JPH055773Y2 - - Google Patents

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JPH055773Y2
JPH055773Y2 JP17024487U JP17024487U JPH055773Y2 JP H055773 Y2 JPH055773 Y2 JP H055773Y2 JP 17024487 U JP17024487 U JP 17024487U JP 17024487 U JP17024487 U JP 17024487U JP H055773 Y2 JPH055773 Y2 JP H055773Y2
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JP
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guide
carrier
sliding
support
wire
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JP17024487U
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JPH0176112U (ja
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は送電線の延線に係るものであり、特
に光フアイバー複合架空地線(以下OPGWと記
す)の延線に最も適した延線用の搬器について成
されたものである。
(従来の技術) 本願考案は延線径間の複数鉄塔間に張り渡した
支持線に乗架し、下部の抱持ローラー内に
OPGWを抱持して、運結ロープにより連なり、
エンジン場側より牽引ロープを巻き取ることによ
り支持線上を移動して、支持線の鉄塔支持金具を
通過し、延線径間全長にわたつて搬送する線に損
傷を与えることなく延線を行う工法に用いられる
搬器である。従来のこのような搬器は第7図に示
すよう、中心より円周に向つて放状の嵌入射溝を
開放し、嵌入溝で挾まれた各辺上の縁端部に同心
円状に摺動保持部を設けた2枚の回転板の摺動保
持部を対向させ、その間に2つのガイド体を挾持
して、両回転板の中心を軸止したものであり、ガ
イド体のうち一方は支持線乗架用とし、他の一方
はOPGW抱持用のローラー吊り下げ用とするも
のであつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが支持線に乗架し、牽引ロープによつて
引かれる搬器群のうち最先の搬器が支持線の支持
金具に至つた際に搬器の下位置のガイド体が支持
金具と接触し、その通過性に問題が生じることが
あつた。第 図に示すよう搬器群の最先の搬器は
先導搬器として下部のガイド体に姿勢制御用のカ
ウンターウエイトを吊り下げ、又、水平角部の支
持金具との接触ガイド用の支持器ガイドを連設し
たものであり、このカウンターウエイトは従来に
おいてはガイド体の中心より吊り下げられるもの
であつた。又支持線の支持金具位置においては、
支持線に抱角があり、最先の搬器は常に昇り勾配
で支持金具へ進入して行くものであつた。よつて
カウンターウエイトが重力方向に垂下し、昇り勾
配の支持線に乗架する上部のガイド体との間に平
行が保てず、支持金具への進入の際下位置のガイ
ド体は支持金具の連結ロープ受けローラー軸等へ
当接し、状況によつてはその通過が困難となる場
合が見られた。
(問題点を解決するための手段) よつて本願考案では鉄塔近辺の支持線の抱角に
よる昇り勾配においても搬器の上下のガイド体を
略平行として支持金具の通過を容易とする為、下
位置のガイド体より一方向へ突出したカウンター
ウエイト取付板を設け、その先端部にカウンター
ウエイトを吊り下げることによつて、重心位置を
変え、第6図に示すよう、上部のガイド体との平
行位置を得るものである。
(実施例) 本願考案の一実施例を示すと、円形の中心付近
より円周に向つて放射状に開放して所定数の嵌入
溝1を設け、該嵌入溝1で挾まれた各辺2上の縁
端部に同心円状に摺動保持部3を設けた2枚の回
転板4,5の摺動保持部3を対向させ、その間に
両側に各摺動保持部3に対応する断面形状を持ち
円弧状で回転板4,5の辺2の2本と常時係合
し、時には3本と係合する長さの摺動ツバ6を有
するガイド体7を2ケ、その摺動ツバ6を対応す
る摺動保持部3へ嵌装して両回転板4,5の中心
を軸止11し、該軸11がスライド伸長すること
によつて両回転板4,5、両ガイド体7、軸11
で構成される2つの空間を開放自在とし、又軸1
1収縮時には両ガイド体7を回転板4,5の回動
に関係なく遊回動自在とし、一方のガイド体7の
両端には支持線乗架用のローラー8を設け、他方
のガイド体7には支持線乗架時進行方向逆方向へ
のみ突出するカウンターウエイト取付板9を設
け、又下方へ突出してパイプ材よりなる支持器ガ
イド10を設けるものである。カウンターウエイ
ト取付板9はその突出先端部に2ケの連結孔を有
し、先端側は後続の搬器群との連結用とし、内側
はカウンターウエイトの吊下用とする。又カウン
ターウエイト取付板9の下部位置にガイド体7幅
に設けた支持器ガイド10の先端は、支持線の支
持金具Hのガイドアーム12より下位置迄達する
長さとする。以上の構成の本願考案先導搬器を支
持線に乗架し、後続の搬器群を連結して、牽引ロ
ープをエンジン場で巻き取ることにより移動を開
