JPS6350649A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JPS6350649A
JPS6350649A JP19475086A JP19475086A JPS6350649A JP S6350649 A JPS6350649 A JP S6350649A JP 19475086 A JP19475086 A JP 19475086A JP 19475086 A JP19475086 A JP 19475086A JP S6350649 A JPS6350649 A JP S6350649A
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fuel injection
valve
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は内燃機関の燃料@射制御装置に関する。
[従来の技術] 燃料噴射弁を燃料供給通路を介して燃料供給ポンプに連
結すると共に燃料供給通路内に蓄圧室を設け、燃料供給
ポンプによって蓄圧室内に蓄積された燃料を燃料噴射弁
から噴射するようにしたディーゼル機関が公知でおる(
例えば米国特許第3587547号明細書参照)。この
ディーゼル機関においては機関の運転状態に応じて燃料
噴射時期および燃料噴射量を制御するようにしている。
また、上記燃料噴射時期および燃料噴射量を制御すると
共に、上記燃料供給ポンプを吐出圧制御可能なものとし
て蓄圧室内の圧力を運転状態に応じて制御し、騒音発生
の防止、出力低下の防止。
燃料消費量を改善等を図った装置も提案されている(特
願昭60−138990>。
[発明が解決しようとする問題点] こうした従来の内燃機関の燃料噴射制御装置は、蓄圧室
内の圧力を運転状態に応じて制御し、最適な燃料噴射を
行なう優れたものでおるが、なお以下の如き問題点があ
った。
(1) 上記吐出圧制御可能な燃料供給ポンプにより、
燃料供給通路に供給される燃料の圧力を高負荷運転時に
必要とする高圧力から低負荷運転時に必要とする低圧力
まで、広範囲に制御するためには、燃料供給ポンプを駆
動するモータを大型としなければならなかった。そのた
め、消費電力が増大し、また応答性が低下して加速運転
時には設定した圧力に制御することが必ずしも十分に行
なわれない場合があった。
(2) 内燃機関の燃料噴射制御装置における吐出圧制
御可能な燃料供給ポンプは、吐出圧を制御するために複
雑な構成を有し、そのため装置全体が大型となるという
問題がおった。
そこで本発明tよ上記の問題点を解決することを目的と
し、小型で応答性の良い内燃機関の燃料噴射制御装置を
提供することを目的としてなされた。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は問題点を解決するた
めの手段として次の構成をとった。即ち、一定容積の蓄
圧室M1を有する燃料供給通路を介して燃料噴射弁M2
に連結した燃料供給ポンプM3と、 燃料タンクM4から上記燃料供給ポンプM3に流入する
燃料の流量を調整する流量調整弁M5と、上記燃料供給
通路内の燃料圧力を検出する圧力検出手段M6と、 内燃機関M7の運転状態を検出する運転状態検出手段M
8と、 該運転状態検出手段M8の検出結果に基づいて上記燃料
供給通路内の目標圧力を設定する圧力設定手段M9と、 上記圧力検出手段M6の検出結果に基づいて上記流m調
整弁M5を制御し、上記燃料供給通路内の圧力を上記圧
力設定手段M9により設定された圧力に制御する圧力制
御手段M10と、を備えた内燃機関の燃料噴射制御装置
の構成がそれである。
上記流量調整弁は、例えば流路の断面積を変えて流量を
調整するものでもよく、あるいはデユーティ制御により
弁を開・閉して流量を調整するものでもよい。
また、運転状態検出手段は運転状態として、例えば、機
関回転数、吸入空気圧、アクセルペダル踏込み量、吸入
空気量、冷却水温等を必要に応じて検出するものであれ
ばよい。
