JPS6360405A - 導波路型分岐路の製造方法 - Google Patents
導波路型分岐路の製造方法Info
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- JPS6360405A JPS6360405A JP61202686A JP20268686A JPS6360405A JP S6360405 A JPS6360405 A JP S6360405A JP 61202686 A JP61202686 A JP 61202686A JP 20268686 A JP20268686 A JP 20268686A JP S6360405 A JPS6360405 A JP S6360405A
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要〕
本発明は、Y分枝光導波路において、その分岐部に対し
て、導波路部よりも幅が狭くかつ低屈折率の切り込み領
域を設ける為に、切り込み領域の屈折率が光導波路と光
導波路基板の屈折率の中間の所定値になるような形状に
選定した切り込み部を有するY分岐パターンによりパタ
ーニングを行う。
て、導波路部よりも幅が狭くかつ低屈折率の切り込み領
域を設ける為に、切り込み領域の屈折率が光導波路と光
導波路基板の屈折率の中間の所定値になるような形状に
選定した切り込み部を有するY分岐パターンによりパタ
ーニングを行う。
本発明は、7字形の分岐路を持つY分枝光導波路の製造
方法に関する。
方法に関する。
現在このような光分岐導波路上のY分岐は、光の分配を
利用する多くの装置に利用されている。
利用する多くの装置に利用されている。
従来のY分岐光導波路の理想的な形状を第6図(alに
示す。これは、1本のシングルモード直線導波路(以下
、直線導波路と略す)1から、分岐部2を介して2本の
シングルモード直線導波路(以下、直線導波路と略す)
3.4へ、対称に光を分波するようになっている。この
種のY分枝光導波路の作成は、例えばLiNb0z等で
できた基板6に対して、上記直線導波路1,3.4およ
び分岐部2を形成すべき領域にTi等の不純物を拡散さ
せて、周囲よりも屈折率の高い部分を形成することによ
り行っている。
示す。これは、1本のシングルモード直線導波路(以下
、直線導波路と略す)1から、分岐部2を介して2本の
シングルモード直線導波路(以下、直線導波路と略す)
3.4へ、対称に光を分波するようになっている。この
種のY分枝光導波路の作成は、例えばLiNb0z等で
できた基板6に対して、上記直線導波路1,3.4およ
び分岐部2を形成すべき領域にTi等の不純物を拡散さ
せて、周囲よりも屈折率の高い部分を形成することによ
り行っている。
上記のY分岐導波路で過剰損失を伴わずに光を分岐させ
るためには、その分岐角ビ以内の非常に小さな角度にす
る必要がある。ところが、そのような極細のマスクパタ
ーンを作ることは難しいために、また、上述したTi拡
散時に所望の領域の周囲までTtのしみ出しが生じて、
特に間隔の非常に狭い分岐部2の頂点2a付近では両方
向からのしみ出しが重なり合うために、実際に作成され
たY分岐光導波路は、第6図(b)に示すように、上記
頂点2aが極細にならず丸みを帯びてしまう。
るためには、その分岐角ビ以内の非常に小さな角度にす
る必要がある。ところが、そのような極細のマスクパタ
ーンを作ることは難しいために、また、上述したTi拡
散時に所望の領域の周囲までTtのしみ出しが生じて、
特に間隔の非常に狭い分岐部2の頂点2a付近では両方
向からのしみ出しが重なり合うために、実際に作成され
たY分岐光導波路は、第6図(b)に示すように、上記
頂点2aが極細にならず丸みを帯びてしまう。
