JP3593444B2 - 架線走行システムおよび架線走行装置 - Google Patents

架線走行システムおよび架線走行装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3593444B2
JP3593444B2 JP28624797A JP28624797A JP3593444B2 JP 3593444 B2 JP3593444 B2 JP 3593444B2 JP 28624797 A JP28624797 A JP 28624797A JP 28624797 A JP28624797 A JP 28624797A JP 3593444 B2 JP3593444 B2 JP 3593444B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overhead
auxiliary rail
traveling
overhead wire
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28624797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11113123A (ja
Inventor
佳延 石川
正 宗像
則人 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28624797A priority Critical patent/JP3593444B2/ja
Publication of JPH11113123A publication Critical patent/JPH11113123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3593444B2 publication Critical patent/JP3593444B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送電線、配電線および通信線等の架線に吊り下がって走行するとともに、走行の障害箇所では迂回して走行することが可能な架線走行システムおよび架線走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
送電線、配電線および通信線等の架線は、一般に、その架設場所の地形に従い、また、建築物などを避けるために鉄塔に掛け渡される。このため架線は鉄塔を折れ点にして、左右上下に折り曲げて架設されることがある。このような架線の保守・点検に使用される架線走行装置(例えば、特開平3−89805号に記載の高架線移動装置)においては、例えば、架線を懸下する鉄塔など構造物において、架線走行装置は迂回路となる補助軌道を携帯し、その補助軌道を操作するための動作軸を数多く設けている。鉄塔を通過する時には、複数の動作軸を動作させて、折れ曲がる架線に対応して補助軌道を渡しかけて、補助軌道の上を迂回して次の架線に乗り移り、連続的に架線の点検走行ができるようになっていた。
【0003】
一方、鉄道に沿って架設される配電線や給電線では、急峻な折れ曲がりはなく、最大でも5度程度であり、更に、保守・点検のときに損傷区間が凡そ分っている場合もある。従って、このような場合には、架線の折れ曲がりに対応する動作軸がなくても、小型、軽量で架線への乗り換えが容易な架線走行装置が望まれている。
【0004】
このような要請に応えるために、発明者らは、先に特開平4−334913号公報で以下に述べるような架線走行装置を提案した。
【0005】
この架線走行装置は、装置本体に設けた前後及び中間の3つの駆動輪で架線を交互に挟んで吊り下がって走行するものである。装置本体の姿勢制御用のバランサを用いて障害部分を通過する。例えば、送電線に使用される懸垂碍子などのような架線の支持設備などによる障害部分を通過して走行するには、バランサを動かして重心を移動し、架線に対する釣合い姿勢を変えて走行し、架線走行装置を螺旋運動させて3つの駆動輪は順次一輪づつ障害物の逆側を避けて通る。この架線走行装置は動作軸数が少なく軽量小型であり、鉄道に沿って架設される配電線や給電線など、急峻な折れ仙がりのない架線においては懸垂碍子などの障害物を回避通過できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
