JPS6361207A - 光フアイバケ−ブル線路の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光伝送用の光ファイバケーブル線路の形成方法
に関するものである。

（従来技術及び解決しようとする問題点）従来はケーブ
ル加工工場で光ファイバ心線の所要本数を撚合せ、シー
スを設けて構成した光ファイバケーブルを敷設現場で延
線敷設して光ファイバケーブル線路を形成していた。

上記従来の形成方法はケーブル工場で既に光ファイバケ
ーブルとして構成したものを用いるため、次に列記する
ような問題点があった。

■将来の光伝送システムを予測して光ファイバの心線数
を回心必要とするかを決定するのに予ｊｌｌｌｌが困難
で、心線数の決定に手間どって計画〜実施が遅延したり
、確定できない場合は見切り発車的に心線数を選んでし
まい、実施後、心線数の不足や無駄な予備心数の余剰を
生じていた。

■敷設ルート、敷設スパンによって必要なケーブル長さ
を調達するが、一般に欠尺をおそれるため予め余分な長
さをみ、無駄な長さを調達していた。

又土木工事段階で・散設予定ルートに障害物が出てルー
ト迂回が生じた場合ケーブル長さに不足が生じた。従来
の電気ケーブルではこのような長さ不足の場合接続処理
を行なって補うが、光ファイバケーブルは接続処理が簡
単ではなく、接続技術の未熟な場合は伝送損失が増加し
伝送に支障を来たすことがあった。

■ケーブルの延線敷設中、ケーブルに外傷や断線等の事
故が発生した場合、光の伝送損失特性」二簡単に補脩で
きず、この敷設スパン分の長さのケーブルの代品が必要
であり、延線敷設のやり替えやそれによる工期の遅れが
生じた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消し、光ファイバ心線を必要
な時に、必°要な心数を、必要な長さを延線敷設する光
ファイバケーブル線路の形成方法を提供するもので、そ
の特徴は、あらかじめ光ファイバケーブルのシースに見
合うパイプを延線敷設して管路を形成し、該管路の一端
より光ファイバ心線を接続した落下傘状シリンダーを挿
入し、管路内に圧縮空気を送入することにより光ファイ
バ心線を管路内に延線敷設することにある。

第１図は本発明の光ファイバケーブル線路の形成方法の
具体例の一部断面をあられした説明図である。

図面において、（りはリールスタンド（２りに塔載され
た光ファイバ心線巻リール■から繰出し又は引張り出さ
れた光ファイバ心線である。この光ファイバ心線（１）
は例えば第４図（イ）に示すようにコアｏＤ上にクラッ
ド５０Ｘ５を打する光ファイバ上にナイロン、アクリル
等のプラスチック？ＪＩＥ　ｍ　Ｂ　（１：Ｄを具えた
単心線（外径０．９−一、重さ約ｏ、４ｇ／ｍ）でもよ
く、あるいは同図（ロ）に示すように単心線の複数本を
撚合せた上に発泡ポリエチレン等の保護層＋１４１を設
けた多心線（図の７心で外径２ｍ港、重さ約２　ｇ／ｍ
）でもよい。

（３１は光ファイバケーブルのシースに見合うパイプを
あらかじめ延線敷設して形成した管路で、その形態は例
えば第３図（イ）のように１条のパイプ（３Ｉ）でもよ
く、同図（→及び（ハ）のようにパイプ（３りの複数条
を集合し、その上にポリ塩化ビニル等の保＝ω層（３２
）を設けるか、集合上に束ねテープ巻層あるいは右き紐
（３３）を施して集束したものでもよい。さらには同図
に）のように多心電気ケーブルの絶縁線心（３４）の撚
合せ間隙にパイプ（３１）を撚合せて複合形態に構成し
たものでもよい。上記管路（３）を形成するパイプ（３
１）の材質は金属、合成樹脂等いずれでもよいが、光フ
ァイバ心線０）との摩擦係数の少ない材質のものが望ま
しい。又パイプ（３１）の内径はその中に挿入する光フ
ァイバ心線（１）の総断面積が４０％以下となる内径断
面積の内径を有するものが紅験上望ましい。さらにこの
ようなパイプ（３１）又は複合体の敷設は通常の電線管
配管工事、ケーブル管路敷設工事、ケーブル配線工事等
と同様の方法によって屋内外の地上、地中に敷設される
。

（４）は管路（３）の光ファイバ心線（りの挿入側端部
に取付けられている手前キャップで、金属や合成樹脂よ
り成り、図のように光ファイバ心線（１）の挿通孔（４
Ｉ）と圧縮空気の送入孔（４２）を具えている。

■は管路（３）内に挿入された落下傘状シリンダーで、
光ファイバ心１ｉｌ（１）端の挿若部（５１）を有し、
これに光ファイバ心線（１）が接続される。この落下傘
の膜はシリンダーが管路（３）内を円滑自由に移動する
ようにするため摩擦係数が小さいゴム、プラスチック等
の弾性体で構成するのが望ましい。なお、去 この落下傘状シリンダーの代りに砲弾＃シリンダ１−を
用いてもよい。

（６）は管路（３）の光ファイバ心線挿入側端部とは反
対側の終端部に取付けられている終端部キャップで、第
２図に示すようにその先端部には空気は流出するが、落
下傘杖シリンダーが抜は出さないような格子状の透孔（
８１）が設けられている。

