JPS6359260A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、ファクシミリ、イメージスキャナ、デジタル
複写機等の各種画像処理機器において、原稿の画像情報
を画像信号に変換する画像読取装置に関する。

「従来技術およびその問題点」 この種の画像読取装置は従来、照明光学系によって照ら
された原稿の光学像を、反射光学系および縮小光学系を
介してＣＣＤ等のラインセンサに与えることにより、画
像情報を画像信号に換えるという基本構造を有している
。

第６図はその基本的光学系を示すもので、原稿面０の原
稿Ｐに与えられた照明光の反射光は、縮小光学系ＬＦ＆
介してラインセンサＳに与えられる。原稿面Ｑからライ
ンセンサＳ迄の光路長βは、原稿サイズとラインセンサ
Ｓの長さによって決定される。

蔦７図、第８図はこの基本光学系を実現するための従来
の画像読取装置の概念図である。従来装置は、原稿面○
と、縮小光学系りおよびラインセンサＳとの周（こ、単
一の折返しミラーＭを配）することにより、光路長を確
保して小型化を図っている。

しかしながらこの従来の画像読取装置では、小型化に限
界があり、上記のような画像処理機器の小型化の妨げに
なっている。特に大きい原稿の読取を可能とするために
は、縮小光学系りによる縮小率を大きくして光路長ｌを
大きくする必要があるため、この傾向が強い、またこの
従来装置では、原稿の照明光学系と、縮小光学系し、ラ
インセンサＳ、および折返しミラーＭとが別の支持部材
に搭載されているために、特にデジタル複写機、イメー
ジスキャナ等の原稿Ｐを固定し、読取装置側を駆動する
タイプの画像処理機器には、適用がむずかしいという問
題があった。すなわち照明光学系と、原稿と、読取製雪
の位Ｍ開係が原稿走査中に狂い、正しい走査ができない
場合が生ずる。

「発明の目的」 本発明は、以上の従来装置の問題点を解消し、より一層
の小型化が可能で、かつユニット化することができる画
像読取装置を得ることを目的とする。また本発明は、小
型化しても、ラインセンサに対して正しい方向から反射
光を入射させるための調整作業を簡単に行なうことがで
きる画像読取装置１を得ることを目的とする。

「発明の概要」 本発明は、従来装置においては、原稿面と縮小光学系と
の間に単一の方向変換ミラーを配設していたのを改めた
もので、まず原稿面からの反射光を屈曲する原稿側ミラ
ーと、同反射光を縮小光学系に与える縮小光学系側ミラ
ーとを別々に設け、ざらにこの原稿側ミラーと縮小光学
系側ミラーとの間に、原稿側ミラーによって反射された
原稿からの反射光を一回以上往復反射させて縮小光学系
側ミラーに与える、一対の平行ミラーからなる往復反射
光学系とを設け、かつこれらミラーのいずれか一つの反
射面の向きを調節可能としたことを特徴としている。こ
の構成によると、少ないスペースで十分な光路長を確保
し、画像読取袋Ｍを小型化することができるとともに、
調整可能な一つのミラーの調節のみで、反射光を正しく
ラインセンサに入射させることができる。

「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第１図は本
発明の第一の実施例を示すものである。

この実施例は、原稿読取ユニットＵとして本発明製画を
構成したもので、ユニット支持枠１１に、すべでの要素
が搭載されている。このユニット支持枠１１には、その
上部に、原稿面Ｏの照明光学系である蛍光灯１３か支持
されている。

このユニ・ント支持枠１１内は、区画壁１４によって、
往復反射室１５とレンズ系収納室１６とに区画されてお
り、レンズ系収納室１６内に、光軸を原稿面Ｏに略平行
とした縮小しンズ１７と、この縮小しンズ１７を通過し
た原稿Ｐの光学像を受けるラインセンサ１８が配設固定
されている。

そしてこの縮小レンズ１７の前方には、縮小レンズ１７
の光軸に対し約４５°傾斜した縮小光学系側ミラー１９
が固定されている１区画壁１４はこの縮小光学系側ミラ
ー１９に対応する部分において切欠かれでいる。

他方ユニット支持枠１１の往復反射室１５内には、上記
蛍光灯１３の間の図の下方に位置する台形ミラー２０と
、この台形ミラー２ｏと対向する平行ミラー２１とが配
設されている０台形ミラー２０は、原稿面０に対し約４
５°をなす原稿側ミラー２２と、平行ミラー２１ととも
に往復反射光学系を構成する平行ミラー２３と、この往
復反射光学系を出た反射光を縮小光学系側ミラー１９に
与える受渡しミラー２４とを一体に形成したものである
。この台形ミラー２０と平行ミラー２１は、図に光路を
示すように、両者の間で原稿からの反射光を二回往復さ
せ、その後受渡しミラー２４によってこれを縮小光学系
側ミラー１９に与える作用をする。

