JPS636183A - 織編物の印捺法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 定業上の利用分野 本発明は織編物の印捺法に関する。更に詳しくはインク
ジェットプリンタを用いて織編物を印捺する方法に関す
る。

従来の技術 一般に織編物に着色による模様を付するには。

模様を必要としない部分に着色剤が付着しないようにし
た型紙、平板スクリーン、円筒盤スクリーン、金属円筒
型ロールを用い、織編物の模様を付すべき個所に着色剤
を付与する方法がとられている。然し、この方法では、
それら型紙、平板スクリーン、円筒型スクリーン、金属
ロールを色数に対応した数だけ必要とし、また金属ロー
ル以外は用済後他の模様に使用することは出来ない。ま
たそれらを作製するには高度な技術が必要で、高価であ
る。

発明が解決しようとする問題点 織編物に模様を付するには１通常前記したような型紙、
平板スクリーン、円筒型スクリーン。

金属円筒ロール等が必要であるが、多数の色を用いる模
様では高価なぞｎらを多数作製せねばならず、また最近
のように多品種少量生産、流行の急激な変化の時代にあ
っては、極く短期間の使用でそれらを廃棄し、あらたな
模様に適合するものを作製せねばならない。金属円筒ロ
ールは成る限度内の回数は再使用出来るが、あらたな模
様に適合するように彫刻し直さねばならない。このよう
に織編物に模様を付すにあたり型紙、スクリーン。

生 ロール等を用いる方法は・畳量コストかたかくつくのみ
ならず高い償却費用が必要である。

そこで多品種少量生産、流行の急激な変化に対応出来、
しかも高価な型紙、平板スクリーンなどを使用しない方
法として、インクジェットプリンタを用い、コンピュー
タ、制御下に織編物に印捺することにより模様を付与す
る方法が研究されている。この方法では高価な型紙、平
板スクリーンなどは必要とせず、コンピュータの操作に
よって容易に新しい模様をデザインすることが可能なの
で、現代に良く適合した方法と言える。しかしながら、
模様を付す対象の織編物は形態が概して不安定なので、
折角模様を付したとしても、操作中の織編の伸び縮み、
ゆがみ、ねじれなどが原因となって希望したとおりの模
様にならない場合が多く、この新しい模様付与法は十分
普及するに到っていない。殊に近年婦人物外衣として多
用される薄地織物は特に形態が不安定で取扱いが難かし
い。

また伸縮性が大きい編物が外衣としても多く用いられる
ようになった等の状況からインクジェットプリンタを用
いる織編物の印捺法の開発が強く望まｎている。

問題点を解決する為の手段 本発明者は前記したような問題点を解決すべく鋭意研究
した結果１本発明に至ったものである。

即ち本発明は、粘着剤を塗付した伸縮性がない平面支持
体を織編物に一時的に接着しインクジェットプリンタで
印捺することを特徴とする織編物の印捺法を提供する。

本発明の詳細な説明する。

本発明に使用する粘着剤は公知のものであって良く１例
えばポリイソブチレン、ポリビニルエーテル、ポリアク
リレートなどの単独重合体樹脂。

またはこれらの共重合体樹脂などの粘着性樹脂。

または天然ゴム、スチレン・ブタジェンゴムおよびブタ
ジェン・アクリロニトリルゴムなどの粘着性基剤にポリ
テルペン系樹脂及びその変性体、天然ロジン類及び変性
ロジ／並びにその誘導体その他脂肪族系若しくは芳香族
系の各種樹脂などの粘着付与剤を添加してなる各種粘着
剤である。さらにこれら粘着剤にタルク、沈降性炭酸カ
ルシウム。

シリカなどを添加して曳糸性を少なくしたもの。

或いは含フツ素化合物を添加して剥離性を高めたものな
どが使用出来る。

又本発明に使用する平面支持体とし人は紙１合成樹脂フ
ィルム、金属ホイル及びこれらの積層されたものが用い
られるが、平面支持体使用の目的から考えて適度の厚さ
及び硬さを持つことが必要で、支持する織編物に応じて
選ばれるべきである。

粘着剤を平面支持体に塗付する方法は通常の塗工装置を
用いて行うことが出来、平面支持する織編物に応じて全
面塗付、線状塗付１点状塗付を行うした平面支持体を織
編物に接着するには、平面支持体の粘着剤を塗付した面
にｋｄｔ編物を合せ１例えば２本のロールの間を通過さ
せるか、或いはプレス機で押圧するなど、織編物の全面
に均等な圧力をかけることにより行うことが出来る。

