JPH02221903A - Y分岐導波路の製造方法 - Google Patents

Y分岐導波路の製造方法

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JPH02221903A
JPH02221903A JP1043582A JP4358289A JPH02221903A JP H02221903 A JPH02221903 A JP H02221903A JP 1043582 A JP1043582 A JP 1043582A JP 4358289 A JP4358289 A JP 4358289A JP H02221903 A JPH02221903 A JP H02221903A
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JP
Japan
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waveguide
branch
ion exchange
branch waveguide
opening
Prior art date
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JP1043582A
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English (en)
Inventor
Masafumi Seki
雅文 関
Kenichi Nakama
健一 仲間
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は光フアイバ通信に用いられる導波型IXN分岐
結合器の主要構成要素であるY分岐導波路の製造方法に
関する。
〈従来の技術〉 光フアイバ通信システムや光フアイバセンサーシステム
においては、光ファイバを伝送する光信号をN個の光出
力に分岐したりN個の人力を1個の出力に結合したりす
る分岐結合器が使用される。
特に加入者系光伝送システムではコストの低減のためな
どから、幹線ケーブルを多芯ケーブルとして途中で各加
入者に接続される配線ケーブルに分配する単一モードの
IXN型分岐結合器が必要となる。このIXN分岐結合
器(場合によってはNxM型分岐結合器)を安価に大量
に作る望ましい方法の一つは、ガラス基板にイオン交換
により、入力導波路部と2本以上の出力導波路部とそれ
らの間を接続するY分岐導波路部とからなるY分岐導波
路を作製し、人出力ファイバを接続する方法である。こ
のY分岐導波路を多段に接続すれば、IXN分岐結合器
を容易に構成できる。
Y分岐導波路の製造方法については、本発明者の一人他
が昭和62年度電子通信情報学会半導体・材料部門全国
大会の講演番号369で発表した論文で技術開示がある
。この方法はガラス基板にイオン交換制御膜を形成して
、フォトリソグラフィとエツチングにより導波路マスク
パターンを形成して、第1の溶融塩に浸漬して表面より
基板の屈折率を上昇させる(もしくは低下させる)−価
陽イオンを交換させ、さらにその膜を除去した後第2の
溶融塩に浸漬して屈折率を低下させる(もしくは上昇さ
せる)−価陽イオンを交換させるものである。イオン交
換制御膜としてはT1膜やCrIgあるいは誘電体膜例
えばSiO2膜が使用できる。また、−価陽イオンとし
てはTlイオン、アルカリイオン及びAgイオンが使用
できる。
なお、ガラス基板でなくLiNbO3基板を使用する場
合は、プロトン交換法またはTi拡散法を用いることが
できる。通常前者の場合は1段のみの交換が行われ、後
者の場合は1段のみの拡散もしくは第2段のMgの追拡
散が行われる。
〈発明の解決しようとする問題点〉 前述の従来の製造方法ではY分岐導波路が比較的簡単に
作製できる利点があるが、その特性について若干の問題
点があった。第1図に示されるようなY分岐導波路を製
造する場合、従来の方法では第5図に示すような開ロバ
ターンのイオン交換制御膜50を使用していた。第5図
の51.52.53a、53bは、それぞれ入力導波路
部、Y分岐導波路部、出力導波路部のための開口を示し
ている0開口51は開口52をへて2つの開口53a、
153bに至る。開口52は開口51に接続するところ
は幅が等しいが、開口53a、53bに接続するところ
は幅が約2倍ある。このためY分岐導波路部12では第
1段イオン交換でのイオン拡散が他の部分より進んで、
その導波路の断面の寸法が他の部分より大きくまた屈折
率差が大きくなっていた。このため、入力導波路部51
、出力導波路部53a、53bで単一モードであっても
、Y分岐導波踏部52で単一モード条件が満たされない