このように頂点2aが丸くなってしまうと、その前後の
光強度分布が1つの山から2つの山へ急激に変化し、周
囲への拡散光が多(生じるようになるために、分岐時の
損失が増大してしまうという大きな問題点があった。
光強度分布が1つの山から2つの山へ急激に変化し、周
囲への拡散光が多(生じるようになるために、分岐時の
損失が増大してしまうという大きな問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、分岐時の損失を一段と低
減可能なY分枝光導波路の製造方法を提供することを目
的とする。
減可能なY分枝光導波路の製造方法を提供することを目
的とする。
本発明によれば、基板6上に、直線導波路l。
3.4を形成する際に、これらの直線導波路1゜3.4
の形状のパターニングを行う為に、7分岐路で2つに分
岐された直線導波路3.4が分離する頂点部2aに、分
岐部2が開始する点に向かって、切り込み領域5を形成
するための切り込み部12を有するパターンを用いるも
のである。そして、この切り込み部の形状は、このY分
岐パターンにより基板上に直線導波路1,3.4を形成
した際に切り込み領域5の屈折率が基板と直線導波路1
,3.4との間の中間の所望の値になるような形状に選
定するものである。
の形状のパターニングを行う為に、7分岐路で2つに分
岐された直線導波路3.4が分離する頂点部2aに、分
岐部2が開始する点に向かって、切り込み領域5を形成
するための切り込み部12を有するパターンを用いるも
のである。そして、この切り込み部の形状は、このY分
岐パターンにより基板上に直線導波路1,3.4を形成
した際に切り込み領域5の屈折率が基板と直線導波路1
,3.4との間の中間の所望の値になるような形状に選
定するものである。
Y分岐パターンの切り込み部12の形状が所望の値に選
定されているので、基板上に導波路を形成した際に、そ
の切り込み領域5の屈折率は直線導波路1.3.4と基
板6との中間の所望の値に選定できる。従って、直線導
波路1を伝搬してきた光の光度分布は切り込み領域5の
存在によって徐々に中央部がつぶれていく形状になって
いき、これにより分岐部2における光の分岐損失を低減
できるものである。
定されているので、基板上に導波路を形成した際に、そ
の切り込み領域5の屈折率は直線導波路1.3.4と基
板6との中間の所望の値に選定できる。従って、直線導
波路1を伝搬してきた光の光度分布は切り込み領域5の
存在によって徐々に中央部がつぶれていく形状になって
いき、これにより分岐部2における光の分岐損失を低減
できるものである。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
明する。
第1図(a)は、本発明によって製造される導波路型分
岐路を示す構成図である。分岐部2の頂点2a付近から
直線導波路1の内に向かって、テーパー状の切り込み領
域5を設けたものである。
岐路を示す構成図である。分岐部2の頂点2a付近から
直線導波路1の内に向かって、テーパー状の切り込み領
域5を設けたものである。
上記切り込み領域5は、直線導波路1,3.4よりも狭
い幅であって、かつ低い屈折率を持つ。
い幅であって、かつ低い屈折率を持つ。
切り込み領域5の先端部5aは、導波路の加工ができる
程度の1〜3μmの幅とする。また、他端5bは、分岐
側の直線導波路3,4の内側の壁面3a、4aとなめら
かに接続する。即ち、切り込み領域5の幅と上記壁面3
a、4aの互いの間隔とが、光の進行方向(矢印A方向
)に対して連続的に接合されるとともに、この接合によ
って形成される壁面の1次の微分係数も連続的になる。
程度の1〜3μmの幅とする。また、他端5bは、分岐
