JPS6349450B2 - - Google Patents

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JPS6349450B2
JPS6349450B2 JP55126708A JP12670880A JPS6349450B2 JP S6349450 B2 JPS6349450 B2 JP S6349450B2 JP 55126708 A JP55126708 A JP 55126708A JP 12670880 A JP12670880 A JP 12670880A JP S6349450 B2 JPS6349450 B2 JP S6349450B2
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JP
Japan
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relay
phase
ground fault
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terminal
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Expired
Application number
JP55126708A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5752324A (en
Inventor
Hitoshi Makino
Tadayoshi Kikuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP55126708A priority Critical patent/JPS5752324A/ja
Publication of JPS5752324A publication Critical patent/JPS5752324A/ja
Publication of JPS6349450B2 publication Critical patent/JPS6349450B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、地絡保護継電装置特に微接地事故時
において地絡相検出継電器が不動作の場合であつ
ても3相遮断を可能とした地絡保護継電装置に関
するものである。
一般に、送電の質ならびに系統の安定度を向上
させるため送電線の高速度再閉路が行なわれ、搬
送保護継電装置と組合せて現在広く採用されてい
る。
即ち、送電線に発生する故障は1線地絡がほと
んどであり、しかも瞬時故障が大部分である。し
たがつて故障相を瞬時に遮断し、消イオン時間を
待つて再閉路すれば異常なく送電が継続される場
合が多い。したがつて保護区間内に故障が発生し
た場合には、それが単相故障であるのか、多相故
障であるのかを弁別し、もし単相故障であるなら
ば該特定故障相のみを単相再閉路し、多相故障で
あれば3相再閉路を行なつて故障を除去しなけれ
ばならない。上記内容をもとに第1図ないし第3
図を参照しつつ従来装置を説明する。
第1図は常時送出方式を採用した方向比較搬送
保護継電装置が設置される送電線の系統図であつ
て、第2図は地絡トリツプ回路図、第3図は樹木
接触事故を示す図である。
図において10は送電線であつてA端母線1A
とB端母線1Bとに接続される。2A,2Bは各
端にもうけた変流器であり、同じく3A,3Bは
遮断器である。4A,4Bは計器用変圧器PT又
はPDであつて2次巻線及び3次巻線を有し、
夫々内部方向地絡検出継電器5A,5B及び地絡
事故相検出用不足電圧継電器6A,6Bに接続さ
れる。7A,7Bは各端にもうけた搬送端局装置
であつて搬送波の送出及び受信を司どり、例えば
A端からは搬送波faが、B端からは搬送波fbが互
いに送出される。そして上記各搬送波は引外し阻
止又は引外し許容の2値信号を有している。8
A,8Bは受信継電器であつて各相手端からの引
外し許容信号を受信する。したがつて送電線10
に故障がない場合においては、A、B各端からは
搬送波fa,fbが夫々送出され、前記各相手端搬送
波を阻止信号として利用し、各端遮断器3A,3
Bは引外しロツクされている。
今、第1図々示F点において1線地絡事故が発
生すると、計器用変圧器4A,4B及び変流器2
A,2Bを介して零相電圧V0及び零相電流I0が内
部方向地絡検出継電器5A,5Bに導入されて動