ことが生じがちであった。
第6図は従来の方法により、入出力導波路51.53a
、53bに対し単一モードとなる製造条件で製造したY
分岐導波路の波長損失特性の一例を示している。図では
波長1.45μm付近より短波長で2つの出力導波路の
損失が変動することが示されている。この問題点の原因
は導波路の形状と屈折率差が大きくなるため、その波長
では厳密には単一モードでなくなるためである。従来の
方法だけで良好な波長損失特性を得ようとすると、イオ
ン交換条件の高精度な制御が必要であった。
その時でも良品の歩留りは60%くらいであり、コスト
高の原因になっていた。
またY分岐導波路の過剰損失は直線導波路の損失より0
.2〜0.5dB大きかった。この原因は導波路の屈折
率差(あるいは等価屈折率差)が大きいので、Y分岐導
波路部での散乱損失が太きくなるためであることが、Y
分岐導波路部での光の伝搬状態をBPM法(ビームプロ
パゲーションメソッド)で解析した結果明らかになった
〈問題点を解決するための手段〉 本発明では上記従来の方法の問題点を解決するために、
損失が波長に対して安定で損失の小さいY分岐導波路を
製造する新しい方法を提供する。
即ち、本発明の第1の方法は、基板とその外部にある一
価陽イオンとの間のイオン交換により導波路を形成する
イオン交換導波路の製造方法において、入力導波路部と
2本の出力導波路部の移行部であるY分岐導波路部のた
めのイオン交換制御膜の開口に、微小な開口部が繰り返
しある回折格子状開口を重畳したことを特徴とする。
また本発明の第2の方法は、基板上に形成されたパター
ン吠拡散物質薄膜を拡散することにより導波路を形成す
るイオン拡散導波路の製造方法において、入力導波路部
と2本の出力導波路部の移行部であるY分岐導波路部の
ためのパターン状拡散物質薄膜に、微小な開口部が繰り
返しある回折格子状開口を形成したことを特徴とする。
本発明による製造方法は、イオン交換あるいはイオン拡
散導波路の形成過程を解析しその特徴を考慮したもので
ある。
〈実施例〉 第1図は本発明による一実施例のY分岐導波路のパター
ンを示す図である。第2図はその作製に使用したイオン
交換制御膜20の開口のパターンを示す拡大図である。
10はガラス基板、11は入力導波路部、12はY分岐
導波路部、13aと13bは出力導波路部である。イオ
ン交換制御膜20は一例としてスパッタによるTl薄膜
である。
21は入力導波路部11のための第1の開口、22はY
分岐導波踏部12のための第2の開口、23a、23b
は出力導波路13a、13bのための第3および第4の
開口である。
第1の開口21、第3、第4の開口23a、23bの幅
は2μmである。第2の開口22は第1の開口21の終
点と第3、第4の開口23a、23bの始点を接続する
ものであって、図の右側では幅2μm左側では幅4μm
のテーバ状開口であり、テーパ角は0. 5度、長さは
約115μmである。第2の開口22および第3、第4
の開口23a、23bの始点付近く始点より約230μ
mの位置まで〉にはさらに微細構造があり、図のように
幅2μmの開口部が4μmの周期で並んだ回折格子状開
口が重畳している。回折格子の走行方向は入力導波路部
の光軸に垂直である。第2の開口22および第3、第4
の開口23a、23bの始点付近の開口面積はこの微細
構造がない場合の60%になっている。
第3、第4の開口23a、23bにおいてそれらの始点
から回折格子状開口の終端までの距離りは、θを出力導
波路23a、23bのなす角(θ/2がテーパ角)、D
を形成される導波路の幅、dを開口幅とした時、次の式 %式%)) を満たすように決めるのが望ましい、実施例ではLを式
(1)の右辺の値の40%に設定した。−般には、右辺
の値の25%から7δ%の範囲のLが望ましい導波路特
性を与える。
このようなイオン交換制御膜20を使って、Tlイオン
を一部含有する溶融塩で第1段の熱イオン交換を行い、
続いてイオン交換制御膜20を除去してにイオンを含有
する溶融塩で第2段の熱イオン交換を行フた。この時、
第1段イオン交換時間と第2のイオン交換時間の比を1
00ニア5とした。!!造されたY分岐導波踏部12の
、第2図のA点、B点、0点に対応する位置の断面は、
それぞれ第3図(1)(2)(3)のようであった。
これは従来方法の欠点、即ち第2図のB点に対応する位
置の断面が第3図(4)のように導波路の形状と屈折率
差が大きかったことが解決されたことを表している。
以上に説明した実施例はIX2X2分岐器の場合である
が、IXN (N=4.8.16、・・・)やNXM分
岐結合器にも当然応用できる。実施例では、回折格子状
開口の周期を4μm、開口量を50%としたが、これ以
外のパターンでも良い。