[作用] 上記構成を有する本発明の内燃機関の燃料噴射制御袋@
は、燃料タンクM4から流量調整弁M5を通過した燃料
を燃料供給ポンプM3により一定容積の蓄圧杢M1を有
する燃料供給通路を介して燃料噴射弁M2に供給すると
共に、圧力制御手段〜110により圧力検出手段M6の
検出結果に基づいて流量調整弁M 5を制御し、燃料供
給通路内の圧力を圧力設定手段M9により設定された目
標圧力とするよう働く。
[実施例コ 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例である内燃機関の燃料噴射制
御装置の概略構成図、第3図はディーゼル機関の断面図
、である。この内燃機関の燃料噴射制御装置が適応され
たディーゼル機関は、ディーゼル機関本体1、シリンダ
ブロック2、シリンダヘッド3、ピストン4、燃焼室5
、吸気弁6、排気弁7、燃焼室5内に配置された燃料噴
射弁8、吸気マニホルド9を備え、吸気マニホルド9の
入口部は過給機下に接続されている。燃料噴射弁8は燃
料供給管10を介して各気筒に共通の燃料蓄圧管11に
連結される。燃料蓄圧管11はその内部に容積一定の蓄
圧室12を有し、この蓄圧室12内の燃料が燃料供給管
10を介して燃料噴射弁8に供給される。一方、蓄圧室
12は燃料供給管13を介して供給ポンプ14の吐出口
に連結される。燃料供給ポンプ14の吸込口は流m調整
弁15を介して補助燃料ポンプ16の吐出口に連結され
、この補助燃料ポンプ16の吸込口は燃料リザーバタン
ク17に連結される。また、各燃料噴射弁8は燃料返戻
導管18を介して燃料リザーバタンク17に連結される
。補助燃料ポンプ16は燃料リザーバタンク17内の燃
料を燃料供給ポンプ14内に送り込むために設けられて
おり、補助燃料ポンプ16がなくても燃料供給ポンプ1
4内に燃料を吸込むことが可能な場合には補助燃料ポン
プ16を特に設ける必要はない。これに対して燃料供給
ポンプ14は高圧の燃料を吐出するために設けられてお
り、燃料供給ポンプ14から吐出された高圧の燃料は蓄
圧至12内に蓄積される。
次に、燃料噴射弁8について第4図に拠って説明する。
第4図は、燃料噴射弁8の断面図である。
この燃料噴射弁は、燃料噴射弁本体20、ノズル孔21
が形成されたノズル22、スペーサ23、ノズル22及
びスペーサ23を燃料噴射弁本体20に固定するノズル
ホルダ24、燃料噴射弁本体20に螺入され燃料流入口
25aが形成された接続部材25等を備えている。
上記燃料噴射弁本体20内には軸方向に摺動可能に挿入
された制御ロッド26が設けられ、ノズル22及びスペ
ーサ23内には同じく軸方向に摺動可能に挿入された加
圧ピン27及びニードル28が各々直列に配設されてい
る。制御ロッド26の上方には燃料室29が形成され、
この燃料室29は燃料流入口25aおよび燃料供給管1
0を介して蓄圧至12(第3図)に連結される。従って
燃料室29内には蓄圧至12内の燃料圧が加わっており
、燃料室29内の燃料圧が制御ロッド26の上面に作用
する。ニードル28は円鍾状をなす受圧面30を有し、
この受圧面30の周りにニードル加圧室31が形成され
る。ニードル加圧室31は一方では燃料通路32を介し
て燃料室29に連結され、他方ではニードル28の周り
に形成された環状の燃料通路33を介してノズル孔21
に連結される。燃料噴射弁本体20内には加圧ピン27
を下方に向けて付勢する圧縮ばね34が挿入され、ニー
ドル28はこの圧縮はね34によって下方に押圧される
。制御ロッド26はその中間部に円錐状をなす受圧面3
5を有し、この受圧面35の周りに制御ロッド加圧室3
6が形成される。
加圧室36は燃料噴射弁本体20内に形成されたシリン
ダ37内に連通せしめられ、このシリンダ37内には油
圧ピストン38が摺動可能に挿入される。この油圧ピス
トン38にはOリング39が取付けられている。
一方、燃料噴射弁本体20には油圧ピストン38を駆動
するための駆動装置4Qが取付けられる。
この駆動装置40は燃料噴射弁本体20に固締されたケ
ーシング41と、ピストン38およびケーシング40間
