JPH0319609Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0319609Y2
JPH0319609Y2 JP1986164702U JP16470286U JPH0319609Y2 JP H0319609 Y2 JPH0319609 Y2 JP H0319609Y2 JP 1986164702 U JP1986164702 U JP 1986164702U JP 16470286 U JP16470286 U JP 16470286U JP H0319609 Y2 JPH0319609 Y2 JP H0319609Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
stud
sliding
storage chamber
socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986164702U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6369811U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986164702U priority Critical patent/JPH0319609Y2/ja
Publication of JPS6369811U publication Critical patent/JPS6369811U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0319609Y2 publication Critical patent/JPH0319609Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、被動作体と推進体との間に接続し
て、傾斜芯ずれや平行芯ずれを吸収する浮動性継
手の収納装置の改良に関する。
「従来の技術」 従来より、被動作体であるスライドテーブル、
プレスのスライドベース等を、推進体であるシリ
ンダ等で作動させる場合、芯出しに、加工精度出
しや組付け調整に時間をかけ、苦労していた。そ
こで、芯ずれを吸収する浮動性継手が考えられ、
例えば、シリンダに於いて、ストロークエンドま
で押し切れない、ロツドが曲がる、ロツドメタル
が片べりするといつた問題点を解決しようとして
きた。
そこで、この従来の浮動性継手および浮動性継
手の収納装置を第4図を用いて説明する。球体1
01aの一端に、被動作体106接続用雄ネジを
有する軸を設けたスタツド101の該球体101
a外径を、内面を対向させた一対のワツシヤ状の
摺動リング102,102で挾持し、かつ、各摺
動リング102,102の背面102a,102
aを、微少隙間を有してケース104とソケツト
105とで挾持螺着し、該スタツド101が該ケ
ース104に対して球面摺動と偏芯スライドとを
する。この浮動性継手に於いて、105は推進体
107接続用の雌ネジと外周部にスパナ掛部10
4bとを設けたソケツト状のケースである。10
5はスタツド101の軸が遊挿する穴と、摺動リ
ング102の背面がスライドする平底面の収納室
104aとの貫通段穴をもつ袋ナツト状のソケツ
トである。なお、収納室104aの内径は摺動リ
ング102外径より偏芯スライド振幅分大径であ
る。なお、収納室104aには円滑摺動のための
グリースを封入し、かつ、防塵用のダストシール
103を取付けている。この浮動性継手はスタツ
ド101及びケース104に設けられたネジによ
り被動作体106及び推進体107に螺着されて
いる。そして、傾斜芯ずれがあつた場合、一対の
摺動リング102,102内面で挾持されたまま
球体101aは一体化されたスタツド101と共
に球面揺動をする。又、平行芯ずれがあつた場
合、一対の摺動リング102,102は、各内面
で球対101aを挾持したまま各背面102a,
102aでケース14及びソケツト105の挾面
を平行スライドする。そして、この球面揺動と平
行スライドとは独立して行えるため、複合された
状態の芯ずれを吸収する。
「考案が解決しようとする問題点」 ところでこの様な従来の浮動性継手の収納装置
は次の欠点を持つていた。推進体107接続時、
スパナ掛けはケース104の外径で行つている。
当構造の、より大径部であるソケツト105の外
径をスパナ掛け部として使用するとケース104
との螺着部が緩んでしまうため使用できなかつ
た。そして、このケース104では接続雌ネジし
か設けられない構造となつていた。
この考案は上記事情にかんがみて創案されたも
ので、大径部でスパナ掛けしやすく、接続用ネジ
のケース部との緩み防止をし、接続ネジも各種設
けられる様にした浮動性継手の収納装置を提供す
ることを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 前記問題点を解決するための手段を実施例に対
