JP4313772B2 - 光導波路の製造方法 - Google Patents

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本発明は光通信などに用いられる光導波路の製造方法に関し、特に埋め込み型光導波路のスポットサイズ変換器を作製する方法に関する。
光通信システムの整備が世界的に推進され、その重要性や利便性から一般消費者まで普及が拡大されてきている。それに伴い更なる通信容量の拡大が求められ、波長多重通信技術の成熟とともに、個々の光デバイスにより多くの機能・性能が求められるようになっている。例えば、より多くの波長を合分波する波長分離素子、1つの信号を多くのファイバに当分割するスプリッター、可変減衰器の集積化による多チャンネル可変減衰器等の開発が急務となっており、光回路の回路規模が拡大している。一方で、これら光回路の価格競争が世界的に広がり、より廉価で高性能な光回路が要求されている。したがって、大規模化・高性能化する光回路をより小型化し、ウエハー当たりに作製できる回路数を増やすことで、低コスト化を図ることが検討されている。
石英系の光回路では、回路の小型化の為にコアの屈折率を増加させることが検討されている。この検討は、導波路の曲げ半径を小径化することで回路全体をコンパクトに収まるよう設計できるようにするためである。したがって、現在ではより高い屈折率をコアに用いることが低コスト化につながる重要な技術となってきている。
このような技術背景の中で、光回路の小型化のため、より高い屈折率を持つ材料が光導波路のコアに使われるようになってきている。しかしながら、高屈折率の材料をコアに用いることで、コアを伝搬する光のモードフィールド径が減少し、光ファイバとの接続損が増大してしまう。この現象は、光回路中の光導波路のモードフィールドが光ファイバのモードフィールドに比べて小さくなり、光ファイバとの接続部分でのフィールドミスマッチによる損失、すなわち接続損が生じるためである。
このような光ファイバとの接続損を低減するために、光回路と光ファイバのモードフィールドを一致させることができるスポットサイズ変換器がいくつか提案されてきている。従来のスポットサイズ変換器として、コアの幅、高さを小さくし、光導波路のモードフィールドを拡大することで光ファイバとの接続損を低減する構造のものが知られている(特許文献1)。そのスポットサイズ変換器は、コアが小さくなっていくと、いずれ光を閉じ込めきれずになるが、その閉じ込められなくなった光をコア外に放射させることで、モードフィールドの拡大を行なっている。しかし、このような従来のスポットサイズ変換器の構造では、例えばウエハーから各素子に切り出す際の切り出し位置などの僅かな作製誤差により結合損失が大きく変化することが知られており、このため、これまでこのようなスポットサイズ変換器の実用回路への適用は実際にはなされていなかった。
異種のコアを積層し、または、内包した構造を持つスポットサイズ変換器も知られている。これは、モードフィールドの小さな第1の導波路をモードフィールドの大きな第2の導波路上に積層してテーパーを形成した構造のスポットサイズ変換器である。第1のコアがそのテーパー部にさしかかり、そのコアが小さくなることで、コア外に光が放射される。上記の単にコア径を小さくしたスポットサイズ変換器と違い、異種のコアを持つスポットサイズ変換器は隣接する第2コアに光が移行してモードフィールド径の変換を行う。
異種のコアからなる光回路接続は、多様な箇所での使用が考えられる。異種のコアからなる光回路接続の実例として、光回路とファイバとの接続に用いられるのみならず、光回路と光半導体素子との接続などさまざまな場面で適用が考えられている。
従来の光回路と半導体素子との接続の一例を図6に示す。図6は1.5μm帯と1.3μm帯からなる石英光導波路を用いたWDM(波長分割多重方式)トランシーバの構成を示している。基板45上に、交差した光導波路50が形成され、その交差部にはダイシング等により溝51が形成されている。その溝51には、1.3μmの光を反射し、1.5μm帯の光を透過する薄膜フィルタ43が挿入されている。一つの入出力ポートから導波路50内に入射した1.5μmの光は、フィルタ43を透過して導波路端面に設置された半導体受光器44に至る。一方、出力のために、光導波路回路の一部を除去した箇所に半導体レーザ40が配置され、光導波路50のコア高さが調整され、半導体レーザ40から出力する1.3μm光が導波路端面から導波路50内に導かれる。
