JPS6360925A - 脳機能改善剤 - Google Patents

脳機能改善剤

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JPS6360925A
JPS6360925A JP62008585A JP858587A JPS6360925A JP S6360925 A JPS6360925 A JP S6360925A JP 62008585 A JP62008585 A JP 62008585A JP 858587 A JP858587 A JP 858587A JP S6360925 A JPS6360925 A JP S6360925A
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dimethyl
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Koichi Kanehira
浩一 金平
Katsuji Ejiri
江尻 勝司
Manzo Shiono
万蔵 塩野
Yoshiji Fujita
芳司 藤田
Joji Yamahara
條二 山原
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は含窒素テルペンアルコール又はその薬理学的に
許容されるエステル若しくは塩を有効成分として含有す
る脳機能改善剤に関する。
従来の技術 近年、高齢化人口の増加に伴い、各種老人病が顕在化し
、その対策が急がれている。とくに老年性痴呆、ボケの
対策が重要視され、その治療薬の研究開発が盛んに行わ
れるようになシ、殖近になってホパンテン酸カルシウム
、メシル酸ジヒドロエルゴトキシンなどの脳循環・代謝
改善薬が臨床に供されるに至り、また向知性薬としてプ
ラミラセタムなどが開発されてきている。
発明が解決しようとする問題点 上記の脳循環・代謝改善薬、向知性薬は必ずしもそれら
の作用が顕著ではなく、また毒性の点で問題があるもの
もあり、優れた脳機能改善作用を有し、かつ安全性の高
い薬剤の開発が望まれているのが現状である。
しかして、本発明の目的は、上記の脳機能を改善する作
用を有することが知られている化合物とは構造的に顕著
に異なるが、脳内に容易に移行して優れた脳機能改善作
用を示し、かつ安全な化合物を有効成分とする脳機能改
善剤を提供するにある。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、上記の目的は、一般式(式中、Xlは
水素原子若しくはヒドロキシル基を表わし、かつYlは
水素原子を表わすか、又はXlとYlは一緒になって結
合を形成し、 X2は水素原子若しくはヒドロキシル基
を表わし、かつY2は水素原子を表わすか、又はX2 
トY2は一緒になって結合を形成しs Q”及びQ2の
どちらか一方はY3を表わし、他方は−N′8”を表わ
し X3は水素原子若しくはヒ\R2 ドロキシル基を表わし y3はX3が水素原子である場
合ヒドロキシル基を表わし X3がヒドロキシル基であ
る場合水素原子若しくはヒドロキシル基を表わし R1
及びR2は同−若しくは異なシそれぞれ水素原子、置換
されていてもよい低級アルキル基、置換されていてもよ
いアリール基、置換されていてもよい4−ピペリジニル
基、ピリジル基、ピリジルカルボニル基若しくは・・キ
ノリル基を表わすか、又はR1とR2はこれらが結合し
ている窒素原子と一緒になって員数が5若しくは6でる
る複素環を形成する。ここで、該複素環は環内に一〇−
1ら成る群から選ばれる基を1〜3個有していてもよく
、R3は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル
基又は置換されていてもよいアリール基を表わす。nは
O〜2の整数を表わす。)で示される含窒素テルペンア
ルコール又はその薬理学的に許容されるエステル若しく
は塩(以下、これらの化合物を含窒素テルペンアルコー
ル類と総称する)を有効成分として含有する脳機能改善
剤を提供することによって達成される。
上記一般式(1)において R1及びR2が表わす置換
されていてもよい低級アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などの低級アルキル基又
はヒドロキシル基、モルホ+)/基、フェニル基、ピリ
ジル基などの置換基を有する前記低級アルキル基が挙げ
られ、また置換されていてもよいアリール基としてはフ
ェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−メトキシフ
ェニル基、3、4.5−トリメトキシフェニル基、ナフ
チル基などが例示され、置換されていてもよい4−ピペ
リジニル基としては4−ピペリジニル基、N−メチル−
4−ピペリジニル基、N−ベンジル−4−ピペリジニル
基などが例示される。またR1とR2がこれらが結合し
ている窒素原子と一緒になって形成する員数が5若しく
は6である複素環としては、ていてもよい低級アルキル
基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
、ジフェニルメチル基、2−メトキシベンジル基%  
3,4.5− ) IJメトキシベンジル基などが例示
され、また置換されていてもよいアリール基としてはフ
ェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−メトキシフ
ェニル基、2,3.4−1リメトキシフエニル基、ナフ
チル基などが例示される。
一般式(1)で示される含窒素テルペンアルコールの代
表例として次のものを挙げることができる。
1−(ジプチルアミン)−3,7−シメチルー6−オク
テンー2.3−ジオール〔化合物(1)〕1−(メチル
フェニルアミノ)−3,7−シメチルー6オクテンー2
.3−ジオール〔化合物(2)〕3.7−シメチルー1
−(1−ピロリジニル)−6−オクテン−2,3−ジオ
ール〔化合物(3)〕3.7−シメチルー1−(1−ピ
ペリジノ)−6−オクテン−2,3−ジオール〔化合物
(4)〕3.7−シメチルー1−(4−モルホリノ)−
6−オクテン−2,3−ジオール〔化合物(5)〕1−
((2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ:]−]3.
7−シメチルー6−オクテンー23−ジオール〔化合物
(6)〕〕1−アミノー3,7−シメチルー23−オク
タンジオール〔化合物(7)〕 1−(メチルアミン)−3,7−シメチルー2,3−オ
クタンジオール〔化合物(8)〕 1−(ジプチルアミノ)−3,7−シメチルー2,3−
オクタンジオール〔化合物(9)〕 1−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ)−3,7−シ
メチルー2,3−オクタンジオール〔化合物(10) 
)l−アミノ−3,7,11−)ジメチル−2,3−ド
デカンジオール〔化合物(1g〕 1−(メチルアミノ) −3,7,11−)ジメチル−
2,3−ドデカンジオール〔化合物02)〕 1−(ジプチルアミノ’) −3,7,11−トリメチ
ル−2,3−ドデカンジオール〔化合物(13) )1
−((2−ヒドロキシエチル)アミノ:] −3,7,
11−トリメチル−2,3−ドデカンジオール〔化合物
(14) )N−メチル−N−(3,7,11−)ジメ
チル−2,3−ジヒドロキシドデシル)ニコチンアミド
〔化合物(15) )1−(ジメチルアミノ) −3,
7,11−トリメチル−2,3−ドデカンジオール〔化
合物(16) )3、7.11− )ジメチル−1−(
4−モルホリノ)−2,3−ドデカンジオール〔化合物
(17) )カンジオール〔化合物(坤〕 1−((4−ヒドロキシフェニル)アミン:] −3,
7,11=トリメチル−2,3−ドデカンジオール〔化
合物(19) )1−((4−ピリジル)アミノ) −
3,7,11−)ジエチル−2,3−ドデカンジオール
〔化合物に)〕1−(IH−イミダゾール−1−イル)
 −3,7,11−トリメチル−2,3−ドデカンジオ
ール〔化合物(21) )1−(3−(4−モルホリノ
)プロピルコアミノ−3,7゜11−トリメチル−2,
3−ドデカンジオール〔化合物(n)〕1−(5−キノ
リル)アミノ−3,7,11−)ジエチル−2,3−ド
デカンジオール〔化合物■)〕1−(1,3−ジヒドロ
−2−オキソ−2H−ベンズイミダゾール−1−イル)
 −3,7,11−)ジエチル−2,3−ドデカンジオ
ール〔化合物(2))〕 1−(テトラヒドロ−2H−1,4−チアジン−4−イ
