JPS635192B2 - - Google Patents

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JPS635192B2
JPS635192B2 JP59024518A JP2451884A JPS635192B2 JP S635192 B2 JPS635192 B2 JP S635192B2 JP 59024518 A JP59024518 A JP 59024518A JP 2451884 A JP2451884 A JP 2451884A JP S635192 B2 JPS635192 B2 JP S635192B2
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JP
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reel
copper wire
wire
electrode
reels
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JP59024518A
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JPS59159278A (ja
Inventor
Shuraibaa Peetaa
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Fael SA
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Fael SA
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Publication date
Application filed by Fael SA filed Critical Fael SA
Publication of JPS59159278A publication Critical patent/JPS59159278A/ja
Publication of JPS635192B2 publication Critical patent/JPS635192B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/02Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by mechanical features, e.g. shape
    • B23K35/0205Non-consumable electrodes; C-electrodes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/06Resistance welding; Severing by resistance heating using roller electrodes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/309Wire electrodes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続的なワイヤ電極を用いて電気抵
抗シーム溶接を行なう方法及び装置に関する。こ
の方法及び装置においては、ワイヤ電極を第1の
電極リール上、及びこの第1の電極リールに対向
する第2の電極リール上を、複数の案内転向ロー
ラを介して通過させる。前記リール上を走行中の
ワイヤ電極部分は、互いにプレスされる該リール
により所定溶接力でプレスされ、一方、該リール
の一方から該ワイヤ電極と、該ワイヤ部分間に介
挿され重なり合つたワークピースの端部とを介し
て他方のリールへ電流が流されて、そのワークピ
ース端部が溶接される。
このタイプの溶接装置がスイス特許第436513号
に開示されている。この公知装置の作動中、ワイ
ヤ電極は、第1の電極リール上を走行する際、溶
接区域の溶接力及び温度の下で断面積が減少する
とともにワイヤ電極の当初の長さが増大する。第
1の電極リール上を走行中の未だ伸ばされていな
いワイヤ部分の走行速度に比して、伸びたワイヤ
電極部分が第2の電極リール上を通過する際に加
速するのを防止するため、該2つのリール間にワ
イヤのループを形成させて受容するとともに、リ
ールに圧力が加えられていないときこのループを
引き締める手段が設けられている。
電気抵抗シーム溶接を行なう他の公知装置がス
イス特許第519961号に開示されている。この装置
では、当初円形断面を有するワイヤ電極が、第1
の電極リール上を走行する前に、1対の被駆動プ
