JP3358279B2 - 構造物用弾性支承体及びストッパの据付方法 - Google Patents

構造物用弾性支承体及びストッパの据付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震等の振動エネルギ
を吸収して、橋脚等の支持台上に架設されたコンクリー
ト製の橋梁桁その他のコンクリート構造物の破壊を防止
するために用いられる構造物用弾性支承体及びストッパ
の据付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種構造物用弾性支承体の据付方法と
して、例えば特開昭63−315723号公報に開示さ
れているように、橋桁等のコンクリート製上部構造物を
支承するゴム支承の剪断変形量を少なくするために、ゴ
ム支承を上部構造物の収縮に追従移動させ、続いてゴム
支承の下部をさらに上部構造物収縮方向に強制的に移動
させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公報
に記載された従来の構造物用弾性支承体の据付方法は、
下部支持板と下部係止部材とゴム層の下部とをジャッキ
により上部構造物の残りの収縮量にほぼ等しい量だけ移
動させ、下部係止部材を下部支持板に嵌合した状態で下
降移動させ、下部係止部材をベースプレートにおける係
止部材落し込み嵌合用係止孔に落し込み嵌入させている
ため、上記の下部支持板等を移動させる量でもある上部
構造物の残りの収縮量にほぼ等しい量は、この予め形成
された係止部材落し込み嵌合用係止孔の位置によって制
限される。一般に橋桁等のコンクリート製上部構造物の
収縮量はその組成、温度等によって種々ばらつき、した
がって上記のように予め形成された係止部材落し込み嵌
合用係止孔に下部係止部材を落し込み嵌入させて下部支
持板をベースプレートに固定し、こうして構造物用弾性
支承体を据付ける方法は、実際に施工する橋桁等のコン
クリート製上部構造物の収縮量を予め正確に知り得る場
合にはそれ程問題がないのであるが、それが上記の理由
により困難である故に、ゴム支承のゴム層の剪断変形量
をほぼゼロにすることは殆ど不可能に近いといえる。そ
こで特願平4−350968号により、上部コンクリー
ト構造物の実際の収縮量が種々ばらついても、それに対
応して最終的な据付後のゴム支承体の剪断変形量をほぼ
ゼロにし得る構造物用弾性支承体の据付方法が先に提案
されている。
【0004】この提案された据付方法では、上部コンク
リート構造物の実際の収縮量が種々ばらついても、それ
に対応して最終的な据付後のゴム支承体の剪断変形量を
ほぼゼロにし得るのであるが、それに開示の具体的な手
段では、下プレートに対するゴム支承体の上プレートの
一定以上の水平方向の移動を規制するサイドブロックに
楔式仮固定装置を用いるため、任意長の調整を行う場合
には種々の調整ブロックを準備しなければならず、作業
性に問題があり、また特殊な上プレートをも準備しなけ
ればならない等、汎用性についても問題がある。
【0005】本発明は前記諸点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、作業性及び汎用性に
優れ、工期、工費を大幅に短縮することができ、加えて
架設時の地震等の不測の振動に対しても上部コンクリー
ト構造物をしっかりと保持し得る構造物用弾性支承体及
びストッパの据付方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、ゴム支承体並びにこのゴム支承体の上下面にそれぞ
れ取り付けられた上及び下プレートを有する構造物用弾
性支承体とストッパとを上部コンクリート構造物と支持
台との間に据え付ける方法であって、先に構築された支
持台に下プレートを仮固定すると共に、支持台の凹所に
配されたストッパの下部を油圧ジャッキにより支持台に
仮固定して、上プレート上及びストッパの上部に上部コ
ンクリート構造物を構築し、次に油圧ジャッキによる支
持台に対するストッパの下部の仮固定を解除して、上部
コンクリート構造物に水平方向のプレストレスを導入
し、このプレストレスの導入後、再びストッパの下部を
支持台に油圧ジャッキにより仮固定して一定期間放置
し、その後、支持台に対する下プレートの仮固定及び油
圧ジャッキによる支持台に対するストッパの下部の仮固
定をそれぞれ解除して、下プレートを水平方向に所定量
だけ移動させ、この移動後下プレートを支持台に固定す
る一方、支持台の凹所に粘性流体を注入してストッパの
下方の周りに粘性流体を配する構造物用弾性支承体及び
ストッパの据付方法によって達成される。
【0007】本発明によれば、前記所定量が、上部コン
クリート構造物のプレストレスによる弾性短縮量及びプ
