JPS6347355Y2 - - Google Patents

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JPS6347355Y2
JPS6347355Y2 JP1983147098U JP14709883U JPS6347355Y2 JP S6347355 Y2 JPS6347355 Y2 JP S6347355Y2 JP 1983147098 U JP1983147098 U JP 1983147098U JP 14709883 U JP14709883 U JP 14709883U JP S6347355 Y2 JPS6347355 Y2 JP S6347355Y2
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JP
Japan
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leg members
shaft rods
recesses
annular
support part
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JP1983147098U
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JPS6054896U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカメラ用の雲台の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 従来、手放し状態とした時にコイルバネの力に
固定盤が自然に水平状態に戻るようにした雲台は
実開昭57−121490号公報により開示されており、
また実公昭58−7189号公報によつて、遊びリング
(公報中符号22,22′で示されている回転リン
グ)を備えたものも開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記実開昭57−121490号公報に開示された雲台
はコイルバネによる戻し力で水平の状態に戻す構
成のものであるので、固定盤を斜めとした状態で
手放した直後にはコイルバネの戻し力が瞬発的に
作用して戻り切つた時のシヨツクが比較的大き
く、このため手放し後には戻り切るまで手をそえ
ておく必要があつて使い辛いものであつた。
また、実公昭58−7189号公報に開示された雲台
は、締付用ナツトの締付量によつて脚部の俯仰作
動のスムーズさが左右されやすいものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はコイルバネによる戻し力に対して油の
粘性、摩擦部材、遊び板およびシールを以て戻し
力より僅かに小さい制動力を作用させ仍つて上記
の手をそえる操作を加えなくともよいようにされ
且つ脚部材の俯仰作動を顕著にスムーズにした雲
台を提供することを目的とするものであり、この
目的を達成するために、三脚等への取付台1の上
に水平回転自在の支持部5を、また当該支持部5
の左右両側面に横向きの軸杆6,6′を、更に同
面に於て軸杆6,6′の基端の周囲に横向きに開
口する凹窩7,7′を夫々設けると共に支持部5
の左右両側に一対の脚部材8,8′を配し、これ
等脚部材8,8′の下端部に軸承孔9,9′を開設
して当該軸承孔9,9′を上記の軸杆6,6′に前
後方向に回転可能に嵌着し且つ当該左右両方脚部
材8,8′に於ける上辺部の間にカメラ固定盤2
8を同固定盤28が支持部5を跨ぐ状態で渡し設
け、更に左右両方脚部材8,8′の外方側面に於
て軸杆6,6′の周囲に横向きに開口する凹所1
0,10′を穿設し、この凹所10,10′に同脚
部材8,8′の抜止用端蓋11,11′を回転可能
に嵌入せしめて当該端蓋11,11′を軸杆6,
6′の先端面にビス12による適度の締付により
固定すると共に支持部5に設けた各凹窩7,7′
内に於て軸杆6,6′の周囲に弾発力が上記の固
定盤28に固定するカメラの概重量より僅かに強
い一対のコイルバネ29,29′を各コイルバネ
29,29′の弾発力が反対向きに作用する状態
として捲装し、これ等コイルバネ29,29′の
内端を凹窩7,7′の底壁に同じく外端を脚部材
8,8′の内面に夫々穿設した係止孔30,3
0′に係合せしめ、これ等係止孔30,30′の穿
設位置は固定盤28が其の上にカメラは固定しな