レスローラにより、平らな断面形状にプレスされ
る。この圧延工程中に、ワイヤ電極は強度を増し
て伸びを小さくするので、溶接区域では最早ワイ
ヤは伸びず、それ故ループ引き締め装置を設ける
必要が無くなつている。従つて、この装置に用い
られるワイヤ電極は『硬質ワイヤ』である。
かかる『硬質ワイヤ』の使用に係るこの思想は
スイス特許第536163号に更に詳しく記載されてい
る。該特許では、例えば銅線等の丸いワイヤが、
仕上げ圧延工程前より50%高い弾性限度における
引張強さ(例えば13Kg−f/mm2)、好ましくは100
%高い弾性限度における引張強さ(例えば、18Kg
−f/mm2)に達するまで、仕上げ圧延される。
一般的には、電気抵抗シーム溶接用ワイヤ電極
として硬質ワイヤを用いれば、溶接区域を最初に
走行する際の該電極の伸びはほぼ防止され得る。
しかし、硬質ワイヤは溶接圧力の下で溶接される
べきワークピースに良く合致しないし、硬質ワイ
ヤを電極リール及び転向ローラ上を適切に通過さ
せるのに比較的に大きな転向力を要するし、硬質
ワイヤは脆いので装置の故障を誘発する危険が大
きい。
従つて、本発明の目的は、硬質ワイヤ電極を用
いる必要が無いとともに、溶接シームの品質を低
下させずに第1及び第2リール間のループ引き締
め装置を除去することの出来る電気抵抗シーム溶
接方法及び装置を提供することである。
本発明の他の目的は、ワイヤ電極が銅線すなわ
ち銅ワイヤから成り、この銅ワイヤが当該装置に
入るとき11ないし13Kg−f/mm2の弾性限度におけ
る引張強さと26ないし17%の破断時伸び率とを有
し、リールが60ないし70Kgの力で互いに押圧さ
れ、該銅ワイヤがリール上及びリール間を通過す
る際10Kg−f/mm2より小さな引張り応力が生じる
ように構成された上記タイプの方法及び装置を提
供することである。リールが10ないし30℃の運転
温度に保たれているとき、該ワイヤは第1のリー
ル上を通過する際最大6%伸ばされ、第2のリー
ル上を通過する際更に最大6%伸ばされる。
本発明の他の目的は、該ワイヤが、当該装置に
入るとき、約12Kg−f/mm2の弾性限度における引
張強さと約21%の破断時伸び率とを有する方法及
び装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、該ワイヤ中に、リー
ル上及びリール間を通過する際2ないし6Kg−
f/mm2の引張応力が生じるように構成された方法
及び装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、リールの周りのワイ
ヤを駆送するべく第2のリールをモータ駆動して
第1のリールを回転させるとともに、介挿された
ワークピース端部を前進させ、また、ワイヤが第
1のリールに達する前にワイヤに6Kg−f/mm2
最大引張応力を生ぜしめるように構成することで
ある。
本発明の更に他の目的は、銅ワイヤに最大10Kg
−f/mm2の引張応力を与えるべく銅ワイヤを第2
のリールから引き離すように構成された方法及び
装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、銅ワイヤが円形断面
と11Kg−f/mm2より小さな弾性限度における引張
強さと30%より大きな破断時伸び率とを当初有
し、この円形断面のワイヤを1対のプレスローラ
のニツプを通過させることによりほぼ矩形の断面
形状にし、ワイヤの断面積を最大10%減少させる
ように構成された方法及び装置を提供することで
ある。
本発明の更に他の目的は、プレスローラと第1
のリールとの間でワイヤ中の引張応力を3ないし
6Kg−f/mm2の範囲のほぼ一定の値に保つべくプ
レスローラ対と第1のリールとの間で錘若しくは
スプリングにより付勢されるダンシングローラを
ワイヤに掛けるように構成された方法及び装置を
提供することである。
本発明の他の目的、利点、及び新規の特徴事項
は、添付図面及び下記の記載から更に明白とな
る。
第1図に示した溶接装置は、軸12の回りに回
転自在の第1の底部電極リール11がその上に取
付けられた溶接支持アーム10Aを有するフレー
ム10を含む。第2の上部電極リール13は、第
1の電極リールと同一垂直面内で第1の電極リー
ルに相対している。第2のリールはシヤフト14
に固着されており、シヤフト14は、上部プレー
ト16によりロツド17に連結された1対の軸支
持バー15に回転自在に取付けられ、ロツド17
は、フレーム10に取付けられたスリーブ18に
嵌合している。このスリーブはカラー19を有
し、スプリング21は、ロツド17及びスリーブ
18を囲繞しカラー19及びプレート16間で伸
長してバー15及びリール13を第1の電極リー
