JPS6350078B2 - - Google Patents

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JPS6350078B2
JPS6350078B2 JP9810880A JP9810880A JPS6350078B2 JP S6350078 B2 JPS6350078 B2 JP S6350078B2 JP 9810880 A JP9810880 A JP 9810880A JP 9810880 A JP9810880 A JP 9810880A JP S6350078 B2 JPS6350078 B2 JP S6350078B2
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JP
Japan
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tank
reaction
liquid
nitrification
waste liquid
Prior art date
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JP9810880A
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English (en)
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JPS5724699A (en
Inventor
Juji Yasuda
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、し尿などの高濃度廃液の処理装置に
関し、特に無希釈、無薬注でし尿その他の廃液を
短日で良好な水質にまで処理することのできる方
法に関する。 本発明は、先に昭和55年7月2日付で高濃度廃
液が導かれる硝化槽の後流側に脱窒槽を設け、上
記硝化槽に酸素供給能の大きい曝気装置を備えた
ことを特徴とし、その目的とするところは従来の
欠点を解消し高濃度廃液を無希釈、無薬注(メタ
ノール、アルカリ不要)、短時日でいつきよに従
来の高倍率希釈処理を同等な処理水質まで処理す
る「高濃度廃液処理装置」について出願(以下、
比較例と略記する。)した。 この比較例を第1図に示す概要図に基づいて説
明すると次の通りである。 第1図において、図示省略のデカンタまたはド
ラムスクリーンなどの除渣機で除渣した原液aは
ラインbから硝化槽cに導かれ、同硝化槽cで液
中のBODが除去され、またNH4−NがNO2−N
へと転換され同時にNO2−NのN2への変換も行
われる。硝化槽cには多孔性散気管、デイスクフ
ユーザーなどの一般の散気管よりも酸素供給能力
の大きい特殊な曝気装置dすなわちKLa>50hr-
となる装置が備えられている。 ただし、 KLa…総括酸素移動容量係数 単位hr-1 KL…液相基準の総括物質移動係数 単位m/hr a…装置内の気液有効接触面積 単位m2/m3 である。 また、空気分散器として本実施例ではロータリ
ーアトマイザーを用いられる。そして汚泥濃度は
各槽10000ppm以上に維持する。なお、硝化槽c
では硝酸化が進行するに従い酸が放出されてPH低
下を引起す。このPH低下は槽内の硝化菌にとつて
好ましくなく、好ましいPH範囲(例えばPH7〜
7.5)に調整するために後述する脱窒素液の循環
と、この種装置で一般に行なわれている活性汚泥
の循環とによつて好ましいPHに維持する。 上記の硝化槽cを流出した液は脱窒槽eへ送ら
れ、残留BODを有機炭素源とする体外呼吸およ
び汚泥細胞内有機物質を有機炭素源とする内性呼
吸によつて上記液中のNO2−N、NO3−Nが完
全にN2に変換される。すなわち、硝化槽cで完
全に除去しえなかつたNO2−Nは後流の脱窒槽
eで完全に除去される。 ところで、上記の硝化槽cにおいては、上記し
たようにBOD−SS負荷、容積負荷が高いため混
在する脱窒菌も酸素呼吸および豊富なBOD源の
もとで対数的に増殖し、これを脱窒槽eに導く比
較例においては、該脱窒槽eでの脱窒素活性は極
めて高いものとなり、メタノールなどを注入する
ことなく高い脱窒素速度が得られる。なお、脱窒
槽eは機械撹拌あるいは第1図に示すように発生
するN2ガスをラインfを経て循環させることに
よつて槽内を撹拌させる。 上記の脱窒槽eを流出した液は、一部が前記し
たようにラインgから前記ラインa中へ循環され
硝化槽cのPH調整(PH=7〜7.5)とNO2−N濃
度の低減による生物毒性の緩和を行なわれる。 なお、NO2−N濃度が高いと亜硝酸菌の活性
が悪くなるのである。また残りの液は再曝気槽h
へ送られ、該再曝気槽hで汚泥の付着している
N2ガスなどをラインiからの空気によりバージ
し、後段の沈殿・濃縮槽jで固液分離および濃縮
が行なわれる。液分はラインkから処理水をして
抜き出され、汚泥は連続的にライン1から前記の
ラインaへ返送汚泥として返送循環すると共に余
剰汚泥をラインmから引抜く。この余剰汚泥は図
