JPH057948Y2 - - Google Patents

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JPH057948Y2
JPH057948Y2 JP3347690U JP3347690U JPH057948Y2 JP H057948 Y2 JPH057948 Y2 JP H057948Y2 JP 3347690 U JP3347690 U JP 3347690U JP 3347690 U JP3347690 U JP 3347690U JP H057948 Y2 JPH057948 Y2 JP H057948Y2
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grip
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spherical
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、店舗用機器やオフイス用家具等に好
適に使用されるアジヤスタに関するものである。
[従来の技術] 店舗用機器やオフイス用家具等には、その高さ
や水平度を調整するために、その本体の下面四隅
部等にアジヤスタが設けてあるのは周知の通りで
ある。
従来、この種のアジヤスタとしては、機器や家
具の本体に固設したナツト部と、このナツト部に
螺合昇降可能に螺装したボルト状の主軸と、この
主軸の下端に固設したベースとを具備してなるも
のが知られている。このアジヤスタは、そのベー
スを床上に載置するようになつており、前記主軸
を回動させて本体に対するベースの相対位置を変
化させることによつて所要のレベル調整を行うこ
とができるようになつている。しかして、従来の
ものは、前記ベースの上端をスパナを係合させる
ために六角ナツト状に設け、或いはベースの外周
にグリツプを設ける等して、主軸を適宜回動操作
し得るようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものでは、主軸を
回動させる際にベースも回動するため、ベースと
床面との摩擦に打勝つ力で操作する必要がある。
そのため、大きな操作力を要するという問題があ
り、また、ベースに滑動防止のための摩擦増大対
策を施すのが難しいという課題がある。さらに、
このような構成のものでは、床面に狂いが存在す
るような場合には、ベースの一部分のみが床に接
することになり、安定性に欠けるとともに、ベー
スの変形や床面の破損を招き易いという不具合も
ある。
本考案は、以上のような課題をことごとく解消
し、小さな操作力で調整作業を容易に行うことが
できるとともに、ベースを無理なく床面に面接触
させて安定した支持状態を実現することができる
アジヤスタを提供することを目的としている。ま
た、そのようなアジヤスタにおいては、逆に使用
時に振動等によつて位置ずれが生じ易くなること
が予想されるため、本考案はそのための対策をも
同時に施しておくことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、このような目的を達成するために、
次のような手段を講じたものである。
すなわち、本考案に係るアジヤスタは、ナツト
部と、主軸と、ベースと、グリツプとを具備して
なるものである。ナツト部は、軸心を上下に配向
して、昇降調整されるべき本体、すなわち、店舗
用機器や家具等の本体に設けられている。主軸
は、上端側に前記ナツト部に螺装されるねじ部を
有するとともに、そのねじ部の下側に該ねじ部よ
りも大径な中間フランジを備え、その中間フラン
ジの下面に球面部を形成するとともに、その球面
部の中心部分から先端に抜止頭部を有したベース
保持部を突設したものである。ベースは、前記抜
止頭部により抜止めした状態で前記ベース保持部
の外周に傾回動可能に遊嵌した円環状のもので、
上面に設けた球状膨出部を前記中間フランジの球
面部に摺接させてある。グリツプは、前記中間フ
ランジの外周に一体回転可能で且つ軸心方向へス
ライド可能に嵌着された下向きカツプ状のもの
で、最下位置で前記ベースとの間に該ベースの回
動動作を禁止し傾動動作のみを許容する係合部を