このような回路では、フィルタ挿入部である交差部では、分断された箇所(溝)51を光が伝搬する際に、主に回折現象に起因する損失が発生する。この損失を低減するために、その箇所ではモードフィールドの大きなコアを用いる必要がある。つまり、その箇所では比屈折率差がクラッドに対してあまり大きくないコアを用いる必要がある。同じく、光導波路50の入出力ポートには光伝送用のファイバ(図示しない)が接続されるが、この場合もファイバのモードフィールドとよく一致した、モードフィールドを持つように光導波路50の入出力ポートのコアの形状と比屈折率差を設定する必要がある。
一方、半導体レーザ40の結合部においては、半導体レーザ40のモードフィールドは、導波路50のそれに比べかなり小さい。そのため、半導体レーザ結合部においては、導波路50のモードフィールドが小さくなるように導波路50のコアの形状、比屈折率差を設定しなければならない。例えば、比屈折率差0.3%程度(8×8μm)のコアにより、市販されている典型的なファブリペロー半導体レーザを結合させると、8dB程度の結合効率となる。しかしながら、比屈折率差を1.5%程度(4×4μm)すると、結合効率を3dB程度とすることができる。
このように、薄膜フィルタを用いたWDMトランシーバでは、ある箇所では導波路の比屈折率差が小さく、ある箇所では大きい方が好ましいという、相反することを両立する必要がある。しかし、これは異種のコアを積層したスポットサイズ変換器を用いることでその両立を図ることが可能となる。図6の拡大箇所はスポットサイズ変換部(42,41)と半導体レーザ40との結合部を示している。
半導体レーザ結合部では比屈折率差の大きなコア41に半導体レーザ40からの光を結合させる。積層構造スポットサイズ変換器を用いてスポットサイズを変換し、比屈折率差の小さなコア42に光を導く。その他のファイバ接続部、フィルタ挿入部は、比屈折率差の小さなコアによって導波路を形成すれば、上記の相反する要求を両立させることが可能である。
特許第3279270号公報 川上彰二郎他「自己クローニングによる3次元フォトニクス結晶の作製と応用」、電子情報通信学会論文誌 C-I Vol.J81-C-1 No.10 pp.573-581 1998年10月
上述したように、スポットサイズ変換器では、コアのサイズを小さくすることで光の閉じ込めを弱くし、モードフィールド径を拡大しているが、モードフィールド径が拡大するにつれて光導波路の損失が大きくなる。この原因は、モードフィールド径の拡大と共に、コアとクラッドの界面における損失が増大するためである。石英系の光回路では材料による損失が十分に低いために、光導波路の損失はコア側壁の荒れから生じるレイリー散乱によるものが大部分を占めている。光回路のスポット変換器以外の部分では、ある程度径の大きいコアを採用することで、導波路損失を下げることが可能であるが、スポットサイズ変換器の部分では、モードフィールド径を広げるためにコア径を小さくする必要があるため、大きな導波路損失が生じる。
また、上述したように、スポットサイズ変換器の有効性は非常に大きいことは広く知られているが、現在流通している光部品でスポットサイズ変換器を搭載している素子は少ない。その問題点の多くは、製造工程の複雑さにある。
図7に従来の製造方法の一例として、図6の拡大部分に示したような積層構造スポットサイズ変換器の製造方法を簡単に示す。図7において左側の図は上面図であり、その右側の図はその上面図の切断線A−A´に沿う断面図である。
図7の(a)に示すように、まず工程1として、基板45上に、アンダークラッド46となるガラスを堆積した後、第2コアとなるガラス層47、第1コアとなるガラス層48の堆積を順に行う。第2コアは第1コアに比べて、屈折率は小さく、コアサイズも大きいものとする。
その後、図7の(b)に示すように、工程2として、マスクとなる金属膜(図示しない)を形成し(一般的には金属膜としてCr膜 を用いることが多い。)、レジストを塗布した後、フォトリソグラフィー技術を用いて所望のパターンに露光、現像、金属膜のパターン化を行う。その後、第1のコアとなる導波路層のガラス48に、RIE(反応性イオンエッチング)等のガラスエッチング装置を用いて上記パターンを転写して第1コア41を形成する。
そして、図7の(c)に示すように、工程3として、再度、第1コア41にレジスト49を塗布して、これまでの工程2と同様な工程を再び実施することで、図7の(d)に示すように、第2のコアとなる導波路42を形成する。
このように従来の製造方法では、積層導波路スポットサイズ変換器を形成するのに、一層コアの導波路の作製を繰り返すため、コア形成に2倍の手間がかかることになる。これは製造時間の増大、つまりコスト増大につながる。