応する第1〜第3図を用いて以下に説明する。
スタツド1の一端に設けた球体1aを、対向す
る2個の摺動リング2,2で挾持し、かつ、該摺
動リング2,2の各背面を、微少隙間を有してケ
ース4とソケツト5とで挾持固着し、該スタツド
1が該ケース4に対して球面揺動と偏芯スライド
とをする浮動性継手に於いて、一端に該ケース4
と一体成形の接続用ネジを設け、他端に該球体1
aと該摺動リング2,2との収納室4aを設け、
かつ、外周部に該ケース4と一体成形のスパナ掛
部4bを設けた該ケース4に、該ソケツト5で蓋
をして挾持固着している。なお、ケース4には接
続用雌ネジあるいは雄ネジを任意に設けられる。
「作用」 ケース4及びスタツド1の端部に、シリンダ等
の推進体7及び被動作体6を接続し、スタツド1
とケース4との間に、傾斜芯ずれや平行芯ずれが
あつた場合、上記微少隙間を有する同心枢支構造
により、摺動リング2,2の背面間の幅が変らな
いで、球面揺動と偏芯スライドとが単独あるいは
複合状態で行なえる。そして、推進体7及び被動
作体6の接続体は、ケース4及びスタツド1の任
意の側のネジを使用し、特にケース4側の締付け
は大径部である外周部のスパナ掛部4bを使用す
ることが出来る。
「実施例」 以下図面に基づいて本考案について更に詳しく
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す。1は、ほぼ
完球の球体1aの一端に軸を設けたスタツドであ
り、軸端部に被動作体6接続用の雄ネジを設け、
該球体1aの外径は該軸より大径としている。2
は内径に摺動面を有するワツシヤ状の摺動リング
である。4は言端に接続用の雌ネジと雄ネジとを
設け、他端に摺動リング2の背面がスライドする
平底面の収納室4aを設けたケースである。な
お、接続用の雌ネジ及び雄ネジはケース4と一体
成形されている。又、外周部にケース4と一体成
形されているスパナ掛部4bを設けている、又、
収納室4aの内径は摺動リング2外径より偏芯ス
ライド振幅分大径である。5はスタツド1の軸が
遊挿する穴と、摺動リング2の背面がスライドす
る穴との貫通段穴をもつ袋ナツト状のソケツトで
ある。そして、スタツド1の球体1aを、対向す
る2個の摺動リング2,2で挾持し、かつ、該摺
動リング2,2の各背面を微少隙間を有してケー
ス4とソケツト5とで挾持螺着し、該スタツド1
が該ケース4に体して球面揺動と偏芯スライドと
をする。なお、3は防塵用のダストシールであ
る。又、円滑摺動をさらに助けるために、収納室
4aにグリースを封入してもよい。そして、被動
作体6をスタツド1の雄ネジに螺着し、推進体7
をケース4の雌ネジに螺挿して、スパナ、モンキ
ー等によりスパナ掛部4bで保持し、付属のナツ
トで締着すればよい。
第2図は本考案の別の一実施例を示す。この実
施例ではソケツト5の段穴を収納室4aの一部分
とし、雄ネジを設けてケース4と螺着している。
他の構成は上記実施例と同等である。そして、被
動作体6をケース4の雄ネジに接続し、最近特に
使用されている雌ネジを有するコンパクトシリン
ダである推進体7をスタツド1の雄ネジに接続し
ている。この様に、被動作体6と推進体7とを上
記実施例とは逆に接続することも出来る。なお、
被動作体6をケース4の雌ネジに接続することも
出来る。
第3図は本考案の更に別の一実施例を示す。こ
の実施例に於いては、ワツシヤ状のソケツト5を
ケース4の収納室4a開口段部に嵌入し、カシメ
により固着している。又、ケース4の接用様ネジ
は収納室4aの外周に該ケース4と一体成形で設
けられており、該収納室4a奥部に接続用雌ネジ
は設けられていない。従つて、本実施例ではケー
ス4の接続用雌ネジにL字形のフート8を外嵌
し、ナツトで固定したり、直接被動作体6に螺着
すれば被動作体6と推進体7との間隔が大幅に短
縮できる、 なお、以上の実施例に於いて、スパナ掛部4b
の形状は六角形、四角形、二方取形状等である。
又、接続用ネジは必ずしも雌ネジと雄ネジとを同
時に設ける必要はない。
「考案の効果」 本考案の利点とするところは次の通りである。
従来、ソケツト5側に設けていた収納室4aをケ
ース4側に設けることにより、大径部である収納
室4aの外周に該ケース4と一体成形のスパナ掛
部4bを設けることが出来た。そして、大径部な
ので周囲が広く使え、スパナ掛しやすい。又、ケ
ース4と接続用ネジとは一体成形のため、従来の
接続用ネジの様にスパナ掛による着脱時のトルク
で、そけつととケースとの螺着部分が締め込まれ
すぎて内臓部品が動かなくなり、そのため球面揺
動や偏芯スライドが出来なくなつたり、逆に緩み
が発生して接続使用時の軸方向のガタ(遊び)が
増えるといつたことがなくなつた。又、第1図〜
第2図の実施例の様に、ケース4の接続用ネジは
雌ネジ、雄ネジの両方を設けることが出来るた
め、任意の組合わせで使用できる。もちろん雌ネ
ジ、雄ネジいずれかだけの場合でも上記効果は変
わらない。又、第3図の実施例の様に、非常に短
形の浮動性継手となり、使用する機器類のコンパ
