JPS63500596A - ストレプトコッカス・エクイに対するウマの保護 - Google Patents

ストレプトコッカス・エクイに対するウマの保護

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JPS63500596A JP61504034A JP50403486A JPS63500596A JP S63500596 A JPS63500596 A JP S63500596A JP 61504034 A JP61504034 A JP 61504034A JP 50403486 A JP50403486 A JP 50403486A JP S63500596 A JPS63500596 A JP S63500596A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ストレプトコッカス・エクイに対するウマの保護発明の背盈 本発明は、ストレプトコクシ・エクイ(S treptococci equi )に対するウマの免疫化に関する。
ニス・エクイは、発熱、鼻分泌物ならびに咽頭後方および下顎骨リンパ節中の膿 瘍形成によって特徴づけられるウマの原皮、すなわち急性上部呼吸系疾患を引き 起す。野外でそのような疾叡に補機しまたは実験室的に原皮に罹患しかつ原皮か ら回復したウマは、再感染に対し非常に抵抗性になる。さらに、ニス・エクイの 唯一つの抗原型か野外で見い出されている。
前記したにもかかわらず、ニス・エクイのバクテリンから調製したワクチンまた はMタンパク質濃厚抽出物のようなニス・エクイの分別抽出物は、野外において ニス・エクイに対して保護するのに相対的に有効ではなかった。たとえ1943 年までさかのぼって、ビー・オー・バズレイ(P 、 O、B azeley) によってン・オーストラリアン・ベテリナリー・ジャーナル(the A us tralian V eterinaryJ ournal)、±y:62に提 出された「スタディーズ・ウィズ・エフワイン・ストレプトコッカス」(“S  tudies with E quineS treptococcus”)と 題する論文が、バズレイ博士らが非常に有望であるとして特徴付けた試験結果と 相まって該問題の広範囲の研究を発表したとしてもこれは真実である。しかしな がら、原皮に対するウマの保護に対する適当なまたは有効な方法または手段がな いままに多くの年月が経過した。当該分野における初期の実験法に関する問題の 1つは、科学者および研究者がニス・エクイに対するウマの保護をウマの血清中 の殺菌抗体の刺激と同等視したことである。事実、ワクチンの失敗は、ワクチン による血清中の殺菌抗体を刺激することの失敗によるものではなく野外または実 験的なニス・エクイへの暴露に対する保護と同等でないことを示していた。
事実、最近、実験的に誘発した原皮から回復したポニーが、血清殺菌活性が検出 される以前に再感染に対して非常に抵抗性であることが見出された。さらに、抵 抗性ポニーの鼻咽腔粘液は分子量(mw)41000の唯一の酸抽出物タンパク 質に対する主要なIgGおよびIgA抗体活性を有するが、血清抗体は多くの主 特異性を有することが認められた。これらの知見は、満足すべきワクチン接種に は鼻咽腔免疫応答の刺激が必要であることを示唆した。
つぎの発表は、この開発に関連して本発明者によってなされたものである。
■)アブストラクト■、ランスフィールド・インターナショナル・シンポジウム ・オン・ストレブトコクシ・アンド・ストレプトコツカル・ディズイーズ、フジ (Abstracts IXth、LancerieldI nternati onal S ymposium on S treptococci and  5treptococcalDiseases、 Fuji)、日本、198 4年9月10日に発表されたアブストラクトNo、 172 2)インフェクション・アンド・イムニテイ(Infection and 1 m1unity)、1985年3月、47巻、3号、623〜628頁3)イン フエクション・アンド・イムニティ(l nf’ection andI mm unity)、1985年4月、48巻、1号、29〜34、図面の簡単な説明 第1図は、ニス・エクイ709−27に対する後記の免疫化を経た14頭のポニ ーの鼻腔洗浄液中のIgAおよび■gG抗体力価の日数に対する別々の座標を有 するグラフである。ラジオイムノアッセイにおける抗原は、ニス・エクイの酸抽 出物および培養上清(野生型)タンパク質であった。