側の直線導波路3,4の内側の壁面3a、4aとなめら
かに接続する。即ち、切り込み領域5の幅と上記壁面3
a、4aの互いの間隔とが、光の進行方向(矢印A方向
)に対して連続的に接合されるとともに、この接合によ
って形成される壁面の1次の微分係数も連続的になる。
上記構成において、直線導波路1内に進行してきた光が
2木の直線導波路3,4内に分岐される時の光強度分布
の変化を、第1図(alの3つの位置a、b、cと対応
させて同図(blに示す。すると、光が分岐されていく
に従い、光強度分布は、まず切り込み領域5の先端部5
aの近傍である位置Bで中央部に若干凹部ができて、1
つの山から2つの山へ徐々に変化していくのがわかる。
2木の直線導波路3,4内に分岐される時の光強度分布
の変化を、第1図(alの3つの位置a、b、cと対応
させて同図(blに示す。すると、光が分岐されていく
に従い、光強度分布は、まず切り込み領域5の先端部5
aの近傍である位置Bで中央部に若干凹部ができて、1
つの山から2つの山へ徐々に変化していくのがわかる。
このように光強度分布が徐々に変化することにより、周
囲への散乱光が大きく減少し、従って極めて低損失の分
岐が可能になる。
囲への散乱光が大きく減少し、従って極めて低損失の分
岐が可能になる。
次に、上記導波路型分岐路の本発明に係る製造方法を説
明する。第2図(alは、本発明に用いられるY分岐パ
ターン11を有する拡散パターンの平面図であり、第2
図(b)は第2図(11)のB−BvAに沿ってみた断
面図である。第2図(b)において、基板6の上に、ま
ず、Tfを7000オングストロームの厚さに全面に蒸
着する。そして、Ttの上面にホトレジスト例えばAZ
1350Jを塗布する。次に、このホトレジストを第2
図(a)に示すようなY分岐パターン11を用いて露光
する。このY分岐パターン11は第1図(alに示した
直線導波路1゜3.4を形成するためにこれと対応する
形状を有するもので切り込み領域5に対応した形状の切
り込み部12を有する。
明する。第2図(alは、本発明に用いられるY分岐パ
ターン11を有する拡散パターンの平面図であり、第2
図(b)は第2図(11)のB−BvAに沿ってみた断
面図である。第2図(b)において、基板6の上に、ま
ず、Tfを7000オングストロームの厚さに全面に蒸
着する。そして、Ttの上面にホトレジスト例えばAZ
1350Jを塗布する。次に、このホトレジストを第2
図(a)に示すようなY分岐パターン11を用いて露光
する。このY分岐パターン11は第1図(alに示した
直線導波路1゜3.4を形成するためにこれと対応する
形状を有するもので切り込み領域5に対応した形状の切
り込み部12を有する。
次に、このホトレジストを露光することにより所望の導
波路形成に必要なT 1層13,14以外の部分を、イ
オンミリングによってエツチングする。次に、TiJ1
3,14上のレジストを除去する。そしてTi層13.
14を拡散源として1050℃でウェット酸素0□の雰
囲気中で8時間拡散する。すると、Tiが基板6内に拡
散されて拡散領域15.16が形成され、この拡散領域
15゜16はそれぞれ直線導波路3.4に相当する。そ
して、Ti層13.14の中間の領域17は、第1図(
alの構成における切り込み領域5に対応するもので、
中間類M17では拡散領域15.16が互いにしみだし
て交差しており拡散領域15.16よりも不純物の濃度
は低く゛なる。従って拡散領域15.16の屈折率より
も中間領域17の屈折率は低(なるが、しかし、中間領
域17の屈折率は基板6よりも高くなる。
波路形成に必要なT 1層13,14以外の部分を、イ
オンミリングによってエツチングする。次に、TiJ1
3,14上のレジストを除去する。そしてTi層13.