い時に於てコイルバネ28,28′の弾発力の釣
合によつて水平状態に停止する個所として成る雲
台に於て支持部5の左右両側面と脚部材8,8′
の内方側面との当接面に於ける軸杆6,6′を中
心とする同心円線上個所に凹溝13,13′を穿
設して環状空間14を形成し、この環状空間14
の中に内外両面に水紋状突条17,17′を一体
に設けた遊びリング15と粘度が高く且つ粘度が
外気温度によりあまり影響を受けない性質を備え
た潤滑油16を充填し、また脚部材8,8′の外
方側面と端蓋11,11′の内面とね当接面に於
ける軸杆6,6′を中心とする同心円線上個所に
相互に回転自在に嵌合する環状凹溝18と頂面に
水紋状突条19′をもつ環状突条19とを設け、
この環状凹溝18の底面に環状の細溝20を穿設
して当該細溝20にゴムもしくは合成樹脂製の環
状摩擦部材21を僅かに頭出しの状態で嵌着し、
この摩擦部材21の煩出し面と環状突条19の頂
上面との間に環状の遊び板22を遊転自在に挾入
し、また端蓋11,11′の外周壁面に凹所10,
10′の内周壁面に圧接するシール24を埋設す
ると共に環状凹溝18の中に上記と同様の潤滑油
25を充填したものである。
〔作用〕
本考案は上記のような構成であるので固定盤8
にビデオカメラ(図示せず)を固定し且つネジ7
を弛解した状態に於て固定盤28を後下り或は後
上りの状態として手放した際にはコイルバネ2
9,29′による戻し力に対して油の粘性、摩擦
部材21、遊び板22およびシール24を以て戻
し力より僅かに小さい制動力を作用させて当該固
定盤28がゆつくりとソフトにシヨツクの極めて
少ない状態で自動的に水平の状態に戻るものであ
る。
また、上記実公昭58−7189号公報に開示された
雲台は締付用ナツトを強く締め過ぎた時には脚部
の俯仰作動が重くなり、逆に弱く締めた時には不
規則な運動やガタつきをカメラに再生させてしま
う弱点があつた。つまり締付を強くしても極端に
重くならない構造が望ましいことである。そこで
本考案は支持部5の左右両側面と脚部材8,8′
の内方側面との当接面に於ける軸杆6,6′を中
心とする同心円線上個所に凹溝13,13′を穿
設して環状空間14を形成し、この環状空間14
の中に内外両面に水紋状突条17,17′を一体
に設けた遊びリング15と粘度が高く且つ粘度が
外気温度によりあまり影響を受けない性質を備え
た潤滑油16を充填し、また脚部材8,8′の外
方側面と端蓋11,11′の内面との当接面に於
ける軸杆6,6′を中心とする同心円線上個所に
相互に回転自在に嵌合する環状凹溝18と頂面に
水紋状突条19′をもつ環状突条19とを設け、
この環状凹溝18の底面に環状の細溝20を穿設
して当該細溝20にゴムもしくは合成樹脂製の環
状摩擦部材21を僅かに頭出しの状態で嵌着し、
この摩擦部材21の頭出し面と環状突条19の頂
上面との間に環状の遊び板22を遊転自在に挾入
し、また端蓋11,11′の外周壁面に凹所10,
10′の内周壁面に圧接するシール24を埋設す
ると共に環状凹溝18の中に上記と同様の潤滑油
25を充填し、仍つて上記望ましい構造を具現し
たものである。即ちビス12を強く締付けても、
水紋状突条17,17′の頂部、凹溝13,1
3′の底面、水紋状突条19′の頂部、遊び板22
の両面、摩擦部材21の頭出し面、シール24の
内周面等がビス12の締付方向に直交する潤り面
として機能し、しかも摩擦部材21の弾性が存す
るので、俯仰作動のスムーズさを失うことがない
ものである。
因に、摩擦部材21および遊び板22またはシ
ール24またはこれ等すべてを設けない場合に
は、ビス12の締付を強くすることができなく実
公昭58−7189号公報に開示された雲台の構成に近
くなつて好ましくない。
〔考案の効果〕
本考案は上記の通りであるので、固定盤28に
ビデオカメラ(図示せず)を固定し且つネジ37
を弛解した状態に於て固定盤28を後下り或は後
上りの状態として手放した際には水平状態に戻り
切るまで手をそえておかなくともよい当該戻り作
動がスムーズになすものであつて所期の目的を充
分に達成することができる優れた効果を有するも
のである。
〔実施例〕
図に示す実施例は三脚等への取付用座台1に中
間体2を固定ネジ3の締付により回転不能とまた
同固定ネジ3の弛解により回転可能となる水平回
転自在の軸承部4を介して取付け、この中間体2
に上向きの支持部5を、また当該支持部5の左右
両側面の中央に横向きの軸杆6,6′を、更に同
左右両側面に於て軸杆6,6′の基端の周囲に横