架線走行装置が架線を走行する市街地の配電線の場合、配電線は送電線のように、径が太くはなく、平行して走る隣の電線および架空地線との距離が近い。そして、市街地の配電線は架線の支持点において、折れ曲がっていたり、分岐していたりする。ところが、従来の架線走行装置(特開平3−89805号に記載の高架線移動装置)は架線を懸下する支持点における折れ曲がりやT字分岐に対応して乗り移りできるものの、動作軸数が多いため小型化や軽量化は難しい。架線走行装置の重さに対比して電線径が細いので弛みが大きく、近くの電線とショートするおそれがある。また、従来の架線走行装置(特開平4−334913号公報)は動作軸数が少なく軽量小型であるが、急峻な折れ曲がり、T字分岐のある架線においては、障害物を避けて通ることができないという課題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、架線を懸下する鉄塔など構造物、あるいは、架線に、架線走行装置が走行する迂回路など最小限度の付帯設備を取付けることを許容して、動作軸数が非常に少ない軽量小型な構成でありながら、架線の支持点での折れ曲がりやT字分岐など分岐点を自在の方向に乗り移りできる架線走行システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、架線に懸下されて走行する一方、架線を懸下する鉄塔などの構造物及び架線の分岐点などの走行の障害箇所では、迂回するようにして設ける補助手段に懸下されて走行する架線走行装置を有する架線走行システムであって、前記補助手段は、前記迂回の経路に位置する前記構造物、あるいは、架線の近傍に予め取付けられる補助レールで構成され、前記架線走行装置は、前後端に前記架線を挟み込んで走行するための上下に対向して設ける駆動輪と、該各駆動輪に同軸に一体的に取付けられ、前記補助レールを挟み込んで走行するための補助レール車輪と、前記各駆動輪及び前記各補助レール車輪とを回転支持すると共に、前記上下に対向する各駆動輪及び前記各補助レール車輪との各間隔を自在として対応する架線、あるいは、補助レールのいずれかを挟み込み可能とする挟み込み機構と、この挟み込み機構を支持すると共に、前記各駆動輪及び前記各補助レール車輪に回転力を伝える駆動部を取付けられてなる車台本体と、この車台本体に取付けられ前記架線回りに旋回させ、旋回方向にある前記補助レールを挟み込むように前記車台本体と一緒に所望の補助レール側へ姿勢制御をするバランサ及び旋回駆動源を有する旋回機械とを設けてなり、かつ、前記補助レールは、前記補助レール車輪が前記補助レールを挟み込むと、前記補助レール車輪に対応する駆動輪が架線から離間する挟み幅を有する、ことを特徴とする。
【0009】
この場合、補助レールの挟み幅は、補助レール車輪が補助レールを挟み込むと、対向する駆動輪が架線から離間する形状とすると共に、補助レールの端部と架線との接続部の近傍は挟み幅を狭めたテーパ形状とし、各駆動輪と各補助レール車輪との車間と対応する補助レールと架線との間隔が略等しくなるように補助レールを設置するようすると良い。これにより、補助レールに架線走行装置が乗り移る場合、補助レールによって補助レール車輪が押し広げられて、それに伴い車台の挟み込み機構により挟み付けていた駆動輪が架線を放す。このようにして、架線走行装置の補助レールへの乗り移りに伴い、駆動輪が架線へ脱着する。
【0010】
また、補助レールの挟み幅方向の縁辺は、ラック歯型、あるいは、ローレット加工を施し、補助レール車輪の対向部分には、ピニオン歯型、あるいは、ゴム焼き加工を施して補助レールと補助レール車輪とが互いに滑らないようにすると良い。そうすれば、補助レールに架線走行装置が乗り移る場合、補助レール車輪は両端がテーパ形状の補助レールを滑ることなく容易に挟み込んで進むことができ、傾斜のある補助レールを架線走行装置が走行する場合でも、滑ることなく走行できる。
【0011】
また、鉄塔などの構造物には、給電システムを設置し、補助レールには、給電システムから送られる電力を給電する給電部を取付け、架線走行装置の側には、給電部からの電力を受電する受電部と、この受電部が受電した電力を蓄える蓄電装置を設けるようにすると良い。そうすれば、給電システムを設置した補助レールに架線走行装置が乗り移った場合、そこに一時停止して、補助レールの給電部と架線走行装置の本体の受電部を介して、架線走行装置の本体の蓄電装置に給電システムからの電力を蓄えることができる。
【0012】
また、特定の鉄塔など構造物には、車両移動局、あるいは、地上固定局の装置操作卓より、無線・有線を介して操縦信号、監視点検データなどの送受信する送受信中継システムと、この送受信中継システムからの信号・データを送受する補助レールに取付けたブラシ接触子または光通信器からなる固定信号伝達部とを設け、架線走行装置側には、固定信号伝達部との間で信号・データを送受するブラシ接触子または光通信器からなる信号伝達部と、この信号伝達部からの信号・データを一時的に保持記憶する信号・データ記憶装置とを設けるようにすると良い。そうすれば、送受信中継システムを設置した補助レールに架線走行装置が乗り移った場合、そこに一時停止して、送受信中継システムと補助レールの固定信号伝達部と架線走行装置の本体の信号伝達部を介して、架線走行装置の本体の信号・データ記憶装置と装置操作卓との間で、操縦信号・監視点検データなどの交換を行うことができる。
【0013】
また、給電システムまたは送受信中継システムを設置した鉄塔など構造物に架線走行装置の本体の待機設備として、屋根や避雷針を設けるようにすることもできる。これによれば、給電システムまたは送受信中継システムを設置した補助レールに架線走行装置が乗り移った場合、そこに待機して、給電システムからの電力を蓄え、装置操作卓との間で信号・データの交換を行ない、雨風をしのぐことができる。
【0014】
