JPS6347491Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6347491Y2 JPS6347491Y2 JP1981016983U JP1698381U JPS6347491Y2 JP S6347491 Y2 JPS6347491 Y2 JP S6347491Y2 JP 1981016983 U JP1981016983 U JP 1981016983U JP 1698381 U JP1698381 U JP 1698381U JP S6347491 Y2 JPS6347491 Y2 JP S6347491Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- end detection
- detection lever
- ink ribbon
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 43
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 18
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、プリンタにおけるインクリボンの巻
取装置に関する。
取装置に関する。
文字,数字,記号等を印字するプリンターにお
いて、紙面にインクを付着させる手段として用い
られているインクリボンは、印字毎にあるいは、
一行の印字毎に一定の長さずつ送られて、一方の
スプールから他方のスプールへ巻取られ、終端に
達したときに反転させ、インクリボン送りの方向
反転を数回繰返えす様にしたものが知られてい
る。上述の様にインクリボンを往復させる機構
は、従来、紙送り機構の作動又は、印字ヘツドの
動きに連動させた歯車機構、又は爪と爪車により
送るものであつて、インクリボンの終端におい
て、歯車機構であつては歯車の噛合を切換え、ま
た爪と爪車であつては送り爪及び係止爪を切換え
て逆方向へ送り、インクリボンを往復動させるも
のが提案されている。しかし、この様な機構で
は、構造が複雑で作動が不確実であるという欠点
があつた。
いて、紙面にインクを付着させる手段として用い
られているインクリボンは、印字毎にあるいは、
一行の印字毎に一定の長さずつ送られて、一方の
スプールから他方のスプールへ巻取られ、終端に
達したときに反転させ、インクリボン送りの方向
反転を数回繰返えす様にしたものが知られてい
る。上述の様にインクリボンを往復させる機構
は、従来、紙送り機構の作動又は、印字ヘツドの
動きに連動させた歯車機構、又は爪と爪車により
送るものであつて、インクリボンの終端におい
て、歯車機構であつては歯車の噛合を切換え、ま
た爪と爪車であつては送り爪及び係止爪を切換え
て逆方向へ送り、インクリボンを往復動させるも
のが提案されている。しかし、この様な機構で
は、構造が複雑で作動が不確実であるという欠点
があつた。
本考案は、上述の欠点に鑑み、駆動歯車に摩擦
をもたせて回動し得る回動腕を設け、該回動腕に
前記駆動歯車に噛合う遊星歯車を取付け、前記回
動腕をインクリボンの両端それぞれのリボンエン
ド検出レバーと係合させ得る様に配設し、該リボ
ンエンド検出レバーの作動によつて、前記回動腕
を所定の位置に係止させて前記遊星歯車をそれぞ
れのスプールに結合させたリボン巻取歯車に噛合
わせ得る様になすと共に、インクリボンの張架経
路並びに、スプールとリボンエンド検出レバーの
配置を改良し、機構が単純で且つ作動が確実なリ
ボン巻取装置を提供せんとするものである。
をもたせて回動し得る回動腕を設け、該回動腕に
前記駆動歯車に噛合う遊星歯車を取付け、前記回
動腕をインクリボンの両端それぞれのリボンエン
ド検出レバーと係合させ得る様に配設し、該リボ
ンエンド検出レバーの作動によつて、前記回動腕
を所定の位置に係止させて前記遊星歯車をそれぞ
れのスプールに結合させたリボン巻取歯車に噛合
わせ得る様になすと共に、インクリボンの張架経
路並びに、スプールとリボンエンド検出レバーの
配置を改良し、機構が単純で且つ作動が確実なリ
ボン巻取装置を提供せんとするものである。
本考案は、シリアルプリンタ、又は、ラインプ
リンタ等に適用させることができるものである
が、以下の実施例では、インパクトタイプでドツ
トマトリツクス印字のプリンタに適用させた一例
