JPS6349562Y2 - - Google Patents

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JPS6349562Y2
JPS6349562Y2 JP1982080439U JP8043982U JPS6349562Y2 JP S6349562 Y2 JPS6349562 Y2 JP S6349562Y2 JP 1982080439 U JP1982080439 U JP 1982080439U JP 8043982 U JP8043982 U JP 8043982U JP S6349562 Y2 JPS6349562 Y2 JP S6349562Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
recoil starter
mag
case
counterbore
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982080439U
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English (en)
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JPS58181982U (ja
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Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8043982U priority Critical patent/JPS58181982U/ja
Publication of JPS58181982U publication Critical patent/JPS58181982U/ja
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Publication of JPS6349562Y2 publication Critical patent/JPS6349562Y2/ja
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車等の内燃機関における始動
装置の1つであるリコイルスタータのケースの取
付構造に関する。
従来のリコイルスタータは、例えば第1図に示
す如く、スタータロープ1、シーブドラム2、リ
コイルスプリング3、シヤフト4、スタータカツ
プ5などからなる。クランクシヤフト6に連結さ
れて上記リコイルスタータRを配設し、該リコイ
ルスタータRの外周を覆う略ハツト形断面のリコ
イルスタータケース7を、被取付体であるマグカ
バー8(クランクケースの側方に突出して設けら
れ、アルミ鋳物で構成される。)に取り付ける場
合、リコイルスタータケース7の周縁のフランジ
部9を、パツキン10を介してマグカバー8の周
縁8aに当接し、適宜個所をボルト等の固定金物
11にて緊結、固定していた。
ところで、上記リコイルケース7は通常鉄製で
あり、第1図に示す形状に打抜成形する際に、上
記フランジ部9にバリが生じる。しかして、従来
では、スタータノブ操作時に、バリが出たフラン
ジ部9にて操作者が負傷をおうおそれがある。ま
た、かかるバリが出たフランジ部9がマグカバー
8の外表面に突出している納まりとなつているた
め、該リコイルケース7を装着した自動二輪車等
が走行中に転倒した場合には、運転者が上記フラ
ンジ部9のバリによつて負傷するおそれがあつ
た。
また、このバリを除去するためには、製作段階
で別途にバレル研磨等の行程を加えなければなら
ないため、コストアツプの要因となつてしまう。
しかも、従来では、マグカバー8へのリコイル
スタータケース7のフランジ部9の組付けに際し
てマグカバー8に対する上記フランジ部9の位置
決め手段が全くなく、組立作業性が良いとは言い
難いのが実状である。
本考案は上述した問題点を解消し、簡易かつ安
価に、完全でかつ組付作業性の良いリコイルスタ
ータケースの取付構造を提供することを目的と
し、その要旨とするところは、クランクケースの
側方に突出して設けられたアルミ鋳物製マグカバ
ーの側面開口端を閉塞して、上記開口端から突出
したリコイルスタータを覆うリコイルスタータケ
ースにおいて、上記開口端に対する上記リコイル
スタータケースの取付部に外向きに屈曲されたフ
ランジ部を形成するとともに、上記マグカバーの
開口端の内周側に、上記フランジ部の外形寸法よ
りも若干大きな座ぐり部を形成し、かつ上記座ぐ
り部の外周縁から上記マグカバーの外周面に至る
表面を滑らかな曲面状に形成し、上記フランジ部
が上記マグカバーの端縁の最外方端よりも内方に
埋収された状態で上記座ぐり部に取付けられるよ
うに、上記座ぐり部の深さを設定するようにした
ことにある。
以下本考案の一実施例を図面により説明する。
第2図及び第3図は本考案に係るリコイルスタ
ータケースの取付構造の好適な実施例を示し、本
実施例においては、リコイルスタータケース7の
フランジ部9が当接されて固定さるべき被取付体
としてのマグカバー8端縁8aが、フランジ部9
がマグカバー8の外表面に突出しない形状に形成
されている。
即ち、上記端縁8aに座ぐり部12を形成し、
パツキン10を介してスタータケース7のフラン
ジ部9が該座ぐり部12に当接された場合に、マ
グカバー8の端縁8aの最外方端13よりも内方
に上記フランジ部9が埋収されるように、該座ぐ
り部12の深さを設定してある。
また、上記最外方端13は運転者などが接触し
ても安全なように、外表面が滑らかな曲面状に形
成されている。
さらに、上記座ぐり部12の外周縁12aは、
スタータケース7のフランジ部9の外径寸法より
も若干大きく形成されており、スタータケース7
をマグカバー8に装着し、ボルト等の固定金物1
1で適宜個所(本実施例では4個所)を固定した
場合に、上記座ぐり部12の外周縁12aとフラ
ンジ部9の端縁間に所定の間隙の溝部20(第3
図参照)を生じるように構成されている。
また、本実施例ではリコイルスタータケース7
内部に侵入した水が溜まる部位、即ち該リコイル
スタータケース7のウエブ部14の最下部に水抜
き用の適宜なドレンプラグ15を設置してある。
しかして、本実施例においては、マグカバー8
端縁8aの形状を工夫することにより、リコイル
スタータケース7のフランジ部9が取り付けられ
ても、該フランジ部9が外方に突出せず、たとえ
バリが生じたままであつても、スタータノブ19
(第3図参照)の操作時並びに転倒時等に運転者
が接触する危険はない。
また、マグカバー端縁8aの最外方端13も鋭
角部分のない曲面形状に形成されているから、こ
の部分で負傷するおそれもない。
さらに、リコイルスタータケース7の取付時に
は、座ぐり12の外周縁12aとフランジ部9の
端縁間に所定のクリアランスが確保されているか
ら、組み付け時における施工誤差や、製作時の若
