JPS6360941A - 17−1a抗原に対するモノクロ−ナル抗体による腫瘍の免疫療法 - Google Patents

17−1a抗原に対するモノクロ−ナル抗体による腫瘍の免疫療法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術背景 ねずみのモノクローナル抗体17−1Aの殺腫瘍活性は
裸のねずみおよびヒトを特徴としている。
例えば、ディ、l\ルリン(D、 Herlyn)およ
びエッチ、コブロウスキイ(H,Koprovski)
の”I gG2aモノクローナル抗体のエフェクター細
胞との相互作用によるヒト腫瘍生長の抑制”、プロシー
ディング オブ ナショナル アカデミ−サイエンス、
 LISA  (Proc、 Natl、 Acad、
 Sci、 USA)79巻4761−4765頁参照
。MAb17−1Aの投与が、結腸直腸または膵臓がん
の部分的または完全な退化を生じた多数の事例が、報告
されている。エッチ、エフ、シアース(Il、 F、 
5cars)等の“胃腸腺がんをもつ患者に関するモノ
クローナル抗体免疫療法の効果”、ジャーナル オブ 
バイオロジカル レスポンプント モデル(J、 Bi
ol、 Re5p。
Mod、 3巻138−150頁;エッチ、エフ、シア
ース等の“胃腸腺がんに対するねずみモノクローナル抗
体チトチキシック(cytotixic)のフェース■
臨床試験” (1985年)、キャンサー リサーチ(
Cancer Rcs、)  45巻 5910−59
13頁参照。一般に、抗体は500μg以下の単一投与
として投与されている。
発明の要約 本発明は胃腸腫瘍に関連した抗原17−1Aに対するね
ずみモノクローナル抗体の複数回、高投与量を使用する
胃腸腫瘍の免疫療法の方法に関するものである。この方
法は胃腸腫瘍に悩む患者に抗原17−1Aに対してねず
みモノクローナル抗体を約0.1〜約5gの総合投与量
を約100mg以上多数回、連続投与量で投与すること
からなる。ねずみ抗体の各投与量は循環する抗体の“連
続的“高水準を達成、かつ維持するため1〜30間隔に
週間隔まで投与できる。2以上のねずみ抗−17−1A
抗体の混合物が投与できる。多数回、高投与量療法は化
学療法、放射線療法または外科に対しアジュバント療法
として実施できる。
高投与量のねずみ抗体療法は患者に十分耐えられる。更
に、処置したヒトに一般に発現する抗−ねずみ抗体反応
は驚くべきことに反覆投与中にねずみ抗体のプラズマ半
減期を著しく変えることはない。従って、抗体の高血液
水準が、高投与量の連続注射により達成でき血管内空間
から腫瘍床に抗体の移行を増進し、従って高濃度の治療
抗体を作用位置に供給する。
発明の詳細な説明 本発明は多くの胃腸腫瘍に関連した17−1A抗原に対
し反覆、高投与量のねずみ抗体による胃腸腫瘍の療法に
関するものである。本治療研究法は多数の知見に基づい
ている。多段、高投与量で投与したねずみ抗−17−1
A抗体は一般に患者に十分耐えられる、多くの共通側面
効果は緩和な胃腸である。然しなから、アレルギー反応
が若干の患者には反覆療法を制限する。更に、ヒトの抗
−ねずみ抗体反応が、ねずみ抗体により一般に引き起こ
されるが、この反応は投与したねずみ抗体の薬理動力学
に著しくは影響しない。これは連続的、高投与量の抗体
が、提供されて抗体の連続的高プラズマ水準を達成かつ
維持できることを示す。
抗体の高循環水準の維持は静脈内区域から腫瘍への抗体
の移行を最適にし、従って、−層効果的な抗−腫瘍作用
のため抗体の腫瘍への接近を増進する。更に、維持され
た高血液水準により腫瘍細胞の細胞溶解を伝えた更に有
効な抗体従属細胞に対し作用位置で抗体の延長された高
濃度に導かれる。
本発明の方法に依れば、17−iA抗原に対するねずみ
抗体が胃腸腫瘍を有する患者に約0.1〜5g、好まし
くは1〜5gの全投与量、及び約100 mg以上、好
ましくは400mg〜1gの反覆投与量で投与される。
抗体は非経口的に、好ましくは静脈点滴により投与され
る。抗体は一般に生理学的に容認された賦形薬例えば通
常の食塩水中に懸濁して投与される。抗体の投与量は1
〜3日の間隔ないし約1週間の間隔に亘って与えられる
個々の患者に対する投薬歯の処方は特に患者の臨床状態
および有害なアレルギー症またはアナフラキシー如何に
よる。本目的は療法過程に亘り抗体の維持された高プラ
ズマ水準を与え腫瘍部位に抗体の増進された接近を与え
る断片的投与量で抗体を提供することである。
17−1Aに対するねずみの抗体は個々にまたは2つ以
