JP2980143B2 - 汚水の高度処理法 - Google Patents

汚水の高度処理法

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亮一 森峰
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下廃水などの汚水の高
度処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水などの汚水の処理場において
は、汚水を最初沈殿池、処理槽、最終沈殿池の順に導く
フローにより、汚水中のSS、BOD、窒素、リンなど
を除去している。すなわち、処理槽の前部を嫌気槽と
し、最初沈殿池からの被処理液と活性汚泥とを攪拌混合
することによって、BODのような汚濁有機物を酸化分
解するとともに、硝酸性窒素や亜硝酸性窒素を不活性な
窒素ガスに変換して汚水中から除去している。また、処
理槽の後部を好気槽とし、被処理液と活性汚泥とを攪拌
混合しつつ、この混合液に空気を供給することによっ
て、アンモニア性窒素を含むケルダール性窒素を硝酸な
いし亜硝酸性窒素に酸化するとともに、リンを汚泥に取
り込んでいる。そして、この硝酸ないし亜硝酸性窒素を
含む混合液の一部を嫌気槽に循環し、残りを最終沈殿池
に導いて処理している。
【0003】処理槽深さが通常の5〜6m程度の場合、
嫌気槽では機械攪拌を行い、好気槽では散気板(筒)に
よって空気の供給と攪拌とを行うか、または好気槽も機
械攪拌とし、攪拌羽根部に空気を導入している。高度処
理を目的としない活性汚泥法では、空気を利用する代わ
りに純酸素エアレーションを行うこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな循環法によって汚水の高度処理を行う場合、高度処
理を目的としない場合の約2倍容量の処理槽が必要とな
り、処理場用地が狭い所では処理施設を設けることがで
きないという問題がある。
【0005】そこで、所定の面積内で循環法により汚水
の高度処理を行うために処理槽の深さを20m〜30m
程度まで深くすると、槽内の活性汚泥混合液を少なくと
も0.3m/秒の流速となるように攪拌し、かつ好気槽
内の活性汚泥混合液に一定量の酸素を溶存させることが
必要になる。しかし、この手段として、散気板(筒)を
槽底部に設置すると、空気を供給するためのブロワーの
圧力が不足し、この対策として散気板(筒)を5m程度
の水深に設置すると、処理槽内に攪拌流を生起すること
ができないという問題がある。
【0006】また、槽底部で機械攪拌を行いながら、水
深の浅い所で空気と槽内混合液とを混合して羽根部に供
給する方法もあるが、この場合、得られる有効酸素量の
割に動力消費量が大きいという問題がある。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、用地
の狭い処理場でも実施可能であるとともに、大きな動力
を要することなく汚水を高度処理できる方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の汚水の高度処理法は、処理槽を嫌気槽と好気
槽とで構成し、嫌気槽内の汚水を槽内底部に設置した攪
拌装置で機械攪拌する状態において活性汚泥処理すると
ともに、好気槽内の汚水を、槽内上部で開口する引込管
内の上部において槽外の純酸素発生手段から供給される
純酸素と混合しつつ槽内底部に設置した攪拌装置羽根部
に導くことにより、機械攪拌を行いながら酸素を供給す
る状態において活性汚泥処理することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記のように、槽内底部に攪拌装置を設置する
とともに、好気槽においてはこの攪拌装置の羽根部に、
引込管の上部よりこの引込管内に送り込まれる酸素を供
給する構成としたため、深い処理槽を用いることがで
き、狭い処理場でも循環法による汚水の高度処理が可能
である。
【0010】また、純酸素を供給する方式なので、気液
比を一定とすると、空気を供給するときの5倍の有効酸
素を水に溶存させることができ、動力消費量を低減でき
る。
【0011】
【実施例】以下に図1に基づいて本発明の一実施例の汚
水の高度処理法を説明する。処理槽1において、嫌気槽
2と好気槽3とがこの順に設置されており、嫌気槽2内
には脱窒菌などの活性汚泥が混合されるとともに、好気
槽3内には硝化菌などの活性汚泥が混合されている。ま
た、嫌気槽2には最初沈殿池からの原水供給管6と循環
管7と汚泥返送管8とが開口しており、循環管7は基端
側が好気槽3に開口するとともに、途中に循環ポンプ9
を介装している。そして、嫌気槽2内の混合液4は槽2
