JPS6353147B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6353147B2 JPS6353147B2 JP54116226A JP11622679A JPS6353147B2 JP S6353147 B2 JPS6353147 B2 JP S6353147B2 JP 54116226 A JP54116226 A JP 54116226A JP 11622679 A JP11622679 A JP 11622679A JP S6353147 B2 JPS6353147 B2 JP S6353147B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered body
- zirconia
- stabilized zirconia
- zirconia sintered
- monoclinic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
本発明は部分安定化ジルコニア焼結体に関し、
さらに詳しくは、固体電解質型の酸素センサや酸
素ポンプの基材として好適な部分安定化ジルコニ
ア焼結体に関する。 ジルコニア焼結体は単斜晶、正方晶を経て立方
晶構造をとることが知られており、この立方晶構
造のジルコニア焼結体を、特に安定化ジルコニア
焼結体と呼んでいる。しかしながら、この安定化
ジルコニア焼結体は熱衝撃強度が低いという欠点
があつた。 安定化ジルコニア焼結体の上記欠点を解決する
ために、たとえば特開昭53−128612号公報で、安
定化ジルコニア焼結体中に5〜35(重量%)もの
単斜晶ジルコニア焼結体を共存させてなる部分安
定化ジルコニア焼結体も知られている。この部分
安定化ジルコニア焼結体は、単斜晶構造自身の熱
膨張係数が小さいこと、および単斜晶構造の粒界
の隙間が熱応力による歪を吸収することから、熱
衝撃強度が高いといわれている。しかしながら、
この部分安定化ジルコニア焼結体を実際に使用し
てみると、100〜600(℃)程度の比較的低温にお
いても破損することがあり、改善が望まれてい
た。 本発明の目的は、従来技術の上記欠点を解決
し、熱衝撃強度が高く、かつ長時間使用しても破
損しにくい部分安定化ジルコニア焼結体を提供す
るにある。 本発明の上記目的は、立方晶構造をもつジルコ
ニアと、単斜晶構造をもつジルコニアとが共存し
ており、単斜晶構造をもつジルコニアは0.5〜4.5
(重量%)含まれており、かつ気孔率が2〜7
(%)であることを特徴とする部分安定化ジルコ
ニア焼結体によつて達成される。 本発明をさらに詳細に説明するに、上述したよ
うに、本発明の部分安定化ジルコニア焼結体は、
焼結体全体に対して0.5〜4.5(重量%)の単斜晶
構造のジルコニアを含んでいる必要がある。すな
わち、単斜晶構造のジルコニアの含有率を上記範
囲とすることによつて、熱衝撃強度が高く、かつ
長時間使用しても破損することが少ない部分安定
化ジルコニア焼結体を得ることができる。その理
由は明確には解明されていないが、単斜晶構造の
粒界の隙間が適当な大きさであり、この隙間が焼
結体の熱応力による歪を吸収するとともに、この
部分に非常に微細な割れ(マイクロクラツク)を
生じて熱応力による亀裂の伝搬を防止しているも
のと推定される。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体は、2〜
7(%)の気孔率を有している。ここにおいて気
孔率は式 (1−かさ密度/理論密度)×100(%) で定義されるもので、気孔率が2%未満の場合に
は、焼結体中に亀裂を発生した場合にその伝搬速
度が速くなり、一方7%を越えるような場合には
機械的強度が下がり、また焼結体中にそれを貫通
する開気孔を生ずるようになるので、避けるべき
である。 次に、この発明の作用効果を、好ましい製造方
法とともに、実施例に基いて詳細に説明する。 実施例 オキシ塩化ジルコニル(ZrOCl2)と塩化イツ
トリウム(YCl3)、塩化カルシウム(CaCl2)お
よび塩化マグネシウム(MgCl2)とを用い、
ZrO2―Y2O3系、ZrO2―CaO系およびZrO2―
MgO系のジルコニア焼結体を作つた。 すなわち、まずオキシ塩化ジルコニルと塩化イ
ツトリウム、塩化カルシウムまたは塩化マグネシ
ウムとを所定のモル比となるように調整した溶液
を蒸発乾固させ、次いでこれを1000℃で仮焼成し
た後ポツトミルで24時間粉砕し、原料粉末を作つ
た。 次いで、この原料粉末にバインダを加え、ラバ
ープレス法によつて板状に成形した後、表に示す
温度で3時間焼成し、表に示すような13種類の焼
結体を作つた。この焼成に際して、昇温および冷
却の速度を制御することによつて熱履歴を加え、
焼結体中に占める単斜晶構造のジルコニアの重量
割合を変えた。 このようにして作つた10種類の焼結体について
その単斜晶構造のジルコニアの重量割合、気孔
率、熱衝撃強度、曲げ強度を測定した。結果を表
に示す。 なお、単斜晶構造のジルコニアの重量割合の測
定は、周知のX線回折法によつた。よつた。ま
た、同様にX線回折法で調べたところ、すべての
焼結体について、立方晶構造をもつジルコニアの
存在が認められた。すなわち、残余の全部または
多くが立方晶構造をもつジルコニアであつた。 気孔率は、上述した式によつて算出した。な
お、かさ密度は焼結体の体積と重量から求めた。 熱衝撃強度は、厚み2.4mm、幅3.6mm、長さ15mm
の試験片を任意の温度TX℃に加熱した後温度T
℃の水中で急冷し、次いでその曲げ強度を周知の
3点曲げ試験法によつて測定する。そして、試験