について、図面を参照して詳細に説明する。第1
図において、1は図示しない駆動機構によつて左
右へ移動しつつ印字する印字ヘツド、2は前記印
字ヘツド1の移動軌跡に沿つて張り巡らされたイ
ンクリボン、3〜6は前記インクリボン2を案内
するプーリ、7,8は前記インクリボン2が巻取
られる第1,及び第2のスプールである。9は前
記第1のスプール7に結合された第1のリボン巻
取歯車、10は前記第2のスプール8に結合され
た第2のリボン巻取歯車である。11は前記イン
クリボン2の走行方向へスライドし得る様に取付
けられた第1のリボンエンド検出レバーで、一方
端に前記インクリボン2が挿通する溝部11aが
形成され、他方端には係止端11bとバネ掛け1
1cが形成されている。12は前記第1のリボン
エンド検出レバー11と同様に、インクリボン2
の走行方向へスライドし得る様に取付けられた第
2のリボンエンド検出レバーで、一方端に前記イ
ンクリボン2が挿通する溝部12aが形成され、
他方端には係止端12bとバネ掛け12cとが形
成されている。そして、図示から明らかなよう
に、上記第1のリボンエンド検出レバー11と第
2のリボンエンド検出レバー12は、その長溝内
にそれぞれ対応する第1、第2のスプール9,1
0の支軸を挿通させて、この支軸をガイドとして
スライドするようになつている。また、前記イン
クリボン2は、第1、第2のスプール7,8を起
端として4つのプーリ3〜6によつて略長方形に
張架されると共に、この長方形の一辺上に第1、
第2のスプール7,8および前記第1、第2のリ
ボンエンド検出レバー11,12を位置させてお
り、図示上下方向(印字ヘツド1の移送方向と直
交する方向)のスペースフアクターを向上させる
と共に、インクリボン2の初期装着が容易である
ようになされている。13は前記第1、第2のリ
ボンエンド検出レバー11,12のバネ掛け11
c,12cの間に掛けられた引張バネで、前記第
1、第2のリボンエンド検出レバー11,12が
互いに引合う様に附勢している。14は前記印字
ヘツド1の移動に連動し、該印字ヘツド1の右又
は左方向への動きによつて右回転又は左回転の様
に反復回転させられる駆動歯車、15は前記駆動
歯車と同心軸上で該駆動歯車14との間にわずか
な摩擦をもたせて回動自在に取付けた回動腕で、
前記第1、第2のリボンエンド検出レバー11,
12の係止端11b,12bの先端が当接する大
径部15aと、前記係止端11b,12bに係合
する係合部15b,15cと、これらで挟まれる
小径部15dとが形成されている。16は前記回
動腕15上に回転自在に取付けられ、常に前記駆
動歯車14と噛合状態にある遊星歯車で、前記回
動腕15が左回転方向へ回動したときに前記第1
のリボン巻取歯車9と噛合い得る状態となり、ま
た、前記回動腕15が右回転方向へ回動したとき
に、前記第2のリボン巻取歯車10と噛合い得る
状態になる。第3図及び第4図において、17は
前記インクリボン2の終端部近傍に固定されたハ
トメで、前記第2のリボンエンド検出レバー12
の溝部12aを通過し得ない形状に形成されてお
り、図示しないが前記スプール7に巻取られるイ
ンクリボン2の終端部近傍にも同様に、前記第1
のリボンエンド検出レバー11の溝部11aを通
過し得ない形状のハトメが固着されている。
リンタ等に適用させることができるものである
が、以下の実施例では、インパクトタイプでドツ
トマトリツクス印字のプリンタに適用させた一例
について、図面を参照して詳細に説明する。第1
図において、1は図示しない駆動機構によつて左
右へ移動しつつ印字する印字ヘツド、2は前記印
字ヘツド1の移動軌跡に沿つて張り巡らされたイ
ンクリボン、3〜6は前記インクリボン2を案内
するプーリ、7,8は前記インクリボン2が巻取
られる第1,及び第2のスプールである。9は前
記第1のスプール7に結合された第1のリボン巻
取歯車、10は前記第2のスプール8に結合され
た第2のリボン巻取歯車である。11は前記イン
クリボン2の走行方向へスライドし得る様に取付
けられた第1のリボンエンド検出レバーで、一方
端に前記インクリボン2が挿通する溝部11aが
形成され、他方端には係止端11bとバネ掛け1
1cが形成されている。12は前記第1のリボン
エンド検出レバー11と同様に、インクリボン2
の走行方向へスライドし得る様に取付けられた第
2のリボンエンド検出レバーで、一方端に前記イ