ル11の方へ下方に押圧している。
シヤフト14は、第2の電極リール13を矢方
向に回転させる駆動モータ22に連結されてい
る。リール13及びそのシヤフト14は、適宜の
方法で当該装置から電気的に絶縁されている。そ
して、電気溶接変圧器24の低圧側巻線23は、
一端がフレーム10に、他端がシヤフト14及び
リール13に、電気的に接続されている。交流電
流源(図示せず)を、シーム溶接を行なうため変
圧器24の高圧側巻線25に接続することが出来
る。リール11は、その軸12を介してフレーム
10に電気的に接続されている。
第2図から分る通り、両リール11,13は、
連続的なワイヤ電極28を受容し案内するための
案内溝26,27がその周縁部に沿つて設けられ
ている。このワイヤ電極は銅製であり、ほぼ矩形
の断面を有するが、この矩形断面は、次に第1図
を参照して説明する態様で、当初円形断面のワイ
ヤを平らに圧延することによつて形成されたもの
である。
同一垂直面内で僅かに離れて配設された1対の
プレスローラ29,31は、その相対する縁部
に、案内溝26,27に類似した周溝を有する。
一方のプレスローラ29は、この上方ローラを
回転させて、丸いワイヤがプレスローラ間を通る
とき底部のプレスローラ31を回転させるための
駆動モータ32に連結されている。円形断面を有
する銅ワイヤ28Aがプレスローラ間のギヤツプ
を介して送られるが、このギヤツプは、該銅ワイ
ヤがプレスローラ29,31を通過するとき第2
図に示したようなほぼ矩形の断面形状に圧延され
るように、調整されている。ローラ29,31を
通過した後、ワイヤ電極はテンシヨンローラ若し
くはダンシングローラ33の下を走行する。この
ローラ33の軸34は、下端部が係留されたスプ
リング36により下方に弾力的に付勢された可動
ベアリング部材35に取り付けられている。以下
に更に詳しく説明するように、特定の引張応力を
ワイヤに与えるために、錘(図示せず)をベアリ
ング部材35から下垂させることも出来る。
次に、銅ワイヤは、それぞれの軸の回りに回転
自在に取付けられた案内転向ローラ37,38,
39,41上を通過する。この電極ワイヤは次に
底部電極リール11の周囲の約2/3の回りを通過
し、それぞれの軸の回りに回転自在にフレーム1
0に取付けられた案内転向ローラ42,43,4
4上を通過する。電極ワイヤは次に上部電極リー
ル13の周囲の約2/3を矢方向に回つて通過し、
その後、ワイヤは案内転向ローラ45上を通過し
て、後に詳記する如く電極ワイヤを上部リールか
ら引き離すべく設けられた装置46に到る。
互いにシーム溶接されるべき1対のワークピー
ス若しくは1つの筒状のワークピースの端部4
7,48が第2図に示したように重ね合わされて
電極リール11,13間を通過させられる。しか
し、端部47,48は、リールには直接接触せ
ず、電極ワイヤ28のリールを回つている部分に
接触するのみである。従つて、ブリキ板のワーク
ピース端部を溶接するとき、溶接中に表面から溶
けてワークピース端部を融合させる錫は、リール
11,13に付着せず銅ワイヤ28に付着するの
みであり、このワイヤと共に溶接区域から運び去
られる。
銅ワイヤが上部電極リールを通過した後このワ
イヤを引き離すための装置46は、並行な軸を有
して離隔され並置された1対のドラム49,51
を含む。一方のドラム51のみがこのドラムを矢
方向に回転させる駆動モータ52に連結されてい
る。銅ワイヤは、図示したように、両ドラムの周
囲の一部分に数回巻回される。3つの転向ローラ
54,55,56上に案内されたエンドレスベル
ト53はドラム51の周囲を押圧する。ローラ5
6の軸57は、ベルト53をドラム51の回りに
張つてドラムの回転中ベルトを動かすため、係留
されたスプリング58に固着されている。装置4
6を通過した後、銅ワイヤ28は、ガイドチユー
ブ59に挿通される。ガイドチユーブ59はこの
ワイヤを、材料再使用のため銅ワイヤを短片に切
断するチヨツパ61内へ案内する。
作動時、第2の電極リール13はモータ22に
より矢方向に回転される。これにより銅ワイヤ2
8は矢方向に摩擦駆動されるのでリール11も矢
方向に回転され、互いにシーム溶接されるべく重
ね合わされて介挿されたワークピースの端部4
7,48はこれらと摩擦係合して矢方向に進めら
れる。スプリング21は60ないし70Kgの範囲の溶
接力を発生させるように設計されており、この力
によつて、ワークピース端部47,48を押圧し
ている銅ワイヤに8ないし10Kg−f/mm2の範囲の
圧縮応力が与えられる。溶接変圧器24は、ワー
クピース端部47,48を流れてこれらを互いに
溶接させる4000ないし5000アンペアの範囲の強度
の交流溶接電流を生成する。そして、電極リール
