JPS6346805B2 - - Google Patents

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JPS6346805B2
JPS6346805B2 JP1664580A JP1664580A JPS6346805B2 JP S6346805 B2 JPS6346805 B2 JP S6346805B2 JP 1664580 A JP1664580 A JP 1664580A JP 1664580 A JP1664580 A JP 1664580A JP S6346805 B2 JPS6346805 B2 JP S6346805B2
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JP
Japan
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casing
columnar body
bridge axis
bearing
support device
Prior art date
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JP1664580A
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Hiroshi Tada
Naofusa Iwaki
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Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
Oiles Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、橋梁、高架とくに橋桁を軌道として
使用するモノレールなどの橋桁の一つの支点で支
持する支承装置に関するものである。
一般に、これらの橋桁の支点では、該橋桁が道
路、鉄道用などの橋梁、高架に比らべて桁幅が狭
いため、車輛の往来によつて生じる遠心力ならび
に風荷重などの影響を受けて、鉛直および転倒モ
ーメントなどによる水平方向の荷重がとくに発生
しやすい。このため橋脚上で該橋桁を支持する支
承装置は該荷重を支持でき、さらに橋桁そのもの
を軌道として使用する関係から該橋桁の設置時に
隣接する橋桁の軌道面が同一となるようにその位
置を調整し得るような構造であることが望まれ
る。また、該支承装置は一般の道路、鉄道橋に用
いられるものと同様に橋桁を橋脚上に位置づける
とともに、該橋桁の温度変化による伸縮ならびに
荷重の作用による垂直面内の傾き(たわみ)など
の変位に対処するため、橋桁の垂直面内の傾きの
みを逃がす機能を有する固定支承装置と該固定支
承装置の機能に加えて、とくに橋軸方向への橋桁
の移動いわゆる橋桁の伸縮を逃がす機能を有する
可動支承装置とに大別される。
そして、これらは橋梁の構成によつて配置が決
定、たとえば連続桁においては特定の橋脚に固定
支承装置を、他の橋脚には可動支承装置を、また
単純桁においては橋桁の一端を支持する橋脚に固
定支承装置を、他端を支持する橋脚には可動支承
装置を配する組合わせで常に用いられるものであ
る。
これらに鑑み、従来より一つの支点で橋桁を支
持する支承装置として種々の検討がなされ、たと
えば橋桁と橋脚間に橋桁に作用する荷重を支持
し、かつ該橋桁の伸縮ならびに傾きを逃がすた
め、曲面状の支圧部材を配するとともに、該橋桁
と橋脚を別途に設けたアンカーボルトで連結せし
める構造、あるいはローラーよりなる支圧部材を
用いる構造のものが提案されている。
しかしながら、これらは上記の性能を満足させ
るために構造が複雑になるとともに、いずれも橋
脚上に露出して載置されるため支承機能を阻害す
るような異物の侵入ならびに各部材の耐久性を低
下せしめる腐食が生じやすく、保守管理が煩雑と
なる不具合が残されている。