ンクリボン2が挿通する溝部12aが形成され、
他方端には係止端12bとバネ掛け12cとが形
成されている。そして、図示から明らかなよう
に、上記第1のリボンエンド検出レバー11と第
2のリボンエンド検出レバー12は、その長溝内
にそれぞれ対応する第1、第2のスプール9,1
0の支軸を挿通させて、この支軸をガイドとして
スライドするようになつている。また、前記イン
クリボン2は、第1、第2のスプール7,8を起
端として4つのプーリ3〜6によつて略長方形に
張架されると共に、この長方形の一辺上に第1、
第2のスプール7,8および前記第1、第2のリ
ボンエンド検出レバー11,12を位置させてお
り、図示上下方向(印字ヘツド1の移送方向と直
交する方向)のスペースフアクターを向上させる
と共に、インクリボン2の初期装着が容易である
ようになされている。13は前記第1、第2のリ
ボンエンド検出レバー11,12のバネ掛け11
c,12cの間に掛けられた引張バネで、前記第
1、第2のリボンエンド検出レバー11,12が
互いに引合う様に附勢している。14は前記印字
ヘツド1の移動に連動し、該印字ヘツド1の右又
は左方向への動きによつて右回転又は左回転の様
に反復回転させられる駆動歯車、15は前記駆動
歯車と同心軸上で該駆動歯車14との間にわずか
な摩擦をもたせて回動自在に取付けた回動腕で、
前記第1、第2のリボンエンド検出レバー11,
12の係止端11b,12bの先端が当接する大
径部15aと、前記係止端11b,12bに係合
する係合部15b,15cと、これらで挟まれる
小径部15dとが形成されている。16は前記回
動腕15上に回転自在に取付けられ、常に前記駆
動歯車14と噛合状態にある遊星歯車で、前記回
動腕15が左回転方向へ回動したときに前記第1
のリボン巻取歯車9と噛合い得る状態となり、ま
た、前記回動腕15が右回転方向へ回動したとき
に、前記第2のリボン巻取歯車10と噛合い得る
状態になる。第3図及び第4図において、17は
前記インクリボン2の終端部近傍に固定されたハ
トメで、前記第2のリボンエンド検出レバー12
の溝部12aを通過し得ない形状に形成されてお
り、図示しないが前記スプール7に巻取られるイ
ンクリボン2の終端部近傍にも同様に、前記第1
のリボンエンド検出レバー11の溝部11aを通
過し得ない形状のハトメが固着されている。
以下、作動について説明する。駆動歯車14
は、印字ヘツド1の移動に連動して左右両方向へ
反復して回転しているが、本実施例では仮りに印
字ヘツド1が右方向へ移動するときに駆動歯車1
4が右回転するものとして説明する。先ず、イン
クリボン2が第1図に示す矢印の如く、第2のス
プール8から第1のスプール7へ走行している場
合は、同図に示す如く、第1、第2のリボンエン
ド検出レバー11,12は左方へスライドした位
置にあり、回動腕15の小径部15dの回動軌跡
内に臨んでいて、前記第2のリボンエンド検出レ
バー12の係止端12bが当接している状態にあ
る。印字ヘツド1が左方向へ移動したときには、
これに連動して駆動歯車14が左回転し、わずか
な摩擦で結合された回動腕15が共に左回動して
遊星歯車16を第1図に示す如く第1のリボン巻
取歯車9に噛合わせ、第1のスプール7を左回転
させてインクリボン2が巻取られる。印字ヘツド
1が右方向へ移動したときには、これに連動して
駆動歯車14が右回転し、回動腕15が右回動さ
せられるが、第2図に示す如く、第2のリボンエ
ンド検出レバー12の係止端12bに回動腕15
の係合部15bが係合して、回動腕15の回動が
係止され、遊星歯車16は第1のリボン巻取歯車
9との噛合が外れ、且つ第2のリボン巻取歯車1
0とも噛合うことなく空転し、インクリボン2を
送ることはない。即ち、インクリボン2を第1図
矢印で示す方向へ走行させる場合には、印字ヘツ
ド1が左方へ移動するときにのみ印字ヘツド1の
移動に連動してインクリボン2は一定の長さだけ
送られることとなる。
は、印字ヘツド1の移動に連動して左右両方向へ
反復して回転しているが、本実施例では仮りに印
字ヘツド1が右方向へ移動するときに駆動歯車1
4が右回転するものとして説明する。先ず、イン
クリボン2が第1図に示す矢印の如く、第2のス
プール8から第1のスプール7へ走行している場
合は、同図に示す如く、第1、第2のリボンエン
ド検出レバー11,12は左方へスライドした位
置にあり、回動腕15の小径部15dの回動軌跡
