JPS636557Y2 - - Google Patents

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JPS636557Y2
JPS636557Y2 JP8175183U JP8175183U JPS636557Y2 JP S636557 Y2 JPS636557 Y2 JP S636557Y2 JP 8175183 U JP8175183 U JP 8175183U JP 8175183 U JP8175183 U JP 8175183U JP S636557 Y2 JPS636557 Y2 JP S636557Y2
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JP
Japan
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flexible tube
surrounding
slab
fitting
synthetic resin
Prior art date
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JP8175183U
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JPS59186591U (ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は合成樹脂製可撓管保護具に係り、コ
ンクリートビル建築工事等において、電気配線そ
の他のために配管される可撓性ある電線管、特に
合成樹脂製のそれをスラブ内に埋設するに際し、
コンクリート材の打込前における作業者その他の
荷重がくわわつても歪みや凹みが生じないように
した保護具に関するものである。
ビル、工場その他においてのコンクリートビル
建築工事に際しては、電気配線のためコンクリー
トスラブ中に電線管を埋設させており、近時は、
配管位置の調整、折曲配管が容易である可撓性の
それが多用されつつある。ところが、このような
可撓性がある電線管、特に合成樹脂製のそれにあ
つては、既定の設計に従い仮枠パネルを適宜構枠
し、配管するも、その後に各種の施工に従事する
作業者が誤つて踏みつけたり、作業工具その他の
荷重がかかつたり等によつて歪みや凹みが生じる
ことがあつた。それは、特に、スラブ筋との交差
部分や枠組されたコーナー外側に配管された部分
において顕著に発生し、それをそのまま放置する
ことはその後に実施される電線の通線作業の障害
になることが多い等の種々の問題点があつた。
そこで、この考案は上述の点に鑑み案出された
もので、スラブ筋部分、コーナー部分のいずれに
おいても可撓管にくわわる外力の影響を除去し、
可撓管に生じる歪みや凹みを防止できるようにす
ると共に、スラブ筋、コーナーのいずれにおいて
も選択的に使用できる汎用性をも備えたようにし
たものであり、以下、図面を参照してこの考案を
説明すると次の通りである。
すなわち、その一実施例は、可撓管Pに外面に
嵌合装着すべく、ヒンジ部2を介して開閉自在に
連結され、かつ突き合せられる開口部端相互を閉
鎖させる閉鎖手段4を有する1対の囲繞枠体1
A,1Bを形成し、いずれか一方の囲繞枠体1A
の外側には、構築された構築物Wのコーナー外側
面に係合する略V字状の係合切欠9を有する跨座
片8を突設し、他方の囲繞枠体1Bの外側には、
スラブ筋Sに外嵌する嵌合切欠12を有する嵌着
片11を突設したものである。
しかして、図に示すように、この考案保護具全
体はポリプロピレン樹脂の如き合成樹脂にて一体
に形成され、形成素材の特質を利用することでヒ
ンジ部2、更には閉鎖手段4におけるヒンジ部分
6を肉薄にする等によつて、その構造の簡素化を
図るよういにする。
囲繞枠体1A,1B自体は、外力によつては容
易に変形しない程度の硬度を有し、所定の肉厚を
有する断面円弧状を呈する枠板状に形成される。
図示にあつては、それぞれ1A,1Bが半円形
状に形成され、それらの開口部端相互を突き合せ
状と成して閉鎖したとき、所定の外径を有する可
撓管Pを囲繞嵌合する内面を有する略筒状を呈す
るよう形成されている。もとより、内側において
可撓管Pに外嵌装着されればよく、その外形が円
弧形を呈することは必ずしも必要とされず、ま
た、囲繞枠体1A,1Bはいずれか一方が他方に
比し長い円弧形であつても差し支えない。
囲繞枠体1A,1B相互を開閉自在に連結して
いるヒンジ部2は、囲繞枠体1A,1B相互間で
帯状に形成介在された折曲板の外側面にその長さ