本発明は、上記の性能を満足せしめるとともに
支圧部材の位置を橋脚の上面より下方にすなわち
橋脚内に位置せしめて、従来の支承装置における
不具合を除去し、製作ならびに設置が容易な支承
装置を得るものである。
すなわち、橋脚などの下部構造に一端に開口部
を有する箱状のケーシングを該開口部を上方にし
て埋設固定し、該ケーシング内には橋桁などの上
部構造に固定された柱状体の一端が開口部より該
柱状体とケーシングの底面との間には支圧部材
を、また橋軸あるいは橋軸直角方向の該ケーシン
グの側壁と柱状体の側面もしくは支圧部材との間
には該柱状体の橋軸方向の移動を規制する移動規
制部材を、さらに橋軸直角方向の柱状体の側面と
ケーシングの側壁との間には案内部材をそれぞれ
配して嵌挿されるとともに、ケーシングと該ケー
シング内に配された前記各部材とで形成される空
間には粘性体が充填されており、該支圧部材で上
部構造の鉛直方向の荷重を支持せしめるとともに
橋軸方向の変位を逃がし、また案内部材で水平方
向の荷重を支持せしめるとともに前記変位を案内
せしめるようにした支承装置を提供するものであ
る。以下、本発明の実施例を図面において詳細に
説明する。
なお、実施例図は第2図から第9図および第1
4図から第21図は橋桁の伸縮ならびに傾きなど
の変位を逃がす機能を有する可動支承装置の態様
を例示し、また第10図から第13図は橋桁の傾
きなどの変位のみを逃がす機能を有する固定支承
装置の態様を例示した。
Gはコンクリートあるいは鋼材で構成される橋
桁などの上部構造、Bはコンクリートで構成され
る橋脚などの下部構造、Cは該上下部構造G,B
間に配される支承装置である。
1は支承装置Cを構成するケーシングで、該ケ
ーシング1は一端に開口部2を有する箱状に形成
されている。
そして、該ケーシング1は開口部2を上方にし
て、下部構造Bに設けられた箱抜き凹部3に埋設
固定される。
4はケーシングの開口部2と対応する底面、
5,5はケーシング1の橋軸方向の側壁、6,6
はその橋軸直角方向の側壁である。
7はケーシングの開口部2の外周縁に配された
シール材で、該シール材7は該外周縁に固定され
たシール受け部8に保持せしめられている。
9は支承装置Cを構成する柱状体で、該柱状体
9は一端をケーシング1内にその開口部2より嵌
挿され、他端を上部構造Gに該上部構造Gと一体
に形成して固定される。
10,10は柱状体9の橋軸方向の側面、1
1,11はその橋軸直角方向の側面である。
12はケーシングの開口部2を覆う蓋で、該蓋
12はケーシングの開口部2の外周縁に配された
シール材7に当接するように、柱状体の側面1
0,11に付設される。
13はケーシングの底面4と柱状体9との間に
配された支圧部材である。
該支圧部材13は一面が凸曲面14に、他面が
平面15に形成されており、該凸曲面14の軸線
を橋軸直角方向に向けてケーシングの底面4に当
接させ、その平面15を柱状体9の端面に設けた
嵌合溝16に嵌合せしめて配され、上部構造Gの
鉛直方向の荷重を支持するとともに伸縮ならびに
傾きなどの変位を凸曲面14の摺接で逃がすよう
に構成されている。
17,17はケーシング1の橋軸直角方向の側
壁6,6と柱状体9の該方向の側面11,11と
の間に配された案内部材である。
該案内部材17は平板状のすべり材18と該す
べり材18と摺接する摺動板19より構成されて
おり、摺動板19を柱状体の側面11にたとえば
溶接などにより固定せしめ、すべり材18を摺動
板19と摺接するようにケーシングの側壁6にた
とえば接着などにより固定して配されている。
そして、該案内部材17は上部構造Gの水平方
向の荷重を支持するとともに該上部構造Gの動き
に追従する柱状体9の案内、ならびに該柱状体9
とケーシング1の位置関係を一定に保持する働き
を有している。
20,20は柱状体9の橋軸方向の移動を規制
する移動規制部材である。
該移動規制部材20はケーシング1に該ケーシ
ングの側壁5と柱状体の側面10との間に上部構