に挿入されたピエゾ圧電素子42からなる。このピエゾ
圧電素子42は薄板状の圧電素子を多数枚積層した積層
構造をなしており、このピエゾ圧電素子42に電圧を印
加するとピエゾ圧電素子42は電歪効果によって長手方
向の歪を生ずる。即ち長手方向に伸びる。この伸び量は
例えば50μm程度の少量でおるが応答性が極めて良好
でおり、電圧を印加してから伸びるまでの応答時間は8
0μsec程度でおる。電圧を取り去るとピエゾ圧電素
子42はただちに縮む。第4図に示されるように油圧ピ
ストン38と燃料噴射弁本体20間には皿ばね43が挿
入され、この皿ばね43のばね力によって油圧ピストン
38はピエゾ圧電素子42に向けて押圧される。第5図
に示すように油圧ピストン38内には燃料通路44が形
成され、この燃料通路44内には逆止弁45が挿入され
る。ケーシング41とピエゾ圧電素子42間にはピエゾ
圧電素子42を冷却するために図示しない装置によって
燃料が循環せしめられ、制御ロッド加圧室36内の燃料
が漏洩するとケーシング41内の燃料が燃料通路44お
よび逆止弁45を介して制御ロッド加圧室36内に補給
される。
制御ロッド加圧室36内の燃料が加圧されていない場合
にはニードル28には制御ロッド26の上面に作用する
下向きの力と、圧縮ばね34による下向きの力と、ニー
ドル28の受圧面30に作用する上向きの力が加わる。
このとき下向きの力の総和が上向きの力よりも若干大き
くなるように制御ロンド26の径、圧縮ばね34のばね
力およびニードル28の受圧面30の面積が設定されて
いる。従って通常ニードル28には下向きの力が作用し
ており、こうして通常ニードル28はノズル孔21を閉
鎖している。次いでピエゾ圧電素子42に電圧が印加さ
れるとピエゾ圧電素子42が伸びるために油圧ピストン
38が図左方に移動し、その結果制御ロッド加圧室36
内の圧力が上昇する。このとき制御ロッド26の受圧面
35に上向きの力が作用するために制御ロッド26が上
昇し、こうしてニードル28が上昇するためにノズル孔
21から燃料が噴射される。このときの応答性は上述し
たように80μsec程度であって極めて速い。一方、
ピエゾ圧電索子42への電圧を取り去るとピエゾ圧電素
子42は縮み、その結果制御ロッド加圧室36内の燃料
圧が低下するために制御ロッド26およびニードル28
が下降して燃料噴射が停止せしめられる。このときの応
答性も80μsec程度であって極めて速い。なお、上
述したように制御ロンド加圧室36内の燃料が加圧され
ていない場合にニードル28に作用する下向きの力の総
和は上向きの力よりも若干大きくなるように制御ロッド
26の径、圧縮ばね34のばね力およびニードル28の
受圧面30の面積が定められている。従って制御ロッド
26の受圧面35に小ざな上向きの力を加えればニード
ル28を上昇させることができる。即ち、ニードル28
を上昇させるために昇圧すべき制御ロンド加圧室36内
の燃料圧は小さくてすみ、こうしてピエゾ圧電素子42
に加えるべき電力も小電力で足りる。
第6図は吐出圧制御可能な燃料供給ポンプ14の一例を
示す。第6図を参照すると燃料供給ポンプ14は、ポン
プケーシング50により固定支持された固定軸51、固
定軸51回りで回転するロータ52、ポンプケーシング
50に軸受53を介して回転可能に支持されたリング5
4を漸えている。ロータ52には放射状に配置された多
数個のラジアルピストン55が配設され、各ラジアルピ
ストン55とリング54との間にはラジアルピストン5
5と共に回転するシュー56が挿入されている。ロータ
52が回転するとそれに伴なってラジアルピストン55
も回転し、このときシュー56がリング54の内周面を
摺動すると共にシュー56との摩擦力によってリング5
4も回転する。
固定軸51には吸込口57と吐出口58とが形成され、
吸込口57は流量調整弁15(第2図)へ、吐出口60
は蓄圧室12(第2図)へ夫々連結される。各ラジアル
ピストン55のシリンダ室59は吸込口57および吐出
口58と交互に連通する。
シリンダ室5つが吸込口57と連通したときにラジアル
