JPS635308Y2 - - Google Patents
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- JPS635308Y2 JPS635308Y2 JP9362080U JP9362080U JPS635308Y2 JP S635308 Y2 JPS635308 Y2 JP S635308Y2 JP 9362080 U JP9362080 U JP 9362080U JP 9362080 U JP9362080 U JP 9362080U JP S635308 Y2 JPS635308 Y2 JP S635308Y2
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- signal
- output
- converter
- circuit
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 6
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 2
- 206010047571 Visual impairment Diseases 0.000 description 1
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
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- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
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- Picture Signal Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、テレビジヨン信号の雑音抑圧装置、
特に、フレームメモリを用いて、画面上の同一位
置の過去の信号値と現在の信号値を、画像の動き
に応じて比を可変にして加重平均することによつ
て雑音を抑圧する装置に関するものである。
特に、フレームメモリを用いて、画面上の同一位
置の過去の信号値と現在の信号値を、画像の動き
に応じて比を可変にして加重平均することによつ
て雑音を抑圧する装置に関するものである。
この装置は、ノイズリデユサとしてよく知られ
ている。その構成は、たとえば第1図に示すよう
に、入力端子1に加えられる現在の信号値Xと、
フレームメモリ3の出力である1フレーム前(あ
るいは複数フレーム前)の信号値Yにそれぞれ係
数を乗じ、 X′=(1+a)X+aY (1) の如く加算し、この係数aを画像の性質、すなわ
ち動きの有無に応じて適応的に変化させる。最も
単純な方法は、動き検出器4により|X−Y|を
求め、これが小さいときには動きがなく、(X−
Y)は雑音によるものと判断してaを1に近づけ
る。たとえばa≒1/2とする。このようにすれ
ばX′は過去の値の累積値となる。そして雑音は
相殺され、画質は向上する。しかし|X−Y|が
大きいとき、すなわち、動きがあると判断される
ときには、このままでは残像となる。そこでaを
小さく(たとえばa=0)することにより、入力
信号Xがそのまま出力されるようにする。この場
合、雑音抑圧の効果はないが、動きがあるため視
覚的には目立たない。そしてX′あるいはYをD
−A変換器(X′の場合5)を経由してとり出す。
ている。その構成は、たとえば第1図に示すよう
に、入力端子1に加えられる現在の信号値Xと、
フレームメモリ3の出力である1フレーム前(あ
るいは複数フレーム前)の信号値Yにそれぞれ係
数を乗じ、 X′=(1+a)X+aY (1) の如く加算し、この係数aを画像の性質、すなわ
ち動きの有無に応じて適応的に変化させる。最も
単純な方法は、動き検出器4により|X−Y|を
求め、これが小さいときには動きがなく、(X−
Y)は雑音によるものと判断してaを1に近づけ
る。たとえばa≒1/2とする。このようにすれ
ばX′は過去の値の累積値となる。そして雑音は
相殺され、画質は向上する。しかし|X−Y|が
大きいとき、すなわち、動きがあると判断される
ときには、このままでは残像となる。そこでaを
小さく(たとえばa=0)することにより、入力
信号Xがそのまま出力されるようにする。この場
合、雑音抑圧の効果はないが、動きがあるため視
覚的には目立たない。そしてX′あるいはYをD
−A変換器(X′の場合5)を経由してとり出す。
第2図は、第1図の変形構成になるものであ
る。
る。
なお、第1図と同様動き検出回路を有するが簡
明のため省略している。ここでは、式(1)を次の如
く変形して考えたものである。
明のため省略している。ここでは、式(1)を次の如
く変形して考えたものである。
X′=Y+(1−a)(X−Y) (2)
さて、上記従来の雑音を抑圧する装置において
共通的に問題となることに、A−D変換器6の経
済性の問題がある。すなわち、これら方式におい
ては、テレビジヨン信号XはまずA−D変換器6
によつてアナログ信号からデイジタル信号に変換
され、式(1),(2)等の処理はデイジタルで行なわれ
る。このD−A変換器は、テレビジヨン信号につ
いて直接行なわれるので、量子化レベル数が多く
(例えば256)、D−A変換器自体のみならず、
係数制御回路が複雑かつ高価となる。
共通的に問題となることに、A−D変換器6の経
済性の問題がある。すなわち、これら方式におい
ては、テレビジヨン信号XはまずA−D変換器6
によつてアナログ信号からデイジタル信号に変換
され、式(1),(2)等の処理はデイジタルで行なわれ
る。このD−A変換器は、テレビジヨン信号につ
いて直接行なわれるので、量子化レベル数が多く
