JPS6366961B2 - - Google Patents

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JPS6366961B2
JPS6366961B2 JP1016582A JP1016582A JPS6366961B2 JP S6366961 B2 JPS6366961 B2 JP S6366961B2 JP 1016582 A JP1016582 A JP 1016582A JP 1016582 A JP1016582 A JP 1016582A JP S6366961 B2 JPS6366961 B2 JP S6366961B2
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JP
Japan
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girder
casing
monorail
rod
support
Prior art date
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JP1016582A
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English (en)
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JPS58127803A (ja
Inventor
Hiroshi Tada
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Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
Oiles Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oiles Industry Co Ltd filed Critical Oiles Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、桁部材を軌道として使用し、かつ
該桁部材の端部が固定又は可動支承装置で支持さ
れる単純梁方式で架設されるモノレール桁の支承
構造に関する。
一搬に、第1図及び第2図にみるように、跨座
式のモノレール桁(軌道桁ともいう)Gにおいて
は、一般の道路、鉄道橋に用いられるものと同様
に、桁Gを橋脚B上に位置づけ、かつ該桁の温度
変化による伸縮ならびに荷重の作用による垂直面
内の傾き(撓み)などの変位を逃がし得る構造の
可動及び固定の支承装置Sが桁の両下端部にそれ
ぞれ配される。
一方、このような跨座式のモノレール桁にあつ
ては、一般の橋梁の桁部材に比べて桁幅が狭く物
質的に縦長の長方形断面(又はI形断面)をなす
とともに、平行する桁が互いに独立して架設され
ている(桁相互に斜材等の横構を取付けることが
できない)ので、車輛の往来によつて生じる遠心
力あるいは風荷重などの影響を受けて、鉛直方向
の荷重のみならず水平方向(橋軸直角方向)の荷
重(水平転倒荷重)が特に大きく作用し転倒モー
メントが発生する。
この転倒モーメントによるモノレール桁の転倒
を防止するため従来においては、モノレール桁の
断面を必要以上に大きくするか、あるいは、使用
する支承装置を大型化し、かつ、上沓と下沓とに
転倒防止用の係合部を設ける等の対策が採られて
いるが、これらはいずれも不経済であるばかりで
なく、有効な手だてとはなり得なかつた。
本発明は上記実情に鑑みなされたものであつ
て、特に単純梁方式によつて架設されるモノレー
ル桁、すなわち、モノレール桁の一端に固定支承
装置を配して固定端とし他端を可動支承装置を配
して可動端とする方式で架設されるモノレール桁
に好適な水平転倒荷重に適切に対処できる支承構
造を得ることをその技術的課題とするものであ
る。
本発明のモノレール桁の支承構造はこの課題を
達成するため、次の構成(技術的手段)を採るも
のである。すなわち、共にモノレール桁の端部
下面と橋脚の上面とに固定され、互いに橋軸方向
に併設される全方向回転可能な支承装置と転倒防
止装置とからなり、該転倒防止装置は、○イ開口
部を上方にして橋脚に埋設固定され、その橋軸直
角方向に相対向する内壁にそれぞれ案内部材が配
されたケーシングと、○ロ一端が該ケーシングの内
壁と相対面する側壁に配された摺接板を該ケーシ
ングの案内部材に摺接させるとともに橋軸方向に
は一定の隙間を存して挿入され、他端が該モノレ
ール桁に固定された棒状体とから構成されてな
る。
本発明のモノレール桁の支承構造は上記構成を
採ることにより、次の作用を奏する。すなわち、
モノレール桁に作用する鉛直方向の荷重は支承装
置で支持されるとともに、モノレール桁に生じる
温度伸縮及び撓みなどの橋軸方向の平面内の変位
は転倒防止装置の棒状体に配した摺接板とケーシ
ングに配した案内部材との摺接で案内させて逃が
す。また、水平転倒方向(橋軸直角方向の平面