片の曲げ強度の低下が起始めるような加熱温度
TX℃を臨界温度TC℃として読取り、この臨界温
度TC℃と上記冷却温度T℃との差TC−T(℃)を
もつて熱衝撃強度の指標とした。なお、3点曲げ
試験法における試験片のスパン長は12mm、荷重印
加速度は1mm/分とした。 曲げ強度は焼結体の製造直後、200℃の温度下
で5000時間加熱後および400℃の温度下で5000時
間加熱後について、周知の3点曲げ試験法を用い
て測定した。用いた試験片は厚み2.4mm、幅3.6
mm、長さ15mmであり、スパン長は12mm、荷重印加
速度は1mm/分とした。
さらに詳しくは、固体電解質型の酸素センサや酸
素ポンプの基材として好適な部分安定化ジルコニ
ア焼結体に関する。 ジルコニア焼結体は単斜晶、正方晶を経て立方
晶構造をとることが知られており、この立方晶構
造のジルコニア焼結体を、特に安定化ジルコニア
焼結体と呼んでいる。しかしながら、この安定化
ジルコニア焼結体は熱衝撃強度が低いという欠点
があつた。 安定化ジルコニア焼結体の上記欠点を解決する
ために、たとえば特開昭53−128612号公報で、安
定化ジルコニア焼結体中に5〜35(重量%)もの
単斜晶ジルコニア焼結体を共存させてなる部分安
定化ジルコニア焼結体も知られている。この部分
安定化ジルコニア焼結体は、単斜晶構造自身の熱
膨張係数が小さいこと、および単斜晶構造の粒界
の隙間が熱応力による歪を吸収することから、熱
衝撃強度が高いといわれている。しかしながら、
この部分安定化ジルコニア焼結体を実際に使用し
てみると、100〜600(℃)程度の比較的低温にお
いても破損することがあり、改善が望まれてい
た。 本発明の目的は、従来技術の上記欠点を解決
し、熱衝撃強度が高く、かつ長時間使用しても破
損しにくい部分安定化ジルコニア焼結体を提供す
るにある。 本発明の上記目的は、立方晶構造をもつジルコ
ニアと、単斜晶構造をもつジルコニアとが共存し
ており、単斜晶構造をもつジルコニアは0.5〜4.5
(重量%)含まれており、かつ気孔率が2〜7
(%)であることを特徴とする部分安定化ジルコ
ニア焼結体によつて達成される。 本発明をさらに詳細に説明するに、上述したよ
うに、本発明の部分安定化ジルコニア焼結体は、
焼結体全体に対して0.5〜4.5(重量%)の単斜晶
構造のジルコニアを含んでいる必要がある。すな
わち、単斜晶構造のジルコニアの含有率を上記範
囲とすることによつて、熱衝撃強度が高く、かつ
長時間使用しても破損することが少ない部分安定
化ジルコニア焼結体を得ることができる。その理
由は明確には解明されていないが、単斜晶構造の
粒界の隙間が適当な大きさであり、この隙間が焼
結体の熱応力による歪を吸収するとともに、この
部分に非常に微細な割れ(マイクロクラツク)を
生じて熱応力による亀裂の伝搬を防止しているも
のと推定される。 本発明の部分安定化ジルコニア焼結体は、2〜
7(%)の気孔率を有している。ここにおいて気
孔率は式 (1−かさ密度/理論密度)×100(%) で定義されるもので、気孔率が2%未満の場合に
は、焼結体中に亀裂を発生した場合にその伝搬速
度が速くなり、一方7%を越えるような場合には
機械的強度が下がり、また焼結体中にそれを貫通
する開気孔を生ずるようになるので、避けるべき
である。 次に、この発明の作用効果を、好ましい製造方
法とともに、実施例に基いて詳細に説明する。 実施例 オキシ塩化ジルコニル(ZrOCl2)と塩化イツ
トリウム(YCl3)、塩化カルシウム(CaCl2)お
よび塩化マグネシウム(MgCl2)とを用い、
ZrO2―Y2O3系、ZrO2―CaO系およびZrO2―
MgO系のジルコニア焼結体を作つた。 すなわち、まずオキシ塩化ジルコニルと塩化イ
ツトリウム、塩化カルシウムまたは塩化マグネシ
ウムとを所定のモル比となるように調整した溶液
を蒸発乾固させ、次いでこれを1000℃で仮焼成し
た後ポツトミルで24時間粉砕し、原料粉末を作つ
た。 次いで、この原料粉末にバインダを加え、ラバ
ープレス法によつて板状に成形した後、表に示す
温度で3時間焼成し、表に示すような13種類の焼
結体を作つた。この焼成に際して、昇温および冷
却の速度を制御することによつて熱履歴を加え、
焼結体中に占める単斜晶構造のジルコニアの重量
割合を変えた。 このようにして作つた10種類の焼結体について
その単斜晶構造のジルコニアの重量割合、気孔
率、熱衝撃強度、曲げ強度を測定した。結果を表
に示す。 なお、単斜晶構造のジルコニアの重量割合の測
定は、周知のX線回折法によつた。よつた。ま
た、同様にX線回折法で調べたところ、すべての
焼結体について、立方晶構造をもつジルコニアの
存在が認められた。すなわち、残余の全部または
多くが立方晶構造をもつジルコニアであつた。 気孔率は、上述した式によつて算出した。な
お、かさ密度は焼結体の体積と重量から求めた。 熱衝撃強度は、厚み2.4mm、幅3.6mm、長さ15mm
の試験片を任意の温度TX℃に加熱した後温度T
℃の水中で急冷し、次いでその曲げ強度を周知の
3点曲げ試験法によつて測定する。そして、試験
片の曲げ強度の低下が起始めるような加熱温度
TX℃を臨界温度TC℃として読取り、この臨界温
度TC℃と上記冷却温度T℃との差TC−T(℃)を
もつて熱衝撃強度の指標とした。なお、3点曲げ
試験法における試験片のスパン長は12mm、荷重印
加速度は1mm/分とした。 曲げ強度は焼結体の製造直後、200℃の温度下
で5000時間加熱後および400℃の温度下で5000時
間加熱後について、周知の3点曲げ試験法を用い
て測定した。用いた試験片は厚み2.4mm、幅3.6
mm、長さ15mmであり、スパン長は12mm、荷重印加