(例えば256)、D−A変換器自体のみならず、
係数制御回路が複雑かつ高価となる。
従つて、本考案の目的は上述の如きテレビジヨ
ン信号の雑音抑圧装置の回路の簡易化、ひいては
経済化を目的とする。
ン信号の雑音抑圧装置の回路の簡易化、ひいては
経済化を目的とする。
本考案は上記目的を達成するため、上記現在入
力信号と過去の信号との差信号を得る回路をアナ
ログ信号で行なうと共に係数回路を簡単な比較回
路すなわち上記差信号を非線形デイジタル変換回
路で構成したものである。
力信号と過去の信号との差信号を得る回路をアナ
ログ信号で行なうと共に係数回路を簡単な比較回
路すなわち上記差信号を非線形デイジタル変換回
路で構成したものである。
上記構成によれば前述の入力部におけるA−D
変換器を必要とせず、上記比較回路は15レベル
程度のA−D変換器となり回路構成が第1図、第
2図に比べ著しく簡単となり、更に後述する如
く、雑音抑圧の効果は実質的に従来のものと同様
の効果が得られる。なお、入力アナログ信号と過
去信号との差を得るためフレームメモリ出力のデ
イジタル信号をアナログ信号に変換するD−A変
換器を必要とするが、これは従来の装置にも存在
する出力部のD−A変換器出力を利用できるため
欠点とはならない。
変換器を必要とせず、上記比較回路は15レベル
程度のA−D変換器となり回路構成が第1図、第
2図に比べ著しく簡単となり、更に後述する如
く、雑音抑圧の効果は実質的に従来のものと同様
の効果が得られる。なお、入力アナログ信号と過
去信号との差を得るためフレームメモリ出力のデ
イジタル信号をアナログ信号に変換するD−A変
換器を必要とするが、これは従来の装置にも存在
する出力部のD−A変換器出力を利用できるため
欠点とはならない。
以下実施例によつて本考案を詳細に説明する。
第3図は本考案による装置の一実施例の構成を
示す。この構成は、第2図の構成を発展させたも
のである。すなわち、図においては入力信号Xが
アナログのまま直接装置の入力端子20に加えら
れる。またフレームメモリ33の出力YはD−A
変換器35によりアナログ信号に変換され、加算
回路38で差分(X−Y)をアナログ演算により
求める。そして、後述する方法により簡単な非線
型A−D変換器37によつて(1−a)(X−Y)
の演算を行ない、デイジタル値に変換する。そし
て、加算器36により、フレームメモリ33の出
力Yとデイジタル加算する。このように、第2図
と第3図の差は、(1−a)(X−Y)の演算がア
ナログ的に行なわれることであり、これによつ
て、高価なA−D変換器を不要にするものであ
る。
示す。この構成は、第2図の構成を発展させたも
のである。すなわち、図においては入力信号Xが
アナログのまま直接装置の入力端子20に加えら
れる。またフレームメモリ33の出力YはD−A
変換器35によりアナログ信号に変換され、加算
回路38で差分(X−Y)をアナログ演算により
求める。そして、後述する方法により簡単な非線
型A−D変換器37によつて(1−a)(X−Y)
の演算を行ない、デイジタル値に変換する。そし
て、加算器36により、フレームメモリ33の出
力Yとデイジタル加算する。このように、第2図
と第3図の差は、(1−a)(X−Y)の演算がア
ナログ的に行なわれることであり、これによつ
て、高価なA−D変換器を不要にするものであ
る。
次に、上述のアナログ演算について説明する。
人間の視覚特性上、(1−a)(X−Y)の絶対値
が小さいときには比較的厳密にデイジタル値を求
める必要があるのに対し、これが大きいときには
若干の誤差が許される。
人間の視覚特性上、(1−a)(X−Y)の絶対値
が小さいときには比較的厳密にデイジタル値を求
める必要があるのに対し、これが大きいときには
若干の誤差が許される。
第4図はこのための非線型A−D変換器37の
特性の1例を示すものである。すなわち、|X−
Y|の小さいときには、ほぼ1/2×|X−Y|
となる如く、また大きいときには|X−Y|とな
る如く、入力(アナログ)−出力(デイジタル)
特性をもたせる。そして|X−Y|の大きなとこ
ろには量子化のキザミを大きくする。
特性の1例を示すものである。すなわち、|X−
Y|の小さいときには、ほぼ1/2×|X−Y|
となる如く、また大きいときには|X−Y|とな
る如く、入力(アナログ)−出力(デイジタル)
特性をもたせる。そして|X−Y|の大きなとこ
ろには量子化のキザミを大きくする。
このような特性の回路は従来からある差動
PCM回路の比較回路から容易に類推される。
PCM回路の比較回路から容易に類推される。
第5図はこの実施例を示すものである。簡単に
説明すると入力信号XとD−A変換器35出力Y
の差分(X−Y)は比較器41,42,43,4
4,…,49に共通に加えられる。比較器の比較
電圧は高位+V4から低位−V4に順番に並んでい
る。いま、ある電圧(X−Y)が与えられると高
位の比較器は0に、低位の比較器は1となる。そ
の境界に対応する相隣る比較器の出力を2入力と
するアンド回路のみ“1”となり、オアマトリク
ス50によりこれに対応するデイジタル値を出力
することになる。
説明すると入力信号XとD−A変換器35出力Y
の差分(X−Y)は比較器41,42,43,4
4,…,49に共通に加えられる。比較器の比較
電圧は高位+V4から低位−V4に順番に並んでい
る。いま、ある電圧(X−Y)が与えられると高
位の比較器は0に、低位の比較器は1となる。そ
の境界に対応する相隣る比較器の出力を2入力と
するアンド回路のみ“1”となり、オアマトリク
ス50によりこれに対応するデイジタル値を出力
することになる。
以上の如く、本考案によれば高価なA−D変換
器を用いることなく、雑音抑圧装置(ノイズリデ
ユーサ)を実現できる。なお、下記の如き変形も
可能である。
器を用いることなく、雑音抑圧装置(ノイズリデ