形成するとともに、最下位置から上方へスライド
移動することによつてその係合部の係合を解除し
得るように構成されている。この際に、ベース
を、強度的に優れ、滑り防止機能をも有するもの
にしたい場合には、該ベースを、主軸のベース保
持部に傾回動可能に遊嵌した座金と、この座金を
抱持する合成樹脂製の滑動防止部材とからなるも
のにし、前記中間フランジの球面部に摺接する球
状膨出面を前記座金に設けるのがよい。
また。他の構成としては、前記中間フランジの
下面に球面部に代えて球状膨出部を設け、前記ベ
ースの上面に球状膨出部に代えて球面部を設ける
こともできる。ベースを座金と滑動防止部材とに
より構成する場合には、中間フランジの球状膨出
部に摺接する球面を前記座金に設けるのがよい。
係合部の簡単な構成としては、ベース又はグリ
ツプの一方にスプライン溝を設け、他方に突条を
設けるのが好適である。
[作用] このような構成のものであれば、主軸を回動さ
せると、この主軸が本体に対して相対的に螺合進
退することになり、本体の高さ調整や水平度の調
整を行うことができる。その際、主軸はベースに
対して空回りが可能であるため、ベースを床面に
接触させ静止させたままで主軸のみを回動させる
ことができる。そのため、比較的小さな力で主軸
を無理なく回動操作することができる。しかも、
ベースは主軸に対して傾動し得るようになつてい
るため、床面の水平度に多少の狂いが存在して
も、ベースを常時その床面に面接触させることで
本体を安定的に支持することが可能となる。特
に、本考案のものは、ベースの球状膨出部(又は
球面部)を中間フランジに設けた球面部(又は球
状膨出部)に摺接させておき、この状態において
ベースの傾動を案内するようにしているので、そ
の作動を極めて円滑に行わせることができるとと
もに、大きな荷重が作用してもその荷重を広い面
積で受圧し、特定の部位に応力が集中しないよう
にしておくことができる。さらに、以上のような
構成のままでは調整後にアジヤスタに振動等が及
んだ際に主軸がベース上を回動して調整位置に誤
りが生じる可能性があるが、このものはベースの
傾動位置の如何によらずグリツプを最下位置に保
持することでベースとの間に係合部を形成するこ
とができるようにしているため、調整後の主軸の
回動を禁止して位置ずれを防止することが可能と
なる。しかも、このグリツプを上方にスライドさ
せれば係合部の係合が解除されるようにしてある
ため、その位置でグリツプを把持して回動操作を
行うことにより、再度簡単に調整作業を行うこと
ができる。
また、前記ベースを滑動防止部材を主体として
構成する場合には、横滑り防止効果を高めること
ができる反面、中間フランジとの摩擦抵抗が問題
となる。そこで、滑動防止部材に座金を抱持さ
せ、その座金に中間フランジが摺接するようにす
ることで、そのような問題を有効に解決すること
ができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図を参
照して説明する。
このアジヤスタは、第1図及び第2図に示すよ
うに、ナツト部1と、主軸2と、ベース3と、グ
リツプ4とを具備してなるものである。
ナツト部1は、軸心mを上下に配向して、昇降
調整されるべき店舗用機器やオフイス用家具等の
本体Aに固設されている。
主軸2は、上端側に前記ナツト部1に螺装され
るねじ部21を有するとともに、そのねじ部21
の下側に該ねじ部21よりも大径な中間フランジ
22を備え、その中間フランジ22の下面に球面
部22aを形成するとともに、その球面部22a
の中心部分から先端にベース保持部23を突設し
ている。
一方、ベース3は、前記球面部22aの曲率半
径に対応した球状膨出部31aを有する座金31
と、この座金31を被包し球状膨出面31bを上
方に表出させた状態で円環状にインサート成形さ
れてなる合成樹脂製の滑動防止部材32とからな
る部分球体状のもので、前記球状膨出部31aに
はベース保持部23の外周23aよりも大径な開
口孔31cが穿設されている。
そして、前記主軸2のベース保持部23をベー
ス3の球状膨出部31a内に挿入し、この位置に
おいて該ベース保持部23の先端をかしめること
により、抜止頭部24を形成している。この抜止
頭部24の外径は、前記座金開口孔31cの内径
