JPS636170A - 合成繊維のセルロ−ス溶液による改質法 - Google Patents

合成繊維のセルロ−ス溶液による改質法

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JPS636170A
JPS636170A JP14476386A JP14476386A JPS636170A JP S636170 A JPS636170 A JP S636170A JP 14476386 A JP14476386 A JP 14476386A JP 14476386 A JP14476386 A JP 14476386A JP S636170 A JPS636170 A JP S636170A
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JP
Japan
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cellulose
synthetic fibers
fabric
fibers
solution
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Pending
Application number
JP14476386A
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English (en)
Inventor
世喜 克彦
奥村 邦子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は合成繊維のセルロース溶液による改質法に関す
るものである。
〈従来の技術〉 合成繊維は天然繊維より吸水性、制電性などの性質は劣
っているが、その反面強伸度等の力学的性質は著しく優
れているものが多い。
近年、力学的性質が優れた合成繊維に、吸水性、制電性
を与える技術の開発が進められてきている。
例えば特開昭60−137937号公報に開示されてい
る方法は、上記合成繊維の欠点を改質する手段として、
天然繊維の成分の一つであるセルロースを皮膜状に付着
させる方法である。この方法によって改質された合成繊
維よりなる布帛は洗浴30回後でも高い制電性、吸水性
を保持するものである。
しかし、このようKして改質された合成繊維よりなる布
帛は、洗濯30回を越えると制電性、吸水性が低下する
場合もある。
く本発明が解決しようとする問題点〉 本発明者らは、さらに耐久性のある制電、吸水機能を合
成繊維に付与する方法を鋭意研究した結果、本発明に到
達した。すなわち、本発明の目的は経済的に有利で、安
全性が高く、しかも制電性、吸水性などの改質効果の優
れた、耐久性の高い合成繊維のセルロース溶液による改
質法を提供するととKある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、セルロースとアルカリとの水溶液を合成繊維
に付着せしめた後、亜鉛またはアルミニラムの、硫酸塩
、硝酸塩または塩化物のうちの単独物または混合物を含
む水溶液で、該合成繊維を処理した後中和することを特
徴とする合成繊維のセルロース溶液による改質法である
本発明に用いることができる合成繊維はポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリ
アクリロニトリル類、ポリ塩化ビニル類、ポリ塩化ビニ
リデン類などの繊維であり、合成された高分子よりなる
繊維である。その形態は前記の合成繊維の少なくとも一
種より構成された糸条2編物、織物、不織布などのいわ
ゆる礒維袈品なら、いかなるものでも差支えない。また
例えば木綿、麻、絹、羊毛、獣毛などの天然繊維、また
は再生セルロース繊維、金属繊維、ガラス繊維などの合
成繊維以外の繊維を!量比で50%未満含有するものも
含まれる。本発明において、使用するアルカリはアルカ
リ金属の水酸化物から選ぶことができる。処理液中にお
けるアルカリの濃度は、使用するセルロース類や合成繊
維の種類、改質の目的等によって適宜選択されるが6〜
15重量%の濃度範囲が望ましい。
本発明の方法に用いるセルロースは実質的にグルコース
残基中の水酸基の水素が、エステル化やエーテル化など
