JPS635389Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS635389Y2
JPS635389Y2 JP14278782U JP14278782U JPS635389Y2 JP S635389 Y2 JPS635389 Y2 JP S635389Y2 JP 14278782 U JP14278782 U JP 14278782U JP 14278782 U JP14278782 U JP 14278782U JP S635389 Y2 JPS635389 Y2 JP S635389Y2
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JP
Japan
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side plates
overhead
small rollers
wire
overhead wire
Prior art date
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Expired
Application number
JP14278782U
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English (en)
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JPS5947210U (ja
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  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は架空送電線の架線用連金車に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 一般に架空送電線、例えば鋼心アルミニウム撚
線(以下ACSR線と示す)の延線は、鉄塔アーム
に吊架された架線用金車を通過させながら行われ
る。
しかしながら、従来から用いられている架線用
金車は、1個の大径の金属製ローラで構成されて
いるため重量が大きく作業性が悪いという欠点が
あつた。
すなわち例えば1520mm2級のACSR線の架線用金
車は、直径が1m、重量が100Kgにも達し、運搬
や鉄塔アームへの吊架作業が極めて困難であつ
た。
また、山岳地帯等の高低差の大きいルート間に
架設する場合には、架設ルートの傾斜角が大き
く、しかも電線とメツセンジヤーワイヤを接続す
るクランプ・プロテクターが長大であるため、特
にクランプ・プロテクターが架線用金車を吊架す
る支持部材に衝突し易く、その結果電線やクラン
プ・プロテクターが損傷を受け易いという欠点が
あつた。
[考案の目的] 本考案はこれら欠点を解消するためになされた
もので、軽量で電線やクランプ・プロテクター通
過時のこれらの損傷が少ない架線用連金車を提供
することを目的とする。
[考案の概要] すなわち本考案の架線用連金車は、平行配置さ
れた一対の側板と、これら側板間に上向きの円弧
状をなして軸着された複数個の小ローラと、これ
らの小ローラがなす円弧のほぼ中心位置で、前記
側板を、前記円弧の接線方向に一定の力が加えら
れたとき一定角度内で回動するよう吊下げ支持す
る支持部材とを備えてなることを特徴としてい
る。
[考案の実施例] 以下本考案の詳細を図面に示す一実施例につい
て説明する。
第1図に示すように、この実施例の架線用連金
車1は、従来の大型の架線用金車とほぼ同径であ
るいはそれ以上の曲率半径を有し、所定の間隔を
置いて平行配置された大径円弧状の一対の側板2
a,2bを有している。これらの側板2a,2b
間には、これらの側板2a,2bに沿つて複数個
の溝付き小ローラ4a,4b,4c……が配置さ
れ、これらの溝付き小ローラ4a,4b,4c…
…は、それぞれ軸3a,3b,3c……により側
板2a,2bに回動自在に軸着されている。ま
た、上記側板2a,2bの両側には、これら側板
2a,2bをわずかな間隔を置いて挟むようにし
て、平行配置された2板の平板からなる支持部材
6が設けられており、この支持部材6の上端には
鉄塔アームに吊下げするための引留部材5が取着
され、その下端にはフレーム7a,7bの一端が
回動自在に軸着され、これらフレーム7a,7b
の他端は側板2a,2bの両端にそれぞれ固着さ
れて側板2a,2bを支持部材6に支持させてい
る。さらに、側板の中央部には、支持部材6を所
定の間隔を置いて挟むようにして、一対のストツ
パー8a,8bが突設されており、これらのスト
ツパー8a,8bと支持部材6間には、スプリン
グSa,Sbが介挿されている。なお、ニツキング
をより小さくし電線への損傷を防止するために、
前記小ローラ4a,4b,4c……の溝部にはゴ
ム状弾性体からなる保護被覆層が設けられてい
る。
このように構成された実施例の架線用連金車で
は、延線時、電線Wが第2図の左側から右側に小
ローラ上を移動しようとすると、小ローラの回転
摩擦により、側板2a,2bを、スプリングSa,
Sbの弾発力に抗してわずかに右側に回動させた
状態で電線を通過させる。
続いて、クランプ・プロテクター9が侵入端側
に位置する小ローラ4a,4b上を進行していく
と、クランプ・プロテクター9が剛体で小ローラ
の周面に沿つて曲がらないため、各小ローラを結
ぶ包絡線の接線方向とクランプ・プロテクター9
の進行方向とは、次第に大きく開いてくる。
そして、電線Wの牽引方向とクランプ・プロテ
クター9の進行方向とが大きく異なつてくると、
電線Wの牽引力は、クランプ・プロテクター9を
前進させるためには作用しなくなり、側板2a,
2bを回動させる方向に大きい分力を発生させる
ようになる。
このため、側板2a,2bはクランプ・プロテ
クター9を小ローラに載せたまま、スプリング
Sa,Sbの弾撥力に抗して送出路方向に枢軸Oを
中心にストツパー8a,8bで規制された角度範
内で牽引方向側に回動することになる。その結
果、クランプ・プロテクター9の方向と牽引力の
方向とは再び接近し、これによつてクランプ・プ
ロテクター9は円滑に小ローラ上を通過する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、小ローラ
の配列する曲率半径を従来の大型の架線用金車と
同程度の大きさとすることにより、ニツキングを
小さくして電線への損傷を小さくすることができ
る。
また、側板および小ローラが回動自在に構成さ
れており、電線およびクランプ・プロテクター等
の通過が容易であり、従つてこれらが通過の際に
受ける損傷を極めて小くすることができる。
さらに従来の架線用金車に比べて軽量であり、
運搬や設置の作業性が良好である。
従つて本考案の架線用連金車は、通常の架空送
電線の架線時のほかプレハブ架線時等、圧縮型接
続管で接続された電線の架線の際に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図であり、第
2図は本考案の架線用連金車にクランプ・プロテ
クターが侵入直後の状態を示す正面図である。 1……架線用連金車、2a,2b……側板、4
a,4b,4e……溝付き小ローラ、6……支持
部材、9……クランプ・プロテクター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行配置された一対の側板と、これら側板間に
    上向きの円弧状をなして軸着された複数個の小ロ
    ーラと、これらの小ローラがなす円弧のほぼ中心
    位置で、前記側板を、前記円弧の接線方向に一定
    の力が加えられたとき一定角度内で回動するよう
    吊下げ支持する支持部材とを備えてなることを特
    徴とする架線用連金車。
JP14278782U 1982-09-21 1982-09-21 架線用連金車 Granted JPS5947210U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14278782U JPS5947210U (ja) 1982-09-21 1982-09-21 架線用連金車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14278782U JPS5947210U (ja) 1982-09-21 1982-09-21 架線用連金車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5947210U JPS5947210U (ja) 1984-03-29
JPS635389Y2 true JPS635389Y2 (ja) 1988-02-15

Family

ID=30318928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14278782U Granted JPS5947210U (ja) 1982-09-21 1982-09-21 架線用連金車

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JP (1) JPS5947210U (ja)

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JPS5947210U (ja) 1984-03-29

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