レストレス導入後のクリープ乾燥収縮量に基づくゴム支
承体の水平方向の剪断変形を除去する量に加えて、更に
プレストレス導入後のクリープ乾燥収縮量から予測され
た残余のクリープ乾燥収縮量に基づくゴム支承体の水平
方向の剪断変形を補償する量に相当するようにすると、
上部コンクリート構造物の実際の収縮量が種々ばらつい
ても、それに対応して最終的な据付後のゴム支承体の剪
断変形量をほぼゼロにし得るので好ましい。
【0008】また本発明において、油圧ジャッキによる
ストッパの下部の支持台に対する仮固定に際して、油圧
ジャッキとストッパの下部若しくは支持台との間に弾性
緩衝材を配し、この弾性緩衝材を介して当該仮固定を行
うと、架設中に予測することができない大きな地震が発
生しても、その衝撃力を弾性緩衝材で緩衝し得るため、
上部コンクリート構造物又は油圧ジャッキの損壊等を避
けることができる。
【0009】本発明では更に、油圧ジャッキとストッパ
の下部若しくは支持台との間に調整板を配してストッパ
の下部の支持台に対する仮固定を行ってもよく、このよ
うにすると、油圧ジャッキの最大ストロークがプレスト
レスの導入後等のストッパの下部の移動量よりも短い場
合にも、仮固定を問題なく行うことができる。
【0010】
【作用】本発明では、支持台の凹所に配されたストッパ
の支持台への仮固定が油圧ジャッキにより行われる。
【0011】次に本発明を、図に示す好ましい具体例に
基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら具
体例に何等限定されないのである。
【0012】
【具体例】図1から図3において、本例の構造物用弾性
支承体1のそれぞれは、ゴム支承体2と、ゴム支承体2
の上下面3及び4にそれぞれ取り付けられた上及び下プ
レート5及び6とを具備している。
【0013】本例のゴム支承体2は、ゴム弾性体11
と、ゴム弾性体11内に積層状に埋め込まれた複数枚の
薄肉補強板12と、ゴム弾性体11の上下面にそれぞれ
埋め込まれた上部及び下部厚肉補強板13及び14と、
ボルト15により上部及び下部厚肉補強板13及び14
にそれぞれ固定された上下取付板16及び17とを具備
している。なお、ゴム支承体2としては、さらにゴム弾
性体11の中心に、大きな剪断変位を抑制吸収する鉛プ
ラグを埋設したものを用いてもよい。ボルト21により
上取付板16に固定された上プレート5の上面22に
は、鋼製アンカー部材23が固定して設けられており、
上面22上に、鋼製アンカー部材23が埋め込まれて橋
桁等の上部コンクリート構造物24が構築されるように
なっている。上プレート5とゴム支承体2との間には、
上プレート5にゴム支承体2の水平方向に関する滑りを
防止する係合駒25が嵌合されている。
【0014】ボルト31により下取付板17に固定され
た下プレート6の下面32には、ベースプレート33が
配されており、ベースプレート33は、橋脚等の下部コ
ンクリート構造物である支持台36に埋め込まれた鋼製
アンカーボルト34及びナット35等を介して支持台3
6に固定されている。下プレート6とゴム支承体2との
間には、下プレート6にゴム支承体2の水平方向に関す
る滑りを防止する係合駒37が嵌合されている。下プレ
ート6は溶接37によりベースプレート33に固定され
る。
【0015】構造物用弾性支承体1は、支持台36上で
上部コンクリート構造物24を支持し、地震時に上部コ
ンクリート構造物24と支持台36との間に生じる水平
変位、傾き等の相対変位を剪断変形によって許容する。
【0016】ストッパ41のそれぞれは、図1及び図4
から図6に示すように、上部が上部コンクリート構造物
24に埋設された鋼製の角柱42と、支持台36に形成
されて角柱42の下部43が配される凹所44と、凹所
44に配された防錆及び防水用の粘性流体45と、シー
ル枠46を介して凹所44の上面に配されて、角柱42
に溶接された取付け板47にボルト48等により固定さ
れた摺動自在な蓋49とを具備している。蓋49は、複
数の箱型部材50と、箱型部材50にボルト及びナット
等により取り付けられた2本のL型部材51とからな
り、組み付け、分解が容易に行えるようになっている。
ストッパ41のそれぞれは、地震等により上部コンクリ
ート構造物24が支持台36に対して水平方向に変位す
る際、角柱42の下部43が凹所44の側壁面52に当
接することにより、上部コンクリート構造物24の支持
台36に対する水平方向の一定以上の移動を規制し、上
部コンクリート構造物24の破壊落下を防止している。
粘性流体45は、凹所44にたまった水の凍結による角
柱42の拘束を防止すると共に角柱42の下部43の錆
止めとして作用し、粘性流体45としては、比重が1.
