JPS6353583A - プラント模擬装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は過去の運転を再現する機能を有する運転訓練用
のプラント模擬装置に関する。

（従来の技術） 発電、製鉄、化学等複雑大模擬なプラントを安全にかつ
稼動率高く運転するために、運転員の訓練が必要であり
、このためにプラント模擬装置が設けられている。

このプラント模擬装置には、記憶装置に記憶した過去に
行なわれた運転の操作情報を、再び模擬制御盤上に再現
するためのリプレイ機能がある。

インストラクタは、このリプレイ機能により過去の運転
の操作状況を再現しながら訓練員に対する運転指導を行
なっている。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のプラント模擬装置のリプレイ機能では、過去に訓
練員が行なった運転の操作状況を再現する上で、単に模
擬制御盤上の操作した機器に対応するランプや各機器の
制御状態を現わすメータ類を動作させるだけであり、い
つどのタイミングでどの機器を操作したのが予測できず
、またそのときどういう目的で操作したのかが明確でな
く、リプレイ中の訓練員に対するインストラクタの運転
指導が適確に行なえないという問題点があった。

そこで本発明は、リプレイ中模擬制御盤上で操作された
機器およびその操作の目的を容易に予測することができ
、より適確な運転指導が行なえるプラント模擬装置を提
供することを目的とする。

［発明の構成コ （問題点を解決するための手段） 本発明は、模擬制御盤とは別に表示装置を設けると共に
、過去に行なわれた運転の操作情報として特に各機器の
操作タイミングおよびその操作の目的を記憶した記憶テ
ーブルを記憶装置内に設けて、リプレイ時各機器が操作
されるタイミング以前にそれらの情報を模擬制御盤とは
別に設けられた表示装置に表示するようにしたものであ
る。

（作用） 過去の運転状況を再現する上で各機器の操作タイミング
およびその操作の目的を予め知ることができ、これによ
り操作の根拠となった現象に着目することができる。ま
た、操作後のプラント応答を十分観察することができ、
インストラクタは訓練員に対して適確な運転指導を行な
うことができる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例によるプラント模擬装置の構
成図である。模擬制御盤１は実プラントと同等の運転監
視用の制御盤であり、訓練員はこの模擬制御盤１上に取
り付けられている各種の操作スイッチと表示器により模
擬運転を行なっている。インストラクタコンソール２は
１種々のインストラクタ機能の要求を行なうコンソール
であり、シミュレーションの開始、中止指令、プラント
各機器の事故を模擬するマルファンクションの発生要求
等も行なえ、また訓練員等が操作した模擬運転の状況を
模擬制御盤１上に再現するリプレイ機能もこのインスト
ラクタコンソール２から要求できる。演算制御装置３は
模擬制御盤１から入出力制御袋１ｉ！４を介して入力さ
れる操作信号Ａとインストラクタコンソール２から入力
される要求信号Ｂにより、プラントの状態をあられす圧
力や温度などの動特性演算、プラント各機器のインター
ロックなどを模擬するロジック特性演算、また前述した
シミュレーションの開始、中止指令、マルファンクショ
ンの発生要求、リプレイ要求などのインストラクタ機能
等の模擬演算を実行する。この演算制御装置３の演算結
果は入出力制御装置４を介して模擬制御盤１、インスト
ラクタコンソール２およびＣＲＴ表示装置５に出力され
る。記憶袋Ｍ６には過去に行なわれた運転の操作情報が
記憶される。この記憶装置６内に記憶される操作情報の
うちリプレイ時必要なリプレイ情報テーブルを第２図に
示す。リプレイ情報テーブル７には過去の運転中に操作
された時刻８と操作された操作スイッチ名９とその操作
目的１０が時系列的に記憶されている。

次に、以上の構成によるプラント模擬装置のリプレイ機
能について、第３図の流れ図を参照して説明する。

インストラクタコンソール２から要求がありリプレイが
開始すると、演算制御装置３はシミュレーション現在時
刻＋ａ秒（ここでは説明を簡略にするために過去の運転
開始時刻＝シミュレーション開始時刻とする）がリプレ
イ情報テーブル７の操作時刻８のどこにあるか検索しく
１０１）、シミュレーション現在時刻−Ｕａ秒の次の操
作時刻にある事項の通番を工とする（１０２）、そして
１通番工の時刻しを読み込み（１０３）、シミューレー
ション現在時刻から８秒後が時刻しを越えた時（１０４
）、ＣＲＴ表示あるいは警報等の出力指令を行ない（１
０５）、次の通番の操作項目があるならば（１０６）、
通番■に１を加え（１０７）、次の通番に対する各処理
過程を経て、再びＣＲＴ等に表示あるいは警報等の出力
指令を行なうことを繰返し、操作された項目がなくなっ
たらリプレイを終了する。