造Gの伸縮に伴なつて、該柱状体9が橋軸方向に
柱状体9に固定された支圧部材13とケーシング
の底面4との摺接で所定量移動可能な隙間21,
21を形成するように固定して配され、該柱状体
9のそれ以上の移動を移動規制部材20が支圧部
材13を拘束することによつて規制せしめるもの
である。22はケーシング1に充填された粘性体
で、該粘性体22はケーシング1と該ケーシング
1内に配された柱状体9、支圧部材13、案内部
材17および移動規制部材20とで形成される空
間に充填されて、前記各部材の防錆作用をなすと
ともに、ケーシング1内とくに支圧部材13と案
内部材17への雨水ならびに異物の侵入を前述し
た蓋12およびシール材7とともに防止するもの
である。
なお、該粘性体22は各部材の動きを妨たげる
ことなく前述した機能を維持するため比重が1以
上で凍結が生じにくい(このことは、雨水の混入
防止、凍結による体積膨張で上下部構造G,Bお
よび支承装置Cの損傷防止上有用である。)性状
の物質、たとえば炭化水素系物質あるいはこれら
に添加剤を配したものが望ましい。
23は下部構造Bの箱抜き凹部3充填されたモ
ルタルで、ケーシング1を該下部構造Bに固定せ
しめるものである。
24は位置調整装置で、たとえば鉛直ジヤツキ
などが用いられる。
斯く上部構造Gの鉛直方向の荷重を支持しかつ
変位を逃がす支圧部材13ならびに水平方向の荷
重を支持し、かつ前記変位を案内する案内部材1
7を下部構造B内に位置せしめるように支承装置
Cを構成することにより、各部材を腐食ならびに
異物の侵入などより保護できるため、耐久性が向
上するとともに支承機能の低下を防止でき、保守
管理が簡易となるものである。
ここで、本発明の支承装置Cならびに上部構造
Gの設置方法について詳述する。
すなわち、シール材7および移動規制部材20
ならびに案内部材17を構成するすべり材18が
配され、かつ粘性体22が充填されたケーシング
1内に、上部構造Gと一体に形成され、蓋12お
よび支圧部材13ならびに案内部材17を構成す
る摺動板19が配された柱状体9をその開口部2
よりケーシングの底面4に支圧部材13が、また
案内部材17のすべり材18と摺動板19がそれ
ぞれ摺接し、かつ蓋12がシール材7と当接する
ように嵌挿して支承装置Cを構成する。
ついで、該状態でケーシング1と上部構造Gと
一体となつた柱状体9を仮固定して、支承装置C
を上部構造Gに一体に取付ける。
なお、該仮固定はたとえばシール受け部8と蓋
12との間に板材を配して溶接仮止するなどの手
段が用いられるものである。
しかる後、下部構造B上に支承装置Cを上部構
造Gとともに、該上部構造Gは下部構造B上に配
した位置調整装置24で仮受せしめ、該支承装置
Cは下部構造Bの構築時に該下部構造Bにあらか
じめ設けられた箱抜き凹部3を嵌挿せしめて配す
る。
ついで、該位置調整装置24で支承装置Cとも
ども上部構造Gの上下、傾きなどの位置調整を行
ない、該位置調整後下部構造Bの箱抜き凹部3に
モルタル23を充填してケーシング1、換言すれ
ば支承装置Cを該下部構造Bに固定したのち、上
述した仮固定を取除くことによつて、支承装置C
ならびに上部構造Gの設置が完了するものであ
る。なお、該設置方法において、あらかじめ上部
構造Gと一体になつた柱状体9にケーシング1を
配して、換言すれば上部構造Gに支承装置Cを一
体に取付けたのち、下部構造Bに配する態様につ
いて述べたが、ケーシング1をあらかじめ下部構
造Bに配し、しかる後該ケーシング1に上部構造
Gと一体に形成した柱状体9を嵌挿せしめる態様
も採り得るものである。
ここで、該実施例において支圧部材13は凸曲
面14をケーシングの底面4に当接せしめる態様
を、また案内部材17はすべり材18をケーシン
グの側壁6に固定して摺動板19と摺接せしめる
態様を、さらに移動規制部材20は支圧部材13
を拘束するようにケーシング1に固定して配する
態様をそれぞれ述べたが、これらは該態様に限定
