JPS6348227A - リン脂質類でコ−テイングした経口投与用固形製剤 - Google Patents

リン脂質類でコ−テイングした経口投与用固形製剤

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JPS6348227A
JPS6348227A JP18963986A JP18963986A JPS6348227A JP S6348227 A JPS6348227 A JP S6348227A JP 18963986 A JP18963986 A JP 18963986A JP 18963986 A JP18963986 A JP 18963986A JP S6348227 A JPS6348227 A JP S6348227A
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JP
Japan
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film
oral administration
solid preparation
phospholipid
enteric
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Pending
Application number
JP18963986A
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English (en)
Inventor
Junji Kin
淳二 金
Haruhide Sasaya
晴英 笹谷
Mitsuharu Inaba
光治 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKO KEMIKARUZU KK
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Nikko Chemicals Co Ltd
Original Assignee
NIKKO KEMIKARUZU KK
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Nikko Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リン脂質類でコーティングした新規表経口投
与用固形製剤に関する。さらに詳しく述べると、リン脂
質類を含有する被膜形成剤でコーティングすることによ
って腸溶性をもたせた新規な経口投与用固形製剤に関す
るものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、経口投与用固形製剤としては、錠剤、散剤、顆粒
剤、火剤等の形態がとられている。薬物によっては胃で
の吸収が悪かったシ、胃で急速に分解を受けるものがあ
シ、そのような場合には胃での薬物の放出を出来るだけ
抑え、主に腸内で放出させるというような製剤的工夫を
必要とする。
そのために製剤を腸溶性被膜形でコーティングするとい
う方法が従来よシ用いられている。腸溶性被膜形成剤と
しては、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースフタレート、カルボキシメチルエチル
セルロース、アクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体
、メタクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体等の高分
子化合物が常用されている。
しかしながら、薬物によっては、従来の腸溶性被膜形成
剤と化学反応を起こし、腸液に不溶な複合成績体(たぶ
ん塩と考えられる。)を形成して腸管吸収が行なわれな
い場合がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは従来の腸溶性被膜形成剤の欠点を解消し、
薬物と化学反応を起こさない被膜形成剤について模索し
た結果、意外にもレシチン等のリン脂質類を用いると、
薬物との化学反応がなくしかもすぐれた腸溶性が付与さ
れることを見い出し本発明を完成した。
レシチン類を被膜形成剤として用いた例は一部知られて
いる。例えば、特開昭58−35110号明細書にはレ
シチン類を第2層の被膜とする徐放性マイクロカプセル
が開示されている。
しかしながら、元来マイクロカプセルは脈管系から直接
病巣に薬物を投与するための製剤であシ、消化管を経由
し、そこで吸収させることを目的とした経口投与用固形
製剤とは製剤学的にみて全く別個のものであ夛、従って
、本発明とは全く構成を異にするものである。さらに前
記公開公報ではレシチン類の効果として徐放性を見い出
したものであるのに対し、我々は経口投与用固形製剤に
適用し腸溶性が付与されることを見い出したものである
。従って、この点でも両発明は異なり本発明の効果は容
易に予測されない効果であると考えられる。
〔発明の構成〕
従って、本発明は、リン脂質類を含有する被膜形成剤で
コーティングした経口投与用固形製剤に関する。
本発明に用いるリン脂質類としては、ホスファチジルコ
リン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジ
ルイノシトール及びホスファチジルセリン(いずれの化
合物においても、アシル基の鎖長は炭素数12〜22で
ある。)から選ばれる1種の化合物または2種以上の混
合物IRは天然由セ14弓へあるいは上記したリン脂質
類の2種以上の混合物が挙げられる。更に上記リン脂質
類中には中性脂肪が含有されていてもよく、その含有量
は40 W/W %以下が好ましい。
本発明は上記したように種々のリン脂質類が用られる。
本発明の被膜形成剤としては、必要によシその他の被膜
形成剤を含有させることができる。それらとしては、例
えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒト90
キシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、ホリビニルアルコール、ゼラチン等が挙げられる。さ
らに所望によシ、薬物と化学反応を起こさない範囲で、
リン脂質類以外のその他の腸溶性被膜形成剤を含有させ
ることができる。それらとしては例えば、セルロースア
セテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレート、カルボキシメチルセルロース、アクリ
ル酸メチル−メタクリル酸共重合体、メタクリル酸メチ
ル−メタクリル酸共重合体、シェラツク、高級脂肪酸及
びそのエステル等が挙げられる。その他の被膜形成剤及
びその他の腸溶性被膜形成剤を加えることによシ腸内で
の崩壊に要する時間を調節することが可能である。
その他の被膜形成剤を含有させる場合には、被膜剤全体
に占めるその他の被膜形成剤の割合は任意に設定するこ
とができる。
本発明において適用できる経口投与用固形製剤としては
、例えば、錠剤、顆粒剤、細粒剤、火剤及びカプセル剤
が挙げられる。
本発明に用いる薬物としては、従来の腸溶性被膜形成剤
と化学反応を起こす薬物はもちろんのこと、そうでない
ものも含めて腸溶性を必要とするものであれば特に制限
されることはない。いずれであっても本発明の目的が達
成できるものと考えられる。従来の腸溶性被膜形成剤と
化学反応を起こす薬物としては、有機強塩基を有するも
の、反応性の高い官能基を有するものなどが挙げられる
また化学反応を起こさないものであっても、胃で分解を
受けやすい、胃粘膜への刺激が強い、胃での吸収率が劣
る等の理由から腸内での薬物濃度を高めたい場合に有効
である。
本発明を実施するには公知のコーティング法を用いるこ
とができる。例えばリン脂質類と所望によ)その他の被
膜形成剤又はその他の腸溶性被膜形成剤を適当な溶媒(
例えば、水、メタノール、エタノール、アセトン、クロ
ロホルム、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、ジクロロ
メタン及ヒジクロロエタンから選ばれる1種又は2種以
上の混合溶媒)に溶解又は懸濁させ、別途製造した固形
製剤(例えば、錠剤、顆粒剤等)にノ(ノコ−ティング
法又は流動コーティング法又は流動コーティング法によ
シコーティングすることによシ製造することができる。
〔効果〕
リン脂質類を用いた本発明の経口投与用固形製剤によれ
ば、従来の腸溶性被膜形成剤と化学反応を起こす薬物で
もあるいは化学反応を起こさない薬物でも腸溶性コーテ
ィングが可能であ夛、シかもすぐれた腸溶性が付与され
る。
〔実施例〕
以下、実施例及び実験例によって、本発明を詳述するが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例 1 セアプローゼL5g、乳糖8.59、ヒト90キシプロ
ピルセルロース(HPC−L (登録商標、日本1達製
造)〕11gびステアリン酸マグネシウム100岬をよ
く混合した後エタノールを加えて十分に練合し、常法に
従って打錠し100個の錠剤を得た。
次に水素添加レシチン〔レジノール8−10(登録商標
、日光ケミカル社製造)〕の301(vA)り四ロホル
ム溶液を用いて、先に製造した錠剤をノぐノコ−ティン
グ法によシコーティングし、本発明の腸溶性錠剤を得た
実施例 2 メシル酸カモスタット100g及びヒドロキシプロ゛ビ
ルセルロース10gをよく混合した後エタノールを加え
て十分に練合し、常法に従って造粒し約1009の顆粒
剤を得た。次に水素添加レシチン、エチルセルロース及
ヒヒト90キシプロピルセルロースのそれぞれ4o、2
及び2 % CM/V)エタノール溶液を用いて、先に
製造した顆粒剤を流動コーティング法によ)コーティン
グし、本発明の腸溶性顆粒剤を得た。
実施例 3 アミノフィリン20g、乳糖509、微結晶セルロース
5ロ 及びステアリン酸マグネシウム1gから常法に従って1
00個の錠剤を得た。次に水素添加レシチン、エチルセ
ルロース及ヒヒドロキシプロビルセルロースのそれぞれ
100、10及び10%(W/リエタノール溶液を用い
て、先に製造した顆粒剤を流動コーティング法によシコ
ーティングし、本発明の腸溶性顆粒剤を得た。
実験例 1 本発明製剤の崩壊試験 各実施例で製造した腸溶性コーティング製剤について、
腸溶性を確認するため崩壊試験を行なった。
試験は第11改正日本薬局方、一般試験方、崩壊試験法
の錠剤、顆粒剤及び腸溶性の製剤に準じて行なった.な
お、本実験においては、比較対照として腸溶性コーティ
ングを施していない錠剤及び顆粒剤を用いた。結果を下
記の表に示す。
表かられかるように、非コーテイング剤は第1液(胃液
)で急速に崩壊される。一方、本発明のコーティング製
剤は、第1液では2時間経てもはとんど崩壊されないが
、第2液(腸液)ではすみやかに崩壊され、すぐれた腸
溶性を有していることが確認された。
実験例 2 本発明製剤の溶出試験 実施例2で製造した腸溶性コーティング製剤について溶
出試験を行なった。試験は第11改正日本薬局方、一般
試験法、溶出試験法の顆粒剤に準じて行なった。結果を
第1図に示す。
第1図かられかるように、本発明の製剤は第2液ですみ
やかに溶出され、薬物と水素添加レシチンとが化学反応
を起こしていないことが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明製剤の第2液での薬物溶出率の経時変
化を示す。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、リン脂質類を含有する被膜形成剤でコーテイングし
    た経口投与用固形製剤。 2、製剤が腸溶性を有する特許請求の範囲第1項記載の
    経口投与用固形製剤。 3、リン脂質類がホスファチジルコリン、ホスファチジ
    ルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール及び
    ホスファチジルセリン(いずれの化合物においても、ア
    シル基の鎖長は、炭素数12〜22である。)から選ば
    れる1種の化合物または2種以上の混合物である特許請
    求の範囲第1項記載の経口投与用固形製剤。 4、リン脂質類が天然由来の動植物レシチンである特許
    請求の範囲第1項記載の経口投与用固形製剤。 5、リン脂質類が水素添加リン脂質類である特許請求の
    範囲第1項記載の経口投与用固形製剤。
JP18963986A 1986-08-14 1986-08-14 リン脂質類でコ−テイングした経口投与用固形製剤 Pending JPS6348227A (ja)

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