作し、各端局からは夫々引外し許容信号が送出さ
れる。この場合、内部方向地絡検出継電器の動作
によつて第2図々示になる地絡トリツプ回路の地
絡故障接点5Aが閉じると共に、相手端からの引
外し許容信号を受けて受信継電器8A,8Bが動
作するため受信継電器接点8Aを閉じることとな
る。一方、地絡相検出用不足電圧継電器6A,6
Bによつて地絡相を特定し、R、S、T各相に対
応した不足電圧検出接点A端子にあつては6A−
R,6A−S,6A−Tのうちのいずれかを閉じ
て事故相のみに引外し信号を与え、該事故相遮断
器を単相遮断し、消イオン時間後単相再閉路を行
なう。以上が従来装置の動作概要であるが、上記
説明した通り従来装置にあつては故障相の弁別を
するに際して相電圧入力を有する不足電圧継電器
で行なつていたため、次の如き欠点があつた。
即ち、第3図は送電線が樹木接触故障をおこし
ている図であつて、31は送電線、32はアー
ク、33は樹木を表わしている。ここで樹木接触
故障とは、送電線と樹木との離隔距離が接近して
一定限度を越えると、両者の間にアーク放電を生
じ樹木を通して地絡電流が大地へ流れる現象であ
つてしばしば発生するものである。そしてこの場
合の樹木抵抗(故障点抵抗)はアーク抵抗や樹木
の接地抵抗に比して非常に大きいために故障相電
圧がほとんど低下せず、ために相電圧を入力とし
て相選別を行なう不足電圧継電器6A,6Bが動
作不能になる。したがつて高感度の内部方向地絡
検出継電器5A,5Bを用い保護区間故障を検出
しても、第2図々示地絡トリツプ回路内の不足電
圧継電器接点6A−R,6A−S、6A−Tのい
ずれもが作動せず、地絡事故時における搬送遮断
が不可能になる。そして時間の経過につれて樹木
側のアーススポツトが下方に移動し、それに伴つ
てアークも樹木に沿つて伸びるために、短絡状態
になつて始めて等価的に樹木抵抗が減少し、地絡
電流が増大して不足電圧継電器が動作傾向にな
る。しかしながら上記不足電圧継電器が動作する
まで事故発生時から長時間を要し、たとえこの時
点で搬送遮断が行なわれても系統に与える影響が
大きく問題となつている。
本発明は上記問題点を解決するためになされた
ものであり、樹木接触の如き微地絡事故時におい
ても確実に搬送遮断が行なわれて系統に悪影響を
与えることのない搬送保護継電装置を提供するこ
とを目的としている。
以下図面を参照しつつ実施例を説明する。
第4図は本発明になる地絡トリツプ回路の一実
施例を示す図であり、A端側の回路を示す。B端
側も同様になつている。図中の符号5A−a,8
A−a及び6AR−a,6AS−a,6AT−aは
第2図と対応している。6AR−b,6AS−b,
6AT−bは地絡相検出用不足電圧継電器6A,
6Bの各常閉接点、41は限時継電器であつて、
送電線が樹木接触を発生して後、一定時間後に動
作するものであり、41Aは前記限時継電器41
の常開接点を表わしている。
今、第3図々示の如く、保護区間内送電線に樹
木接触事故が発生した場合を考えるに、A,B各
端にもうけた内部方向地絡検出継電器5A,5B
が動作して各端搬送装置7A,7Bから相手端に
対して引外し許容信号を送信し、各端受信機8
A,8Bが動作し地絡トリツプ回路の各接点5A
−a及び8A−aを閉じることは従来例と同様で
ある。しかしながら樹木接触事故による事故発生
初期にあつては樹木抵抗が非常に大であつて相電
圧を入力とする不足電圧継電器6A,6Bが作動
せず、前記不足電圧継電器の常開接点6AR−
a,6AS−a,6AT−aは開路のままである。
更に本実施例において追加した不足電圧継電器の
常閉接点6AR−b,6AS−b,6AT−bはす
べて閉路のままであるため、上記した内部方向地
絡検出継電器5A,5Bの動作(接点5A−a
閉)、受信継電器8A,8Bの動作(接点8A−
a閉)不足電圧継電器6A,6Bの不動作(6
AR−b,6AS−b,6AT−b閉)を条件に限
時継電器41が起動し、一定時限後に接点41A
を閉じ、3相遮断指令を与えて確実に遮断器が引
外される。しかも限時継電器41の起動中に不足
電圧継電器6AR〜6ATのいずれかが動作した
場合、対応する接点6AR−b〜6AT−bが開
路して直ちに限時継電器41を復帰させるので、
3相遮断せずに単相遮断を行うことができる。
この結果、A端とB端との連系を保つことがで
きる。なお限時継電器41の整定時間は微地絡で
ない通常の地絡事故時において保護区間内事故と
判定してから不足電圧継電器6A,6Bが動作
