JPS6357943A - 電子制御自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子制御自動変速機の７クチユエータのシフト
位置を検出するストロークセンサの位置ずれによる影響
をカバーする電子制御自動変速機の変速制御装置に関す
る。

（従来の技術） 近年、電子制御装置により車両の変速機を制御する自動
変速機が開発されている。

このような電子制御式自動変速機では、車速とアクセル
ペダル踏込量との関係に基づいて変速機を変速制御する
ものであり、マイクロコンピュータにて構成された電子
制御装置は常に車速とアクセルペダル踏込量を入力して
シフトマツプを検索し、最適変速段を求めて変速機のア
クチュエータに指令を発している。そして、アクチュエ
ータを所定位置にシフトさせ、変速機を最適変速段やニ
ュートラル段に変速操作している。

この種自動変速機の、アクチュエータ操作中の機械系、
油圧系、電気系などの一時的ロツクの防止対策として、
アクチュエータ操作開始からの経過時間をチェックし、
所定時間内に変速操作が終了していないとリトライさせ
る自動変速機の変速制御法の提案が特開昭６０−１１７
５９号公報に開示されている。

そして、このような自動変速機の変速段を検知する手段
として、変速機のセレクト位置毎に設けたセレクトスイ
ッチからの信号と、シフトアクチュエータのシフト位置
に対応して接点が摺動するボテンシゴメータ型のストロ
ークセンサからの信号とを入力し、これらの信号を基と
して変速段の検知が行われている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述の提案におけるシフトアクチュエータのシフト位置
は、ポテンショメータの接点位置に応じた電圧信号を入
力して例えばニュートラル位置を判断している。そして
シフト抜きの制御においてストロークセンナの位置ずれ
などにより、検出した電圧信号が予め設定したニュート
ラル位置に対応する電圧範囲から外れた場合が生ずると
。

ニュートラルと確認されず、前述の特開昭６０−１１７
５９号公報に開示された提案においては、シフト抜きリ
トライを繰返し、所定の変速段への変速が不能となる問
題を生ずる。

本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その
目的は、シフトアクチュエータのストロークセンサの位
青ずれが生じた場合にリトライ動作を永久的に続けるこ
となく、ギヤニュートラルとして安定な変速制御を行う
ような電子制御自動変速機の変速制御装置を提供するに
ある。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、シフトアクチュエータのシフト位置の
検出手段と、該検出手段からの信号が所定範囲より外れ
たことを検知する手段と、前記検知手段によりシフト位
置が所定範囲より外れたときギヤニュートラルに駆動す
る手段を設けた電子制御自動変速機の変速制御装置が提
供される。

（作用） 本発明では、シフトアクチュエータのシフト抜き制御に
おいてストロークセンサからの信号が所定範囲内にない
場合、シフト抜きリトライ動作の繰返し動作が行われな
いように、シフトアクチュエータを駆動してトランスミ
ッションをニュートラル位置にする。

（実施例） つぎに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。

第１図は本発明に係る電子制御自動変速機の変速制御装
置の一実施例を示す構成ブロック図である。

第１図において、ｌはシフトアクチュエータであり、シ
リンダｌａに設けた油室１ｂ、ｌｃに油圧を供給する電
磁弁Ｖ１．Ｖ２の開閉を選択制御することにより、Ｌ、
Ｎｌ、１段または３．Ｎ２．２速などのように、ピスト
ンロッド１　ｄヲ３位置に切換作動する。

２はセレクトアクチュエータであり、シリンダ２ａに設
けた油室２ｂ、２ｃ、２ｄに油圧を供給する電磁弁Ｖ　
３＋　ｖ４　＋　Ｖ５の開閉を選択制御することにより
、Ｎｔ　＋　Ｎ２　＊　Ｎ５　＋　Ｎ４の４位置にピス
トンロッド２ｅを切換作動する。

３はストロークセンサを示し、シフトアクチュエータ１
のピストンロッド１ｄの移動位置に対応して摺動する接
点３ａを有するポテンショメータ３０により構成されて
いる。そして、例えばポテンショメータ３０の一端を接
地し他端に５ｖを与え、シフトアクチュエータ１を作動
させてピストンロッド１ｄをニュートラル段、すなわち
Ｎ１＋Ｎ２などの位置に操作すると、接点３ａはポテン
ショメータ３０のほぼ中央位置に摺動され、２゜５ｖ±
ａＶの電圧範囲の信号を電子制御装置５に送出する。