干の誤差を吸収し得る。しかも、前記最外方端1
3をリコイルスタータケース7のフランジ部9の
位置決め手段として利用することができるので、
リコイルスタータケース7のマグカバー8への組
付作業を容易かつ能率良く行なうことができる。
また、雨滴等が付着した場合には既述の溝部2
0が雨滴の導通路として機能し、上記フランジ部
9とマグカバー8との接合部を介して雨滴が上記
ケース7内へ染み込むのを効果的に防止できる。
一方、従来はスタータロープ1の外部への引出
し口16や、図示しない始動安全装置の一部をな
すブレーキワイヤ17の引出し口18等から水な
どがケース7内に侵入した場合に、そのままでは
内部装置に錆が発生してしまうため、該ケース7
自体をいちいち取り外して水抜きしていたが、上
述した如く水抜き用のドレンプラグ15を装備す
ることにより、極めて簡単に水抜きが可能とな
る。
上述した如く構成された本考案にあつては、リ
コイルスタータケースのフランジ部が当接するマ
グカバー端部に、上記フランジ部を外方に突出す
ることなく埋収しうる座ぐり部を形成したことに
より、スタータノブ操作時並びに転倒事故時にリ
コイルスタータケースのフランジ部のバリにて負
傷するのを防止することができる。すなわち、リ
コイルスタータケースのフランジ部を座ぐり部に
埋収し、フランジ部の外表面がマグカバーの端縁
の最外方端よりも内側に入り込んでいるため、フ
ランジ部のバリが外へ突出せず、従つてスタータ
作動時や転倒時に運転者がバリによつて負傷する
おそれがなくなる。特に、スタータノブは頻繁に
引かれ、その都度、スタータノブを握る手がバリ
に接触し易い位置にくるが、負傷のおそれがない
ので安全である。また、もし転倒事故などが起き
た場合でも運転者等がケース端縁のバリで負傷す
るといつた危険性がなく、安全である。
また、上記座ぐり部は型で成形すればよいの
で、コスト的にアツプとはならず、安価に提供し
うるものである。
さらに、リコイルスタータケースをマグカバー
に取り付ける際、マグカバーの開口端がリコイル
スタータケースのフランジ部より若干大きく座ぐ
りされているので、マグカバーに対するリコイル
スタータケースの位置合せを容易に行なうことが
でき、組付作業性の向上を図ることができる。
また、従来はマグカバーとリコイルスタータケ
ースのフランジ部の重ね合せ部が外部に露呈して
いたため雨滴がこの重ね合せ部を介してケース内
部に染み込むおそれがあつたが、本考案によれ
ば、マグカバーの端縁の最外方端が少し外方に突
き出て庇状となつていること、並びにフランジ部
の端面とマグカバーの端縁との間に溝が形成され
ることにより、雨滴は庇状部分からリコイルスタ
ータケースの外表面をつたつて流下し、或いは前
記溝をつたつて下方に流下するため、リコイルス
タータケースとマグカバーとの重ね合せ部に染み
込んでケース内部に入り込むことがない。そのた
め、雨滴に対するシールド性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリコイルスタータケースの取付
構造を示す要部断面図、第2図及び第3図は本考
案の一実施例を示し、第2図は要部断面図、第3
図はクランクケースの側方に配設されたリコイル
スタータケースの一部切欠側面図である。 7……リコイルスタータケース、8……マグカ
バー、8a……マグカバーの端縁、9……フラン
ジ部、12……座ぐり部、13……マグカバーの
端縁の最外方端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランケースの側方に突出して設けられたアル
    ミ鋳物製マグカバーの側面開口端を閉塞して、上
    記開口端から突出したリコイルスタータを覆うリ
    コイルスタータケースにおいて、上記開口端に対
    する上記リコイルスタータケースの取付部に外向
    きに屈曲されたフランジ部を形成するとともに、
    上記マグカバーの開口端の内周側に、上記フラン
    ジ部の外形寸法よりも若干大きな座ぐり部を形成
    し、かつ上記座ぐり部の外周縁から上記マグカバ
    ーの外周面に至る表面を滑らかな曲面状に形成
    し、上記フランジ部が上記マグカバーの端縁の最
    外方端よりも内方に埋収された状態で上記座ぐり
    部に取付けられるように、上記座ぐり部の深さを
    設定したことを特徴とするリコイルスタータケー
    スの取付構造。
JP8043982U 1982-05-31 1982-05-31 リコイルスタ−タケ−スの取付構造 Granted JPS58181982U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8043982U JPS58181982U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 リコイルスタ−タケ−スの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8043982U JPS58181982U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 リコイルスタ−タケ−スの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181982U JPS58181982U (ja) 1983-12-05
JPS6349562Y2 true JPS6349562Y2 (ja) 1988-12-20

Family

ID=30089585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8043982U Granted JPS58181982U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 リコイルスタ−タケ−スの取付構造

Country Status (1)

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JP (1) JPS58181982U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620500U (ja) * 1979-07-25 1981-02-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620500U (ja) * 1979-07-25 1981-02-23

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Publication number Publication date
JPS58181982U (ja) 1983-12-05

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