JPH10199675A - 薄膜el素子の製造方法 - Google Patents

薄膜el素子の製造方法

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JPH10199675A
JPH10199675A JP9002587A JP258797A JPH10199675A JP H10199675 A JPH10199675 A JP H10199675A JP 9002587 A JP9002587 A JP 9002587A JP 258797 A JP258797 A JP 258797A JP H10199675 A JPH10199675 A JP H10199675A
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JP
Japan
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temperature
film
heat treatment
caga
holding time
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JP9002587A
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Makoto Uchiumi
誠 内海
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス基板上に透明電極、第一絶縁層、カルシ
ウムチオガレートからなる発光層、第二絶縁層、第二電
極を順次積層した薄膜EL素子の、簡易で、良質の素子
が得られる製造方法を提供する。 【解決手段】カルシウムチオガレート層をスパッタ法に
より堆積した後、毎秒0.25〜50℃の昇温速度によ
り、800を超え900℃以下の到達温度で、保持時間
1〜15分間の熱処理、毎秒0.25〜5℃の昇温速度
により、650℃を超え800℃以下の到達温度で、保
持時間1〜60分間の熱処理または、毎秒0.25〜5
℃の昇温速度により、600℃〜650℃の到達温度
で、保持時間1〜60分間の熱処理をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄型表示装置に用
いる薄膜エレクトロルミネッセンス素子(以下薄膜EL
素子と記す)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電圧印加によりエレクトロルミネッセン
スを呈する薄膜EL素子は、高輝度発光、高速応答、広
視野角、薄型軽量、高解像度等の多くの優れた特徴を有
することから、薄型表示装置として注目されている。し
かしながら、現在実用化されているものは、マンガンド
ープの硫化亜鉛(ZnS:Mn)による黄橙色発光のモ
ノカラーディスプレーのみであり、フルカラー化のため
に必要な高輝度、長寿命の青色EL素子の開発が精力的
に進められている。
【0003】先年、特開平5−65478号公報に、色
純度が良く安定な青色EL発光層としてアルカリ土類チ
オガレート薄膜が記載された。チオガレートは、三元素
化合物であり、薄膜の製造において適切な化学量論比を
保持することが困難であると考えられていたが、前記公
開公報において、スパッタ法を用いて成膜をおこなうこ
とにより、適切な化学量論比が満たされることが示され
た。
【0004】上記の公報には熱処理についての記載が無
いが、その発明者らが、ストロンチウムチオガレートお
よびカルシウムチオガレートについて報告した論文によ
れば[Sun S. S. 他:J. Electrochem. Soc. Vol.141(1
994), p2877 ]、スパッタ法で作製したストロンチウム
およびカルシウムチオガレートは、成膜後の膜はアモル
ファスであってルミネッセンスを示さず、結晶化のため
に成膜後の熱処理が必要である。そして、その条件につ
いては窒素または硫化水素雰囲気で650℃以上とある
が、時間については記載がない。なお、ストロンチウム
チオガレートおよびカルシウムチオガレートの実際の組
成は、化学量論比からずれた組成のものもあるが、特に
その組成を問題にする場合以外は、それぞれSrGa2
4 、CaGa2 4 と表すことにする。
【0005】また、特開平4−121992号公報に
は、スパッタ法を用いて成膜したSrGa2 4 の熱処
理方法について、650℃以上850℃以下で1時間以
上、20Pa以上の分圧を有する硫化性ガス雰囲気で熱
処理すると記載されている。しかし、アルカリ土類チオ
ガレート薄膜において、実用輝度に達したという報告は
未だ無く、良質のチオガレート薄膜を熱処理する方法が
探究されている段階である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スパッタ法で成膜した
CaGa2 4 の熱処理をおこなう場合に、上記の熱処
理条件では、到達温度が高く、加熱時間が長いために、