ピストン55が半径方向外方に移動するためにシリンダ
室59内に燃料が吸込まれ、シリンダ室59が吐出口5
8と連通したときに圧縮された燃料がシリンダ室59か
ら吐出口58に排出される。
次に、流量調整弁15について第7図に拠って説明する
。第7図は流量調整弁15の断面図でおる。この流量調
整弁15は、弁本体60.弁本体60に取り付けられた
弁ケーシング61.弁ケーシング61に取り付けられた
パルスモータ62゜弁ケーシング61に回動自在に支持
されパルスモータ62により回転されるプランジャ63
を備えている。弁本体60には燃料ポンプ16に連通し
た流入孔64および燃料供給ポンプ14に連通した流出
孔65が各々穿設されている。また、プランジャ63の
中央部には軸方向に傾斜した傾斜部66が形成されると
共に、この傾斜部66からプランジャ63の下端に向っ
て燃料孔67が穿設されている。弁ケーシング61には
この傾斜部66に応じた位置に燃料孔68が形成され、
燃料孔6Bの他端は流入口64と連通している。また、
弁ケーシング61の下部には燃料孔69が穿設され、こ
の燃料孔69により燃料孔67と流出口65とを連通し
ている。
この流量調整弁15は、所定のパルスをパルスモータ6
2に入力するとパルスに応じた回転角度でプランジャ6
3が回転される。従って、第8図に示すように、プラン
ジψ63を矢印a方向に回転すると傾斜部66も矢印a
方向に回転し、燃料孔68の開孔面積が増加し、プラン
ジャ63を矢”印す方向に回転すると傾斜部66も矢印
す方向に回転し、燃料孔68の開孔面積が減少する。よ
って、流入口64に流入した燃料は、燃料孔68を通り
、上記傾斜部66の位置に応じた流量に絞られ、燃料孔
67.69を介して流出口65に達する。このように、
流量調整弁15は、パルスモータ62に所定のパルスを
入力することにより流量調整弁15を通過する燃料の流
量を調整することができる。
以上、ディーゼル機関の燃料供給系について詳細に説明
したが、上記燃料供給ポンプ14によって加圧され蓄圧
室12に供給された燃料は、後述する電子制御回路70
によって開弁制御される燃料噴射弁8から気筒内に直接
噴射される。電子制御回路70によってこうした制御を
行なうために、第2図及び第3図に示すように、ディー
ゼル機関には、その運転状態等を検出する各種のセンサ
が配設されている。
まず、燃料蓄圧管11の端部には蓄圧室12内の燃料圧
を検出する燃料圧センサ75が取付けられている。この
燃料圧センサ75は蓄圧室12内の燃料圧に比例した出
力電圧を発生する。一方、吸気マニホルド9内には吸気
マニホルド9内の過給圧を検出する過給圧センサ76が
取付けられている。過給圧センサ76は吸気マニホルド
9内の圧力に比例した出力電圧を発生する。また、機関
本体1には機関冷却水温を検出する水温センサ77が取
付けられている。水温センサ77は機関冷却水温に比例
した出力電圧を発生する。更に、アクセルペダル78に
はアクセルペダル78の踏込み量に比例した出力電圧を
発生する負荷センサ79が取付けられている。機関クラ
ンクシャフト80には一対のディスク81.82が取付
けられ、これらディスク81.82の歯付外周面に対向
して一対のクランク角センサ83,84が配置されてい
る。一方のクランク角センサ83は例えば1番気筒が吸
気上死点におることを示す出力パルスを発生し、従って
このクランク角センサ83の出力パルスからいずれの気
筒の燃料噴射弁8を作動せしめるかを決定することがで
きる。伯方のクランク角センサ84はクランクシャフト
80が一定角度回転する毎に出力パルスを発生し、従っ
てクランク角センサ84の出力パルスから機関回転数を
計算することができる。
次に、本実施例の電気系統を第2図を用いて説明する。
上記電子制御回路70は第2図に示すように、周知のC
PU91.ROM92.RAM93を論理演算回路の中
心として構成され、外部との入出力を行なう入出力回路
、ここではモータ駆動出力回路94.弁駆動出力回路9
5.パルス入力回路96.アナログ入力回路97等とを