第2図は、生のニス・エクイ709−27またはニス・エクイ709−27の酸 抽出物を用いてワクチン接種した40匹のマウスの群および非免疫対照マウスの 群について攻撃後の日数に対する累積死亡率を示したグラフである。全てのマウ スは、5xlO−7−CFUビルレント・ニス・エクイCF32を用いて攻撃し た。第2図は、ニス・エクイ709−27か親ニス・エクイCF32のそれと同 じ完全なMタンパク質を保持していることを示しているので、第2図の知見は重 要である。
第3図は、ニス・エクイ709−27を用いて後記の経鼻腔ワクチン接種したポ ニーの鼻咽腔粘液および血清中のIgGおよびIgAによって認識されるタンパ ク質(SDS PAGE)、ニス・エクイおよびニス・ズーエピデミカス(S  、zooepidemicus)を示したイムノプロット(immunoblo t)である。該プロットをウマIgAまたはIgGに対して単一特異的抗血清で 洗浄し、ついで鼻咽腔粘液または血清で処理した。
トラック:八−ニス・ズーエピデミカスの酸抽出物B−ニス・エクイ(CF32 )の酸抽出物C−ニス・エクイ(CF32)の培養上清タンパク質大部分のウマ は鼻咽腔中にこの生物を保有しているた゛め、ニス・ズーエピデミカスの抗原を 含み、したがって、刺激され、そのタンパク質に対する抗体を産生し、そのいく つかはニス・エクイと共通である。
該図中に記載されている測定方法は、以下の刊行物に論じられているものと同じ である。
a)インフェクション・アンド・イムニティー、47巻、3号、623〜628 頁(1985年3月);b)インフェクション・アンド・イムニティー、48巻 、1号、29〜34頁(1985年4月) 発明の詳細 な説明は、例えば、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(A、T、 C,C,No、53185) ロックビレ、メリーランド(Rockville 、 Maryland)に寄託され、本特許出願が発行された時に一般に入手で きるニス・エクイCF32として知られたニス・エクイの非常なビルレント株か ら得られた細菌性クローンを用いて鼻咽腔免疫応答を刺激する方法を教示する。
CF32は、互いに流動する傾向があり、かつ、ベータ溶血の広い領域(5〜1 0mm)によって囲まれている大きな(1〜3 mm)透明のムコイドコロニー を産生ずる。本発明の教示に従って無毒性化したニス・エクイCF32の誘導体 もアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションに寄託されている。該アビル レント誘導体ニス・エクイ細菌は、コーネル(Cornell)ニス・エクイ7 09−27として知られ、本特許出願が米国特許として発行される時にはA、T 、C,C,No、53186の下にA、T、C,C,を通じて入手されうる。コ ーネル709−27は、ベータ溶血の狭い領域(1++un)で囲まれた小さな (直径0 、5 mm)白色凸状の滑らかな表面のコロニーを産生ずる。
本発明は、ウマの除皮を引き起こすニス・エクイに対するウマワクチンに関し、 該ワクチンは除皮感受性ウマの鼻咽腔免疫応答を刺激し、かつ、該ワクチンはニ ス・エクイによる除皮から回復したウマの鼻咽腔粘液中のそれと同様なIgGお よびIgA抗体に対する免疫応答を刺激する約41000の分子量を有する酸抽 出Mタンパク質フラグメントを供給するタンパク質をその上に保持しつつ、悪性 原皮を引き起こすニス・エクイを突然変異させて無毒性化させることによって形 成したニス・エクイのアビルレンl−株からなる。
