JPS6346374A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPS6346374A
JPS6346374A JP18759286A JP18759286A JPS6346374A JP S6346374 A JPS6346374 A JP S6346374A JP 18759286 A JP18759286 A JP 18759286A JP 18759286 A JP18759286 A JP 18759286A JP S6346374 A JPS6346374 A JP S6346374A
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gas
chamber
drying
humidity
dehumidification
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JP18759286A
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林 鍵三
宏三 林
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Tokiwa Electric Co Ltd
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Tokiwa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、被乾燥物の雰囲気気体の湿度(ここでは、気
体が水蒸気を含む度合いを意味する〉を下げて常温より
多少高めの温度以下の温度の低湿度気体で、被乾燥物を
乾燥する乾燥装置に関するもので、お茶、椎茸等の茸類
、穀物、果物、野菜、魚貝類、肉類、海苔、海草、糸及
び衣類等の繊維類、紙類、皮革、陶磁器の成形に使用さ
れる石こう型の乾燥等を被乾燥物とし、特に、乾燥状態
にある被乾燥物を加温して乾燥する乾燥装置に関するも
のである。この乾燥技術は、前記被乾燥物の乾燥以外に
、塗料の塗膜の乾燥、接着剤の乾燥(接合)等にも使用
できるものである。
[従来の技術] この種の乾燥装置の技術に似た従来例の技術として、実
公昭59−14707号公報に記載の技術を挙げること
ができる。
上記公報に記載の技術は、密閉され断熱された箱状の室
内に、前記室内を上下方向に間隔を置いて仕切る2枚の
仕切板を設け、・前記仕切板間の空間を室外に別途設け
るバーナの燃焼室及び燃焼ガス通路とし、前記仕切板を
赤外線放射等の伝熱面として前記仕切板と室内側壁、天
井、床面等よりなる両側空間を加熱室とし、乾燥機外壁
近傍に送風機を設け、前記両加熱室を直列または並列に
結ぶ空気通路と、送風機を介して加熱室内空気を循環さ
せる空気循環通路とを設け、燃焼室及び燃焼ガス通路に
は加熱室内の空気を下方より導入する開口部と、燃焼ガ
スを上方より外部へ排出する煙突とを設け、送風機の空
気吸入側通路には外部空気を導入する開口部を設け、空
気循環中に仕切板より加熱される空気と、仕切板より加
熱室内に放射される赤外線によって被乾燥物を加熱乾燥
する温風赤外線併用の食品乾燥機の構造におる。
そして、斯の如く構成することにより、前記食品乾燥機
は脱臭機構、赤外線発生機構、間接加熱温風発生機構を
有することができ、温風を循環使用し、更に、乾燥室か
ら排出される空気を燃焼室内に導入することにより、被
乾燥物の天日乾燥に近い製品を得るとともに均一加熱、
省エネルギー、悪臭の発生防止、小形化を行ったもので
ある。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記公報に記載の技術は、乾燥空気を得るため
に間接加熱温風発生機構を利用し、更に、赤外線発生は
構を併用して温度分布をより均一化しており、被乾燥物
の天日乾燥に近い製品を1qるとはいうものの、高温乾
燥を行っていることから被乾燥物がその乾燥温度の影響
を受け、被乾燥物の組織が破壊され、その一部は被乾燥
物の乾燥時の悪臭の発生となる。上記技術で悪臭の除去
を行う必要性が生ずるのもこの要因に負うものが大でお