（作用） 次に第１図に従って本発明の方法の手順を説明する。

■まず、従来の配管、配線工事と同様に、光ファイバケ
ーブルのシースに見合うパイプをあらかじめ定められた
延線ルートに敷設して管路（３）を形成しておく。

■」二足あらかじめ敷設されている管路（３）の手前端
場所に光ファイバ心線巻リール■を搬入し、これをリー
ルスタンド（２１）に塔載する。

■管路（３）の手前端に光ファイバ心線（＋）の先端を
引出し、手前キャップ（４）の光ファイバ心線種通孔（
４１）に通して落下傘状シリンダー〇の光ファイバ心線
挿首部（５０へ接続し、しかる後手前キャップ（４）を
管路端に嵌着する。

この際、光ファイバ心線（１）の先端と心線挿若部（５
１）との接続は接若剤もしくは圧着等により接続処理さ
れる。又光ファイバ心線（１）と心線挿通孔（４１）と
の間隙が大きいときは、滑りのよいシリコン又は弗素樹
脂製のブブシングを挿首して圧縮空気の逆流出を防ぐよ
うにする。

■手前キャップ（４）の圧縮空気送入孔（４１）へ圧縮
空気発生機（エアーコンプレッサー）からのり−ドホー
ス端を装若し、管路（ａの終端に終端部キャップ（６）
を嵌着する。なお、これらの作業は並行して行なっても
よい。

■光ファイバ心線巻す−ル■を回して心線（１）を繰出
し、Ｏｑ方キャップ（４の圧縮空気送入孔（４２）より
圧縮空気を管路（３）内に送り込む。この際、リール０
はリールスタンド（２Ｉ）で圧縮空気による送り込み及
び許容の張力以下で円滑に回転するようになっている。

■管路（３）内に圧縮空気が送り込まれると、落下傘状
シリンダー■が抵抗部上なって管路（３）を前方に進む
。

■前進した落下傘状シリンダー■は管路■の終端部に達
するが、この終端部には終端部キャップ（６）が設けで
あるので、管路長に対し光ファイバ心線（１）の繰出し
長をカウントしておくことによって管路終端より抜は出
すことな（敷設が終る。

（実施例） 上述の手順に従い、第５図に示す実験布設ルートで、ま
ず外径８１φ、内径６Ｉｌｌφの市販のポリエチレンパ
イプをあらかじめ敷設し、このパイプ内へ外径０．９１
簡のナイロン被覆を施した光ファイバ心線（ＥＧ−５／
３０　）を３〜４　ｋｇ　／ｄの圧縮空気により延線敷
設したが、敷設中の張力は光ファイバ心線の許容張力の
１００　ｇ以下であり、敷設後の光伝送ｔｒ】失増が全
くな〈実施できた。

（発明の効果） 上述した本発明の光ファイバケーブル線路の形成方法に
よれば、既に光ファイバケーブルとして構成されたもの
を延線敷設する従来の方法に比して、 ■必要な時期に、必要とする光ファイバ心線を敷設する
ことができる。

■始端から終ＺＩＪまで無接続敷設ができ、無駄な長さ
や長さ不足調整の問題が８ｑ消できる。

■ケーブルの延線敷設中の外傷に対し光ファイバ心線の
傷や断線問題を大幅に低減できる。

■敷設替えが必要な場合でも光ファイバ心線のみで敷設
替えが容易にできる。

等の効果を仔し、今後増加が予想される工場内、ビル内
におけるローカルエリヤネットワーク用の光ケーブルネ
ットワーク等への利用が（「効で、その工業的利用価値
は大きいものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光ファイバケーブル線路の形成方法の
具体例の一部断面をあられした説明図である。 第２図は終端部キャップの斜視図、第３図（イ）〜に）
はいずれも管路の構造例の横断面図、第４図（イ）及び
（ＩＪ）はいずれも先ファイバ心線の構造例の横断面図
である。 第５図は本発明の実験布設ルート図である。 １・・・光ファイバ心線、２・・・光ファイバ心線巻リ
ール、３・・・管路、３１・・・管路を構成するパイプ
、４・・・前方キャップ、４１・・・光ファイバ心線種
通孔、４２・・・圧縮空気送入孔、５・・・落下傘状／
リンダ−１５１・・・光ファイバ心線ｔＩＴｉ着部、６
・・・終端部キャップ、６Ｉ・・・格子状の透孔。 豫　３　図 埠　５ｗＪ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）あらかじめ光ファイバケーブルのシースに見合う
   パイプを延線敷設して管路を形成し、該管路の一端より
   光ファイバ心線を接続した落下傘状シリンダーを挿入し
   、管路内に圧縮空気を送入することにより光ファイバ心
   線を管路内に延線敷設することを特徴とする光ファイバ
   ケーブル線路の形成方法。
2. （２）管路の光ファイバ心線挿入側端部に光ファイバ心
   線挿通孔及び圧縮空気送入孔を有するキャップを、終端
   部に空気は流出するが落下傘状シリンダーは出ない格子
   状の透孔を有するキャップを取付けてあることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の光ファイバケーブル線
   路の形成方法。