但しパターンの周期が余り長い場合は、マスクされてい
る部分と開口部分でイオン濃度が大きく異なり周期構造
を形成してしまうので好ましくない。
この他、回折格子の周期や開口比を徐々に変化させても
良い。回折格子状開口の回折格子の走行方向と入力導波
路部の光軸を垂直にしたが、この角度は厳密に90度で
なくても良い。なお、本発明はイオン交換導波路の作製
法だけにとどまらず、Ti拡散あるいはプロトン交換の
LiNbO3導波路にも適用できるsTt拡散の場合は
、拡散前のTi薄膜のパターンがY分岐導波路部で回折
格子状になっていれば良い。
〈作用〉 実施例は、ガラス基板10にイオン交換制御膜20の開
口21.22.23a、23bにより入力導波路部11
.Y分岐導波路部12、出力導波路部13a、13bが
イオン交換で形成されておリ、Y分岐導波路として機能
する。第4図は実施例で得られたY分岐導波路に人力お
よび出力の皐−モードファイバを接続して測定した波長
特性を示す図であり、1. 3μmおよUl、55μm
で安定な分岐特性を示している。実施例のY分岐導波路
の歩留まりは試作基板数6に対し、83%であった。
〈発明の効果〉 本発明によれば、Y分岐導波路部およびそこに近い出力
導波路の直上のマスク開口面積を無い場合に比べ減少さ
せることができ、このためイオン交換の進行を実質的に
遅らせることができる。従って、従来の方法でY分岐導
波路部の開口量が入出力導波路部の最大2倍あったため
に、Y分岐導波路部の寸法と屈折率差が不可避的に大き
くなりすぎる問題を防止できる。これにより単一モード
の波長領域が狭まったり、ある波長域で各出力導波路の
損失が変動したりするのを防止でき、またY分岐導波路
部で散乱損失が発生するのを抑えることができた。これ
は1.2〜1. 6μmで導波路のすべてにわたって単
一モード条件が実現されたてことを表している。実施例
ではY分岐導波路部での散乱損失も約0.2dBであっ
た。本発明はIXN分岐結合器の良品歩留りを上げるの
で作製コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例のY分岐導波路のパター
ンを示す図、第2図はイオン交換制御膜の間ロバターン
を示す拡大図、第3図はY分岐導波路の各位置での導波
路断面形状を示す図(その(1)、 (2)、 (3)
が実施例の場合で、 (4)は従来の方法の場合である
)、第4図はY分岐導波路の波長損失特性を示す図、第
5図は従来の方法のイオン交換制御膜の開ロバターンを
示す拡大図、第6図は従来の方法のY分岐導波路の波長
損失特性を示す図である。 図において、 lO・・・・・・・・基板 11・・・・・・・・入力導波路部 12・・・・・・・・Y分岐導波路部 13a、b・・出力導波路部 20・・・・・・・・イオン交換制御膜21.22.2
3a、23b・・・・・・・・開口である。 第1囚 第2図 3b 第 図 第 図 波 長 (pm) 第 図 波 長(μm) 第 図 3b 手続 補 上書

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板とその外部にある一価陽イオンとの間のイオ
    ン交換により導波路を形成するイオン交換導波路の製造
    方法において、入力導波路部と2本の出力導波路部の移
    行部であるY分岐導波路部のためのイオン交換制御膜の
    開口に、微小な開口部が繰り返しある回折格子状の開口
    を重畳したことを特徴とするY分岐導波路の製造方法。
  2. (2)基板上に形成されたパターン状拡散物質薄膜を拡
    散することにより導波路を形成するイオン拡散導波路の
    製造方法において、入力導波路部と2本の出力導波路部
    の移行部であるY分岐導波路部のためのパターン状拡散
    物質薄膜に、微小な開口部が繰り返しある回折格子状開
    口を形成したことを特徴とするY分岐導波路の製造方法
JP1043582A 1989-02-23 1989-02-23 Y分岐導波路の製造方法 Pending JPH02221903A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000072972A (ko) * 1999-05-03 2000-12-05 김태용 다채널 감시를 위한 광 도파로 소자

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000072972A (ko) * 1999-05-03 2000-12-05 김태용 다채널 감시를 위한 광 도파로 소자

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