の反応によって置換されて(・な(・セルロースである
が、なかでも木材パルプを酸加水分解し、ボールミル等
で粉砕したものや再生セルロース繊維の比較的配向度の
低いものが、アルカリ金属の水酸化物水溶液罠溶けやす
いので好ましい。また本発明の方法において使用できる
溶液のセルロースの濃度は0.5〜15重量%である。
本発明の方法で該セルロース溶液を合成繊維に付着させ
る方法としては、例えば合成繊維を該セルロース溶液の
槽内に浸漬させる方法、通過させる方法、あるいは該セ
ルロース溶液を布帛に噴霧せしめる方法、布帛にコーテ
ィングする方法などがある。その後、脱液を行なっても
よい。これは合成繊維に付着したセルロース溶液の量を
調整するための工程であり、例えばマングル、遠心脱水
機、ナイフコーテイング機などを用いることができるが
特に限定するものではない。セルロース溶液の付着率は
合成繊維の種類や形態によっても異なるが、30〜70
0重量%の範囲が好ましい。この範囲より低いと性能面
での効果が殆んどなくなり、またこの範囲より高いと風
合いが固くなりすぎて実用上問題となる場合もある。
本発明の方法は上記工程に引き続き亜鉛またはアルミニ
ウムの、硫酸塩、硝酸塩または塩化物のうちの単独物ま
たは混合物の水溶液で処理することを特徴としているが
、この時、該水溶液に硫酸、塩酸、硝酸、シュウ酸、ギ
酸などの酸を含んでいても差支えない。該化合物の濃度
は、5重量%から飽和するまでであり、この範囲より低
いと、次に示すような効果が小さい。すなわち、これら
の工程を経ずに直ちに中和工程を施した場合と比較して
吸水性、訓電性の洗濯耐久性が著しく向上する。これは
繊維に付着したセルロース溶液がこれらの工程により直
ちにゲル化し、その後、中和が行なわれるため中和の際
、体積収縮が少ない状態で皮膜が生じ、その結果接着性
が向上するものと考えられる。この工程は、浸漬、通過
、噴霧などの方法で実施することが可能であるが、本発
明の方法では特処限定するものではない。
本発明でいう中和とは、合成m、維に付着したセルロー
ス溶液のアルカリを中和する工程である。
中和液は酸を含むものであり、この酸としては、硫酸、
塩酸、リン酸、硝酸などの鉱酸のほか蟻酸、酢酸、酒石
酸などの有機酸が用いられる。また中和液は通常1〜1
0重量%の硫酸または酢酸の水溶液を合成繊維に付着し
たセルロース溶液のアルカリを中和するのに充分な量だ
け使用すればよい。
酸の濃度が、この範囲より低いと中和が困難でありまた
この範囲より高いと合成繊維が持つ力学的性質を低下さ
せるおそれがある。中和を行なった合成繊維は、この後
、洗浄を行なって差支えない。
この洗浄は繊維に付着した酸及び塩を除去するために行
なうのであり、本発明ではその装置や方法を特に限定す
るものではない。
〈実施例〉 μ下、実施例により本発明を説明する。但し本発明は実
施例によって伺ら限定されるものではない。なお実施例
に示す下記特性の測定方法を以下に示す。
制電性; 半減期、rIsLto94−1980のA法による。
吸水性: JISL1096−1979の6.26.I B法(バ
イシック法)による。
ピックアップ率; ピックアップ率(%) 付着率; 付着率(%) 耐洗濯性; JISLO127−1976の別表(11洗い方の番号
102の方法を洗1iji1回(W=t)とする。
実施例1 再生セルロース繊維よりなる不織布(旭化成工業(株)
製、商標名ベンリーゼ■)50gをgo’Cの0.5規
定濃度硫酸水溶液中に10分間浸漬した後、水洗、乾燥
した。次に、上記処理を施した不織布4o9を5℃に冷
却した10重量%の水酸化ナトリウム水溶液960.9
に一浸漬し撹拌して溶解した。このセルロース溶液中に
ポリエステル繊維(旭化成工業(株)製)のスムース編
地(目付233、!iI/m2、染め上がり)50gを
7枚浸漬した後マングルを用いて、それぞれピックアッ
プ率100%に絞液した。このうちの3枚をそれぞれ1
,10゜20重量%の硫酸亜鉛水溶液に浸漬した後、4
重量%硫酸水溶液に浸漬して布帛に付着しているアルカ
リを中和した。また残りの布帛のうち、3枚をそれぞれ
硫酸亜鉛を1.10.20重量%含む4重量%硫酸水溶
液に浸漬し、アルカリを中和した。また残りの1枚は塩
類を含んでいない4重量%硫酸水溶液に浸漬して中和し
