JPS6364690B2 - - Google Patents

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JPS6364690B2
JPS6364690B2 JP56065994A JP6599481A JPS6364690B2 JP S6364690 B2 JPS6364690 B2 JP S6364690B2 JP 56065994 A JP56065994 A JP 56065994A JP 6599481 A JP6599481 A JP 6599481A JP S6364690 B2 JPS6364690 B2 JP S6364690B2
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gap
glow plug
heating
helical
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デイーゼルエンジンの副燃焼室また
は燃焼室内を予熱するために用いられるグロープ
ラグに関する。
一般に、デイーゼルエンジンは低温時の始動性
が悪いため、副燃焼室または燃焼室内にグロープ
ラグを設けこれに電流を流して発熱させることに
より、吸気温度を上昇させ、あるいは着火源とし
てエンジンの始動性を向上させる方法が採用され
ている。そして、この種のグロープラグとして従
来から、耐熱金属製のシース内に耐熱絶縁粉末を
充填してたとえばニツケルなどの一種材料による
コイル状の発熱線を埋設した、いわゆるシース型
グロープラグと呼ばれる構造のものが用いられ、
上述した副燃焼室または燃焼室内で高温ガス中に
さらされることによる耐久性を保証している。
しかしながら、上述した一種材料による発熱線
を用いたグロープラグでは、シース等を介しての
間接加熱であることからグロープラグの昇温に時
間がかかりすぎるという問題が生じている。すな
わち、加熱時において発熱線に電流を流すことに
より発生する熱は耐熱絶縁粉末を経てシース側に
伝達されるため、その赤熱までに時間がかかり、
熱伝達効率の面で問題である。そして、このよう
なグロープラグでは、その発熱温度はたとえば
800℃とするには数10秒の時間を必要とし、その
結果エンジンをすみやかに始動することができな
いという欠点があつた。
また、このような加熱時における温度立上り特
性を向上させるためには、通電初期に大電流を流
して発熱線を急速に発熱させることが考えられる
が、この場合には発熱線の溶断あるいは高熱によ
るシースの破損などが生じ易く、さらにバツテ
リ、電気回路側に悪影響を及ぼし、またフユーズ
の切断等の問題があり、これを防ぐための温度制
御手段を発熱線への回路上に新たに設けることが
必要となり、予熱装置全体のコストの上昇を招く
という問題があつた。
特に、近年では、デイーゼルエンジンが一般乗
用車に多く使用されるようになつており、ガソリ
ンエンジンに対抗するうえで始動性がよいことが
望まれ、速熱型のグロープラグに対しての要求が
大きい。
このため、この種のグロープラグにおいて、発
熱線などの材料の選定等を含む種々の改良が加え
られ、通電直後に大電流を供給して温度立上り特
性を向上させるものとして、抵抗温度係数の異な
る二種類の材料によりそれぞれ形成された発熱体
を用いてなるグロープラグが、英国特許1376817
号公報や特開昭54−109538号公報などによつて既
に提案されている。
しかしながら、このような二種材料による発熱
体を用いたグロープラグにおいて、従来のもの
は、ある程度速熱型として機能する反面、製造が
面倒でコスト高となる割には発熱特性が良くない
のが現状であり、まだまだ改善の余地が残されて
いる。
このため、本発明者らは、上述した二種材料に
よる発熱体を用いることによる利点を有効に活用
するため、種々研究、開発を行なつた結果、従来
のものは、二種類の発熱体が互いにあまりにも近
接して配設されているため抵抗素子としての後端
側発熱体が加熱素子としての先端側発熱体からの
熱影響を受けてその抵抗値が急激に大きくなり、