よりも大きく設定されている。また、座金31の
球状膨出面31bに中間フランジ22の球面部2
2aを添接させた状態で抜止頭部24の上面24
aと座金31の内側面31dとの間に若干のクリ
アランスが確保されるようにしている。これらに
より、ベース3は主軸2から抜止が防止されると
ともに、該主軸2に対して傾動動作及び回動動作
が許容された状態に配される。
さらに、前記中間フランジ22の外周を六角ナ
ツト状のものにし、この中間フランジ22にグリ
ツプ4を一体回転可能で且つ軸心m方向にスライ
ド可能に装着している。このグリツプ4は、下向
きカツプ状のもので、内周2箇所に第1図及び第
4図に示すような突条41が突設されている。こ
れに対して、ベース3にはその外周に沿つて上下
に伸びるスプライン溝33が周設してある。そし
て、グリツプ4を自重や手動操作力により最下位
置に降下させた状態で、該グリツプ4の突条41
が何れかのスプライン溝33に係合して係合部X
を形成し、この係合部Xによりベース3の回動動
作を禁止して傾動動作のみを許容し得るようにな
つている(第5図)。また、このグリツプ4が上
方へ若干スライド移動した場合に、第6図中想像
線に示すように前記係合部Xの係合を解除し、
さらにその位置からグリツプ4が上方へスライド
移動した場合に、同図中想像線に示すように前
記中間フランジ22を前面に表出させることがで
きるようになつている。
なお、前記主軸2にはねじ溝21の制作作業の
前後に上端面25に六角穴25aが刻設され(第
3図)、下端面26にかしめ作業時に+溝26a
が刻設されている(第4図)。
このような構成のものであると、グリツプ4を
持上げた状態で主軸2を回動させた場合に、該主
軸2が本体Aに対して相対的に螺合進退すること
になり、本体Aの高さ調整や水平度の調整を行う
というアジヤスタ本来の機能を有効に発揮するこ
とができる。しかもこの時、主軸2はベース3に
対して空回り可能であるため、ベース3を床面F
に接触させ静止させたままで主軸2のみを回動さ
せることができる。そのため、比較的小さな力で
も主軸2を無理なく回動操作することが可能とな
る。特に、この実施例ではベース3を滑動防止部
材32を主体として構成し、該滑動防止部材32
を床面Fに添接させているため、本体Aに対する
横滑り防止効果を高めることが可能となる。しか
も、ベース3がこのように摩擦抵抗の大きな部材
であるにも拘らず、中間フランジ22が摺接する
位置に座金31を表出させているので、ベース3
と主軸2との相対的な回動動作を円滑ならしめる
ことができる。また、ベース3は主軸2に対して
傾動し得るようにしてあるため、たとえ床面Fに
傾斜や凹凸があつても、第5図に示すようにベー
ス3のみが傾動することによつてその床面Fの状
態に対応できることになり、本体Aに対して常に
安定した支持を可能にするとともに、ベース3が
変形したり、その角等で床面Fを傷つけるような
不具合も低減することができる。その傾動動作
も、ベース3の球状膨出面31bを中間フランジ
22の球面部22aに摺接させた状態において案
内するようにしているので、極めて円滑な作動を
行わせることが可能となる。その上に、このよう
な構成であると、大きな荷重が作用してもその荷
重を広い面積で受圧することができ、特定の部位
に応力を集中させないようにしておくことができ
る。さらに、このものはベース3が傾動していな
いとき(第2図)は勿論のこと、ベース3が傾動
しているとき(第5図)にも、グリツプ4を降下
させればベース3との間に常に係合部Xを形成で
きるようにしてあるため、調整後の主軸2の回動
を禁止し、振動等によつて位置ずれが生じること
を有効に防止することが可能となる。しかも、こ
のグリツプ4は第6図中想像線に示す位置にス
ライド移動させることによつて再度簡単に調整作
業を行うことができ、さらに、同図中想像線に
示す位置にスライドさせることによつて中間フラ
ンジ22にスパナを係合させて調整を行うことも
可能であり、さらにまた、主軸2の上端面25又
は下端面26に対して棒状六角レンチ又はドライ
バを係合させればこれらの工具による調整も行い
得るものとなつている。このため、例えば、アジ
ヤスタの取付時にドライバを使用し、レベル調整
時に上面側から六角レンチを使用し、六角レンチ
