JPS6350840A - 自動現像機から隣接機器への蒸気流入防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動現像から、この自動現像機との間で感材を
受け渡しする隣接機器への蒸気流入防止装置に関するも
ので、自動現像機を持つか連結され、フィルム等の感材
画像を露光して前記自動現像機に送込む作＠機に、前記
自動現像機から蒸気が流入するのを防止するのに利用さ
れる。

（従来の技術） 従来自動現像機と作像機とを隣接装備したものとしてミ
ニラボシステムと称されるものが知られている。

ところで銀塩感材を処理する自動現像機はその処理速度
を高めるために、現像処理薬品を３０℃以上の高温に保
って現像処理を行うので、薬品を含んだ蒸気が発生する
。これらの蒸気は環境衛生上や機器の腐蝕防止と云った
面でまわりへの逸散を防止することが望ましい。

そこで前記ミニラボシステムでは自動現像機内の現像処
理槽の上にカバーを施すとか、カバーをした上で現像処
理槽の上部空間に排気装置を設けている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、自動現像機の上部空間は、作像機側と感材を受
け渡しする受け渡し口部で連通しているため、自動現＠
機の上部空間に排気されずあるいは排気不足のため滞留
する薬品の蒸気が作像機側に流入したり、作像機内の温
度低下時や外開き扉の開放時に生じる一時的な引圧で自
動現像機の上部空間にある薬品の蒸気を作像機側に吸入
したりしてしまうことがあり、作＠機側の各部を腐蝕さ
せ、また機能をｍう原因となる。

作像機がレーザ光による主走査によって高精度に副走査
移送される感材上に露光して作像する精密機であるよう
な場合少しの腐食によっても機能がｔＲわれる。

前記受け渡し口には互いに圧接させた搬送ローラ対が設
けられることが多く、それらは相互の直接または感材を
介した密着によって受け渡し口をほぼ閉じることにはな
るが、受け渡し口とローラとの間のシールに留意されて
いないし、搬送ローラ相互間でも幅の狭い感材を通す折
はその両側に隙間を生じることは止むなく、前記作像機
への薬品の蒸気の流入は防止し切れない。このことのた
めに使用可能な感材の幅の種類にｆＪＪＩＷを受けるこ
とにもなる。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記のような問題点を解決するために、自動現
像機と、この自動現像機との間で感材を受け渡しするｌ
ｌ／ｉｌ／固接を備え、それら自動現＠はと隣接機器と
に感材を受け渡しする受け渡し口を設け、それら受け渡
し口部間に排気手段付きの排気室を形成したことを特徴
とするものである。

（作用） 自動現像機とその隣接機器とはそれぞれの受け渡し口部
を通じてそれらの被処理物である感材を一方から送り出
して他方に送り込み、作は、現像と云った一連の処理を
行うことができる自動現像機と隣接機器との受け渡し口
はそれらの間に形成された排気手段付きの排気室で連通
していて、この排気室で排気手段による排気作用が営ま
れている。これによって自動現像機内の薬品の蒸気等が
受け渡し口を通じて流出してもそこは前記排気室であっ
て強制排気されるため、前記薬品の蒸気等が隣接機器内
にその受け渡し口を通じて流入するようなことを防止す
ることができる。

また自動現像機および隣接機器の受け渡し口に隙間があ
ったり隙間が生じることで前記排気作用が自動現像機お
よび隣接機器内にも及び、それらの圧力バランスの変動
等にかかわらず自動現像機および隣接機器内の薬品の蒸
気等や空気は受け渡し口を通じ排気室に強制的に吸引さ
れ排気されるので、自動現像機内の薬品の蒸気を強制排
気することができるし、隣接機器の受け渡し口からの空
気の流出によって薬品の蒸気等がその受け渡し口を通じ
隣接機器内に流入するのを防止することができる。

さらに、機器の運転停止時自動現像機内に薬品の蒸気が
まだ残っていて何らかの理由で受け渡し口から流出する
としても、排気室に滞留させ隣接機器内に流入するのを
抑制することができる。

（実施例） 第１図から第４図に示す本発明の第１実施例について説
明する。本実施例は第４図に示すようにレーザ作ぼ機（
隣接機器）１と自動現像機２とを本体３内に装備したレ
ーザプリンタの場合を示している。本体３は車輪４を持
った移動可能なもので、下方側に自動Ｉｌ！ｌ！１）　
ｔｉ’Ｍ　２が設けられ、その上方にレーザ作像機１が
設けられている。