されるものではない。
すなわち、支圧部材13は凸曲面14は柱状体
9に当接せしめるように固定する態様、また案内
部材17は柱状体の側面11にすべり材18を固
定して、摺動板19と摺接せしめる態様、あるい
は摺動板19を用いずに柱状体の側面11もしく
はケーシングの側壁6に平板状のすべり材18の
みを固定し、該側壁6もしくは側面11に直接す
べり材18を摺接せしめる態様、さらには橋軸直
角方向の微少変位を吸収せしめるため、すべり材
18をゴム弾性体と一体に重層せしめて、柱状体
の側面11もしくはケーシングの側壁6に固定
し、該すべり材18を側壁6もしくは側面11に
直接あるいはこれらに配した摺動板19に摺接せ
しめる態様としても同等の効果が得られるもので
ある。
さらに、移動規制部材20はケーシング1に柱
状体9を直接拘束するように固定して配する態様
としても同等の効果が得られるものである。
なお、支圧部材13の柱状体9(もしくはケー
シング1)への固定は、嵌合溝16を設けること
なく直接溶接などによつて固定する方法も適用さ
れるものである。
また、柱状体9に設けた蓋12およびケーシン
グ1に設けたシール材7は、異物ならびに雨水の
侵入を粘性体22で行なう場合は除去する態様も
可能である。
第4図から第7図は、支圧部材13の他の実施
例を示すものである。
すなわち第4図および第5図に示す実施例は一
面を凸曲面14に、他面を平面15に形成した支
圧部材13の凸曲面14をケーシングの底面4に
設けた凹曲面25を有する受け座に摺接せしめる
とともに平面15を柱状体9の端面に配された摺
動板26に摺接せしめ、上部構造Gの伸縮などの
変位は摺動板26と平面15との摺接で、また傾
きなどの変位は凹曲面25と凸曲面14との摺接
でそれぞれ逃がす態様を示すものである。
斯く構成することにより、支圧部材の凸曲面1
4とケーシングの凹曲面25ならびに平面15と
摺動板26はそれぞれ面接触となるため支圧面積
が増大し、上部構造Gの鉛直方向の荷重を支持す
る能力が増大、換言すれば一定の荷重であれば支
圧部材13を小型化できるものである。
なお、支圧部材13は該実施例とは逆の態様す
なわち柱状体9の端面に凹曲面を設けて凸曲面1
4を、かつケーシングの底面4に摺動板を配して
平面15をそれぞれ摺接せしめる態様、さらには
摺動板26を用いずに該支圧部材13の平面15
を柱状体9もしくはケーシングの底面4に直接摺
接せしめる態様としても同等の効果が得られるも
のである。
また、第6図および第7図に示す実施例は支圧
部材13をゴム弾性体27と該ゴム弾性体27の
一面に加硫接着などにより一体に重層して配され
たすべり材28と該すべり材28と摺接する摺動
板29より構成し、摺動板29を柱状体9の端面
に、またすべり材28を重層したゴム弾性体27
を該すべり材28が該摺動板29と摺接するよう
にケーシングの底面4に配して、上部構造Gの伸
縮などの変位は摺動板29とすべり材28の摺接
で、また傾きなどの変位はゴム弾性体27の変形
で逃がす態様を示すものである。
斯く構成することにより、支圧部材の摺動板2
7とすべり材28が面接触となるため支圧能力が
増大するとともに、軌道を構成する上部構造Gの
振動をゴム弾性体27で吸収せしめることができ
るという効果をも生ずる。
なお、支圧部材13は該実施例とは逆の態様、
すなわちケーシングの底面4に摺動板をまた柱状
体9の端面にすべり材を重層したゴム弾性体を該
すべり材が摺動板と摺接するように配する態様、
さらには摺動板29を用いずにすべり材28を重
層したゴム弾性体27を該すべり材28が柱状体
9の端面もしくはケーシングの底面4に直接摺接
するように、該柱状体9もしくはケーシングの底
面4に配する態様としても同等の効果が得られる
ものである。
第8図および第9図は、案内部材17の他の実
施例を示すものである。
該実施例は案内部材17を一面を凸曲面30
に、他面を平面31に構成すなわち第2図および
第3図の実施例で述べた支圧部材13と同一構成