速度は1mm/分とした。
【表】
【表】
上表から明らかなように、単斜晶構造をもつジ
ルコニアを0.5〜4.5(重量%)の範囲で含み、か
つ気孔率が2〜7(%)の範囲にある本発明の部
分安定化ジルコニア焼結体、つまりNo.2、3、
6、7、9および11の焼結体は、上記範囲を満た
していないNo.1、4、5、8、10、12および13の
焼結体ににくらべて熱衝撃強度が高く、かつ長時
間使用しても破損するようなことがない。 以上説明した本発明の部分安定化ジルコニア焼
結体は、固体電解質型の酸素センサや酸素ポンプ
の基材として特に好適であるが、他の用途、たと
えば耐熱材料、耐熱性電気絶縁材料など、いろい
ろな用途にも使用することができる。
ルコニアを0.5〜4.5(重量%)の範囲で含み、か
つ気孔率が2〜7(%)の範囲にある本発明の部
分安定化ジルコニア焼結体、つまりNo.2、3、
6、7、9および11の焼結体は、上記範囲を満た
していないNo.1、4、5、8、10、12および13の
焼結体ににくらべて熱衝撃強度が高く、かつ長時
間使用しても破損するようなことがない。 以上説明した本発明の部分安定化ジルコニア焼
結体は、固体電解質型の酸素センサや酸素ポンプ
の基材として特に好適であるが、他の用途、たと
えば耐熱材料、耐熱性電気絶縁材料など、いろい
ろな用途にも使用することができる。
Claims (1)
- 1 立方晶構造をもつジルコニアと、単斜晶構造
をもつジルコニアとが共存しており、単斜晶構造
をもつジルコニアは0.5〜4.5(重量%)含まれて
おり、かつ気孔率が2〜7(%)であることを特
徴とする部分安定化ジルコニア焼結体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11622679A JPS5641873A (en) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | Partially stabilized zirconia sintered body |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11622679A JPS5641873A (en) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | Partially stabilized zirconia sintered body |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5641873A JPS5641873A (en) | 1981-04-18 |
| JPS6353147B2 true JPS6353147B2 (ja) | 1988-10-21 |
Family
ID=14681946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11622679A Granted JPS5641873A (en) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | Partially stabilized zirconia sintered body |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5641873A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3610041C2 (de) * | 1985-03-22 | 1996-09-05 | Noritake Co Ltd | Keramik auf Zirkoniumdioxidbasis mit Aluminiumoxid, Spinell, Mullit oder Spinell und Mullit und mit verbesserter hydrothermaler und thermischer Stabilität |
| JP2572883B2 (ja) * | 1990-09-04 | 1997-01-16 | 日本碍子株式会社 | 固体電解質膜及びこれを有する固体電解質型燃料電池、並びにこれらの製造方法 |
| JP2006248858A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-09-21 | Daiichi Kigensokagaku Kogyo Co Ltd | イットリア安定化ジルコニア質焼結体及びその製造方法 |
| JP5205245B2 (ja) * | 2008-12-09 | 2013-06-05 | 株式会社デンソー | 部分安定化ジルコニア磁器 |
| JP4972140B2 (ja) * | 2009-10-09 | 2012-07-11 | Agcセイミケミカル株式会社 | スカンジア安定化ジルコニアおよびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5919074B2 (ja) * | 1979-02-28 | 1984-05-02 | 松下電器産業株式会社 | 酸素センサ用磁器焼結体 |
-
1979
- 1979-09-12 JP JP11622679A patent/JPS5641873A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5641873A (en) | 1981-04-18 |
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