粘着剤を塗付した平面支持体は、平面支持体の粘着剤を
塗付してない面にフッ素系樹脂などを塗付して粘着剤で
接着しないような加工を施すか１％別にそのような加工
を行った紙を粘着剤を塗付した面に当てるなどの方法に
より１巻いて保存し、使用の都度引き出して織編物の食
中にわたって接着して後、使用しても良いし、または粘
着剤を塗付してない平面支持体に粘着剤の塗付、乾燥、
織編物への接着を一連の工程として行った後、使用して
もよい。

本発明が適用される織編物としては、ポリエステル、ウ
ール、木綿、ビスコースレーヨン、ペンペルグ、ナイロ
ン、絹などで織られた薄地柔軟織物、或いはそれらの繊
維で作られた伸縮性の大きい編物が主体であるが、たと
え比較的厚地織物、あるいは斜行性の著しい織物であっ
ても最終的な仕上げ工程が施されていない段階で本発明
の方法を適用することが出来る。

これらの織編物にインクジェットプリンタで印捺を行う
に当り用いられる着色料としては、それらの繊維に着色
をおこすに適した既知の架顔料で。

インクジェットプリンタでの使用に適するように加工さ
れたものが使用されうる。

ジェットプリンタによる印捺によって染顔料が付与され
たあとは平面支持体を剥離し使用された染顔料に応じた
熱処理等の後処理を施して所望の模様の付与された織編
物をえる。

実施例 本発明を実施例によって更に具体的に説明する。

実施例１ カヤクリルレジ７Ｈ−ｑｏｏ（ポリアクリル系主体の水
溶性粘着剤１日本化薬槽）をシルクスフ’）−７を用い
テ５０２／ｌ１１２のトレーシングペーパー上に縦横１
センチの間隔で直径１．２ミリメートルの点状に塗付し
、８０℃の熱風で乾燥した。これと木綿ローンを合せて
２本のゴムロールの間ヲ通して接着した後、インクジェ
ットプリンタ（インクジェットカラーイメージプリンタ
１０−０７００シヤープ製）を用い、ジェットプリンタ
用インキシャープｌＮ−００１０（シャープ５Ａ）のエ
ローとシャンを用いて格子模様をプリントした。このも
のを８０℃の熱風で５分間乾燥した後トレーシングペー
パーを剥離し、木綿ローンを１００℃の飽和水蒸気で１
時間蒸熱した。その汲水で十分洗滌し乾燥した。

木綿ローン上にはエローと７ヤンの格子模様が付与され
、格子の重なった所は緑色であった。格子は賊目と平行
性を維持しており、あたかも前もって染色した糸で織ら
れたもののようであった。

実施例２ カヤクリルレジンＴ−４８０（ポリアクリル系　。

で加工した紙の表面に塗付し、８０℃の熱風で乾燥して
巻き取った。これとポリエステルジョーゼットを合せて
２本のゴムロールの間を通して接着した後、実施例１で
用いたインクジェットプリンタで、カヤロンポリエステ
ルライトスカーレットＧ−Ｓペースト（溶液状分散染料
１日本化１１により直径１０センチと５センチの円をプ
リントした。このものを８０℃の熱風で５分間乾燥した
後紙を剥離し１次いで１８０℃の熱風で５０秒間処理し
、水洗、洗滌、乾燥した。ポリエステルジョーゼットに
は大小の円の赤い模様が付与された。

同様の操作を紙を接着しないポリエステルジョーゼット
を用いて行なったところ、布がしわになったり、蛇行し
たりしたため、出来上った模様は円にならなかった。

実施例５ ＰＴＷＡＸＫＳ（ポリアクリル系の溶剤型重合体、山陽
色累製）をドクターナイ゛フコーティングマシンで実施
例２と同じ紙に塗付した。これを木綿天竺と合せて２本
のゴムロールの間を通して接着した。

コレに実施例１と同じインクジェットプリンタでカヤジ
オンエローＰ−Ｈ５Ｒリキッド及びカヤジオンレッドＰ
−ＢＮリキッド（いずれも溶液状反応染料１日本化薬槽
）をたて縞模様に別々にプリントし、１００℃の熱風で
２分間乾燥し１紙を剥離した後１食塩を３００　ｆ／を
及び苛性ソーダ（フレーク）を１０２／を含む水でパッ
ドした後１００℃の飽和蒸気で１分間ＭＰＡ　Ｌ、水洗
、洗滌。

乾燥した。天竺には黄色と赤のたて縞がプリントされ、
プリント中の天竺の伸びがなく、縞の太さも均一であっ
た。

発明の効果 織編物、特に薄地柔軟な織物や伸縮性の大きい編物を安
定化し、高価な型紙、平板スクリーンなどを使用するこ
となく、インクジェットプリンタで布地に正確に模様を
付すことが出来るようになった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）粘着剤を塗付した伸縮性のない平面支持体を織編
   物に一時的に接着し、インクジェットプリンタで印捺す
   ることを特徴とする織編物の印捺法