また、特定の鉄塔など構造物には、車両移動局あるいは地上固定局の装置操作卓より無線・有線を介して操縦信号、監視点検データなどを送受信する送受信中継システムと、この送受信中継システムには信号・データを架線走行装置に無線で送受する固定無線送受信装置とを設け、架線走行装置の本体には、固定無線送受信装置との間で信号・データを送受する無線送受信装置を設けるようにすると良い。そうすれば、架線走行装置が稼働している最寄りの鉄塔の送受信中継システムを用いて、送受信中継システムと固定無線送受信装置と架線走行装置の本体の無線送受信装置を介して、架線走行装置の本体と装置操作卓との間で、信号・データの送受信をリアルタイムに行なうことができる。
【0015】
また、送受信中継システムおよび固定無線送受信装置として携帯電話エリアサービスを利用し、架線走行装置の本体には、携帯電話エリアサービスとの間で信号・データを送受する携帯電話送受信装置を設けるようにすると良い。そうすれば、携帯電話エリアサービスと架線走行装置の本体の携帯電話送受信装置を介して、架線走行装置の本体と装置操作卓との間で、信号・データの送受信をリアルタイムに行なうことができる。
【0016】
また、架線が支持部品で支持されており、かつ、手前の架線と乗り移る架線とが直線的な鉄塔な場合に、架線走行装置は、各駆動輪の鰐には支持部品上を乗り超え可能とするスパイク状の掛部を有して手前の架線から前方の架線へ支持部品上を乗り超えて走行するようにすると良い。そうすれば、急峻な折れ曲がりまたは分岐を有する架線を懸下する鉄塔など構造物と、架線が単純に踏み超えできないような支持形態の鉄塔など構造物とにおいて、所望の側の架線に繋がる補助レールを伝って渡り、また、架線が単純な支持部品で支持されており、且つ、手前の架線と乗り移る架線とが直線的な鉄塔など構造物においては、駆動輪の鰐に付けたスパイク状掛部を支持部品に掛けて、順次乗り超えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施の形態を示す架線走行装置の概略外観模式図、図2は、図1の後方(図示矢印)から見た側面図、図3は、図2の状態で姿勢を反転させた側面図、図4は、駆動走行系の駆動を示す説明図である。
【0019】
図1乃至図4において、架線1に対応して前方の上側には駆動輪2Aと補助レール車輪3Aとを一体的に車軸4Aによって連結し、対向する下側には駆動輪2Bと補助レール車輪3Bとを車軸4Bによって一体的に連結しており、これら車軸4A,車軸4Bには、チェーン8A,8Bによって駆動機構8へ接続し、それぞれアーム5A,アーム5B内に収納されている。これに対応して、架線1に対応する後方の上側には、駆動輪2Cと補助レール車輪3Cとを一体的に車軸4Cによって連結し、対向する下側には、駆動輪2Dと補助レール車輪3Dとが車軸4Dによって連結しており、これら車軸4C,車軸4Dは、チェーン8C,8Dによって走行駆動系8へ接続しそれぞれアーム5C,アーム5D内に収納されている。
【0020】
そして、アーム5A〜5D内の各車軸4A〜4Dは、チェーン8A〜8Dによって駆動機構8に連結して駆動モータ9の回転に伴って駆動輪2A〜2Dを回転可能として、これによって、架線1を挟みつつ前方及び後方へ走行可能としている。
【0021】
上記アーム5Aとアーム5Bは、各先端部に設ける引っ張りばね15Aによって両先端部が閉じるように付勢され、一方、アーム5Cとアーム5Dは、各先端部に設ける引っ張りばね15Bによって両先端部が閉じるように付勢され、これによって対向する駆動輪2A,2B及び補助レール車輪3A,3B、駆動輪2C、2D及び対向する補助レール車輪3C,3Dの各対向する間隙を自在として架線1、あるいは、補助レール16のいずれかを挟み込む、挟み込み機構7を車台本体6に設け取り付ける。
【0022】
次に、前述した駆動輪2A〜2Dは、外周に断面U字状の溝が形成され、これらの溝には架線1との摩擦係数を増やすためのウレタン材が注入されている。
【0023】
一方、車台本体6には、旋回用モータ10が取付けられ、図示しないモータ軸に連動する回転軸に取付けられるアーム11の先端にバランサ12が設けられ、旋回用モータ10が図2において、反時計方向へ回転すると架線1を挟持しつつ全体が回転して旋回して図3の姿勢と同様となる旋回機構を設けている。
【0024】
一方、補助レール16は、図5に示すように長手方向の縁辺で挟み幅dを形成し、端部16aを挟み幅dより狭め、上下縁にはラック歯型16cを施しており、これに対向する補助レール車輪3A〜3Dは外周に沿ってピニオン歯型17を設けて補助レール16と補助レール車輪3A〜3Dとが滑らないようになっている。さらに、補助レール車輪3A〜3Dが補助レール16に歯合した状態のとき、図5に示すように補助レール車輪3A〜3Dのピニオン歯型17aの中央と駆動輪2A〜2Dの外周溝との距離sが補助レール16と架線1との距離gと略等しく形成されている。
【0025】
上記のように構成された架線走行装置50においては、引っ張りばね15A,15Bの付勢力によってアーム5A,アーム5B及びアーム5C,アーム5Dによって対向する駆動輪2Aと駆動輪2Bとが架線1を挟み、対向する駆動輪2Cと駆動輪2Dとが架線1を挟み、駆動モータ9からの駆動を伝える駆動機構8によって各駆動輪2A〜2Dを回転させ走行する。