本発明のワクチンは、株特異性ではない。ニス・エクイの唯一の抗原型が野外で 見い出されている。したがって、本発明の方法は、ニス・エクイ株を原因とする いずれの悪性原皮に対しても適用できビルレント・ニス・エクイ株は、得られた iビルレント・ニス・エクイ株が原皮を引き起すニス・エクイから回復し1ニウ マの鼻0囚腔粘液中のそれと同じ免疫応答を刺激する約41000の分子量を有 するMタンパク質フラグメントを保持している限り、し)ずれの方法でも無毒性 化されうる。現在の好ましい方法は、例えば、化学薬品または放射線の使用によ る数置に誘発した変異誘発である。例えば、ニトロソグアニジンの使用によるよ うな化学的変異誘発が特に有用である(ジーン・ミューチージョン、マニュアル ・才ブ・メソツズ・オブ・ジェネラル・バクテリオロノー(Gene Muta tion、 ManualofMethods of General Bac teriology)、第13章、アメリブフン・ソサエティー・フォー・マイ クロバイオロジー、 ワシントン・ディ嘩シイ(American 5ocie ty for Microbiology、 WashingtonD、C,) 1981参照)。
ラジオイムノアッセイまたはイムノブロッティングアッセイにより本発明のワク チンを特性イ」けるため、酸抽出タン7くり質をアール・シー・ランスフィール ド(R、C、L ancef 1eld)による「ストレプトコッカス・ヘモリ チカスの抗原性複合体■スl司ノブトコッカス°ヘモリチカス抽出物中の型特異 性物質の証明」と題する刊行物、ジャーナル・オブ・エクスベリメンタル・メデ ィシン(J 、Exp、Med、)47:91に記載された手法に従って単離す る。
さらに、本発明のワクチンを特性付けるため、5DS−PAGE電気泳動および 分子量規準を用いることによってタンパク質分子量を測定する。
本発明の教示するところによれば、ニス・エクイに対して満足すべきワクチンは 、経鼻腔または経口接種による感受性ウマにおける鼻咽腔免疫応答の刺激を必要 とする。鼻咽腔粘液中の抗体活性が原皮に対する保護と相関しており、血清中の 抗体活性はあまり重要でない。
Mタンパク質濃厚抽出物は、動物の血清中の免疫応答を生ずるという点で有効で あるけれど、それらは感受性ウマの鼻咽腔免疫応答を刺激しないため、それらは 比較的有効ではない。必要な応答を刺激するため、本発明は、ワクチンとして用 い、経鼻腔または経口のいずれかで適用されうるアビルレント・ニス・エクイ細 菌の製造方法を教示し、感受性ウマの鼻咽腔粘液中の主要なIgGおよびIgA 抗体応答を生じさせる。ニス・エクイのアビルレント株(コーネル709−27 )は、そのような細菌である。以下、特に製造した細菌をニス・エクイ(コーネ ル709−27)と称す。
ニス・エクイの有効なアビルレントワクチン株の製造方法マウスおよびポニーに 対して無毒性のニス・エクイ(コーネル709−27)の株はつぎの方法で得ら れた。出発細菌ニス・エクイCF32をビー・シー・カールトンおよびビー・ジ ェイ・ブラウン(1981)のマニュアル・オブ・メソッズ・フォー・ジェネラ ル・バクテリオロジー(ビー・ガーハードら編)アメリカン・ソサエティー・フ ォー・マイクロバイオロジー、ワシントン・ディー・シー(Carlton、  B、C,and Brown、 B、J 、(1981)−Manual of Methods for General Bacteriology” (E ds、P、Gerhardt、 etal、)American 5ociet y for Microbiology、 Washington、 D、C。
)226頁の記事に示された教示に従ってニトロソグアニジン変異誘発に付した 。226頁の第1IMに示された方法の変形を試みた。
特に、該方法を通じて増殖培地としてトッド・ヒユーイツトブロスを用いた。被 包していないコロニーをマウスの腹腔的接種(ICR)によって毒性の喪失につ いてのスクリーニングに付した。マウスを死亡させない株を陽性株とみなした。