方向で断面円弧状あるいはV字状に抉つた折曲溝
3を凹設することで設けられており、肉薄部分に
て内側面相互が対接されるよう折曲されることで
囲繞枠体1A,1B相互が円枠状に閉鎖される。
閉鎖状態になつた囲繞枠体1A,1B相互を円
枠状と成してこれを維持させる閉鎖手段4は、そ
の一例を図示に従い説明すると、第5図に示すよ
うに、いずれか一方の囲繞枠体1B,1Aの開口
部に断面略L字形のフツク5を連設し、また、他
方の囲繞枠体1A,1Bの開口部に、前述のヒン
ジ部2と略同構造と成したヒンジ部分6によつて
起伏自在となる角枠状の係合枠7を連設してあ
り、開口部相互を突き合せた後、係合枠7を倒伏
させてフツク5に強制係合させるものとなつてい
る。これによれば、係合枠7の起伏操作に伴なう
フツク5への係合、解放によつて囲繞枠体1A,
1B相互の閉鎖、開放を極めて簡単な構造によつ
て行なうことができると共に、閉鎖状態は強固で
あるから、打込まれるコンクリート材によつても
開放されることはない。
更に、一方の囲繞枠体1Aの外側に突設した跨
座片8は、第4図に示すように、例えばコンクリ
ートスラブを構築すべく適宜に組立てられる仮枠
パネルの如き構築物Wのコーナー外側面に装着跨
座される。そのため、コーナー外側面における既
定の設定角度に対応したV字形の係合切欠9が跨
座片8に切設されており、この係合切欠9突部に
は更にコ字状、円弧状の小切欠10を連続して設
けることで、コーナーにおける出張り部分にしつ
くりと係合するものとなる。
図示にあつての跨座片8は、所定間隔を隔てて
相対峙状に1対にして突設されており、そうする
ことで、構築物Wのコーナー外側面に装着跨座さ
れたとき、2点支持となるから左右方向への倒伏
を阻止すると共に、コーナー部分との所定の間隔
を保持したままで可撓管Pを埋設できる利点があ
る。
また、他方の囲繞枠体1Bに突設された嵌着片
11は、第2図及び第3図に示すように、コンク
リートスラブ内に配筋される所定径の鋼棒の如き
スラブ筋Sに装着外嵌される。そのため、スラブ
筋Sの外径に対応した略円弧形の嵌合切欠12が
嵌着片11に切設されており、図示のように奥部
を広幅に、開口部を狭幅にして略Ω字形を呈する
ようにすることで、スラブ筋Sに外嵌させると
き、部材自体の弾撥力に抗して強制的に行なう
も、一旦嵌合させればしつかりとしたものとなる
と共に、スラブ筋Sに対し直交するも斜交するも
いずれも任意であり、作業者の踏みつけその他の
外力、衝撃によつても離脱せず、極めて安定す
る。
この考案は上述のように構成されており、これ
が使用に際しては、第2図乃至第4図に示すよう
に、例えば、コンクリートビル建築工事の現場に
おいて仮枠パネルの構築、スラブ筋Sの配筋とと
もに電線管としての合成樹脂製の可撓管Pを配管
するとき、構築物Wでのコーナー外側部分、スラ
ブ筋Sとの交差部分等での可撓管Pが位置する部
位において囲繞し、閉鎖手段4によつて囲繞枠体
1A,1B相互を閉鎖する如く外嵌装着するもの
である。
したがつて、可撓管Pが他の工作物、例えば組
立てられた仮枠パネルの如き構築物Wのコーナー
外側面や、配筋されたスラブ筋Sとの交差部分等
において当接するとき、その部位に外嵌装着して
おくことで、外力や衝撃その他によつてくわわる
外部的影響による歪みや凹みを完全に除去するこ
とができ、特に可撓性に富んだ合成樹脂製の可撓
管Pの保護を図ることができる。
また、可撓管Pに外面に嵌合装着される1対の
囲繞枠体1A,1Bは、ヒンジ部2を介して開閉
自在に連結され、かつ突き合せられる開口部端相
互を閉鎖させる閉鎖手段4を有するから、可撓管
Pの任意の部位で完全に囲繞嵌合した状態で装着
でき、閉鎖手段4によつて閉鎖状態となせば開放
されることもないと共に、ヒンジ部2にて開閉自
在に連結されていることで取扱いも極めて容易で
ある。
いずれか一方の囲繞枠体1Aの外側には、略V
字状の係合切欠9を有する跨座片8が突設されて
いるから、構築された各種の構築物Wのコーナー
外側面に係合切欠9にて係合させることで、そこ
においての可撓管Pの直接的な接触を防止し、ま
た、他方の囲繞枠体1Bの外側には、嵌合切欠1
2を有する嵌着片11が突設されているから、配
筋されているスラブ筋Sに嵌合切欠12にて嵌合
させることで、そこにおいての可撓管Pの直接的
な接触を防止し、更には可撓管Pの配管位置のず
れ動き等をも防止する利点がある。それと共に、
1対の囲繞枠体1A,1Bの一方には跨座片8、
他方には嵌着片11がそれぞれ突設されているか
ら、配管位置においての周囲状況に対応していず