第２図は変速段とストロークセンサの検出信号との関連
を示す説明図であり、ニュートラル制御範囲は２．５Ｖ
ｆ：ａＶの電圧範囲であり、ニュートラルスイッチ範囲
は２．５Ｖ：！：ｂＶの電圧範囲を示し、ｂはａより所
定値だけ大きい値に設定されている。

第１図に示すＳ１〜Ｓ４はセレクトアクチュエータ２の
ピストンロッド２ｅの作動位置を検出するセレクトスイ
ッチであり、検出信号を電子制御装置５に送出する。

なお、４ａは各油室に油圧を供給する油圧源であり、４
ｂは作動油のタンクである。

電子制御装置５はマイクロコンピュータにて構成され、
ストロークセンサ３の動作範囲逸脱回数を計数するエラ
ーカウンタなどを含む中央処理装置、各種メモリ、入／
出力装置を有している。そして前記のストロークセンサ
３やセレクトスイッチ８１〜Ｓ４からの信号が伝達され
る外、タラッチの作動を検出するクラッチセンサ０１、
アクセルペダル６の操作位置を検出するアクセルセンサ
０２、車速センサ０３、エンジン出力軸回転センサ０４
、変速機入力軸回転センサ０５、セレクトレバー７のセ
レクト位置を検出するセレクトセンサ０７などからの各
種検出信号が入力され、これら信号に基づいて前記電磁
弁ｖ１〜■５や図示していないクラッチアクチュエータ
を制御するよう構成されている。

第３図および第４図は本実施例の処理の一例を示す処理
フロー図であり、自己診断およびバックアップ手段とな
°るバックアップ処理のフローを示す。

つぎに、第３．４図を参照して本実施例の作動を説明す
る。

まずステップａにおいてはシフト抜きの指令が出されて
いるか否かがチェックされ、指令が出されていると判断
されると、電磁弁Ｖ１１Ｖ２とが開制御され、シフトア
クチュエータ１のシリンダｌａに設けた油室１ｂ、ｌｃ
とに油圧が作動して（ステップｂ）、ピストンロッド１
ｄは中立位置に操作される。そして、ストロークセンサ
３に設けた接点３ａもポテンショメータ３０のほぼ中央
位置に摺動されて、ストロークセンサ３から電圧信号が
電子制御装置５に送出される。

ステップＣにては、該電圧信号が２．５Ｖ±ａＶの範囲
か否かがチェックされ、この範囲内の場合はエラーでな
いので、所定の正常変速操作に進むが、範囲外の場合に
はエラーカウンタが＋１とされ、エラーカウンタが設定
値以上の場合は、バックアップモードに移行することに
なる。

第４図にては、ステップｆにてまずシフト抜き命令が発
せられているかがチェックされ、ついでストロークセン
サの位置ずれであり、ストロークセンサ３からの電圧信
号が２．５Ｖ−Ｉ：ｂＶの範囲内であり、さらにシフト
抜きの緑返し回数が所定の設定回数以上の場合には、ニ
ュートラル段にシフト操作が行われたと判断されて、所
定の変速操作に進むことになる（ステップｇ”ｊ）。

なお、本発明を一実施例により説明したが、本発明の主
旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明
の範囲から排除するものではない。

（発明の効果） 本発明によれば、シフトアクチュエータノシフト抜き制
御において、ストロークセンサから検出された電圧信号
が、予め設定されたニュートラル位置に対応する電圧範
囲から外れた場合でも、その外れた電圧範囲や繰返し回
数などをチェックするバックアップモードを設けたので
、このバックアップモードの判断により、ニュートラル
段に操作されたとみなされて、安定な変速操作が行われ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電子制御自動変速機の変速制御装
置の一実施例を示す構成ブロック図、第２図は変速段と
ストロークセンサの検出信号との関連を示す説明図、第
３図および第４図は本実施例の処理の一例を示す処理フ
ロー図である。 ｌ・・・シフトアクチュエータ、１ａ・・・シリンダ、
ｌｄ・・・ピストンロッド、３・・・ストロークセンサ
、３ａ・・・接点、５・・・電子制御装置、３０・・・
ポテンショメータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シフトアクチュエータのシフト位置の検出手段と、該検
   出手段からの信号が所定範囲より外れたことを検知する
   手段と、前記検知手段によりシフト位置が所定範囲より
   外れたときギヤニュートラルに駆動する手段を設けたこ
   とを特徴とする電子制御自動変速機の変速制御装置。