上のねずみ抗−17−1A抗体の混合物(カクテル)で
投与できる。好ましくは、17−1Aに対する異なるエ
ピトープ特性を持つ抗−17−1A抗体は添加剤または
相乗効果的に抗腫瘍活性を増加するため組合せで使用さ
れる。ねずみ抗体は原型の17−1A抗体または以下に
記載されるM72゜M74. M77およびM79抗体
の如き17−1A抗原の類似または異なるエピトープと
認められる他のねずみ抗体から選択できる。
17−1A抗原に対するねずみ抗体は17−1A抗原が
関連する胃腸系の腫瘍の受動的免疫療法に使用できる。
実例は胃腸の腺がん、結腸直腸がんおよび膵臓がんであ
る。ねずみ抗体の処置は化学療法、放射線療法および/
または外科的処置を含め他の形態の療法にアジュバント
となる。特に、ねずみ抗体療法は外科的排除のできない
ミクロまたは小型転位に向けられるアジュバント療法と
じて有用である。
本発明を更に次の例証により説明する。
試験例 試験を20人の患者に実施して17−1Aの反覆、高投
与量に対する患者の耐性を調査し、反覆投与に関するそ
の薬理動力学を調査し、このねずみの免疫グロブリンに
対するヒトの免疫反応(抗体)の特徴を与えた。
患者集団 胃腸の悪性腫瘍をもつ20人の患者(結腸17、背部2
、膵臓部1)を、患者が小中腫瘍の重荷即ち70%(カ
ルノフスキー比率)以上の性能状態および客観的に測定
し得る病症の転位症を持つことをベースにして選択した
。研究は個々の患者の腫瘍標本により17−1A反応性
を証明するために実施した。20人の患者のうち7人は
従前に化学療法を受けたが、13/20は転位症に対す
る従前の治療を受けなかった。
処置プロトコール 研究はバーミンガムのアラバマ大学、総合がんセンター
の臨床研究単位を実施した。通常の食塩水250m1に
希釈した17−1Aの全投与fit 400II1gを
利用した全抗体点滴を生命徴候を注意深くモニターしつ
130分に亘り注入した。全ての点滴液は全投与量の点
滴液の投与に先立って0.7a+gの静脈内試験投与量
で先行し次いで30分のモニターを行った。プロトコー
ルには累進的に増加する数の週間点滴を受ける5患者個
々の4群の増加が包含される。即ち1群−5患者−単一
点滴;2群−2点滴による5患者−1日および8日;3
群−3点滴による5患者−1日、8日および15日;4
群−4点滴による5患者−1日、8日、15日及び22
日。
3群の患者に毒性が示されたため、4点滴を受けた患者
はないが、これらの5患者は2群に加えられ2点滴の治
療を与えた(1日および8日)。全患者は6週間続けら
れ、それらの最終点滴に続いて1週間尿検査、肝臓およ
び腎臓機能、血液数および臨床評価のモニターを行った
薬理動力学 薬理動力学的分析を第1の5人の患者についてその単一
点滴の時期に実施しく17−1Aの先行接触はない)、
2点滴を受けた10人の患者はその第2点滴の時期に研
究しく1人は17−1Aの先行接触)および3群の患者
はその第3点滴の時期に研究した(2人が、17−1A
の先行接触)。薬理動力学のため、血液試料を点滴以前
、点滴完了に際して直ちにおよびl/2 、 1. 2
.4.12.24゜48、72時間および86時間に採
取した。ねずみ免疫グロブリン消失の一般的模型を確認
するために、全薬理動力学研究を受けぬ点滴に関してス
ポット試料を治療前、治療後1,24および48時間に
採取した。17−1Aのプラズマ水準をうさぎの抗−マ
ウスガンマグロブリンおよび放射線標識した(125I
)親和力精製やぎ抗−マウスIgG。
F (ab’ ) 2で被覆したラテックスビーズを利
用する固相ラジオメーターサンドイッチ検定を使用して
定量した。プラズマ中の17−1Aの濃度は通常のプラ
ズマに希釈した17−1Aの既知濃度の標準曲線と比較
した放射線標識した抗−マウスI gG、 F (ab
’ ) 2のラテックス粒子結合量により定量した。こ
の検定の感度はり、Ong/mlであった。
ヒト抗−マウス抗体(HA M A ’)反応各血清試
料は各患者について各点滴以前および、次いで週×6採
取した。ヒトの抗−17−1Aの存在を定量するために
使した検定はラテックスビーズ被覆17−1A、放射線
標識した(   I)17−1AIμg試験プラズマ1
00μl (300〜400cpm/ngの比活性)の
同時培養を使用する“二重抗原”系〔ジ、アジソン(G
、 Addison)およびシー、ヘール(C,Hat
e)、 HorIl、 metab。
Res、 3巻、 59−60頁(1971年)〕であ
った。試料は室温で90分培養し、ビーズで会合した放