11,13は例えば軸12及びシヤフト14の穴
を介して供給、排出される冷却媒体62により冷
却され、電極リール及びこれらを回る銅線の温度
は10ないし30℃の範囲内に保たれる。
上記したように、ワイヤ電極として作用する銅
ワイヤ28は、プレスローラ29,31によつて
送られ、所望の矩形断面形状に圧延される。ワイ
ヤ28には、ブリキ板のワークピース端部を溶接
するとき錫が付着するが、このワイヤは、ローラ
45を回つた後、装置46によりリール13から
引き離される。
ここで、本発明に従つて用いられる銅ワイヤ2
8の詳細について説明する。円形断面を有する銅
ワイヤ28Aが出発材料として用いられ、その破
壊強さσB(第3図)は22ないし23Kg−f/mm2の範
囲内にある。第3図のグラフは、このような銅ワ
イヤについては、弾性限度すなわち最も一般的に
は0.2%とされる最大伸び時における引張強さは
10ないし11Kg−f/mm2であり、破断時伸び率εB
30%と40%との間にあることを示す。これらの機
械的特性を有する銅ワイヤは普通『軟質ワイヤ』
と呼ばれている。ワークピース端部47,48が
0.10ないし0.40mmの厚みの金属シートならば、ワ
イヤ電極の出発材料としての銅ワイヤ28Aは
1.37mmの直径を有するのが好ましいが、この場合
断面積は1.5mm2となる。
銅ワイヤ28Aはプレスローラ29,31間で
再整形され、その圧延後の銅ワイヤ28は2.0×
0.7mmの寸法を有するほぼ矩形の断面を有する。
圧延工程中に、ワイヤの断面積は、例えば1.5mm2
から約1.4mm2へ、最大10%低減され、のことによ
り、破壊強さσBは23.5ないし25Kg−f/mm2の範囲
に増加し、破断時伸び率εBは26ないし17%の範囲
内の値に低減され、弾性限度における引張強さσS
は11ないし13Kg−f/mm2へ増加する。これらの機
械的特性を有する銅ワイヤはなお『軟質ワイヤ』
として分類される。またローラ29,31を駆動
するべく設けられたモータ32は約1.2kWの出力
を有するのが好ましいことに留意するべきであ
る。
ダンシングローラ33は、電極リール11へ向
かつて走行中のワイヤ電極28中の引張応力をほ
ぼ一定の値に保つ。ローラ37,38間のワイヤ
部分の引張応力は3ないし4Kg−f/mm2であるの
が好ましく、ローラ39,41間のワイヤ部分の
引張応力は5ないし6Kg−f/mm2であるのが好ま
しい。また、溶接工程中に電極リール11を回る
銅ワイヤ部分は、モータ駆動される上部電極リー
ルにより発生される張力によつて駆動されるのみ
ならず、摩擦駆動される重ね合わされたワークピ
ース端部によつても駆動されるため、底部電極リ
ール11を回つて走行する際の銅ワイヤ中の引張
応力は減少する。例えば、リール11とローラ4
2との間のワイヤ部分では、引張応力は2ないし
3Kg−f/mm2である。上部電極リール13に向か
つて更に走行する際、ローラ42,43,44の
いずれを通過する際にも銅ワイヤ28の引張応力
は増加する。斯くして、例えば、ローラ43,4
4間のワイヤ部分中の引張応力は4ないし5Kg−
f/mm2の範囲の値となり、ローラ44とリール1
3との間のワイヤ部分中の引張応力は5ないし6
Kg−f/mm2の範囲の値となる。更に、上部電極リ
ールを駆動するモータ22は、約0.375kWの動力
をシヤフト14に加えるのが好ましい。
ワイヤ引き離し装置46は、銅ワイヤ28がリ
ール13にきちんと巻き付くことを確実にするた
め、ローラ45とドラム49,51との間のワイ
ヤ部分に8ないし10Kg−f/mm2の範囲内の引張応
力を発生させるのが好ましい。ドラム51を駆動
するモータ52は約1.0kWの出力を有する。
銅ワイヤ28の様々のワイヤ部分中の引張応力
は明らかに、許容し得る弾性限度における引張強
さσSを下回つているので、ワイヤの永久的伸びが
防止されることが分る。これに対して、電極1
1,13間の溶接区域では銅ワイヤ28はスプリ
ング21の作用させる溶接力の下で圧延されるの
で、該溶接区域を通過する毎に銅ワイヤは或る程
度伸びる。ワイヤ28が第2の電極13を回つて
走行する際に生じるワイヤの伸びはワイヤ引き離
し装置46によつて吸収されるので溶接には全く
影響しない。しかし、底部電極11を回つて走行
する際の銅ワイヤ28の伸びは別問題である。
溶接力と、電極リールの温度と、底部及び上部
電極リール間のワイヤ部分の引張応力とが上記の
値をとる場合、銅ワイヤ28が底部電極リール1
1を回つて走行し、溶接が行なわれる際に該ワイ
ヤが約5%伸びることを既に説明した。銅ワイヤ
は上部電極リール13を回つて走行する際更にほ
ぼ同程度伸びる。それ故、ワークピース端部4