そして本発明は、以上のように構成された光学系におい
て、平行ミラー２１の向き、正確にはその反射面２１ａ
の向きを直交する二方向に調節可能とし、原稿からの反
射光が正しくラインセンサ１８に入射するようにしてい
る１台形ミラー２０は固定して設けられる。

第１図、篤２図は平行ミラー２１の調節機構の実施例を
示すもので、平行ミラー２１は、その長さ方向の両端を
、板ばね２５の半球状部２５ａによって支持基板１１ａ
側に押圧されている。他方１１ａには、平行ミラー２１
の裏面に当接する三本の調節ねじ２６ａ、２６ｂおよび
２６ｃが螺合されている。調節ねし２６ａ、２６ｂは、
平行ミラー２１の一方の端部において、板ばね２５の半
球状部２５ａの上下に位置し、調節ねじ２６ｃは、平行
ミラー２１の他方の端部において、半球状部２５ａとほ
ぼ同一軸線上に位置している。

この調節機構はしたがって、調節ねし２６ａ、２６ｂの
支持基板１１ａに対する螺合深さを調節すると、平行ミ
ラー２１の第１図の上下の押出量が変化する結果、反射
面２１ａの方向（傾き）が変化する。よってこの調節に
より、ラインセンサ１８に入射する原稿からの反射光の
向きを第１図α方向に調節することができる。また調節
ねじ２６ｃ（または２６ａおよび２６ｂ）の支持基板１
１ａに対する螺合深ざを調節すると、反射面２１ａの紙
面に垂直な方向の傾きが変化する。

よってラインセンサ１８への入射光の紙面と垂直な方向
への調整ができる。ざらに三本の調節ねじ２６ａ、２６
ｂ、２６ａ％同−量だけ進退させれば、ラインセンサ１
８に入射する原稿像の倍率を調節することができる。

このように、以上の調節機構によれば、上記実施例に示
した複数回の屈折光学系からなる画像読取製雪に−おい
て、ラインセンサ１８に対して正しい方向から原稿から
の反射光を入射させるための調節、および倍率調節を簡
単に行なうことができる。

上記構成の本画像読取装置はしたがって、蛍光灯１３に
より原稿面○に置いた原稿Ｐを照明しながら、原稿面○
と本画像読取装置とを原稿面○の方向に相対移動させる
と、原稿Ｐからの反射光が、台形ミラー２ｏの原稿側ミ
ラ−２２→平行ミラー２１→台形ミラー２０の平行ミラ
−２３→平行ミラー２１→台形ミラー２０の受渡しミラ
ー２４→縮小光学系側ミラー１９で順次反射した後、縮
小レンズ１７を介してラインセンサ１８に与えられる。

ラインセンサ１８によって変換された画像の画像信号は
ファクシミリ等の画像信号処理装置に与えられ、適当な
処理を施された後、画像として再生される。そして本発
明装置によれば、以上の各ミラー、特に対向する台形ミ
ラー２Ｑと平行ミラー２１によって、光路長を長くする
ことができるので、光路長を十分長くとっても、ユニッ
ト支持枠１１の上下、左右方向の寸法Ｗ、Ｈ，！小ざく
することができる。

第３図は本発明の第二の実施例を示す、この実施例は、
第一の実施例における原稿側ミラー２２と平行ミラー２
３、および平行ミラー２１と受渡しミラー２４をそれぞ
れ一体にした合成ミラー２８．２９を往復反射室１５内
の左右に対向させで配設したものである。第一の実施例
と同一の構成要素には同一の符号を付している。この実
施例においては、第一の実施例で説明したのと同様のミ
ラー調節機構を、合成ミラー２８．２９の一方（図示例
では合成ミラー２８）に設ける。なおこの実施例におけ
る合成ミラー２８．２９間の光線往復回数は一回半であ
る。この実施例においても、第一の実施例と同様に、小
型でありながら十分な光路長がとれ、しかも調整が容易
な画像読取装置が得られる。

また以上の二つの実施例では、往復反射室１５内に配設
されるミラー要素が、互いに対向する台形ミラー２ｏと
平行ミラー２１、または合成ミラー２８と２９の二部材
のみであるため、部品点数が少なく、ミラー間の狂いの
生じる余地が少なく、しかも一方のミラーのみの調節で
ラインセンサ１８に原稿からの反射光を正しく入射させ
ることができるという利点がある。

本発明の画像読取装置・ントＵは、原稿駆動型、原稿固
定型のいずれにも適用することができる。

第４図、第５図は第一の実施例の原稿読取ユニットＵを
原稿駆動型、原稿固定型にそれぞれ適用した場合の大略
の構成例を示すものである。第４図においては、ユニッ
ト支持枠１１を固定し、その蛍光灯１３の上部に、原稿
送りガイド３０を設けている。そしてこの原稿送りガイ
ド３０の一部に、原稿Ｐと接触しつつ回転する原稿送り
ローラ３１を設けている。この原稿駆動タイプは、ファ
クシミリやイメージスキャナに主に用いられる。

