JPH0649050Y2 - 無限軌道型金車 - Google Patents

無限軌道型金車

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Publication number
JPH0649050Y2
JPH0649050Y2 JP1989118535U JP11853589U JPH0649050Y2 JP H0649050 Y2 JPH0649050 Y2 JP H0649050Y2 JP 1989118535 U JP1989118535 U JP 1989118535U JP 11853589 U JP11853589 U JP 11853589U JP H0649050 Y2 JPH0649050 Y2 JP H0649050Y2
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JP
Japan
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wire
holding
groove
line
track
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Application number
JP1989118535U
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JPH0360808U (ja
Inventor
誠二 赤井
照夫 小川
正 藤井
治 森野
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Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は送電線の延線に用いる無限軌道を有する金車
に関するものである。
(従来の技術および課題) 従来より用いられている送電線延線用の金車は一輪型が
多く用いられるものであった。しかし、この一輪型の金
車による延線は延線条件が厳しくなるにつれて種々の問
題が発生するものであった。つまり、大容量電線の採用
による電線接続部等の大径化、又延線ルート自体が山岳
地を通過せざるを得ない状況による水平角,抱角の増大
等により、従来の小径の一輪金車では、線に与える損傷
等を考慮した際自ずと限界が見られるものであった。よ
って大径の一輪金車が必要となるが、大径金車では重量
が大きいため運搬や設置に多大の労力を必要とするもの
である。以上の問題を解決するための手段として、略半
円形で周縁に回動自在な無限軌道体を有する金車によっ
て線接続部の見かけの径を大径とし、その径に比して重
量を従来一輪金車と同等程度とするものであった。
この無限軌道型金車はその見かけの大径、又線保持特性
より電線の損傷度合の減少、又延線張力の低下等の面で
それなりの効果を発揮するものであるが、重水平角鉄塔
への設置においてはなお問題を残すものであった。
第7図に示すよう、延線経路中水平角のある鉄塔へ無限
軌道型金車を吊設し、電線を引抜延線する場合、金車の
自重によりその傾斜角度と、電線の延線方向には相違が
生じ、よって金車の線保持コマの全てにわたってそのV
溝底で電線を保持することはできないものである。
つまり水平角頂部にあたる金車の円弧頂部に位置する線
保持コマでは、V溝底で電線を保持し得ても、円弧部両
端の電線進入部、又脱出部ではV溝の側壁上部より順次
V溝底へ向け転がり落ちる、またV溝底より側壁上部へ
上る状態となるものである。
よって電線に回転が生じ、撚りの戻り等、損傷を引き起
す可能性があった。
(課題を解決するための手段) よって本願では無限軌道型金車の各線保持コマを、軌道
上に乗架する台車部と、線を保持するV溝を有する線保
持部に分割し、両者を連結軸により、所定角度可回動的
に接続することによって無限軌道上を直進する台車部に
対し、線保持部は自由回動し、進入して来る電線をV溝
底近くに収容することにより、従来に見られた電線のV
溝側壁よりV溝底へ転がり落ちる移動が無くなり、回転
を生じにくくなるものである。又電線が金車より脱出す
る際にしても、線保持部の回動によってぼぼV溝底より
直接脱出させ、V溝側壁を転がり登る現象は見られない
ので回転は発生しにくいものである。
(実施例) 本願考案の一実施例を示すと、アルミ合金でなる略半円
形状の本体フレームに鋼鉄製のレール体を重合して金車
4本体を形成する。レール体周縁には、背面にV溝を持
つ線保持コマ2を所定数連結した無限軌道体3を回動自
在に配する。各線保持コマ2はレール体上に乗架する台
車部21と、線保持用のV溝を有する線保持部22に分割さ
れており、両者の前端部で連結軸23により可回動的に連
結されている。この連結軸23は台車部21に設けた軌道上
の横方向のブレを防止する2ヶのガイドローラー24のう
ち一方の軸を兼用して台車部21を貫通突出し、線保持部
22のネジ穴に螺入し、虫ネジでロックしたものである。
(第2図)台車部21と線保持部22を連結するにあたっ
て、両者の前端部で連結することにより、前位置の線保
持コマ2の後端と、後位置の線保持コマ2の前端は、回
動時のズレが少なくなり、よってV溝方向の誤差は少な
くなり、ほぼ連通状のV溝が構成され、電線の保持が容
易となるものである。又所定角度内での回動に限定する
為の手段として両者の当接面に角度限定部を設ける。
角度限定部は台車部21に凸部25を設け、線保持部22の対
応位置を略テーパー状の溝26として構成するものである
が、他の実施例として、両者の凹凸組合せを入れ変える
こと、又、第4図(イ)(ロ)に示すよう、両者の連結
を強化する為、凸縁又凹縁部に鰓状の重合部を設けるこ
と、又はテーパー状の対応でなく、幅の異なる凸部凹部
で角度の限定を行うことも、ほぼ同等の効果を有するも
のである。
以上の構成の無限軌道型金車を鉄塔アームに吊支し、延
線を行うのであるが、水平角のある鉄塔での使用に際
し、金車自重による傾斜方向と、延線方向の相違により
発生する電線の回転抑制に効果を発揮するものである。
第5図に示すよう、水平角鉄塔では電線はV溝の側壁上
部より進入し、金車中央の線保持コマを迄順次V溝底方
向へ転がり落ちる形で移動状態となるものであるが、本
願金車では線保持コマのV溝を有する線保持部が軌道上
を進む台車部とは別個に回動して進入して来る電線と対
応し、V溝底に近い位置で溝と平行に電線を受ける為、
極端に側壁より転がり落ちる状態は回避できるものであ
る。
(考案の効果) 以上のように本願金車を用いることによって、送電線の
引抜き延線時における電線の回転を抑制し、よって電線
性能の低下を防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願線保持コマの正面図、 第2図はその正面図中央縦断面図、 第3図は本願線保持コマの回動したところの平面図、 第4図は本願線保持コマの回動したところの底面図、 第5図は、本願線保持コマの分割したところの斜視図、 第6図(イ),(ロ)は他の実施例の分解斜視図、 第7図は電線保持状態平面図、 第8図は本願金車の正面図、 第9図は使用状態説明図。 図中の符号 1……軌道、2……線保持コマ 21……台車部、22……線保持部 23……連結軸、24……ガイドローラー 25……凸部、26……溝 3……無限軌道体、4……金車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−5317(JP,A) 実開 昭61−205207(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁部軌道1に所定数の線保持コマ2を接
    続してなる無限軌道体3を回転自在に配してなる金車4
    において、線保持コマ2を、軌道に乗架する台車部21
    と、線を保持する線保持部22に分割し、両者を水平方向
    の所定角度可回動的に連結したことを特徴とする無限軌
    道型金車。
JP1989118535U 1989-10-09 1989-10-09 無限軌道型金車 Expired - Lifetime JPH0649050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989118535U JPH0649050Y2 (ja) 1989-10-09 1989-10-09 無限軌道型金車

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JPH0360808U JPH0360808U (ja) 1991-06-14
JPH0649050Y2 true JPH0649050Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31666692

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JP1989118535U Expired - Lifetime JPH0649050Y2 (ja) 1989-10-09 1989-10-09 無限軌道型金車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61205207U (ja) * 1985-06-12 1986-12-24
JPS62160535A (ja) * 1986-01-10 1987-07-16 Nec Corp 非手順型言語での実行順序決定方式

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JPH0360808U (ja) 1991-06-14

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