ついで、該陽性マウス株を用いて腹腔内経路によってマIクスにワクチン接種し 、それらの保護特性を測定した。マウスを保護するそれらの株をウマに経鼻腔接 種しfこ。本明細書に記載したように、最終的に、ニス・エクイ709−27の 誘導法は3x 10’CFUの用量にて無毒性であり、かつ、それをウマに経鼻 腔または経口接種した場合、感受性ウマのニス・エクイに対するワクチンとして 有効であることが判明した。さらに、また、ウマを保護する陽性株をイムノブロ ッティングに付しMタンパク質の41にフラグメントの存在を分析した。その株 の同定番号はニス・エクイ709−27である。
ニス・エクイ株(コーネル709−27)の酸抽出物が、親ニス・エクイ株(C F32)と同じ免疫学的反応性タンパク質を保有していることがイムノブロッテ ィングによって示された。用いられたイムノブロッティング法は、「インフェク ション・アンド・イムニティ−J(’ I nrection and I m munity”)48巻1号29〜34頁(1985年4月)と題する科学論文 にて用いられたものと同じであった。
ウマ免疫化および攻撃 ついで、該ニス・エクイ(コーネル709−27)をウマの実験的ニス・エクイ 感染に対するワクチンとしての有効性の試験に付した。
つぎの表はその試験を示している。
表1 ニス・エクイ709−27のアビルレント株にて経鼻腔免疫化した後のストレプ トコッカス・エクイによる経鼻腔攻撃に対するポニーの抵抗性 *全での対照は攻撃から4日以内に急性腺疫を発現した。
隔離して飼育し、ニス・エクイに全く接触していない14頭の満1年ポニーに7 01−27のトッド・ヒユーイツトブロス中の18時間培養(3X10’CFU )のアトマイズ懸濁液(経鼻腔)を投与した。29日後に再接種を行なった。5 xlO8cFtrのニス・エクイCF32の一夜培養にて30日後軽鼻腔でポニ ーを攻撃した。鼻腔アトマイザ−(281型、デビルビス・カンパニー、サマー セット、ペンシルベニア(Model# 281 、 Devilbiss C o、、 Somerset。
PA))により培養を投与した。
6頭の非ワクチン接種ポニーをワクチン接種群から分離して収容し、2頭の接触 対照ポニーをまた同じCF32接種物にて攻撃した。
全ての免疫化ポニーおよび2頭の接触対照ポニーは攻撃した場合にニス・エクイ に対して抵抗性であったが、全ての隔離対照は攻撃から4日以内に急性腺疫を発 現した。
さらに、風土病性ニス・エクイ感染問題を有する農場の約800頭のウマにニス ・エクイ709−27を用いて実験的に経鼻腔または経口ワクチン接種して今ま でに2頭のウマしか除皮を発現しなかった。前の3年の経験に基づいたそれらの 農場における除皮の予想された発生は、40%の範囲のウマに除皮の発生を予想 させる程である。
本発明の教示を用いてニス・エクイに対してウマをワクチン接種した場合、経口 接種の結果は、同一用量を用いた経鼻腔接種に匹敵するように思われた。本明細 書のワクチン接種に用いるワクチン用量(組織の数)は、正常なウマに疾患を引 き起こすことが予期されるニス・エクイ(CF32)の野生ビルレント株の組織 の数より100倍多かった。しかし、商業的ニス・エクイワクチン計画は、製造 者および適当な行政当局の間の協議により決定される。
凍結または凍結乾燥は、該ワクチンに悪影響を及ぼさない。したがって、これら の方法は、該ワクチンの大量生産および販売に用いることができる。
該ワクチンは成体動物に副作用を全く示さないが、かって低い発病率(〜5%) の顎下腺膿瘍が3力月子ウマに観察された。この逆作用は、接種ウマの血清中に 完全な血清変換を得ようと努めて非常に多量の用量のワクチンを投与した場合に 生じた。他の部分で述べたように、免疫学的保護に必要な抗体を含有しているの は感受性ウマの鼻咽腔粘液である。