る。
したがって、被乾燥物の天日乾燥に近い製品を得るとい
うよりも、実際には、被乾燥物の高温加熱により天日乾
燥とは異質な乾燥を行うものである。例えば、魚類を上
記技術による食品乾燥機で乾燥させると、表面硬化が生
じ、天日乾燥で知られているくさや等の日乾し物とは、
根本的な味の違いに止まらず、肉厚に対する硬度分布、
栄養価、ビタミン等の違いとなって現われる。この違い
I′、くざや等の日乾し物は、太陽光線下に置かれるこ
とは勿論であるが、被乾燥物であるあじ等が簀子または
金網等の上に置かれ、通気性の良い条件下で乾燥が行な
われる。このとき、植物性の竹・アシ等で編んだ簀子の
上に置くのが好適とされているのは、太陽光線下に置か
れているあじ等が金網等の金属によって加熱されるのが
嫌われるものと思われる。
また、上記公報の技術以外にも、特公昭27−5188
号公報、特公昭43−17158号公報、実公昭27−
4598号公報、実公昭44−14382号公報等の技
術があるが、いずれも、乾燥装置を用いて天日乾燥に近
い被乾燥物を(qるには問題がおった。
このように、従来の乾燥装置では温度条件という基本的
な違いにより、天日乾燥に近い被乾燥物を得ることはで
きなかった。
そこで、本発明は上記問題点を解決すべくなされたもの
で、被乾燥物の組成を破壊することのない雰囲気温度条
件により、高効率で被乾燥物を得ることかできる乾燥装
置の提供を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明にかかる乾燥装置は、空気或いは不活性ガス等の
気体中の湿度を除去するゼオライト、シリカゲル、活性
炭等からなる除湿剤が内蔵された除湿室と、被乾燥物を
収容する乾燥室と、前記気体の温度を所定の温度状態と
する加温手段と、前記除湿室と前記乾燥室との相互間に
気体を循環させる気体循環附勢手段とを奥端するもので
ある。
[作用] 本発明においては、気体中の湿度を除去する除湿剤が内
蔵された除湿室と、被乾燥物を収容する乾燥室との間を
気体循環附勢手段によって気体を循環させ、循環気体中
の湿度を除湿剤等で除去し、更に、加温手段により気体
の温度を所定の゛温度状態とすることにより、被乾燥物
が置かれた乾燥室内の雰囲気気体中の湿度を所定の温度
で低下セしめて被乾燥物を高効率で乾燥する。
[実施例] 第1図は本発明の乾燥装置の実施例の全体構成図である
図において、除湿室10は略直方体のハウジング11か
らなり、前記ハウジング11内には、垂直方向に複数段
に区劃する通気性を有する棚12が配設されている。前
記様12には除湿剤として天然ゼオライト13が載置さ
れている。即ち、除湿室10内には、複数段に天然ゼオ
ライト13の層が形成されている。前記複数段の天然ゼ
オライト13の層の最下部には、電熱線による加熱手段
HRが配設されている。また、前記除湿室10の最上部
には、2ポ一ト2位置切換弁である排気バルブ■6が設
けられている。なお、前記加熱手段HRは電熱線に限定
されるものではなく、ガス、灯油或いは重油等の気体燃
料或いは液体燃料の燃焼装置とすることができる。
そして、被乾燥物40を収容する乾燥室20は、被乾燥
物40を収容する平面の面積を広くすべく構成されたハ
ウジング21からなる。前記ハウジング21内には、垂
直方向に複数段に区劃する通気性を有する棚22が配設
されており、前記様22には被乾燥物40がvi置され
ている。また、乾燥室20のハウジング21の上部には
、撹拌爪25が取付けられている。
除湿室10の下部と乾燥室20の上部との間には、気体
循環附勢手段としての乾燥用ファンF2を介して、給気
用気体循環路50aが連通状態に接続されている。除湿
室10の下部の給気用気体循環路50aには温度センサ
Dが設けられており、乾燥室20の上部の給気用気体循
環路50aには湿度センサH2が設けられている。なお
、前記給気用気体循環路50aと除湿室10の間には、
除湿室10から給気用気体循環路50aで送出する気体
を、遮断状態とする2ポ一ト2位置切換弁である乾燥遮
断バルブV2が設けられている。また、給気用気体循環
路50aには、送出する気体を清浄化するエアフィルタ