射能を前記のパーコール(Percoll)によるビー
ズの遠心分離により定量した〔ニー、ロブグリオ(A、
 Lobuglio)等、 New Engl、 J、
 Med、、 309巻459−463頁(1983年
)〕。プラズマによりビーズに結合した  I  17
−1AのCpI!lは既知の125+ −17−1Aの
比活性を使用してプラズマの17−1A/mlのngに
変換された。この検定は明らかに17− 1A (I 
gGおよびIgM)に対する1以上の結合位置をもつい
ずれの分子をも検出する。
正常な個人およびがん患者の検定結果は17−1A接触
以前は5±4ng/mlのプラズマ(n=54)であっ
てこの数値は0〜16ng/+nlの範囲にあった。
20ng/m1以上の値が抗体反応として分類された。
17−1Aモノクローナル抗体 モノクローナル抗体はセントコ−社(Centocor
 。
Inc、)により通常の食塩水中10mg/mlの精製
懸濁液として提供された。それは使用前は4℃で保存さ
れた。プロトコールはセントコールスポサーIND(第
2168番)で実施された。
毒  性 17’lA投与の逆効果を第1表に要約した。
第 1 表  17−1A点滴に関連した毒性1、 1
回投薬量(400mg)  −5患者315−なし 215 − G、1.徴候 ■、毎週2投薬量(400+ng)  −10患者4/
10−なし 5/10− G、1.徴候 1/1〇−紅潮/頻拍 ■、毎週3投薬量(400mg) −5患者315−な
し 215 −  G、1.徴候およびアナフラキシー(第
3服用) 2点滴液を受けた4患者および3点滴液を受けた3患者
を包含する20患者中10患者が逆効果がなかった。最
も屡々観察された副作用は胃腸(9/ 20)で吐き気
および嘔吐(4患者)または腹痛があったり無かった下
痢(7患者)を伴った。徴候は通常点滴の1時間以内に
始まり、24時間以内続いた。
それらは適度−中位の厳しさで容易に抗−下痢薬の抗−
吐剤により調整された。胃腸の徴候の頻度は17−1A
点滴の数には関係なかった。1患者が、第2点滴の最中
に紅潮および頻拍の1回があったが、これは点滴速度を
単に遅くすることにより消失した。この患者は点滴中に
も先行点滴にも他の副作用は無かった。
2患者が著しい副作用があった。両患者ともその第1お
よび第2点滴(10および8日)に関連した吐き気およ
び嘔吐があった。彼等は150に17−1Aの試験投薬
量に耐え30分に亘る観察に副作用が無かった。治療点
滴を次に開始したが両者はアナフラキシーと判断される
呼吸困難、頻拍および低血圧を現わした。両点滴を直ち
に停止(与えられた投薬量の10%以下−)し、患者は
コルチコステロイド、エビネフヒリンおよび抗ヒスタミ
ンによる治療に十分反応した。研究中の患者は検尿、完
全な血液数、腎臓または肝臓機能の異常性を示さなかっ
た。
薬理動力学 各患者について連続プラズマ17−1A水準を分析しプ
ラズマ消失の1区分のモデルに適合することを見出した
。曲線によるピークのプラズマ濃度、プラズマ半減期お
よび面積を第2表に要約した。
第   2   表 ヒトにおける17− I A (400mg)薬理動力
学ピーク濃度 半減期  AUG 従来の抗体 (μg/ml)   (II)   (I
tifl−xg/ml)なしくn=5)   139±
8 15±2 3013±1751回(n−10)  
141±5  14±1 2828±932回(n−3
)   10g±224±2 3771±81数値は平
均士平均の標準誤差を表わす。AUGアナフラキシ−(
過敏症反応)を持つ2患者は17−1Aの全第3投薬量
を受は入れず、従って、薬理動力学の研究が無かった。
従って、3患者のみが、17−1Aに2先行抗体の接触
を持つ群を形成した。結果は全3群の患者に類似した。
第3点滴に関する3患者の研究は単一または第2点滴に
よる患者の群より17−1Aのや\低い血清濃度および
や\艮い平均プラズマ半減期があった。差異が余り大き
くなく、かつ、群が少数の患者で形成されたため、解釈
は限定される。
ヒトの抗−マウス抗体(HAWA)反応治療に先行した
患者の血清は1251−17− L Aの被覆したビー
ズを結合する能力は殆んどまたは検出できなかった第3
表に要約した如く、殆んど全ての患者は第1の17−1
A接触の250以内にHAMAを示した(17/20)
。多数(11/20)が80までにHANAを持ち8/
11が1100n/m1以上の値を持ち、2/11がl
o00ng/m1以上の値を持った。ピークの値は一般
に15日または22日に示され、値は29日までおよび