内)の動き及び荷重は転倒防止装置のみで拘束及
び支持し、このとき、支承装置は全方向回転可能
であるので該支承装置に無理な応力が一切かから
ない。
本発明は叙上の構成よりなり作用を奏するもの
であるので、以下の特有の効果を有するものであ
る。すなわち、モノレール桁に作用する鉛直及び
水平転倒方向の荷重を確実に支持することができ
るとともに、該桁の伸縮並びに傾きなどの変位を
支承装置に無理な応力を発生することなく円滑に
逃がし、かつ桁の落下防止を行えるものである。
また、転倒防止装置のケーシングと棒状体との隙
間を利用して桁の可動及び固定端を自由に構成で
き、このため支承装置を簡単な構造にできるなど
多大の効果を有する。
以下、本発明を第3図ないし第5図に示す実施
例に基づいて詳細に説明する。
図において、Gはモノレール桁、Bは橋脚、C
は該モノレール桁Gと橋脚B間に配された橋軸お
よび橋軸直角方向の傾き(撓み)を逃がすことが
できる全方向回転可能な支承装置である。
1はモノレール桁Gと橋脚B間に支承装置Cと
橋軸方向に直列に併設された転倒防止装置で、該
転倒防止装置1は一端に開口部2を有するケーシ
ング3と一端は該ケーシング3内に嵌挿される断
面が角形の棒状体4より構成されている。
5はケーシング3の橋軸直角方向に相対向する
内壁6に配された案内部材、7は棒状体4のケー
シング3内に嵌挿される部分の内壁6に相対面す
る側壁8に、案内部材5と摺接するように対応し
て配された摺接板である(第3図参照)。
そして、該転倒防止装置1は支承装置3と橋軸
方向に直列に並べて、ケーシング3をその開口部
2を上方にし、かつ該開口部2端が橋脚Bの上面
に位置するように該橋脚Bに埋設固定し、また棒
状体4を一端を該ケーシング3内に配された案内
部材5にその摺接板7が摺接するように嵌挿し
て、他端を桁Gに埋設固定して支承装置Cと併設
される。
また、一対の転倒防止装置1はケーシング3と
棒状体4の嵌挿状態を調整して、モノレール桁G
の可動端および固定端を構成せしめるものであ
る。すなわち、一方の転倒防止装置1には、第4
図に示すように、ケーシング3の橋軸方向に相対
向する内壁9と該ケーシング3内に嵌挿される棒
状体4の該内壁9に相対面する側壁10との間に
桁Gの伸縮ならびに傾きを逃がし得る比較的大き
な隙間(いわゆる伸縮用隙間)11を設け、棒状
体4がケーシング3内を該隙間11の範囲内で橋
軸方向に移動可能にすることによつて可動端が構
成され、また、他方には、第5図に示すように、
ケーシングの内壁9と棒状体の側壁10との間に
桁Gの傾きのみを逃がし得る比較的小さな隙間
(いわゆる傾動用隙間)12を設け、棒状体4が
ケーシング3内を橋軸方向に移動するのを拘束
し、傾きのみを該隙間12の範囲内で逃がすよう
にすることによつて固定端が構成されるものであ
る。
13は全方向回転可能な支承装置Cを構成する
底板で、該底板13はその上面に凹球面14が形
成されている。13aはそのアンカー部材であ
る。
15は支承装置Cを構成する可動体で、該可動
体15は一面に平面16が、他面に凸球面17が
設けられたベアリングプレート型に形成されてい
る。
18は支承装置Cを構成する平板状の摺動板で
ある。18aはそのアンカー部材である。
そして、該支承装置Cは底板13をその凹球面
14を上方にして橋脚Bにアンカー部材13aで
固定し、該底板の凹球面14上に可動体15をそ
の凸球面17を摺接せしめて配し、該可動体の平
面16上に桁Gの下面にアンカー部材18aで固
定した摺動板18を摺接せしめることによつて構
成されるものである。
上述の構成よりなる転倒防止装置1及び支承装
置Cの橋脚B及び橋桁Gの設置手順について以下
に述べる。
まず、モノレール桁Gの製作時に予め桁Gの端
部下面に支承装置Cを構成する一対の摺動板18
と転倒防止装置1を構成する一対の棒状体4をそ
れぞれ配して製作する。また、橋脚Bには該支承
装置Cを構成する可動体15が上面に配された一
対の底板13と、転倒防止装置1を構成するとと
もに棒状体4が嵌挿されて橋軸方向に伸縮用又は
傾動用隙間11,12を形成する一対のケーシン
グ3を、互いに橋軸方向に併設して固定せしめ
る。
しかる後、橋脚B上にモノレール桁Gをその下
面に固定した摺動板18を可動体の平面16に摺
接させ、また棒状体4を該棒状体4の端部側壁8
に配した摺接板7がケーシング3の内壁6に配し
た案内部材5に摺接するように該ケーシング3内
に嵌挿せしめて載置することによつて、一対の転
倒防止装置で桁Gの一方の端部を可動端に、他方
の端部を固定端に構成して、該桁Gを支承せしめ
るものである。
このように、モノレール桁Gを転倒防止装置1
と支承装置Cで支承することにより、桁Gの伸縮
ならびに傾きなどの変位は、転倒防止装置1の棒
状体4に配した摺接板7とケーシング3に配した
案内部材5との摺接で案内せしめて、支承装置C
の摺動板18と可動体16の摺接で逃がすことが
でき、また桁Gに作用する鉛直方向の荷重は支承
装置Cで支持され、さらに水平転倒方向(第3図