とし、凸曲面30をケーシングの側壁6に当接さ
せ、平面31を柱状体の側面に設けた嵌合溝32
に嵌合せしめた態様を示すものである。
斯く構成することにより、構造がより簡易にな
り製作ならびに組立てなどの作業性が向上せしめ
られるものである。
なお、案内部材17は該実施例とは逆の態様、
すなわち柱状体の側面11に凸曲面30を当接せ
しめるように配する態様としても同等の効果が得
られ、また凸曲面30の軸線は橋軸方向あるいは
鉛直方向のいずれに沿うように配しても、その効
果に差異は生じないものである。
なお、案内部材17の柱状体の側面11(もし
くはケーシングの側壁6)への固定は、嵌合溝3
2を設けることなく、直接溶接などによつて固定
する方法も適用されるものである。
第10図から第13図は、移動規制部材20の
固定方法、とくに上部構造Gの傾きなどの変位の
みを逃がす固定支承装置Cを構成する実施例を示
すものである。
すなわち、第10図および第11図に示す実施
例は、移動規制部材20をケーシングの側壁5と
柱状体の側面10との間に上部構造Gの傾きに伴
なつて、該柱状体9が柱状体9に固定された支圧
部材13の転動で、所定量傾動可能な隙間33を
形成するようにケーシング1に固定し、上部構造
Gの伸縮による該柱状体9の移動は、該移動規制
部材20で拘束せしめる態様を示すものである。
また、第12図および第13図に示す実施例
は、支圧部材13をゴム弾性体34で形成し、移
動規制部材20を一面を凸曲面35に他面を平面
36に構成、すなわち第2図および第3図の実施
例で述べた支圧部材13と同一構成とした態様を
示すものである。
そして、該移動規制部材20は凸曲面35をそ
の軸線を橋軸直角方向に向けてケーシングの側壁
5に当接させ、平面36を柱状体の側面10に設
けた嵌合溝37にケーシングの側壁5と移動規制
部材20との間に隙間を設けることなく嵌合固定
せしめることによつて、上部構造Gの傾きなどの
変位を該凸曲面35を案内とするゴム弾性体34
よりなる支圧部材の変形で逃がし、該上部構造G
の伸縮による柱状体9の移動はその当接で拘束せ
しめるものである。
また、移動規制部材20は実施例とは逆の態様
いわゆる柱状体の側面10に凸曲面35を当接せ
しめるように配する態様としても同等の効果が得
られるものである。
なお、移動規制部材20の柱状体の側面10
(もしくはケーシングの側壁5)への固定は、嵌
合溝37を設けることなく直接溶接などによつて
固定する方法も適用されるものである。
以上述べた各実施例において、支承装置Cの柱
状体9は上部構造Gとあらかじめ一体に形成する
態様について述べたが、該柱状体9をたとえば第
14図および第15図に示すように柱状体9の蓋
12が取付けられる側の一端側面に、コンクリー
トとの付着力を増大せしめる突起38を設けて別
体に製作し、該柱状体9を直接上部構造Gに埋設
固定して一体化せしめる態様、あるいは第16図
および第17図に示すように柱状体9の蓋12が
取付けられる側の端面にアンカーボルト39を付
設せしめた固定部材40を設けて別体に製作し、
該アンカーボルト39を上部構造Gに埋設固定し
て一体化せしめる態様、もしくは第18図および
第19図に示すように柱状体9の蓋12が取付け
られる側の端面に螺合部41を設けた固定部材4
0を配して別体に製作し、該柱状体の螺合部41
に鋼棒(PC鋼棒)42を配して、該PC鋼棒42
で上部構造Gと緊結して一体化せしめる態様も採
り得るものである。
また、支承Cおよび上部構造Gの位置調整を上
下部構造G,B間に位置調整装置24を配して行
なう態様について述べたが、支承装置Cと下部構
造Bとの間に第20図および第21図に示すよう
に該支承装置Cとともに下部構造Bに埋設せしめ
るチエツクバルブ43が設けられたパイプ44で
連通せしめられるとともに一面にすべり材45が
配されたフラツトジヤツキ46をすべり材45が
支承装置Cと当接するように配し、該フラツトジ