による調整が困難なときスパナを使用し、更に工
具を用いずに調整したいときにグリツプを利用す
るといつた各種の態様が可能となり、作業の便と
能率を向上させることができる。
次に、本考案の他の実施例を第7図〜第13図
を参照して説明する。
このアジヤスタは、第7図及び第8図に示すよ
うに、ナツト部5と、主軸6と、ベース7と、グ
リツプ8とを具備してなるものである。
ナツト部5は、軸心nを上下に配向して、昇降
調整されるべき店舗用機器やオフイス用家具等の
本体Aに固設されている。
主軸6は、上端側に前記ナツト部5に螺装され
るねじ部61を有するとともに、そのねじ部61
の下側に該ねじ部61よりも大径な中間フランジ
62を備え、その中間フランジ62の下面に球状
膨出部62aを形成するとともに、その球状膨出
部62aの中心部分から先端にベース保持部63
を突設している。
一方、ベース7は、前記球状膨出部62aの曲
率半径に対応した球面部71aを有する座金71
と、この座金71を被包し球面71bを上方に表
出させた状態で円環状にインサート成形されてな
る合成樹脂製の滑動防止部材72とからなる椀状
のもので、前記球面部71aにはベース保持部6
3の外周63aよりも大径な開口孔71cが穿設
されている。
そして、前記主軸6のベース保持部63をベー
ス7の球面部71a内に挿入し、この位置におい
て該ベース保持部63の先端をかしめることによ
り、抜止頭部64を形成している。この抜止頭部
64の外径は、前記座金開口孔71cの内径より
も大きく設定されている。また、座金71の球面
71bに中間フランジ62の球状膨出部62aを
添接させた状態で抜止頭部64の上面64aと座
金71の内側面71dとの間に若干のクリアラン
スが確保されるようにしている。これらにより、
ベース7は主軸6からの抜出が防止されるととも
に、該主軸6に対して傾動動作及び回動動作が許
容された状態に配される。
さらに、前記中間フランジ62の外周を六角ナ
ツト状のものにし、この中間フランジ62にグリ
ツプ8を一体回転可能で且つ軸心n方向にスライ
ド可能に装着している。このグリツプ8は、下向
きカツプ状のもので、ボス部8aの外周に沿つて
第7図及び第11図に示すような上下に伸びるス
プライン溝81が周設されている。これに対し
て、ベース7には内周2箇所に突条73が突設し
てある。そして、グリツプ8を自重や手動操作力
により最下位置に降下させた状態で、該グリツプ
8の何れかのスプライン溝81が突条73に係合
して係合部Yを形成し、この係合部Yによりベー
ス7の回動動作を禁止して傾動動作のみを許容し
得るようになつている(第12図)。また、この
グリツプ8が上方へ若干スライド移動した場合
に、第13図中想像線に示すように前記係合部
Yの係合を解除し、さらにその位置からグリツプ
8が上方へスライド移動した場合に、同図中想像
線に示すように前記中間フランジ62を前面に
表出させることができるようになつている。
なお、前記主軸6にはねじ溝61の製作作業の
前後に上端面65に穴角穴65aが刻設され(第
9図)、下端面66にかしめ作業時に+溝66a
が刻設されている(第10図)。
このような構成のものであると、グリツプ8を
持上げた状態で主軸6を回動させた場合に、該主
軸6が本体Aに対して相対的に螺合進退すること
になり、本体Aの高さ調整や水平度の調整を行う
というアジヤスタ本来の機能を有効に発揮するこ
とができる。しかもこの時、主軸6はベース7に
対して空回り可能であるため、ベース7を床面F
に接触させ静止させたままで主軸6のみを回動さ
せることができる。そのため、比較的小さいな力
で主軸6を無理なく回動操作することが可能とな
る。特に、この実施例ではベース7を滑動防止部
材72を主体として構成し、該滑動防止部材72
を床面Fに添接させているため、本体Aに対する
横滑り防止効果を高めることが可能となる。しか
も、ベース7がこのように摩擦抵抗の大きな部材
であるにも拘らず、中間フランジ62が摺接する
位置に座金71を表出させているので、ベース7
と主軸6との相対的な回動動作を円滑ならしめる
ことができる。また、ベース7は主軸6に対して
傾動し得るようにしてあるため、たとえ床面Fに
傾斜や凹凸があつても、第12図に示すようにベ