ユーサ)を実現できる。なお、下記の如き変形も
可能である。
(1) 公知のノイズリデユーサにみられる如く、カ
ラーTV信号を扱うときにはフレームメモリ3
3の入力部または出力に色信号成分の位相を反
転するクロマインバータを挿入するか、フレー
ムメモリを偶数(2)フレーム分持つ。
ラーTV信号を扱うときにはフレームメモリ3
3の入力部または出力に色信号成分の位相を反
転するクロマインバータを挿入するか、フレー
ムメモリを偶数(2)フレーム分持つ。
(2) オアマトリクスは通常のROMに置き換えら
れる。
れる。
(3) ROMを複数個備え、周囲の画素の状況から
適応的に選択する。画像信号の雑音の大きさを
自動的または人為的に測定して切替えることも
可能である。
適応的に選択する。画像信号の雑音の大きさを
自動的または人為的に測定して切替えることも
可能である。
(4) 第3図に示すように、デイジタル信号出力端
子21,22のみでなく、アナログ出力端子2
3を設けることができる。
子21,22のみでなく、アナログ出力端子2
3を設けることができる。
(5) 説明では省略したが、たとえば非線型A−D
変換器37で信号に時間遅れがあるときには対
応する経路に補償用の遅延回路を置く。このた
めフレームメモリ33は厳密には1フレーム時
間より短かい遅延時間となる。
変換器37で信号に時間遅れがあるときには対
応する経路に補償用の遅延回路を置く。このた
めフレームメモリ33は厳密には1フレーム時
間より短かい遅延時間となる。
(6) すでに差動PCM回路でよく行なわれる方法
の多くは、本ノイズリデユーサに採用すること
ができる。たとえば、差分(X−Y)を低域
波器を経由して比較器に加えることなども可能
である。
の多くは、本ノイズリデユーサに採用すること
ができる。たとえば、差分(X−Y)を低域
波器を経由して比較器に加えることなども可能
である。
(7) 非線型A−D変換器37において、|X−Y
|が大きな値をとつたときにキザミを大きくす
るのはあくまで経済化のためのオプシヨンであ
り、小さな値のままとすることは任意である。
|が大きな値をとつたときにキザミを大きくす
るのはあくまで経済化のためのオプシヨンであ
り、小さな値のままとすることは任意である。
(8) その他これまでノイズリデユーサとして行な
われてきた改良、たとえば、(X−Y)と(1
−a)(X−Y)の特性、各種の適応的制御は
本考案においても実施可能である。
われてきた改良、たとえば、(X−Y)と(1
−a)(X−Y)の特性、各種の適応的制御は
本考案においても実施可能である。
第1図、第2図は従来装置の構成図、第3図は
本考案の実施例におけるノイズリデユーサの構成
図、第4図は非線型A−D変換器の特性の1例、
第5図はその1実施例の回路図である。 20……入力端子、21,22,23……出力
端子、33……フレームメモリ、35……D−A
変換器、36,38……加算器、37……非線型
A−D変換器。
本考案の実施例におけるノイズリデユーサの構成
図、第4図は非線型A−D変換器の特性の1例、
第5図はその1実施例の回路図である。 20……入力端子、21,22,23……出力
端子、33……フレームメモリ、35……D−A
変換器、36,38……加算器、37……非線型
A−D変換器。
Claims (1)
- アナログ入力テレビジヨン信号源と、デイジタ
ル化された信号を記憶するフレームメモリと、上
記フレームメモリの出力信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器と、上記入力テレビジヨン信
号と上記D/A変換器の出力アナログ信号の差信
号を上記差信号の絶対値に応じて非線形デイジタ
ル変換する回路と、上記非線形デイジタル変換す
る回路出力を上記フレームメモリの出力に加算す
る回路を具備してなることを特徴とするテレビジ
ヨン信号の雑音抑圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9362080U JPS635308Y2 (ja) | 1980-07-04 | 1980-07-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9362080U JPS635308Y2 (ja) | 1980-07-04 | 1980-07-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5719669U JPS5719669U (ja) | 1982-02-01 |
JPS635308Y2 true JPS635308Y2 (ja) | 1988-02-13 |
Family
ID=29455559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9362080U Expired JPS635308Y2 (ja) | 1980-07-04 | 1980-07-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS635308Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2587410B2 (ja) * | 1986-06-03 | 1997-03-05 | 日本電気株式会社 | デジタル画像処理装置 |
-
1980
- 1980-07-04 JP JP9362080U patent/JPS635308Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5719669U (ja) | 1982-02-01 |
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