コモンバス98を介して相互に接続して構成されている
CPU91はクランク角センサ83,84からの信号を
パルス入力回路96を介して、燃料圧センサ75.過給
圧センサ76、水温センサ77゜負荷センサ79からの
信号をアナログ入力回路97を介して、各々入力する。
また、ROM92には予め所定の負荷のときの燃料噴射
場、所定の機関回転数及び負荷のときの噴射開始時期と
基準燃料圧等のデータが書き込まれている。
これらの信号及びROM92.RAM93内のデータに
基づいてCPtJ91はモータ駆動出力回路94を介し
て燃料供給ポンプ14.流量調整弁15、燃料ポンプ1
6に駆動信号を出力し、弁駆動出力回路95を介して各
燃料噴射弁8に駆動信号を出力する。
次に、上述した電子制御回路70において行なわれる処
理について、第9図ないし第12図のフローチャートお
よび第13図のグラフに拠って説明する。
ディーゼルR関が運転を開始すると、燃料供給ポンプ1
4は電子制御回路70により機関回転数の半分の回転数
で運転され、補助燃料ポンプ16は所定の定速回転で運
転される。
第9図はメインルーチンを示しており、このメインルー
チンは一定のクランク角度毎の割込みによって実行され
る。第9図を参照するとまず始めにステップ100にお
いて機関回転数Nを表わすクランク角センサ84の出力
信号、アクセルペダルの踏込みff1Lを表わす負荷セ
ンサ79の出力信号、過給圧Bを表わす過給圧センサ7
6の出力信号、機関冷却水温Tを表わす水温センサ77
の出力信号、および蓄圧至12内の燃料圧Pを表わす、
燃料圧センサ75の出力信号がCPU91内に順次入力
され、クランク角センサ84の出力信号から機関回転数
Nが計算される。これらの機関回転数N、アクセルペダ
ルの踏込みff1L、過給圧B、水温Tおよび燃料圧P
はRAM93内に記憶される。次いでステップ200で
は噴射量τの計算が行なわれ、ステップ300では噴射
時期の計算が行なわれ、ステップ400では燃料圧Pの
制御が行なわれる。ステップ200にあける噴射量τの
計算は第10図に示され、ステップ300における噴射
時期の計算は第11図に示され、ステップ400におけ
る燃料圧Pの制御は第12図に示されている。
第10図は燃料噴射量τを計算するためのフローチャー
トを示す。第10図を参照すると、まず始めにステップ
201においてアクセルペダルの踏込み量、即ち負荷し
から基本燃料噴射量τOが計算される。第13図(a)
は基本燃料噴射■τOと負荷りとの関係を示しており、
この関係は予めROM92内に記憶されている。次いで
ステップ202では過給圧Pから過給補正係数に1が計
律される。第13図(b)に示すように過給補正係数に
1は過給圧Pが高くなるにつれて大きくなる。第13図
(b)に示す関係は予めROM92内に記憶されている
。次いでステップ203では噴射量で=に1  ・τO
が計算される。次いでステップ20 ’4では水温下か
ら最大噴射IMAXが計算される。第13図(C)に示
す如く白煙の発生を防止するために最大噴fJj量MA
Xは水温下が高くなるにつれて小さくなる。次いでステ
ップ2Q5では噴射量τが最大噴射ffiMAXよりも
大きいか否かが判別される。τ>MAXであればステッ
プ206に進んでτ=MAXとされる。従って最大噴射
ffiMAXは水温Tによって制限されることになる。
第11図は燃料噴射期間を計算するためのフローチャー
トを示す。第11図を参照すると、まず始めにステップ
301において機関回転数Nと負荷りかう噴射開始時期
τaが計算される。第13図(d)に示すように噴射開
始時期τ11・・・τmnと機関回転数N、負荷りどの
関係はマツプの形で予めROM92内に記憶されており
、このマツプから噴射開始時期τaが計算される。次い
でステップ302では水温Tから水温補正係数に2が計
算される。水温補正係数に2は第13図(f)に示すよ
うに水温Tが高くなると小さくなり、第13図(f)に
示す関係は予めROM92内に記憶されている。次いで
ステップ303では過給圧Pから過給補正係数に3が計