ル)=3.7.11−1リメチル−2,3−ドデカンジ
オール〔化合物(ロ)〕1−(メチルアミン) −3,
7,11−)ジエチル−3,7−ドゾカンジオール〔化
合物((至)〕 1−(メチルアミン) −3,7,11−)ジエチル−
2゛−ドデカノール〔化合物(顧〕 1−(メチルベンジルアミノ) −3,7,11−トリ
メチル−3,7−ドデカンジオール〔化合物((9)〕
〕1−アミノー3,7.11.15−テトラメチル−2
,3−ヘキサデカンジオール〔化合物[株])〕 1−(メチルアミノ) −3,7,11,l 5−テト
ラメチル−2,3−へキサデカンジオール〔化合物(3
1) ]1−(ジメチルアミノ)−3,7,11,15
−テトラメチル−2,3−ヘキサデカンジオール〔化合
物(32) )1−(ジエチルアミノ) −3,7,1
1,15−テトラメチル−2,3−ヘキサデカンジオー
ル〔化合物(33) 〕1−(ジプチルアミン) −3
,7,11,15−テトラメチル−2,3−ヘキサデカ
ンジオール〔化合物に))〕1−((2−ヒドロキシエ
チル)メチルアミノ] −3,7゜11.15−テトラ
メチル−2,3−ヘキサデカンジオール〔化合物に)〕 1−((2−ニコチノイルオキシエチル)メチルアミン
〕−3,7,11,15−テトラメチル−2,3−ヘキ
サデカンジオール〔化合物に)〕 1−(メチルベンジルアミノ) −3,7,11−)ジ
エチル−3,7,11−ドデカントリオール〔化合物(
37) )1−(1−ピロリジニル)−3,7,11−
)ジエチル−2,3−ドデカンジオール〔化合物(ロ)
)〕1−(1−ピペリジノ) −3,7,11−トリメ
チル−2,3−ドデカンジオール〔化合物伸)〕 1−(4−(N−ベンジル)ピペリジニルアミノ] −
3,7゜11−トリメチル−2,3−ドデカンジオール
〔化合物(40) )1−(:(3−ピリジル)メチル
アミン) −3,7,11−トリメチル−2,3−ドデ
カンジオール〔化合物(41) )1−(4−(2−メ
トキシフェニル)−1−ピペラジニル)−3,7,11
−トリフチル−2,3−ドデカンジオール〔化合物(ロ
)〕 1−アミノ−3,7−シメチルー6−オクテンー2.3
−ジオール〔化合物(ロ)〕 1−(メチルアミン)−3,7−シメチルー6−オクテ
ンー2.3−:)オール〔化合物(44) )すnut
t 1−(ジメチルアミノ)−3,7−シメチルー6−オク
テンー2.3−ジオール〔化合物(45) ]1−(エ
チルアミノ)−3,7−シメチルー6−オクテンー2.
3−ジオール〔化合物(4g) )1−(プロピルアミ
ン)−3,7−シメチルー6−オクテンー2.3−ジオ
ール〔化合物(イ)〕1−(ジエチルアミノ)−3,7
−シメチルー6−オクテンー2,3−ジオール〔化合物
(48) )1−(ブチルアミノ)−3,7−シメチル
ー6−オクテンー2.3−ジオール〔化合物(a)〕 〕2−アミノー3.7−シメチルー6−オクテンー13
−ジオール〔化合物(7)〕 2−(ジメチルアミノ)−3,7−シメチルー6−オク
テンー1.3−ジオール〔化合物(50〕2−(プロピ
ルアミン)−3,7−シメチルー6−オクテンー1.3
−ジオール〔化合物(5の〕2−(ジプチルアミノ)−
3,7−シメチルー6−オクテンー1.3−ジオール〔
化合物(53) )3.7−シメチルー2−(1−ピロ
リジニル)−6−オクテン−1,3−ジオール〔化合物
(54) :](Jti■ 3.7−シメチルー2−(1−ピペリジノ)−6−オク
テン−1,3−ジオール〔化合物(ロ))〕3.7−シ
メチルー2−(4−モルホリノ)−6−オクテン−1,
3−ジオール〔化合物((6)〕2−((2−ヒドロキ
シエチル)メチルアミン)−3,7−シメチルー6−オ
クテンー1.3−ジオール〔化合物(57) :12−
アミノ−3,7−シメチルー1.3−オクタンジオール
〔化合物(ロ))〕 2−(ジプチルアミン)−3,7−シメチルー1.3−
オクタンジオール〔化合物(′4〕 2−((2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ]−3,
7−シメチルー1.3−オクタンジオール〔化合物に)
〕〕2−アミノー3,7.11− )ジメチル−3−ド
デカノール〔化合0wJ(61) 〕 2−(メチルアミン) −3,7,11−トリメチル−
1,3−ドデカンジオール〔化合物(62) )2−(
4−(N−ベンジル)ピペリジニルアミノ:l−3,7
゜11− ) IJメチル−1,3−ドデカンジオール
〔化合物(s))2−(LH−イミダゾール−1−イル
) −3,7,11−トリメチル−1,3−ドデカンジ
オール〔化合物(ト))〕カンジオール〔化合物(6)
〕 N−メチル−N−(1,3−ジヒドロキシ−3,7,1
1−トリメチルドデカン−2−イル)ニコチンアミド〔
化合物(至)〕 2−((2−ヒドロキシエチル)アミノ] −3,7,
11−トリメチル−1,3−ドデカンジオール〔化合物
(ロ)〕2−(テトラヒドロ−2H−1,4−チアジン
−4−イル)−3,7,11−トリメチル−1,3−ド
デカンジオール〔化合物に)〕 2−〔3〜(4−モルホリノ)プロピルコアミノ−3,
7,11−トリメチル−1,3−ドデカンジオール〔化
合物(ロ))〕2−(メチルアミノ)−3,7,11−
トリメチル−3,7−ドデカンジオール〔化合物に)〕 2−(ベンジルメチルアミノ) −3,7,11−トリ
メチル−3,7−ドデカンジオール〔化合物(71) 
)2−(ジメチルアミノ) −3,7,11,15−テ
トラメチル−1,3−へキサデカンジオール〔化合物(
2)〕2−((2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ:
l−3,7゜11.15−テトラメチル−1,3−ヘキ
サデカンジオール〔化合物(ロ)〕 2−((2−ニコチノイルオキシエチル)メチルアミノ
) −3,7,11,15−テトラメチル−1,3−ヘ
キサデカンジオール〔化合物(74) ) 一般式(1)で示される含窒素テルペンアルコールの薬
理学的に許容されるエステルとしては、例えば酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸などの低級脂肪酸のエステル;パルミ
チン酸、リノール酸、オレイン酸、ステアリン酸などの
高級脂肪酸のエステル;ニコチン[、安息香酸、リン酸
、モノマンノシルホスフェートなどのエステルなどが挙
げられ、また薬理学的に許容される塩としては塩酸、硫
酸などの鉱酸の塩;メタンスルホン酸、p−トルエンク
エン酸などの有機カルボン酸の塩などが挙げられる。
一般式(1)で示される含窒素テルペンアルコールは次
の2つのタイプに分かれる。
(上記式中、Xl、Yl、X2、Y2、X3、Y3、R
1、R2及びnは前記定義のとおりである0) 一般式(1−1)で示される含窒素テルペンアルコール
は例えば次の方法(i)、方法(11)などによって製
造することができる。
(i)一般式(1−1)においてY3がヒドロキシル基
である化合物 (II−1) (III) (上記式中、X、Y%X、Y%X、R,R及びnは前記
定義のとおシである。) この方法は、一般式(ll−1)で示されるエポキシテ
ルペンと一般式(III)で示される含窒素化合物とを
加熱下に反応させるか、又は一般式(III)で示され
る含窒素化合物をリチウム、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属;メチルリチウム、n−ブチルリチウム
、フェニルリチウムなどの有機リチウム;若しくはメチ
ルマグネシウムブロマイド、メチルマグネシウムクロラ
イド、エチルマグネシウムブロマイド、エチルマグネシ
ウムクロライドなどのグリニヤール試薬と反応させるこ
とによシ対応する金属含窒素化合物に変換したのち、該
金属含窒素化合物と一般式(II−1)で示されるエポ
キシテルペンを反応させることにより行われる。一般式
(ll−1)で示されるエポキシテルペン約80〜20
0℃の温度で行う。含窒素化合物の使用量はエポキシテ
ルペン1モルに対して約1〜5モル量である。使用され
る含窒素化合物の沸点が反応温度よりも低い場合には加
圧下に反応を行うのが好ましい。また含窒素化合物はア
ンモニア水、メチルアミン水溶液など水を含む状態で使
用できる。反応時間は反応温度によシ変動するが、通常
約1〜24時間である。一般式(If)で示される含窒
素化合物を対応する金属含窒素化合物に変換する反応は
、該含窒素化合物を常法に従って等モル量のアルカリ金
属、有機リチウム又はグリニヤール試薬と反応させるこ
とによシ行われる0得られた金属含窒素化合物と一般式
