JPS607373Y2 - 橋梁の支承部保護材 - Google Patents

橋梁の支承部保護材

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JPS607373Y2
JPS607373Y2 JP12170079U JP12170079U JPS607373Y2 JP S607373 Y2 JPS607373 Y2 JP S607373Y2 JP 12170079 U JP12170079 U JP 12170079U JP 12170079 U JP12170079 U JP 12170079U JP S607373 Y2 JPS607373 Y2 JP S607373Y2
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JP
Japan
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pressure receiving
force
protective material
protection material
bridge support
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JP12170079U
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JPS5641708U (ja
Inventor
清二 多田
Original Assignee
佐藤鉄工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、橋梁の固定支承部に対して不測の地震力や
橋梁上を走行する車輛の制動力が作用した場合、支承及
び上部工あるいは橋脚や橋台などを破損から防ぐための
保護材に関するものである。
地震力は橋脚及び橋台から沓及び橋梁上部工へと伝わる
もので、これまで橋梁を設計するに当たり、橋脚沓、上
部工などの何れの部分をも、地震力に対して十分に抵抗
する強度を持たせ、損傷されないことを前提としている
土木構造物の地震荷重としては、一般に重力の0.2乃
至0.3@の水平力がか)るとしているが、例えば仙台
沖地震などの実績に照らすと0.5以上(極端な場合に
は1.0以上)という予期以上の水平力が働くことが分
って来た。
これまで、地震による衝撃的な水平力が支承や下部工に
与える影響を緩和する方法として、オイルダンパー、S
Uダンパー、ゴムダンパーなどを用いて、水平力を分散
させる方法、あるいは、固定支承の移動範囲を制限し、
これに弾性体を介入して、該弾性体により衝撃力を吸収
させる方法が提案されている。
前者のダンパ一方式は、連続桁などで各橋脚の頂部と桁
とを、ダンパーやプレストレスを導入したPC鋼線やゴ
ム板で連結したもので、温度変化、クリープ、乾燥収縮
などによる桁の伸縮する作動の如き緩慢な動きには殆ん
ど抵抗しないが、地震力のような急激な動きに対しては
抵抗して、可動橋脚にも力を分散しようとするものであ
る。
この方法によれば、固定支承に対する衝撃力はある程度
軽減されるが、原則的には動力解析により下部工を含め
全体構造系によって設計しなければならないので、計算
方法に難があり、施工費が高価になる欠点がある。
また、後者の固定支承にバネや防振ゴムなどの弾性材を
介在させ、その弾性材の変形で衝撃力を吸収する方法で
は、地震力のような大きな衝撃力を吸収するための適当
な材質のものがなく、大きな取付は空間を要し、支承や
橋脚頂部の台座面が大となり、結果的には不経済である
この考案は以上の従来の欠点を解消し、さらに従来の大
地震に対して橋梁が損傷しないように強固に設計する考
えを翻して、支承部にヒユーズ的役割を果たす特種な保
護材を提供し、該保護材を使用することにより橋梁の破
損を防止することを目的とするものである。
以下、この考案による実施例を図面に従って説明すると
、第1図に示す例は、平行する一対の板体を戊す受圧部
1,1間に円筒形の支壁部2を両受圧部1,1と一体に
設けたもので、受圧部1及び支壁部2は軟鋼、アルミニ
ウム合金、ステンレス、黄銅金等で底形され、且つ肉厚
によって、支壁部2が水平な衝撃力を受けた際に、当初
弾力的に支え力の増加に従って塑性的に変化する強度に
形威しである。
第2図に示す例は、両受圧部1,1間に多数の円筒形の
支壁部2を備えたものである。
第3図のものは、両受圧部1,1間に板体より成る多数
の支壁部2を、その各板を傾斜して固着し、各板間に間
隔を保って設けである。
第4図の例は、角筒体内に縦横に支切板を嵌め込んで、
角筒体の開放口端面を受圧部1,1となし、角筒体及び
支切板により支壁部2を構成したものでる。
また、前記角筒体の周壁のうち、一方の相対向する壁面
を受圧部とする場合もある。
この考案による保護材を使用する場合には、第5図及び
第6図に示す如く、橋脚3上に沓4をアンカーボルトな
どによって固着し、沓4の周囲に側壁5を設け、上部工
より垂下した突出部7を沓4内に矢印方向に移動可能に
嵌装すると共に、突出部7の下面が沓4に接触して鉛直
反力を沓4と橋脚3に伝達している。
以上の構造をもつ支承部に対し、本案の保護材Aを、突
出部7の移動し得る側の沓4の側壁5との間に保護材A
の受圧部1.1が突出部7と側壁5とに接する状態で介
在するものである。
また第7図乃至第9図は線支承に本案の保護材Aを採用
した場合を示すもので、上部工6とソールプレート8と
が一体を威し、支承9の突起部10とソールプレート8
に設けた切欠き部11との間に保護材Aを介在する。
尚上部工6は矢印の方向に移動するものである。
そこで、本案の保護材Aに第1図乃至第4図の矢印のよ
うに地震による水平反力が作用すると、水平反力の大き
さに応じ弾力的及び塑性的に変形して、エネルギーを吸
収するものである。
従って地震が発生しても、保護材Aが破損するのみで橋
梁の支承部への伝達を阻止し、支承部の破壊を防止する
ものである。
以上のように、この考案による保護材は、両受圧部間に
支壁部を設け、押圧力により弾塑性域に変形されるもの
であり、且つその材質や板厚などを変えることにより大
きな吸収力が得られるものであり、これを使用した橋梁
に地震力が作用した場合、地震力を吸収して潰れた保護
材のみ取換えることにより即座に復旧されるものであり
、実用上多大の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案による保護材の実施例を示
す斜視図、第5図は本案保護材を使用した状態を要部切
断して示す側面図、第6図は同じく横断面図、第7図は
同じく他の使用例を示す平面図、第8図は同じく正面図
、第9図は同じく側面図である。 A・・・・・・保護材、1・・・・・・受圧部、2・・
・・・・支壁部、3・・・・・・橋脚、4・・・・・・
沓、5・・・・・・側壁、6・・・・・・上部工、7・
・・・・・突出部、8・・・・・・ソールプレート、9
・・・・・・支承、10・・・・・・突起部、11・・
・・・・切欠き部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対向する一対の面状を威す受圧部1,1間に、両受圧
    部1,1を互に一体に連結すると共に、受圧部1に受け
    た衝撃力によって変形して衝撃エネルギーを吸収する金
    属性の支壁部2を中空の状態で架設しであることを特徴
    とする橋梁の支承部保護材。
JP12170079U 1979-09-03 1979-09-03 橋梁の支承部保護材 Expired JPS607373Y2 (ja)

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JP12170079U JPS607373Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 橋梁の支承部保護材

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JPS5641708U JPS5641708U (ja) 1981-04-17
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JPS5969713U (ja) * 1982-11-02 1984-05-11 ピジヨン株式会社 健康帯
JP3960491B2 (ja) * 1996-10-25 2007-08-15 財団法人鉄道総合技術研究所 衝撃緩衝体
JP4598028B2 (ja) * 2007-07-19 2010-12-15 タカムラ総業株式会社 ゴム製耐衝撃用残存型枠

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JPS5641708U (ja) 1981-04-17

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