14を拡散源として1050℃でウェット酸素0□の雰
囲気中で8時間拡散する。すると、Tiが基板6内に拡
散されて拡散領域15.16が形成され、この拡散領域
15゜16はそれぞれ直線導波路3.4に相当する。そ
して、Ti層13.14の中間の領域17は、第1図(
alの構成における切り込み領域5に対応するもので、
中間類M17では拡散領域15.16が互いにしみだし
て交差しており拡散領域15.16よりも不純物の濃度
は低く゛なる。従って拡散領域15.16の屈折率より
も中間領域17の屈折率は低(なるが、しかし、中間領
域17の屈折率は基板6よりも高くなる。
ここで、導波路の屈折率をNg、基板の屈折率をN5、
それから切り込み領域5の全体の等価的な屈折率をNと
すると例えばN、−2,14、N、=2.144 、N
=2.142に設定することができる。すなわち、N、
>NUN3選定することができる。
それから切り込み領域5の全体の等価的な屈折率をNと
すると例えばN、−2,14、N、=2.144 、N
=2.142に設定することができる。すなわち、N、
>NUN3選定することができる。
係る屈折率は、前記Y分岐パターン11における切り込
み部12の形状を、この中間領域17即ち切り込み領域
5の屈折率が導波路3.4と基板6ような形状に選定し
て行うことによって実現されたのである。その後、Ti
1J13,14を基板表面から除去することにより、第
1図!a)に示す如き切り込み領域5を有する7分岐路
が得られた。
み部12の形状を、この中間領域17即ち切り込み領域
5の屈折率が導波路3.4と基板6ような形状に選定し
て行うことによって実現されたのである。その後、Ti
1J13,14を基板表面から除去することにより、第
1図!a)に示す如き切り込み領域5を有する7分岐路
が得られた。
上述のように頂点2aに切り込み領域5を設けるように
形成することによって導波路形状に極細のパターンは必
要でなくなる。従って、正常には従来のようなTiのし
みだしによる悪影響の心配がなくほぼ設計どおりの形状
にすることができる。
形成することによって導波路形状に極細のパターンは必
要でなくなる。従って、正常には従来のようなTiのし
みだしによる悪影響の心配がなくほぼ設計どおりの形状
にすることができる。
次に、第3図に本発明の第2の実施例を示し、第1の実
施例と同様に、第2図(alに示すY分岐パターン11
のB−B腺に沿った断面図である。基板6の上面にアル
ミニウム膜を蒸着し、この上面にホトレジストを塗布し
て、アルミニウム膜を、前記第2図(a)に示したY分
岐パターン11の中空部を有するような形にホトレジス
トによってパターニングする。そして、アルミニウムJ
i!1B、19.20を形成し、アルミニウム層18と
19の間及びI9と20の間にイオン交換法によってイ
オン交換IJ21.22を形成する。これは、例えばH
゛イオン基板6中に導入することによりLi゛イオンを
基板6中から排出させることにより行われる。そして、
イオン交換層21.22はそれぞれ第1図+a)の直線
導波路3,4に対応する。
施例と同様に、第2図(alに示すY分岐パターン11
のB−B腺に沿った断面図である。基板6の上面にアル
ミニウム膜を蒸着し、この上面にホトレジストを塗布し
て、アルミニウム膜を、前記第2図(a)に示したY分
岐パターン11の中空部を有するような形にホトレジス
トによってパターニングする。そして、アルミニウムJ
i!1B、19.20を形成し、アルミニウム層18と
19の間及びI9と20の間にイオン交換法によってイ
オン交換IJ21.22を形成する。これは、例えばH
゛イオン基板6中に導入することによりLi゛イオンを
基板6中から排出させることにより行われる。そして、
イオン交換層21.22はそれぞれ第1図+a)の直線
導波路3,4に対応する。
アルミニウム層19の下では、イオン交換層21゜22
が互いに交差するが、そのアルミニウム層19の下方の
領域23は第1図(alの実施例の切り込み領域5に相
当する。そして、領域23の屈折率はイオン交換層21
.22の屈折率よりも低く、基板6の屈折率よりも高い
所望の値に選定することができる。これは、Y分岐パタ
ーン11の形状における切り込み部12の形状を所望の
形に選ぶことによって、アルミニウム7118,19.
20のマスク形状を選定することができるためである。
が互いに交差するが、そのアルミニウム層19の下方の
領域23は第1図(alの実施例の切り込み領域5に相
当する。そして、領域23の屈折率はイオン交換層21
.22の屈折率よりも低く、基板6の屈折率よりも高い
所望の値に選定することができる。これは、Y分岐パタ
ーン11の形状における切り込み部12の形状を所望の
形に選ぶことによって、アルミニウム7118,19.