向きに開口する凹窩7,7′を夫々設けると共に
支持部5の左右両側にTの字形状を呈する一対の
脚部材8,8′を配し、これ等脚部材8,8′の下
端部に軸承孔9,9′を開設して当該軸承孔9,
9′を上記の軸杆6,6′に前後方向に回転可能に
嵌着し且つ当該左右両方脚部材8,8′に於ける
水平部27,27′の間にカメラ等固定盤28を
渡し設け、更にこの左右両方脚部材8,8′の外
方側面に於て軸杆6,6′の先端部の周囲に横向
きに開口する凹所10,10′を設け、この各凹
所10,10′に脚部材8,8′の回転を阻害しな
い形状を呈する同脚部材8,8′の抜止用端蓋1
1,11′を回転自在に嵌入せしめ当該端蓋11,
11′を軸杆6,6′の先端部にビス12による適
度の締付により固定すると共に支持部5の左右両
側面と脚部材8,8′の内方側面との当接面に於
ける軸杆6,6′を中心とする同心円線上個所に
凹溝13,13′を穿設して環状空間14を形成
し、この環状空間14の中に内外両面に水紋状突
条17,17′を一体に設けた遊びリング15と
粘度が高く且つ粘度が外気温度によりあまり影響
を受けない性質を備えた潤滑油16とを充填し、
また脚部材8,8′の外方側面と端蓋11,1
1′の内面との当面に於ける軸杆6,6′を中心と
する同心円線上個所に相互に回転自在に嵌合する
環状凹溝18と頂面に水紋状突条19′をもつ環
状突条19とを設け、この環状凹溝18の底面に
環状の細溝20を穿設して当該細溝20にゴムも
しくは合成樹脂製の環状摩擦部材21を僅かに頭
出しの状態で嵌着し、この摩擦部材21の頭出し
面と環状突条19の頂上面との間に環状の遊び板
22を遊転自在に挾入し、また端蓋11,11′
の外周面に凹所10,10′の内周面に圧接する
シール24を埋設すると共に環状凹溝18の中に
上記と同様の潤滑油25を充填し、更に支持部5
に設けた各凹窩7,7′内に於て軸杆6,6′の周
囲に弾発力が上記の固定盤28に固定するカメラ
等の概重量より僅かに強い一対のコイルバネ2
9,29′を其の弾発力が反対向きに作用する状
態として捲装し、これ等コイルバネ29,29′
の内端を凹窩7,7′の底壁に同じく外端を脚部
材8,8′の内面に夫々穿設した係止孔30,3
0′に係合せしめて、これ等係止孔30,30′の
穿設位置は固定盤28が其の上にカメラ等は固定
しない時に於てコイルバネ29,29′の弾発力
の釣合によつて水平状態で停止する個所としたも
のである。
尚、図中32は握杆、33は同握杆32の取付
クランプ、34は同クンプ33の締付用蝶ネジ、
35は全方向型水準器、36は化粧板、37は脚
部材8,8′の固定ネジを示す。
【図面の簡単な説明】
図は本考案雲台の実施例を示すものであつて、
第1図は全体を示す斜視図、第2図は同じく一部
切截正面図、第3図は要部の分解斜視図である。 1……座台、2……中間体、3……固定ネジ、
4……軸承部、5……支持部、6,6′……軸杆、
7,7′……凹窩、8,8′……脚部材、9,9′
……軸承孔、10,10′……凹所、11,1
1′……端蓋、12……ビス、13,13′……凹
溝、14……環状空間、15……遊びリング、1
6……潤滑油、28……固定盤、29,29′…
…コイルバネ、30,30′……係止孔、32…
…握杆、33……クランプ、24……蝶ネジ、3
5……水準器、36……化粧板、37……固定ネ
ジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 三脚等への取付台1の上に水平回転自在の支持
    部5を、また当該支持部5の左右両側面に横向き
    の軸杆6,6′を、更に同面に於て軸杆6,6′の
    基端の周囲に横向きに開口する凹窩7,7′を
    夫々設けると共に支持部5の左右両側に一対の脚
    部材8,8′を配し、これ等脚部材8,8′の下端
    部に軸承孔9,9′を開設して当該軸承孔9,
    9′を上記の軸杆6,6′に前後方向に回転可能に
    嵌着し且つ当該左右両方脚部材8,8′に於ける
    上辺部の間にカメラ固定盤28を同固定盤28が
    支持部5を跨ぐ状態で渡し設け、更に左右両方脚
    部材8,8′の外方側面に於て軸杆6,6′の周囲
    に横向きに開口する凹所10,10′を穿設し、
    この凹所10,10′に同脚部材8,8′の抜止用
    端蓋11,11′を回転可能に嵌入せしめて当該
    端蓋11,11′を軸杆6,6′の先端面にビス1
    2よる締付により固定すると共に支持部5に設け