内に臨んでいて、前記第2のリボンエンド検出レ
バー12の係止端12bが当接している状態にあ
る。印字ヘツド1が左方向へ移動したときには、
これに連動して駆動歯車14が左回転し、わずか
な摩擦で結合された回動腕15が共に左回動して
遊星歯車16を第1図に示す如く第1のリボン巻
取歯車9に噛合わせ、第1のスプール7を左回転
させてインクリボン2が巻取られる。印字ヘツド
1が右方向へ移動したときには、これに連動して
駆動歯車14が右回転し、回動腕15が右回動さ
せられるが、第2図に示す如く、第2のリボンエ
ンド検出レバー12の係止端12bに回動腕15
の係合部15bが係合して、回動腕15の回動が
係止され、遊星歯車16は第1のリボン巻取歯車
9との噛合が外れ、且つ第2のリボン巻取歯車1
0とも噛合うことなく空転し、インクリボン2を
送ることはない。即ち、インクリボン2を第1図
矢印で示す方向へ走行させる場合には、印字ヘツ
ド1が左方へ移動するときにのみ印字ヘツド1の
移動に連動してインクリボン2は一定の長さだけ
送られることとなる。
次に、第2のスプール8に巻かれたインクリボ
ン2が終端に達し、第1図反矢印方向へインクリ
ボン2が走行させられる場合について説明する。
ン2が終端に達し、第1図反矢印方向へインクリ
ボン2が走行させられる場合について説明する。
第3図に示す如く、第2のスプール8に巻かれ
たインクリボン2が、駆動歯車14の左回転によ
り第1のスプール7に巻取られて、その終端近傍
に達すると、ハトメ17が導出され、該ハトメ1
7は第2のリボンエンド検出レバー12の溝部1
2aと係合し、該リボンエンド検出レバー12を
引張バネ13の引張力に抗して右方へ移動させ
る。リボンエンド検出レバー12の係止端12b
は、回動腕15の係合部15bの回動軌跡内から
退出し、駆動歯車14の右回転によつて回動腕1
5が第2のリボンエンド検出レバー15の係止端
を越えて回動し、第4図実線で示す様に遊星歯車
16は第2のリボン巻取歯車10と噛合い、スプ
ール8を駆動して同図矢印に示す方向へインクリ
ボンが巻取られる。同時に、第1のリボンエンド
検出レバー11の係止端11bは、回動腕15の
小径部15dへ引張バネ13に引かれて落込み、
第2のリボンエンド検出レバー12の係止端12
bは回動腕15の大径部15aに当接する状態と
なる。駆動歯車14が、印字ヘツドの移動に連動
して左回転すると、前述した第1図、第2図で示
した作動と対称的な作動をすることとなり第4図
二点鎖線で示す様に、回動腕15の係合部15c
が第1のリボンエンド検出レバーの係止部11b
に係合し、前記第2のリボン巻取歯車10と遊星
歯車16の噛合が外れ、第1のリボン巻取歯車9
とも噛合うことなく前記遊星歯車16は空転する
こととなる。即ち、インクリボン2が第4図矢印
方向へ走行させられるときには、印字ヘツド1が
右方へ移動するときのみ、その動作に連動してイ
ンクリボン2が一定量だけ送られる。また、イン
クリボン2が第4図矢印方向の走行から、第1図
矢印方向の走行へ切換えられるときには、第1の
スプール7に巻かれたインクリボン2の近傍に固
着された図示しないハトメが導出され、第1のリ
ボンエンド検出レバー11を左方へ移動させ、前
述した走行方向の転換作動と対称的な作動をして
インクリボンの走行方向が切換えられる。したが
つて、本実施例では、インクリボン2がその終端
部近傍において自動的に走行方向が反転させら
れ、インクリボンが反復して使用させられてい
る。
たインクリボン2が、駆動歯車14の左回転によ
り第1のスプール7に巻取られて、その終端近傍
に達すると、ハトメ17が導出され、該ハトメ1
7は第2のリボンエンド検出レバー12の溝部1
2aと係合し、該リボンエンド検出レバー12を
引張バネ13の引張力に抗して右方へ移動させ
る。リボンエンド検出レバー12の係止端12b
は、回動腕15の係合部15bの回動軌跡内から
退出し、駆動歯車14の右回転によつて回動腕1
5が第2のリボンエンド検出レバー15の係止端
を越えて回動し、第4図実線で示す様に遊星歯車
16は第2のリボン巻取歯車10と噛合い、スプ
ール8を駆動して同図矢印に示す方向へインクリ
ボンが巻取られる。同時に、第1のリボンエンド
検出レバー11の係止端11bは、回動腕15の
小径部15dへ引張バネ13に引かれて落込み、
第2のリボンエンド検出レバー12の係止端12