通常のガラス基板では、変形してしまい使用することが
できない。その問題に鑑みて本発明の目的は、スパッタ
法で成膜したCaGa2 4 の熱処理を行う薄膜EL素
子の製造方法において、ガラス基板が変形せず、しかも
良質なCaGa2 4 が形成される、簡易な製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため本発
明は、ガラス基板上に透明電極、第一絶縁層、カルシウ
ムチオガレートからなる発光層、第二絶縁層、第二電極
を順次積層した薄膜EL素子の製造方法において、カル
シウムチオガレート層をスパッタ法により堆積した後、
毎秒0.25〜50℃の昇温速度により、800℃を超
え900℃以下の到達温度で、保持時間1〜15分間の
熱処理をおこなうものとする。
【0008】また、毎秒0.25〜5℃の昇温速度によ
り、600℃を超え800℃以下の到達温度、特に60
0℃を越え650℃以下で、保持時間1〜60分間の熱
処理をおこなうものとする。スパッタ法により成膜され
たCaGa2 4 はアモルファスであり、上記のような
高温、短時間あるいは低温長時間の熱処理によって結晶
化されて、始めて発光する。高温長時間の熱処理では、
基板としたガラスが変形するので避けねばならない。低
温熱処理の場合には、昇温速度が速いと熱処理が不十分
になることがあり、また、あまりに遅い昇温速度では、
他の結晶相を生じ、CaGa2 4 単相にならない。
【0009】3〜20mol %の硫化水素を含むアルゴン
(Ar)ガス、特に、8〜20mol%の硫化水素を含む
アルゴン(Ar)ガスを2.7Paの圧力で導入し、基
板温度300℃でカルシウムチオガレート層をスパッタ
法により堆積することが良い。堆積条件により、カルシ
ウムチオガレートの組成が微妙に変化する。そして詳細
な機構は不明であるが、硫黄含有量が多い雰囲気中で堆
積した膜は、比較的低温の熱処理で良質な結晶になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図4は、薄膜EL素子基本的な構
造を示す断面図である。ガラス基板1上に第一電極2と
なる透明なITO(インジウム錫酸化物)、第一絶縁層
3となる酸化シリコン(SiO2 )膜、酸化窒化シリコ
ン(SiON)膜、発光層4となるCaGa2 4 層、
第二絶縁層となる酸化シリコン(SiO2 )膜、酸化窒
化シリコン(SiON)膜が順に積層され、その表面
に、第二電極6となるアルミニウム電極が設けられてい
る。第一電極2と第二電極6との間に駆動電源7から交
流電圧を印加して発光させるものである。
【0011】発光層4となるCaGa2 4 層は、スパ
ッタ法により形成した後、熱処理によって発光層として
の機能を発揮するようになることは前にも述べた。本発
明は、発光層としての機能を十分に発揮し、しかもガラ
ス基板に悪影響を与えない熱処理条件を確立して、薄膜
EL素子の普及に寄与しようとするものである。CaG
2 4 層の良否を調べるには、勿論EL素子を作製し
て、その発光輝度や寿命を測定すれば良いのであるが、
CaGa2 4 層のX線回折線の強度を測定したとこ
ろ、その強度とCaGa2 4 層の品質との間に正の相
関関係があり、回折線の強度からCaGa2 4 層の品
質を判定できることがわかった。そこで、X線回折線の
強度を指標にして、実験をおこない、一部は更に薄膜E
L素子にして、発光を調べることにした。
【0012】実験の手順は次のようにおこなった。ガラ
ス基板(HOYA株式会社製、NA−40)上に反応性
スパッタ法により、厚さ170nmのITOの第一電極
を形成した。この基板はノンアルカリガラスであり、軟
化点は約650℃である。さらに、シリコンターゲット
を用いて反応性スパッタ法により、酸化シリコン(Si
2 )膜、酸化窒化シリコン(SiON)膜を厚さ21
0nmに形成し、第一絶縁層とした。
【0013】その後、セリウム(Ce)を1mol %含む
カルシウムチオガレート(CaGa 2 4 )ターゲット
を用いて、5mol %(一部は10mol %)の硫化水素
(H2S)を含むアルゴン(Ar)ガスを2.7Paの
圧力で導入し、基板温度300℃で成膜電力を100W
から400Wまで変化させ、スパッタ蒸着をおこない、
厚さ600nmのCaGa2 4 :Ceを成膜した。ス
パッタ後の膜はアモルファス膜であり、これを母材と呼
ぶことにする。母材の成膜速度は成膜電力100Wで
7.5nm/m、成膜電力400Wの場合100nm/
mであり、13倍以上の違いがある。また、成膜後の母
材の組成を比較したところ、硫黄の含有量に大きな違い
があることがわかった。例えば、400Wで成膜した膜
の組成はCaGa2.033 4.257 であり、100Wで成
膜した膜の組成はCaGa2.013 5. 080 であった。
【0014】こうしてCaGa2 4 層を成膜した試料
を用い、赤外線アニール炉で、真空雰囲気、Arガス或
いは硫化水素を10mol %含むArガスを、毎分100
〜500cc流しながら常圧下において、昇温速度0.