先端側発熱体に対しての通電初期における大電力
の供給時間が短くなる点に注目した。
すなわち、この種従来のグロープラグでは、抵
抗温度係数の小さい発熱体を先端側に、かつ抵抗
温度係数の大きい発熱体を後端側に設け、この後
端側発熱体の温度変化による抵抗変動を利用して
通電直後において先端側発熱体に大電流を供給し
てその迅速な赤熱化を図つているが、両発熱体が
近接しているため後端側発熱体が先端側からの熱
影響によりあまりにも早く温度上昇し、これによ
り先端側への供給電流が制御されることになる。
そして、このような問題からグロープラグとして
の発熱特性に欠け、速熱型としての効果を発揮し
得ない結果となるものであつた。
しかし、その一方において注意しなければなら
ないことは、抵抗素子としての後端側発熱体が、
加熱素子としての先端側発熱体から必要以上に離
れておればよいと言うものではなく、これら両発
熱体間の間隔が開き過ると、抵抗素子としての後
端側発熱体に必要な先端側への供給電流の制御機
能(つまり温度制御機能)が損なわれる結果とな
るもので、このような点を考慮しなければならな
い。すなわち、このような二種材料による発熱体
を用いてなるグロープラグとしては、たとえば特
公昭45−11648号公報等に示すような構成による
ものも従来から知られているが、この従来構造で
は、抵抗素子を、発熱素子から充分に離間させた
状態で硝子絶縁物内に埋設したり、発熱素子との
間に硝子等による封じを設けることで、加熱素子
の急激な温度上昇に影響されないような構成とし
ており、抵抗素子による温度制御機能が不充分な
ものであつた。これを詳述すると、このような抵
抗素子が温度上昇する条件には、この抵抗素子自
身を流れる電流による自戸発熱と、加熱素子から
の熱伝達とがあるが、上述した従来構造では、伝
熱の影響が最小限となるように構成されており、
しかもこの抵抗素子は温度上昇と共に抵抗値が
徐々に増大し自己発熱量も大きくなるような正の
抵抗温度係数の大きい材料で形成されるため、通
電開始時にはそれ自身の発熱は極僅かで、抵抗値
の変動特性も緩やかで、僅かづつしか大きくなら
ず、加熱素子側での発熱状態に応じた温度制御機
能を得ることはできない。勿論、これに対処する
には、この抵抗素子を、より小さい抵抗温度係数
をもつ材料で形成すればよいが、このような材料
では通電直後に加熱素子に対し大電流を供給する
にあたつて問題で、速熱化を達成するうえで障害
となつてしまう。特に、このような抵抗素子に必
要とされることは、加熱素子を迅速に発熱させる
とともに所要の温度状態で供給電流を制御するこ
とであり、上述した加熱素子からの熱影響をも利
用することが必要で、このような点を考慮し、速
熱型として機能し得るグロープラグを得るための
何らかの対策を講じることが望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、2種類の螺旋状発熱体を用い、かつこれら両
発熱体の接続部でそれぞれのピツチ角が変化する
点の間に、先端側発熱体の巻線ピツチよりも3〜
12倍となる大きな間隙を設け、この間隙内におい
て両発熱体を接続するという簡単な構成によつ
て、先端側発熱体からの後端側への熱影響をある
程度押え、通電初期において大電流を先端側に有
効に集中させてその迅速な赤熱化を図り、これに
より全体の温度立上り特性を大幅に向上させるこ
とができ、しかも後端側発熱体のもつ自己制御作
用により先端側への通電電流を自動的にかつ効率
よく制御してその過加熱を防止し、安定かつ速熱
性に優れた発熱特性を得ることができる安価なデ
イーゼルエンジン用グロープラグを提供するもの
である。
以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図および第2図は本発明に係るデイーゼル
エンジン用グロープラグの一実施例を示し、これ
らの図において、符号1はステンレススチール等
の耐熱金属材料からなるシース、2はこのシース
1を先端部において保持するハウジングで、この
ハウジング2の後端部には絶縁ブツシユ3を介し
て電極棒4が同心状に取付けられ、この電極棒4