抗体検定−第1図 ニス・エクイ(CF32)のタンパク質に対するIgAおよびIgG抗体を、ワ クチン接種および攻撃の前、間および後に集めた血清および鼻腔洗浄液にて検定 した。イムノケミストリー(I mmunochemistry)2 :235 〜254頁のジー・マンシーニ、ニー・オー・カルボナラおよびジェイ・エイチ ・ヘレマンズ(G、Mancini、 A、O,Carbonara and  J、H,Heremans)による「イムノケミカル・クオンティテーシタン・ オブ・アンティジエンズ・パイ・シングル・ラジアルφイムノディフュージョン J(’Immunochemical Quantitationof Ant igens by Single Radial Immunodiffusi on”)と題する論文に記載したちのと同じ固相ラジオイムノアッセイにより検 定を行なった。ウェルをニス・エクイの酸抽出物(AE)または培養上清(C8 )タンパク質にて被覆した。
ニス・エクイの酸抽出物および培養上清タンパク質に対するIgAおよびIgG 抗体応答を全てのワクチン接種動物からの鼻腔洗浄液にて観察した(第1図)。
血清抗体応答も観察したが、それらは−貫していなかった。接触対照ポニーは、 該ワクチン株の伝達が群中に発生したことの現れである鼻腔および血清抗体変換 を同時に示しエクイによる攻撃に対して抵抗性であったが、非ワクチン接種対照 −は攻撃から4日以内に典型的な原皮を発現した(表1)。
マウス免疫化および攻撃J−因 マウスは、歴史的にニス・エクイ感染の免疫学用モデルであった。
したがって、有効性の平行テストとして、ニス・エクイ709−27の酸抽出物 のヒドロキシアパタイト精製タンパク質を用いて皮下注射にて成体ICRマウス を免疫にした。ケー・エル・ボスヂ、ジャーナル・オブ・メディカル・マイクロ バイオロジー(V os’t’i 、K 。
L、Journal of Med、 Microbiol、 )I i :4 53(1978)の論文参照。タンパク質を水酸化アルミニウムに吸収させ、2 1日隔てて50μgの用量を2回皮下投与した。その後、非ワクチン接種対照の 群を含む全てのマウスを腹腔内投与したビルレント・ニス・エクイ(5x L  O’CFU)にて攻撃した。攻撃後7日間マウス死亡率を記録した。統計学で用 いられているカイ二乗分析を用いた場合、対照群とワクチン接種群の間の死亡率 の差は非常に顕著であった。ニス・エクイ709−27の酸抽出物または生体細 胞のいずれかにて免疫にしたマウスは、非ワクチン接種対照と比較して顕著な保 護応答(確率<o、oi)を示した。ニス・エクイ709−27は、ニス・エク イの保護M抗原を保持していることをこの結果は示唆した。
それが毒性でないという事実にもかかわらず、ニス・エクイ709−27の酸抽 出物が親ニス・エクイ株と同じ免疫学的反応性タンパク質を保持していることが イムノブロッティングによって示された。
第3図粘膜および血清抗体により認識されたタンパク質を示すイムノブロッティ ング ニス・エクイの酸抽出物および培養上清ならびにニス・ズーエピデミカスの酸抽 出物中の免疫学的反応性タンパク質を5DS−PAGEゲルのニトロセルロース プロット上にて識別した。攻撃後7日目にポニーを屠殺した時に集めた血清およ び鼻咽腔粘液にてプロットを処理した。「インフェクション・アンド・イムニテ イー」(” T nfection and I mmunity”)、47巻 、3号、623〜628頁(1985年3月)と題する化学論文は用いた方法を 記載している。
ワクチン接種した動物の鼻咽腔粘液中のIgAおよびIgG抗体は主に41.k Mタンパク質フラグメントに向うのに対して、実験的に誘発した原皮から回復し た後のポニーに以前注目された発見である血清抗体は非常により広い活性のスペ クトルを有するということをイムノブロッティングは明らかにした。該4100 0mwMタンパク質フラグメントに対する抗体応答は抵抗性ウマの鼻咽腔免疫応 答の不変の特徴であるので、それは重要な保護抗原である。