ヤツキ46に硬化性の樹脂47を注入して位置を
調整し、チエツクバルブ43を閉鎖して樹脂47
を硬化せしめて位置調整を行なうという態様も採
り得るものである。
さらに、本発明は各実施例で述べた種々の態様
を適宜組合わせることにより、種々の支承装置C
が構成せしめられるものである。
なお、本発明では上部構造Gの伸縮を逃がす場
合、換言すれば可動支承装置において該伸縮は支
圧部材13とケーシングの底面4もしくは柱状体
9あるいはこれらに配した摺動板26,29との
摺動で逃がす態様を示したが、該伸縮をケーシン
グの底面4と柱状体9との間にあつて転動で逃が
すローラーよりなる支圧部材13を用いる態様と
することも可能である。
また、傾きなどの変位のみを逃がす場合、換言
すれば固定支承装置においては、柱状体9とケー
シングの底面4に互いに重なり合う係合板を配
し、かつ該係合板をピンで連結せしめる支圧部材
13を用いる態様とすることも可能である。
本発明は上述の構成よりなり、下部構造内に支
承装置を位置せしめることにより、従来の支承装
置に比し異物などの侵入ならびに発錆が防止され
るため、保守管理が簡易になるとともにその機能
を長期にわたつて維持せしめられ、また位置調整
ならびに上下部構造への設置作業も容易に行なう
ことができるなど多大な効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、支承装置の配置を示す説明図、第2
図は、本発明の支承装置を示す縦断側面図、第3
図は、その縦断正面図、第4図および第6図は、
支承装置を構成する支圧部材の他の実施例を示す
縦断側面図、第5図および第7図は、第4図およ
び第6図におけるそれぞれの縦断正面図、第8図
は、支承装置を構成する案内部材の他の実施例を
示す縦断側面図、第9図は、その縦断正面図、第
10図および第12図は、支承装置を構成する移
動規制部材の他の実施例を示す縦断側面図、第1
1図および第13図は、第10図および第12図
におけるそれぞれの縦断正面図、第14図、第1
6図および第18図は、支承装置を構成する柱状
体の他の実施例を示す縦断側面図、第15図、第
17図および第19図は、第14図、第16図お
よび第18図におけるそれぞれの縦断正面図、第
20図は、支承装置の位置調整方法の他の実施例
を示す縦断側面図、第21図は、その縦断正面図
である。 G:上部構造、B:下部構造、C:支承装置、
1:ケーシング、2:開口部、4:底面、5,
6:側壁、9:柱状体、10,11:側面、1
3:支圧部材、17:案内部材、20:移動規制
部材、22:粘性体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 橋脚などの下部構造に埋設固定されるケーシ
    ング内に橋桁などの上部構造に固定される柱状体
    が嵌挿せしめられてなる支承装置において、該ケ
    ーシングは一端に開口部を有する箱状に形成さ
    れ、下部構造に該開口部を上方にして埋設固定さ
    れており、該ケーシング内には上部構造に固定さ
    れた柱状体が、該開口部より柱状体とケーシング
    の底面との間には支圧部材を、また該ケーシング
    と橋軸方向の柱状体の側面もしくは支圧部材との
    間には該柱状体の橋軸方向の移動を規制する移動
    規制部材を、さらに橋軸直角方向の柱状体の側面
    とケーシングの側壁との間には案内部材をそれぞ
    れ配して嵌挿されるとともに、ケーシングと該ケ
    ーシング内に配された前記各部材とで形成される
    空間には粘性体が充填されており、該支圧部材で
    上部構造の鉛直方向の荷重を支持せしめるととも
    に橋軸方向の変位を逃がし、また案内部材で水平
    方向の荷重を支持せしめるとともに前記変位を案
    内せしめるようにした支承装置。 2 橋軸あるいは橋軸直角方向のケーシングの側
    壁と柱状体の側面もしくは支圧部材との間に、該