の先端は前記シース1内に挿入されている。
そして、前記シース1の先端側内部空間には、
たとえば鉄クロムあるいはニツケルクロム合金な
どのように抵抗温度係数の小さい導電材料により
形成された第1の螺旋状発熱体5(以下第1の発
熱体という)が軸線方向に沿つて配設され、その
先端は前記シース1と電気的に接続されている。
また、前記シース1の後端側内部空間には、こ
の第1の発熱体5と連続して前記シース1の後端
側の電極棒4との間に、たとえばニツケル、また
はカーボン含有量が0.25%以下の低炭素鋼(以下
低炭素鋼という)等の抵抗温度係数の大きな導電
材料により形成された第2の螺旋状発熱体6(以
下第2の発熱体という)が配設され、さらにこれ
ら第1および第2の発熱体5,6はシース1内に
充填されたマグネシア等の耐熱絶縁粉末7により
埋設されている。
そして、この第2の発熱体6は、それ自身が発
熱源として作用するばかりでなく、前記第1の発
熱体5に対し、通電開始直後においては大電力を
供給し、かつ通電時間の経過と共にその供給電力
を減少させてグロープラグ自身の飽和温度を低く
おさえ、過加熱を防止する温度制御手段としても
作用する。すなわち、この第2の発熱体6は、第
1の発熱体5に比べて抵抗温度係数の大きな材料
により形成され、通電開始直後においては発熱が
極めて小さいためその抵抗値は小さい。そして、
通電時間の経過と共に第1の発熱体5からの伝熱
とそれ自身との発熱とにより順次に温度上昇し、
この上昇温度に比例してその抵抗値が増大し、第
1の発熱体5への供給電力を制御する。
特に、このような第2の発熱体6としては、ニ
ツケルなどに比べて抵抗温度係数の充分に大きな
低炭素鋼を用いることが好ましく、第1の発熱体
5への供給電力を制御し、グロープラグの発熱特
性を向上させるうえで、その効果を発揮でき、し
かもコスト的に安価であるといつた利点がある。
さて、本発明によれば、上述した第1の発熱体
5と第2の発熱体6との直列接続部分で第1の発
熱体における後端側でのピツチ角が変化する点か
ら第2の発熱体6における先端側でのピツチ角が
変化する点までの間に、第2図からも明らかなよ
うに、第1の発熱体5を基準としてその巻線ピツ
チよりも大きな間隙を設け、この間隙内において
両発熱体5,6を接続するように構成している。
すなわち、このように両発熱体5,6間に一定の
間隙を設けることにより、従来問題であつた第2
の発熱体6に対する先端側の第1の発熱体5から
の熱伝達を、両発熱体5,6間の間隙中に存在す
る耐熱絶縁粉末7にて時間的間隔を保てるように
し、これにより第2の発熱体6による電流制御を
時間的に遅らせて第1の発熱体5への大電流の通
電時間を延ばし、この第1の発熱体5を急速に赤
熱させて温度立上り特性を大幅に向上させるよう
にしている。
ここで注意すべき点は、この第1の発熱体5が
過加熱されない程度の適切な時間をおいて、第2
の発熱体6を自己発熱および第1の発熱体5から
の熱伝達により適切に温度上昇させ、これにより
増大する抵抗値により第1の発熱体5への供給電
流を制御し得るように、両発熱体5,6間の間隙
長さ、およびこの間隙内における両発熱体5,6
の接続構造である。
このため、本実施例によれば、第1および第2
の発熱体5,6内に貫通して配設されこれらを所
定個所に保持するセラミツク等の耐熱絶縁材料か
らなるガイド棒8を用いており、このガイド棒8
はシース1の先端部内側と電極棒4の先端部との
間でその軸線上に固定される。そして、このよう
なガイド棒8を用いれば、両発熱体5,6を所定
間隙に保つことが簡単かつ確実に行なえ、たとえ
発熱体として線径が細くあるいは材質がやわらか
い材料を用いたとしても所望の間隙を保つて発熱
特性の安定化を図ることが可能となる。また、こ
のようなガイド棒8を用いると、発熱体5,6の
シース1への組込み作業が簡単かつ確実となり、
さらに発熱体5,6とシース1とがシヨートして
シース1が溶断するといつた問題もなくなる。し
かし、両発熱体5,6がある程度剛性を有し、間
隙を保つて配設できる範囲内であれば、ガイド棒
8は必ずしも用いる必要はないことは言うまでも
ない。
