JPS6075693A - ポリエステル系繊維構造物の染色方法 - Google Patents

ポリエステル系繊維構造物の染色方法

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JPS6075693A
JPS6075693A JP58183109A JP18310983A JPS6075693A JP S6075693 A JPS6075693 A JP S6075693A JP 58183109 A JP58183109 A JP 58183109A JP 18310983 A JP18310983 A JP 18310983A JP S6075693 A JPS6075693 A JP S6075693A
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JP
Japan
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dye
dyeing
fastness
fiber structure
polyester fiber
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Pending
Application number
JP58183109A
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English (en)
Inventor
豊 増田
半田 信義
中村 暉夫
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はポリエステル系繊組構造物の染色方法に関する
。さらにくわしくは、染色後、洗浄操作を行なうことな
くすぐれた堅ろう疫、風合いを有する染色方法に関り”
る。
(従来技術とその問題点〉 ポリエステル系繊維構造物に対して、特定構造の染料の
有機溶媒液に含浸し熱処理することによる染色方法は既
に知られている(たとえば特公昭47−48314号公
報、特公昭48−1470号公報など)。
この方法は染料の固着性が高いなどの利点はあるが、溶
媒除去時に染料がマイグレーションし不均染となりやす
いこと、固着性は高いが堅ろう度の点で染着後やはり洗
浄を要すること、無地染めに限定されることなどの欠点
を有していた。
一方特開昭54−18975においてインクジェット方
式で捺染する方法が提案されている。この中で捺染物の
堅ろう度については記載されていないが本発明者らの検
討によれば、分散染料の場合、通常市販の分散染料は水
に安定分散させるため多量の分散剤が配合されており水
付インクとしてインフジエラ1〜捺染した場合、発色少
洗浄操作を行なって分散剤や繊維表面の余剰染料を除去
Jる必要があり洗浄を行なわないと堅ろう度が不良で実
用的でないという欠点を有する。
洗浄操作を行6うことなく実用的な堅ろう度を得ること
ができれば、インフジエラ1〜捺染法は従来の捺染法に
くらべ、水の利用が著しく少なく省エネ、劣質mなどの
点から画期的な捺染法となるものであり、従来の捺染法
のように洗浄する必要があることはインクジェット捺染
の特徴を半減させる重大な問題である。
一方分散剤を含まない純度の高い分散染料原体は水に安
定分散させることはできず、染料の沈降やノズルの詰ま
りを生じ実用的ではない。
(発明の目的) 本発明者らは、かかる従来技術の欠点に鑑み、風合いを
損なうことなく高い固着性の下に洗浄不要な高堅ろう度
を達成すべく鋭意検問したところ、分散染料の原体を特
定な形態で用いて、特定な発色プロセスに通づことによ
り、上記目的が達成されることを究明した。
本発明の目的は分散染料をポリエステル系繊維構造物に
有効固着させ、固着後の洗浄操作なしでも良好な堅ろう
度を右する染色方法を提供することにある。
(発明の構成) 分散染料原体の少なくとt)1種を溶解させた沸点が4
0〜160℃の有機溶媒を主体とする染料溶解液をポリ
エステル繊維構造物に液滴状として付与し、溶媒を蒸発
させたのち、乾熱または過熱蒸気により染着させること
を特徴とづるポリ1ステル系繊維構造物の染色方法。
(発明の作用機構) 本発明についてさらに詳細に説明゛りる。
本発明において分散染料原体として特に構造に限定され
ずすべての分散染料原体を適用しつるが、重要な点は、
本発明の分散染料原体は通常市販されている分散染料の
ように多聞の分散剤を含むものではなく、実質的に純度
の高いもの、特に分散剤を含有しない染料原体が好まし
く用いられる。
本発明において用いられる有1幾溶媒は、沸点が40〜