【0026】
また、次に図6に示すように架線1に対して架線走行装置50の走行方向に鉄塔等の構造物20がある場合、架線1Aに対して補助レール16L、架線1Bに対して補助レール16Rが予め取付けられている。
【0027】
この場合に、図示架線1Aから分岐点を経て架線1Bへ走行方向を反転して戻る場合、まず、A点から架線走行装置50は、補助レール16L上を補助レール車輪3A〜3Dの回転によって走行して分岐点を経てB点に到着する。B点に到着すると外部からの指令によって旋回用モータ10が駆動されて架線走行装置50が架線1を中心として回転され、アーム12の先端のバランサ12を揺動させて旋回され、姿勢が反対とされる。これによって、図5に示すようにB→C方向の架線走行装置50の進行方向右側に進行を阻止するものがなく、補助レール16R上を走行され、C点に到着する。C点に到着後は、架線1上を架線走行装置50が走行する。
【0028】
このように、架線1を懸下する鉄塔など構造物20において、左右に分岐する2つの迂回路(補助レール16L、16R)がある場合、バランサ12を揺動させ架線1の回りを旋回させ姿勢を制御して、架線1に対して補助レール車輪3A〜3Dを左右いずれか所望の補助レール(16Lまたは16R)の側に回転させて、所望の側の架線1A,1Bに繋がる迂回路(補助レール16)を選択することができる。
【0029】
また、架線1を懸下する鉄塔など構造物20において、迂回路(補助レール16)に架線走行装置50が乗り移る場合、補助レール16によって補助レール車輪3A〜3Dが押し広げられて、それに伴い車台本体6に取り付けられる挟み込み機構により挟み付けていた駆動輪2A〜2Dが架線1から解放される。このようにして、架線走行装置50の補助レール16への乗り移りに伴い、駆動輪2A〜2Dが架線1から脱する。
【0030】
さらに、架線1を懸下する鉄塔など構造物20において、迂回路(補助レール16)に架線走行装置50が乗り移る場合、補助レール車輪3A〜3Dは両端がテーパ形状としているので補助レール16を滑ることなく容易に挟み込んで進むことができ、傾斜のある迂回路(補助レール16)を架線走行装置50が走行する場合でも、滑ることなく走行できる。
【0031】
このように第1実施の形態によれば、まず、図6のように、架線走行装置50は所望の側の架線1A,1Bに繋がる迂回路(補助レール16)を選択できるので、架線1を懸下する鉄塔など構造物20において、折れ曲がりやT字分岐を自在の方向に乗り移りできる。なお、十字交差、多重交差している所も、これらに応じた数だけ補助レール16を設けることで、順次隣の架線に乗り移る方法を繰返すことにより所望の方向の架線に乗り移りできることは言うまでもない。
【0032】
また、架線走行装置50が乗り移る場合、駆動輪2A〜2Dが架線1へ脱着するための駆動輪着脱機構を別に設けることなく、架線走行装置50の補助レール16への乗り移りに伴い自動的に着脱するので、装置を軽くできる。
【0033】
さらに、補助レール16と補助レール車輪3A〜3Dとが互いに滑らない加工を施しているので、補助レール16に架線走行装置50が乗り移る場合、滑ることなく容易に挟み込んで進むことができ、傾斜のある補助レール16、架線走行装置50が走行する場合でも、滑ることなく走行できるので、突然の小雨などがあっても、通常通りに動作できる。
【0034】
次に、第2実施の形態を図7及び図8を参照して説明する。
【0035】
第2実施の形態は、図7のように、ある特定の鉄塔など構造物20に給電システム21を設置し、補助レール16に給電システム21から電力が伝達されてくる給電部22を取付け、架線走行装置50の本体には、図8に示すように給電部22からの電力を受電する受電部23と、受電部23からの電力を蓄える蓄電装置24とを内蔵している。
【0036】
さらに、ある特定の鉄塔など構造物20に、地上固定局25の装置操作卓25aより信号線26を介して操縦信号、監視点検データなどを送受信する送受信中継システム27を設置し、補助レール16には送受信中継システム27からの信号・データを送受する光通信器からなる固定信号伝達部28を取付ける。
【0037】
まず、架線走行装置50の本体には、図8に示すように固定信号伝達部28との間で信号・データを送受する光通信器からなる信号伝達部29と、その信号伝達部29からの信号・データを一時的に保持記憶する信号・データ記憶装置30とを設けるようにしている。
【0038】
さらに、給電システム21または送受信中継システム27を設置した鉄塔など構造物20に架線走行装置50の本体の待機設備として、屋根31や避雷針32を設ける。
【0039】
これにより、図7に示すように、給電システム21を設置した補助レール16に架線走行装置50が乗り移った場合、そこに一時停止して、補助レール16の給電部22と架線走行装置50の本体の受電部23を介して、架線走行装置50の本体の蓄電装置24に給電システム21からの電力を蓄える。
【0040】
また、送受信中継システム27を設置した補助レール16に架線走行装置50が乗り移った場合、そこに一時停止して、送受信中継システム27と補助レール16の固定信号伝達部28と架線走行装置50の本体の信号伝達部29を介して、架線走行装置50の本体の信号・データ記憶装置30と装置操作卓25aとの間で、操縦信号・監視点検データなどの交換を行なうことができる。