(II−1)で示されるエポキシテルペンとの反応は、
一般式(If−1)で示されるエポキシテルペンと一般
式(1)で示される含窒素化合物との反応において反応
温度として約O〜100℃の温度を採用する以外は同様
にして行うことができる。
原料として使用される一般式(II−1)で示されるエ
ポキシテルペンは例えば次の方法(イ)、方法(ロ)な
どによって製造することができる。
(イ)一般式(II−1)においてX3がヒドロキシル
基である化合物 (IV) (II−11) (上記式中、x、y、x%Y及びnは前記定義のとおシ
でるる。) 一般式(fV)で示されるアリル型アルコールをバナジ
ウム又はモリブデンの誘導体からなる触媒の存在下にt
−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシ
ドなどの過酸化物と常法に従って反応させることによシ
一般式(II−11)で示されるエポキシテルペンを製
造することができる(J。
Am、 Chem、 Soc、、 95.6136(1
973)参照〕。
(ロ)一般式(■−1)においてX3が水素原子である
化合物 (IV) (V) Zn/CH3CO2H (VT−1) (It−12) (上記式中、X%Y、X、Y及びnは前記定義のとおり
である。) 一般式(IV)で示されるアリル型アルコールを三臭化
リンで処理し、得られる一般式(V)で示される臭化物
を亜鉛−酢酸還元して一般式(Vl−1)で示されるテ
ルペンとし、該テルペンを過安息香酸、メタクロル過安
息香酸、過酢酸などの過酸と反応させることにより一般
式(n−12)で示されるエポキシテルペンを製造する
ことができる。
(ii)一般式(1−1)においてX及びXがそれぞれ
ヒドロキシル基で6り、Y2及びY3がそれぞれ水素原
子であり、かつnが1である化合物(■) (上記式中 Xi 、 yl 、 R1及びR2は前記
定義のとおりであ5、haloは・・ロゲン原子を表わ
す。)この方法は、一般式(■)で示されるアルコール
を塩化インブチルマグネシウム、臭化インブチルマグネ
シウムなどのハロゲン化インブチルマグネシウムとチタ
ノセンジクロライドの存在下に反応させ、生成したグリ
ニヤール試薬と一般式(■−1)で示されるアミノケト
ンとを反応させることによシ行われる。グIJ 二ヤー
ル試薬生成反応はテトラヒドロフランなどの溶媒中で行
うのが好ましい。
チタノセンジクロライドの使用量は原料の一般式(■)
で示されるアルコールに対して約1〜10モル−〇範囲
であるが、好ましくは約3〜7モルチの範囲である。ハ
ロゲン化インブチルマグネシウムの使用量は一般式(■
)で示されるアルコールが有するヒドロキシル基の数に
よって変化し、ヒドロキシル基を1個有するアルコール
に対してはその約2倍モル、ヒドロキシル基を2個有す
るアルコールに対してはその約3倍モル、ヒドロキシル
基を3個有するアルコールに対してはその約4倍モルで
ある。この反応は通常、一般式(■)で示されるアルコ
ールのテトラヒドロフラン溶液中て約−10℃〜50℃
の温度でハロゲン化インブチルマグネシウムのテトラヒ
ドロフラン溶液を滴下し、ついで約15〜35℃の温度
でチタノセンジクロライドを添加し約3〜10時間攪拌
することにより行う。このようにして調製したグリニヤ
ール試薬と一般式(■−1)で示されるアミノケトンと
の反応は通常、グリニヤール試薬の調製液にアミノケト
ンを滴下し、ついで約0〜50℃の温度で約1〜10時
間攪拌することによシ行う。アミノケトンはグリニヤー
ル試薬の調製に用いた一般式(■)で示されるアルコー
ルの1モル当9約0.7〜2モル用いるのが好ましい。
一般式(1−2)で示される含窒素テルペンアルコール
は例えば次の方法(iii)、方法(iv)などによっ
て製造することができる。
(iii >  一般式(1−2)においてX3がヒド
ロキシル基である化合物 (I[−2)            (III)(上
記式中、Xl、Yl、X2、Y2、Y3、R1、R2及
びnは前記定義のとおシである。) この方法は、上記の方法(i)における一般式(II−
1)で示されるエポキシテルペンと一般式(nl)で示
される含窒素化合物とを反応させる場合と同様にして、
一般式(II−2)で示されるエポキシテルペンと一般
式(III)で示さ九る含窒素化合物とを反応させるこ
とにより行われる。
原料として使用される一般式(II−2)で示されるエ
ポキシテルペンは例えば次の方法によって製造すること
ができる。
(■) (n−2) (上記式中、Xl、Yl、X2、Y2、Y3及びnは前
記定義のとおりである。) 一般式(Vl)で示されるアリル型アルコールをバナジ
ウム又はモリブデンの誘導体からなる触媒の存在下にt
−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシ
ドなどの過酸化物と常法に従って反応させることによシ
一般式(n−2)で示されるエポキシテルペンを製造す
ることができる(J。
Am、 Chem、 Soc、、 95.6136(1
973)参照〕。
(iv)  一般式(1−2)においてX2及びX3が
各々ヒドロキシル基であり y2が水素原子であシ、か
つnが1である化合物 (■) (上記式中、Xl、Yl、Y3、R1、R2及びhal
oは前記定義のとおシである。) この方法は、上記の方法(11)と同様にして、−般式
(■)で示されるアルコールをハロゲン化インブチルマ
グネシウムとチタノセンジクロライドの存在下に反応さ
せ、生成したグリニヤール試薬と一般式(■)で示され
るアミノケトンとを反応させることにより行われる。
上記の方法によシ得られた一般式(1)で示される含窒
素テルペンアルコールを含む反応混合物をそのまま蒸留
するか、又は該反応混合物から低沸点化合物を留去し、
その残漬を減圧蒸留若しくはカラムクロマドグ2フイー
に付するか、又は該反応混合物を水、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液などニあケ、ジエチルエーテル、ジクロルエ
タンなどで抽出し、抽出液を水、重曹水などで洗滌後、
無水硫酸マグネシウムなどで乾燥し、溶媒を留去したの
ち、その残渣を減圧蒸留若しくはカラムクロマトグラフ
ィーに付することにより、一般式(1)で示される含窒
素テルペンアルコールを分離取得することができる。
以下余白 次に、含窒素テルペンアルコール類の薬理学的特性につ
いての試験例を示す。
試験例1 1、供試動物 試験はddY系雄性マウス(5〜6週令、1群6〜8匹
)を使用し、室温(23℃前後)の室内で行い、マウス
には飼料と水を自由に摂取させた。
2、学習行動に及ぼす影響のチェック (1)試験装置 装置は暗室(縦12 cm X横15儒の床グリッドを
有する高さ20crnの直方体型箱)と明室(幅15 
cm X高さ20−の長方形の壁により四方器まれた1
5tMX15mの床グリッドから成る次頁型箱)とから
成シ、両室は15mX20αの面を共有するように接し
、その境界面にはマウスが自由に移動できる出入口が設
けられている。暗室の床グリッド上にはステンレス線が
配置されており、ステンレス線は電気刺激装置(日本固
化器械製作所製)に接続されている。
明室は床グリッドの上方約45αの高さから60Wの電
球で照らされている。
(2)獲得試行 マウスを明室側の床グリッド上に置き、マウス(四肢)
が暗室に入った直後に、DC50vの電気ショックを約
3秒間、床グリッドを介してマウスに負荷し、負荷後直
ちに暗室からマウスを取シ出した。
(3)試験試行 獲得試行の24時間後に再びマウスを明室側の床グリッ
ド上に置き、マウス(四肢)が暗室に入るまでの時間(
反応潜時)を最高600秒まで測定した。
3、健忘症負荷動物の作成 (1)  CO2誘発健忘症 獲得試行を行った直後に、二酸化炭素を充満させた容器
にマウスを8秒間放置して該マウスに健忘症を誘発させ
た。
(2)スコポラミン誘発健忘症 獲得試行を行う20分前にスコポラミン3■をマウスの
腹腔内に投与し、該マウスに健忘症を誘発させた。
4、被検化合物の投与 被検化合物の5%アラビアゴム水性懸濁液を二酸化炭素
を負荷させた直後のマウス又はスコポラミンを投与し獲
得試行を行った直後のマウスに経口投与した。
5、結果 CO2誘発健忘症に対する被検化合物の影響を第1表に
示し、スコポラミン誘発健忘症に対する被検化合物の影
響を第2表に示す。
第  1   表 −(正常マウス)               38
2.4±83.6−(C02処理マウス)      
      138.2±43.6化合物(35)  
        100     258.4±94.