ース7のみが傾動することによつてその床面Fの
状態に対応できることになり、本体Aに対して常
に安定した支持を可能にすることともに、ベース
7が変形したり、その角等で床面Fを傷つけるよ
うな不具合も低減することができる。その傾動動
作も、ベース7の球面71bを中間フランジ62
の球状膨出部62aに摺接させた状態において案
内するようにしているので、極めて円滑な作動を
行わせることが可能となる。その上に、このよう
な構成であると、大きな荷重が作用してもその荷
重を広い面積で受圧することができ、特定の部位
に応力を集中させないようにしておくことができ
る。さらに、このものはベース7が傾動していな
いとき(第8図)は勿論のこと、ベース7が傾動
しているとき(第12図)にも、グリツプ8を降
下させればベース7との間に常に係合部Yを形成
できるようにしてあるため、調整後の主軸6の回
動を禁止し、振動等によつて位置ずれが生じるこ
とを有効に防止することが可能となる。しかも、
このグリツプ8は第13図中想像線に示す位置
にスライド移動させることによつて再度簡単に調
整作業を行うことができ、さらに、同図中想像線
に示す位置にスライドさせることによつて中間
フランジ62にスパナを係合させて調整を行うこ
とも可能となつており、さらにまた、主軸6の上
端面65又は下端面66に対してボツクスレンチ
又はドライバを係合させればこれらの工具による
調整も行い得るものとなつている。このため、例
えば、アジヤスタの取付時にドライバを使用し、
レベル調整時に上面側から六角レンチを使用し、
六角レンチによる調整が困難なときにスパナを使
用し、更に工具を用いずに調整したいときにグリ
ツプを利用するといつた各種の態様が可能とな
り、作業の便と能率を向上させることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。例えば六角穴が設けられている
部位は+溝であつてもよく、またその逆もしかり
である。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、次の
ような効果が得られる。先ず、主軸がベース上を
摺動しながら回動するようにしているため、主軸
を回動操作する場合にベースが付帯して回動する
ことがなく、操作力を従来に比べて激減させるこ
とができる。しかも、ベースと床面との摩擦が問
題にならなくなれば、ベースに滑動防止部材を設
けることに何ら支障はなくなり、横滑りの防止効
果を高めて本体に対するより安定した支持が可能
になる。また、ベースは主軸に対して傾動可能な
ものであるため、たとえ粗悪な床面に本体を水平
設置しなければならないような場合にも、ベース
は傾動することによつて床面に好適に対応するこ
とができ、本体に対する支持状態を大きく損なう
ことがなくなる。その傾動動作も、ベースと主軸
との摺動面を球面状とすることによつてより安定
したものとし、且つ、どのような傾動位置におい
ても受圧状態を良好ならしめることができる。ま
た、ベースの変形や床面の破損等も来たさずに済
むものとなる。さらに、グリツプを操作しない時
にそのグリツプとベースとの間に係合部を形成し
て主軸をロツクしておくことができるので、調整
後に振動等に起因して位置ずれが生じることを有
効に防止することが可能になる。しかも、そのロ
ツク状態はグリツプを上方へスライド移動させる
ことによつて解除できるため、再度の調整作業も
簡便に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、第
1図はアジヤスタの全体縦断面図、第2図は一部
省略した同部分縦断面図、第3図はナツト部を取
除いて示す第1図の平面図、第4図は同底面図、
第5図及び第6図はそれぞれ第2図に対応する作
用の説明図である。また、第7図〜第13図は本
考案の他の実施例を示し、第7図は第1図相当の
断面図、第8図は第2図相当の断面図、第9図は
第3図相当の平面図、第10図は第4図相当の底
面図、第11図は第7図におけるXI−XI線断面
図、第12図は第5図に対応する作用説明図、第
13図は第6図に対応する作用説明図である。 1,5……ナツト部、2,6……主軸、3,7
……ベース、4,8……グリツプ、21,61…
…ねじ部、22,62……中間フランジ、22