20のマスク形状を選定することができるためである。
この実施例も、第2図(a)に示した実施例と同様の効
果を有する。
果を有する。
次に、切り込み領域5を矩形状(F=C;)とした場合
において、その屈折率Nおよび幅F (=G)の具体的
な設定手順について説明する。なおここでは、T i
: LiNb0+ I!導波路想定し、導波路幅を7μ
m、その屈折率N、を2.144 、基板屈折率N1を
2.140 、分岐角θを0.4 °とした場合につ
いて、数値計算による理論検討を行ったものである。
において、その屈折率Nおよび幅F (=G)の具体的
な設定手順について説明する。なおここでは、T i
: LiNb0+ I!導波路想定し、導波路幅を7μ
m、その屈折率N、を2.144 、基板屈折率N1を
2.140 、分岐角θを0.4 °とした場合につ
いて、数値計算による理論検討を行ったものである。
まず、切り込み領域5の屈折率Nの設定手順について述
べる。そのために、幅F=G=2μmとし、切り込み領
域5の屈折率差Δn′ (屈折率Nから基板6の屈折率
N、 (=2.14)を引いた値)を変化させて、分
岐損失を調べてみる。その結果を第4図に示す。同図に
より、上記屈折率差Δn′が0.002 (即ちN=
2.142>の時に分岐損失が極小値をとることがわか
る。この値は、導波路の屈折率差Δn (=0.004
)の半分の値である。このことから、屈折率Nは、N
3とN、の丁度中間の値に設定することが望ましいと言
える。このような値を持つ屈折率Nは前述のように、パ
ターン形状がなまる導波路作製法(例えば拡散、イオン
交換等)で導波路を作製すれば、切り込み領域5に両側
からTi等がしみ出すことにより容易に得られる。
べる。そのために、幅F=G=2μmとし、切り込み領
域5の屈折率差Δn′ (屈折率Nから基板6の屈折率
N、 (=2.14)を引いた値)を変化させて、分
岐損失を調べてみる。その結果を第4図に示す。同図に
より、上記屈折率差Δn′が0.002 (即ちN=
2.142>の時に分岐損失が極小値をとることがわか
る。この値は、導波路の屈折率差Δn (=0.004
)の半分の値である。このことから、屈折率Nは、N
3とN、の丁度中間の値に設定することが望ましいと言
える。このような値を持つ屈折率Nは前述のように、パ
ターン形状がなまる導波路作製法(例えば拡散、イオン
交換等)で導波路を作製すれば、切り込み領域5に両側
からTi等がしみ出すことにより容易に得られる。
続いて、切り込み領域5の幅F (=G)の設定手順に
ついて述べる。この場合は、上記で得られた結果に基づ
きΔn ’ =0.002とし、幅F (=G)を変化
させて分岐損失を調べてみる。その結果を第5図に示す
。同図より、F (=G)=2μmまでは分岐損失に変
化が見らず、それ以上で増加している。このことから2
幅F (=G)を2μmに設定することが望ましいと言
える。このように2μmという幅は、第4図に示した頂
点2aの近傍における微小な導波路間隔と比べて大きく
、形状のなまりは問題とならない。
ついて述べる。この場合は、上記で得られた結果に基づ
きΔn ’ =0.002とし、幅F (=G)を変化
させて分岐損失を調べてみる。その結果を第5図に示す
。同図より、F (=G)=2μmまでは分岐損失に変
化が見らず、それ以上で増加している。このことから2
幅F (=G)を2μmに設定することが望ましいと言
える。このように2μmという幅は、第4図に示した頂
点2aの近傍における微小な導波路間隔と比べて大きく
、形状のなまりは問題とならない。
このようにして切り込み領域5の屈折率Nおよび幅F
(=G)を上述の如く設定するように分岐路パターンを
形成することにより、従来のY分岐導波路よりも著しく
低損失なY分岐導波路が実現できる。
(=G)を上述の如く設定するように分岐路パターンを
形成することにより、従来のY分岐導波路よりも著しく
低損失なY分岐導波路が実現できる。
本発明によれば、1つの光が徐々に2つの光に分岐され
ていくため、極めて低損失のY分岐導波路を提供するた
めの製造方法を与えることができる。
ていくため、極めて低損失のY分岐導波路を提供するた
めの製造方法を与えることができる。
第1図(a)は、本発明に係る導波路型分岐路の製造方
法によって構成される導波路の平面図、第1図(b)は
、同導波路における光強度分布の変化を示す図、 第2図(a)は、本発明に用いられるY分岐パターンの
平面図、 同図(blは、本発明の一実施例を説明する分岐路の断
面図、 第3図は、本発明の他の実施例を説明するための分岐路
の断面図、 第4図は切り込み領域の屈折交差Δn′と分岐損失との
関係の一例を示す図、 第5図は切り込み領域の幅Fと分岐損失との関係を示す
図、 第6図(al、 (blは、それぞれ従来の7分岐路導