また、上記の従来の製造方法での作製では、積層導波路スポットサイズ変換器のテーパー部先端の加工では、露光限界や、RIE工程の限界から、無限小幅まで先端部を加工することができない。また、コアが小さい領域でエッチングの荒れによる散乱損失が問題となる。
さらには、スポットサイズ変換器の大きさを小さくするためにも、スポットサイズ変換器のテーパーが横方向のみではなく、厚さ方向にもテーパー状となる3次元テーパーを形成することが望ましい。しかしながら、従来の製造方法では、3次元テーパーを形成すること自体が容易でない。3次元テーパーを形成する方法として、例えば、特殊な階調マスク(光の透過率を段階的に変化させてあるマスク)を使用し、あるいはガラスエッチングの際にマスクレジストを後退させるようなガスを混入しながらエッチングする方法が考えられる。しかしこれらの方法は、いずれの場合も、所望の3次元テーパー構造を高精度で得るのが難しく、厚さ方向に数μmもの加工を行う、光導波路の作製工程においては、再現性が低く、歩留まりを低下させるという難点がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされもので、その目的は従来技術で作製する導波路の傾斜面よりもはるかに滑らかな導波路の傾斜面を作ることができ、さらには無限小先端でありかつ3次元テーパーを作製できる、埋め込み型光導波路のスポットサイズ変換器の製造方法を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、埋め込み型光導波路を作製する製造方法であって、(a)下部クラッド層の表面上でコアが形成される位置の両脇のそれぞれに所定の1点に向かって互いの距離を連続的に、もしくは段階的に減少させた犠牲層を作製する第1の工程と、(b)方向性のある堆積法でも、ある程度等方性のある堆積が起こり得るので、方向性のある堆積法により、膜厚が自己形成的(人為操作なしに自然にできるとの意味)に変化したコア層を前記犠牲層で挟まれた溝部分に堆積する第2の工程と、(c)前記犠牲層を取り除く第3の工程とを含むことを特徴とする。
本発明の第1の形態では、光回路中のモードフィールド径を拡大するスポットサイズ変換器において、コアサイズの小さな部分の損失を低減するために、コアの側面および上面を、従来のドライエッチング等の処理を経ずに、方性のある堆積がある程度起こり得る、方向性のある堆積法を用いて自己形成的に、なだらかな傾斜面で作製することができる。すなわち、上記の各工程を実施することにより、コアの側面および上面を、従来技術で作製する傾斜面よりもはるかに滑らかな傾斜面を作ることができ、壁面荒れの非常に少ない導波路が作製できる。その結果、レイリー散乱による導波路損失もほとんど生じず、非常に損失の低いスポットサイズ変換器が実現できる。
また、本発明の第2の態様は、埋め込み型光導波路を作製する製造方法であって、(a)下部クラッド層の表面に犠牲層を作製することで、該犠牲層に平面視がテーパー角度の小さいV字型で側壁が前記表面に垂直な溝を形成する第1の工程と、(b)方性のある堆積がある程度起こり得る、方向性のある堆積法により、前記溝にコア層を堆積することにより、該コア層を堆積する際に前記溝の側面に堆積膜が付着して前記開口が狭くなることによって該溝の底面に自己形成的に形成される、V字の先端から幅が広がるつれ表面に垂直方向の厚みが増加する3次元的なテーパー形状のコア層を形成する第2の工程と、(c)前記犠牲層を取り除くことにより、前記3次元的なテーパー形状のコア層をスポットサイズ変換器のコアに形成する第3の工程とを含むことを特徴とする。
本発明の第2の形態では、等方性のある堆積がある程度起こり得る、方向性のある堆積法の性質を用いたガラス堆積方法で、ガラスのリフトオフ工程を実施することで、簡便に3次元テーパー構造を実現する。具体的には3次元テーパー箇所は、上記の本発明の第1の態様の製造方法を用いて作製し、無限小先端でありかつ3次元テーパーを作製する。さらに犠牲層をテーパー作製だけではなく、異種材料を選択的に基板上に堆積するために、下層コア上を保護させる目的でも使用する。そうすることで、異なる材質のコアを持つ積層型スポットサイズ変換器を一度のエッチングのみで作製する。その結果、廉価で簡便な作製方法で、積層型スポットサイズ変換器を作製できる。
さらに、本発明の理解を容易にするため、本発明で用いる上記の「向性のある堆積」について以下に説明する。
