JP2574803B2 - カラ−テレビジョン信号の雑音軽減回路 - Google Patents

カラ−テレビジョン信号の雑音軽減回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラーテレビジョン信号の雑音軽減回路に係
り、特に搬送色信号が輝度信号の高周波帯に重畳された
複合カラーテレビジョン信号の処理に好適な雑音軽減回
路に関する。
〔従来の技術〕
従来のフレーム巡回型雑音軽減回路は特開昭53−6122
6号や特開昭58−115995号等に記載のように、入力され
た複合カラーテレビジョン信号(第1の信号)に対し、
1フレーム周期遅延し、搬送色信号Cの極性が一致した
第2の信号を利用し、雑音軽減演算回路で雑音の軽減さ
れた第3の信号を作成し、これをフレームメモリに入力
し、1フレーム遅延した信号に対しラインメモリを用い
た色位相補正回路により上記第2の信号を作成してい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術に用いられているラインメモリを利用し
た色位相補正回路は搬送色信号と同じ空間周波数スペク
トラムを使用する輝度(例えば細い斜め模様)も搬送色
信号とみなして極性反転してしまう。そのためこのよう
な輝度信号に対しては信号が減衰したり、雑音が軽減さ
れなかったり、フリッカ状の画質劣化が生じたりして雑
音軽減の目的をはたさないという問題があった。
色位相補正回路にフレームメモリを利用した例が特開
昭55−10201号(第3の公知例)に開示されているが、
雑音軽減演算回路出力を1フレーム遅延した信号と雑音
軽減されていない入力信号とを利用して色位相補正回路
を構成しているため、入力信号に含まれている雑音成分
が色位相補正回路を経由して雑音を軽減させる演算回路
に入ってしまうため、本来の目的である雑音軽減ができ
ないという問題があった。
本発明の目的は上述した問題を解決し、斜め模様に対
して正しく雑音を軽減できる新しい雑音軽減回路を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、色位相補正回路の入力信号として演算回
路の雑音を軽減された出力信号を1フレーム遅延させる
フレームメモリの入出力信号を利用し、フレームメモリ
の入出力信号を利用した動き検出回路により上記位相回
路を制御することにより達成される。
〔作用〕
上記色位相補正回路は、雑音を軽減させる演算回路の
出力信号とその1フレーム遅延信号を利用しているた
め、上記第3の公知例のように入力信号に含まれる雑音
成分が混入することなく、正しい雑音軽減動作が実現で
きる。さらにフレームメモリを用いて同一画素間の演算
による色位相補正を行なっているので輝度信号は斜め模
様であっても色信号と誤ることはなく、正しい位相補正
が行なわれ、そこに含まれている雑音成分のみが軽減で
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。同
図において、入力端子1に入力された複合カラーテレビ
ジョン信号(第1の信号A)は演算回路2において、各
位相補正回路5で搬送色信号の極性が反転された1フレ
ーム前の雑音を軽減された信号B(第2の信号)を利用
して雑音軽減の演算が施され、雑音の軽減された信号D
(第3の信号)が出力端子3に出力される。雑音の軽減
された第3の信号Dはフレームメモリ4に入力される。
色位相補正回路5はフレームメモリの入出力信号を利用
して1フレーム前の信号の搬送色信号が反転された信号
Bを出力する。色位相補正回路5は動き検出回路6で抽
出された動きの情報を表す動き係数kで制御され、動画
部分では1フレーム周期離れた信号でなく、信号Dに対
して1ライン周期離れた信号を利用した色位相補正動作
を行なう。
上記原理構成図において、演算回路2、フレームメモ
リ4、色位相補正回路5のループの遅延時間は正確に1
フレーム周期に等しい。一方、色位相補正回路5及び動
き検出回路6では信号Dに対し正確に1フレーム周期離
れた信号を利用する。この遅延時間の条件を満たす具体
的な一実施例を第2図に示す。同図においては、第1図
に示した演算回路2及び色位相補正回路5のブロック図
が示されている。演算回路2では、入力信号Aと、1フ
レーム遅延された雑音が除去され、搬送色信号の位相が
信号Aと一致させた信号Bとを入力し、減算回路7、非
線形回路8、加算回路9により次式に示す雑音軽減の演
算を行なう。
D=A+α(B−A) (1) =(1−α)A+αB (2) すなわち、減算回路7で得られたフレーム差信号(B
−A)に対し非線形回路8で非線形係数αを乗算する。
αはフレーム差が小さい場合は1に近づけ、大きくなる
に従がい0に近づける。これにより静止画像部分では式
(2)のように、フレーム遅延信号の割合が大きくなり
フレーム巡回演算が行なわれ、動画部分ではαが0に近
づき、入力信号がそのまま出力され、残像の発生を防い
でいる。同図の色位相補正回路5では、フレームメモリ
4の入出力信号から動き係数kに制御された動き適応型
のYC分離回路10により信号Dに対する輝度信号と搬送色
信号Cが分離され、極性反転回路11で極性反転されて加
算回路でY信号と合成される。この信号を略フレーム周
期の遅延量を持つフレームメモリ13に入力し、その出力
として信号Aに対し正確に1フレーム周期遅延した信号
Bを得る。フレームメモリ13の遅延時間Tは演算回路2
及び、YC分離回路10とその出力加算回路12の夫々の遅延