1〜20℃/s、到達温度を630〜900℃、保持時
間を0〜120分間まで変化させ、熱処理をおこなっ
た。
【0015】更に、一部の試料については、スパッタ法
により、厚さ210nmのSi3 4 膜、SiO2 膜を
順次形成し、第二絶縁層5とした。次にアルミニウム
(Al)を真空蒸着して第二電極6を設け、EL素子と
して評価した。 [実験1]成膜電力、100W、200W、300W、
400Wで母材を成膜し、昇温速度を0.175℃/
s、0.83℃/sとして真空雰囲気および硫化水素を
10mol %含むArガスを100cc/m流した雰囲気
で到達温度を630℃、保持時間を30分間とした試料
では、CaGa2 4 が形成されなかった。従って、熱
処理としては到達温度650℃、保持時間30分間以上
が必要と考えられる。 [実験2]成膜電力400Wで母材を成膜し、昇温速度
を0.83℃/sとし、Arガスおよび硫化水素を10
mol %含むArガスを100cc/m流し、到達温度を
700、750、800、850、900℃、保持時間
を30分間とした実験をおこなった。
【0016】750℃以上で保持した試料でCaGa2
4 単相が形成された。雰囲気による差は見られなかっ
た。ただし、850、900℃の試料では、ガラス基板
に反りを生じた。 [実験3]成膜電力400Wで母材を成膜し、昇温速度
を0.25〜20℃/sまで変化させ、硫化水素を10
mol %含むArガスを100および500cc/m流
し、到達温度を800℃、保持時間を30分間とした実
験をおこなつた。
【0017】その試料のx線回折測定の結果を図1に示
す。x線回折強度がほぼ0.5以上であれば、概ねCa
Ga2 4 単相が得られていると見なせる。図から0.
25℃/sよりも速い昇温速度の試料でCaGa2 4
単相が得られていることがわかる。雰囲気による差は見
られなかった。また、実験用の赤外線アニール炉の能力
限界に近く、20℃/sまでしか実験していないが、高
い昇温速度の領域で回折線の強度が安定していることか
ら、かなり高い昇温速度でもCaGa2 4 単相が得ら
れると思われる。 [実験4]成膜電力400Wで母材を成膜し、昇温速度
を0.6℃/sで、硫化水素を10mol %含むArガス
を100cc/m流し、到達温度を800℃、保持時間
を0、2、5、10、30、60、120分間とした試
料では、2分間以上保持した試料で、CaGa2 4
相が得られた。ただし、保持時間が120分の試料で
は、ガラス基板に反りを生じた。120分の試料を除く
CaGa2 4 単相が得られた試料については、スパッ
タ法により、第二絶縁層としてSi3 4 膜、SiO2
膜を順次形成し、更にAlを真空蒸着して第二電極6と
して、薄膜EL素子を作製したところ、発光が確認され
た。 [実験5]成膜電力400Wで母材を成膜し、昇温速度
を0.25〜20℃/sまで変化させ、硫化水素を10
mol %含むArガスを100cc/m流し、到達温度を
750℃、保持時間を30分間とした実験をおこなっ
た。
【0018】その試料のx線回折測定の結果も図1に示
した。0.25〜4℃/sの昇温速度の試料で、CaG
2 4 単相が得られている。 [実験6]成膜電力100Wで母材を成膜し、昇温速度
を0.1〜20℃/sまで変化させ、硫化水素を10mo
l %含むArガスを100cc/m流し、到達温度を7
50℃、保持時間を30分間とした実験をおこなった。
【0019】その試料のx線回折測定の結果を図2に示
す。0.1〜10℃/sの昇温速度の範囲の素子で、C
aGa2 4 単相が得られた。CaGa2 4 単相が得
られた試料については、スパッタ法により、第二絶縁層
としてSi3 4 膜、SiO 2 膜を順次形成し、更にA
lを真空蒸着して第二電極6として、薄膜EL素子を作
製したところ、発光が確認された。
【0020】成膜電力400Wの場合よりやや昇温速度
の範囲が広くなっているが、成膜後の母材の組成で硫黄
の含有量に大きな違いがあるが、硫黄含有量が多いとC
aGa2 4 単相を得易い理由はわからない。 [実験7]成膜電力100Wで母材を成膜し、昇温速度
を0.1〜20℃/sまで変化させ、硫化水素を10mo
l %含むArガスを100cc/m流し、到達温度を7
00℃、保持時間を30分間とした実験をおこなった。
【0021】その試料のx線回折測定の結果を図2に示
す。0.1〜4℃/sの昇温速度の素子で、CaGa2
4 単相が得られた。 [実験8]これまでの母材は、5mol %の硫化水素を含
むアルゴン(Ar)ガスを2.7Paの圧力で導入した
中でスパッタ蒸着をおこなったCaGa2 4 :Ceで
あったが、硫化水素を10mol %含むArガスを2.7
Paの圧力で導入した中でスパッタ蒸着して厚さ600
nmのCaGa2 4 母材の試料を作製した。基板温度
は300℃、成膜電力は100Wとした。その組成は、
CaGa2.0 5.5であった。
