JPS6346742Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6346742Y2 JPS6346742Y2 JP1983198437U JP19843783U JPS6346742Y2 JP S6346742 Y2 JPS6346742 Y2 JP S6346742Y2 JP 1983198437 U JP1983198437 U JP 1983198437U JP 19843783 U JP19843783 U JP 19843783U JP S6346742 Y2 JPS6346742 Y2 JP S6346742Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring plate
- frp
- attached
- leaf spring
- spring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 11
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 9
- 210000001508 eye Anatomy 0.000 description 12
- 210000005252 bulbus oculi Anatomy 0.000 description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はFRP製のばね板に目玉部材を取着し
たFRP板ばね装置に関する。
たFRP板ばね装置に関する。
FRP(繊維強化合成樹脂)製のばね板は軽量な
点が大きな長所であるが、目玉部をばね板と一体
に巻回成形することが難かしい場合があるため、
一般的には別体の目玉部材をボルト等によつてば
ね板に取着するようにしている。
点が大きな長所であるが、目玉部をばね板と一体
に巻回成形することが難かしい場合があるため、
一般的には別体の目玉部材をボルト等によつてば
ね板に取着するようにしている。
第1図は従来の一例を示しており、金属製の目
玉部材1をボルト2,2とナツト3,3および取
付板4を用いてFRP製のばね板5に固定してい
る。このタイプの目玉部材1は、いわゆる上巻き
目玉と称されるが、巻き中心Cがばね板5の上方
に偏奇しているため、水平方向前後力(矢印Fで
示す)に弱く、目玉部材1の固定強度にやや難点
がある。
玉部材1をボルト2,2とナツト3,3および取
付板4を用いてFRP製のばね板5に固定してい
る。このタイプの目玉部材1は、いわゆる上巻き
目玉と称されるが、巻き中心Cがばね板5の上方
に偏奇しているため、水平方向前後力(矢印Fで
示す)に弱く、目玉部材1の固定強度にやや難点
がある。
そこで本考案者らは、第2図に例示したような
いわゆるベルリンアイ形の目玉取付構造をFRP
製のばね板5に適用することを考えた。この場
合、巻き中心Cがばね板中心(板厚の1/2)の長
手方向延長線0−0上にほぼ位置するように、厚
みの調整されたスペーサ6を用いて取付けるよう
にしている。しかしながらこの場合は、ばね板5
の圧縮応力側の面5aいわゆるコンプレツシヨン
サイドに目玉部材1が取付けられているため、目
玉部材1に図示下向きの荷重が付加されてばね板
5が撓んだ時に、スペーサ6とばね板5との接着
面を引き離す方向に力が加わり、特にコーナー部
6aにおいて剥離し易いという問題のあることが
判つた。
いわゆるベルリンアイ形の目玉取付構造をFRP
製のばね板5に適用することを考えた。この場
合、巻き中心Cがばね板中心(板厚の1/2)の長
手方向延長線0−0上にほぼ位置するように、厚
みの調整されたスペーサ6を用いて取付けるよう
にしている。しかしながらこの場合は、ばね板5
の圧縮応力側の面5aいわゆるコンプレツシヨン
サイドに目玉部材1が取付けられているため、目
玉部材1に図示下向きの荷重が付加されてばね板
5が撓んだ時に、スペーサ6とばね板5との接着
面を引き離す方向に力が加わり、特にコーナー部
6aにおいて剥離し易いという問題のあることが
判つた。
本考案は上記事情にもとづきなされたものでそ
の目的とするところは、目玉部材に加わる水平方
向前後力に対して強く、かつ目玉部材取付部の剥
れなども生じにくいFRP板ばね装置を提供する
ことにある。
の目的とするところは、目玉部材に加わる水平方
向前後力に対して強く、かつ目玉部材取付部の剥
れなども生じにくいFRP板ばね装置を提供する
ことにある。
本考案の要旨とするところは、FRP製のばね
板の端部に巻回部と取付基部とからなる目玉部材
を取着したFRP板ばね装置において、上記目玉
部材は、上記巻回部の巻き中心がばね板の長手方
向延長上、好ましくはばね板中心(板厚の1/2)
の延長線上にほぼ位置するようにして、ばね板の
引張応力側の面(テンシヨン・サイド)に取付け
たことにある。
板の端部に巻回部と取付基部とからなる目玉部材
を取着したFRP板ばね装置において、上記目玉