【0041】
さらに、給電システム21または送受信中継システム27を設置した補助レール16に架線走行装置50が乗り移った場合、そこに待機して、給電システム21からの電力を蓄え、装置操作卓25aとの間で信号・データの交換を行ない、屋根31や避雷針32で雨風をしのぐことができる。
【0042】
また、図7及び図8に示すように、ある特定の鉄塔など構造物20で、架線走行装置50の本体の蓄電装置24に給電システム21からの電力を蓄えるので、架線走行装置50を地上に降ろすことなく、引き続き連続して移動できる。
【0043】
また、ある特定の鉄塔など構造物20で、架線走行装置50の本体の信号・データ記憶装置30と装置操作卓25aとの間で、操縦信号・監視点検データなどの交換を行なうので、架線走行装置50を地上に降ろすことなく、引き続き連続して移動できる。
【0044】
さらに、給電システム21または送受信中継システム27を設置した構造物20で、屋根31や避雷針32で雨風をしのげるので、悪天候の場合には待機して、天候が回復後、引き続き連続して移動できる。
【0045】
図9は、本発明の第3実施の形態の架線走行装置のシステム構成図である。
【0046】
図9に示すように、特定の鉄塔など構造物20に、車両移動局40の装置操作卓40aより無線41を介して操縦信号、監視点検データなどの送受信する送受信中継システム42を設置する。その送受信中継システム42には信号・データを架線走行装置50に無線で送受する固定無線送受信装置43を設け、架線走行装置50の本体には、固定無線送受信装置43との間で信号・データを送受する無線送受信装置44を設ける。
【0047】
また、送受信中継システム42及び固定無線送受信装置43の代わりに、PHSエリアサービス45を利用し、架線走行装置50の本体には、無線送受信装置44の代わりに、PHSエリアサービス45との間で信号・データを送受するPHS送受信装置46を搭載しても良い。
【0048】
次に、第3実施の形態の架線走行装置の制御システムによる運転に関して、図9を用いて説明する。
【0049】
架線走行装置50が稼働している最寄りの構造物20の送受信中継システム42を用いて、送受信中継システム42と固定無線送受信装置43と架線走行装置50の本体の無線送受信装置44を介して、架線走行装置50と装置操作卓40aとの間で、信号・データの送受信をリアルタイムに行なう。
【0050】
また、PHSの場合にも、PHSエリアサービス45と架線走行装置50の本体のPHS送受信装置46を介して、架線走行装置50と装置操作卓40aとの間で、信号・データの送受信をリアルタイムに行なう。
【0051】
このように第3実施の形態によれば、ネットワーク上に装置移動エリアをカバーした中継局まで送受信できればよいので、架線走行装置50は小型な無線器、無線送受信装置44またはPHS送受信装置46を搭載するだけで、軽くできる。
【0052】
また、架線走行装置50の本体と装置操作卓40aとの間で、信号・データの送受信をリアルタイムに行なうので、異常対応が早い。例えば、待避可能な構造物20より動作を初めてすぐに天候が悪化した場合にも、次の待避場所にいたる前に、元の構造物20に戻ることもできる。また、監視点検データもリアルタイムに送られてくるので、気になるところを再見直しすることもできる。
【0053】
図10は、本発明の第4実施の形態の架線走行装置の機構を示す基本構成模式図である。
【0054】
図10に示すように、急峻な折れ曲がり、または、分岐を有する架線1を懸下する鉄塔など構造物20aと、架線が単純に踏み超えできないような支持形態の鉄塔など構造物20bとにおいて、迂回路(補助レール16)を取付けておき、また、架線1が単純な支持部品47(図10の右端)で支持されており、かつ、手前の架線と乗り移る架線とが直線的な場合、迂回路(補助レール16)を取付けないでおく。
【0055】
架線走行装置50は図11に示すように、駆動輪2が架線1方向に沿って複数箇所で架線1を挟み付けるように、駆動輪2の鍔48には障害物に掛かるようなスパイク状掛部48aを有する構成としている。
【0056】
この構成によれば、急峻な折れ曲がりまたは分岐を有する架線1を懸下する鉄塔など構造物20aと、架線1が単純に踏み超えできないような支持形態の鉄塔など構造物20bとにおいて、第1実施の形態の同様の架線走行方法で、所望の側の架線1に繋がる迂回路(補助レール16)を伝って渡る。また、架線1が単純な支持部品47で支持されており、かつ、手前の架線と乗り移る架線とが直線的な鉄塔など構造物20cにおいては、駆動輪2の鍔48に付けたスパイク状掛部48aを支持部品47(障害物)に掛けて順次乗り超えることができる。
【0057】