算される。過給圧補正係数に3tよ第13図(e)に示
すように過給圧Pが高くなると大きくなり、第13図(
e)に示す関係は予めROM92内に記憶されている。
次いでステップ304ではステップ301で求められた
噴射開始時期τaに補正係数に2 、に3が加算されて
実際の噴射開始時期τaが求められる。実際の噴射開始
時期τaはに2 、に3が増大するにつれて大きくなる
。a1′]15′sめられる。次いでステップ305で
は第10図に示すルーチンにおいて計算された噴tAω
τと、実際の噴射開始時期τaから噴射完了時期τbが
計算される。こうして得られた噴射開始時期τaおよび
噴射完了時期τbはステップ306において弁駆動出力
回路95に出力され、これらτa、τbに従って各燃料
噴射弁8の噴射制御が行なわれる。
第12図は燃料圧Pの制御を行なうためのフローチャー
トを示す。第12図を参照すると、まず始めにステップ
401において機関回転数Nと負荷りから基準燃料圧P
Oが計算される。第13図(g)に示すように基準燃料
圧P11・・・Pmnと機関回転数N、負荷りどの関係
はマツプの形で予めROM92内に記憶されてあり、こ
のマツプから基準燃料圧POが計算される。次いでステ
ップ402では水温Tから水温補正係数に4が計算され
る。
水温補正係数に4は第13図(h)に示すように水温T
が高くなるようにつれて大きくなり、第13図(h)に
示す関係は予めROM92内に記憶されている。次いで
ステップ403では過給圧Pから過給圧補正係数に5が
計算される。過給圧補正係数に5は第13図(i)に示
すように過給圧Pが高くなるにつれて大きくなり、第1
3図(i)に示す関係は予めROM92内に記憶されて
いる。
次いでステップ404ではステップ401で求められた
基準燃料圧POに補正係数に4 、に5を乗算すること
により目標とする基準燃料圧PO1即ち目標燃料圧PO
が求められる。この目標燃料圧POは水温下が高くなる
ほど大きくなり、過給圧Pが高くなるほど大きくなる。
次いでステップ405では目標燃料圧POと燃料圧セン
サ75により検出された現在の燃料圧Pとの差の絶対値
が所定値△Pよりも小さいか否かが判別される。このΔ
Pの値は圧力差が小さく燃料圧Pを変更する必要がない
と判定しえる値でおる。1Pa−PI≧△Pのときはス
テップ406に進んでP>POであるか否かが判別され
る。p>poのときはステップ407に進んで、流量調
整弁15を駆動して流ff1Fを減少する。即ちステッ
プモータ62をモータ駆動出力回路94を介して駆動し
、プランジャ63を矢印す方向(第8図)に所定量回転
して流罪Fを絞る。従って、燃料供給ポンプ14に流入
する流量が減少し、これに伴って流出する流出も減少し
て燃料噴射弁8に燃料を供給している蓄圧室12内の燃
料圧はただちに減少する。一方、P≦POのときはステ
ップ408に進んで、流罪調整弁15を駆動して流ff
1Fを増加する。即ちステップモータ62を駆動し、プ
ランジャ63を矢印a方向(第8図)に所定量回転して
流IFを増やす。従って燃料供給ポンプ14に流入する
流量が増加し、これに伴って流出する流量も増加して蓄
圧室12内の燃料圧はただちに増加する。尚、ステップ
405においてIPO−PI<△Pで必ると判別された
ときは処理ルーチンを完了し、このときステップモータ
66は静止状態に保持される。このようにして蓄圧室1
2内の燃料圧Pが目標燃料圧POに維持される。
このように本実施例の内燃機関の燃料噴射制御装置は流
量調整弁15により燃料供給ポンプ14に流入する燃料
を調整して燃料供給ポンプ14からの吐出mを増減し、
蓄圧室12内の燃#1圧を運転状態に応じた圧力に制御
する。
よって、本実施例の内燃機関の燃料噴射制御装置による
と、蓄圧室12内の燃料圧を制御することにより燃料噴
射弁8から噴射される燃料を運転状態に応じて最適に制
御することができる。その結果、機関運転状態にかかわ
らずに常時最適な燃料を確保することができ、従って騒
音の発生を抑制し、出力および燃料消費量を向上するこ
とができる。また、流量調整弁15を設けた簡便な偶成