通常、光導波路の作製において、リッジ状(矩形形状)のコアを加工した後に、ガラスで埋め込む場合、基板水平方向と垂直方向への膜堆積速度の差がほとんどない、等方性の性質を持つ積載方法によって堆積を行なう必要がある。なぜなら、矩リッジ形状の垂直側面真下にガラスを十分に充填する必要があるからである。この等方性の性質を持つ積載方法はFHD法や、熱CVD法が対応する。
これに対し、ECR−CVD(Electron Cyclotron Resonance Chemical Vapor Deposition:電子サイクロトロン共鳴化学気相堆積)法や、rfスパッタリング法に代表される方向性を有するガラス堆積方法では通常リッジ形状の埋め込みができない。以下に説明するようにキンクが生じてしまうため、空洞または疎の部分をリッジ垂直壁近傍に生じてしまうからである。一例として、rfスパッタリング法について説明する。rfスパッタリングではプラズマ中に生じるDC電圧で加速された不揮発性ガスイオンがターゲットに照射される。この時、弾き飛ばされたターゲットの中性なスパッタ粒子は、ガス粒子と衝突し、角度分散を持って基板に到達する。基板に飛来するスパッタ粒子は、COSφで示される入射角度を持って飛来する。ここでφは垂直方向からの角度で、nは分散角度係数と呼ばれ、n=0は、遮蔽物のない方向からは一様に粒子が飛んでくる場合に対応し、n=∞の時は、垂直方向のみの堆積に対応する。一般的には、角度分散を持って入射する中性スパッタ粒子が存在すると、リッジにより粒子の入射が遮られることにより(造影効果)、リッジ形状垂直面真下に強いキンクが現れる。これは、nが小さいほど顕著となる。バイアススパッタ等の特殊な堆積を行なわない限りは、リッジ部の埋め込みは困難であり、何も施さずにECR−CVD法やスパッタ法によりリッジ状にガラス堆積を行なうと、必ずといってよいほど上記のキンクは発生する(非特許文献1)。
本発明の方法は、コアの3次元テーパー構造を作製するのにECR−CVD法やスパッタリング法での上記のような特性を利用したものである。したがって、本願の特許請求の範囲および明細書中に記載の「方向性のある堆積」は、方向性のある粒子が飛来し、等方性のある堆積がある程度起こり得る堆積方法であって、上記の分散角度係数nが比較的小さい場合を意味する。
以上説明したように、本発明の方法を用いれば、犠牲層上にコア層の堆積を、等方性のある堆積がある程度起こり得る、方向性のある堆積を用いて行うことで、先端部がほぼ無限小まで細く、かつ3次元テーパー形状を自己形成的に作製することができる。また、積層型スポットサイズ変換器を従来方法で作製すると、各層のパターン化、エッチングを少なくとも2回はしなければならず、工程が複雑になるといった問題があったが、本発明の方法を用いることで、エッチングが1度のみで積層型スポットサイズ変換器を再現性良く、作製することが可能となる。この結果、製造時間の短縮、歩留まりの向上が得られ、製造コストを下げることができる。そのため、これまで、効果は明確であったスポットサイズ変換器を組み込んだ小型光回路を廉価に提供できるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、Si基板上にスポットサイズ変換器を作製した本発明の一実施形態の製造工程
を示す。図1において最も左側の図は各工程における上面図であり、その右側のそれぞれの図はその上面図の切断線A、B,Cに沿う断面図である。
まず、図1の(a)に示すように、工程1として、作製する埋め込み型光導波路のコアが形成されるSi基板上の下部クラッド層11の表面に、該コアが形成される位置の両脇に該コアの先端位置(回路端、すなわち回路の接続端部の位置)に向かって互いの距離を連続的に、もしくは段階的に減少させた、平面視が鋭角のV字型である犠牲層12を作製する。この犠牲層12の膜厚は、下記のコア層の膜厚を基準として10〜200%がよく、好適には30〜100%、最適値は50〜80%である。犠牲層12には有機材料を用いることができる。また、基板11は石英系ガラス材料基板も用いることができる。
次に、図1の(b)に示すように、工程2として、コア膜13を、方向性のある堆積である例えばECR−CVD法により堆積する。このECR−CVD法の代わりに、スパッタ法を用いてもよい。このとき、2つの犠牲層12に囲まれた所(楔状の溝)では、膜厚が自己形成的に変化したコア層13−1が堆積できる。2つの犠牲層12間の距離が近づくにつれて、犠牲層12間の底に堆積されるコア材料は犠牲層上に取り込まれるため減少する。これにより、自己形成的にコア幅とコア高さが減少したコア層13−1が作製できる。