の図中矢印e方向)の動きおよび荷重は転倒防止
装置1で支持され、これに伴なう微少な傾きは底
板の凹球面14と可動体の凸球面17の摺接で逃
がすため、支承装置Cには該方向の動きおよび荷
重は作用せず、更に、転倒防止装置のケーシング
3と棒状体4の係合で桁Gの落化防止もできるも
のである。
なお、転倒防止装置1にはケーシング3内への
雨水、塵挨の侵入防止のため、通常の使用におい
ては該ケーシングの開口部2を覆う蓋もしくはカ
バーを棒状体4に付設せしめるものである。
第6図から第9図は、全方向回転可能な支承装
置Cの他の実施例を示すものである。
すなわち、第6図は底板13の上面に凹部19
を形成し、該凹部19内に可動体15を構成する
ゴム弾性体20と摺動板18に摺接するすべり板
21を有する中間板22を収納した密閉ゴム型の
態様を示すもので、ゴム弾性体20の変形で桁G
の傾きを、またすべり板21と摺動板18の摺接
で伸縮を逃がすものである。
また、第7図は底板13上にゴム弾性体23と
薄鋼板24を積層し、一面にすべり板25を配し
た可動体15をすべり板25が摺動板18に摺接
するように一体に配したゴム積層型の態様を示す
もので、ゴム弾性体23の変形で桁Gの傾きを、
またすべり板25と摺動板18の摺接で伸縮を逃
がすものである。
さらに、第8図は底板13の上面に凸球面26
を、また摺動板18の下面に凹球面27を一体に
形成し、該凹凸球面26,27の摺接で可動体1
5を構成するヒンジ型の態様を示すもので、凹凸
球面26,27の摺接で桁Gの傾きを逃がすもの
である。なお、該態様はとくに桁Gの固定端に配
する支承装置Cとして好適である。
更に、第9図は底板13上に下面にすべり板2
8を嵌着して有し、上面に凸球面29を形成した
可動体15を該底板13とすべり板28が摺接す
るように配し、該可動体の凸球面29には摺動板
18をその下面に形成した凹球面30を摺接せし
めて嵌合したすべりヒンジ型の態様を示すもの
で、すべり板28と底板13の摺接で桁Gの伸縮
を、また傾きを凹凸球面29,30の摺接で逃が
すものである。該態様は第8図に示す実施例の支
承装置Cと対応せしめて桁Gの可動端に配する支
承装置Cとして好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はモノレール桁の配置並びに
作用説明図、第3図は本発明のモノレール桁の支
承構造を示す縦断正面図、第4図は可動端の支承
構造の縦断側面図、第5図は固定端の支承構造の
縦断側面図、第6図ないし第9図は支承装置の他
の実施態様を示す断面図である。 G……モノレール桁、B……橋脚、C……支承
装置、1……転倒防止装置、2……開口部、3…
…ケーシング、4……棒状体、5……案内部材、
6……内壁、8……側壁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 共にモノレール桁Gの端部下面と橋脚Bの上
    面とに固定され、互いに橋軸方向に併設される全
    方向回転可能な支承装置Cと転倒防止装置1とか
    らなり、 前記転倒防止装置1、開口部2を上方にして橋
    脚Bに埋設固定され、その橋軸直角方向に相対向
    する内壁6にそれぞれ案内部材5が配されたケー
    シング3と、一端が前記ケーシング3の内壁6と
    相対面する側壁8に配された摺接板7を前記ケー
    シング3の案内部材5に摺接させるとともに橋軸
    方向には一定の隙間を存して挿入され、他端が前
    記モノレール桁Gに固定された棒状体4とから構
    成されてなる、 ことを特徴とするモノレール桁の支承構造。 2 全方向回転可能な支承装置Cは可動支承であ
    るとともに、転倒防止装置1のケーシング3と棒
    状体4との橋軸方向の隙間はモノレール桁Gの伸
    縮移動並びに撓み変位を逃し得る隙間とした、特
    許請求の範囲第1項に記載のモノレール桁の支承
    構造。 3 全方向回転可能な支承装置Cは可動支承であ
    るとともに、転倒防止装置1のケーシング3と棒
    状体4との橋軸方向の隙間はモノレール桁Gの撓
    み変位のみを逃がし得る隙間とした、特許請求の
    範囲第1項に記載のモノレール桁の支承構造。 4 全方向回転可能な支承装置Cは固定支承であ
    るとともに、転倒防止装置1のケーシング3と棒
    状体4との橋軸方向の隙間はモノレール桁Gの撓
    み変位のみを逃し得る隙間とした、特許請求の範
    囲第1項に記載のモノレール桁の支承構造。
JP1016582A 1982-01-27 1982-01-27 転倒防止装置を併設したモノレ−ル桁の支承構造 Granted JPS58127803A (ja)

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JPS58127803A (ja) 1983-07-30

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