a,71a……球面部、23,63……ベース保
持部、24,64……抜止頭部、31,71……
座金、31a,62a……球状膨出部、31b…
…球状膨出面、32,72……滑動防止部材、3
3,81……スプライン溝、41,73……突
条、71b……球面、A……本体、m,n……軸
心、X,Y……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ナツト部と、主軸と、ベースと、グリツプと
    を具備してなるアジヤスタであつて、 ナツト部は、軸心を上下に配向して、昇降調
    整されるべき本体に設けられ、 主軸は、上端側に前記ナツト部に螺装される
    ねじ部を有するとともに、そのねじ部の下側に
    該ねじ部よりも大径な中間フランジを備え、そ
    の中間フランジの下面に球面部を形成するとと
    もに、その球面部の中心部分から先端に抜止頭
    部を有したベース保持部を突設したものであ
    り、 ベースは、前記抜止頭部により抜止めした状
    態で前記ベース保持部の外周に傾回動可能に遊
    嵌した円環状のもので、上面に設けた球状膨出
    部を前記中間フランジの球面部に摺接させてあ
    り、 グリツプは、前記中間フランジの外周に一体
    回転可能で且つ軸心方向へスライド可能に嵌着
    された下向きカツプ状のもので、最下位置で前
    記ベースとの間に該ベースの回動動作を禁止し
    傾動動作のみを許容する係合部を形成するとと
    もに、最下位置から上方へスライド移動するこ
    とによつてその係合部の係合を解除し得るよう
    に構成されていることを特徴とするアジヤス
    タ。 2 ベースが、主軸のベース保持部に傾回動可能
    に遊嵌した座金と、この座金を包持する合成樹
    脂製の滑動防止部材とからなり、前記中間フラ
    ンジの球面部に摺接する球状膨出面を前記座金
    に設けていることを特徴とする請求項1記載の
    アジヤスタ。 3 ナツト部と、主軸と、ベースと、グリツプと
    を具備してなるアジヤスタであつて、 ナツト部は、軸心を上下に配向して、昇降調
    整されるべき本体に設けられ、 主軸は、上端側に前記ナツト部に螺装される
    ねじ部を有するとともに、そのねじ部の下側に
    該ねじ部よりも大径な中間フランジを備え、そ
    の中間フランジの下面に球状膨出部を形成する
    とともに、その球状膨出部の中心部分から先端
    に抜止頭部を有したベース保持部を突設したも
    のであり、 ベースは、前記抜止頭部により抜止めした状
    態で前記ベース保持部の外周に傾回動可能に遊
    嵌した円環状のもので、上面に設けた球面部を
    前記中間フランジの球状膨出部に摺接させてあ
    り、 グリツプは、前記中間フランジの外周に一体
    回転可能で且つ軸心方向へスライド可能に嵌着
    された下向きカツプ状のもので、最下位置で前
    記ベースとの間に該ベースの回動動作を禁止し
    傾動動作のみを許容する係合部を形成するとと
    もに、最下位置から上方へスライド移動するこ
    とによつてその係合部の係合を解除し得るよう
    に構成されていることを特徴とするアジヤス
    タ。 4 ベースが、主軸のベース保持部に傾回動可能
    に遊嵌した座金と、この座金を包持する合成樹
    脂製の滑動防止部材とからなり、前記中間フラ
    ンジの球状膨出部に摺動する球面を前記座金に
    設けていることを特徴とする請求項3記載のア
    ジヤスタ。 5 係合部が、ベース側に周設されたスプライン
    溝と、グリツプ側に突設された突条とからなる
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    のアジヤスタ。 6 係合部が、グリツプ側に周設されたスプライ
    ン溝と、ベース側に突設された突条とからなる
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    のアジヤスタ。
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