越えて降下した。17−1Aに1,2または3回の接触
を受けた患者は第4表に示す如(HAMA反応により同
程度であった。
前−治療−0/20が抗体(範囲0−15日g/ml)
を持った 80−11/20が抗体(il −36−1l108n
/ ml)を持った 15日  −15/20が抗体(範囲一27−5598
ng/ ml )を持った 220 −14/20が抗体(範囲一60−5046n
g/ ml )を持った 29日  −15/20が抗体(範囲一23−4900
ng/ ml )を持った 抗体なし−3/20 * 抗体活性はプラズマm1当り  I  17−1A
のngで表わした。
接触  非常に高い 中 程 度 低い/無しく>10
00)    (40−99)    (<  40)
1回3(60%)1(20%)1(20%)2回4(4
0%)4(40%)2(20%)3回2(40%)2(
40%)1(20%)* プラズマm1当り結合した1
7−1Aのngで過敏症の2患者に興味があった。彼等
は8日1こ1055および284ng/ rnl、15
日1こ171Bおよび3745ng/mlのHAMA水
準を有した。彼等は吐き気および嘔吐(1日の点滴に存
したものに類似)を除いて逆作用なしに8日の点滴に耐
性を持ったが、15日にその第3点滴の時期に過敏症反
応を呈した。副作用のない5人、胃腸徴候の3人、紅潮
/頻拍の1人、および過敏症の2人によってHAMA水
準が20日g/m1以上であった(高めた)時11の点
滴全てを患者に投与した。患者で熱、たんばく尿または
腎臓障害を示したものはない。
また、これらの11の点滴中9個に適当なプラズマ試料
が、17−1A抗体のピークのプラズマ濃度およびプラ
ズマ半減期の定量に利用できたことは興味深い。これら
の値は検出できるHAMAのない点滴以上に実質的に差
異は無かった。
検   討 17−1Aモノクローナル抗体400 lrlgの反覆
投与のこのI/If相の研究は多数の観察を提供してい
る。一般に、抗体の投与は第1または第2の点滴を受け
た患者の場合十分に許容された。軽い胃腸の症状は明ら
かに抗体の点滴に関係があり、著しい臨床上の問題では
なかった。これらの症状の病因は不明であるが、これら
は第3の点滴に比較して患者の第1の点滴中全く屡々生
じたためアレルギー反応に関連するとは考えられない。
これらは正常な胃腸の粘膜に対するこの抗体の結合の能
力に関係する〔エッチ、シアース(Il、 5ears
)等。
Surg、 Res、 31巻145−150頁(19
81年)〕。毎週3点滴を受けた患者5名中2名は過敏
症反応があった。潜在的に生命に恐威となるアレルギー
反応の頻度により我々の試験の4−投与予定は阻止され
15日に抗体投与を必要とする処置予定を中止された。
薬理動力学研究は抗体のこの投薬量がかなり低い投薬量
で投与された他のマウスモノクローナル抗体(放射線標
識した)による観察〔エム。
プリム(M、 Primm)等、 J、 Nucl、 
Mad、 26巻。
1011−1025 (1985年)およびエム、ロー
ゼンブルム(M、 Roscnblum)等、 Can
cer Rcs、 45巻装2982−2386頁(1
985年)〕に近似したプラズマ消失曲線により100
〜200μz / mlのプラズマ濃度を達成できるこ
とを示している。このプラズマ半減期は8日までに1μ
g/m1以下のプラズマ濃度を与えた。従って、17−
1Aの実質的なプラズマ濃度の維持は週1回より屡々多
い投与を必要とする。先行研究〔エム、プリム等、 J
、 Nucl、 Med。
26巻1011−1023頁(1985年)およびニス
、ラーソン(S、 Larson)等、 J、 Nuc
l、 Med、 24巻、 123−129頁(198
3年)〕はHAMA反応の出現はマウスIgの循環水準
の烈しい変化に関連することを示唆している。この現象
の観察の発明者の不足は若干意外である。然しなから、
本発明者等の測定はプラズマm1当り結合17−1Aμ
gに関して循環中に100〜200μz / mlの濃
度を容易に達成する17−1Aの点滴により表わされる
ことは注目すべきである。本発明者らは最近発明者らの
HAMA検定を改良し全循環HAMAの定量を可能にし
ている。これにより患者の全循環HAMAが、17−1
Aのこの大循環投薬量のわずかな少留分に結合すること
ができるか否かが明白にされるであろう。
発明者らは他者により報告された〔アール。
シュロツフ(R,5chroff)等、 Cancer
 Res、 45巻。
879−885頁(1985) )ような抗体点滴に先