5−(正常マウス)               3
75.7±74.9*−(CO2処理マウス)    
         139.4±27.5化合物(36
)          100     336.6±
77.8*−(CO2処理マウス’)        
      37.6±19.6化合物(36)   
       100     216.0±69.0
化合物(15)           100    
 163.9±49,1−(正常マウス’)     
          394.2±84.0*−(CO
2処理マウス)            106.5±
24.9ホパ/テン酸カルシウム    100   
  115.5±40.6プラミラセタム      
  100     175.8±42.9ホパンテン
酸カルシウム及びプラミラセタムには有意な記憶先進作
用が認められなかったのに対し、化合物(36)は二酸
化炭素による反応潜時の短縮を非常に有意に改善し、顕
著に優れた記憶先進作用を示した。また、化合物(15
)及び化合物(35)にも有効な記憶先進作用の傾向が
認められた。
以下余白 第   2  表 −(正常マウス)               38
2.4±83.6−(スコポラミン投与マウス)   
 −169,0±53.0化合物(35)      
    100    320.2±66.2−(正常
マウス’)               375.7
±74.9 *−(スコポラミン投与マウス)    
        166.7±36.7化合物(36)
          100     336.2±5
5.4*−(スコポラミン投与マウス)    −54
,6±14.5化合物(36)           
100      78.5±26.9化合物α5) 
          Zoo       65.2±
20.2−(正常マウス)        −394,
2±84.0”−(スコポラミン投与マウス)    
−83,5±21.5ホパンテン酸カルシウム    
  100       80.5±17.2ブラミラ
セタム        100      98.1±
24.9化合物(35)及び化合物(36)はそれぞれ
ホパンテン酸カルシウム及びブラミラセタムよりもスコ
ポラミンによる反応潜時の短縮を有意に改善した。
試験例2 KCN誘発アノキシアに対する作用 ddY系雄性マウス(5〜6週令、1群8〜10匹)を
用い、被検化合物の所定量をマウスの腹腔内に投与し、
次いで30分後にシアン化カリウム2、65 yi/K
yを静脈内に投与した。シアン化カリウム投与終了後、
180秒以上経過しても呼吸を停止しないマウスを生存
例として数え、生存率ヲ求めた。結果を第3表に示す。
第   3   表 コントロール      −  0/8 0化合物(3
5)       100 8/9  88.9””化
合物(15)       100 7/9  77.
8**P<0.05. **P<0.01 シアン化カリウムによる死亡の原因はシアン化カリウム
が細胞のミトコンドリアの電子伝達系に関与する酵素を
阻害することにあり、脳細胞はこのシアン化カリウムに
よる影響を受けやすい0脳代謝改善薬として知られてい
るメシル酸ジヒドロエルゴトキシンには脳内へのグルコ
ース取込み及びミトコンドリアのコノ・り酸酸化を促進
する作用、脳血流量を増加させる作用があることが報告
されており、これらの作用によりメシル酸ジヒドロエル
ゴトキシンは抗アノキシア作用を示すものト考えられて
いるが、その作用は必ずしも強くはない。
第3表から明らかなように、化合物(35)及び化合物
(15)は有意に優れた抗アノキシア作用を示した。
試験例3 KCN誘発アノキシアに対する作用 ddY系雄性マウス(5週令、1群10匹・)を用い、
被検化合物の所定量をマウスの腹腔内に投与し、次いで
30分後にシアン化カリウム3.Oq/l。
m67Kg f O,1rnl/ 10秒の速度で尾静
脈内に投与したOシアン化カリウム投与終了後、180
秒以上経過しても呼吸を停止しないマウスを生存例とし
て数え、生存率を求めた0結果を第4表に示す。
第   4   表 コントロール  −     0/10’0化合物 (
21)   Zoo     6/10   60化合
物 (38)   100    10/10  10
0第4表から明らかなように、化合物(21)及び化合
物(38)は優れた抗アノキシア作用を示した。
試験例4 KCN誘発アノキシアに対する作用 ddY系雄性マウス(5週令、1群10匹)を用い、被
検化合物の所定量を一経口投与し、次いで30分後に致
死量のシアン化カリウム3.0 mq710 m67K
gを0.1 td710秒の速度で尾静脈内に投与し、
呼吸停止までの時間(生存時間)を測定した。結果を第
5表に示す。
以下余白 第   5   表 コントロール        26.9±1.33  
   −化合物(21)   100  47.8±2
.93**77.5化合物(39310035,4±1
.66**31.4第5表から明らかなように、化合物
(21)及び化合物(39)は呼吸停止までの時間を有
意に延長さぞ、優れた抗アノキシア作用を示した。
試験例5 ddY系雄性マウス(5週令、1群10匹)を用い、被
検化合物の所定量を腹腔内に投与し、その30分後に断
頭して完全虚血状態を生ぜしめた。
断頭後、発現する開口運動を指標としたgasping
の持続時間(gasping duration ) 
f:測定した。結果を第6表に示す。
コントロール        18.7±0.31第6
表から明らかなように、化合物(21)、化合物(32
)及び化合物(39)はgasping (D持続時間
を有意に延長させ、優れた抗虚血作用を示した。
このように含窒素テルペンアルコール類は脳機能改善剤
として優れた特性を有する。また、含窒素テルペンアル
コール類は毒性試験においても低毒性であることが確認
された。例えば、化合物(32)の急性毒性値(LDs
o (ddY系雄性マウス、体重20〜232.1群1
0匹、経口投与)〕は3,875vrq/Kqであり、
化合物(1) 〜(31)及ヒ(33)〜(74)ノ急
性毒性値(LDso(同上)〕はいずれも3,500 
mq/Kq以上であった。
以上の試験結果より、含窒素テルペンアルコール類は脳
内の代謝調節の異常に伴う各種の脳機能障害の予防及び
/又は処置のための薬剤、すなわち脳機能改善剤として
使用することができる。例えば、頭部外傷、脳手術、脳
血管障害などに起因する痴呆、ボケ;甲状腺機能先進ま
たは低下症、副甲状腺疾患、ウィルソン病、肝疾患、高
脂質血症、低血糖症、高カルシウム血症、低カルシウム
血症、クツシング症候群、下垂体機能低下症、尿毒症な
どの内分泌、代謝性疾患に起因する痴呆、ボケ;心・肺
疾患、貧血などの低酸素症に起因する痴呆、ボケ;脳膜
為、細菌性髄膜炎、結核性髄膜炎、梅毒、脳寄生虫症な
どの感染症に起因する痴呆、ボケ;アルツハイマー型老
年痴呆、ピック病、ハンチントン病、パーキンノン病な
どの中枢神経系の広範な実質性病変に起因する痴呆、ボ
ケなどの予防及び/又は処置に用いて優れた治療効果を
発揮する。
含窒素テルペンアルコール類を上記の如き脳機能障害の
予防及び/又は処置に使用するに際して、その有効投与
量は、投与の目的、投与の方法、投与すべき患者の症状
、体重、年令、性別、治療処置にあたる医師の判断等に
応じて広範にわたり変えることができるが、ヒトの場合
、一般には30〜2000■/・ 日、好ましくは50
〜600■/・日の範囲とすることができ、この投与量
を1日1回又は数回に分けて投与することができる。
投与の方法は経口又は非経口のいずれの方法であっても
よく、非経口投与法としては静脈内、動脈内などの血管
内投与、筋肉内投与、腹腔内投与、骨髄内投与、直腸投
与などの方法を用いることができる。
しかして、含窒素テルペンアルコール類を投与量した剤