なお、この間隙は、シース1の外径、両発熱体
5,6の線径により適切な値とすべきで、先端側
の第1の発熱体5を基準とし、その巻線ピツチを
Pとした場合に、3〜12Pであるとよいことが確
認されている。
また、両発熱体5,6は間隙内において熱伝達
が必要最小限となるようにして接続される。すな
わち、本実施例によれば、各発熱体5,6の最終
螺旋部5a,6aでのピツチ角が変化する点から
それぞれ軸線方向に向つて延長された直線状端部
5b,6bの端面を、両者の中間部において当接
させてプラズマアーク溶接などにより接続してい
る。しかし、各直線状端部5b,6bを第3図に
示すように重ね合わせて接続してもよいし、さら
にその接続位置もこの間隙内であれば必ずしも中
央部に限定されない。また、上述した直線状接続
部は必ずしも軸線上に沿つている必要はなく軸線
方向に対し斜めに設けてもよく、しかもこの間隙
内において曲線あるいは螺旋状に接続することも
自由である。要するに、第1の発熱体5における
後端側でのピツチ角が変化する点から第2の発熱
体6における先端側でのピツチ角が変化する点ま
での間に、第1の発熱体5における巻線ピツチよ
りも3〜12倍となる大きな間隙を設けるととも
に、この間隙内において両発熱体5,6間の熱伝
達を、上述した条件を満足し得る程度に小さくし
て接続できるとよいものである。たとえば両発熱
体5,6におけるピツチ角が変化する点がガイド
棒8の周方向で同じ位相位置にあるときには、そ
の軸線方向に向う直線状部5b,6bで単純に接
続するとよいが、ガイド棒8の周方向での位相が
ずれたりしているとき等においては、軸線方向に
所要の角度をもつて斜めに設けられた直線または
曲線、あるいは螺旋状の接続部で接続するとよい
ものである。ここで、第6図には、両発熱体5,
6のピツチ角が変化する点が、略々180度ずれて
位置され、かつそれぞれの点から螺旋部を介して
位相が揃えられた点同士を直線状部で5b,6b
で接続した場合を示している。
したがつて、このような構成によるグロープラ
グによれば、通電開始直後においては、第2の発
熱体6の抵抗が小さいため大電力が第1の発熱体
5に集中し、その供給電力は第4図中aで示す特
性曲線から明らかなように230Wにも及び、迅速
に発熱される。そして、この第1の発熱体5から
の熱影響が第2の発熱体6に伝達され抵抗が増大
するまでに、間隙の存在により時間遅れがあり、
第1の発熱体5に大電力が集中する時間が長くと
れるため、この部分の速熱性が良好となる。
一方、第2の発熱体6においても、同図中bで
示される特性曲線から明らかなように、100W近
い供給電力が加わり、これにより徐々に発熱し、
この発熱温度および第1の発熱体5側からの熱影
響に伴なつて抵抗値が増加する。そして、この抵
抗値の変化に応じて電流が減少し、第1の発熱体
5への印加電圧が減少すると、第1の発熱体5に
おける供給電力は急速に減少し、その発熱量が制
限されて過加熱が防止される。このときには、第
2の発熱体6はそれ自身のみで必要な発熱量を有
し、シース1は順次加熱されてエンジン始動に必
要な温度(通常800℃)まで温度上昇する。
そして、このような本発明によるグロープラグ
の発熱特性を第5図中cで示しており、同図中d
で示す従来のものに比べて温度立上り特性が大幅
に向上することが理解されよう。
ここで、本発明において、第1および第2の発
熱体5,6間の間隙を、3〜12Pとした理由を以
下に述べる。
すなわち、第6図に示すように、シース1の外
径寸法をDS、その肉厚をHS、ハウジング2から
突出するシース1の長さをLS、第1の発熱体5
のコイル径をDC、そのコイル長をLR、第2の発
熱体6のコイル長をLBとし、それぞれをDS=
5.0mm、HS=0.8mm、LS=25mm、DC=2.3mm、LR
=3mm、LB=7mmと設定するとともに、第1の
発熱体5として線径が0.35mm、巻数が5、巻線ピ
ツチPが0.60mmの鉄クロム線材から形成されたも
の、第2の発熱体6として線径が0.38mm、巻数が
12、巻線ピツチPが0.58mmの低炭素鋼材から形成
されたものを用いた場合における両発熱体5,6