次に、図1の(c)に示すように、工程3として、犠牲層12上に堆積されたコア層13−2を取り除くために、犠牲層12をウェットエッチングにより取り除く。このとき、犠牲層12を取り除きやすくするために、例えばフッ酸処理を軽く行うと好ましい(HF 10%溶液に10秒程度浸す)。
その後、図1の(d)に示すように、工程4として、スポットサイズ変換器以外の場所に導波路13を作製するため、フォトリソグラフィーによる導波路加工を行う。このとき、スポットサイズ変換器部分の導波路13−1は、上記のように自己形成的に作製されており、エッチング等の加工の必要は無いため、上記のコア層13−1をレジスト14で覆う。
一方、スポットサイズ変換器以外の場所の導波路の部分は、エッチングにより作製するため、レジスト14によりマスクして、図1の(e)に示すように、所望の導波路13をエッチングする。このエッチングにより、レジスト14によりマスクされていない不要なコア層13−3も、図1の(e)に示すように、同時に除去される。その後、図1の(e)に示すように、レジスト14を除去する。
以上の工程により、非常に滑らかなコア表面を持つスポットサイズ変換器が作製される。その後、図2に示すように、回路全体をコア13よりも屈折率の低いクラッド用ガラス15内に埋め込む。その後、基板をダイシングにより切断し、回路単体を切り出す。
以上のようにして作製されたスポットサイズ変換器の端部位置におけるコア13−1のサイズは、図2に示すように、犠牲層12の長手方向の距離(サイズ)により決まる。回路の端部位置における犠牲層12の長手方向の距離を変化させて、光ファイバ(図示しない)との結合損を測定すると、図3に示すように、ある距離(図3の例では略5μm)において最小の結合損失となっている。また、図3から、本発明を適用したスポットサイズ変換器は、スポットサイズ変換器を用いない場合に比べ、光ファイバとの結合損失(接続損)が大幅に下がったことが理解できる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態における積層コアスポットサイズ変換器の製造方法を示す。図4において最も左側の図は各工程における上面図であり、その右側のそれぞれの図はその上面図の切断線A、B,C、Dに沿う断面図である。
まず、図4の(a)に示すように、工程1として、基板21上にアンダークラッドとなるガラス層22、および第2コアとなるガラス層23(本実施形態では、第2コアは第1コアに比べてコアサイズは大きく、屈折率は小さいものとする。)を堆積する。続いて、第2コアとなるガラス層23の上に、レジストをスピンコートを用いて塗布し、通常半導体製造工程で広く用いられているフォトリソグラフィー技術を用いてパターン化し、犠牲層24を形成する。
この例示では、犠牲層24に感光性のあるレジストを用いているが、本発明はこの限りではなく、他の有機物(ポリマー等)を用いてもよい。犠牲層24は、後に選択的に除去するため、耐熱性に優れた有機物であることが好ましい。後の工程でその犠牲層24上にガラスを堆積するが、その際の温度によって犠牲層24が変形しないことが望ましいからである。
典型的な実施例では、堆積したアンダークラッドとなるガラス層22、第2コアとなるガラス層23の厚さは、それぞれ20μm、8μmとした。また第2コアの比屈折率は0.3%とした。犠牲層24の厚さは6μmとし、幅は8μmとした。
また、工程1では、スポットサイズ変換部となる犠牲層24のテーパー部(図中B−Cの区間)は、2本の犠牲層24の間隔の幅が、第1コアの先端方向に向かって、徐々に狭くなるように形成される。また、第2コア単層の導波路となる箇所(図中Aに対応する箇所)には、第1コアとなるガラスが堆積されないように1本の犠牲層24が配置される。また、その1本の犠牲層24の幅は最終的な第2コア形状の幅と同一として設計される。ただし、その1本の犠牲層24の幅は、第2コア形状の幅と同じでなくとも、少なくとも第2コア形状の幅よりも広ければよい。その1本の犠牲層24の幅が第2コア形状の幅よりも狭い場合には、第1コアの材料が第2コア中にも残ることになるからである。図4に示した例示では、後述の第2コア単層部分が直線導波路としているため、その箇所の犠牲層24も直線となっているが、無論曲線であっても問題はない。