型、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、コーティング錠剤、
硬カプセル剤、軟カプセル剤、シロップ剤などの種々の
剤形の経口投与に適した形態に製剤化することができる
。さらに、例えば懸濁液剤、溶液剤、油性若しくは水性
乳液剤などの注射又は点滴投与に適した剤形(注射剤、
点滴剤)に製剤化することができる。
かかる剤型の脳機能改善剤を調製するために使用しうる
、薬理学的に許容しうる液体又は固体の一−−−希釈剤
又は担体上しては、従来から上記の如き剤形の薬剤を製
剤化するシて際して通常用いられている補助剤を用いる
ことができ、具体的には、例えばシロップ、アラビアゴ
ム、ゼラチン、フルピット、トラガカント、ポリビニル
ピロリドン、ステアリン酸マグネシウム、メルク、ポリ
エチレングリコール、シリカ、乳糖、砂糖、とうもろこ
し殿粉、リン酸カルシウム、グリシン、馬鈴薯殿粉、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、ラウリル硫酸ナ
トリウム、水、エタノール、グリセリン。
マンニトール、リン酸緩衝液などを例示することができ
る。
本発明の脳機能改善剤は上記例示の如き薬理学的に許容
し得る稀釈剤若しくは担体の他に、必要に応じて、調剤
分野において慣用の他の補助剤例えば着色剤、矯臭剤、
矯味剤、防腐剤、溶解補助剤、懸濁化剤1分散剤などの
如き他の補助剤を、さらに含有することができる。
本発明の脳機能改善剤は前記例示の如き錠剤、−力N7
’セル剤、コーティング錠、アンプル剤などの如き一定
量投与形態の剤形であるほかに、多投4量容器に収容し
た形態であることができる。
また、脳機能改善剤は、その形態等に依存して。
含窒素テルペンアルコール類を一般に0.01〜50重
量%、好ましくは0,1〜20重量%の濃度で含有する
ことができる。
以下余白 実施例 以下、実施例により本発明を説明する。なお、化合物(
36) を活性成分とした製剤例を実施例として示すが
、本発明はこれらの実施例により限定されるものではな
い。
実施例1  カプセル剤 化合物(36)              5 f微
結晶セルローズ         802トウモロコシ
デンプン        20F乳   糖     
               227ポリビニルピロ
リドン         32上記成分を常法により顆
粒化したのち、ゼラチン硬カプセル1,000カプセル
に充填した。1カプセル中に化合物(36)5mgを含
有する。
実施例2  散 剤 化合物(36)              50 F
微結晶セルローズ         4002化合物(
36)’tアセトンに溶解し、次いでこれを微結晶セル
ローズに吸着させたのち、乾燥した。
これをトウモロコシデンプンと混合し、常法により散剤
として、化合物(36)の20倍散剤を調製した0 実施例3  錠 剤 化合物(36)               5 f
/トウモロコシデンプン        107乳  
 糖                     20
 グカルボキシメチルセルローズカルシウム   10
f微結晶セルローズ          409ポリビ
ニルピロリドン         57タ   ル  
り                        
  102全   量               
 100 タ化合物(36)’tアセトンに溶解し、次
いでこれを微結晶セルローズに吸着させたのち、乾燥し
た。
これにトウモロコシデンプン、乳糖、カルボキシメチル
セルローズカルシウムを混合し、次いでポリビニルピロ
リドンの水溶液を結合剤として加えて常法により顆粒化
した。これに滑沢剤としてりルクを加えて混合したのち
、1錠100■の錠剤に打錠した。1錠中には化合物(
36) 5■を含有する0 実施例4  注射剤 化合物(36)             109Ni
kkol HCO−60(日光ケミカル社 製品名) 
 372ゴ  マ  油              
          2 ノ塩化ナトリウム     
      97プロピレングリコール       
 40?蒸 留  水       全   量   
1,000 タ化合物(36)、N1kkol HCO
−60、ゴマ油及び半量のプロピレングリコールを混合
して約80℃で加温溶解し、これにリン酸緩衝液及び塩
化す) IJウムとプロピレングリコールを予め溶解し
た蒸留水を約80℃に加温して加え、全量1,000m
/の水溶液とした。この水溶液を2 WLeのアンプル
に分注して溶閉したのち、加熱滅菌した。
1管中、化合物(36) 20■を含有する。
合成例1 攪拌機、冷却器及び温度計を付けた2を容三ロフラスコ
にイソフィト−k 463.69 (1,57mole
)、70%(重量)1−ブチルヒドロペルオキシド水溶
液221.89 (1,72mole )及び五酸化バ
ナジウム710■を仕込み、90℃で6時間反応させた
。反応終了後、反応混合物に14チ(重量)亜硫酸ナト
リウム水溶液350.4f’i加え、室温で30分間攪
拌混合したのち、この混合液を分液漏斗に移し、分液し
た。上層液を等容量のIN−水酸化ナトリウム水溶液と
室温で攪拌混合したのち、n−へキサンで抽出した。抽
出液を等容量の水で3回洗滌した。ついで抽出液からn
−ヘキサンを留去させることにより1.2−エポキシ−
3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカン−3−
オール’e467、(1得た。収率96チ。
Massスペクト/’(m/Z):312(M )上記
の方法においてインフィトールの代りにリナロール、3
.7−シメチルー1−オクテン−3−オール又は3,7
.11−)ツメチル−1−ドデセン−3−オールを用い
て同様に反応及び分離操作を行った。結果を第7表に示
す。
第  7  表 1.2−エポキシ−3,7,11−トリメチル−3−ド
デカノール102及びジメチルアミン水溶液(50チ)
122をオートクレーブ内に入れ、110℃で4時間加
熱攪拌した。反応終了後、反応混合物を減圧下に蒸留す
ることにより、下記の物性を有する1−(ジメチルアミ
ノ)−3,7,11−トリメチル−2,3−ドデカンジ
オール〔化合物(16)、 )を9.9f得た。収率8
3チ。
沸点=137℃/ 0.5 wm HpMaSSスペク
トル(m/z ) : 287 (M” )0.83 
(d、 J= 7Hz、 9H)、 0.95〜1.7
0 (m、 17H)2.05〜2.62 (m、 2
H)、 2.26 (s、 6H)。
3.43 (dd、 J=5及びg Hz、 t H)
 +3.4〜3.8 (broad、 2H)合成例2 1.2−エポキシ−3,7,11−)ジメチル−3=ド
デカノール202及びメチルアミンメタノール溶液(3
0%)70m/をオートクレーブ内に入れ、110℃で
4時間加熱攪拌した。反応終了後、反応混合物を減圧下
に蒸留することにより、下記の物性を有する1−メチル
アミノ−3,7,11−)ジメチル−2,3−ドデカン
ジオール〔化合物(12)) 全11.6f得た。収率
51%。
沸点=133℃10.2mHy Massスペクトル(m/z ) : 273 (M”
)0.81 (d、 J=7Hz、 9H)、 0.9
0〜1.70 (m、 17H)。
2.38(s、3H)、2.56〜2.73(m、2H
)。
3.22(broad s、 3H)、 3.33〜3
.53(m、  IH)合成例3 1.2−エポキシ−3,7,11−)ジメチル−3−ド
デカノール24.29及びアンモニア水溶液(28チ)
10ゴをオートクレーブ内に入れ、100℃で6時間加
熱攪拌した。反応終了後、反応混合物から低沸点化合物
を留去し、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(エタノール95チ及びトリエチルアミン5チの溶