行して以前に存在するヒトの抗−マウス抗体の証拠を見
出せなかった。発明者らは放射線を標識したモノクロー
ナルマウス抗−ヒトFc抗体を使用した17−1A被被
覆ビーズに結合したヒト免疫グロブリンを検出した検定
を使用しヒト抗−マウス抗体の検定を当初試みた。発明
者らはモノクローナル抗体点滴に先行して正常な人およ
びがん患者が、17−1A被覆ビーズに非特定的に結合
した異なる世のヒト免疫グロブリンを有することを見出
した。
この結合は可溶性抗原により代表的な競争的な抑制を有
せず非−特定的現象でかつ抗体ではないと判断された。
対照として、17−1A被覆ビーズに結合した後期−予
防注射のプラズマ免疫グロブリンは容易に可溶性抗原に
より抑制された。従って、本研究に使用した二重抗原検
定方式は17−1Aに対し一層明白に免疫反応を反映す
ると考えられる。17−1Aの1以上の大投薬量の投与
にも拘わらず、このタンパク質に対するヒトの抗体反応
は80までに屡々探知できる抗体と15日および22日
までに得られたかなりの水準の抗体により刺激された。
更に、研究は免疫グロブリンの亜綱および抗−特異型に
関してこの抗体反応を特徴づける途中にある。
17−1A抗原の生化学的およびエピトープの生産 ヒトの結腸がん細胞系DLD−1およびW i D r
はロックフィル、MDのアメリカンタイプ カルチャー
 コレクションから得られた。結腸がん系HT−29は
ジエ、フオフ博士(J、 Fogh)。
スローン ケッタリング インスチチュートフォア キ
ャンサー リーサ、NY、から提供を受けた。ヒトの組
織は手術除去直後に液体窒素−冷却イソペンクン中で瞬
間冷却した。
放射線標識および免疫沈殿 細胞(5xlo  )は前述の  ■を使用したラクト
パーオキシダーゼ−介在の沃素化により表面〜標識した
。ジエ、アール、エル、ピンク(J、 R,L、 Pi
nk)およびニー、チーグラー(A、 Tiegler
) (1979年)、 Re5earch Metho
ds inimmunoIogy、アカデミツク出版社
、NYoMAbsをタンパク質A−セファロース(シグ
マ社。
セントルイス、 mo)に混合した免疫ソルベント(I
n+munosorbents)は標識した細胞リセー
ト(1ysates)に4℃で2時間添加した。混合し
た材料は試料緩衝液中で沸騰して溶出し、レムリ−(L
acam l 1 )による5DS−ポリアクリラミド
ゲル電気泳動(SDS −PAGE)により分析した。
U、 K、 Lacmmlf、 Nature、 22
7巻、 680−885頁(1970年)。
MAbの選択 結腸がん組織は単一転位のため肝臓のロボトミーを受け
た51才の老女性患者より得た。
17−1Aの陽性の腫瘍組織を注意深く分離し、ミンチ
し、均質化し、プラズマ膜をトウスター(Touste
r)らにより記載された(f、 Ce11. Bfol
47巻、 804−618頁 (1970年)如く精製
した。
(C57BL/6X Ba1b/ c) F I牝マウ
スからの背髄細胞P s x 63A g8.653融
解は標準方法〔ガルフル(Galfre)ら、 Nat
ur、 266巻、 550−552頁〕を使用してボ
ルデテーラ(Bordetella)百日咳アジュバン
トと共にタンパク質3mgに相等する結腸がんプラズマ
膜製剤の単一1.p、注射後3日に実施した。
融解及細胞はマウス腹膜マクロファージを含む96個の
ミクロタイターのプレート中のHAT選択媒体(ヒポキ
サンチン、アミノプテリン、チミジン)中に加えた。バ
イブリドの上澄液は予防注射のため採取した肝臓転位を
起した冷凍組織部分のイムノパーオキシダーゼ汚染によ
り選別した。転位の結腸がん細胞および隣接する肝臓中
の胆汁管と反応し肝臓細胞と反応しない抗体は更に第5
表に列記した非−悪性上皮組織のパネルについて試験し
た。この関係中17−1A−類似の着色形態を示す抗体
は限定した希釈により少なくとも2倍のクローンを生じ
た。
第   5   表 正常の上皮組織■における17−1A抗原の分布組 織
 試験数/陽性数    備  考結 腸   14/
 14    粘膜の強い汚染中 腸   515  
  粘膜の強い汚染胃    6/9   限定区域の
時折り弱い汚染 胆 嚢   1/1   粘膜の強い汚染膵111a 
   l/1    ランゲルハンスの腺房導管、小島
の強い汚染 肝 臓   6/6    胆汁管の強い汚染;肝臓細
胞陰性 腎 臓   2/2    ヘンル環中程度汚染;末梢
管強く汚染;近接 管、腎皮球体、陽性 肺    2/2    気管支の強い汚染;肺胞中程