典型的な実施例では、アンダークラッド22、第2コア層23の堆積には、火炎堆積法を用いている。その火炎堆積法は、SiCl等の塩化物ガスを酸水素炎の中で燃焼させ、生成したガラス微粒子を基板21上に堆積する方法である。その堆積後、透明なガラスを得るために、適当な温度で熱処理を実施することで、透明なアンダークラッド22と第2コア層23を得る。この堆積方法は、比較的厚みのあるガラス膜を堆積するのに適した製膜方法であり、光導波路の作製に広く用いられている方法である。また、この堆積において、通常、熱処理温度を下げるために、B(ボロン),P(リン)を添加し,コア屈折率の調整のためにGe (ゲルマニウム)を添加している。なお、アンダークラッド22、第2コア層23の堆積には、上記の火炎堆積法には限らず、蒸着法、CVD(化学気相堆積)法などの他の堆積方法を用いても勿論問題はない。
次に、図4の(b)に示すように、工程2として、第1コアとなるガラス層25の堆積を、第2コアとなるガラス層23および犠牲層24を形成した面上に行う。この際、コア層の堆積には、等方性のある堆積がある程度起こり得る、方向性のある堆積を用いる。典型的な実施例では、ECR−CVD装置を用いたECR−CVD法によって第1コアとなるガラス層25の堆積を実施した。等方性のある堆積がある程度起こり得る、方向性のある堆積は例えばスパッタリング法でも実現可能であるが、ECR−CVD法は、緻密な膜を堆積することができ、かつ比較的堆積レートが早く、比較的厚い数μmの膜を堆積するのに適しているという利点がある。典型的な実施例では、厚さ4.0μm、比屈折率差1.5%の第1コア層25を、第2コア層23と犠牲層24の面上に堆積した。
ここで、方向性のある堆積を用いることで3次元テーパー部が自己形成的に生成される理由を以下に説明する。図5は、半導体産業で広く用いられている堆積シミュレーターを用いて、単独して存在する矩形方の犠牲層24(幅8μm、高さ6μm)上に、方向性のある堆積法で、等方性のある堆積がある程度起こり得る条件下でECR−CVD法を想定してガラス25を4μm堆積した場合のシミュレーション結果を示している。方向性のある堆積法を犠牲層24上に実施すると、等方性のある堆積がある程度起こり得るので、犠牲層24と第2コア層23が接している角から斜め上方向に向かって何もない疎の箇所が生じる。その結果、平面部23に向かって傾斜しているガラス層25の傾斜面26が得られ、また犠牲層24の側面には、上方に行くに従って側厚が厚くなる形状にガラス25が堆積される。
実際に、矩形上の犠牲層24上に方向性のある堆積法で、等方性のある堆積がある程度起こり得る条件下でECR−CVD法によりガラスを堆積すると、図5に示すような、ほぼシミュレーション通りの形状にガラスが堆積される。さらに、シミュレーションでは確認されなかったが、図中斜線で示した箇所25Aにおいては、その上部の堆積部がひさしとなるため、実際にはかなり疎なガラス(密度が極端に低いガラス)が堆積されていることがわかった。
図4の(b)の工程2で示すように、図中のAの箇所では図5に示すような単独孤立した犠牲層24上にガラス25を堆積した形状が得られる。また、図中のBの箇所のように、2つの犠牲層24,24がかなり隣接する箇所では、堆積初期の頃に少量のガラスが2つの犠牲層24,24間の底面部23上に堆積される。しかしながら、ガラスの堆積が進むと隣接する2つの犠牲層24上にそのガラスのひさしが生成され、そのひさし部間の間隔が狭くなってゆき、ついにはひさし部のガラスが連結して犠牲層間の底部を覆うため、ある程度堆積が進むと、隣接する犠牲層間の底部にはガラスが堆積されなくなる。つまり、犠牲層間隔が狭い箇所では、それが広い場所に比べて底面に堆積される膜厚は相対的に少なくなる。これが本発明の方法を用いた際に、3次元テーパーが自己形成される理由である。つまり、上記方向性のある堆積を用いれば、等方性のある堆積がある程度起こり得るので、犠牲層24,24の間隔を調整することで、その犠牲層間に、基板の垂直方向に対しても傾斜するテーパーを自己形成することができる。
またECR−CVD法のような堆積方法で作製された3次元テーパーは、原子にほぼ近い状態の原料粒子の堆積によって形成するため、そのテーパーの表面は非常に滑らかであり、エッチング技術を用いて作製した時のような表面荒れは生じない。エッチング技術は、ボトムダウンプロセス(大きなものから、小さいものを作る工程)であるが、本発明の方法は、ボトムアップ(原子を積み重ねてものを作る工程)であるため、これ以上の滑らかな表面というものはないに等しいといえる。
図4の(c)に示すように、次の工程3として、第1コア層25を堆積した基板を5%希フッ酸溶液によって30秒間処理する。この処理は、図5の斜線で描いた領域25Aの部分を除去し、犠牲層24の側面を露出させることが目的である。したがって、その該当箇所が除去できればよく、フッ酸濃度や、処理時間は上記の限りではない。前述したように、図5の斜線で描いた領域25Aは、疎なガラスが堆積されているため、その他のコア層25に比べて希フッ酸に対してのエッチングレートが非常に早い。工程3では、疎な部分25A以外の形状にほぼ変形を与えず、その箇所のみを容易に取り除くことができる。