部材は、上記巻回部の巻き中心がばね板の長手方
向延長上、好ましくはばね板中心(板厚の1/2)
の延長線上にほぼ位置するようにして、ばね板の
引張応力側の面(テンシヨン・サイド)に取付け
たことにある。
上記構成によれば、目玉部材の取付状態がいわ
ゆるベルリンアイ形となり、水平方向前後力に対
して高い強度を発揮できる。しかも引張応力側の
面に目玉部材を取付けたので、目玉部材にばね板
を撓ませる荷重が加わつても、目玉部材の取付面
を引き剥すような方向の力は加わらず、取付強度
を維持することができる。
ゆるベルリンアイ形となり、水平方向前後力に対
して高い強度を発揮できる。しかも引張応力側の
面に目玉部材を取付けたので、目玉部材にばね板
を撓ませる荷重が加わつても、目玉部材の取付面
を引き剥すような方向の力は加わらず、取付強度
を維持することができる。
以下に本考案の一実施例について第3図を参照
して説明する。図中10はFRP製のばね板であ
つて、このばね板10の端部には金属製または
FRP製の目玉部材11が取着されている。この
目玉部材11は、巻回部12と、平坦状の取付基
部13とからなり、取付基部13とばね板10と
の間には合成樹脂あるいは金属等からなるスペー
サ14が設けられている。上記巻回部12は例え
ば車両の車体側に連結され、通常の使用状態では
下向きに荷重が加わることになる。
して説明する。図中10はFRP製のばね板であ
つて、このばね板10の端部には金属製または
FRP製の目玉部材11が取着されている。この
目玉部材11は、巻回部12と、平坦状の取付基
部13とからなり、取付基部13とばね板10と
の間には合成樹脂あるいは金属等からなるスペー
サ14が設けられている。上記巻回部12は例え
ば車両の車体側に連結され、通常の使用状態では
下向きに荷重が加わることになる。
上記取付基部13は、ばね板10の主に引張応
力が作用する側の面10a(テンシヨン・サイド)
に取付けられている。また、上記巻回部12の巻
き中心Cがばね板中心(板厚の1/2)の延長線上
0−0にほぼ位置するように、スペーサ14の厚
みが適宜に設定されている。このスペーサ14
は、ばね板10に接着されている。そしてボルト
15,15とナツト16,16および取付板17
を用いて取付基部13をばね板10に固定してい
る。なお、FRP製の目玉部材を採用した場合に
は更に軽量化を図ることができる。
力が作用する側の面10a(テンシヨン・サイド)
に取付けられている。また、上記巻回部12の巻
き中心Cがばね板中心(板厚の1/2)の延長線上
0−0にほぼ位置するように、スペーサ14の厚
みが適宜に設定されている。このスペーサ14
は、ばね板10に接着されている。そしてボルト
15,15とナツト16,16および取付板17
を用いて取付基部13をばね板10に固定してい
る。なお、FRP製の目玉部材を採用した場合に
は更に軽量化を図ることができる。
上記構成によれば、目玉部材11の取付方向が
いわゆるベルリンアイ形になるため、水平方向前
後力に対して高い強度を発揮することができる。
しかも目玉部材11に車体荷重などにもとづく下
向きの負荷が加えられた場合、スペーサ14はば
ね板10との間で圧縮力を受けるため、接着面が
剥れることがなくなる。また、スペーサ14の厚
みを適宜に選定することによつて、巻き中心Cを
ばね板中心の延長線0−0上にほぼ正確に位置さ
せることができる。
いわゆるベルリンアイ形になるため、水平方向前
後力に対して高い強度を発揮することができる。
しかも目玉部材11に車体荷重などにもとづく下
向きの負荷が加えられた場合、スペーサ14はば
ね板10との間で圧縮力を受けるため、接着面が
剥れることがなくなる。また、スペーサ14の厚
みを適宜に選定することによつて、巻き中心Cを
ばね板中心の延長線0−0上にほぼ正確に位置さ
せることができる。
なお、第4図は上記目玉取付構造を採用した板
ばね装置の一例を示している。この場合、ばね板
10の両端部に目玉部材1,11を取付けている
が、一方の目玉部材1は、荷重変動に基づくばね
板10のスパン変化に対応できるように、周知の
シヤツクル20を介して車体側に支持させるよう
にしている。従つてシヤツクル側の目玉部材1は
水平方向に変位可能であり、他端側の目玉部材1
1に比べて水平方向前後力が比較的小さいため、
例えば第1図に示したような一般的な上巻き目玉
を採用する。一方、反シヤツクル側(ブラケツト
側)の端部は水平方向に拘束されており、比較的
大きな水平方向前後力が加わるため、上述した第
3図の目玉取付構造を採用し、取付強度を高める
ようにしている。但し、シヤツクル側も第3図の
目玉取付構造にしても勿論差支えない。なお第4
図において図中21はセンタボルト、22は補助
ばね板を示している。
ばね装置の一例を示している。この場合、ばね板
10の両端部に目玉部材1,11を取付けている
が、一方の目玉部材1は、荷重変動に基づくばね
板10のスパン変化に対応できるように、周知の
シヤツクル20を介して車体側に支持させるよう