時間の和をdとすると、 T=TF−d (3) TF:フレーム周期 と表される。フレームメモリ13の遅延時間が上式を満足
すれば、フレームメモリ13の出力信号Bは信号Aに対し
丁度1フレーム周期遅れた信号となる。
第3図は本発明の他の実施例の構成を示す。同図にお
いては、2ヶのフレームメモリ14,16と、遅延時間dの
遅延回路15,17を図示のように縦続接続し、フレーム差
のみならず2フレーム差信号も利用して複合カラーテレ
ビ信号の動き情報をより正確に抽出する動き検出回路19
とそれを利用した動き適応型YC分離回路18に本発明の雑
音軽減回路を適用し、第2図実施例で必要であったフレ
ームメモリ13を省くものである。すなわち、遅延時間
(TF−d)を有するフレームメモリ14の出力と、これよ
り1フレーム周期遅れたフレームメモリ16の出力信号と
を利用して動き適応型YC分離回路20で信号Dに対し(TF
−d)だけ遅れた信号に対するYC分離出力Y,Cを得る。
極性反転回路22と加算回路23により、C信号の極性を反
転してY信号と加え合せて、信号Aに対して1フレーム
遅延し、搬送色信号位相が同位相となった信号Bを得
る。動き適応型YC分離回路20は同回路18に対して(TF
d)だけ遅延した信号を処理している。従って動き検出
回路19の出力信号である動き係数kをフレームメモリ21
で(TF−d)だけ遅延させてYC分離回路20に供給する。
フレームメモリ21と第2図のフレームメモリ13は同じ遅
延時間を有しているが、前者は動き係数kを記憶するも
のであり、kはたかだか4ビット(16レベル)程度の精
度でよい。
一方、後者は8ビット精度を必要とするので、フレー
ムメモリ21のメモリ容量はフレームメモリ13の1/2でよ
い。
第4図(a)は動き適応型のYC分離回路10,18,20等の
具体的な一実施例を示す。すなわち、入力端子26,27に
入力された互いに1フレーム周期離れた信号D,Eに対
し、ラインメモリ28、減算回路29、乗算回路31、減算回
路32、加算回路33、及び帯域通過フィルタ34、係数回路
35により、信号Eに対応する搬送色信号Cは と表される。ここに信号Gは信号Dを1ライン周期遅ら
せた信号であり、HBPFはBPF34の伝達特性を示す。式
(4)は次のように変形できる。
すなわち出力信号Cはフレーム差信号(D−E)とラ
イン差信号(D−G)を動き係数k(0k1)で混
合したものである。動き係数kは静止部分は“1"に、動
画部分では“0"に近づくよう設定される。信号Dから出
力信号Cまでの遅延時間をd1とすると、遅延回路36、減
算回路37により、信号Dをd1だけ遅延させてC信号を減
算すると所望の輝度信号Yが出力端子38に得られる。
第4図(b)は動き検出回路19の一実施例の構成を示
す。同図において、信号Dに対し、1フレーム,2フレー
ム遅延した信号E,Fを用い、減算回路43,44で1フレーム
差,2フレーム差の信号を得る。フレーム差信号は低域通
過フィルタ(LPF)45で搬送色信号成分を除去する。2
フレーム差信号は、LPF45の遅延時間d1をもつ遅延回路4
7で遅延させ、両信号を絶対値回路46,48で夫々の絶対値
をとり、加算回路49で加算すると、加算回路49の出力と
して、静止画像で“0"となり、動画部分で有意の動き情
報を表す出力信号が得られる。これを変換回路50で4ビ
ットの動き係数kに変換する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複合カラーテレビジョン信号の輝度
信号,色信号のすべての空間周波帯域にわたってフレー
ム巡回型の雑音軽減が可能になり、カラーテレビジョン
信号の高品質化に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図はいずれも本発明の実施例の構成図、第4図
はその要部の構成図を示す。 1,26,27,40,41,42……入力端子、2……演算回路、 3,24,25,38,39,51……出力端子、4,13,14,16,21……フ
レームメモリ、5……色位相補正回路、6,19……動き検
出回路、7,9,12,23,29,32,33,37,43,44,49……加(減)
算回路、8……非線形回路、10,18,20……YC分離回路、
11,22……極性反転回路、 15,17,36,47……遅延回路、28……ラインメモリ、31,35
……係数回路、 34,45……フィルタ、46,48……絶対値回路、50……変換
回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合カラーテレビジョン信号の雑音を軽減
    するフレーム巡回型構成の雑音軽減回路において、 第1の複合カラーテレビジョン信号と、該第1の信号に
    対し1フレーム周期遅延し、搬送色信号の極性が一致し
    た第2の信号とを入力とし、雑音の軽減された第3の信
    号を出力する演算回路と、 上記第3の信号を1フレーム遅延させるフレームメモリ
    と、 該フレームメモリの入出力信号を利用した動き検出回路
    と、 上記フレームメモリの入出力信号を利用し、上記動き検
    出回路の出力信号により制御され、上記第2の信号を出
    力する色位相補正回路と、 を有すること特徴とするカラーテレビジョン信号の雑音
    軽減回路。
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