工程3では、図5の斜線部分を上記のように除去して犠牲層側面を露出した基板を、さらに過酸化水素水と硫酸の混合液に10分ほど浸して、犠牲層24を全部除去する。この際、犠牲層24上に堆積されていたガラス25は、犠牲層24とともに取り除かれる。このように、本例では酸により犠牲層24の剥離を行ったが、これに限らず、犠牲層24にレジスト等を用いているのであれば、酸の代わりに専用のリムバー溶液を用いてもよく、あるいは酸素プラズマに基板をさらすことによっても犠牲層24の除去が可能である。
次に、図4の(d)に示すように、工程4として、犠牲層24を取り除いた基板の全体を洗浄した後、第1コア層25と露出した第2コア層23の面上にレジスト27を塗布する。
続いて、図4の(e)に示すように、工程5として、所望の回路形状にフォトリソグラフィー技術を用いてパターン化する。このパターン化の設計において、典型的な実施例では、比屈折率差が小さな第2コア30が単独して形成される箇所(図中A−B間の箇所)の幅は太く、8μmとした。そしてテーパー部(図中B−C間の箇所)にわたって、じょじょに第2コア30の幅を狭くして、かつ第1コア29の幅まで細くした。第1コア29の孤立部(図中のDがその部分にあたる。)は、その下方に第2コア30が残るが、第2コア30の屈折率に対して第1コア29の屈折率ははるかに大きく、さらにその第1コア29の幅も第2コア30の幅よりも狭い。そのため、第1コア29の孤立部においては、第1コア29から第2コア30へ光はほとんど伝搬せず問題とはならない。
次に、図4の(f)に示すように、工程6として、第1コア29、第2コア30に対してRIE装置を用いてエッチングを行う。このエッチングの深さとしては、少なくとも第1コア29と第2コア30の厚さの和までエッチングすればよい、レジストマスクにより保護していない第1コア29はこのエッチングによりなくなる。
そして最後に、図4の(g)に示すように、工程7として、第1コア29、第2コア30、およびアンダークラッド22を含む基板上部全体をオーバークラッドに31よって埋め込みを行う。
前述したように、第1コア層25の堆積で犠牲層24の近傍で、平面方向に第1コア層25の傾斜面(楔形のテーパー)を生じている。工程6では、その形状を転写する形でアンダークラッド22の一部をエッチングすることになり、コア下方側に楔形の凹部が生じるが、その凹部は後に工程6でのオーバークラッド31によって埋め込まれるため問題とはならない。
以上説明したように、本実施形態の方法を適用すれば、犠牲層上に方性のある堆積がある程度起こり得る、方向性のある堆積法でガラス堆積を行うことで、先端部がほぼ無限小まで細く、かつ3次元テーパー形状を自己形成的に作製することができる。
(他の実施の形態)
上記では、本発明の好適な実施形態を例示して説明したが、本発明の実施形態は上記例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内であれば、その構成部材等の置換、変更、追加、個数の増減、形状の設計変更等の各種変形は、全て本発明の実施形態に含まれる。例えば、上記の実施形態の説明では、犠牲層は、導波路側の面における犠牲層間の距離を1点に向かって連続的に減少させたものを図示したが、本発明はこれに限定されず、その距離を段階的に減少させてもよい。
本発明の製造方法で作製されたスポットサイズ変換器は、光回路と光ファイバの接続時に使用されるだけではなく、光回路と光半導体素子、光回路と受光素子などの接続や、異種の光回路同士の接続など、様々な場面で使用されることができる。
本発明の第1の実施形態における積層コアスポットサイズ変換器の製造方法を示し、最も左側の図は各工程における上面図であり、その右側のそれぞれの図はその上面図の切断線A、B,Cに沿う断面図である。 本発明を適用して作製したスポットサイズ変換器を示す鳥瞰図である。 犠牲層の距離を変化させたときのスポットサイズ変換器と光ファイバとの結合損失を示す特性図である。 本発明の第1の実施形態における積層コアスポットサイズ変換器の製造方法を示し、最も左側の図は各工程における上面図であり、その右側のそれぞれの図はその上面図の切断線A、B,C、Dに沿う断面図である。 堆積シミュレーターを用いて、単独して存在する矩形方の犠牲層上に、方向性のある堆積法で、等方性のある堆積が起こり得る堆積方法の条件下でECR−CVD法を想定してガラスを堆積した場合のシミュレーション結果を示す模式図である。 従来の光回路と半導体素子との接続の一例を示し、1.5μm帯と1.3μm帯からなる石英光導波路を用いたWDMトランシーバの構成を示す模式図である。 図6の拡大部分に示したような積層構造スポットサイズ変換器の従来の製造方法を示し、左側の図は上面図であり、その右側の図はその上面図の切断線A−A´に沿う断面図である。