液で展開)に付することにより、下記の物性ヲ有する1
−アミノ−3,7,11−トリメチル−2,3−ドデカ
ンジオール〔化合物(11)) 7.89を得た。収率
30%。
Massスペクトル(m/z ) : 259 (M”
)0.82(d、 J=7Hz、 9H)、 0.90
〜1.70(m、 17H)。
2.50〜2.90 (tri、 2H)、  2.9
0〜3.15 (broad 、 4H)。
3.15〜3.50(m、LH) 合成例4〜17 ([−1)(1) 第8−1表に示さnるエポキシテルペン(n−1)と含
窒素化合物(1)とをそれぞれ合成例3におけると同様
にして反応させた。反応終了後、反応混合物から低沸点
化合物を留去し、その残渣を第8−1表に示す分離操作
に付することにより、そnぞれ対応する一般式(1−1
1)で示さ扛る含窒素テルペンアルコールを得た。生成
物の収率と物性値を第8−2表に示す。
以下余白 合成例18 1.2−エポキシ−3,7,11−トリメチル−3−ド
デカノール10り及びモルホリンlQm/lフラスコ内
に入れ、129℃で5時間加熱還流した。
反応終了後、反応混合物からモルホリンを留去し、その
残渣を減圧下に蒸留することにより、下記の物性を有す
る3、 7.11−トリメチル−1−(4−モルホリノ
) −2,3−ドデカンジオール〔化合物(17) )
を10.Of得た。収率74チ。
沸点=165℃/ 0.2 W Hf Massスペクトル(m/z ) : 329 (M”
)”H−NMRスペクトル(90■h)δCDα3゜H
MS  ” 0.83 (d、 J=7Hz、 9H)、 1.0〜
1.7 (m、 17H)。
2.20〜2.75 (m、 6)()、 3.15〜
3.55 (broad、 2H)。
3.4〜3.6(m、 IH)、 3.6〜3.8(m
、 4H)1.2−エポキシ−3,7,11−トリメチ
ル−3−ドデカノール129及びイミダゾール10rf
tフラスコ内に入れ、170℃で5時間加熱反応させた
。反応終了後、反応混合物を減圧下に蒸留することによ
り、下記の物性を有する1−(IH−イミダゾール−1
−イル)−3,7,11−)ツメチル−2,3−ドデカ
ンジオール〔化合物(21) )を11.71得た。収
率71%。
沸点:205℃10.04m*Hp Massスペクト/’ (m/z ) : 310 (
M+)CDCI!3゜ ”H−NMRスペクトル(90MHz)δHMS  ”
0.82 (d、 J=7Hz、 9H)、 0.9〜
1.8 (m、 17H)。
3.45〜3.7 (rrl、5[)> 6.82 (
a、 J=6fTx、 2 H)。
7.27 (s、 IH) 合成例20 1.2−エポキシ−3,7,11−)ジメチル−3−ド
デカノール72.4− ((2,3,4−トリメトキシ
フェニル)メチルコピペリジン9.23P及びトルエン
20111’tフラスコ内に入n、110℃で2時間加
熱還流した。反応終了後、反応混合物からトルエンを留
去し、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(エタノール98チ及びトリエチルアミン2チの溶液で
展開)に付することにより、下記の物性を有する3、7
.11− ) IJメチルル〔化合物(18) 、)を
13.9F得た。収率95%。
FD−Massスペクトル: 508 (M”)0.8
2(d、 J=7Hz、 9H) ; 0.96〜1.
67(m、 17H) ;2.3〜2.75 (m、 
10H) ; 3.25〜3.6 (m、 5H) ;
3.77.3.82(each s、 9H);6.5
B(d、 J=8Hz、 IH);6.95 (d、 
J= 8Hz、 I H)1.2−エポキシ−3,7,
11−)ジメチル−3−ドデカノール9f14−アミノ
−1−(フェニルメチル)ピペリジン222及びキシレ
ン30m1kフラスコ中に入れ、140℃で10時間加
熱還流し穴。反応終了後、反応混合物からキシレンを留
去し、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(エタノール95%及びトリエチルアミン5チの溶液で
展開)に付することにより、下記の物性を有する1−(
4−(N−ベンジル)ピペリジノアミン]−3,7,1
1−)ツメチル−2,3−ドデカンジオール〔化合物(
40) )を2.52得た0収率16チ。
F D −Mass スペクトル:420(M”)0.
81 (d、 J=7Hz、 9H)、 0.9〜1.
65 (m、 17H)。
1.65〜2.2 (m、 4H)、 2.2〜3.0
 (m、 6H)。
3.Q7 (broad、 3H)、 3.3〜3.5
 (m、 2H)。
3.42(s、 2H)、 7.27(s、 5H)合
成例22〜34 (n−1)          (III)第9−1表
に示されるエポキシテルペンCIf−1>と含窒素化合
物(DI)とをそれぞれ加熱下に反応させた。エポキシ
テルペンの消失を確認したのち、得られた反応混合物か
ら低沸点化合物を留去し、その残渣金策9−1表に示す
分離操作に付することにより、それぞれ対応する一般式
(1−11’)で示される含窒素テルペンアルコールを
得た。生成物の収率と物性値を第9−2表に示す。
第9−1表 合成例35〜43 (II−1)          (III)第LG−
1表に示されるエポキシテルペン(It−1)と含窒素
化合物(1)とをそ扛ぞれ合成例21におけると同様に
して反応させた。反応終了後、反応混合物からキシレン
を留去し、その残渣を第1Q−1表に示す分離操作に付
することにより、それぞれ対応する一般式(1−11)
で示される含窒素テルペンアルコールを得た。生成物の
収率と物性値を第10−2表に示す。
第10−1表 第10−2表 合成例44 窒素雰囲気下、ジ−n−ブチルアミン12.9fのテト
ラヒドロフラン30111 溶液中にn−ブチルリチウ
ム(1,6M/ヘキサン溶液) 65 atを一78℃
で滴下し、滴下終了後、0℃で30分間攪拌した。この
溶液に1.2−エポキシ−3,7,11−1リメチル−
3−ドデカノール12.1fのテトラヒドロフラン20
 rueの溶液を0℃でゆっくり滴下した。
滴下終了後、室温で2時間攪拌したのち、氷水中に注ぎ
、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を水洗し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥したのち、溶媒を留去し、その
残渣を減圧下に蒸留することにより1−ジブチルアミノ
−3,7,11−トリメチル−2,3−ドデカンジオー
ル〔化合物(13)]を15.82得た。収率85多。
1−(メチルアミン)−3,7,11−トリメチル−2
,3−ドデカンジオール102とピリジン8.7fのジ
クロルエタン100m1!の溶液を一30℃ニ冷却し、
この溶液に塩酸ニコチン酸クロリド7.22を徐々に添
加したのち、室温で3時間攪拌した〇反応終了後、反応
混合物を水にあけ、ジクロルエタンで抽出した。有機層
を重曹水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、溶媒を留去しその残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(エタノールで展開)に付することにより、
下記のド〔化合物(15) )を12.Of得た。収率
93チ。
FD−Mass 、z、 ベクトル: 378 (M”
)IH−NMRx< クト/L=(9QMHz)a C
Dα3・HMS  ’ 0.83 (d、 J=7Hz、 9H)、 0.9〜
1.7 (m、 17H)。
2.33 (s、 3H)、 2.3〜2.7 (m、
 2H)。
3.3〜3.7(m、 IH)、 7.25〜7.50
(m、 LH)。
8.25〜8.45(m、 LH)、 8.70〜8.