始する。鉄塔近辺に至ると支持線には抱角が形成
され、搬器群は昇り勾配の支持線を昇るのである
が、当該先導搬器のカウンターウエイト取付板9
に取付けたカウンターウエイト13はガイド体7
より所定長後方に突出しており、よつて第5図矢
印A方向のモーメントが生じ、上部ガイド体7及
び下部ガイド体7の中心を通過するC−C′線は支
持線と直交するものであり、よつて支持金具Hへ
の進行を良好とするものである。つまり上下のガ
イド体7を平行に配することによつて支持金具H
内の支持線受けローラー14と連結ロープ受けロ
ーラー15との間隔をクリアして通過する設計を
可能とするものである。旧来においては第7図に
示すよう下部ガイド体7の中央部よりカウンター
ウエイト13を垂下し、後続の搬器群の連結をそ
の後方位置で行う為、荷重の勝る後続搬器群によ
つて下部ガイド体7が傾き、前記した連結ロープ
受けローラー軸16に当接して通過不良が生じて
いたものである。
先導搬器と後続の搬器群との間はその連結ロー
プよりも短尺の接続ワイヤーSWで接続すること
によつて、後続の搬器群も各々上下のガイド体7
を略平行状態に保つて支持金具Hへの進入を計り
通過するものである。
以上の構成及び作用であるが、カウンターウエ
イト13及び接続ワイヤーSWによる上下のガイ
ド体7の略平行状態保持は延線径路の各鉄塔の支
持線抱角度状態によつて変更調整するものであ
る。
又支持線に水平角がある場合には支持器ガイド
10が支持金具Hのガイドアーム12と当接して
姿勢制御され、支持金具Hの進入時の姿勢を正常
に維持する。
(考案の効果) 以上のように本願考案を用いることによつて、
延線径間鉄塔の支持金具を搬器群の先導搬器が通
過するにおいて、待機する作業員の補助なしに行
なえ、作業時間の短縮と共に墜落災害の防止も図
れるものである。
これは、本願考案に採用したカウンターウエイ
ト13およびその取付を行なうカウンターウエイ
ト取付板9の後方へ突出した構成による効果であ
り、又、後続の搬器群と接続ワイヤーSWによつ
て接続することにより後続の搬器群の通過性も向
上させるものである。又、下方へ突出する支持器
ガイド10を設けたことによつて水平角鉄塔の支
持金具Hの通過性を向上させ、最先に位置する先
導搬器が通過することにより、後続の搬器群の姿
勢が決定され搬器群全体の通過が容易となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の正面図、第2図はその右側面
図、第3図は支持金具の正面図、第4図はその右
側面図、第5図は使用状態説明図、第6図は本案
搬器が支持金具を通過しているところの状態図、
第7図は従来品が支持金具を通過しているところ
の状態図。 図中の符号、B……先導搬器、H……支持金
具、W……支持線、RW……連結ロープ、SW…
…接続ワイヤー、1……嵌入溝、2……辺、3…
…摺動保持部、4,5……回転板、6……摺動ツ
バ、7……ガイド体、8……ローラー、9……カ
ウンターウエイト取付板、10……支持器ガイ
ド、11……軸、12……ガイドアーム、13…
…カウンターウエイト、14……支持線受けロー
ラー、15……連結ロープ受けローラー、16…
…連結ロープ受けローラー軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円形の中心付近より円周に向つて放射状に開放
    して所定数の嵌入溝1を設け、該嵌入溝1で挾ま
    れた各辺2上の縁端部に同心円状に摺動保持部3
    を設けた2枚の回転板4,5の摺動保持部3を対
    向させ、その間に、両側に各摺動保持部3に対応
    する断面形状を持ち、円弧状で回転板4,5の辺
    2の2本と常時係合し、時には3本と係合する長
    さの摺動ツバ6を有するガイド体7を2ケ、その
    摺動ツバ6を対応する摺動保持部3へ嵌装して両
    回転板4,5の中心を軸止11し、両ガイド体7
    を回転板4,5の回動に関係なく遊回動自在とし
    た延線用搬器において、一方のガイド体7の両端
    には線乗架用のローラー8を設け、他方のガイド
    体7には前記搬器の進行方向逆方向へのみ所定長
    突出するカウンターウエイト取付板9と、下部方
    向へ突出する支持器ガイド10を設けたことを特
    徴とする先導搬器。
JP17024487U 1987-11-06 1987-11-06 Expired - Lifetime JPH055773Y2 (ja)

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JP17024487U JPH055773Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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JP17024487U JPH055773Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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Publication Number Publication Date
JPH0176112U JPH0176112U (ja) 1989-05-23
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