    柱状体が橋軸方向に所定量移動可能な隙間を形成
    するように移動規制部材を配した特許請求の範囲
    第1項記載の支承装置。 3 橋軸あるいは橋軸直角方向のケーシングの側
    壁と柱状体の側面もしくは支圧部材との間にブロ
    ツク状の移動規制部材を配した特許請求の範囲第
    1項または第2項記載のいずれかに記載の支承装
    置。 4 橋軸方向の柱状体の側面とケーシングの側壁
    との間に一面を凸曲面に他面を平面に形成した移
    動規制部材を、該凸曲面の軸線を橋軸直角方向に
    向けて配した特許請求の範囲第1項記載の支承装
    置。 5 柱状体とケーシングの底面との間にゴム弾性
    体よりなる支圧部材を配した特許請求の範囲第1
    項または第3項または第4項記載のいずれかに記
    載の支承装置。 6 柱状体とケーシングの底面との間に一面を凸
    曲面に、他面を平面に形成した支圧部材を該凸曲
    面の軸線を橋軸直角方向に向けて配した特許請求
    の範囲第1項または第2項または第3項または第
    4項記載のいずれかに記載の支承装置。 7 柱状体とケーシングの底面との間に一面を凸
    曲面に、他面を平面に形成した支圧部材を該柱状
    体あるいはケーシングの底面に軸線を橋軸直角方
    向に向けた凹曲面を形成せしめて、該凹曲面に凸
    曲面が当接するように配した特許請求の範囲第1
    項または第2項または第3項または第4項記載の
    いずれかに記載の支承装置。 8 柱状体とケーシングの底面との間にゴム弾性
    体の一面にすべり材を一体に重層した支圧部材を
    配して特許請求の範囲第1項または第2項または
    第3項または第4項記載のいずれかに記載の支承
    装置。 9 柱状体とケーシングの底面との間にローラー
    よりなる支圧部材を配した特許請求の範囲第1項
    または第2項または第3項または第4項記載のい
    ずれかに記載の支承装置。 10 橋軸直角方向の柱状体の側面とケーシング
    の側壁との間に平板状のすべり材よりなる案内部
    材を配した特許請求の範囲第1項または第2項ま
    たは第3項または第4項または第5項または第6
    項または第7項または第8項または第9項記載の
    いずれかに記載の支承装置。 11 橋軸直角方向の柱状体の側面とケーシング
    の側壁との間に一面を凸曲面に、他面を平面に形
    成した案内部材を配した特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項または第3項または第4項または第5
    項または第6項または第7項または第8項または
    第9項記載のいずれかに記載の支承装置。 12 橋軸直角方向の柱状体の側面とケーシング
    の側壁との間にゴム弾性体の一面にすべり材を一
    体に重層した案内部材を配した特許請求の範囲第
    1項または第2項または第3項または第4項また
    は第5項または第6項または第7項または第8項
    または第9項記載のいずれかに記載の支承装置。 13 柱状体を上部構造と一体もしくは別体に形
    成して、該上部構造に固定した特許請求の範囲第
    1または第2項または第3項または第4項または
    第5項または第6項または第7項または第8項ま
    たは第9項または第10項または第11項または
    第12項記載のいずれかに記載の支承装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130372A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Oiles Ind Co Ltd 構造物の支承構造体及びその製造方法

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