波路の理想形状と実際形状を示す断面図である。 11・・・Y分岐パターン、 12・・・切り込み部、 13.14・・・Ti層、 15.16・・・拡散領域、 17・・・中間領域。 特許出願人 富士通株式会社 B YM鴎支バダーンの子画面 732 囚 本発駅のイ屯の大島θ′1の小支駐酊七図第 3 @ 八〇′ 第4図 F(−Gl !μm) 第5 囚
法によって構成される導波路の平面図、第1図(b)は
、同導波路における光強度分布の変化を示す図、 第2図(a)は、本発明に用いられるY分岐パターンの
平面図、 同図(blは、本発明の一実施例を説明する分岐路の断
面図、 第3図は、本発明の他の実施例を説明するための分岐路
の断面図、 第4図は切り込み領域の屈折交差Δn′と分岐損失との
関係の一例を示す図、 第5図は切り込み領域の幅Fと分岐損失との関係を示す
図、 第6図(al、 (blは、それぞれ従来の7分岐路導
波路の理想形状と実際形状を示す断面図である。 11・・・Y分岐パターン、 12・・・切り込み部、 13.14・・・Ti層、 15.16・・・拡散領域、 17・・・中間領域。 特許出願人 富士通株式会社 B YM鴎支バダーンの子画面 732 囚 本発駅のイ屯の大島θ′1の小支駐酊七図第 3 @ 八〇′ 第4図 F(−Gl !μm) 第5 囚
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)基板上に、Y分岐パターンにより、基板とは屈折率
の異なる導波路型光分岐路を製造する方法において、前
記Y分岐パターンは台形状の切り込み部を有し、該切り
込み部はこの対向する辺より内側に向かって前記基板中
に屈折率変更物質を導入延出することにより、該切り込
み部に対応する基板上の切り込み領域の屈折率が、前記
基板と前記導波路との中間の所望の値に選定できるよう
な形状を有することを特徴とする光導波路型光分岐路の
製造方法。 2)前記基板上に前記屈折率変更物質として熱拡散源を
蒸着し、この熱拡散源の上面にホトレジストを塗布し、
該ホトレジストを前記Y分岐パターンによりパターニン
グすることにより前記熱拡散源をY分岐パターンの形状
に形成し、しかる後熱拡散を行うことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の導波路型項分岐路の製造方法。 3)前記基板上に、マスク層を形成し、前記Y分岐パタ
ーンを中空部として有するパターンにより前記マスク層
をパターニングし、しかる後このマスク層を用いてイオ
ン交換して前記屈折率変更物質を導入することを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の導波路型分岐路の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61202686A JP2603924B2 (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 導波路型分岐路の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61202686A JP2603924B2 (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 導波路型分岐路の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6360405A true JPS6360405A (ja) | 1988-03-16 |
JP2603924B2 JP2603924B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=16461475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61202686A Expired - Lifetime JP2603924B2 (ja) | 1986-08-30 | 1986-08-30 | 導波路型分岐路の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603924B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03245107A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-10-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 分岐・合波光導波回路 |
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-
1986
- 1986-08-30 JP JP61202686A patent/JP2603924B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603924B2 (ja) | 1997-04-23 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |