JP2526034Y2 - 光フアイバ複合架空地線の送出ガイド - Google Patents

光フアイバ複合架空地線の送出ガイド

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JP2526034Y2
JP2526034Y2 JP1987024129U JP2412987U JP2526034Y2 JP 2526034 Y2 JP2526034 Y2 JP 2526034Y2 JP 1987024129 U JP1987024129 U JP 1987024129U JP 2412987 U JP2412987 U JP 2412987U JP 2526034 Y2 JP2526034 Y2 JP 2526034Y2
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optical fiber
fiber composite
opgw
guide
ground wire
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潔 三本杉
恵二 佐藤
信正 関
興洋 大島
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吊金工法の架線工事で使用する光ファイバ
複合架空地線(OPGW)の送出ガイドに送り、特に架線工
事の際にOPGWに加わる曲げ力に関与する送出ガイドの曲
率を改善したものに関する。
[従来の技術] 市街地における吊金工法によるOPGWの架線工事では、
用地と鉄塔の高さの関係で第一鉄塔の抱き角を60°以下
にすることはできない。このため、第4図に示すよう
に、鉄塔1の下部近傍に送出ドラム2を設置せざるを得
ず、鉄塔1の真下及び真上に取り付けた送出ガイド3,3
を使用してOPGW4を送り出す必要があった。送出ガイド
3,3は共に、30φ程度の小口径のロール5を4〜5本連
結した連結金車から成り、曲率Rは500R以上としてあ
る。
しかし、第5図から明らかなように500Rは見掛けの曲
率であり、実際のOPGW4の曲げ径は15Rとなるため、過大
側圧によりOPGW内に含まれる光ファイバユニット(OPユ
ニット)が潰される危険性があった。また、連結金車の
設置及び送出ドラム2の設置の角度によっては、金車入
口,出口で15Rの径でしごかれる危険があった。
[考案が解決しようとする問題点] 上記したように連結金車から構成した送出ガイドで
は、OPGWが実際には点接触となるため次のような欠点が
あった。
(1)見掛けの半径は500Rであるが実際の半径は15Rで
あり、電線のうける側圧は約30倍となり、送出張力が大
きい時は過大な側圧によりOPユニットが潰される危険性
が有った。
(2)連結金車への電線の入射角度が不適当であると、
入口,出口において小さな曲げ径で電線がしごかれる危
険が有った。
したがって本考案の目的は、OPGWを線接触させること
によって、前記した従来技術の欠点を解消し、吊金工法
における架線工事において、OPGWの性能を損ねることな
く、工事の信頼性を向上することができるOPGWの送出ガ
イドを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案のOPGWの送出ガイドは、吊金工法による架線工
事に使用され、鉄塔の下部及び上部に配置されて、送出
ドラムより繰り出されるOPGWを鉄塔上に案内するもので
あり、スプロケットと、チェーンと、緩衝部材と、ガイ
ド板とを備えている。
スプロケットはフレームに回転自在に複数個取り付け
られ、これらは所定曲率をなすように弧状に配置され
る。
チェーンは無端環状に形成されて、これらスプロケッ
トに平行に巻き掛けられる。
緩衝部材は、チェーンを構成する各リンクの表側に装
着されて、両端に配置されたスプロケット間にOPGWを案
内するための弧状の連続溝を形成する。
そして、ガイド板はOPGWの入口側と出口側になる弧状
の連続溝の延長線上にそれぞれ延設される。
[作用] 送出ドラムより繰り出されるOPGWは直接送出ガイドに
導かれるのではなく、ガイド板に案内されつつ送出ガイ
ドの入口側に導入される。ガイド板が送出ガイドの延長
線上に延設されているため、送出ガイドに対するOPGWの
入射角度が適当でない場合であっても、その入射角度が
適合するように補正されることになり、したがって、入
口側において小さな曲げ径でOPGWがしごかれる危険が無
い。
送出ガイドに案内されたOPGWは複数のスプロケットの
回転により走行するチェーンに運ばれつつ、方向を徐々
に転換されて送り出される。チェーン上には弧状の連続
溝が形成されて、この連続溝にOPGWが納まって走行する
ため、送出張力が大きい場合であっても、弧状の線接触
が確保されることとなり、したがって過大な側圧により
OPユニットが潰される危険も無い。また、弧状の連続溝
が緩衝部材で形成されているため、OPGWを損じることも
ない。
送出ガイドの出口側から導出されたOPGWは、ガイド板
が送出ガイドの延長線上に延設されているため、送出ガ
イドに対するOPGWの出射角度が適当でない場合であって
も、その出射角度が適合するように補正されることにな
り、したがって、出口側においても小さな曲げ径でOPGW
がしごかれる危険性が無い。
[実施例] 本考案の実施例を第1図〜第3図に基づいて説明すれ
ば以下の通りである。
第1図は本考案のOPGWの送出ガイド例を示す。送出ガ
イドはスプロケット10,チェーン11,緩衝部材12,ガイド
板13で構成されている。
スプロケット10は少なくとも2個、フレーム14上に回
転自在に取り付けられ、これらはその包絡線が所定曲
率、すなわち、500R以上となるように弧状に配置されて
いる。この弧状配置距離を1/4円よりも幾分長めにする
ため両端に配置されたスプロケット10,10をそれぞれ10
度づつ外方にずらしてある。この両端に配置されたスプ
ロケット10,10間に円弧を形成するために図示しない支
持部材を取り付けるが、この支持部材はスプロケットに
限定されず、例えば単なるローラでもよく、包絡線が所
定曲率をなすのであれば単なるピンでも構わない。ま
た、所定曲率の上限は、第一鉄塔の抱き角を60度以下に
することができないという吊金工法による張力延線工事
から来る制約によって決まる。
チェーン11は多数のリンクを無端環状に連結して形成
され、上記スプロケット10,10に平行に巻き掛けられ