ー52が配設されている。
なお、前記エアフィルター52は除湿室10から送出さ
れる低湿度の気体中に含まれる塵埃等の除去を行うもの
である。この種のエアフィルター52は、必ずしも必要
とするものではない。例えば、天然ゼオライト13自体
にエアフィルターの効果があり、更に、最下部の天然ゼ
オライト13層は加熱手段HRで加熱され、天然ゼオラ
イト13層で除去された塵埃等は、焼却または気化によ
って除去できるから、通常状態では清浄された低湿度の
気体を給気用気体循環路50aから乾燥室20に供給す
ることができる。しかし、天然ゼオライト13の繰返し
の聞使用により、天然ゼオライト13が脆くなった場合
等には、顕著に、エアフィルターの効果が生ずる。
また、前記乾燥室20の下部から前記除湿室10の上部
との間に、排気用気体循環路50bが連通状態に設けら
れている。乾燥室20の下部の排気用気体循環路50b
には湿度センサH3が設けられている。なお、前記排気
用気体循環路50bと除湿室10の間には、排気用気体
循環路50bで送出されてきた気体を、除湿室10に導
くのを遮断状態とする2ポ一ト2位置切換弁である乾燥
遮断バルブv7が設けられている。
そして、除湿室10の上部と除湿室10の下部との間に
は、2ポ一ト2位置切換弁でおる循環選択バルブV1及
び循環用ファンF1を介して、調整用気体循環路50G
が給気用気体循環路50aに接続されている。除湿室1
0の上部の調整用気体循環路50Gには湿度センサH1
が設けられている。また、循環選択バルブ■1に並列し
て、冷却用気体循環路50dの循環選択バルブV3及び
熱交換器51及び冷却用気体循環路50dの循環選択バ
ルブV4が接続されている。更に、循環用ファンF1の
除湿110の上部側には、2ボ一ト2位置切換弁である
吸気バルブ■5が接続されている。
前記除湿室10は、次のように動作する。
排気バルブ■6を閉じ、乾燥遮断バルブV2及び乾燥遮
断バルブv7を開とし、また、必要に応じて、加熱手段
HRをオン状態とする。除湿室1Oのハウジング11の
下部の排気用気体循環路5obから気体の供給を受ける
。と、気体中の水分は除湿剤として用いている複数段の
天然ゼオライト13の層を通過して、更に、必要に応じ
て、加熱手段HRによって加温され、給気用気体循環路
5Oaから低湿度の気体となって送出される。即ち、天
然ゼオライト13は気体中の湿度を除去する除湿動作を
行う。
また、乾燥遮断バルブV7を閉じ、循環選択バルブV1
及び乾燥遮断バルブV2を開とし、複数段の天然ゼオラ
イト13の層の最下部に配設されている加熱手段トIR
及び循環用ファンF1をオンとすると、天然ゼオライト
13の層が加熱手段HRによって加熱された循環気体に
よって、天然ゼオライト13が吸湿した水分は蒸気とな
って、その一部は排気バルブv6を介して大気中に排出
される。即ち、除湿室10のハウジング11内に収納さ
れている天然ビオライト13を、加熱手段HRで加熱す
ることにより、天然ゼオライト13が吸着した水分を大
気中に脱湿する脱湿動作を行う。
このとき、循環選択バルブV1を閉とし、吸気バルブ■
5を開とすることにより、吸気バルブ■5側から気体を
導入し、その導入気体により、水蒸気を排気バルブv6
から強制排出することができ、除湿室10のハウジング
11内の水蒸気を一掃することかできる。
そして、乾燥遮断バルブV7及び循環選択バルブ■1を
閉じ、循環選択バルブV3及び循環選択バルブv4及び
乾燥遮断バルブV2@開とし、循環用ファンF1をオン
とすることによって、複数段の天然ゼオライト13の層
及び加熱手段HRを、熱交換器51で気体を介して冷却
することができ、   ・除湿室10から送出される気
体の温度を、任意の温度にすることができる。なお、前
記熱交換器51は冷却用として使用しているが、熱を加
えることにより、加温用或いは加熱用として使用できる
前記被乾燥物40を収容する乾燥室20は、次のように
動作する。
乾燥室20のハウジング21の上部には、給気用気体循
環路50aが接続されていて、そこから、除湿室10で
除湿された低湿度の気体が供給される。乾燥室20内に