し、常開接点6AR−a,6AS−a,6AT−a
が閉じる迄の時間以上に設定されることが必要で
ある。このような整定時間をもうけることは通常
の単相再閉路(1線地絡事故時に不足電圧継電器
の相電圧が低下するような通常の場合)を確実に
実施できることを保証すると共に、微地絡事故の
遮断をも充分確実に保証することである。
第5図は本発明の他の実施例であつて、零相量
を用いた標本量位相比較方式、標本量電流差動方
式あるいは表示線継電方式においても本発明が適
用できることを示している。図中の符号6AR−
a,6AS−a,6AT−a,6AR−b,6AS
−b,6AT−b及び41,41Aは第4図に対
応している。101は標本量位相比較方式、標本
量電流差動方式あるいは表示線継電方式の区間内
事故検出の出力接点であつて他は第4図と全く同
一である。
以上説明した如く、本発明によれば地絡相を選
別するためにもうけた不足電圧継電器の動作条件
回路に対して、不足電圧継電器の不動作を条件に
した限時継電器をもうけ、一定時間後3相遮断す
る如き地絡トリツプ回路構成としたために樹木接
触事故の如き微接地事故に対してより確実な保護
が可能となる他、微接地事故検出迄に至らず、限
時継電器が動作する直前に不足電圧継電器が動作
した場合でも限時継電器の動作をロツクすること
により、確実に単相遮断にて単相再閉路を実施さ
せることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は搬送波常時送出方式を採用した方向比
較搬送保護継電装置が設定されている送電線の系
統図、第2図は地絡トリツプ回路の従来例、第3
図は送電線の樹木接触事故を説明するための図、
第4図、第5図は本発明の異なる実施例であつて
第4図は方向比較方式に適用した場合の地絡トリ
ツプ回路、第5図は標本量位相比較方式あるいは
標本量電流差動方式に適用した場合の地絡トリツ
プ回路を夫々示す。 5A−a……内部方向地絡検出継電器の接点、
8A−a……相手端よりの引外し許容信号受信継
電器の接点、6AR−a……不足電圧継電器の接
点、6AS−a……不足電圧継電器の接点、6
AT−a……不足電圧継電器の接点、6AR−b
……不足電圧継電器の接点、6AS−b……不足
電圧継電器の接点、6AT−b……不足電圧継電
器の接点、41……限時継電器、41A……限時
継電器の接点、101……標本量位相比較方式及
び標本量電流差動方式、表示線継電器における区
間内事故検出による出力接点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電力系統の各端子に設置され各端子の電気量
    を入力して保護区間内外事故を判別する第1の保
    護継電器と、前記各端子の各相電圧を夫々入力し
    て不足電圧時に動作する第2の保護継電器と、前
    記第1の保護継電器および第2の保護継電器の動
    作を条件に各相毎に遮断指令を出力する回路と、
    前記第1の保護継電器の動作と上記相電圧を入力
    とする第2の保護継電器の不動作とを条件に一定
    時限後動作する限時継電器と、この限時継電器の
    動作により3相遮断指令を出力する装置とからな
    る地絡保護継電装置。 2 第1の保護継電器を内部方向地絡検出継電器
    で構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の地絡保護継電装置。 3 第1の保護継電器を各端子の電気量の位相を
    比較する位相比較継電器で構成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1記載の地絡保護継電装
    置。 4 第1の保護継電器を各端子の電気量の差動分
    に応動する継電器で構成したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の地絡保護継電装置。
JP55126708A 1980-09-12 1980-09-12 Ground-fault protecting relay unit Granted JPS5752324A (en)

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JPS5752324A JPS5752324A (en) 1982-03-27
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