下地と強固に化学的に
結合しており、スライス工程や実装工程等の取い扱い期
間中等に剥離することはない、しかも、このEL膜に含
まれるテルビエウムの原子数とフッ素の原子数とは、お
−〇ね同一であるから、その輝度は大幅に向上している
【図面の簡単な説明】
第1a図は、未発Fllの特許請求の範囲第2項の実施
例に係る交流駆動型薄膜EL素子の断面図である。 第1b図は、本発明の特許請求の範囲第1項の実施例に
係る直流駆動型n膜EL素子の断面図である。 第1c図は1本発明の特許請求の範囲第4項の実施例に
係る交流駆動型薄膜EL素子の断面図である。 第2図は、従来技術に係る直流駆動型薄[EL素子の断
面図である。 第3図は、従来技術に係る交流駆動型薄膜EI。 素子の断面図である。 第4図は、本発明の特許請求の範囲第2項の実施例に係
る交流駆動望薄11QEL素子の輝度(IKHzで駆動
するとき発光しきい電圧を30V超過する電圧に対する
輝度)対電圧関係Aと従来技術の輝度対電圧関係Bと比
較して表すグラフである。 第5図は1本発明の特許請求の範囲第1項の実施例に係
る直流駆動型薄膜EL素子の輝度(発光しきい電圧をI
OV超過する電圧に対する輝度)対電圧関係Aと従来技
術の輝度対電圧関係Bと比較して表すグラフである。 第6図は1本発明の特許請求の範囲第4項の実施例に係
る交流駆動型fill!l!EL素子の輝度(1KHz
で駆動するとき発光しきい電圧を3QV超過する電圧に
対する輝度)対電圧関係Aと従来技術の輝度対電圧関係
Bと比較して表すグラフである。 1・・・透光性基板、 2φ・・透光性電極、 3・・・第1の絶縁膜(上部絶縁膜)。 4・・・EL膜、 5・φ・第2の絶縁膜(下部絶縁膜)。 6・・・対向電極、 7・・・結合膜、 8・・・硫化性物質膜、 9・・Φ結合膜。 本発明 第1a図 本発明 第1b図 本発明 gic  図 先玉(v) 輝浅−實圧特性 vg 4 閃 従来技術 第 2 図 13  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]透光性基板(1)上に透光性電極(2)を形成し
    、 硫化水素を含むガスをスパッタガスとしてなすスパッタ
    法を使用して、硫化亜鉛単体、または、希土類元素とハ
    ロゲン元素もしくはマンガンを含む硫化亜鉛組成物より
    なるEL膜(4)を形成し、 該EL膜(4)上に対向電極(6)を形成する薄膜EL
    素子の製造方法において、 前記EL膜(4)の形成に先立ち、硫化性物質膜(8)
    を形成し、硫化水素を含むガス中において熱処理を施し
    て前記硫化性物質膜(8)の表面を硫化して硫化物より
    なる結合膜(7)を形成することを特徴とする薄膜EL
    素子の製造方法。 [2]前記結合膜(7)の形成に先立ち、前記透光性電
    極(2)上に第1の絶縁膜(3)を形成し、前記EL膜
    (4)の形成後に前記対向電極(6)の形成に先立ち、
    第2の絶縁膜(5)を形成することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の薄膜EL素子の製造方法。 [3]前記硫化性物質膜(8)は、酸化イットリュウム
    膜、酸化銅膜、酸化タンタル膜、酸化アルミニュウム膜
    、酸化ヒ素膜、酸化カドミュウム膜、酸化希土類元素膜
    、酸化ゲルマニュウム膜、酸化亜鉛膜、酸化マンガン膜
    のいづれかであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の薄膜EL素子の製造方法。 [4]透光性基板(1)上に透光性電極(2)を形成し
    、 該透光性電極(2)上に第1の絶縁膜(3)を形成し、 硫化水素を含むガスをスパッタガスとしてなすスパッタ
    法を使用して、硫化亜鉛単体、または、希土類元素とハ
    ロゲン元素もしくはマンガンを含む硫化亜鉛組成物より
    なるEL膜(4)を形成し、 該EL膜(4)上に第2の絶縁膜(5)を形成し、 該EL膜(4)上に対向電極(6)を形成する薄膜EL
    素子の製造方法において、 前記EL膜(4)の形成に先立ち、前記第1の絶縁膜(
    3)に、硫黄、セレン、または、硫黄とセレンの双方を
    導入し、熱処理を施し、前記第1の絶縁膜(3)の表面
    を硫化して、硫化物またはセレン化物よりなる結合膜(
    9)を形成することを特徴とする薄膜EL素子の製造方
    法。 [5]前記硫黄、セレン、または、硫黄とセレンの双方
    の導入には、イオン注入法を使用することを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載の薄膜EL素子の製造方法。
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