クト化にも役立つ。この様にスパナ掛しやすく、
接続用ネジはケース4との間に緩みの発生するこ
ともなく、又、種々の取付け方法が可能なため、
非常に利用度が高い。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図は本考案の実施例を示す断面図、
第4図は従来の浮動性継手を示す断面図である。 1,101……スタツド、1a,101a……
球体、2,102……摺動リング、3,103…
…ダストシール、4,104……ケース、4a,
104a……収納室、4b,104b……スパナ
掛部、5,105……ソケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スタツド1の一端に設けた球体1aを、対向す
    る2個の摺動リング2,2で挾持し、かつ、該摺
    動リング2,2の各背面を、微少隙間を有してケ
    ース4とソケツト5とで挾持固着し、該スタツド
    1が該ケース4に対して球面揺動と偏芯スライド
    とをする浮動性継手に於いて、一端に該ケース4
    と一体成形の接続用ネジを設け、他端に該球体1
    aと該摺動リング2,2との収納室4aを設け、
    かつ、外周部に該ケース4と一体成形のスパナ掛
    部4bを設けた該ケース4に、該ソケツト5で蓋
    をして挾持固着したことを特徴とする浮動性継手
    の収納装置。
JP1986164702U 1986-10-27 1986-10-27 Expired JPH0319609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986164702U JPH0319609Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986164702U JPH0319609Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6369811U JPS6369811U (ja) 1988-05-11
JPH0319609Y2 true JPH0319609Y2 (ja) 1991-04-25

Family

ID=31094062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986164702U Expired JPH0319609Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0319609Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2521347Y2 (ja) * 1989-03-29 1996-12-25 日笠技研 株式会社 浮動性継手

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142695A (ja) * 1974-10-09 1976-04-10 Towa Seiki Kk Hakozumesochi
JPS6037460U (ja) * 1983-08-23 1985-03-15 株式会社デンソー ワイパブレ−ド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142695A (ja) * 1974-10-09 1976-04-10 Towa Seiki Kk Hakozumesochi
JPS6037460U (ja) * 1983-08-23 1985-03-15 株式会社デンソー ワイパブレ−ド

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6369811U (ja) 1988-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0319609Y2 (ja)
JPH0714124Y2 (ja) 連結アーム
JP2521347Y2 (ja) 浮動性継手
JPS6341794Y2 (ja)
JPH074331Y2 (ja) 浮動性継手
JPH0135045Y2 (ja)
JPS6323611Y2 (ja)
JP2507761Y2 (ja) 浮動性継手
JPH021585Y2 (ja)
JPS6311321Y2 (ja)
JPS6412935U (ja)
JPH0240327Y2 (ja)
JPH0312662U (ja)
JPH0341195Y2 (ja)
JPS6446525U (ja)
JPH0518057Y2 (ja)
JPH02119588U (ja)
JPS62184277U (ja)
JPS63111307A (ja) 浮動性継手
JPS6261475U (ja)
JPH0352282U (ja)
JPS6024989U (ja) 弾性管用管継手
JPS6237824U (ja)
JPS62106092U (ja)
JPS63143606U (ja)