JPS6355049A

JPS6355049A - パレツト

Info

Publication number: JPS6355049A
Application number: JP19488486A
Authority: JP
Inventors: 近藤　敏樹; 健司長谷川
Original assignee: Showa Denko KK
Current assignee: Resonac Holdings Corp
Priority date: 1986-08-20
Filing date: 1986-08-20
Publication date: 1988-03-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は中空成形法によって一体成形され、−方の面に
複数の膨出部を有する２枚の合成樹脂製補強中空成形体
の上記膨出部同士を相互に熱溶着した両面使用可能なパ
レットに関する。

〔従来の技術〕

従来、積荷の保管、搬送において木製、或は金属製のパ
レットが多く使用されているが、これらのパレットは耐
水性、耐食性、および衛生性に問題がある。そのため最
近では、これらの性質が慶れ、かつ製法の容易な合成樹
脂製パレットが使用されてきている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、上記合成樹脂製パレットは、中空成形や射出
成形によって造られるが、曲げ強度を付与して、載置す
る荷物の荷車に耐えるようにするため、通常、板体の内
外面にリブ或はポストが設けられている。したがって、
荷物を載置Ｊる板体面には、リブ或はボス１−による四
部が形成されているので、例えば飲料などの充填された
小瓶等を載置すると、凹部によって瓶が不安定となり互
いにぶつかり合って破損したり、瓶がプラスチック製の
場合には白化するなどのトラブルが発生する。

これを防止するためにパレットの上面にフィルムやシー
トを敷いて面を平にすることも行＜２われでいるが、コ
スト高となるばかりでなく、水洗いした場合、水ぎれが
悪い等、衛生上好ましくない不都合があった。

本発明は上記の事情に鑑み、合成樹脂の中空成形によっ
て容易につくられ、荷物の戎置面が平ＩＪ１で、水洗の
際の水ぎれがよく、衛生的で、しかも強度の高いパレッ
トを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、直角四辺形状の平行＜ｒ外面板と内面板と
を有する合成樹脂製の２枚の中空体の筒内面板同士を相
対向さけて所望の部分を溶着してなるパレットであって
、外面板と内面板との間には複数の平行な補強板がこれ
ら画板に垂直に一体に形成されてなり、前記溝４が内面
板の少なくとも４隅部分に形成された内面板膨出部の先
端平坦面においてなされているパレットにある。

〔発明の具体的構成および作用〕

以下本発明を図面を参照して説明する。

第１図ないし第４図は本発明に係るパレットの一実施例
を示すもので、第１図はパレットを構成する合成樹脂製
中空成形体１の平面図、２は縦断面図である。

上記中空成形体１は、平面形状が長方形の中空体２の内
部に、外面板３および内面板４を一体に接続づる補強板
５・・・が要所に必要数設けられている。また、内面板
４には上面が平坦面６ａとなっている９個の膨出部６が
、長方形中空体４隅部分、各辺の中央部分および内面板
４の中央部分に突設されている。これら膨出部６・・・
の平坦面６ａには、平坦面６ａの面積によって、１また
は２個の凹形補強板７が設けられている。これら、凹形
補強板７の上記外面板３に近い部分７ａと外面板３との
間には、これらを一体に接続する補強板５′・・・が設
けられている。

なお、上記中空成形体１の補強板５・・・、５−・・・
は、合成樹脂のパリソンをエアーブローして成形する際
に、パリソンの一部を金型に設けられた摺動部分を突出
させて溶着し、しかる後、上記ｌ！ｌｊ動部分を金型内
面の位置まで戻してエアーブローする方法によって形成
される。

次いで、２枚の上記中空成形体１．１の膨出部６・・・
を対向させ、それぞれの平坦面６ａ、５ａを熱溶着によ
って連結一体化することにより、第３図および第４図に
平面図および縦断面図を示すパレット８が形成される。

このパレット８の熱溶着された膨７１部６，６．６．６
の間はフォークを挿入する差入口９．９となる。

上記構成のパレット８は、外面板３と内面板４の間に補
強板５が要所に多数配置され、ざらに膨出部平坦面６ａ
と外面板３との間は、凹形補強板７と補強板５′によっ
て一体に連結された中空成形体が、対向して連結一体化
されているので、パレット８仝体の曲げ強度は高く、全
体が剛体化され、荷重によるたわみが殆どない。ざらに
膨出部６に位置する外面板３も補強されているので、部
分的変形も発生しない。したがって、自動Ｇ庫等にも好
的に使用出来る。また、軽量であるばかりでなく、パレ
ット８の１面８ａ、下面８ｂには、リブ、ポストの形成
によってあられれる凹形がないので、平行な平坦面が保
持され、両面使用が可能で小瓶などを載置しても安定し
ており、荷くずれ、破損、プラスチック製瓶の白化等の
発生がない。