180℃で染料の溶解能があるものである。
分散染料原体の溶解能に関する一つの指標は、溶媒のS
P値(3olubility ParamQtQr)で
あり、SP値が9〜12のものが好ましく用いられる。
溶媒単独では上記のSP値をはずれる場合も混合により
上記範囲のSP値を満たせば使用することができる。
本ざと明で用いるかかる有機溶媒の中でも、U&雑に付
与後の乾燥過程での染料の凝集およびマイグレーション
を防」Fリ−るために、比較的沸点が低いものが選択さ
れる。沸点が160℃を越える有機溶媒は後の蒸発に時
間を要し、柄がボケだりニジミを発生するし、乾熱処理
で充分に除去しにくいことがある。いずれにしても余り
高沸点の有機溶媒は省エネルギーの観点からも好ましく
ない。特に好ましい範囲は50〜130℃である。
これらの溶媒の例としては、トリクロルエチレン、デト
ラクロルエチレン、アセトン、メヂルエヂルケトン、メ
ヂルイソブヂルケトン、クロルベンぎン、デトラヒドロ
フラン、シフ1 =1= (ナン、1〜リクロルエタン
、ブタノール、ペンタノール、メチルセロソルブ、ジメ
チルホルムアミド、酢酸エチル、酢酸ブチル、などがあ
げられるがこれに限定されるものではない。
なお、本発明の目的を阻害しない範囲であれば、さらに
ノズル部の乾燥防止などの目的で少量成分として高沸点
化合物を配合することはさしつかえない。
本発明においては使用する染料濃度において、染料が完
全溶解していることが必要である。これは後述するよう
にインフジエラ1へなどの液滴化を行なう場合に、染液
が経時変化などに対して安定であり、ノズル詰まりがな
いなどの特徴を有する。
本発明において用いる染液中の染料濃度は0.05〜1
0%、通常0.1〜6%程度のものが用いられる。
つぎに本発明においては、溶解染料液を微少液滴状とし
てポリエステル系繊維構造物表面に付与づ゛ることを特
徴とする。本発明者らの検討によれば、液滴状で繊維表
面にイ]与発色ざUた場合はパディングなどの含浸法に
比較して (1)表面の色濃度を同じにした場合、液滴付与法の方
が、染料が少なく、堅ろう度が良いこと。
(2)染料濃度が同じ液を使用した場合含浸法にくらべ
、液滴付与の方が濃色が得られる。
ことを見出した。これらの理由については必ずしも明確
でないが次のような事が推定される。
(a )液滴法は表面着色技術であり表面の色濃度は同
じでも内部や裏面の着色は少なく、布帛に対しての染料
濃度は小さいため堅ろう度が高くなる。
(b)布帛に対し適当なにじみ防止手段をとれば液滴付
与の方がマイグレーションが少なく乾燥が早いため表面
部への高液量付与が可能。
液滴法は染液のイ1与mが少なくて着色が可能であるこ
とが前記の利点となっているため必要以上に過剰に付与
することは本発明の効果を減少させる。好ましい液滴イ
ー1与但は、繊lit構造物の形状によっても異なるが
、繊維重量の50%を越えることはりYましくない。
一方液滴化による染液付与は、他の表面への付与法、種
々のコーティング法にくらべると染液の粘度が低粘度の
ものが使用可能でありまた50Cps以下の低粘度のも
のがりTましい方向である。
他のコーティング法は適正な粘度、乾燥速度の範囲があ
り、一般に粘度の高い(沸点の高い)溶媒を用いるか、
何らかの増粘方法が必要となる。これらは染色の場合、
マイグレーション、堅ろう度低下をまねきやすい欠点が
あり、また表面に凹凸の多い繊維構造物に均一に染液を
付与することは液滴の場合にくらべより困難である。
液滴化する手段としては、インフジエラ1−法、静電ス
プレー法、エアレススプレー法、エアースプレー法など
があるが、好ましくはイ、ンクジェット法、あるいは静
電スプレー法が用いられる。液滴の大きさについても特
に限定はないが、5〜200μ程度のものが用いられる
液滴はポリエステル系繊維構造物に、柄状あるいは無地
として均一に付与されたのち、加熱して溶媒除去し、つ
いで乾熱または過熱蒸気により染着させる。乾熱処理温
度は通常150〜230℃であり、また過熱蒸気処理温
度は150〜190℃である。なかでも乾熱処理が本発
明の目的を好ましく達成する熱処理方法である。
これらに対して、たとえば100〜140℃の飽和蒸気
中での染着は発色性、堅ろう度の点て乾熱ならびに過熱
蒸気処理にくらべ劣る。
本発明でいうポリエステル系繊維構造物とは、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど
の芳香族ポリエステルおよび、これらを主体とする共重
合物、改質ポリエステルがあげられる。形態としてはこ
れらのポリエステルを含有する、Ij!et、糸、編織
