JPS6311321Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6311321Y2
JPS6311321Y2 JP13466280U JP13466280U JPS6311321Y2 JP S6311321 Y2 JPS6311321 Y2 JP S6311321Y2 JP 13466280 U JP13466280 U JP 13466280U JP 13466280 U JP13466280 U JP 13466280U JP S6311321 Y2 JPS6311321 Y2 JP S6311321Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
hole
synthetic resin
recess
chevron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13466280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5757257U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13466280U priority Critical patent/JPS6311321Y2/ja
Publication of JPS5757257U publication Critical patent/JPS5757257U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6311321Y2 publication Critical patent/JPS6311321Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は合成樹脂製エアクリーナに関する。
車両用内燃機関のエアクリーナは最近軽量化と
コスト低減を図つて合成樹脂製とすることが進め
られているが、合成樹脂製では鋼板製のものに比
べて剛性が不足する。そこで実開昭53−23809号
に開示されたようにキヤブレータ吸込口周囲の台
座に立設したスタツトボルトで取付けるようにし
たものがある。この構造では在来のキヤブレータ
を改造して台座とスタツトボルトを新設せねばな
らない。そしてボデーはカバーと台座との間に挟
着されるものとなる。
しかし、現状ではキヤブレータを改造しないで
センターボルトでエアクリーナを取付けうるよう
な合成樹脂製エアクリーナが要望されている。そ
こでまず第1図のようなものが提唱された。第1
図に示す皿状ボデー1′に所要高さの柱状体1
a′を複数(大体4個)形成すると共にこれに対向
するようにカバー2′の内側にも同数の肉厚なボ
ス部2a′を形成し、ボデー1′内に環状の過エ
レメントeを収容した後において、各ボス部2
a′を柱状体1a′に合せながら、ボデー1′上にカ
バー2′を施し、ボス部2a′の上方からねじ杆
3′をタツプ立てするようにして、柱状体1a′に
ねじ込んで両者を一体に組付け、これをキヤブレ
ータの吸込口から突出するセンターボルト4′に
挿し通して車両エンジンに取付けるようにしてい
る。
しかし、このものではねじ杆3′をボデー1′の
柱状体1a′にねじ込んだ際、剛性不足から柱状体
1a′の上端部に亀裂を生じたりあるいはねじ杆
3′のねじ込み部分がばか孔になつたりして、緊
締状態が弛んで気密性を保てなくなることがあ
る。さらにエレメントやボデーやカバーの間の密
着力も弛んでこの部分の気密も保てなくなる。
ところで、緊締状態を維持する点から云えば、
樹脂体に頼ることなく、金属のボルト、ナツトに
よる締付けを行えばよいのであるが、これを単純
に用いたのでは、振動でナツトが弛みナツト周囲
部から空気洩れを生じる恐れがあり、逆にナツト
をボデー1にインサートするには金型と成形の段
取りが難しくなりコスト高を招くことになる。
そこで、この考案はこのような事情に鑑み工夫
されたもので、製作が容易でコスト高を招くこと
なく、しかもボデーとカバーの間およびエレメン
トとボデーやカバーの間を確実に緊締し気密性を
良好に維持できるようにしたエアクリーナを提供
するものである。
第2図はこの考案の実施例を示すものであり、
1は合成樹脂製の皿状のボデーであつて、そのキ
ヤブレータ取付口の周囲には所要高さの柱状体1
aが複数設けられ、これに対向するように同じく
合成樹脂製のカバー2の内側にも同数の肉厚ボス
部2aが形成されている点は上記のものと変りは
ないが、各柱状体1aとボス部2aにはねじ杆3
の外径にほぼ一致する通孔1bおよび2bがそれ
ぞれ設けられ、そして各柱状体1aの通孔1bの
下側には袋ナツト5のねじ部5aの外形に一致
し、これよりやや小さく形成された角形凹所1c
と袋部5bを収容する円形凹所1dが段状に形成
されている。
一方、角形ねじ部5aとこれらより大径の円形
袋部5bとからなる金属製の袋ナツト5は、角形
ねじ部5aの端面に環状に形成された山形突起5
cを備えていて、この角形ねじ部5aを上記各柱
状体1aの角形凹所1cに圧入することにより、
袋ナツト5はボデー1の各柱状体1aの下端にそ
れぞれ埋設される。
しかして、ボデー1内に前記柱状体を囲んで
過エレメントeを収容し、各柱状体1aにボス部
2aを合せつつボデー1上にカバー2を施し、一
致する通孔2b,1bにねじ杆3を挿通して、そ
の下端を袋ナツト5に螺合し、これをねじ込んで
いけば、第2図右側に図示のように袋ナツト5端
面の環状山形突起5cが通孔1b下端の周辺部に
くい込み且つ大径の袋部5bの端面が角形凹所1
cと円形凹所1dの境界段部に圧接して、ボデー
1とカバー2とは緊密に組付けられる。
そして、このボデー1とカバー2とをキヤブレ
ータの吸込口kから突出するセンターボルト4に
挿通してねじ止めすることにより、エンジンに取
付けられる。
なお、図中6はカバー2の通孔2b上に施され
たパツキングである。
以上のようにこの考案では、合成樹脂製のボデ
ーの内部に形成された柱状体に通孔とその下側に
角形凹所と円形凹所とを段状に形成し、この両凹
所に上端面に環状山形突起を備えた角形ねじ部と
これより大径の円形袋状部からなる金属製袋ナツ
トを圧入埋設し、この袋ナツトにねじ杆の下端を
螺合緊締してボデーとカバーとを一体に組付ける
ようにしたので、袋ナツト上端の山形突起が通孔
の周辺部にくい込むと共に大径の袋部の端面が角
形凹所と円形凹所との境界段部に圧接して、ボデ
ーとカバーとが緊密に組付けられ、長期に使用し
ても袋ナツトは弛むことがない。
この場合袋ナツトの角形ねじ部は角形凹所に嵌
入していてつれ廻りすることがないので山形突起
は回転せずに通孔周辺部を押圧し圧縮させてくい
込む。もしこのとき、実開昭49−49385号公報や
特開昭53−54655号に開示されているようなボル
ト頭に設けられた山形突起であれば回転しながら
締付けるので、相手方の合成樹脂製カバーは切り
削られてしまつて緊締力を失ない、ねじ杆部のみ
でなくエレメントとボデーやカバーの間の気密維
持ができなくなる。これはエレメント交換などで
ねじ杆の着脱を繰返すものにあつては再度の緊締
ができないという不都合が生ずる。この考案では
山形突起を回転させないで相手を切り削ることな
く圧縮させて相手方にくい込ませ、復元力を失な
わせず、再度の緊締が有効に気密を保つようにし
てある。上記のようにして締付力を損なわない構
造のねじ杆と袋ナツトを環状エレメントの内側の
複数本の柱状体に設けたので、ねじ杆部とともに
エレメントとボデーやカバーの間にも緊締力を十
分に伝えることができ、エアクリーナの気密を維
持することができる。しかも柱状体には無理に広
げようとする力が作用しないので亀裂を生じる恐
れなく、袋ナツトはボデーに嵌め込むだけでよい
ので作業が簡単でコスト高を招く恐れがない。
またセンターボルトで取付けられるので在来の
キヤブレータを改造せず、エアクリーナの合成樹
脂化を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエアクリーナの断面図。第2図
はこの考案の実施例の一部を分離した状態の断面
図。 図中、1,1′……ボデー、1a,1a′……柱
状体、1b……通孔、1c……角形凹所、1d…
…円形凹所、2,2′……カバー、2a,2a′…
…ボス部、2d……通孔、3,3′……ねじ杆、
5……袋ナツト、5a……ねじ部、5b……袋
部、5c……山形突起、e……過エレメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状エレメントをカバーとボデーで気密に狭持
    して収容する合成樹脂製エアクリーナにおいて、
    キヤブレータ吸込口中央に立設したセンターボル
    トに取付けられ、ボデー内のエレメント内側に形
    成された複数の柱状体にはそれぞれ通孔とその下
    側に角形凹所および円形凹所を段状に形成し、各
    段状の凹所には上端面に環状の山形突起を備えた
    角形ねじ部とこれより大径の袋部からなる金属製
    袋ナツトをそれぞれ圧入埋設し、該袋ナツトにね
    じ杆の下端を螺合緊締して山形突起を通孔の周辺
    部にくい込ませ、上記ボデーとカバーとを一体に
    したことを特徴とする合成樹脂製エアクリーナ。
JP13466280U 1980-09-24 1980-09-24 Expired JPS6311321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13466280U JPS6311321Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13466280U JPS6311321Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5757257U JPS5757257U (ja) 1982-04-03
JPS6311321Y2 true JPS6311321Y2 (ja) 1988-04-02

Family

ID=29494851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13466280U Expired JPS6311321Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6311321Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139561U (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 富士重工業株式会社 エンジンのエアクリ−ナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5757257U (ja) 1982-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6311321Y2 (ja)
JPS6032407Y2 (ja) ロッカカバ−の固定装置
JPH0144752Y2 (ja)
JPS6332363Y2 (ja)
JP2599548B2 (ja) 一体型壁内エラストマシールのための圧力機材
JPS6347324Y2 (ja)
JPS6332360Y2 (ja)
JPH0144782Y2 (ja)
JPS626289Y2 (ja)
JPS633455Y2 (ja)
JPH0319609Y2 (ja)
JPS61128406U (ja)
JP2000205412A (ja) 弁箱のシ―ル構造
JPH0234284Y2 (ja)
JPS6014054Y2 (ja) パツキング
JPH0242951Y2 (ja)
JPS638855Y2 (ja)
JPS6238068Y2 (ja)
JPS6228690Y2 (ja)
JPH1137001A (ja) 樹脂製スロットルボデー
JPS6179016U (ja)
JPS6156549U (ja)
JPH0341195Y2 (ja)
JPH0113804Y2 (ja)
JPS6330874Y2 (ja)