供給された低湿度の気体は、撹拌爪25で撹拌され、乾
燥室20のハウジング21内の雰囲気を低湿度状態とす
る。したがって、ハウジング21内の垂直方向に配設さ
れた複数段の通気性を有する棚22に載置された被乾燥
物40の中の水分は、低湿度状態の雰囲気気体中に蒸発
し、被乾燥物40は徐々に乾燥状態となる。この間、ハ
ウジング21内の雰囲気気体は、乾燥室20のハウジン
グ21の下部から排気用気体循環路50bにより、除湿
室10に排出され、除湿室10で被乾燥物40から除去
した水分を除湿剤である天然ゼオライト13に吸着させ
、再び、給気用気体循環路50aから、低湿度の気体と
して供給される。故に、ハウジング21内の雰囲気気体
は、常に、低湿度状態を保つことができる。また、必要
に応じて、気体が加熱手段HRによって加温されていた
場合には、その温度状態(実際には気化熱を失い温度は
低下する)で低湿度状態を保つことができる。
乾燥室20のハウジング21内のw122には、被乾燥
物40が載置されており、被乾燥物40は乾燥室20で
乾燥される。
次に、上記本発明の実施例の乾燥装置の制御について説
明づる。
第2図は本発明の実施例の乾燥装置を制御する制御回路
の回路図でおる。
図において、マイクロコンピュータCPUは、市販のA
/D変換回路内蔵またはA/D変換回路内蔵していない
マイクロコンピュータが使用できる。ここでは、A/D
変換回路が内蔵されていないマイクロコンピュータCP
Uとして説明する。
温度センサDの出力、湿度センサH1、湿度センサト1
2、湿度センサH3の出力は、各々A/D変換回路AI
 、A2 、A3 、A4を介してマイクロコンピュー
タCPUの入力ポートに入力される。
なお、前記A/D変換回路A1、A2、A3、A4はア
ナコグゲートにより、その数を減すことができる。或い
は、マルチプレクサの使用により、マイクロコンピュー
タCPUの使用入力ボートを少なくすることができる。
また、テンキーTNはマイクロコンピュータCPtJの
走査出力によって、所定のビット長を走査し、そのコー
ド出力によってキーの動作を判断するものである。前記
テンキーTNは乾燥室20の動作温度範囲の上限設定温
度[)TI及び下限設定温度り丁L、及び乾燥室20の
最終維持湿度Hth及び最終湿度維持時間Tの設定を行
うものである。種目別選択スイッチSwは乾燥対象の用
途、例えば、対象が繊維の乾燥の場合には、絹、木綿、
合成繊維等の種別により、マイクロコンピュータCPU
に記憶させた動作温度範囲の上限設定温度DTH及び下
限設定温度り丁L、及び乾燥室20の最終維持湿度Ht
h及び最終湿度維持時間Tを指定するものである。した
がって、種目別選択スイッチSWを操作した場合には、
テンキーTNで前記の設定は不要となる。ドアースイッ
チDSは乾燥室20内に被乾燥物40を収納して、その
扉を閉じたときに動作するスイッチである。また、終了
スイッチ5Wenは本乾燥装置で被乾燥物40の乾燥を
終了した終了報知手段ARを確認することにより、人為
的に動作させるものである。これらのスイッチ類は、マ
イクロコンピュータCPUの入力ポートに入力される。
また、循環選択バルブ■1、v3、V4、及び乾燥遮断
バルブ■2、V7、及び給気バルブV5、排気バルブ■
6は、各々ドライバー回路D1、D2、D3、D4、D
5、D6、D7及びリレーRYI 、RY2 、RY3
 、RY4 、RY5、RY6 、RY7を介して、マ
イクロコンピュータCPUの出力ポートに接続されてい
る。同様に、循環用ファンF1及び乾燥用ファンF2及
び撹拌爪25のモータMは、各々ドライバー回路D8、
D9、Dlo及びリレーRY8、RY9、RYloを介
して、マイクロコンピュータCPUの出力ポートに接続
されている。同様に、加熱手段1−I Rにおいても、
ドライバー回路D11及びリレーRY11を介して、マ
イクロコンピュータCPUの出力ポートに接続されてい
る。また、被乾燥物40の乾燥が終了したことを報知す
る終了報知手段ARは、可視的及び可聴的な手段でドラ
イバー回路D128介して、マイクロコンピュータCP
Uの出力ボートに入力される。
そして、第3図から5図に示す本発明の実施例の乾燥装
