JPS6350587Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ガスコツク流量絞り装置に関するも
のである。

従来例の構成とその問題点 従来の例えば、絞り装置の迂回通孔の開閉弁が
急速に閉弁する場合には、絞り装置が最少流量と
なつており点火時全開の状態から最少流量に急速
に減少した際、ガス流出口の急速な圧力低下によ
り消火したり逆火燃焼する欠点があつた。

考案の目的 本考案は、上記従来の欠点を解消するもので迂
回ガス通孔を低速で閉弁することにより、消火、
逆火燃焼を膨止することを目的とする。

考案の構成 上記目的を達するために、本考案のガスコツク
絞り装置は、ガス流量絞り装置と、該装置を迂回
するガス通孔と、該ガス通孔を開閉する弁と、該
弁の閉弁速度を低下させるダンパーを備え、点火
時、前記絞り装置を迂回したガス通孔を開弁し絞
り量の大小にかかわらず全開流量にて点火するガ
スコツクにより、点火後、前記ガス通孔開閉弁を
閉弁するとき低速にて閉弁するガスコツク絞り装
置。

実施例の説明 以下、本考案の一実施例について図面に基づい
て説明する。

第１図において、１はコツク本体、１ａはガス
流入口、１ｂはガス流出口、１ｃは迂回通孔、１
ｄはダンパー室、２は流量絞り装置、３は操作
軸、４は連動軸、５は迂回通孔開閉弁、６はバ
ネ、７はダンパー弁である。第２図、第３図につ
いても同様である。

以上のように構成されたガスコツク流量絞り装
置について、以下その動作について説明する。

第１図は、流量絞り装置２が全開の状態であ
る。第２図は、流量絞り装置２が最少絞りの位置
にあり、この状態で点火時、操作軸３を押すと、
それに連動し、連動軸４が移動し迂回通孔開閉弁
５が開弁し、ガス流入口１ａから迂回通孔１ｃを
通りガス流出口１６へとガス通孔が形成され、全
開状態となり点火が行なわれる。この時、連動軸
４の移動に伴い、ダンパー弁７は上方に移動し、
ダンパー室１ｄに空気が流入する。

点火後、第３図に示すように操作軸３を元の位
置に戻すと、連動軸４は、バネ６により元の位置
に戻ろうとするが、ダンパー弁７が閉じているた
め、ダンパー弁７の小孔より流出する空気の作用
により低速で戻り、その動作に連動した迂回通孔
開閉弁５も低速で閉弁する。

考案の効果 流量絞り装置が最少流量の位置にあつても、迂
回通孔の閉弁が低速であるため、全開で点火後、
ゆつくりと弱燃焼となり消火、逆火燃焼が発生し
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の断面図で流量絞り
装置は全開、迂回通孔開閉弁は閉弁の状態、第２
図は流量絞り装置は最少流量、迂回通孔開閉弁は
開弁の状態を示す断面図、第３図で流量絞り装置
は最小流量迂回通孔開閉弁は閉弁直前の状態を示
す断面図である。 １…コツク本体、１ｃ…迂回通孔、２…流量絞
り装置、５…迂回通孔開閉弁、７…ダンパー弁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガス流量絞り装置と、該装置を迂回するガス通
   孔と、該ガス通孔を開閉する弁と、該弁の閉弁速
   度を低下させるダンパーを備え、点火時前記絞り
   装置を迂回したガス通孔を開弁し絞り量の大小に
   かかわらず全開流量にて点火するガスコツクによ
   り、点火後前記ガス通孔開閉弁を閉弁するとき、
   低速にて閉弁する構成としたガスコツク流量絞り
   装置。