7,48に接触してゆく銅ワイヤの2部分の送り
速度は約10%異なる。2つのワークピース端部4
7,48の送り速度は、溶接区域における下方及
び上方のワイヤ部分の送り速度の算術平均値に等
しい。これにより、底部電極11の回りを走行中
のワイヤ部分と下方のワークピース端部47との
間に約5%のスリツプが生じるとともに、上部電
極13の回りを走行中のワイヤ部分と上方のワー
クピース端部48との間に同じく約5%のスリツ
プが逆方向に生じる。しかしながら、思いがけな
いことであつたが、このスリツプはシーム溶接の
品質には全く悪影響を与えないことが分つた。実
際には、このスリツプは、ワイヤ電極としての銅
ワイヤの12%の伸びに相当する±6%まで増加す
ることさえ許される。
溶接区域を最初に通過する際に追加的伸びが生
じないような高い弾性限度における強さを有する
硬質銅ワイヤをワイヤ電極として用いざるを得な
いとする従来支配的であつた見解に反して、本発
明によれば、弾性限度において僅か11ないし13Kg
−f/mm2の許容し得る引張強さを有する銅ワイヤ
をワイヤ電極として用いることが出来る。このよ
うな銅ワイヤは、『軟質ワイヤ』として分類され
るのであるが、硬質ワイヤより硬くないし脆くも
ないので、取り扱いがはるかに容易であるととも
に溶接装置の多数のローラ上を比較的に小さな力
で転向させ案内することが出来、従つて、ワイヤ
中の引張応力を減少させることを可能ならしめる
ものである。『軟質』ワイヤを用いることの別の
利点は、『軟質』ワイヤは、硬質ワイヤに比して、
溶接されるべきワークピース端部の表面に容易に
順応してシームの品質を高める結果になるという
ことである。また、『軟質ワイヤ』は硬質ワイヤ
より脆くないので、修理上の問題を起こし難い。
明らかに、以上の教示に鑑みて本発明の様々の
変形例を作ることが可能である。従つて、特許請
求の範囲の内で上記実施例以外の態様で本発明を
実施し得ることが理解されねばならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、連続的なワイヤ電極を用いる本発明
の電気抵抗シーム溶接装置の略側面図である。第
2図は、第1図の装置の第1及び第2の電極リー
ルにおける溶接区域の拡大垂直断面図である。第
3図は銅の応力ひずみ特性を示すグラフである。 図中符号、10……フレーム、11,13……
電極リール、21……スプリング、22……駆動
モータ、24……変圧器、27……ワイヤ電極、
28A……銅ワイヤ、37,38,39,41,
42,43,44,45……案内転向ローラ、4
7,48……ワークピース端部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の案内転向ローラを介して連続的なワイ
    ヤ電極を第1の電極リール及び第2の電極リール
    上を順次通過させ、前記ワイヤ電極を、互いに対
    向させて、相互にシーム溶接されるべく介挿され
    たワークピースに対して前記リールにより所定の
    溶接力で押圧しつつ、前記リール上を通過させ、
    前記リールの中の一方のリールから前記ワイヤ電
    極及び前記介挿されたワークピースを介して前記
    リールの中の他方のリールへ電流を流し、前記リ
    ールを介して前記ワークピースを送るため前記ワ
    イヤ電極をモータ駆動する電気抵抗シーム溶接方
    法において、11及び13Kg−f/mm2の間の弾性限度
    における引張強さと26ないし17%の範囲の破断時
    伸び率とを有する銅線を前記ワイヤ電極として用
    い、60ないし70Kgの力で前記リールを互いに押圧
    して前記銅線が前記リール上及び前記リール間を
    通過する際10Kg−f/mm2より小さな引張応力を該
    銅線中に発生させ、前記リールを10ないし30℃の
    運転温度に保ち、前記銅線は前記第1のリールを
    通る際最大6%伸び前記第2のリールを通る際更
    に最大6%伸びることを特徴とする方法。 2 約12Kg−f/mm2の弾性限度における引張強さ
    と約21%の破断時伸び率とを有する前記銅線を用
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。 3 前記リール上及び前記リール間を通過する際
    前記銅線に2ないし6Kg−f/mm2の引張応力を発
    生させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 4 モータにより、前記第2のリールを駆動して
    前記リールの周りの前記銅線を駆動し、前記第1
    のリールを回転させるとともに前記介挿されたワ