85(m、 1t()。
9.20〜9.30 (m、 1f()合成例46 合成例45において1−(メチルアミン)−3゜7.1
1−)ジメチル−2,3−ドデカンジオール10gの代
りに1−〔(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ) 
−3,7,11,15−テトラメチル−2,3−ヘキサ
デカンジオール14.2f’i用いる以外は同様にして
反応させ、得られた反応混合物を同様にして処理するこ
とによりニコチン酸2−[N−(2,3−ジヒドロキシ
−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデシル−N
−メチルアミン〕エチル〔化合物(36) ] 14.
4 yを得た。収率809b。
FD−Massスペクトル:492(M+)合成例47 3.7.11−トリメチル−1−ドデセン−3−オール
502、ピリジン0.879及びヘキサン300tnl
の溶媒中にO〜−10℃で三臭化リン30.8Fを滴下
した。0℃で2時間攪拌したのち、反応混合物を水に注
ぎ、ヘキサンで抽出した。ヘキサン層を重曹水、食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、
溶媒を留去して粗1−プロモ−3,7,11−)ジメチ
ル−2−ドデセン62.5fを得た。次に、亜鉛14.
2Fと酢酸26m1の懸濁液に0℃で粗1−プロモー3
.7.11−トリメチル−2−ドデセン62.5 f 
i滴下したのち、室温で1時間攪拌した。反応終了後、
反応混合物から亜鉛を戸別し、F液を水に注ぎ、ヘキサ
ンで抽出した。ヘキサン層を重曹水、食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、
その残渣を減圧下に蒸留することにより下記の物性を有
する3、7.11−)リフチル−1−ドデセン10.6
ftl−得た。収率25チ。
沸点:114℃10.35mHp Massスペクト/”(m/Z) :210(M+)l
H−NMR,z、ベクトル(90MHz )δCDC′
3・HMS ’ 0.80 (d、 J=7Hz、 9H)、 0.91
 (d、 J=7Hz、 3H)。
1.0〜1.75(m、 14H)、 1.75〜2.
3(rrl、 LH)。
4.75〜5.03 (m、 2H)、 5.35〜5
.87(m、 tH)3.7.11−トリメチル−1−
ドデセン9.62と塩化メチレン200 m/の溶液中
にメタクOa過安息香酸IQ、8r’i室温で添加し、
同温度で6時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を濾
過し、戸液をチオ硫酸ナトリウム水、重曹水、食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去し、その残渣を減圧下に蒸留することにより下記の
物性を有する1、2〜エポキシ−3・7・11〜トリメ
チルドデカン6.8f’fr:得次。収束59%。
沸点=94℃/ 0.4 mHf Massスペクトル(m/z ) : 226 (M”
)1.2−エポキシ−3,7,11−トリメチルドデカ
ン3.4f及びメチルアミン(40%メタノール溶液)
52をオートクレーブ内に入れ、110℃で3時間加熱
攪拌した。反応終了後、反応混合物を減圧下に蒸留する
ことにより、下記の物性を有する1−メチルアミノ−3
,7,11−トリメチル−2−ドデカノール〔化合物(
28) ] 1t2. o を得た。収率51 S。
沸点:125℃10.1寵H2 Massスペクトル(m/z):257(M+)1H−
NMRスペクトル(90MHz )δCDα3゜HMS
  ” 0.83 (d、 J=7Hz、 12H)、 1.0
〜1.7 (m、 15H)。
2.40 (s、 3H)、 2.4〜2.6(弓2H
)。
3.23(broad s、 2H)、 3.30〜3
.65(m、 LH)合成例48 マグネシウム14.6F、臭化インブチル68゜52及
びジエチルエーテル500m/から調製した臭化イソブ
チルマグネシウム溶液に、水冷下に4.8−ジメチル−
1−ノネン−4−オール349のジエチルエーテル10
0Wtl溶液を滴下し、滴下−後、20分間室温で攪拌
した。この溶液に二塩化チタ滴下し、同温度で30分攪
拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水中に注ぎ
、ジエチルエーテルで抽出した。エーテルを留去し、そ
の残渣にクロロホルムを加え、飽和食塩水、小量の重曹
水で順次洗浄し、無水硫酸す) IJウムで乾燥した0
クロロホルムを留去し、その残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(塩化メチレン95%及びトリエチル
アミン5チの溶液で展開)に付することにより、下記の
物性を有する1−(メチルベンジルアミノ)−3,7,
11−)ジメチル−3,フードゾカンジオール〔化合物
(29) )を7.5 y 得た○収率11チ。
Massスペクトル(m/z) : 363 (M”)
’H−NMRx < り) yv (90MHz) δ
0Dα・・HMS  ’ 0.86(d、 J=7Hz、 6H) ; 1.12
.1.17(each s 、 6H) ;1.0〜1
.7 (m、 15H) ; 2.0〜2.25 (m
、 3H) ;2.5〜2.75 (m、 2H) ;
3.3〜3.55(m、 4H) ;7.29 (br
oad s、 5H)合成例49 1−(メチルベンジルアミノ)−3,7,11−トリメ
チル−3,7−ドゾカンジオール7、5 f 、パラジ
ウムカーボン0.75?及びエタノール30meiオー
トクレーブに入扛、水素加圧下(l Q atm)に4
0℃で反応させた。反応終了後、反応混合物からエタノ
ールを留去し、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(エタノール95チ及びトリエチルアミン5チ
の溶液で展開)に付することにより、下記の物性を有す
る1−(メチルアミン)−3,7,11−)ジメチル−
3,7−ドゾカンジオール〔化合物(27) )を4.
32得た。収率77チ。
Massスペクトル(m/z ) : 273 (M”
)0.83(d、 J=7Hz、 6H)、 1.0〜
1.8(m、 21H)。
2.36(s、 3H)、 2.76 (t、 J=7
Hz、 2H)。
3.0〜3.4 (brOad、 3H)合成例48に
おいて4.8−ジメチル−1−ノネン−4−オール34
2の代りに4.8−ジメチル−2を用いる以外は同様に
して反応させ、得られた反応混合物を同様にして処理す
ることにより、1−(メチルベンジルアミノ)−3,7
,11−)ジメチル−3,7,11−ドデカントリオー
ル〔化合物賓)〕を5.02得た。収率10%。
Massスペクトル(rv/z)=379(M+)合成
例51 攪拌機、冷却器及び温度計を付けた2を容三ロフラスコ
にフィトール463.65’ (1,57mole)、
70%(重量)t−ブチルヒドロペルオキシド水溶液2
21.89 (1,72mole)及び五酸化バナジウ
ム710■を仕込み、90℃で6時間反応させた。反応
終了後、反応混合物に14%(重量)亜硫酸ナトリウム
水溶液350.4Fを加え、室温で30分間攪拌混合し
たのち、この混合液を分液漏斗に移し、分液した。上層
液を等容量のIN−水酸化ナトリウム水溶液と室温で攪
拌混合したのち、n−ヘキサンで抽出した。抽出液を等
容量の水で3回洗滌した。ついで抽出液からn−ヘキサ
ンを留去させることにより2.3−エポキシ−3,7,
11,15−テトラメチルヘキサデカン−1−オールを
467、Of得だ。収率96チ。
Massスペクトル(m/z ): 312(M+)上
記の方法においてフィトールの代りにゲラニオール、3
.7−シメチルー2−オクテン−1−オール又は3,7
.11−)ジメチル−2−ドデセン−1−オールを用い
て同様に反応及び分離操作を行った。結果を第11表に
示す。
第  11  表 2.3−エポキシ−3,7−シメチルー1−オクタツー
ル17.:In’及び(2−ヒドロキシエチル)メチル
アミン15.Oり及びトルエン20rnlをフラスコ内
へ入れ、4時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物
を減圧下に蒸留することにより、下記の物性を有する2
−((2−ヒドロキシエチル)メチルアミン)−3,7
−シメチルー1,3−オクタンジオール〔化合物(60
)〕を21.Of得た。収率85%。
沸点=154°G/ 0.2 wHg Massスペクトル(m/z ) : 247 (M+
)’H−NMRxペクト# (90MHz )  δC
Dα3・HMS  ’ 0.82(d、J=7Hz、6H)、1.13(s、6
H)。
0.8〜1.7(m、7H)、2.48(S、3H)。
2.5〜2.75(m、 IH) 、 2.8〜3.0
(m、 2H) 。
3.35〜4.1 (m 、 7H’)合成例52 2.3−エポキシ−3,7−シメチルー6−オクテ/−
1−オール17.05’及びアンモニア水溶液(28%
)10攬lをオートクレーブ内に入れ、100℃で6時
間加熱攪拌した。反応終了後、反応混合物から低沸点化
合物を留去し、その残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(エタノール95チ及びトリエチルアミン5チ
の溶液で展開)ル[化合物(so)] 7.9 tを得
た。収率42%。
Ma3Sスヘクトル(m/z ): 187 (M+)
CDα3゜ ”H−NMRスペクトル(9QMHz)  δHMS 
・1.27(s、3H);1.59,1.66(eac
h s、6H);1.3〜1.7 (m、 2H); 
1.9〜2.25 (rn、 2H) ;2.4〜2.