置のメインプログラム及び第6図の同じく、サブルーチ
ンにより実行される。
まず、図示しない電源スィッチを投入して、本実施例の
乾燥装置に電源を供給することにより、このメインプロ
グラムの処理に入る。
ステップS1で本プログラムを実行するに必要なメモリ
、各ボートをイニイヤライズする。ステップS2で乾燥
室20の使用条件、即ち、動作温度範囲を設定する。即
ち、乾燥対象に合せてテンキーTNまたは種目別選択ス
イッチSWにより、動作温度範囲の上限設定温度[)T
)l及び下限設定温度DTL、及び乾燥室20の最終維
持湿度Hth及び最終湿度維持時間Tをセットする。ス
テップS3で前記動作温度範囲の上限設定温度[)TH
及び下限設定温度DTL、及び乾燥室20の最終維持湿
度8th及び最終湿度維持時間Tのセット完了を判断す
る。ステップS4で循環選択バルブV1及び乾燥遮断バ
ルブV2を開とし、ステップS5で循環用ファンF1を
駆動する。これにより、除湿室10のハウジング11の
上部から、循環運択バルブv1、循環用ファンF1、乾
燥遮断バルブV2、除湿室10を循環する気体流が生じ
る。ステップS6でステップS2でセットした動作温度
範囲の上限設定温度[)TH及び下限設定温度[)丁り
を読込み、ステップS7で温度センサDの出力dを入力
する。
ステップS8で温度センサDの出力dと動作温度範囲の
上限設定温度[)THと比較して、d<DTHでないと
き、ステップS9で循環気体の温度が使用時の気体温度
より高いことから、循環選択バルブV1を閉、循環選択
バルブV3 、V4を開として、熱交換器51で循環気
体を冷却することにより、天然ゼオライト13の層を所
定の温度範囲内とする。また、ステップS8で温度セン
サDの出力dと動作温度範囲の上限設定温度DTHと比
較して、d<DTflのとき、または、d<DTHとな
ったとき、ステップS’IOで循環選択バルブV1を開
、循環選択バルブV3、V4を閉として、ステップS1
1で温度センサDの出力dと動作温度範囲の下限設定温
度DTLと比較して、d>DTLでないとき、ステップ
313で加熱手段トIRをオンとして、加熱手段HRで
循環気体を加熱することにより、天然ぜオライド13の
層を所定の温度範囲内とする。
ステップ311で温度センサDの出力dと動作温度範囲
の下限設定温度[)TLと比較して、d>[)丁りのと
き、または、d>[)TLとなったとき、ステップS1
2で加熱手段HRをオフとする。
そして、ステップ314でマイクロコンピュータCPt
Jのメモリに記憶しておいたデータから、現在気体温度
dでアドレス指定して、乾燥剤の天然ゼオライト13の
乾燥限界から導きだした乾燥限界値HLLをサーチする
。ステップ315で湿度センサH1の出力h1と乾燥限
界値HLLとを比較し、h1≦HLLでないとき、ステ
ップ816で「乾燥剤の脱湿サブルーチン」の処理に入
る。また、h1≦HLLのとき、ステップ317で乾燥
室20の扉が閉じられていて、ドアースイッチDSが動
作しているか判断する。ドアースイッチDSが動作する
まで、ステップS4からステップS17の処理を継続す
る。
ステップ317で乾燥室20の扉が閉じられていて、ド
アースイッチDSが動作していることが判断されると、
ステップ318で循環用ファンF1を停止し、ステップ
319で循環選択バルブ■1を閉、乾燥遮断バルブV7
を開とし、ステップS20で乾燥用ファンF2を駆動す
る。ステップS21で湿度センサDの出力dを入力し、
乾燥室20に送出している気体温度を計測する。ステッ
プ322で温度センサDの出力dと動作温度範囲の上限
設定温度り丁Hと比較して、d<DTHでないとき、ス
テップ323で加熱手段トIRをオフとし、d<[)T
Hのとき、ステップ324で温度センサDの出力dと動
作温度範囲の下限設定温度DTLと比較する。d>DT
Lでないとき、ステップS25で加熱手段トIRをオン
とする。即ち、乾燥室20に送出している気体温度が、
上限設定温度[)THと下限設定温度り丁りとの間の温
度の低湿度の気体とする。
そして、ステップ326で乾燥室20の湿度センサH2
と湿度センサH3との出力差ト1de、即ち、h2−h