示省略の汚泥処理施設へ送られる。 しかし、この比較例においては、次のような問
題点があつた。 硝化反応(NH4−N→NO2−N→NO3−N)
と脱窒反応(NO3−N→NO2−N→N2)とは、
酸化反応と還元反応とで全く特性の異なる反応
である。すなわち、前者の硝化反応は曝気操作
を必要とし、又酸生成反応でありかつアルカリ
を消費する。また、後者の脱窒反応は嫌気状態
に維持するとともに、還元反応の炭素源として
有機物の供給が必要である。したがつて、これ
らを別個の槽で行えば、それだけ上記の各特性
に見合つて適正な操作を必要とし、プロセス構
成の複雑化、操作管理の煩雑化は免れない。 また、前第項に記載の欠点を解消するため
に、複数の槽(硝化槽および脱窒槽)を設定せ
ず単一槽で硝化・脱窒を行うには原液を間欠投
入方式にする必要があり操作が煩雑であつた。 そこで、発明者は比較例の別個の槽で行つてい
た硝化と脱窒に代り、完全連続式で単一槽で行う
方法について研究を行ない次の知見を得た。 すなわち、次のごとき条件設定を行うならば高
濃度廃液を単一槽で完全連続でも硝化と脱窒を同
時に行いうることが分つた。 (1) 槽内汚泥濃度10000ppm以上に維持する。 (2) 対象高濃度廃液を3倍以下の希釈倍率で処理
する。 希釈倍率=希釈水量/原液溶量 (3) 通常の散気管(多孔性デイフユーザー、又は
デイスクフユーザーなど)より酸素供給能力を
有する曝気装置を適用して、酸素供給速度を広
範囲にわたり可変にしうること。 そして上記処理の可能な理由は、汚泥濃度が高
く、対象液の有機物濃度、窒素濃度が高い曝気操
作を行つている反応槽で、フロツク内部に嫌気部
分を生じ、この部分では脱N反応が卓越し、その
他の好気部分では、硝化反応が卓越する。そのた
め硝化反応と脱N反応は、アルカリの放出と消費
がうまくバランスして協同で反応が進行するから
である。 本発明は上記の知見に鑑みてなされたものであ
る。 すなわち、本発明は、高濃度廃液を無希釈又は
低希釈倍率で活性汚泥処理する方法において、上
記高濃度廃液を酸素供給能が大きくかつ酸素供給
速度を変更可能な曝気設備を備えかつ槽内の活性
汚泥濃度が10000ppm以上に維持された単一の反
応槽に供給し、上記反応槽中で上記高濃度廃液の
硝化反応処理と脱窒反応処理とを行ない、その後
処理液を沈殿槽に導いて固液分離を行なうことを
特徴とし、その目的とするところは、高濃度廃液
を単一槽で完全連続でも硝化と脱窒とを同時に行
なうことの出来る高濃度廃液の処理方法を提供す
るものである。 以下、添付図面等を用いて本発明を詳細に説明
する。 第2図は、本発明によるプロセスの基本構成を
示す概要図である。 第2図において、図示省略のデカンタまたはド
ラムスクリーンなどの除渣機で除渣した原液1は
ライン2から反応槽3に導かれる。 反応槽3に高濃度活性汚泥を適用し、曝気装置
として通常の散気管より酸素供給能力の大きい空
気分散器4を用いて曝気する。ここで使用する曝
気装置7は、ブロワーから供給された圧縮空気を
分散微細化させるもので、円筒状(但し、上部は
メクラとなつており、ちようどコツプを逆さまに
したもの)の高速度回転体である。内部は中空と
なつているが、供給空気は本回転体内に供給さ
れ、オーバーフローして外部側壁において液との
摩擦により微細気泡となる。したがつて、実際の
使用時に、酸素供給速度を調整するにはこの回転
体の回転数と供給空気量を変化させればよい。酸
素供給速度を増加するには、回転数及び空気量を
増加させ、逆に酸素供給速度を減少させるには回
転数及び空気量を減少させる。なお、5は電動
機、6はブロワーである。 なお、この場合、前に述べたように次のような
条件設定を行なう。 (1) 槽3内汚泥濃度10000ppm以上に維持する。 (2) 対象高濃度廃液を3倍以下の希釈倍率で処理
する。 希釈倍率=希釈水量/原液溶量 (3) 通常の散気管(多孔性デイフユーザー、又は
デイスクフユーザーなど)より酸素供給能力を
有する曝気装置を適用して、酸素供給速度を広
範囲にわたり可変にしうること。 このように設定すれば、完全連続でも硝化と脱
窒を同時に行いうる。 すなわち、汚泥濃度が高く対象液の有機物濃
度、窒素濃度が高い曝気操作を行つている反応槽
3で、フロツク内部に嫌気部分を生じ、この部分
では脱N反応が卓越し、その他の好気部分では硝
化反応が卓越する。そのため硝化反応(NH4
N→NO2−N→NO3−N)と脱N反応(NO3
N→NO2−N→N2)とは、アルカリの放出と消
費がうまくバランスして協同しながら反応が進行
し、反応槽3内で高濃度廃液1の脱窒が連続的に
処理される。 反応槽排出液7はライン8を通り後段の沈殿槽
9に導かれ、同沈殿槽9で固液分離、汚泥濃縮が
行なわれる。 液分は処理水10としてライン11から抜き出
され、汚泥は連続的にライン12から前記のライ
ン1へ返送汚泥として返送循環すると共に余剰汚
泥をライン13から引抜く。この余剰汚泥は図示
省略の汚泥処理施設へ送られる。 次に、実験例をあげる。 実験例 除渣後生し尿(某処理場より調達した破砕生し