度汚染 甲状腺   4/4   ン戸胞性上皮の強い汚染第 
   5   表  (続き) 組 織 試験数/陽性数    備  考乳 腺   
3/3   小葉および導管の強い汚染 胸腺 0/1 皮 膚   2/2   汗腺の強い汚染;表皮陰性 ■ 試験した正常組織の全てに一致した汚染の型を示し
たMAbs 17− I A、 M72. M74゜M
77およびM2Sによる免疫組織化学的汚染により確認
した。
免疫吸取 免疫沈降物はSDS −PAGEにより分離し、トウビ
ン(Towbin)ら(Proc、 Natl、 Ac
ad、 Sci。
LISA、 76巻、 4350−4354頁(197
9年)により、ニトロセルロース膜〔シュライヒエル(
schleicher)およびシュル(Schull)
 、ダッセル、FRG)に電気泳動的に移動され、かつ
移動した抗原は間接的イムノパーオキシダーゼ技術〔ビ
、ホルツマン(B、 Ilolzmann)ら、 J、
 Exp、 Med、 161巻、 36B−377頁
(1985年)〕により視覚化した。
流動サイトメーター分析 HT−29細胞は氷上で未濃縮、10×または50×濃
縮−上澄液のMAbs、 M72. M74. M77
またはM2Sにより予備培養し、次いでビオチン化した
17−1A抗体(10μg / ml )およびアビデ
ィン−フィコエリスリン〔ベクトンーディキンソン(B
ecton−Dickinson、  ?ランテンビラ
、 CA) )により培養した。蛍光像をEPIC3−
V  Cクールター エレクトロニクス(Coulte
r Electronics、バイアリーン。
PL、’))−により分析した。
免疫組織化学 凍結した組繊細片を調製し、本質的には他に記載された
間接的免疫パーオキシダーゼ技術により着色した。ゲッ
トリンガ−(Got t l i nger)ら。
In5t、 J、 Cancer 35巻、 199−
205頁(1985年)。
簡単に述べると、風乾した細片(7μm)をアセトン中
に10分間固定し、M A b (10μg / ml
または未希釈上澄液)で30分間培養し、PBS中で洗
θし、ヒト血清20%を含有するPBS中に希釈したパ
ーオキシダーゼ−共軛うさぎ抗−ツウ21面抗而清〔シ
アツバ(Dianova) 、ハンブルグ。
FRGIに30分間接触した。細片はPBS中で洗浄し
た後、0.001%H792を含有するpH7,4の0
 、02 Mの緩衝液中の0.004%3−アミノ−9
−エチルカルバゾール中で20分培養し、続いてマイヤ
ーのヘマリウム(Hemalum)により逆着色した。
結   果 17−1A  Agの生化学分析 17−1A  Agの当初の生化学分析は一つのヒト腫
瘍細胞系(HT−29)に対してのみ行われるので、発
明者らは表面ヨウ素化により二つの付加的ヒト結腸がん
系に関して示された17−1AAgの性質を調査した。
MAb17−1Aによる沈殿は3者の細胞系、DLO−
1,WiDrおよびHT−29において同一の単一タン
パク質バンドを示し、これは37KDの見掛の分子量を
もって5DS−PAGE系に移動した。蛍光圏強度から
判断されるように、3細胞系から沈殿可能の抗原量は全
く可変的で、結腸系DLD−1は最高量の放射線標識抗
原を与えた。電気泳動に先行して2−メルカプトエタノ
ールが沈殿に添加された還元条件下では33KDの明白
なバンドが、3細胞系の全てから得られた。更に、約4
0KD成分の主要成分もまたHT−29リセート中に時
々見出された。
このバンドは明らかに不在かまたはW i D r細胞
から沈殿されなかった。
チュニカマイシン(2μg / ml )によるHT−
29細胞の24時間培養は非還元条件で30KD、還元
条件で26KDの新バンドの出現を与え、17−1AA
gが2個の結合したグリコジル化の位置を示した。17
−1Aの糖タンパク質の性質は更にニュラミニダーゼに
よる17−1Aの沈殿の処理により実証され、これは見
掛は分子量の軽微な然も明白な還元を与えた。
新MAbによる17−1Aのエピトープ分析17− a
A Ag (M72. M74. M77、 M2S)
に対し向けられた新規の4MAbsが凍結した組繊細片
について17−1A−類似の反応性に対し結腸がん転位
からの膜製剤により免疫したねずみから発生したハイブ
リドーマの上澄液を選別することにより得られた。4抗
体の全ては当初の17−1A抗体に見られる同一分子量
のタンパク質を沈殿する。新規のMAbsにより確認さ
れた抗原の同一性を確認するため、広範な免疫吸取分析