れか8,11を用いることでコーナー外側での、
あるいは交差するスラブ筋Sとの間隔保持のいず
れにも使に分けることができ、汎用性に富み極め
て便利である。
以上説明したようにこの考案によれば、電線管
等として使用される合成樹脂製の可撓管に外面に
嵌合装着しておくことで、配管部位において各種
の構築物やスラブ筋その他に当接することによつ
て外力、衝撃等に伴ない生じる歪みや凹み等を確
実に防止できるものとなり、しかも、錯綜してい
る建築工事現場においてのスラブやハリ、スラブ
筋相互の間、コーナー等いずれの部位であつても
使用できる汎用性に富むと共に、構成簡単で取扱
いにも優れ、また、安価に構成できるからそのま
ま埋込残置されるも経済的負担も大きくならない
等の実用上極めて有益な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は斜視図、第2図はスラブ筋に装着した使用状
態における斜視図、第3図は側面図、第4図は構
築物のコーナー外側面に装着した使用状態におけ
る側面図、第5図は断面図である。 P……可撓管、S……スラブ筋、W……構築
物、1A,1B……囲繞枠体、2……ヒンジ部、
3……折曲溝、4……閉鎖手段、5……フツク、
6……ヒンジ部分、7……係合枠、8……跨座
片、9……係合切欠、10……小切欠、11……
嵌着片、12……嵌合切欠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 可撓管外面に嵌合装着される内面を有する略
    筒状を呈するよう形成された1対の囲繞枠体で
    あつて、各囲繞枠体はヒンジ部を介して開閉自
    在に連結され、突き合せられる開口部端相互を
    閉鎖させる閉鎖手段を有し、いずれか一方の囲
    繞枠体の外側には、構築された構築物のコーナ
    ー外側面に係合する略V字状の係合切欠が形成
    された跨座片を突設し、他方の囲繞枠体の外側
    には、スラブ筋外面に嵌合する嵌合切欠が形成
    された嵌着片を突設したことを特徴とする合成
    樹脂製可撓管保護具。 2 跨座片は、相対峙状に1対にして突設されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の合成
    樹脂製可撓管保護具。
JP8175183U 1983-05-30 1983-05-30 合成樹脂製可撓管保護具 Granted JPS59186591U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8175183U JPS59186591U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 合成樹脂製可撓管保護具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8175183U JPS59186591U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 合成樹脂製可撓管保護具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59186591U JPS59186591U (ja) 1984-12-11
JPS636557Y2 true JPS636557Y2 (ja) 1988-02-24

Family

ID=30211707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8175183U Granted JPS59186591U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 合成樹脂製可撓管保護具

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH028157Y2 (ja) * 1985-09-02 1990-02-27
JPH068400Y2 (ja) * 1988-08-30 1994-03-02 日野自動車工業株式会社 ワイヤハーネスプロテクタ

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Publication number Publication date
JPS59186591U (ja) 1984-12-11

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