の上部から好気槽3へ流入し、好気槽3内の混合液5は
槽3の上部から槽3外へ流出するように構成されてい
る。
【0012】嫌気槽2および好気槽3の底部にはそれぞ
れ、水中攪拌装置10,11が配置されていて、モータ12,
13によって作動可能である。また、好気槽3内の水中攪
拌装置11の羽根部14には、槽内上部で開口する引込管15
が接続していて、この引込管15の上部には、槽3外に設
けられた純酸素発生機16が接続している。これにより、
純酸素発生機16から供給される酸素が引込管15の上部で
混合液5と混合されて、攪拌装置11の羽根部14に送られ
るようになっている。
【0013】以下、上記構成における作用を説明する。
嫌気槽2では、原水供給管6から原水が流入するととも
に、循環管7から好気槽循環液が循環する状態で、水中
攪拌装置10で生起される攪拌流によって混合液4が良好
に攪拌混合される。この結果、槽2内の亜硝酸性窒素な
いし硝酸性窒素は活性汚泥によって不活性な窒素ガスに
分解され、有機化合物も分解される。そして、この混合
液4の一部は槽2の上部から好気槽3へ流入する。
【0014】好気槽3では、攪拌装置11によって生じる
攪拌流で混合液5が良好に攪拌混合され、かつ攪拌装置
11の羽根部14から、混合液5と混合された純酸素が槽3
内底部に攪拌供給される状態において、アンモニア性窒
素または有機性窒素の一部が活性汚泥によって亜硝酸性
窒素ないし硝酸性窒素に分解されるとともに、リンが活
性汚泥に取り込まれる。この亜硝酸性窒素および硝酸性
窒素を含む混合液5の一部、すなわち流入被処理水の1
〜4倍量の好気性混合液は循環液として循環ポンプ9に
より嫌気槽2に返送され、一方、残りの混合液5は処理
水17として最終沈殿池に導かれる。最終沈殿池で沈降分
離された汚泥の一部は、汚泥返送管8によって嫌気槽2
に返送される。
【0015】上記によって、槽2,3内の混合液4,5
は十分攪拌混合されるとともに、好気槽3では十分な酸
素が供給されることになり、水深の深い処理槽1におい
ても十分活性汚泥法を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、槽内
底部に設置した水中攪拌装置により被処理液と活性汚泥
とを良好に攪拌混合でき、かつ好気槽では引込管の上部
から純酸素を供給し、引込管内で槽内混合液と混合する
ことにより、槽内に十分な酸素を供給できる。この結
果、深い処理槽でも高度の活性汚泥処理を行うことがで
き、用地の狭い処理場でも実施可能となるとともに、引
込管の上部に酸素を供給することで、酸素の供給動力も
低減できる。
【0017】また、純酸素を使用することで空気を使用
するときよりも気液比を小さくすることができるので、
酸素の気泡径が小さくなり、引込管内における下降流速
が小さくてすむので、攪拌機の動力効率が高くなる。
【0018】さらに、純酸素を供給することによって、
空気を供給する場合に比べて5倍の有効酸素を水に溶存
させることができるので、空気を供給するときのよう
な、不要な窒素をも含む多量の気体を供給することによ
る汚泥の浮上を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚水の高度処理法で使用される処理槽
の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 嫌気槽 3 好気槽 14 攪拌装置羽根部 15 引込管 16 純酸素発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−177195(JP,A) 特開 昭58−216788(JP,A) 特開 昭63−104699(JP,A) 特開 昭56−65686(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 3/30 ZAB C02F 3/12 ZAB C02F 3/26 ZAB

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽を嫌気槽と好気槽とで構成し、嫌
    気槽内の汚水を槽内底部に設置した攪拌装置で機械攪拌
    する状態において活性汚泥処理するとともに、好気槽内
    の汚水を、槽内上部で開口する引込管内の上部において
    槽外の純酸素発生手段から供給される純酸素と混合しつ
    つ槽内底部に設置した攪拌装置羽根部に導くことによ
    り、機械攪拌を行いながら酸素を供給する状態において
    活性汚泥処理することを特徴とする汚水の高度処理法。
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