このように第4実施の形態によれば、架線が単純な支持部品47で支持されており、かつ、手前の架線と乗り移る架線1とが直線的な鉄塔など構造物20cにおいては、迂回路(補助レール16)なしで架線走行装置50は構造物20cを渡ることができるので、架線走行装置50に比較的直線部分が多いエリアでは、補助レール16を取り付ける構造物20の数を削減できる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によれば、架線を懸下する鉄塔など構造物において、左右に分岐する2つの迂回路がある場合、バランサを揺動して架線まわりの姿勢を制御して、架線に対して補助レール車輪を左右いずれか所望の補助レール側に回転させて、所望の側の架線に繋がる迂回路を選択し、架線の支持点での折れ曲がりやT字分岐を自在方向に乗り移りできる。しかも、架線走行装置は姿勢制御用のバランサを1軸追加しただけで、動作軸数が非常に少ない軽量小型な構成とすることができる。特に、架線走行装置が走行する架線が市街地の配電線の場合でも隣の電線及び架空地線との離隔距離を確保でき、障害物を全て回避できるので、点検作業などの効率を向上させることができる。
【0059】
また、補助レールに架線走行装置が乗り移る場合、補助レールによって補助レール車輪が押し広げられて、それに伴い車台の挟み込み機構により挟み付けていた駆動輪架線を解放して、補助レールへの乗り移りに伴い、駆動輪が架線へ脱着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す架線走行装置の概略外観図である。
【図2】図1の後方から見た側面図である。
【図3】図2の姿勢を反転させた側面図である。
【図4】図1の架線走行装置に備える駆動機構を示す説明図である。
【図5】本発明の第1実施の形態を示す補助レールの構成図である。
【図6】図1の架線走行装置が補助レール上を走行する場合の説明図である。
【図7】本発明の第2実施の形態を示す給電システムの構成図である。
【図8】図7の架線走行装置の構成図である。
【図9】本発明の第3実施の形態を示す架線走行装置と地上間のデータ送受信システムの構成図である。
【図10】本発明の第4実施の形態を示す架線走行装置の説明図である。
【図11】本発明の第4実施の形態を示す架線走行装置の駆動輪と補助レール車輪の説明図である。
【符号の説明】
1 架線
2A〜2D 駆動輪
3A〜3D 補助レ−ル車輪
4A〜4D 車軸
6 車台本体
7 挟み込み機構
8 駆動機構
9 駆動モータ
10 旋回用モータ
12 バランサ−
16 補助レ−ル
21 給電システム
22 給電部
23 受電部
24 蓄電装置
25 地上固定局
26 信号線
27 送受信中継システム
28 固定信号伝達部
29 信号伝達部
30 信号・データ記憶装置
31 屋根
32 避雷針
40 車両移動局
41 無線
42 送受信中継システム
43 固定無線送受信装置
44 無線送受信装置
45 PHSエリアサービス
46 PHS送受信装置
47 支持部品
48 鍔
50 架線走行装置

Claims (11)

  1. 架線に懸下されて走行する一方、架線を懸下する鉄塔などの構造物及び架線の分岐点などの走行の障害箇所では、迂回するようにして設ける補助手段に懸下されて走行する架線走行装置を有する架線走行システムであって、
    前記補助手段は、前記迂回の経路に位置する前記構造物、あるいは、架線の近傍に予め取付けられる補助レールで構成され
    前記架線走行装置は、
    前後端に前記架線を挟み込んで走行するための上下に対向して設ける駆動輪と、
    該各駆動輪に同軸に一体的に取付けられ、前記補助レールを挟み込んで走行するための補助レール車輪と、
    前記各駆動輪及び前記各補助レール車輪とを回転支持すると共に、前記上下に対向する各駆動輪及び前記各補助レール車輪との各間隔を自在として対応する架線、あるいは、補助レールのいずれかを挟み込み可能とする挟み込み機構と、
    この挟み込み機構を支持すると共に、前記各駆動輪及び前記各補助レール車輪に回転力を伝える駆動部を取付けられてなる車台本体と、
    この車台本体に取付けられ前記架線回りに旋回させ、旋回方向にある前記補助レールを挟み込むように前記車台本体と一緒に所望の補助レール側へ姿勢制御をするバランサ及び旋回駆動源を有する旋回機械と
    を設けてなり
    かつ、前記補助レールは、前記補助レール車輪が前記補助レールを挟み込むと、前記補助レール車輪に対応する駆動輪が架線から離間する挟み幅を有する、ことを特徴とする架線走行システム。
  2. 前記架線との接続部の近傍に位置する前記補助レールの端部は前記挟み幅を狭めたテーパ先細の形状として構成され、かつ、前記各駆動輪と前記各補助レール車輪との車間と対応する前記補助レールと架線との間隔が略等しくなるように設置されることを特徴とする請求項1記載の架線走行システム。
  3. 前記補助レールの挟み幅方向の縁辺は、ラック歯型、あるいは、ローレット加工を施し、補助レール車輪の対向部分には、ピニオン歯型、あるいは、ゴム焼き加工を施して補助レールと補助レール車輪とが互いに滑らないようにしたことを特徴とする請求項1記載の架線走行システム。
  4. 前記鉄塔などの構造物には、給電システムを設置し、前記補助レールには、前記給電システムから送られる電力を給電する給電部を取付け、前記架線走行装置の側には、前記給電部からの電力を受電する受電部と、この受電部が受電した電力を蓄える蓄電装置を設けることを特徴とする請求項1記載の架線走行システム。