レーザ作像機１は装虜されるサプライマガジン７から銀
塩フィルムや銀塩印画紙であるロール状の感光材（感材
）８を送り出し、それを世送ローラ対９．１０．１）．
１２により搬送しながら、光学へ７ド１３からレーザビ
ーム１４を発生させて感光材８に露光して作像するよう
になっている。レーザビーム１４はレーザ光源１５から
それに与えられる像信号に従って発生され、前記作像は
感光材８の前記攬送ローラ対１）に遊送される副走査状
態の部分に前記レーザビーム１４を集光レンズ１６、反
射ミラー１７を介し照射して感光１［８の幅方向に主走
査することで行う。

感光材８の副走査としての搬送は画像の品質に影響し、
搬送ローラ対１）の搬送に高い精度が要求される。この
ため、搬送ローラ対１）０手前の搬送ローラ対９．１０
は搬送ローラ対１）と同速かそれより速い搬送速度に設
定し、搬送ローラ対１）の後方の搬送ローラ対１２は搬
送ローラ対１）と同速かそれより遅い搬送速度に設定す
る等により、それら搬送ローラ対９．１０．１２の搬送
が搬送ローラ対１）の搬送に影響しないようにすること
が望ましい。

副走査部の搬送ローラ対１）は、１つの大径下ローラｌ
ｌａに２つの小径上ローラｌｌｂ　、　ｌｌｃを圧接さ
せ、下ローラｌｌａ　と上ローラｌｌｂ　、Ｉｌｃとの
澗で感光材８を搬送しながら、感光材８が精密搬送され
る上ローラｌｌｂ　、ｌｌｃの間の部分でレーザビーム
１４による露光を受けるようにしであるが、搬送ローラ
対を前後２箇所に配した搬送構造等地の方式を採り得る
。また他の搬送ローラ対９．１０．１２も他の搬送手段
に置き換えることができる。

搬送ローラ対９の直後には感光材８を切断するカッタ１
８が設けられ、例えばオペレーターが必要なサイズをセ
ントしてプリントボタンを壕作することで、感光材８が
カッタ１８から前記必要長さ一分送出された状態にてカ
ッタ１８が作動されて感光材８を切断し、必要長さの感
光材８として前記露光に供されるようにする。

自動現像機２は前記露光後の感光材８を受け入れて自動
現像した後本体３外の排紙トレイ２１に排出させるよう
になっているもので、発色現像槽２２、漂白定着槽２３
、水洗等するリンス槽２４および乾燥槽２５等を有し、
それらに感光材８を順次通すことで自動現像を行う。こ
の通紙のために自動現像機２内には適宜の順送機構２６
が設けられている。

自動現像ｔａＺ内の処理液は高速で現像処理するために
通常３５℃前後の温度に保つように制御している。この
ため自動現像機２内には処理液の蒸気が発生する。これ
が作像ｆｉ　！　（ＩＩ＋に流入すると内部機器が腐蝕
され前記搬送ローラ対１）による精密搬送に影響するし
、流入量が多ければ光学系をくもらせて画像を不鮮明に
することにもなる。

そこで作像機１の自動現像機２に作像後の感光材８を供
給する渡し口３１と、自動現像機２の作像機ｌから供給
される感光材８を受け入れる受け口３２との間に排気室
３３を形成し、この排気室３３に第１図から第３図にも
示すような排気ファン３４を設け、ダクト３５を通じ本
体１外の所望の所まで排気するようにしである。

排気室３３の両側に位置する渡し口３１および受け口３
２には作像機１からの送出し用の搬送ローラ対３６と自
動現像機２への送込み用の搬送ローラ対３７とが設けら
れている。これら搬送ローラ対３６．３７は通常第１図
、第３図に示すように上下のローラ３６ａと３６ｂ　、
　３７ａ　と３７ｂがそれぞれ圧接する状態とされ、ま
たそれらは各々が対向している渡し口３１や受け口３２
の口縁に設けられている弾性シール板３８と密接してい
て、前記渡し口３１や受け口３２を密閉状態にしている
。シール板３８はその弾性によって搬送ローラ対３６や
３７の感光材８が通過したりしなかったりするのに対応
した離接動作を妨げるものではない。３９は排気室３３
内に設けた順送ガイドである。

排気室３３には排気ファン３４が作用していて排気室３
３内の空気を絶えず本体１外へ排気しようとしている。

前記渡し口３１や受け口３２の密閉部にある隙間や、感
光材８が搬送ローラ対３６．３７部を第２図の如（通過
するとき上下ローラ３６ａと３６ｂ　、　３７ａと３７
ｂのそれぞれが離れて感光材８の両側部分にできる隙間
Ｓがあると、前記排気ファン３４の作用で作像機１内の
空気や自動現像機２内の薬品の蒸気を含む空気が、作像
機１や自動現像機２での圧力状態の如何にかかわらず前
記隙間Ｓ等を通じて排気室３３内に第２図の矢印ａおよ
びｂのように強制的に引き込まれ、排気室３３から本体
１外へ排気される。