【0022】昇温速度を0.1〜20℃/sまで変化さ
せ、硫化水素を10mol %含むArガスを100cc/
m流し、到達温度を600℃、保持時間を30分間とし
た実験をおこなった。その試料のx線回折測定の結果を
図3に示す。0.1〜4℃/sの昇温速度の素子で、C
aGa2 4 単相が得られた。
【0023】これまでの母材料より低い到達温度でCa
Ga2 4 単相が得られているが、この場合も母材の組
成で硫黄の含有量が多くなっている。成膜時のArガス
中の硫化水素が20mol %のものでも、同程度の到達温
度でCaGa2 4 単相が得られたが、それ以上の硫化
水素含有量の実験はおこなっていない。以上の実験結果
をまとめると、到達温度が800℃を超える場合は、
0.25℃/s以上の昇温速度で、保持時間が1分以上
ならCaGa2 4 単相が得られる。但しガラス基板の
変形を避けるためには、保持時間を15分間以下にしな
ければならない。
【0024】到達温度が600℃〜800℃の範囲で
は、昇温速度を0.25〜5℃/sとし、保持時間を1
〜60分間とするのがよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、スパ
ッタ法で成膜されたアモルファス状態のCaGa2 4
を、適当な昇温速度で高温、短時間あるいは低温、長時
間の熱処理をすることによって、発光の見られる単相の
カルシウムチオガレートとし、しかもガラス基板が変形
しないようにすることができる。特に、スパッタ条件の
選択によっては、熱処理温度をガラス基板の軟化点であ
る650℃以下に下げることができる。従って、品質の
高いEL素子を安価に製造することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験3および5におけるCaGa2 4 のX線
回折強度と昇温速度との相関を示した図
【図2】実験6および7におけるCaGa2 4 のX線
回折強度と昇温速度との相関を示した図
【図3】実験8におけるCaGa2 4 のX線回折強度
と昇温速度との相関を示した図
【図4】薄膜EL素子の断面図
【符号の説明】 1 ガラス基板 2 第一電極 3 第一絶縁層 4 発光層 5 第二絶縁層 6 第二電極 7 駆動電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 33/20 H05B 33/20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス基板上に透明電極、第一絶縁層、カ
    ルシウムチオガレートからなる発光層、第二絶縁層、第
    二電極を順次積層した薄膜EL素子の製造方法におい
    て、カルシウムチオガレート層をスパッタ法により堆積
    した後、毎秒0.25〜50℃の昇温速度により、80
    0℃を越え900℃以下の到達温度で、保持時間1〜1
    5分間の熱処理をおこなうことを特徴とする薄膜EL素
    子の製造方法。
  2. 【請求項2】ガラス基板上に透明電極、第一絶縁層、カ
    ルシウムチオガレートからなる発光層、第二絶縁層、第
    二電極を順次積層した薄膜EL素子の製造方法におい
    て、カルシウムチオガレート層をスパッタ法により堆積
    した後、毎秒0.25〜5℃の昇温速度により、600
    を越え800℃以下の到達温度で、保持時間1〜60分
    間の熱処理をおこなうことを特徴とする薄膜EL素子の
    製造方法。
  3. 【請求項3】ガラス基板上に透明電極、第一絶縁層、カ
    ルシウムチオガレートからなる発光層、第二絶縁層、第
    二電極を順次積層した薄膜EL素子の製造方法におい
    て、カルシウムチオガレート層をスパッタ法により堆積
    した後、毎秒0.25〜5℃の昇温速度により、600
    ℃を越え650℃の以下の到達温度で、保持時間1〜6
    0分間の熱処理をおこなうことを特徴とする請求項2記
    載の薄膜EL素子の製造方法。
  4. 【請求項4】3〜20mol %の硫化水素を含むアルゴン
    (Ar)ガスを2.7Paの圧力で導入し、基板温度3
    00℃でカルシウムチオガレート層をスパッタ法により
    堆積することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の薄膜EL素子の製造方法。
  5. 【請求項5】7〜20mol %の硫化水素を含むアルゴン
    (Ar)ガスを2.7Paの圧力で導入し、基板温度3
    00℃でカルシウムチオガレート層をスパッタ法により
    堆積することを特徴とする請求項3記載の薄膜EL素子
    の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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