  5. 特定の鉄塔など構造物には、車両移動局、あるいは、地上固定局の装置操作卓より、無線・有線を介して操縦信号、監視点検データなどの送受信する送受信中継システムと、この送受信中継システムからの信号・データを送受する前記補助レールに取付けたブラシ接触子または光通信器からなる固定信号伝達部とを設け、前記架線走行装置側には、前記固定信号伝達部との間で信号・データを送受するブラシ接触子または光通信器からなる信号伝達部と、この信号伝達部からの信号・データを一時的に保持記憶する信号・データ記憶装置とを設けたことを特徴とする請求項1記載の架線走行システム。
  6. 前記給電システムまたは前記送受信中継システムを設置した鉄塔など構造物に前記架線走行装置の本体の待機設備として、屋根や避雷針を設けたことを特徴とする請求項4または請求項5記載の架線走行システム。
  7. 特定の鉄塔など構造物には、車両移動局あるいは地上固定局の装置操作卓より無線・有線を介して操縦信号、監視点検データなどを送受信する送受信中継システムと、この送受信中継システムには信号・データを前記架線走行装置に無線で送受する固定無線送受信装置とを設け、前記架線走行装置の本体には、前記固定無線送受信装置との間で信号・データを送受する無線送受信装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の架線走行システム。
  8. 前記送受信中継システムおよび前記固定無線送受信装置として携帯電話エリアサービスを利用し、前記架線走行装置の本体には、前記携帯電話エリアサービスとの間で信号・データを送受する携帯電話送受信装置を設けたことを特徴とする請求項7記載の架線走行システム。
  9. 前記架線が支持部品で支持されており、かつ、手前の架線と乗り移る架線とが直線的な場合に、前記架線走行装置は、前記各駆動輪の鍔に前記支持部品上を乗り超え可能とするスパイク状の掛部を有して手前の架線から先方の架線へ前記支持部品上を乗り超えて走行することを特徴とする請求項1記載の架線走行システム。
  10. 架線に懸下されて走行する一方、架線を懸下する鉄塔などの構造物及び架線の分岐点などの走行の障害箇所では、迂回するようにして設ける補助手段に懸下されて走行する架線走行装置において、
    前記補助手段は、前記迂回の経路に位置する前記構造物、あるいは、架線の近傍に予め取付けられる補助レールで構成され、
    前後端に前記架線を挟み込んで走行するための上下に対向して設ける駆動輪と、
    該各駆動輪に取付けられ、前記補助レールを挟み込んで走行するための補助レール車輪と、
    前記各駆動輪及び前記各補助レール車輪とを回転支持すると共に、前記上下に対向する各駆動輪及び前記各補助レール車輪との各間隔を自在として対応する架線、あるいは、補助レールのいずれかを挟み込み可能とする挟み込み機構と、
    この挟み込み機構を支持すると共に、前記各駆動輪及び前記各補助レール車輪に回転力を伝える駆動部を取付けられてなる車台本体と、
    この車台本体に取付けられ前記架線回りに旋回させ、旋回方向にある前記補助レールを挟み込むように前記車台本体と一緒に所望の補助レール側へ姿勢制御をするバランサ及び旋回駆動源を有する旋回機構とを設けてなり、
    かつ、前記補助レールは、前記補助レール車輪が前記補助レールを挟み込むと、前記補助レール車輪に対応する駆動輪が架線から離間する挟み幅を有する、ことを特徴とする架線走行装置。
  11. 前記架線との接続部の近傍に位置する前記補助レールの端部は前記挟み幅を狭めた先細の形状として構成され、かつ、前記各駆動輪と前記各補助レール車輪との車間と対応する前記補助レールと架線との間隔が略等しくなるように設置されることを特徴とする請求項10記載の架線走行装置。
JP28624797A 1997-10-03 1997-10-03 架線走行システムおよび架線走行装置 Expired - Fee Related JP3593444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28624797A JP3593444B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 架線走行システムおよび架線走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28624797A JP3593444B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 架線走行システムおよび架線走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11113123A JPH11113123A (ja) 1999-04-23
JP3593444B2 true JP3593444B2 (ja) 2004-11-24

Family