にしている。従つてシヤツクル側の目玉部材1は
水平方向に変位可能であり、他端側の目玉部材1
1に比べて水平方向前後力が比較的小さいため、
例えば第1図に示したような一般的な上巻き目玉
を採用する。一方、反シヤツクル側(ブラケツト
側)の端部は水平方向に拘束されており、比較的
大きな水平方向前後力が加わるため、上述した第
3図の目玉取付構造を採用し、取付強度を高める
ようにしている。但し、シヤツクル側も第3図の
目玉取付構造にしても勿論差支えない。なお第4
図において図中21はセンタボルト、22は補助
ばね板を示している。
前記したように本考案によれば、目玉部材に加
わる水平方向前後力に対して強く、かつ目玉部材
の取付面の剥離を生じにくいものにすることがで
きる。
わる水平方向前後力に対して強く、かつ目玉部材
の取付面の剥離を生じにくいものにすることがで
きる。
第1図および第2図はそれぞれ従来の目玉取付
構造を示す板ばね装置端部の正面図、第3図は本
考案の一実施例を示す板ばね装置端部の正面図、
第4図はシヤツクルを使用した例を示す板ばね装
置の正面図である。 10…FRP製のばね板、11…目玉部材、1
2…巻回部、13…取付基部、14…スペーサ、
C…巻き中心。
構造を示す板ばね装置端部の正面図、第3図は本
考案の一実施例を示す板ばね装置端部の正面図、
第4図はシヤツクルを使用した例を示す板ばね装
置の正面図である。 10…FRP製のばね板、11…目玉部材、1
2…巻回部、13…取付基部、14…スペーサ、
C…巻き中心。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) FRP製のばね板の端部に巻回部と取付基部
とからなる目玉部材を取着したFRP板ばね装
置において、上記目玉部材は、上記巻回部の巻
き中心がばね板の長手方向延長上に位置するよ
うな向きでばね板の引張応力側の面に取付けた
ことを特徴とするFRP板ばね装置。 (2) 上記目玉部材は、ばね板との間にスペーサを
介して上記引張応力側の面に取付けたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
FRP板ばね装置。 (3) 上記目玉部材をFRP製としたことを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項または第2
項記載のFRP板ばね装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19843783U JPS60107432U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | Frp板ばね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19843783U JPS60107432U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | Frp板ばね装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60107432U JPS60107432U (ja) | 1985-07-22 |
JPS6346742Y2 true JPS6346742Y2 (ja) | 1988-12-05 |
Family
ID=30757429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19843783U Granted JPS60107432U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | Frp板ばね装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60107432U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54158562A (en) * | 1978-05-26 | 1979-12-14 | Gkn Group Services Ltd | Leaf spring and its manufacture |
-
1983
- 1983-12-26 JP JP19843783U patent/JPS60107432U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54158562A (en) * | 1978-05-26 | 1979-12-14 | Gkn Group Services Ltd | Leaf spring and its manufacture |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60107432U (ja) | 1985-07-22 |
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