る。各リンクには緩衝部材としてのウレタンゴム桁12が
装着され、これらが一列に並ぶことによって両端のスプ
ロケット10,10間にベルト様の連続体を構成する。
チェーン11を並列構造とした場合のリンク15へのウレ
タンゴム桁12の装着例を第2図に示す。ウレタンゴム桁
12はリンク15の表側に装着され、上部にOPGWを案内収納
するための凹溝16を有している。したがって、両端のス
プロケット10,10間に構成されるベルト様の連続体には
弧状の連続溝17が形成されることになる。
ガイド板13は恰度弧状の送出ガイドの両翼に位置して
設けられる。即ち、OPGWの入口側となる一端に配置され
たスプロケット10の近傍及びOPGWの出口側となる他端に
配置されたスプロケット10の近傍とに、上述した弧状の
連続溝17の延長線上にあって、500R以上の曲率を持った
ガイド板13がそれぞれ延設されている。
このように構成された送出ガイド20は2台用意され、
第3図に示すように、1台は第一鉄塔21の下部に、他の
1台は該鉄塔21の上部にそれぞれ配置される。送出ドラ
ム23から繰り出されるOPGW22を下部の送出ガイド20で立
ち上げ鉄塔上に案内した上で、上部の送出ガイド20で延
線方向に方向転換させる。同図から容易に理解できるよ
うに送出ガイド20,20の弧状の向きが上,下で異なり、
特に上部の送出ガイド20にあっては凸側、すなわちチェ
ーンの張り側が重力に反して上を向くことになるため、
この張りを維持するため両端のスプロケット間に取り付
けられる上述した支持部材は必須のものである。
上記した構成において、その作用は既述した通りであ
るが、特に緩衝部材をウレタンゴム桁12で形成すると共
に、ウレタンゴム桁12の上部にOPGWを案内収納するため
の凹溝16を設けたことにより、チェーン11の走行により
送り出されるOPGWが横振れや前後方向の振動を起こした
としても、OPGWが凹溝16内に保持され、且つウレタンゴ
ムが衝撃を吸収することとなり、したがってOPGW22が送
出ガイドから脱線したり、OPGW22に外傷が生じたりする
ことが無い。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のような優れた効果を
発揮する。
(1)緩衝部材を無端環状のチェーンにより所定曲率と
なるように弧状連結したので、点接触となる従来のもの
と異なり、OPGWを線接触させつつ円滑に送り出させるこ
ととなり、側圧過大によるOPユニットの潰れを防止でき
ると共に、OPGWの外傷も有効に防止できる。
(2)送出ガイドの入口側と出口側とにガイド板を設け
たので、常にOPGWの入・出射角度の適正化が保たれるこ
ととなり、OPGWが小さな曲げ径でしごかれて変形するこ
とを有効に防止できる。
(3)上記(1)(2)により工事の信頼性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るOPGWの送出ガイドの一実施例を示
す正面図、第2図は第1図に示す送出ガイドの要部構成
部品の正面図、第3図は第1図に示す送出ガイドの配置
説明図、第4図は従来のOPGWの送出ガイドの説明図、第
5図は第4図に示す送出ガイドの詳細図である。 図中、10はスプロケット、11はチェーン、12は緩衝部材
としてのウレタンゴム桁、13はガイド板、14はフレー
ム、15はリンク、17は連続溝、20は送出ガイド、21は第
一鉄塔、22はOPGW、23は送出ドラムである。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊金工法による架線工事に使用されるガイ
    ドであって、鉄塔の下部及び上部に配置され、送出ドラ
    ムより繰り出される光ファイバ複合架空地線を鉄塔上に
    案内する光ファイバ複合架空地線の送出ガイドが、 フレームに回転自在に取り付けられ、且つ所定曲率をな
    すように弧状に配置された複数のスプロケットと、 これらスプロケットに巻き掛けられた無端環状のチェー
    ンと、 該チェーンを構成する各リンクの表側に装着され、両端
    に配置されたスプロケット間に光ファイバ複合架空地線
    を案内するための弧状の連続溝を形成する緩衝部材と、 光ファイバ複合架空地線の入口側と出口側になる上記弧
    状の連続溝の延長線上にそれぞれ延設されたガイド板と
    を備えていることを特徴とする光ファイバ複合架空地線
    の送出ガイド。
  2. 【請求項2】上記所定曲率が、第一鉄塔の抱き角を60度
    以下としない範囲で、500R以上であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の送出ガイド。
  3. 【請求項3】上記緩衝部材がウレタンゴムで成形されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項記載の送出ガイド。
JP1987024129U 1987-02-23 1987-02-23 光フアイバ複合架空地線の送出ガイド Expired - Lifetime JP2526034Y2 (ja)

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JPS63132901U JPS63132901U (ja) 1988-08-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232595A (en) * 1975-09-08 1977-03-11 Fujikura Ltd Caterpillar type cable line carrying device

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138311U (ja) * 1983-03-02 1984-09-14 株式会社安田製作所 シユ−チエ−ン式の延線車

Patent Citations (1)

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JPS5232595A (en) * 1975-09-08 1977-03-11 Fujikura Ltd Caterpillar type cable line carrying device

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