3 =@deを計算する。ステップ327で前記出力差
)−1deが除湿能力があるか値でおるかを湿度差閾値
HTD以下かで判断する。Hde<HTDでないとき、
ステップS19からステップ327のルーチンの処理を
繰返し行う。ステップ327で湿度センサH2と湿度セ
ンサH3との出力差1−1deが、最終維持湿度Hth
以下と判断されたとき、ステップ328で乾燥室20の
低湿度空気の供給がステップS2でセットした最終維持
湿度Hth以下か判断する。最終維持湿度8th以下で
ないとき、乾燥剤の天然ゼオライト13の除湿能力を上
げるため、ステップ329で「乾燥剤の脱湿サブルーチ
ン」の処理に入る。ステップ328で最終維持湿度Ht
h以下のとき、ステップS30でステップS2でセット
した最終維持湿度Httl以下の湿度を最終湿度維持時
間Tの間継続したか判断する。即ち、乾燥室20内が最
終維持湿度Hth以下の湿度を最終湿度維持時間Tの間
継続したとき、ステップ331で乾燥用ファンF2を停
止し、ステップ332で加熱手段HRをオフする。そし
て、ステップ333で乾燥遮断バルブ■2及び乾燥遮断
バルブV7を閉じ、ステップ334で被乾燥物40の乾
燥終了を終了報知手段ARで報知し、ステップ335で
終了スイッチswenが操作されたとき、このメインル
ーチンを終了し、乾燥室20から被乾燥物40を取出す
ことができる。
ステップ316及びステップ329で実行する「乾燥剤
の脱湿サブルーチン」は、次のように実行する。
まず、ステップU1で除湿’?10の除湿剤の天然ゼオ
ライト13の加熱回数を計数するカウンタCONをクリ
アする。ステップU2で循環選択バルブV1、乾燥遮断
バルブV2、排気バルブV6を開、循環選択バルブ■3
、v4、及び乾燥遮断バルブV7、及び給気バルブv5
を閉じる。ステップU3で循環用ファント1動作状態と
し、ステップU4で加熱手段HRをオンとする。そして
、ステップU5で除湿室10の除湿剤の天然ゼオライト
13の温度上昇を判断し、除湿剤固有の、即ち、温度セ
ンサDの出力dが天然ゼオライト13の脱湿最高温度以
上になったか判断し、温度センサDの出力dが天然ゼオ
ライト13の脱湿最高温度以上になるまでステップU2
からステップU5のルーチンの処理を行う。ステップU
5で除湿室10の除湿剤の天然ゼオライト13の温度上
昇が、脱湿最高温度以上になったとき、ステップU6で
給気バルブV5を開、循環選択バルブV1を閉とし、ス
テップU7で1分間の経過を待って、ステップU8でカ
ウンタCONに「+1」をセットする。そして、ステッ
プU9で給気バルブv5を閉、循環選択バルブ■1を開
とし、ステップUIOでカウンタCONが「3」以上で
おるか判断する。
即ち、除湿室10の除湿剤の天然ゼオライト13の温度
上昇が脱湿最高温度以上になったとき、給気バルブV5
を開とし、除湿室10内の高湿度の気体を排気する。こ
の排気が完了する目安の時間として、ステップU7で1
分間の経過をみるものである。ステップU10でこの繰
返しがカウンタCONで「3」以上と判断されると、ス
テップU11で除湿室10の除湿剤の天然ゼオライト1
3の温度上昇を加熱手段HRの5分間の継続加熱により
、除湿室10内を低湿度状態とし、ステップU12で加
熱手段HRをオフとし、ステップU13で循環用ファン
F1を停止状態とする。そして、ステップU14で全バ
ルブを閉じ、このザブルーチンを終了する。
このように、本発明の実施例の乾燥装置は、気体中の湿
度を除去する除湿剤として天然ゼオライト13が収納さ
れた除湿室10と、被乾燥物40を収容する乾燥¥20
と、前記除)♀空10と乾燥室20との間に配設され、
除湿’!−10及び乾燥室20相互間に気体を循環さぜ
る給気用気体循環路50a及び排気用気体循環路50b
かうなる気体S環路と、前記除湿室10と前記乾燥室2
0との相互間に気体を循環させる乾燥用ファンF2等の
気体循環附勢手段と、除湿剤として天然ゼオライト13
の脱湿を行うと共に、低乾燥気体の加温に使用する加熱
手段HRとを具備するものである。
したがって、被乾燥物40を常温または必要に応じて加
熱手段HRで加温することにより熱エネルギーを与え、