したがって自動現像機２内の薬品の蒸気を含む空気は、
受け口３２から流出するにしても前記排気室３３を通じ
て本体３外に排出されるし、作＠！機１側の渡し口３２
に隙間があったとしても作像機１内の空気が排気室３３
に流出していき、この空気の流れが自動現像機２から排
気室３３内に流出する薬品の蒸気を含む空気が作像機１
内に流入するのを妨げる。このため自動現像機２で発生
した薬品の蒸気が隣接機器である作像巴１との感光材８
の受け渡し口部を通じて作像機１に流入するようなこと
が回避される。

なお作＠殿１および自シ１現像機２の停止時も一定時間
排気フアン３４を作動させておくと、自動現像機２内に
薬品の蒸気が残存しまた余熱で引続き発生することがあ
っても、前記同様作像機１への流入を回避することがで
きる。

何らかの理由によって排気ファン３４もｆ７止した状態
で自動現像機２内の薬品の蒸気を含む空気が受け口３２
を通じて流出することがあっても、それはダクト３５を
持った排気室３３に一旦滞留することになるので、ダク
ト３５への逃げもあり渡し口３１から作像機１内に流入
することが抑制され、はとんど流入することはない。

自動現像機２に排気手段を設けるような場合でも、自動
現像機２内から作＠機１　（Ｊ、ｌＩに薬品の蒸気が漏
れ出たり、作像機１側から自動現像機２に引圧が生じた
りして、自動現像機２内の薬品の蒸気が作像ｖｉ１内に
流入することがあるので、前記のような排気室３３を設
けておくことが有利である。その場合自動現＠機２に設
ける排気手段を排気室３３のそれと相互に兼用すれば便
利である。

また、自動現＠機２の発色現像槽Ｚ２、漂白定着槽２３
およびリンス槽２４と云った各処理液槽に、クリーニン
グ液を循環させる循環バイブと循環ポンプ、さらに各処
理液の排液バイブと給液バイブを設けておくと、処理液
が劣化してきたときの交換およびこの交換時の各処理液
槽のクリーニングを楽に行うことができる。クリーニン
グは場合によっては乾燥槽２５にも施せるようにしても
よい。

第５図、第６図に示す第２の実施例は、作像機１と排気
室３３との間の渡し口３１に則送ローラ対３６と無関係
に渡し口３１を開閉するシャンク４１を設け、排気ファ
ン３４のオン時に第５図の如く開き、排気ファン３４の
オフ時に第６図の如く閉しるようにした点で第１の実施
例と相違している。

本実施例では、排気ファン３４のオン時はシャッタ４１
を第５図のように開くことで、作１象機１内の空気を渡
し口３１を通じ排気室３３へ矢印Ｃのように積極的に引
き出して排気し、そのとき空気の強い流れによって自動
現＠機２から受け口３２を通じ排気室３３に流出する薬
品の蒸気が渡し口３１から作像機１内に流入するのを第
１実施例の場合よりもさらに確実に防止する。

また排気ファン３．１の停止時はシャッタ４１が閉しる
ことで渡し口３１を確実に密閉し、自動現像機２から排
気室３３に薬品の蒸気が流出してきてもそれが渡し口３
１から作像機１内に流入することも第１実施例の場合よ
りもさらに確実に防止する。

（発明の効果） 本発明は前記構成および作用を有するので、自動現＠機
で発生する薬品の蒸気が、自動現像機に感材の受け渡し
口で連通ずる隣接機器へその受け渡し口を通じ流入する
ようなことを防止することができ、隣接機器の機構が腐
蝕したりそのことによって機能が損われたりすることは
ない。このため隣接機器の機構を特別な耐！！！ｌ！構
造にするような必要もない。しかも自動現像機と隣接機
器とを感材の受け渡し口部で排気手段付きの排気室で接
続するだけでよく容易かつ安価に実現し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の第１実施例を示すレーザプリ
ンタの排気室部の作動状態を示す断面図、第３図は排気
室部の半部を切除した状態の斜視図、第４図はレーザプ
リンタ全体の断面図、第５図、第６図は第２実施例を示
す排気室部の作動状態を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動現像機と、この自動現像機との間で感材を受
   け渡しする隣接機器とを備え、 それら自動現像機と隣接機器とに感材を受 け渡しする受け渡し口を設け、それら受け渡し口部間に
   排気手段付きの排気室を形成したことを特徴とする自動
   現像機から隣接機器 への蒸気流入防止装置。