間の間隙Gの変化に対応する特性図を第7図およ
び第8図に示している。
これを簡単に説明すると、第7図は両発熱体
5,6間の間隙GAP(MMおよびPITCH)に対
する各発熱温度の立ち上り時間TIME(SEC)を
示す特性図であつて、この特性図からエンジン始
動に必要な温度(通常800℃)に達する時間を速
くするためには、両発熱体5,6間の間隙Gが2
mm以上(約3.3P以上)であればよいことが確認さ
れる。一方、第8図は同じく両発熱体5,6間の
間隙GAP(MMおよびPITCH)に対する最大発
熱温度TEMPERATURE(℃)を示す特性図で
ある。そして、この特性図において、第1の発熱
体5の過加熱を防ぐためには、シース1表面の発
熱温度が1150℃未満である必要があることから、
間隙Gは7mm以下(約12P以下)でなければなら
ないことが確認される。勿論、これは上限値であ
り、実際に使用するためには、各部の耐久性等を
考慮してより小さな値とすることが望まれる。
したがつて、前述した条件に設定した場合にお
ける最適な間隙Gは2〜4mm(3P〜7P)である
ことが容易に理解されよう。そして、グロープラ
グの仕様変更により各部の寸法、ピツチ等が適宜
変更されたとしても、両発熱体5,6間の間隙G
が3〜12Pの範囲内であればよいことが実験によ
り確認されている。
第9図ないし第11図は本発明に係るグロープ
ラグの他の実施例を示し、第1図および第2図と
同一部分あるいは相当する部分には同一番号を付
してその説明は省略する。
さて、本実施例によれば、第1および第2の発
熱体5,6間に形成される間隙内に位置するよう
にしてガイド棒8の軸線方向の一部には、両発熱
体5,6間の熱伝達を防ぐ遮熱用の大径部10が
一体に設けられ、この大径部10にはその両端側
を連通するように軸線方向に沿つて形成された直
線状の溝部11が形成されている。そして、この
溝部11内には両発熱体5,6の直線状端部5
b,6bによる直線状接続部が係入されている。
しかし、この溝部11およびこれに係入される両
発熱体5,6の接続部は前述した実施例と同様
に、軸線上に位置する必要はなく、また直線状で
ある必要もない。
このような大径部10をガイド棒8に設ける構
成によれば、両発熱体5,6間での熱伝達を必要
最小限として第2の発熱体6による電流制御を遅
らし、第1の発熱体5への大電流の集中時間を長
くしてその迅速な赤熱化が図れ、しかもその時間
調整が精度よく安定して行なえるため、発熱特性
を大幅に向上させることが可能となる。そして、
上述した大径部10の溝部11内で両発熱体5,
6を接続するため、その作業が簡単かつ確実に行
なえ、また両発熱体5,6間での間隙を保つうえ
でも有利であるといつた利点がある。なお、両発
熱体5,6間の間隙は、大径部10の存在を考慮
して適宜設定されることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明に係るデイーゼル
エンジン用グロープラグによれば、抵抗温度係数
の異なる二種材料からなる第1および第2の発熱
体の直列接続部でそれぞれのピツチ角が変化する
点の間に、第1の発熱体の巻線ピツチよりも3〜
12倍となる大きな間隙を設け、この間隙内におい
て両発熱体を接続するようにしたので、以下に列
挙する優れた効果が得られる。
(1) 第2の発熱体の温度上昇に時間遅れを生じさ
せ、これにより通電初期において第1の発熱体
に大電力を有効に集中させ、迅速な赤熱化を図
り、従来に比べて温度上昇特性を大幅に向上さ
せて速熱型としてのグロープラグを得ることが
でき、その結果デイーゼルエンジンの始動性を
大幅に向上させることができる。
(2) また、エンジン始動時においては、第2の発
熱体自身の発熱温度および第1の発熱体からの
熱伝達によつて温度上昇される第2の発熱体の
もつ温度制御機能により、グロープラグ全体の
過加熱を防止できることから、従来のような溶
断事故が生じるといつた問題は生じることがな
い。
(3) さらに、単に間隙を設けるだけでよいため、
全体の構成が簡単で、その製造も容易に行な
え、また動作上の信頼性が高く、しかもコスト