符号の説明
11 Si基板上に堆積した下部クラッド層
12 犠牲層
13 コア(導波路)
13−1 スポットサイズ変換器部分のコア層(導波路)
13−2,13−3 後で除去されるコア層
14 レジスト
15 クラッド用ガラス(上部クラッド層)
21 基板
22 アンダークラッド(ガラス層)
23 第2コアとなるガラス層
24 犠牲層
25 第1コアとなるガラス層
25A 斜線で描画した部分
26 傾斜面
27 レジスト
28 レジストマスク
29 第1コア
30 第2コア
31 オーバークラッド
32 アレイ導波路光合分波器(AWG)
33 基板
34 ファイバアレイ
35 ファイバ
36 第1コア
37 第2コア
40 半導体レーザ(LD)
41 第1コア
42 第2コア
43 薄膜フィルタ(TFF)
44 半導体受光器(PD)
45 基板
46 アンダークラッド(ガラス層)
47 第2コアとなるガラス層
48 第1コアとなるガラス層
49 レジスト
50 光導波路
51 溝

Claims (7)

  1. 埋め込み型光導波路を作製する製造方法であって、
    下部クラッド層の表面上でコアが形成される位置の両脇のそれぞれに所定の1点に向かって互いの距離を連続的に、もしくは段階的に減少させた犠牲層を作製する第1の工程と、
    方向性のある堆積方法により、膜厚が自己形成的に変化したコア層を前記犠牲層で挟まれた溝部分に堆積する第2の工程と、
    前記犠牲層を取り除く第3の工程と
    を含むことを特徴とする光導波路の製造方法。
  2. 埋め込み型光導波路を作製する製造方法であって、
    下部クラッド層の表面に犠牲層を作製することで、該犠牲層に平面視がテーパー角度の小さいV字型に折り曲がった連続した溝であって、その側壁が前記表面に垂直で、その上面の開口の溝幅に比べてその溝の深さの方が長いアスペクト比(横縦比)の大きな溝を形成する第1の工程と、
    方向性のある堆積方法により、前記溝にコア層を堆積することにより、該コア層を堆積する際に前記溝の側面に堆積膜が付着して前記開口が狭くなることによって該溝の底面に自己形成的に形成される、V字の先端から幅が広がるつれ表面に垂直方向の厚みが増加する3次元的なテーパー形状のコア層を形成する第2の工程と
    前記犠牲層を取り除くことにより、前記3次元的なテーパー形状のコア層をスポットサイズ変換器のコアに形成する第3の工程と
    を含むことを特徴とする光導波路の製造方法。
  3. 前記第2の工程において、前記方向性のある堆積方法として、ECR−CVD法、またはスパッタ法を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の光導波路の製造方法。
  4. 前記第3の工程において、ウェットエッチングとフッ酸処理を用いたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光導波路の製造方法。
  5. 前記第1の工程において、前記犠牲層の膜厚を、前記コア層の膜厚の50〜80%に設定したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光導波路の製造方法。
  6. 前記犠牲層として有機材料を用いたことを特徴とする請求項5に記載の光導波路の製造方法。
  7. Si基板もしくは石英系ガラス材料基板上に形成され石英系ガラス材料により構成された埋め込み型光導波路を作製する製造方法であって、
    作製する埋め込み型光導波路のコア位置の両脇の少なくとも2箇所に、導波路側の面における互いの距離を回路端に向かって連続的に、もしくは段階的に減少させた犠牲層を作製する第1の工程と、
    次に、方向性のある堆積方法により、膜厚が自己形成的に変化したコア層を堆積する第2の工程と、
    次に、前記コア層の内で前記犠牲層上に堆積されたコア層と該犠牲層を取り除く第3の工程と
    を含むことを特徴とする光導波路の製造方法。
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