実際のリプレイ中の運転操作の模擬の表示方法としては
、第２図のリプレイ情報テーブル７をそのままＣＲＴス
クリーン上に表示しておき、各操作スイッチの動作ａ秒
前から該当通番、操作スイッチ名９、操作目的１０をｂ
秒間点滅させる。また、点滅動作が終了した後は１表示
色を変える。このようにして、リプレイが進むにつれて
、ＣＲＴスクリーン上で上から順に表示色が変わってゆ
き、上半分まで変わったときスクリーンを自動的にスク
ロールさせる。

これにより、従来は、リプレイ中に次にどの操作スイッ
チが操作されたかわからず、表示された圧力、流量また
はランプ等によって逆に当該操作を知るに過ぎなかった
が、予めその操作時期と操作目的が告知されるので、そ
の操作された時間に焦点を絞って、プラント状態等の操
作前後の変化を確認することができ、効果的な運転指導
ができるようになる。

第４図は本発明の第２実施例の構成図を示したものであ
る。これはＣＲＴ表示装置に新しい表示が行なわれたこ
とを示すための警報装置１１を付加したものの他は前記
第１実施例と同様である。ただし。

記憶装置６内の記憶テーブルには第２図のリプレイ情報
テーブル７に加えて第５図に示す操作スイッチ位置テー
ブル１２も設けている。この操作スイッチ位置テーブル
１２には、操作スイッチ名９に対応して、各操作スイッ
チのｐＡ擬制御盤１上での位置情報１３が記憶されてい
る。この位置情報１３は模擬制御盤１上の多数の操作°
スイッチを少数の操作スイッチの群に分割して写した複
数枚の写真（以下、フィルムという）のうち、その操作
スイッチが属するフィルム番号をあられすフィルム名１
４と、少数の操作スイッチが写された１枚のフィルム上
での該当操作スイッチが位置する座標をあられすフィル
ム中の座標１５よりなる。上記フィルムは記憶装置６内
にフィルムデータとして記憶され、演算制御装置ｆ３に
よりＣＩ’ｌＴ表示装置１Ｅ５に表示される。また、各
操作スイッチに対するフィルム名と座標との組合せは１
対１に対応しており、操作スイッチを選択すれば、フィ
ルム名１４とフィルム中の座標１５の組合せが一意に決
まる。

以上の構成で、インストラクタコンソール２から要求が
あり、リプレイが開始されると、前記第１実施例同様、
演算制御装置３は、記憶装置６内のリプレイ情報テーブ
ル７を参照してシミュレーション時の現在時刻からａ秒
経過した時刻に操作された操作スイッチを検索し、その
操作スイッチ名９および操作の目的１０をＣＲＴ表示装
置５に表示する。

また、同時に演算制御装置３は操作スイッチ位置テーブ
ル１２を参照して、その操作スイッチに対応する位置情
報１３からフィルム名１４およびフィルム中の座標１５
を検索し、記憶装置６からフィルムデータを取り出して
、該当するフィルムを前述した操作目的等の表示に重ね
てＣＲＴ表示装置ｌ！５に表示する。

そして、フィルム中の該当操作スイッチの位置には矢印
またはハンドマーク等が表示される。

これらの表示は、操作スイッチが操作されたタイミング
のａ秒前に行なわれ、これを知らせるために警報装置１
１によりブザー音等が出力される。

その後、フィルムと操作スイッチを示す矢印またはハン
ドマーク等はｂ秒後には消えるが、表示中の５秒間のう
ちに別の操作スイッチの表示の必要性が生じてそのフィ
ルム名１４が異なる場合には、後から操作された操作ス
イッチの表示が優先され、ｂ秒経過しなくても前のフィ
ルムが消え、後のフィルムが表示される。

また、パ某地点のプロセス値が上昇したのでそれを緩和
する目的で対応する弁を開＜″等の操作に対するコメン
ト表示をＣＲＴ表示装置５の画面の最上行に表示する。

このコメント表示は、インストラクタが必要に応じてリ
プレイ中に入力することができ、それ以後に行なうリプ
レイにおいて入力したタイミングで再び使用することが
できる。