的に安価である。
(4) 特に、絶縁性のガイド棒を用い、さらにその
ガイド棒に大径部を設けることにより、安定し
た適正な発熱特性を得ることができ、しかも発
熱体の溶接などの接続作業を含む全体の組立作
業が簡単かつ確実に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るデイーゼルエンジン用グ
ロープラグの一実施例を示す全体の概略構成の縦
断面図、第2図はその要部拡大断面図、第3図は
その変形例を示す図、第4図および第5図は本発
明による動作を説明するための特性図、第6図は
実験データを説明するためのグロープラグの要部
拡大断面図、第7図および第8図は間隙Gの変化
に対応する発熱温度の立上り時間、最大発熱温度
の関係を示す特性図、第9図は本発明の他の実施
例を示す全体の縦断面図、第10図はその要部拡
大断面図、第11図はその特徴とするガイド棒の
斜視図である。 1……シース、2……ハウジング、4……電極
棒、5……第1の発熱体、6……第2の発熱体、
5b,6b……直線状端部、8……ガイド棒、1
0……大径部、11……溝部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の螺旋状発熱体と、この第1の螺旋状発
    熱体の後端側に対し先端側が直列に接続されかつ
    第1の螺旋状発熱体よりも正の抵抗温度係数の大
    きな材料で形成された第2の螺旋状発熱体と、こ
    れら両発熱体を被覆するシースとを備え、前記第
    1の螺旋状発熱体における後端側でのピツチ角が
    変化する点から第2の螺旋状発熱体における先端
    側でのピツチ角が変化する点までの間に、前記第
    1の螺旋状発熱体の巻線ピツチの3〜12倍の大き
    な間隙を設け、この間隙内において両発熱体を接
    続したことを特徴とするデイーゼルエンジン用グ
    ロープラグ。 2 第1の螺旋状発熱体と第2の螺旋状発熱体と
    は、その間隙内において直線状部分で接続されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のデイーゼルエンジン用グロープラグ。 3 第2の螺旋状発熱体には低炭素鋼が用いられ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載のデイーゼルエンジン用グロープ
    ラグ。 4 第1の螺旋状発熱体と、この第1の螺旋状発
    熱体の後端側に対し先端側が直列に接続されかつ
    第1の螺旋状発熱体よりも正の抵抗温度係数の大
    きな材料で形成された第2の螺旋状発熱体と、こ
    れら両発熱体内に貫通して配置された耐熱絶縁材
    料からなるガイド棒と、前記両発熱体を被覆する
    シースとを備え、前記第1の螺旋状発熱体におけ
    る後端側でのピツチ角が変化する点から第2の螺
    旋状発熱体における先端側でのピツチ角が変化す
    る点までの間に、前記第1の螺旋状発熱体の巻線
    ピツチの3〜12倍の大きな間隙を設け、かつこの
    間隙内に位置するようにして前記ガイド棒の軸線
    方向の一部に大径部を形成するとともに、この大
    径部の両端側を連通するように形成された溝部内
    に前記両発熱体の接続部を係入させたことを特徴
    とするデイーゼルエンジン用グロープラグ。 5 ガイド棒の大径部にはその両端側を連通する
    直線状溝部が形成され、第1の螺旋状発熱体と第
    2の螺旋状発熱体とは前記溝部内に係入する直線
    状接続部を有していることを特徴とする特許請求
    の範囲第4項記載のデイーゼルエンジン用グロー
    プラグ。 6 第2の螺旋状発熱体には低炭素鋼が用いられ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第4項ま
    たは第5項記載のデイーゼルエンジン用グロープ
    ラグ。
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