た。それぞれの布帛を水洗、乾燥し、制電性、吸水性を
測定した。
それぞれの評価結果を表IK示す。表1に示す試料N1
8は未加工の布帛である。
表  1 表1から明らかなように本発明の方法によって改質され
た試料+1&L2.胤3 、m5 、随6の布帛は、他
の試料と比べ吸水性、制電性の洗濯耐久性が優れている
実施例2 精製したコツトンリンター100gをシュノ(イツアー
試薬900 gに溶解し、ガラス平板上に流延した。こ
れを20℃、65%RHの雰囲気中で24時間放置し、
アンモニア及び水分を蒸散させ銅を含むセルロース膜を
生成した。次いで、この膜をガラス平板より剥がし、手
で揉んで細片化した後、2%硫酸水溶液中に投入し、1
時間ゆるく撹拌しながら脱銅した。次いで、これをガラ
スフィルターで戸別し脱銅したセルロース細片を水中に
投入し緩く撹拌しながら水を逐次加えてオーバーフロー
させつつ5時間水洗した。これを再びガラスフィルター
で戸別し風乾させた。次いで、このセルロース細片20
9を5℃に冷却しておいた10重量%水酸化す) IJ
ウム水溶液980.9 K溶解させた。
この液中にアクリル繊維(旭化成工業(株)製、商標名
カシミロン■48番手双糸)sogを4総浸漬した後、
遠心脱水機を用いてピックアップ率150%に脱液した
。それぞれの総を表2に示す条件処理し、水洗、乾燥後
目付22097m”で天竺編みして布帛とした。これら
の布帛の制電性、吸水性等の評価結果を表2に示す。な
お試料N14は比較のため塩類で処理せずに中和を行な
った布帛である。また試料N15は未加工の布帛である
表  2 表2から明らかなように、本発明忙よって改質された試
料随1〜N113は他の試料と比べて、吸水性、制電性
の洗濯耐久性が優れている。
実施例3 実施例1で用いたセルロース溶液と同等の加工液の中に
ポリアミド繊維(旭化成工業(株)製、商標名レオナ■
)のスムース編地(目付z3og/mx、染め上がり)
so、yを4枚浸漬した後、マングルを用いて、それぞ
れピックアップ率100%に絞液した。このうち、3枚
をそれぞれ1,10.20重量%の硫酸亜鉛を含む4%
硫酸水溶液に浸漬し、布帛に付着したアルカリを中和し
た。また残りの1枚は、硫酸亜鉛を含んでいない4%硫
酸水溶液に浸漬して中和した。
それぞれの布帛を水洗、乾燥し、制電性、吸水性を測定
した。その評価結果を表3に示す。
表3に示す#la5は未加工の布帛である。
表3から明らかなように本発明の方法によって改質され
た布帛部2.N13は他の試料と比べて、吸水性、制電
性の洗濯耐久性が優れている。
〈発明の効果〉 本発明は、合成繊維の欠点である制電性および吸水性の
欠如を、簡単な後加工によって安全忙また経済的に、か
つ耐久性良く改善することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セルロースとアルカリとの水溶液を合成繊維に付着せし
    めた後、亜鉛またはアルミニウムの、硫酸塩、硝酸塩ま
    たは塩化物のうちの単独物または混合物を含む水溶液で
    、該合成繊維を処理した後中和することを特徴とする合
    成繊維のセルロース溶液による改質法
JP14476386A 1986-06-23 1986-06-23 合成繊維のセルロ−ス溶液による改質法 Pending JPS636170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3937765A1 (de) * 1989-11-14 1991-05-16 Bayerische Motoren Werke Ag Bauteil mit einer siliziumcarbidhaltigen verschleiss-schutzschicht

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3937765A1 (de) * 1989-11-14 1991-05-16 Bayerische Motoren Werke Ag Bauteil mit einer siliziumcarbidhaltigen verschleiss-schutzschicht

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