0より大きく、防錆効果があり、加えて粘度の低いもの
が好ましい。
【0017】以上のように構成される構造物用弾性支承
体1及びストッパ41の据付方法を、図7から図13を
も参照して説明する。なお、本発明の据付方法を実施す
る場合、下プレート6の下面32及びベースプレート3
3の上面51のそれぞれに、それら間の滑りにおいて低
摺動摩擦抵抗となるように、予め表面処理を施しておく
と良い。まず構造物用弾性支承体1を、先に構築された
支持台36にアンカーボルト34等により固定されたベ
ースプレート33上に載置する。構造物用弾性支承体1
の載置位置は、プレストレスによる弾性短縮量及びプレ
ストレス導入後のクリープ乾燥収縮量を考慮して、ベー
スプレート33の中央位置より偏心させる。次に図7及
び図8に示すように凹所55を有した仮固定プレート5
6を一対準備し、各凹所55に、上記のように偏心配置
されたゴム支承体2の下プレート6の各端部を嵌合さ
せ、仮固定プレート56のそれぞれをナット35及びア
ンカーボルト34を介してベースプレート3に固定し
て、構造物用弾性支承体1の下プレート6を支持台36
に仮固定する一方、図9に示すように、楔台60を介し
て下端61を凹所44の底面62から浮かすようにして
角柱42の下部43を凹所44に配し、更に、角柱42
の下部43の両側に置かれた仮置き架台63及び64の
それぞれに油圧ジャッキ65及び66を配して、油圧ジ
ャッキ65及び66により角柱42の下部43を凹所4
4において支持台36に仮固定する。この場合、油圧ジ
ャッキ65及び66のヘッド67及び68のそれぞれと
角柱42との間にゴム系の弾性緩衝材69及び70を配
する。角柱42の配置位置は、構造物用弾性支承体1の
載置位置と同様に、プレストレスによる弾性短縮量及び
プレストレス導入後のクリープ乾燥収縮量を考慮して、
凹所44の中央位置より偏心させる。油圧ジャッキ65
及び66としては、超高圧(720〜2000kgf/
cm2 )、軽量のものが好ましく、図示のように片側一
基用いて仮固定してもよいが、軽量のものを使う場合に
は、片側二基以上用いてもよい。仮置き台63及び64
としては、油圧ジャッキ65及び66の凹所44からの
撤去時に同時に撤去するため、軽量、小型、吊下げ可能
な構造が好ましい。
【0018】以上のようにして下プレート6が仮固定プ
レート56を介して支持台36に仮固定され、角柱42
が油圧ジャッキ65及び66を介して支持台36に仮固
定された状態で、凹所44にモルタルを施工し、そして
凹所44への塵埃の侵入を防ぐため凹所44上にシート
を被せる。次に上プレート5上及び角柱42の上部に形
成された型枠内にコンクリートが打設されて上部コンク
リート構造物24が構築される。上部コンクリート構造
物24の構築後、次に潰したり等して楔台60を除去す
ると共に油圧ジャッキ65及び66への油圧を減じて角
柱42が水平方向に変位自在にし、その後上部コンクリ
ート構造物24に水平方向、すなわち図10に示すよう
に、X方向のプレストレスを導入する。このプレストレ
ス導入により構造物用弾性支承体1のゴム支承体2はX
方向に剪断変形される。構造物用弾性支承体1がこの剪
断変形された状態で、再び油圧ジャッキ65及び66へ
の油圧を増大して角柱42の下部43を凹所44におい
て支持台36に仮固定する。なお、プレストレス導入後
の角柱42の仮固定は、角柱42が支持台36に対して
X方向に微小、好ましくは5mm〜20mm程度だけ移
動し得るように、角柱42との間に隙間を形成して油圧
ジャッキ65及び66のストロークを設定して行なう。
このプレストレスの導入後の仮固定中、クリープ乾燥収
縮量に基づいて前記隙間が変化するが、この隙間が前述
の値になるように定期的に油圧ジャッキ65及び66の
ストロークを増減すると共に、同時にクリープ乾燥収縮
量を記録しておく。
【0019】以上の作業を繰り返してクリープ乾燥収縮