    た各凹窩7,7′内に於て軸杆6,6′の周囲に弾
    発力が上記の固定盤28に固定するカメラの概重
    量より僅かに強い一対のコイルバネ29,29′
    を各コイルバネ29,29′の弾発力が反対向き
    に作用する状態として捲装し、これ等コイルバネ
    29,29′の内端を凹窩7,7′の底壁に同じく
    外端を脚部材8,8′の内面に夫々穿設した係止
    孔30,30′に係合せしめ、これ等係止孔30,
    30′の穿設位置は固定盤28が其の上にカメラ
    は固定しない時に於てコイルバネ29,29′の
    弾発力の釣合によつて水平状態に停止する個所と
    して成る雲台に於て、 支持部5の左右両側面と脚部材8,8′の内方
    側面との当接面に於ける軸杆6,6′を中心とす
    る同心円線上個所に凹溝13,13′を穿設して
    環状空間14を形成し、この環状空間14の中に
    内外両面に水紋状突条17,17′を一体に設け
    た遊びリング15と粘度が外気温度によりあまり
    影響を受けない性質を備えた潤滑油16を充填
    し、また脚部材8,8′の外方側面と端蓋11,
    11′の内面との当接面に於ける軸杆6,6′を中
    心とする同心円線上個所に相互に回転自在に嵌合
    する環状凹溝18と頂面に水紋状突条19′をも
    つ環状突条19とを設け、この環状凹溝18の底
    面に環状の細溝20を穿設して当該細溝20にゴ
    ムもしくは合成樹脂製の環状摩擦部材21を僅か
    に頭出しの状態で嵌着し、この摩擦部材21の頭
    出し面と環状突条19の頂上面との間に環状の遊
    び板22を遊転自在に挾入し、また端蓋11,1
    1′の外周壁面に凹所10,10′の内周壁面に圧
    接するシール24を埋設すると共に環状凹溝18
    の中に上記と同様の潤滑油25を充填したことを
    特徴とする雲台。
JP14709883U 1983-09-22 1983-09-22 雲台 Granted JPS6054896U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14709883U JPS6054896U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 雲台

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JP14709883U JPS6054896U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 雲台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6054896U JPS6054896U (ja) 1985-04-17
JPS6347355Y2 true JPS6347355Y2 (ja) 1988-12-07

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ID=30327219

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JP14709883U Granted JPS6054896U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 雲台

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587189U (ja) * 1981-07-07 1983-01-18 株式会社 小石川商会 楽器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114716Y2 (ja) * 1981-01-23 1986-05-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587189U (ja) * 1981-07-07 1983-01-18 株式会社 小石川商会 楽器

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JPS6054896U (ja) 1985-04-17

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