JPS6347318Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6347318Y2 JPS6347318Y2 JP9800283U JP9800283U JPS6347318Y2 JP S6347318 Y2 JPS6347318 Y2 JP S6347318Y2 JP 9800283 U JP9800283 U JP 9800283U JP 9800283 U JP9800283 U JP 9800283U JP S6347318 Y2 JPS6347318 Y2 JP S6347318Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuously variable
- pulley
- clutch
- variable transmission
- cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 30
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は動力伝達上当然必要なクラツチのボス
部をそのまま移動プーリの移動媒体として利用し
たベルト式無段変速装置に関するものである。従
来クラツチを併設したベルト式無段変速装置にお
いては第４図に示す如く動力の断続に必要なクラ
ツチイは一般に固定プーリロ側に配置されてお
り、しかもクラツチイ無段変速装置ハの各部品と
連動構成がなく夫々無関係に配設されているため
装置ハ全体のコンパクト化に一定の限界があつ
た。
部をそのまま移動プーリの移動媒体として利用し
たベルト式無段変速装置に関するものである。従
来クラツチを併設したベルト式無段変速装置にお
いては第４図に示す如く動力の断続に必要なクラ
ツチイは一般に固定プーリロ側に配置されてお
り、しかもクラツチイ無段変速装置ハの各部品と
連動構成がなく夫々無関係に配設されているため
装置ハ全体のコンパクト化に一定の限界があつ
た。
本考案は上記の如き実情に基づきなされたもの
であつて、軸上に固定プーリと移動プーリからな
る割りプーリを設け、無段変速用移動カムの回動
操作で移動プーリを軸芯方向に移動せしめて無段
変速を行なうようにしたベルト式無段変速装置に
おいて、上記移動プーリと無段変速用移動カムと
の間にボス部を上記軸に対し軸芯方向にのみ摺動
自在に嵌装せしめたクラツチを介装し、無段変速
用移動カムの回動操作時、クラツチボス部が移動
プーリの移動媒体となるように構成したことによ
り、構造を極力簡略化し得て無段変速装置全体を
コンパクト且つ低コストに構成することができる
ベルト式無段変速装置を提供しようとするもので
ある。
であつて、軸上に固定プーリと移動プーリからな
る割りプーリを設け、無段変速用移動カムの回動
操作で移動プーリを軸芯方向に移動せしめて無段
変速を行なうようにしたベルト式無段変速装置に
おいて、上記移動プーリと無段変速用移動カムと
の間にボス部を上記軸に対し軸芯方向にのみ摺動
自在に嵌装せしめたクラツチを介装し、無段変速
用移動カムの回動操作時、クラツチボス部が移動
プーリの移動媒体となるように構成したことによ
り、構造を極力簡略化し得て無段変速装置全体を
コンパクト且つ低コストに構成することができる
ベルト式無段変速装置を提供しようとするもので
ある。
本考案の構成を図面に示された一実施例につい
て説明すれば、１はテイラーＡに搭載したエンジ
ンで該エンジン１の動力はPTO軸２に設けた駆
動側割りプーリ３とミツシヨン４の主軸５に設け
た従動側割りプーリ６及びこれら両割りプーリ
３，６間に掛渡した伝動ベルト７を介してミツシ
ヨン４に伝達され、更にミツシヨン４内の歯車群
（図示せず）を経由して車軸８に伝達されるよう
になつている。
て説明すれば、１はテイラーＡに搭載したエンジ
ンで該エンジン１の動力はPTO軸２に設けた駆
動側割りプーリ３とミツシヨン４の主軸５に設け
た従動側割りプーリ６及びこれら両割りプーリ
３，６間に掛渡した伝動ベルト７を介してミツシ
ヨン４に伝達され、更にミツシヨン４内の歯車群
（図示せず）を経由して車軸８に伝達されるよう
になつている。
第２図（大径時）及び第３図（小径時）は従動
側割りプーリ６側の構造を示す断面図で、９は固
定プーリ、１０は移動プーリである。１１は主軸
５に対して相対回転並びに軸芯方向摺動自在に嵌
装された筒状のジヨイントで、該ジヨイント１１
の外周に設けた係合溝１１′に固定プーリ９及び
移動プーリ１０の各ボス部９′，１０′が夫々スプ
ライン係合している。
側割りプーリ６側の構造を示す断面図で、９は固
定プーリ、１０は移動プーリである。１１は主軸
５に対して相対回転並びに軸芯方向摺動自在に嵌
装された筒状のジヨイントで、該ジヨイント１１
の外周に設けた係合溝１１′に固定プーリ９及び
移動プーリ１０の各ボス部９′，１０′が夫々スプ
ライン係合している。
１２は無段変速用の固定カムでミツシヨンケー
ス４′に固着されている。１３は上記固定カム１
２に対応する移動カムで主軸５に対し軸芯方向摺
動自在に嵌装されている。１４，１５，１６は
夫々ベアリングである。
ス４′に固着されている。１３は上記固定カム１
２に対応する移動カムで主軸５に対し軸芯方向摺
動自在に嵌装されている。１４，１５，１６は
夫々ベアリングである。
１７は移動プーリ１０と無段変速用移動カム１
３の間に介装されたクラツチで該クラツチ１７の
ボス部１７′はベアリング１４，１５間に位置し
て主軸５に対し軸芯方向にのみ摺動自在に嵌装せ
しめられている。
３の間に介装されたクラツチで該クラツチ１７の
ボス部１７′はベアリング１４，１５間に位置し
て主軸５に対し軸芯方向にのみ摺動自在に嵌装せ
しめられている。
１８，１９は夫々クラツチ用固定カム及び移動
カムで、２０はクラツチボス部１７′の上に設け
たクラツチレリーズ用ベアリングである。２１は
クラツチ用固定カム１８の回動規制用ガイドバー
で機体に固定されている。２２はＯリングであ
る。
カムで、２０はクラツチボス部１７′の上に設け
たクラツチレリーズ用ベアリングである。２１は
クラツチ用固定カム１８の回動規制用ガイドバー
で機体に固定されている。２２はＯリングであ
る。
なお、上記実施例においては、無段変速を従動
側割りプーリ６で行なうようにした構造のものに
ついて説明したが、本考案は駆動側割りプーリ３
で無段変速を行なうようにした構造のものについ
ても採用し得る。
側割りプーリ６で行なうようにした構造のものに
ついて説明したが、本考案は駆動側割りプーリ３
で無段変速を行なうようにした構造のものについ
ても採用し得る。
叙上の如き構成において、速度変速時、無段変
速用移動カム１３を回動操作すると該移動カム１
３が固定カム１２のカム面により主軸５の軸芯方
向に移動するため、該移動カム１３はベアリング
１４を介してクラツチボス部１７′を押し、これ
によりクラツチボス部１７′は主軸５に対し動力
を伝達しながら同方向に移動してベアリング１５
を押し移動プーリ１０を移動せしめて割りプーリ
６の径を変えることにより低速側への無段変速が
行なわれる（第３図参照）。
速用移動カム１３を回動操作すると該移動カム１
３が固定カム１２のカム面により主軸５の軸芯方
向に移動するため、該移動カム１３はベアリング
１４を介してクラツチボス部１７′を押し、これ
によりクラツチボス部１７′は主軸５に対し動力
を伝達しながら同方向に移動してベアリング１５
を押し移動プーリ１０を移動せしめて割りプーリ
６の径を変えることにより低速側への無段変速が
行なわれる（第３図参照）。
高速側への無段変速時には無段変速用移動カム
１３を上記と逆方向に回動操作すればよい（第２
図参照）。
１３を上記と逆方向に回動操作すればよい（第２
図参照）。
またクラツチ１７の断続操作はクラツチ用移動
カム１９の回動操作により行なうが、この際クラ
ツチ用固定カム１８は無段変速用移動カム１３に
押されて軸方向に同一変位するので（回動方向は
ガイドバー２１で規制されている）、無段変速用
移動カム１３がいかなる状態でもクラツチ１７用
の固定カム１８と移動カム１９相互の位置関係は
変らず、従つて無段変速がいかなる状態でもクラ
ツチ１７の断続状態は何ら変らず維持され、また
その位置でクラツチ１７の断続操作が自由にでき
るものである。
カム１９の回動操作により行なうが、この際クラ
ツチ用固定カム１８は無段変速用移動カム１３に
押されて軸方向に同一変位するので（回動方向は
ガイドバー２１で規制されている）、無段変速用
移動カム１３がいかなる状態でもクラツチ１７用
の固定カム１８と移動カム１９相互の位置関係は
変らず、従つて無段変速がいかなる状態でもクラ
ツチ１７の断続状態は何ら変らず維持され、また
その位置でクラツチ１７の断続操作が自由にでき
るものである。
このように、本考案においては動力伝達上当然
必要なクラツチボス部１７′が移動プーリ１０の
移特媒体となるように構成されているので、クラ
ツチ１７部が構造上移動プーリ１０内に収められ
た配置構成と相俟つて無段変速装置全体を一層コ
ンパクトに構成することができるものである。
必要なクラツチボス部１７′が移動プーリ１０の
移特媒体となるように構成されているので、クラ
ツチ１７部が構造上移動プーリ１０内に収められ
た配置構成と相俟つて無段変速装置全体を一層コ
ンパクトに構成することができるものである。
また無段変速用移動カム１３と軸方向に同一変
位するクラツチボス１７′上にクラツチレリーズ
ベアリング２０を設けたので、該ベアリング２０
を殊更内径の大きい特別サイズのものを使用する
必要はなく、標準サイズのベアリングを使用し得
てコストアツプをきたすことがないうえ、クラツ
チカム部の径も小さく設定することができるもの
である。
位するクラツチボス１７′上にクラツチレリーズ
ベアリング２０を設けたので、該ベアリング２０
を殊更内径の大きい特別サイズのものを使用する
必要はなく、標準サイズのベアリングを使用し得
てコストアツプをきたすことがないうえ、クラツ
チカム部の径も小さく設定することができるもの
である。
上記したように本考案は、軸上に固定プーリと
移動プーリからなる割りプーリを設け、無段変速
用移動カムの回動操作で移動プーリを軸芯方向に
移動せしめて無段変速を行なうようにしたベルト
式無段変速装置において、上記移動プーリと無段
変速用移動カムとの間にボス部を上記軸に対し軸
芯方向にのす摺動自在に嵌装せしめたクラツチを
介装し、無段変速用移動カムの回動操作時、クラ
ツチボス部が移動プーリの移特媒体となるように
構成したから、クラツチを移動プーリ側の空間部
を有効に活用して配置することができるばかりで
なく、構造を極力簡略化し得て無段変速装置全体
をコンバクト且つ低コストに構成することができ
る等の効果がある。
移動プーリからなる割りプーリを設け、無段変速
用移動カムの回動操作で移動プーリを軸芯方向に
移動せしめて無段変速を行なうようにしたベルト
式無段変速装置において、上記移動プーリと無段
変速用移動カムとの間にボス部を上記軸に対し軸
芯方向にのす摺動自在に嵌装せしめたクラツチを
介装し、無段変速用移動カムの回動操作時、クラ
ツチボス部が移動プーリの移特媒体となるように
構成したから、クラツチを移動プーリ側の空間部
を有効に活用して配置することができるばかりで
なく、構造を極力簡略化し得て無段変速装置全体
をコンバクト且つ低コストに構成することができ
る等の効果がある。
第１図は本考案を装備したテイラーの全体側面
図、第２図は割りプーリの小径時の状態における
要部の断面図、第３図は割りプーリの大径時の状
態における要部の断面図、第４図は従来例の断面
図である。 図中、６は割りプーリ、９は固定プーリ、１０
は移動プーリ、１３は無段変速用移動カム、１７
はクラツチ、１７′はクラツチボス部。
図、第２図は割りプーリの小径時の状態における
要部の断面図、第３図は割りプーリの大径時の状
態における要部の断面図、第４図は従来例の断面
図である。 図中、６は割りプーリ、９は固定プーリ、１０
は移動プーリ、１３は無段変速用移動カム、１７
はクラツチ、１７′はクラツチボス部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸上に固定プーリと移動プーリからなる割り
プーリを設け、無段変速用移動カムの回動操作
で移動プーリを軸芯方向に移動せしめて無段変
速を行なうようにしたベルト式無段変速装置に
おいて、上記移動プーリと無段変速用移動カム
との間にボス部を上記軸に対し軸芯方向にのみ
摺動自在に嵌装せしめたクラツチを介装し、無
段変速用移動カムの回動操作時、クラツチボス
部が移動プーリの移動媒体となるように構成し
たことを特徴とするベルト式無段変速装置。 (2) クラツチボス部上にクラツチレリーズベアリ
ングを配設したことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第１項記載のベルト式無段変速装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9800283U JPS607457U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | ベルト式無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9800283U JPS607457U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | ベルト式無段変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS607457U JPS607457U (ja) | 1985-01-19 |
| JPS6347318Y2 true JPS6347318Y2 (ja) | 1988-12-07 |
Family
ID=30232877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9800283U Granted JPS607457U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | ベルト式無段変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS607457U (ja) |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP9800283U patent/JPS607457U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS607457U (ja) | 1985-01-19 |
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