    ークピースを前進させ、前記銅線が前記第1のリ
    ールに到着する前に前記銅線に6Kg−f/mm2の最
    大引張応力を発生させることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 5 前記銅線に最大10Kg−f/mm2の引張応力を発
    生させるため前記銅線を前記第2のリールから引
    き離すことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 6 円形断面と、11Kg−f/mm2より小さな弾性限
    度における引張強さと、30%より大きな破断時伸
    び率とを当初有する前記銅線を選択し、その後こ
    の円形断面の銅線を1対のプレスローラのニツプ
    を通過させることによりほぼ矩形の断面を有する
    形状に再整形して該銅線の断面積を最大10%減少
    させることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 7 前記プレスローラと前記第1のリールとの間
    で前記銅線中の引張応力を3ないし6Kg−f/mm2
    の範囲のほぼ一定の値に保つため、前記プレスロ
    ーラと前記第1のリールとの間で前記銅線に錘若
    しくはスプリングで付勢したダンシングローラを
    作用させることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項に記載の方法。 8 縁が対向した第1及び第2の電極リール及び
    回転自在にその上に取り付けられた案内転向ロー
    ラとを有するフレームと、前記第1のリール上を
    通過して前記案内転向ローラを経由して前記第2
    のリール上を通過する連続的なワイヤ電極と、前
    記リールの中の1方のリールを駆動する手段と、
    60ないし70Kgの溶接力で前記リールを相互に押圧
    させて前記の力を、前記ワイヤの前記リール上を
    通過する部分の間に置かれて重ね合わされたワー
    クピース端部に加える手段と、前記リールの中の
    1方のリールから前記ワイヤ電極及び前記の介挿
    されたワークピース端部を介して他方のリールへ
    電流を流し該ワークピース端部を互いに接合させ
    る手段と、前記リールを10ないし30℃の範囲の運
    転温度に冷却する手段とから成り、前記ワイヤ電
    極は、前記第1のリール上を通過する前は11ない
    し13Kg−f/mm2の弾性限度における引張強さと26
    ないし17%の範囲内の破断時伸び率とを有する銅
    線から成り、前記駆動手段は前記第2のリールを
    回転させ前記銅線を介して前記第1のリールを回
    転させ、前記リール間で前記銅線中に10Kg−f/
    mm2より小さな引張応力が発生されることを特徴と
    する電気抵抗シーム溶接装置。 9 弾性限度における前記銅線の引張強さは約12
    Kg−f/mm2であり、前記銅線の破断時伸び率は約
    21%であることを特徴とする特許請求の範囲第8
    項に記載の装置。 10 前記リール間で前記銅線の前記引張応力は
    最大6Kg−f/mm2であることを特徴とする特許請
    求の範囲第8項に記載の装置。 11 前記銅線の引張応力を最大10Kg−f/mm2
    するべく前記銅線を前記第2のリールから引き離
    す手段を備えたことを特徴とする特許請求の範囲
    第8項に記載の装置。 12 前記銅線は円形断面と、11Kg−f/mm2より
    小さな弾性限度における引張強さと、30%より大
    きな破断時伸び率とを当初有しており、前記銅線
    をプレスしてほぼ矩形断面の形状にするとともに
    前記銅線の断面積を最大10%減少させるため1対
    のモータ駆動プレスローラを備えたことを特徴と
    する特許請求の範囲第8項に記載の装置。 13 前記第1のリール上を通過する前に前記銅
    線の引張応力を3ないし6Kg−f/mm2とするため
    前記プレスローラと前記第1のリールとの間に錘
    若しくはスプリングで付勢されるダンシングロー
    ラを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    2項に記載の装置。
JP59024518A 1983-02-15 1984-02-14 電気抵抗シ−ム溶接方法及び装置 Granted JPS59159278A (ja)

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