この第２実施例によれば、予め操作されたスイッチのタ
イミング等の情報が表示装置５に表示されたことを警報
音にて知ることができ、常にＣＲＴ表示装！！５の画面
を見ている必要がなくなる。また。

操作されたスイッチの位置が複雑な操作スイッチ群の中
で河単に確認することができる。さらに、リプレイを繰
り返す上で操作目的等に対するコメント表示を変更した
り、追加したりできることから、各訓練員に対して個有
の、また訓練レベルに対応した段階毎の指導を行なう上
で効果がある。

第６図は本発明の第３実施例の構成図を示したものであ
る。これはリプレイ情報を告知するために音声を用いる
もので、音声録音再生装置１６およびスピーカ１７を用
いたものである他は前記第１実施例と同様である。

この構成でリプレイが開始すると、該当操作スイッチが
動作したタイミングより３０秒前に入出力制御装＠４か
ら音声録音再生装置１６にＯＮ　−ＯＦＦ信号が圧力さ
れ、スピーカ１７から音声によって表示器の動作状態、
操作スイッチの操作タイミングおよび操作目的等が知ら
される。

この音声はリプレイすべき模擬運転を行なうときに運転
と同陵に訓練員または指導員が図示していないマイクを
ＯＮ、０ＦＦＬ、なから音声録音再生装置１６に録音し
たものであり、リプレイ時必要な録音した音声の長さと
マイクのＯＮ、ＯＦＦのタイミングは演算制御装置３に
よりリプレイ情報と共に記憶装置６に記憶される。

また、リプレイ中に指導員がリプレイを見ながら音声を
入力することもできる。これは、リプレイ中、音声録音
再生装置１６は再生中であるから他に、図示していない
音声録音装置を入出力制御装［４に接続し、マイクをＯ
Ｎ、０ＦＦＬ、ながら今度はこの図示していない音声録
音装置に指導員の音声と音声録音再生装置１６の音声を
録音し、マイクのＯＮ。

ＯＦＦ等のタイミングを新たに記憶装ｅ６に記憶させ、
その時録音したテープを音声録音装置装＠１６にセット
した後リプレイすることにより可能である。

この第３の実施例では、特にＣＲＴ画面に目を移す必要
がなく、音声によってすべてのリプレイ情報を得ること
ができ、模擬制御盤１だけに着目していればよく、より
効果的な訓練を行なうことができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、過去に行なわれた運転を
再現する上で操作された機器およびその操作目的を事前
に知ることができ操作される前のプラントの状態および
各機器操作後の状態を詳細に観察することができ訓練員
にとって理解しやすく、インストラクタにとっては適確
な運転指導が行なえる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるプラント模擬装置の構
成図、第２図は第１図の記憶装置内のリプレイ情報テー
ブル説明図、第３図は第１図の演算制御装に内のリプレ
イ機能時の流れ図、第４図は本発明の第２の実施例によ
るプラント模擬装置の構成図、第５図は操作スイッチ情
報テーブル説明図、第６図は本発明の第３の実施例によ
るプラント模擬装置の構成図である。 １・・・模擬制御盤、２・・・インストラクタコンソー
ル、３・・・演算制御装置、４・・・入出力制御装置。 ５・・・ＣＲＴ表示装置、６・・・記憶装置、７・・・
　リプレイ情報テーブル、８・・・操作時刻、９・・・
操作スイッチ名、１０・・・操作目的、１１・・・警報
装置。 １２・・・操作スイッチ位置テーブル、１３・・・位置
情報、１４・・・　フィルム名、１５・・・　フィルム
中の各機器の座標、１６・・・音声録音再生装置、１７
・・・スピーカ。 （７３１７）　　代理人　弁理士　則　近　　憲　佑（
８１０５）　　　同　　王侯　弘文 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 実プラントの制御盤を模擬する模擬制御盤と、この模擬
   制御盤からの操作情報を記憶するための記憶装置と、こ
   の記憶装置に記憶された過去に行なわれた運転の操作情
   報を前記模擬制御盤上に再現するリプレイ機能を持つ演
   算制御装置とを備えたプラント模擬装置において、前記
   模擬制御盤とは別に表示装置を設けると共に、過去に行
   なわれた運転の操作のタイミングおよびその操作の目的
   を記憶するための記憶テーブルを前記記憶装置内に設け
   て、リプレイ機能動作中、事前に模擬制御盤上の操作ス
   イッチの操作タイミングおよびその操作目的を前記表示
   装置に表示することを特徴とするプラント模擬装置。