を実施し、それにより17−1A免疫沈殿が5DS−P
AGEによる分離後にニトロセルロースに移行し新規の
4試薬により試験した。前文に示した如く、37KDタ
ンパク質に結合した新規の4抗体はアイソタイプの配合
した対照MAbsでは得られなかった。新規の4MAb
sのエピトープ特異性を分析するためクロス−阻害試験
を実施した。流動血球計算分析においてビオチニル化し
た17−1A抗体のHT−29細胞への結合は完全にM
AbsM72およびM74(第6表)による腫瘍細胞の
予備培養により阻害された。対象としてMAbsM77
およびM79は試験した全ての濃度においてビオチニル
化した17−1A抗体の著しい阻害活性を示さなかった
発明者らは更にエピトープ特異性が抗体のイディオタイ
プに関係があるかどうかを分析した。全MAbsはやぎ
の17−1A抗体に対し発生した抗−アイディオタイプ
の抗血清〔ウィスター研究所。
フィラデルフィアのドロシイ バーリン(Doroth
yllerlyn)傅士により提供された〕との反応性
を分析した。抗−アイディオタイプの抗血清は交叉−阻
害する2MAbs (M72およびM74)と強く反応
したが、MAbs  M77およびM79とは完全に反
応しなかった。これらのデータはMAbs  1? −
I A。
M72およびM74は37KD糖タンパク質に関して同
一または密接に関係したエピトープを認めているが、M
Abs  M77およびM79はこの抗原に対し付加的
エピトープを限定することを示している。
第   6   表 交叉阻害活性 17−1A  M72  M74  M77  M79
やぎ抗− ダーゼにより示された。
十:光学密度(OD) >0.8 ++:OD>1.6 − : OD<0.05 +:>25% ++:>80% 一:<10% 17−1A  Agの組織分布 直接免疫パーオキシダーゼ技術を用いることによって、
種々の正常ヒト器官及び種々のヒトがん中に17−1A
  Agが同定された。同時に、新しい4つのMAbが
平行組織部位に分析された。
結腸組織における17−1Aの発現については、正常な
粘膜が試験された14名の結腸がん組織と同程度に染色
されることが見出された。また17−1AAgは小腸の
上皮内面、胆嚢、気管及び甲状腺、乳腺、汗腺、及び外
分泌及び内分泌1■臓を含む種々の線構造上に明らかに
検出された。更に、17−1A  Agは腎臓の細管末
端およびヘンレ(Ilenle)のループに、及び肝臓
の胆管(肝細胞でなく)によって発現することが見出さ
れた。
胃においては、正常粘膜は普通、限定された区域に弱い
染色が見出された。しかしながら、種々の程度の小腸化
生(胃粘膜中に小島状に存在する)5人の患者について
、これらの領域はMAb17−1A及び4つの新しいM
Abによって強力に染色された。17−1A  Agも
また、試験された9個の胃がんの全てに明らかに発現さ
れた。
検   討 我々は17−1A  Agが非還元条件下でのSDS 
−PAGEにおいて37KDの見掛分子量であるように
移動する糖タンパクであることを示した。
3種の異なる結腸がん細胞ラインとの比較分析では、非
還元条件が用いられる場合、17−1AAgの異種性を
示さなかった。17−1A沈殿を2−メルカプトエタノ
ールで還元し、SDS −PAGEによる分離では、3
3KDのバンドが表われた。これは試験した全ての細胞
ラインについて見出された。更に、40KDバンドは、
DLD−1細胞溶解物中には主成分の1つとして、また
HT−29細胞溶解物中により低い水準で表われた。
この40KDバンドはしたがってW i D r細胞か
らの溶解物には存在しなかった。DLD−1またはHT
−29細胞からの沈殿物を1回の実験で処理し、迎元下
または非還元下で並行した条件で分析した場合、2−メ
ルカプトエタノールの存在下では33及び40KDの2
つのバンドが、その不存在下では37KDの1本のバン
ドが生じた。したがって、17−1A  Agの還元で
は異なる電気泳動の移動度を有する2種の新しい分子が
生じている。分子内ジスルフィド結合の存在によって、
この特異な泳動の状態を説明できるであろう。
別法として、17−1A  Agは、非還元条件下では
同一の泳動挙動を示すタンパクの二量体として実際には
存在しているものと考えられる。
W i D r溶解物中に40KDの分子が存在しない
ということは、異なる細胞ライン中のラクトパーオキシ
ダーゼ介在ヨウ素化に関するこのタンパク質の異なる親
和性によって説明できるであろう。
代謝標識および架橋化学を用いる更に別の分析が、上記