物、不織布、縫製品などをいう。
(発明の効果) 以上のJ:うに本発明は、ポリエステル系#JIi紺に
対し分散染料原体を実質的に溶解状態で液滴として付与
乾燥発色させることにより、洗浄不要で実用的な堅ろう
度を有することを見出したものであり、従来の浸染、プ
リン1〜法にくらべ、省エネ、省資源効果が大ぎく工業
的な価値は非常に大きいものである。以下実施例にて本
発明をさらに説明する。
実施例1 C,Iディスバーズレッド60の原体1部をメチルエチ
ルケトン99部に混合溶解させ、約2μ以上の異物を濾
過し染液を調製した。染液は透明度が高く完全溶解して
いた。これを染液としてオンデマンド方式のインクジェ
ット装買にてポリエステル加工糸織物上に印捺した。得
られた布帛を190℃50秒乾熱処理した。発色後の布
帛は風合い変化がほとんどなく、洗浄なしで染色堅ろう
度、乾摩擦堅ろう度4〜5級、湿摩擦堅ろう麿5級と非
常に良好であり、洗浄なしで十分実用レベルであった。
この染着量のL値(明a)は31゜0であった。
実施例2 分散染料ダイアニツクスブラックB G −F S(三
菱化成)の原体1.5部、メチルエチルケトン50部、
酢酸エチル48.5部を混合し溶解させた。2ミクロン
フィルタでの濾過テストで残清かほとんどなく実質的に
溶解している染液を得た。
この染液を用い液滴化方法として静電スプレー法にてポ
リエステル加工糸織物(目イNJ210 Q /rn’
 )に付与した。
装置二日本ランズバーグ社ベル型静電塗装装置条件:ノ
ズル−加工布間隔3QCm 電圧−9万■ 塗布ff180cc/m2 加工糸織物は前処理としてあらかじめ帯電防止剤により
、表面漏えい抵抗が3x108Ωcm (20℃65%
Rl−1)としてものを用いた。室温で溶媒除去後、2
00℃で40秒乾熱処理を行なった。
染着復の表面り値は12.6で黒発色性良好であり、洗
浄なしで、乾摩擦堅ろう度4級、湿摩擦堅ろう度4〜5
級と十分実用レベルであった。
比較例1 乾熱処理のかわりに130℃で30分の飽和水蒸気処理
する以外は実施例2と同一処理を行なったところ、L値
が13.0で、洗浄なしで乾摩擦堅ろう麿3級、湿摩擦
堅ろう、度3〜4級であった。
比較例2 実施例2の染液中に同じ織物を浸漬し、ローラで絞り(
ピックアップ80%)、溶媒除去後同一乾熱処理を行な
った。染着布のL値は15.8と本発明例より悪く洗浄
なしで、乾摩擦堅ろう度3級、湿摩擦堅ろう度4級と本
発明にくらべるど劣った。
比較例2の織物に付与した染料は実施例2より約2倍多
いにもかかわらず、本発明例にくらべ表面濃度がやや低
く堅ろう度もやや劣っている。比較例の場合表裏が一応
均一に染色されているが、乾燥時にマイグレーションが
起こりへ))r <、未染着の染料がやや多いためと考
えられる。−力木発明の場合、液滴化しているため、マ
イグレーションしにくく、乾燥も早<mta構造表面部
に非常に有効に染着されているためと考えられる。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分散染料原体の少なくとも1種を溶解さけた沸点が40
    〜160℃の有機溶媒を主体とする染料溶解液をポリエ
    ステル繊維構造物に液滴状として付与し、溶媒を蒸発さ
    せた後、乾熱または過熱蒸気により染着させることを特
    徴とづるポリエステル系m維構造物の染色方法。
JP58183109A 1983-10-03 1983-10-03 ポリエステル系繊維構造物の染色方法 Pending JPS6075693A (ja)

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JP58183109A JPS6075693A (ja) 1983-10-03 1983-10-03 ポリエステル系繊維構造物の染色方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS636183A (ja) * 1986-06-23 1988-01-12 日本化薬株式会社 織編物の印捺法
JPS63203423A (ja) * 1987-02-20 1988-08-23 Toyota Motor Corp 四輪駆動用中央差動装置の差動制限機構
EP1122068A1 (en) 2000-01-28 2001-08-08 Seiren Co., Ltd. Ink-jet printing method and ink-jet printed cloth

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