6(broad、IH);2.92(dd、J=5Hz
及び5Hz 、 IH);3.5〜3.9(m、 2H
);4.9〜5.2(m、 IH)合成例53〜71 第12表に示されるエポキシテルペン(n−2)と含窒
素化合物(I[l)とをそれぞれ合成例51又は合成例
52におけると同様にして反応させ、処理することによ
り、それぞれ対応する一般式(1−21)  で示され
る含窒素テルペンアルコールを得た。生成物の収率と物
性値を第12表に示す。
以下余白 合成例72 窒素雰囲気下、ジ−n−ブチルアミン12.99のテト
ラヒドロフラン30+!!/溶液中にn−ブチルリチウ
ム(1,6M/ヘキサン溶液)55m/を一78℃で滴
下し、滴下終了後、0°Cで30分間攪拌した。この溶
液に2,3−エポキシ−3,7−シメチルー1−オクタ
ツール8.62のテトラヒドロフラン2Q wtlの溶
液を0℃でゆっくり滴下した。滴下終了後、室温で2時
間攪拌したのち、氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽
出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
したのち、溶媒を留去し、その残渣を減圧下に蒸留する
ことにより、2−(ジプチルアミノ)−3,7−シメチ
ルー1,3−オクタンジオール〔化合物(59))を1
29得た。
収率80%。
2−(メチルアミン)−3,7,11−)ジメチル−1
,3−ドデカンジオール10Fとピリジン8.72のジ
クロルエタン100 Meの溶液を〜30℃に冷却し、
この溶液に塩酸ニコチン酸クロリド7.22を徐々に添
加したのち、室温で3時間攪拌した。
反応終了後、反応混合物を水にあけ、ジクロルエタンで
抽出した。有機層を重曹水で洗滌し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、溶媒を留去し、その残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(エタノールで展開)に
付することにより、下記の物性を有するN−メチル−N
−(1,3−ジヒドロキシ−3,7,11−)ジメチル
ドデカン−2−イル)ニコチンアミド〔化合物(6g)
:)を12.Of得だ。
収率93チ。
FD−Massスペクトル178(M+)合成例73に
おいて2−(メチルアミン)−3゜7.11−トリメチ
ル−1,3−ドデカンジオール102の代りに2−((
2−ヒドロキシエチル)メチルアミン) −3,7,1
1,15−テトラメチル−1,3−ヘキサデカンジオー
ル14.29を用いる以外は同様にして反応させ、得ら
れた反応混合物を同様にして処理することにより、2−
((2−ニコチノイルオキシエチル)メチルアミノ) 
−3,7゜11.15−テトラメチル−1,3−ヘキサ
デカンジオール〔化合物(74)) 12.6 Fを得
た。収率70チ。
FD−Massスペクトル=492(M+)(Jl−1 マグネシウム14.69、臭化イソブチル68.52及
びジエチルエーテル500 trtlから調製した臭化
イソブチルマグネシウム溶液に、水冷下に4.8−ジメ
チル−1−ノネン−4−オール34fのジエチルエーテ
ル1001N/溶液を滴下し、滴下後、20分間室温で
攪拌した。この溶液に二塩化チタノセン2.52を室温
で添加し、同温度で18時間攪拌したのち、3−(ベン
ジルメチルアミノ)−2−ブタノン3B、2fを水冷下
に滴下し、同温度で30分攪拌した。反応混合物を飽和
塩化アンモニウム水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出
した。
エーテルを留去し、その残漬にクロロホルムを加え、飽
和食塩水、小量の重曹水で順次洗滌し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。クロロホルムを留去し、その残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン95
チ及びトリエチルアミン5%の溶液で展開)に付するこ
とにより、下記の物性を有する2−(ベンジルメチルア
ミノ)−3,7,11−)ジメチル−3,フードゾカン
ジオール〔化合物(71))を11.3F得た。収率1
7チ。
MaSSスペクトル(m/Z ) : 363 (M+
)2−(ベンジルメチルアミノ)−3,7,11−トリ
メチル−3,7−ドゾカンジオール7、5 f 、パラ
ジウムカーボン0.75?及びエタノール3011/ヲ
オートクレープに入れ、水素加圧下(10atm)に4
0°Cで反応させた。反応終了後、反応混合物からエタ
ノールを留去し、その残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(エタノール95チ及びトリエチルアミン5
%の溶液で展開)に付することしてより、下記の物性を
有する2−(メチルアミン)−3,7,11−)ジメチ
ル−3,フードゾカンジオール〔化合物(70)、)を
3.62得た。収率65チ。
MaSSスペクトル(m/Z) :273 (M+)発
明の効果 本発明によシ提供される含窒素テルペンアルコール類を
有効成分として含有する脳機能改善剤は該含窒素テルペ
ンアルコール類の有する優れた脳機能改善作用を効果的
に発現させる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X^1は水素原子若しくはヒドロキシル基を表
    わし、かつY^1は水素原子を表わすか、又はX^1と
    Y^1は一緒になつて結合を形成し、X^2は水素原子
    若しくはヒドロキシル基を表わし、かつY^2は水素原
    子を表わすか、又はX^2とY^2は一緒になつて結合
    を形成し、Q^1及びQ^2のどちらか一方はY^3を
    表わし、他方は▲数式、化学式、表等があります▼を表
    わし、X^3は水素原子若しくはヒドロキシル基を表わ
    し、Y^3はX^3が水素原子である場合ヒドロキシル
    基を表わし、X^3がヒドロキシル基である場合水素原
    子若しくはヒドロキシル基を表わし、R^1及びR^2
    は同一若しくは異なりそれぞれ水素原子、置換されてい
    てもよい低級アルキル基、置換されていてもよいアリー
    ル基、置換されていてもよい4−ピペリジニル基、ピリ
    ジル基、ピリジルカルボニル基若しくはイソキノリル基
    を表わすか、又はR^1とR^2はこれらが結合してい
    る窒素原子と一緒になつて員数が5若しくは6である複
    素環を形成する。ここで、該複素環は環内に−O−、−
    S−、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化
    学式、表等があります▼、−C=C−、−C=N−及び
    ▲数式、化学式、表等があります▼から成る群から選ば
    れる基を1〜3個有していてもよく、R^3は水素原子
    、置換されていてもよい低級アルキル基又は置換されて
    いてもよいアリール基を表わす。nは0〜2の整数を表
    わす。)で示される含窒素テルペンアルコール又はその
    薬理学的に許容されるエステル若しくは塩を有効成分と
    して含有する脳機能改善剤。
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