が終局に近付いた後、油圧ジャッキ65及び66への油
圧を減少して角柱42の支持台36に対する仮固定を解
除すると共に、仮固定プレート56を除去して下プレー
ト6と支持台36との仮固定を解除する。仮固定プレー
ト56の除去が困難な場合には、図11に示すように、
適宜油圧ジャッキ81を用いて下プレート6を押すとよ
い。次に上部コンクリート構造物24のプレストレスに
よる弾性短縮量及びプレストレス導入後のクリープ乾燥
収縮量に基づくゴム支承体2の水平方向の剪断変形を除
去する量に加えて、更に上述のようにして記録したプレ
ストレス導入後のクリープ乾燥収縮量から予測した残余
のクリープ乾燥収縮量に基づくゴム支承体2の水平方向
の剪断変形を補償する量だけ、図12に示すように油圧
ジャッキ81を用いて、図13に示すようにゴム支承体
2を逆方向に剪断変形させるように、下プレート6を水
平方向に引いて移動させて偏心させる。なお、残余のク
リープ乾燥収縮量は温度補正を行うと更に良好な予測を
なし得る。また、下プレート6の水平方向の移動量は、
移動時の温度による上部コンクリート構造物24の伸縮
量を考慮して行うとよい。更に複数の支持台36のそれ
ぞれに設置された構造物用弾性支承体1のそれぞれを上
記のように移動させて偏心させる必要がある場合には、
固定点に多大な力が作用しないように、偏心させる構造
物用弾性支承体1の順序を決定する。以上の移動後下プ
レート6をベースプレート33に溶接37等により固定
してその溶接部を補塗装する一方、凹所44から油圧ジ
ャッキ65及び66並びに仮置き架台63及び64等を
取りだし、洗浄後、凹所44に粘性流体45を注入し、
次に箱型部材50及びL型部材51をボルト、ナット等
により連結しつつ蓋49を凹所44上に組立て、最後に
ボルト48により蓋49を取付け板47に取り付ける。
寒期等における粘性流体45の注入に際しては、ハンド
ヒータ等により粘性流体45を加熱して行なうと、これ
を容易に行なうことができる。蓋49の組立てに際して
は、合わせ面にコーキング材を塗布してシール性の向上
を図るとよい。
【0020】以上のような据付方法によれば、ストッパ
41を油圧ジャッキ65及び66により仮固定している
ため、クリープ乾燥収縮量に対応する任意長の調整を容
易に行うことができ、作業性が極めて向上する。また特
殊な上プレートを準備する必要がなく、ストッパ41の
凹所44に油圧ジャッキ65及び66を配置すればよ
く、汎用性に優れ、工期、工費を大幅に短縮することが
でき、加えて架設時の地震等の不測の振動に対しても上
部コンクリート構造物をしっかりと保持することができ
る。
【0021】また、プレストレス導入後のクリープ乾燥
収縮量から残余のクリープ乾燥収縮量が予測され、この
予測された残余のクリープ乾燥収縮量に基づいて下プレ
ート6が移動されて最終的に固定されるため、より正確
な残余のクリープ乾燥収縮量だけ構造物用弾性支承体1
のゴム支承体2が偏心されることとなり、その結果クリ
ープ乾燥収縮がほぼ終了した時点では、ゴム支承体2の
剪断変形はほぼゼロとなり、地震等の振動、変位に対し
て、均等な減衰効果を提供し得ることとなる。更にまた
剪断変形がほぼゼロの状態で上部コンクリート構造物2
4を支持し得るため、安定な支承となる。なお、油圧ジ
ャッキ65又は66による仮固定において、そのストロ
ークが十分とれない場合には、図9に示すように、調整
板85を油圧ジャッキ66と支持台36との間に配して
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、作業性及
び汎用性に優れ、工期、工費を大幅に短縮することがで
き、加えて架設時の地震等の不測の振動に対しても上部
コンクリート構造物をしっかりと保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で据え付けられた構造物用弾性支