さらに汚染された場合には、上面８ａ、下面８ｂを垂直
として水洗すれば、容易に水洗され水ぎれもよい。また
、中空成形体１，１の接続は熱溶着によって行なわれて
いるので、ボルト、ナツト等を用いて連結した場合のよ
うに樹脂板の変形から生ずる固定部分の緩みもなく、部
品数も少なく安価である。

また、上記説明では、パレット８を構成づる中空成形体
１として、膨出部平坦面６ａと外面板３との接続を、凹
形補強板７と補強板５′とによって接続した中空成形体
１を用いたが、第５図および第６図に、第１図および第
２図相当図を示すように、補強板５−のみによって一体
に接続した中突成形体１′を用いてもよい。この中空成
形体１′も前と同様、合成樹脂製パリソンの一部を溶着
し、エアーブローして成形することが出来る。

なお、上記説明では、中空成形体膨出部６を所定の位置
に９個設けたが、これはフォーク差入［］９がパレット
８の四方に間口し、いずれの側からもフォークを挿入し
て’ｙＭｍ出来、また、中空成形体の相互支持の面から
も好ましい配置であるが、これに限るものでなく、フォ
ークの差入口が設けられ、２枚の中空成形体の相互支持
が充分であれば任意な数を任意な位置に設けてもよい。

また、パレット８を構成する一方の中空成形体の対向す
る刀の各中点を結ぶ線によって４分割される部分のほぼ
中央に、成形の際、第７図に点線で示すようなコンプレ
ッション１ｏを形成し、これら開口部１１よりハンドフ
ォー７の補助輪１２を突出させれば、パレット８を台巾
として用いることが出来る。

（効　果〕以上述べたように本発明のパレットは、中空成形によっ
て容易に製造され、外面板と内面板との間に多数の補強
板を有し、かつ膨出部にし補強部が一体に形成された、
曲げ強度が高く、部分的変形もない２枚の合成樹脂中空
成形体の膨出部を対向させて熱溶むによって連結固定さ
れた構造となっているので、耐水性、耐食性に優れ、）
り染しても洗浄が容易で水ぎれがよく、軽（社）でしか
も、２枚の成形体の相互支持によって曲げ強度は極めて
強く、上下面が平坦で両面使用ができ、ｉｘ　ｉした荷
物の荷崩れ、破損、プラスチック製瓶の白化の懸念がな
い等、多くの長所を有Ｊる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は、本発明に係るパレットの一実施
例を示すもので、第１図はパレットを構成する中空成形
体の平面図、第２図は第１図の■−■線矢視断面図、第
３図はパレットの平面図、第４図は第３図のｒＶ−ＩＶ
線矢視断面図、第５図および第６図は中空成形体の他の
例を示す第１図および第２図相当図、第７図は間口部を
設けたパレットの第３図■−Ｖｌ線矢祝相当図である。１．１′・・・・・・合成樹脂製中空成形体、２・・・
・・・中空体、３・・・・・・外面板、４・・・・・・内面板、５．５−・・・・・・補強板、６・・・・・・膨出部、６ａ・・・・・・平坦面、７・・・・・・凹形補強板、７ａ・・・・・・外面板に近い部分、８・・・・・・パレット、８ａ・・・・・・上面、８ｂ・・・・・・下面。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）直角四辺形状の平行な外面板と内面板との間に一
体成形された補強板を有し、内面板には、少なくとも４
隅に先端が平坦な膨出部を有する合成樹脂製の２枚の中
空体の上記膨出部先端平面同士を溶着してなるパレット
において、外面板と上記膨出部先端平面との間に補強板
が一体成形されてなることを特徴とするパレット。
（２）外面板と膨出部先端平面との間の補強板が、先端
平坦面にそれぞれ所要数設けられた、凹形補強板と、こ
れら凹形補強板の外面板に近い部分および外面板の一体
成形された補強板である特許請求の範囲第１項記載のパ
レット。