第５図の装置におりては、原稿Ｐは、透明板からなる原
稿＠画板３２上に固定される。この原稿載置板３２の下
部には、ユニット支持枠１１の移動方向を原稿載置板３
２と平行な方向にガイドするガイドシャフト３３と、一
対のプーリ３４間に巻回された駆動ワイヤまたはベルト
３５とが設けられている。駆動ワイヤまたはベルト３５
は、ユニット支持枠］１に固定されており、プーリ３４
は駆動モータ３６によって回転駆動される。よって駆動
モーフ３６を駆動すると、ユニット支持枠１１が原稿ｖ
ｉ百板３２の下面において移動し、原稿Ｐの走査が行な
われる。この原稿固定タイプは、前述のようにデジタル
複写機やイメージスキャナに用いられる。そしてこの原
稿固定タイプに本発明を適用する場合、本発明装置は、
ユニット支持枠１１に蛍光灯１３を搭載しているので、
走査中において蛍光灯１３と原稿Ｐと読取ユニットＵと
の位置関係が狂うことがない。

「発明の効果」 以上のように本発明の画像読取装置は、原稿側ミラーと
、往復反射光学系と、縮小光学系側ミラーとによって光
路長を大きくとるようにしたので、従来装置に比し小型
化が図れ、本読取装置を用いる画像読取装置の小型化に
寄与することができる。そして本発明は、これらミラー
のいずれか一つの反射面の向きを、ラインセンサに入射
する反射光の向きを調節するべく調節可能としたため、
上記反射光学系によって反射屈折回数が多くなっても調
整作業を容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の画像読取装置の実施例を示す断面図、
第２図は第１図の■矢視図、第３図は本発明の他の実施
例を示す断面図、第４図、第５図は第２図の画像読取装
Ｍをそれぞれ原稿駆動型、原稿固定型に適用した場合の
大略の構造を示す正面図、第６図は画像読取装置の基本
形を示す光路図、第７図は従来の画像読取装置を概念的
に示す側面図、第８図は同正面図である。 Ｕ・・・読取ユニット、○・・・原稿面、Ｐ・・・原稿
、し、１７−・・縮小光学系、Ｓ、１８・・・ラインセ
ンサ、１１・・・ユニット支持枠、１３・・・蛍光灯（
照明光学系）、１４・・・区画壁、１５−・・往復反射
室、１６・・・レンズ系収納室、１９−・・縮小光学系
側ミラー、２０・・・台形ミラー、２１・・・平行ミラ
ー、２２・・・原稿側ミラー、２３−・・平行ミラー、
２４・・・受渡しミラー、２５−・・板ばね、２６ａ、
２６ｂ、２６ｃ・・・調節ねし、２８．２９・・・合成
ミラー。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）照明光学系によって原稿に与えられる照明光の反
   射光を、縮小光学系を介して、原稿の光学画像を画像信
   号に変換するラインセンサに与える画像読取装置におい
   て、原稿からの反射光を屈曲させる原稿側ミラーと、こ
   の原稿側ミラーによって反射された原稿からの反射光を
   一回以上往復反射させる、一対の平行ミラーからなる往
   復反射光学系と、この往復反射光学系を出た原稿からの
   反射光を縮小光学系に向けて屈曲させる縮小光学系側ミ
   ラーとを設け、かつこれらミラーのいずれか一つの反射
   面の向きを、ラインセンサに入射する反射光の向きを調
   節するべく調節可能としたことを特徴とする画像読取装
   置。
2. （２）特許請求の範囲第１項において、原稿側ミラーと
   、往復反射光学系の一方の平行ミラーと、往復反射光学
   系から出た反射光を縮小光学系側ミラーに受渡す受渡し
   ミラーとが単一の台形ミラーの各反射面に構成され、こ
   の台形ミラーと対向する往復反射光学系の他方の平行ミ
   ラーの反射面の向きが調節可能である画像読取装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項において、原稿側ミラーと
   往復反射光学系の一方の平行ミラー、および往復反射光
   学系から出た反射光を縮小光学系側ミラーに受け渡す受
   渡しミラーと往復反射光学系の他方の平行ミラーとがそ
   れぞれ、対向させて配置する一対の合成ミラーに一体に
   形成され、かつこの一対の合成ミラーのいずれか一方の
   反射面の向きが調節可能である画像読取装置。
4. （４）特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか−
   において、原稿側ミラー、往復反射光学系、および縮小
   光学系側ミラーは、ユニット化された支持枠に支持され
   ており、この支持枠にさらに照明光学系が搭載されてい
   る画像読取装置。
5. （５）特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれか−
   において、原稿側ミラーと往復反射光学系は、往復反射
   室に配置され、縮小光学系とラインセンサは、この往復
   反射室と区画壁によって区画されたレンズ系収納室内に
   設けられている画像読取装置。