承体及びストッパを有する高架橋の正面説明図である。
【図2】図1に示す構造物用弾性支承体の詳細側面図で
ある。
【図3】図1に示す構造物用弾性支承体の詳細平面図で
ある。
【図4】図1に示すストッパの詳細側面図である。
【図5】図1に示すストッパの詳細平面図である。
【図6】図5に示すストッパに用いられている蓋の構成
部材の詳細斜視図である。
【図7】本発明の据付方法における構造物用弾性支承体
の仮固定の説明図である。
【図8】図7における側面図である。
【図9】本発明の据付方法におけるストッパの仮固定の
説明図である。
【図10】本発明据付方法におけるプレストレス導入後
の説明図である。
【図11】本発明据付方法における仮固定の除去の説明
図である。
【図12】本発明据付方法における下プレートの移動方
法の説明図である。
【図13】本発明据付方法における下プレートの移動量
の説明図である。
【符号の説明】
1 構造物用弾性支承体 2 ゴム支承体 5 上プレート 6 下プレート 24 上部コンクリート構造物 36 支持台 41 ストッパ 65、66 油圧ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 19/04 E04B 1/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム支承体並びにこのゴム支承体の上下
    面にそれぞれ取り付けられた上及び下プレートを有する
    構造物用弾性支承体とストッパとを上部コンクリート構
    造物と支持台との間に据え付ける方法であって、先に構
    築された支持台に下プレートを仮固定すると共に、支持
    台の凹所に配されたストッパの下部を油圧ジャッキによ
    り支持台に仮固定して、上プレート上及びストッパの上
    部に上部コンクリート構造物を構築し、次に油圧ジャッ
    キによる支持台に対するストッパの下部の仮固定を解除
    して、上部コンクリート構造物に水平方向のプレストレ
    スを導入し、このプレストレスの導入後、再びストッパ
    の下部を支持台に油圧ジャッキにより仮固定して一定期
    間放置し、その後、支持台に対する下プレートの仮固定
    及び油圧ジャッキによる支持台に対するストッパの下部
    の仮固定をそれぞれ解除して、下プレートを水平方向に
    所定量だけ移動させ、この移動後下プレートを支持台に
    固定する一方、支持台の凹所に粘性流体を注入してスト
    ッパの下方の周りに粘性流体を配する構造物用弾性支承
    体及びストッパの据付方法。
  2. 【請求項2】 前記所定量が、上部コンクリート構造物
    のプレストレスによる弾性短縮量及びプレストレス導入
    後のクリープ乾燥収縮量に基づくゴム支承体の水平方向
    の剪断変形を除去する量に加えて、更にプレストレス導
    入後のクリープ乾燥収縮量から予測された残余のクリー
    プ乾燥収縮量に基づくゴム支承体の水平方向の剪断変形
    を補償する量に相当する請求項1に記載の構造物用弾性
    支承体及びストッパの据付方法。
  3. 【請求項3】 油圧ジャッキによるストッパの下部の支
    持台に対する仮固定に際して、油圧ジャッキとストッパ
    の下部若しくは支持台との間に弾性緩衝材を配し、この
    弾性緩衝材を介して当該仮固定を行う請求項1又は2に
    記載の構造物用弾性支承体及びストッパの据付方法。
  4. 【請求項4】 油圧ジャッキとストッパの下部若しくは
    支持台との間に調整板を配してストッパの下部の支持台
    に対する仮固定を行う請求項1から3のいづれか一項に
    記載の構造物用弾性支承体及びストッパの据付方法。
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