ID=17701898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28624797A Expired - Fee Related JP3593444B2 (ja) 1997-10-03 1997-10-03 架線走行システムおよび架線走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3593444B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100745457B1 (ko) 2005-05-02 2007-08-02 엘에스전선 주식회사 철탑에서의 자주기 우회 장치 및 방법
WO2011100404A1 (en) * 2010-02-10 2011-08-18 Electric Power Research Institute, Inc. Line inspection robot and system
WO2011100409A1 (en) * 2010-02-10 2011-08-18 Electric Power Research Institute, Inc. Line inspection robot and system
KR101122061B1 (ko) * 2010-06-07 2012-03-13 (주)휘텍 전원케이블 점검용 대차
JP6195301B2 (ja) * 2013-11-13 2017-09-13 学校法人神奈川大学 自走式移動装置
JP6845528B2 (ja) * 2016-02-15 2021-03-17 独立行政法人国立高等専門学校機構 自走式送電線点検装置および自走式送電線点検装置用電線装着装置
JP7198455B2 (ja) * 2019-06-03 2023-01-04 国立大学法人東京工業大学 自走装置及びパラレルワイヤ機構
CN112003187B (zh) * 2020-08-24 2022-01-28 南京云上自动化科技有限公司 一种关节型双足高压线巡检机器人
CN112003186B (zh) * 2020-08-24 2022-01-28 南京云上自动化科技有限公司 一种普通型双足高压线巡检机器人
CN112152150B (zh) * 2020-09-30 2022-09-23 重庆大学 一种高压多分裂架空输电线路巡检越障机器人
CN112319512B (zh) * 2020-11-16 2023-03-24 娄底市同丰科技有限公司 一种矿用索道托绳轮
JP7126591B1 (ja) * 2021-06-01 2022-08-26 三菱電機株式会社 ケーブル布設システム
CN115176667B (zh) * 2022-06-30 2024-01-09 黄翎 一种林木资源采割系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11113123A (ja) 1999-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3593444B2 (ja) 架線走行システムおよび架線走行装置
CN106255631B (zh) 连续移动式空中索道
CN102468621B (zh) 一种适用于大档距输电线路巡检的移动机器人
EP3581456B1 (en) Cable transportation system
US10059349B2 (en) Ropeway vehicles
US4014516A (en) Span trolley
US3353498A (en) Elevated transportation system having improved supporting structure
JP4060477B2 (ja) 架線走行システム
JP2859374B2 (ja) 高架線移動装置
JP3240220B2 (ja) 架空線走行装置
EP1110837A1 (fr) Dispositif d'aiguillage pour véhicules à effet de sol
CN201853971U (zh) 适用于大档距输电线路巡检的移动机器人
CN1127200A (zh) 连续架设接触网导线用的机械
JP2927646B2 (ja) 複導体送電線用スペーサ通過型吊金車
CN214059551U (zh) 采煤巷道电缆支架车
JP3135963B2 (ja) 支索走行及び軌条走行併用懸垂式輸送設備
JP2769133B2 (ja) 送電線の作業用振り子型自走機
CN109778621B (zh) 用于交通运输系统的移动平台和交通运输系统
JPH1189033A (ja) 架線走行システム
JP3212992B2 (ja) 鉄道車両用パンタグラフ支持装置
JPH11349281A (ja) ケーブルクレーンおよびそれを利用した画像通信システム
US3817184A (en) Transportation system
JP3135962B2 (ja) 支索及び軌条走行併用懸垂式輸送設備
JP3233960B2 (ja) 支索及び軌条走行併用の懸垂式輸送設備
JP3754098B2 (ja) 空調設備を具えた索道搬器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees