JP2907642B2 - ベルト式無段変速装置 - Google Patents

ベルト式無段変速装置

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JP2907642B2
JP2907642B2 JP18427092A JP18427092A JP2907642B2 JP 2907642 B2 JP2907642 B2 JP 2907642B2 JP 18427092 A JP18427092 A JP 18427092A JP 18427092 A JP18427092 A JP 18427092A JP 2907642 B2 JP2907642 B2 JP 2907642B2
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JP
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pulley piece
movable pulley
piece
belt
continuously variable
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昌義 中田
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Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力側あるいは出力側
の内の一方の割りプーリーのベルト巻回径の変更操作に
伴って他方の割りプーリーのベルト巻回径が自動変更さ
れるように、他方の割りプーリーの可動プーリー片を固
定プーリー片側に付勢してあるベルト式無段変速装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、図3に示すように、入力側割り
プーリー10のベルト巻回径の変更操作に伴って自動的
にベルト巻回径が変更される出力側割りプーリー11
の、固定プーリー片11Aと可動プーリー片11Bは、
出力軸9に対して固定プーリー片11Aがスプライン3
0構造を介して外嵌され、可動プーリー片11Bは、前
記固定プーリー片11Aのボス部11a外周にスプライ
ン31構造を介して外嵌され、前記固定プーリー片11
A側の回転力を前記スプライン30構造を介して前記出
力軸9に伝え、前記可動プーリー片11B側の回転力
を、前記スプライン31構造を介して前記固定プーリー
片11Aに伝達して、前記固定プーリー片11Aを介し
て前記出力軸9に伝達するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】固定プーリー片のボス
部外周部と可動プーリー片の内周部との間に、可動プー
リー片側の回転力を、前記出力軸に伝達するトルク伝達
用のスプラインを形成することから、つまり、小径の箇
所にトルク伝達用のスプラインを形成することから、ト
ルク反力による面圧が高く、可動プーリー片の軸芯方向
の摺動抵抗が大きくなり、可動プーリー片のスムーズな
スライドが阻害される不都合があった。そして、一般
に、スプライン構造には、嵌合公差に伴うガタがあるこ
とから、可動プーリー片を固定プーリー片側に付勢する
付勢スプリングの片当たりによって、前記可動プーリー
片が出力軸に対して傾斜して、前記可動プーリー片のス
ムーズなスライドが期待できない不都合があった。本発
明は、簡単な構造改良により、上記欠点を解消すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベルト式無
段変速装置は、他方の割りプーリーの固定プーリー片を
回転軸にトルク伝達可能に外嵌すると共に、前記可動プ
ーリー片を、前記固定プーリー片のボス部に対して相対
回転可能、且つ、軸芯方向にスライド可能に遊嵌し、こ
の可動プーリー片のボス部外周に、この可動プーリー片
の回転力を前記回転軸に伝達するトルク伝達用回転部材
を設け、このトルク伝達用回転部材の内周部と前記可動
プーリー片のボス部外周との間にトルク伝達用の嵌合部
を設けるとともに、前記トルク伝達用回転部材は、前記
可動プーリ片との間に該可動プーリ片を前記固定プーリ
片側に向けて弾性付勢するスプリングを保持するための
スプリング受けに構成してあることを特徴構成とする。
【0005】
【作用】図1に示すように、可動プーリー片11Bのボ
ス部11b外周とトルク伝達用回転部材としてのスプリ
ング受け20の筒状部20a内周とにトルク伝達用の嵌
合部としてのスプライン22を形成したから、トルク伝
達用嵌合部の径を大きくすることができ、トルク反力に
よる面圧を下げることができる。そして、固定プーリー
片11Aと可動プーリー片11Bの嵌合部は、精密加工
が容易な円形であるから、密接嵌合が可能となり、固定
プーリー片11Aに対する可動プーリー片11Bのガタ
を小さくして、スプリング受けとして構成されるトルク
伝達用回転部材20と可動プーリー片11Bとの間に介
装したスプリング21・・の片当たりによる傾きを抑制し
得る。また、トルク伝達用回転部材20がスプリング受
けにも兼用されることから部品点数を低減できるものと
なっている。
【0006】
【発明の効果】上記構成の結果、可動プーリー片の摺動
抵抗が小さくなり、可動プーリー片のスムーズなスライ
ドが可能となる。又、可動プーリー片に対する付勢スプ
リングの片当たりによる傾きを抑制して、可動プーリー
片のスムーズなスライドが可能となる。さらに、トルク
伝達用回転部材は、可動プーリ片を固定プーリ片側に弾
性付勢するスプリングを受けるためのスプリング受けに
も構成されているから、部品の兼用化を図るものとなっ
ており、それによって、コスト低下を図ることができる
利点がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例をコンバインに用いら
れたベルト式無段変速装置について説明する。図2に、
コンバインの伝動系を示しており、エンジン1の出力が
伝動ベルト2を介してベルト式無段変速装置3に伝達さ
れ、そのベルト式無段変速装置3の変速出力がミッショ
ンケース4内のギア伝動装置を介して刈取部5及び走行
装置6に伝達されるようになっている。
【0008】図1に示すように、前記ベルト式無段変速
装置3は、密閉ケース7に内装されており、入力軸8と
出力軸9に、夫々、外嵌された割りプーリー10,11
に伝動ベルト12を巻回して構成されており、密閉ケー
ス7から突出する入力軸8部分に装着された入力プーリ
ー13からの回転力を、前記伝動ベルト12、並びに、
出力軸9にカプリング14を介して直結されたミッショ
ンケース4側の入力軸15に伝達されるようになってい
る。
【0009】前記入力側割りプーリー10の固定プーリ
ー片10Aと可動プーリー片10Bは、入力軸8にスプ
ライン16構造を介して外嵌され、そして、前記固定プ
ーリー片10Aは入力軸に対して軸芯方向の位置規制が
図られた状態で取付けられ、他方の可動プーリー片10
Bは、シフトフォーク17の操作により軸芯方向にスラ
イド可能に取付けられている。
【0010】そして、前記出力側割りプーリー11は、
その固定プーリー片11Aが出力軸9に対してスプライ
ン18構造を介して外嵌され、且つ、出力軸9に対して
軸芯方向の位置規制が図られた状態で取付けられてい
る。そして、他方の可動プーリー片11Bは、前記固定
プーリー片11Aのボス部11a外周に相対回転可能、
且つ、軸芯方向にスライド可能に遊嵌されている。そし
て、前記可動プーリー片11Bは、この可動プーリー片
11Bのボス部11b端面と、出力軸9に対してスプラ
イン19構造を介して外嵌されたトルク伝達用回転部材
としてのスプリング受け20との間に介装された複数の
圧縮スプリング21・・を介して前記固定プーリー片11
A側に付勢されている。そして、前記可動プーリー片1
1Bのボス部11b外周と前記スプリング受け20の筒
状部20a内周がスプラインによる嵌合部22を介して
トルク伝達可能に係合連結されている。このように、前
記入力側割りプーリー10の人為操作による変速操作に
伴って、出力側割りプーリー11の間隔がそれに自動追
随して無段変速が行えるようになっている。
【0011】〔別実施例〕 前記可動プーリー片11Bのボス部11b外周と前記ス
プリング受け20の筒状部20a内周をキーを介してト
ルク伝達可能に係合連結してもよい。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト式無段変速装置の断面図
【図2】コンバインの伝動系の概略図
【図3】従来構造を示すベルト無段変速装置の断面図
【符号の説明】
9 回転軸 10 入力側割りプーリー 11 出力側割りプーリー 11A 固定プーリー片 11a ボス部 11B 可動プーリー片 20 トルク伝達用回転部材 21 スプリング 22 嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 9/00 - 9/26 F16H 55/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側あるいは出力側の内の一方の割り
    プーリー(10)のベルト巻回径の変更操作に伴って他
    方の割りプーリー(11)のベルト巻回径が自動変更さ
    れるように、他方の割りプーリー(11)の可動プーリ
    ー片(11B)を固定プーリー片(11A)側に付勢し
    てあるベルト式無段変速装置において、前記他方の割り
    プーリー(11)の固定プーリー片(11A)を回転軸
    (9)にトルク伝達可能に外嵌すると共に、前記可動プ
    ーリー片(11B)を、前記固定プーリー片(11A)
    のボス部(11a)に対して相対回転可能、且つ、軸芯
    方向にスライド可能に遊嵌し、この可動プーリー片(1
    1B)のボス部(11b)外周に、この可動プーリー片
    (11B)側の回転力を前記回転軸(9)に伝達するト
    ルク伝達用回転部材(20)を設け、このトルク伝達用
    回転部材(20)の内周部と前記可動プーリー片(11
    B)のボス部(11b)外周との間にトルク伝達用の嵌
    合部(22)を設けるとともに、前記トルク伝達用回転
    部材(20)は、前記可動プーリ片(11B)との間に
    該可動プーリ片(11B)を前記固定プーリ片(11
    A)側に向けて弾性付勢するスプリング(21)を保持
    するためのスプリング受けに構成してあるベルト式無段
    変速装置。
JP18427092A 1992-07-13 1992-07-13 ベルト式無段変速装置 Expired - Lifetime JP2907642B2 (ja)

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JPH0634004A JPH0634004A (ja) 1994-02-08
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JP5306858B2 (ja) * 2009-02-28 2013-10-02 本田技研工業株式会社 Vベルト式無段変速機
CN103459890B (zh) * 2011-03-31 2016-02-24 丰田自动车株式会社 带式无级变速器

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JPH0634004A (ja) 1994-02-08

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