で、燃料供給ポンプ14の応答性に影響されることなく
、蓄圧室12内の圧力を応答性よく制御できる。また、
燃料供給ポンプ14は大型モータを必要としないため消
費電力が減少し、更に、吐出圧を制御するための駆動装
置を備える必要がなく装置全体が小型となる。
尚、流量調整弁15は上述した第7図のものに限らず第
14図及び第16図に示すものでもよい。
第14図に示す流量調整弁はソレノイド501とスプリ
ング502との作用力により先端にテーパ部503を有
するプランジャ504の位置を制CDし、第15図に示
すごとく流量を調整するものである。また、第16図に
示す流量調整弁はソレノイド505とスプリング506
とによりポペット弁体507を上下動し、弁を開閉する
ものでおる。
この弁を電子制御回路90により弁の開閉をデユーティ
制御して流量を調整する溝成としてもよい。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
ような実施例に回答限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し
得ることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように本発明の内燃機関の燃料噴射装置に
よると燃料通路内の燃料圧を応答性よく制御して燃料噴
射弁から噴射される燃料を運転状態に応じて最適に制御
する。その結果、機関の運転状態にかかわらず常時最適
な燃料を確保することができ、従って騒音の発生を抑制
し、出力および燃料消費量を向上することができるとい
う効果を奏する。また、小型で消費°電力ち少ないとい
う効果も秦する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を例示する内燃機関の燃料
噴射制御装置のブロック図、第2図は本発明の一実施例
を示す内燃は関の燃料噴射制御装置の概略構成図、第3
図は本実施例の内燃機関の断面図、第4図は本実施例の
燃料噴削弁の断面図、第5図は第4図のピストンの拡大
断面図、第6図は本実施例の燃料供給ポンプの断面図、
第7図は本実施例の流m調整弁の断面図、第8図は第7
図のプランジャの動作説明図、第9図は本実施例におい
て行なわれるメインルーチンを示すフローチャート、第
10図は本実/J[!!例の噴!lの計算を実行するた
めのフローチャート、第11図は本実施例の噴射時間の
計算を実行するためのフローチャート、第12図は本実
施例の燃料圧の制御を実行するためのフローチャート、
第13図は補正係数等を示すグラフ、第14図は流m調
整弁の他の実施例を示す断面図、第15図は第14図の
プランジャの動作説明図、第16図は流■調整弁の別の
実施例を示す断面図である。 1・・・ディーゼルlj!関本体 8・・・燃料噴射弁 12・・・蓄圧室 14・・・燃料供給ポンプ 15・・・流@調整弁 70・・・電子il制御回路 75・・・燃料圧センサ 76・・・過給圧センサ 77・・・水温センサ 79・・・負荷センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  一定容積の蓄圧室を有する燃料供給通路を介して燃料
    噴射弁に連結した燃料供給ポンプと、燃料タンクから上
    記燃料供給ポンプに流入する燃料の流量を調整する流量
    調整弁と、 上記燃料供給通路内の燃料圧力を検出する圧力検出手段
    と、 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 該運転状態検出手段の検出結果に基づいて上記燃料供給
    通路内の目標圧力を設定する圧力設定手段と、 上記圧力検出手段の検出結果に基づいて上記流量調整弁
    を制御し、上記燃料供給通路内の圧力を上記圧力設定手
    段により設定された圧力に制御する圧力制御手段と、 を備えた内燃機関の燃料噴射制御装置。
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