ニス・ズーエピデミカスの同様の反応性タンパク質を該イムノプロット上(トラ ックA)にて検出できなかったので、該抗体応答は、また、ニス・エクイに特異 的である。強力な殺菌血清中の抗体は分子量約29000および37000のM タンパク質フラグメントと強力に反応することを他の研究は示した。血清および 鼻咽腔抗体によって認識されるニス・エクイのMタンパク質フラグメントの異な る分子量を説明するための仮説は、該鼻咽腔応答に重要なニス・エクイのMタン パク質分子の該部分または領域が血清中の殺菌抗体の刺激に関係するそれと異な るということである。
要約すると、本発明は、原皮を引き起こすニス・エクイに対して感受性のウマを 保護するための新規かつ改良した細菌ワクチンを教示している。該ワクチンは、 該鼻咽腔粘液中の抗体の存在を通じて感受性ウマにお1」る鼻咽腔免疫応答を刺 激する。該ワクチンは41000mwのMタンパク質フラグメントを含有するニ ス・エクイ昧であり、かつ、ワクチンとして経鼻腔または経口のいずれかにてウ マへの投与に適用される。本発明の教示は、ニス・エクイ(709−27)の新 規株、ニス・エクイ細菌の有用なワクチン株の製造および単離方法ならびに感受 性ウマの鼻咽腔粘液中の抗体応答を刺激するワクチン株に関する。
以上、本明細書に記載した具体例は、単に本発明の原理の適用を説明したものに 過ぎず、何ら本発明を制限するものではない。
第1図 攻撃後の日数

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.感受性のウマの鼻咽腔粘液中の抗体応答を刺激するエス・エクイ(S.eq ui)のアビルレント株からなることを特徴とする腺疫を引き起こすエス・エク イに対するウマ保護用ワクチン。
  2. 2.該ワクチンが腺疫感受性ウマの鼻咽腔エス・エクイ抗体応答を刺激し、かつ 、該ワクチンが腺疫を引き起こすエス・エクイから回復したウマに見い出される それと同じウマの鼻咽腔粘液中のIgGおよびIgA抗体の形態にて免疫応答を 刺激する約41000の分子量を有するMタンパク質フラグメントを供給するタ ンパク質をその上に保持しつつ、悪性腺疫を引き起こすエス・エクイ株を突然変 異させて無毒性化させることによって形成したエス・エクイのアビルレント株か らなるウマに腺疫を引き起こすエス・エクイに対する前記第1項のワクチン。
  3. 3.該アビルレント・エス・エクイ株が被包性でなく、かつ、約41000の分 子量を有するMタンパク質フラグメントを含有する前記第1項のワクチン。
  4. 4.該アビルレントエス・エクイの株がエス・エクイ709−27である前記第 3項のワクチン。
  5. 5.該アビルレントエス・エクイの株が約41000の分子量を有するMタンパ ク質フラグメントを含有し、かつ、経鼻腔または経口的に接種できる前記第1項 のワクチン。
  6. 6.該アビルレントエス・エクイ株がエス・エクイ709−27である前記第5 項のワクチン。
  7. 7.感受性ウマの鼻咽腔粘液中の鼻咽腔抗体応答を刺激するアビルレントェス・ エクイの株を経鼻腔的または経口的のいずれかにてウマに接種することを特徴と するアビルレント・エス・エクイに対するウマの保護方法。
  8. 8.エス・エクイの株が無毒性であり、かつ、少なくとも約41000mwのM タンパク質フラグメントを保有する前記第7項の保護方法。
  9. 9.該アビルレントエス・エクイ株がエス・エクイ709−27である前記第8 項の保護方法。
  10. 10.感受性ウマに経鼻腔的または経口的に接種できる、エス・エクイ709− 27として知られるエス・エクイのアビルレント株からなることを特徴とするエ ス・エクイに対するウマ保護用ワクチン。
  11. 11.1)エス・エクイのビルレソト株を変異誘発に付し、2)該細菌がエス・ エク感受性ウマの鼻咽腔粘液中のエス・エクイ抗体応答を産生する、41000 の分子量を有するMタンパク質フラグメントを供給する生成細菌を選択する工程 からなることを徴とするウマに対して無毒性であるエス・エクイの株の製造方法 。
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