bは回動腕15の大径部15aに当接する状態と
なる。駆動歯車14が、印字ヘツドの移動に連動
して左回転すると、前述した第1図、第2図で示
した作動と対称的な作動をすることとなり第4図
二点鎖線で示す様に、回動腕15の係合部15c
が第1のリボンエンド検出レバーの係止部11b
に係合し、前記第2のリボン巻取歯車10と遊星
歯車16の噛合が外れ、第1のリボン巻取歯車9
とも噛合うことなく前記遊星歯車16は空転する
こととなる。即ち、インクリボン2が第4図矢印
方向へ走行させられるときには、印字ヘツド1が
右方へ移動するときのみ、その動作に連動してイ
ンクリボン2が一定量だけ送られる。また、イン
クリボン2が第4図矢印方向の走行から、第1図
矢印方向の走行へ切換えられるときには、第1の
スプール7に巻かれたインクリボン2の近傍に固
着された図示しないハトメが導出され、第1のリ
ボンエンド検出レバー11を左方へ移動させ、前
述した走行方向の転換作動と対称的な作動をして
インクリボンの走行方向が切換えられる。したが
つて、本実施例では、インクリボン2がその終端
部近傍において自動的に走行方向が反転させら
れ、インクリボンが反復して使用させられてい
る。
以上述べた如く、本考案は、駆動歯車14に回
動腕15で支持された遊星歯車を噛合せ、前記回
動腕15の回動を、リボン終端に設けたハトメ1
7によつて動作する第1、第2のリボンエンド検
出レバー11,12で、適宜係止してその回動範
囲を規制し、第1,又は第2のリボン巻取歯車
9,10と噛合せることによつて、インクリボン
2を反復走行させる様にしたものである。よつ
て、機構が単純にして確実な作動が行なえるとい
う利点がある。加えて、前記インクリボンは、第
1、第2のスプールを起端として4つのプーリに
よつて略長方形状に張架されると共に、該長方形
の一辺上に、前記第1、第2スプール及び前記第
1、第2のリボンエンド検出レバーを位置させ、
且つ、前記第1、第2のリボンエンド検出レバー
は前記インクリボンの走行方向にのみスライド自
在であるように、第1のリボンエンド検出レバー
に設けた長溝内には前記第1のスプールの支軸を
ガイドとして挿通し、また第2のリボンエンド検
出レバーに設けた長溝内には前記第2のスプール
の支軸をガイドとして挿通しているので、ヘツド
送り方向と直交する方向のスペースが削減でき
て、且つインクリボンの初期装着も容易となる
等々の利点もある。
動腕15で支持された遊星歯車を噛合せ、前記回
動腕15の回動を、リボン終端に設けたハトメ1
7によつて動作する第1、第2のリボンエンド検
出レバー11,12で、適宜係止してその回動範
囲を規制し、第1,又は第2のリボン巻取歯車
9,10と噛合せることによつて、インクリボン
2を反復走行させる様にしたものである。よつ
て、機構が単純にして確実な作動が行なえるとい
う利点がある。加えて、前記インクリボンは、第
1、第2のスプールを起端として4つのプーリに
よつて略長方形状に張架されると共に、該長方形
の一辺上に、前記第1、第2スプール及び前記第
1、第2のリボンエンド検出レバーを位置させ、
且つ、前記第1、第2のリボンエンド検出レバー
は前記インクリボンの走行方向にのみスライド自
在であるように、第1のリボンエンド検出レバー
に設けた長溝内には前記第1のスプールの支軸を
ガイドとして挿通し、また第2のリボンエンド検
出レバーに設けた長溝内には前記第2のスプール
の支軸をガイドとして挿通しているので、ヘツド
送り方向と直交する方向のスペースが削減でき
て、且つインクリボンの初期装着も容易となる
等々の利点もある。
第1図は本考案の用いた一実施例を示す平面
図、第2図〜第4図はそれぞれ異なる作動状態を
示す作動説明図である。 1…印字ヘツド、2…インクリボン、3,4,
5,6…プーリ、7…第1のスプール、8…第2
のスプール、9…第1のリボン巻取歯車、10〜
第2のリボン巻取歯車、11…第1のリボンエン
ド検出レバー、11a…溝部、11b…係止端、
11c…バネ掛け、12…第2のリボンエンド検
出レバー、12a…溝部、12b…係止端、12
c…バネ掛け、13…引張バネ、14…駆動歯
車、15…回動腕、15a…大径部、15b,1
5c…係合部、15d…小径部、16…遊星歯
車、17…ハトメ。
図、第2図〜第4図はそれぞれ異なる作動状態を
示す作動説明図である。 1…印字ヘツド、2…インクリボン、3,4,