尿のデカンタ分離液)を原液として第3図に示す
実験装置を用いて連続実験を実施した。 第3図に示す実験装置において、原液1を原液
貯留槽14にまず貯留し撹拌機15で撹拌して均
一化する。この原液1(原液流量:133/日)
をポンプPによつてライン2を通して反応槽3
(容量:265)に導く。反応槽3では消泡剤16
を注入し消泡機17を稼動して消泡を行ない、反
応槽3における排ガスをライン18から放出す
る。また、反応槽3には、電動機5、ブロアー6
によつて大きい空気分散器4(第1図に示す空気
分散器4と同構造のもの)から酸素を充分に供給
して、硝化反応処理と脱窒反応処理とを同時に連
続的に処理する。次に反応槽排出液7はライン8
を通り後段の沈殿槽9(容量:170)に導かれ、
同沈殿槽9で固液分離、汚泥濃縮が行なわれる。
液分は処理水10としてライン11から抜き出さ
れ、汚泥は連続的にライン12から前記のライン
1へ返送汚泥(266/日)として返送循環する。 実験の結果を第1表に示す。
【表】 第1表に示すように本発明のプロセスにて行な
つた実験例では高濃度廃水である生し尿を無希釈
無薬注、短時日で従来の高倍率希釈処理と同等処
理水質(BOD、窒素)にまで処理することが出
来ることが分つた。 第4図に反応槽3まわりのT−Nの収支をとつ
た例を示す。 このT−N収支例は、次の条件設定で行つた具
体例である。 (1) 槽内汚泥濃度10000ppm以上に維持する。 (2) 対象高濃度廃液を3倍以下の希釈倍率で処理
する。 希釈倍率=希釈水量/原液溶量 (3) 通常の散気管(多孔性デイフユーザー、又は
デイスクフユーザーなど)より酸素供給能力を
有する曝気装置を適用して、酸素供給速度を広
範囲にわたり可変にしうること。 そして、この具体例は1つの反応槽3で硝化と
脱Nが進んでいることを証明するためのものであ
る。すなわち反応槽3でT−Nが減少してのみこ
の現象が起きていることを示すものであり、この
(T−N)が減少せぬ場合は、この現象が起つて
いるとは言えない。例えば、T−Nとは (T−N)=(NH4−N) +(NO−N)+(NO−N)+(Ovg−N) よりなるがNH4−NはNO2−N→NO3−Nに変
換するので、これが減少するだけでは単に硝化が
進んだだけであり、NO2−N、NO3−NがN2
変換(すなわち脱N反応)してのみT−Nは減少
するのである。 第4図から判明するように反応槽3でT−N除
去の行われていることがわかる。 本発明はこのように、高濃度廃液を無希釈又は
低希釈倍率で活性汚泥処理する方法において、上
記高濃度廃液を酸素供給能が大きくかつ酸素供給
速度を変更可能な曝気設備を備えかつ槽内の活性
汚泥濃度が10000ppm以上に維持された単一の反
応槽に供給し、上記反応槽中で上記高濃度廃液の
硝化反応処理と脱窒反応処理とを行ない、その後
処理液を沈殿槽に導いて固液分離を行なうので、
反応槽では流入原液中のNH4−Nの亜硝酸化
(NO2−N)と同時にNO2−NのN2への変換、す
なわち脱窒素反応が同時平行的に起こり硝化と脱
窒を別個の槽で行うことなくコンパクトになる。 また、複数の槽(硝化槽および脱窒槽)を設置
せず、単一槽で硝化、脱窒を行なうには原液を連
続的に投入し処理できるので、操作がきわめて簡
単となる。 さらに、高濃度廃液を無希釈無薬注、短時日で
従来の高倍率希釈処理に同時の処理水質(BOD、
窒素)にまで処理することが出来るので、希釈
水、薬品が不要なので、きわめて経済的である。 さらにまた、無希釈による処理なので、公害上
水質が非常に問題とされている時期にきわめてふ
さわしい高濃度廃液の処理方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は比較例のプロセスフローを示す概要
図、第2図は本発明の基本プロセスフローを示す
る概要図、第3図は本発明の方法の効果を確認す
るための実験例のフローシート、第4図は本発明
の実験例におけるT−N収支の実験結果を示す説
明図である。 1……高濃度廃液、3……反応槽、4……空気
分散器、5……電動機、6……ブロワー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高濃度廃液を無希釈又は低希釈倍率で活性汚
    泥処理する方法において、上記高濃度廃液を酸素
    供給能が大きくかつ酸素供給速度を変更可能な曝
    気設備を備えかつ槽内の活性汚泥濃度が
    10000ppm以上に維持された単一の反応槽に供給
    し、上記反応槽中で上記高濃度廃液の硝化反応処
    理と脱窒反応処理とを行ない、その後処理液を沈
    殿槽に導いて固液分離を行なうことを特徴とする
    高濃度廃液の処理方法。
JP9810880A 1980-07-17 1980-07-17 Disposal of highly concentrated waste liquid Granted JPS5724699A (en)

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