の問題を解決するのに必要であろう。ロス(Ross)
等は、30K D及び40KDサブユニツトから成るM
Ab GA733によって定義されるがん関連表血糖タ
ンパクについて最近記述している。
彼等は、17−1A抗体は同じ抗原を認識するが、MA
b GA733と異なる抗原決定基に結合することを示
唆している。ここで記述した抗体との直接の比較により
、これらの複数の抗原の関連性が明らかになるであろう
我々が得た4種の新規な抗17−1A  AgMAbは
正常器官および腫瘍において、元の17−1A抗体に匹
敵する組織反応性を示した。これまでのところ、試験さ
れた種々の組織において異なる抗原決定基発現は見られ
ていない。これらMAbのうちの2つ(M72及びM7
4)は、交差ブロッキング実験によって判断されるよう
に、MAb17−1A検出されるものと緊密に関連した
決定基を認識する。一方、MAb−M77及び−M79
は少なくとも1つの他の抗原決定基を明らかに定義する
。何故ならば、これらはビオチニル化17〜1A抗体の
結合を阻害しないからである。興味あることに、これら
MAbの抗原決定基特異性はヤギ抗イデイオタイプ抗血
清との反応性と相関される。これらMAbは元の17−
1A抗体と関連する生物学的活性を分析するのにa用で
あろう。
17、−1A  Agは非悪性上皮器官内で広く発現し
、かつ17−1A陽性組織由来の大部分のがん中にも存
在する。正常組織及び悪性組織間の発現の量的差異は、
同一患者由来の直結腸がんと正常粘膜の比較組織化学分
析においては証明されなかった。しかしながら、この正
常細胞及び悪性細胞」二のこの上皮性抗原の構造上の異
質性は、この分析では決定できなかった。
当業者であれば通常の実験以外を用いることなく、本明
細書に記述した具体的態様に対する多くの均等技術を認
識し、または確立できるであろう。
そのような均等物は本発明に含まれるものとする。
(外4名) 手続補正書 昭和62年 9月720 特許庁長官  小 川 邦 夫  殿 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 名 称  セントコ−・インコーホレーテッド4、代理
人 住 所  東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手
町ビル 206号室 5、補正の対象

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)特異的に17−1A抗原のエピトープに結合する
    ねずみモノクローナル抗体(またはかゝる抗体の少なく
    とも2つの混合物)の少なくとも100mgを包含し、
    該抗体(または抗体の混合物)が例えば通常の食塩溶液
    中に懸濁されることを特徴とする非経口投与に適した投
    与単位の形態の薬剤。
  2. (2)胃腸腫瘍例えば胃腸腺がん、結腸直腸または膵臓
    がんの治療に使用するための特許請求の範囲第1項記載
    の医薬。
  3. (3)特異的に17−1A抗原のエピトープに結合する
    ねずみモノクローナル抗体(またはかゝる抗体の少なく
    とも2つの混合物)であって、1回の投薬当り少なくと
    も100mgの多数回投与量で非経口的投与のため包装
    または供与される時、該抗体(または抗体の混合物)が
    例えば通常の食塩溶液中に懸濁される抗体。
  4. (4)胃腸腫瘍例えば胃腸腺がん、結腸直腸または膵臓
    がんの治療に使用するための特許請求の範囲第3項記載
    の抗体(または抗体の混合物)。
  5. (5)17−1Aに特異的なそれぞれ異なるエピトープ
    を持つ17−1A抗原の1つのエピトープに特異的に結
    合する少なくとも2つのねずみモノクローナル抗体の混
    合物であって、該抗体の混合物が例えば通常の食塩溶液
    中に懸濁される抗体混合物。
  6. (6)ねずみモノクローナル抗体M72、M74、M7
    7およびM79のいずれかを包含することを特徴とする
    特許請求の範囲第5項記載の混合物。
  7. (7)例えば、胃腸腫瘍例えば胃腸腺がん、結腸直腸ま
    たは膵臓がんの治療に使用のための特許請求の範囲第5
    項または特許請求の範囲第6項に記載の混合物。
  8. (8)ねずみモノクローナル抗体M72、M74、M7
    7及びM79のいずれかのモノクローナル抗体。
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