5,6…プーリ、7…第1のスプール、8…第2
のスプール、9…第1のリボン巻取歯車、10〜
第2のリボン巻取歯車、11…第1のリボンエン
ド検出レバー、11a…溝部、11b…係止端、
11c…バネ掛け、12…第2のリボンエンド検
出レバー、12a…溝部、12b…係止端、12
c…バネ掛け、13…引張バネ、14…駆動歯
車、15…回動腕、15a…大径部、15b,1
5c…係合部、15d…小径部、16…遊星歯
車、17…ハトメ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 インクリボンが巻取られる第1、第2のスプー
ルに結合された第1及び第2のリボン巻取歯車
と、前記第1のスプールに巻かれたインクリボン
の終端を検出して動作する第1のリボンエンド検
出レバーと、前記第2のスプールに巻かれたイン
クリボンの終端を検出して動作する第2のリボン
エンド検出レバーと、左右両方向へ反復回転する
駆動歯車と、前記駆動歯車に対応して摩擦をもつ
てスリツプ揺動し得るようにして同心的に配設さ
れ、外周には大径部と、該大径部両端に設けられ
た係合部と、これらで挟まれる小径部とが形成さ
れていて、リボン非終端時には、送出側に位置す
る前記リボンエンド検出レバーが該係合部の回転
軌跡内に臨み、該レバーと係合することにより回
転が所定の範囲内であるよう抑止される回動腕
と、 前記回動腕の大径部上に回転自在に取り付けら
れると共に、常に前記駆動歯車と噛合するよう配
されていて、前記回動腕の左旋に伴い回転して前
記第1のリボンエンド検出レバーが退避位置にあ
るときに前記第1のリボン巻取歯車と噛合し、該
腕の右旋に伴い回転し前記第2のリボンエンド検
出レバーが退避位置にあるときに前記第2のリボ
ンエンド巻取歯車と噛合する遊星歯車とを備えて
いて、 前記インクリボンは、第1、第2のスプールを
起端として4つのプーリによつて略長方形状に張
架されると共に、該長方形の一辺上に、前記第
1、第2のスプール及び前記第1、第2のリボン
エンド検出レバーを位置させ、且つ、前記第1、
第2のリボンエンド検出レバーは前記インクリボ
ンの走行方向にのみスライド自在であるように、
第1のリボンエンド検出レバーに設けた長溝内に
は前記第1のスプールの支軸をガイドとして挿通
し、また第2のリボンエンド検出レバーに設けた
長溝内には前記第2のスプールの支軸をガイドと
して挿通してなることを特徴とするインクリボン
巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981016983U JPS6347491Y2 (ja) | 1981-02-09 | 1981-02-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981016983U JPS6347491Y2 (ja) | 1981-02-09 | 1981-02-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57129656U JPS57129656U (ja) | 1982-08-12 |
JPS6347491Y2 true JPS6347491Y2 (ja) | 1988-12-07 |
Family
ID=29814951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981016983U Expired JPS6347491Y2 (ja) | 1981-02-09 | 1981-02-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6347491Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5837655Y2 (ja) * | 1978-03-30 | 1983-08-25 | 日本電産コパル株式会社 | インクリボン反転機構 |
-
1981
- 1981-02-09 JP JP1981016983U patent/JPS6347491Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57129656U (ja) | 1982-08-12 |
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