効率よく除湿することができる。
特に、被乾燥物40の温度を、加熱手段で加温して、任
意の温度状態とすることができ、被乾燥物40の水の分
子の運動エネルギーを高めることができるから、高効率
で被乾燥物40の湿度を除去できる。このとき、温風乾
燥のような高温乾燥でないので、被乾燥物40の組織の
破壊が生じない。
例えば、被乾燥物40の表面硬化等も防ぐことができる
上記実施例の乾燥装置のように、加熱手段HRによって
乾燥室20内の被乾燥物40の雰囲気気体を加温すると
、高効率で除湿することができる。
特に、湿度の高い被乾燥物40として、例えば、糸及び
衣類等の繊維類の染色後の乾燥、洗)R物の乾燥、陶磁
器の成形に使用される石こう型の乾燥等においては、多
少温度が高くても、水分が気化することにより気化熱が
奪われ、被乾燥物40自体はその温度上昇を押えた状態
で乾燥させることができる。このような使用状態におい
ては、温度を上げることにより、気体中の飽和水蒸気圧
を上げるものであるから、高効率で除湿ができる。
また、上記実施例の乾燥装置は、次のように使用するこ
とができる。
上記実施例の乾燥装置は、1台の除湿室10を駆動し、
乾燥室20の雰囲気気体を所定の加温状態の低湿度とし
たものであったが、本発明を実施する場合には、乾燥装
置の駆動の初期に、同時に2台以上の除湿室10を駆動
し、応答性を高くすることができる。また、それらの除
湿室10を交互に繰返し使用して、被乾燥物40の除湿
を連続状態で行うことができる。この場合には、設備が
高価になるが、乾燥時間の短縮ができる。
上記実施例では、被乾燥物40を収容する乾燥室20は
、被乾燥物40を収容する平面の面積を広くすべく構成
されたハウジング21からなり、前記ハウジング21内
には、垂直方向に複数段に区劃する通気性を有する棚2
2が配設されているが、本発明を実施する場合には、被
乾燥物40を上部からチェノ等で吊すことができる。ま
た、被乾燥物40の処理量及び種類によって、乾燥室2
0内に無端または右端コンベア、回転台等を設けてもよ
い。
そして、上記実施例では、除湿室10と乾燥室20との
間に、除湿室10と乾燥室20相互間に気体を循環させ
る気体循環路として、給気用気体循環路50a及び排気
用気体循環路50bを用いているが、本発明を実施する
場合には、除湿室10と乾燥室20を一体化した場合に
は、前記給気用気体循環路50a及び排気用気体循環路
50bは最短状態の、給気用気体循環口及び排気用気体
循環口と近似した態様も生じ得る。また、除湿室10と
乾燥室20との相互間に気体を循環させる気体循環附勢
手段としての乾燥用ファンF2は、気体循環路の給気用
気体循環路50a側に配設しているが、本発明を実施す
る場合には、排気用気体循環路5Ob側に配設してもよ
い。または、乾燥室20内に配δ2してもよい。上記実
施例のように、気体循環路に配設すると、乾燥運転時の
メンテナンスが容易でおり、乾燥室20内のスペースが
有効的に使用できる。
更に、上記実施例では、除湿室10に収納された気体中
の湿度を除去する除湿剤として天然ゼオライト13を使
用しているが、本発明を実施する場合には、前記天然ゼ
オライト13に限定されることなく、除湿能力のある材
料の使用が可能である。例えば、天然ゼオライト、合成
ゼオライト、シリカゲル、活性炭のうちの、1種または
2種以上を配合して用いることができる。勿論、生石灰
、活性アルミナ等の使用も可能であるが、繰返しの使用
が可能な材料のせオライド、シリカゲル、活性炭等の使
用が制御、管理、経済性からみて望ましい。特に、天然
ゼオライトは価格的に最も有利でおる。しかし、前記乾
燥剤の使用は、気体中の湿度を低くするために乾燥剤を
用いているが、気体中の水分を除去する他の殿械的手段
の使用を否定するものではない。例えば、ヒートポンプ
、ヒートパイプ等の冷却手段及び加熱手段の対を用いる
ことも可能でおる。
また、媒体とする湿度を除去する気体は、空気とするの
が取扱上有利であるが、更に、空気に不活性ガスを加え
、その不活性ガスの含有率を多くすると、被乾燥物20
の酸化を極力押えることができる。
更に、上記実施例の低湿度気体を加温する手段は、天然
ゼオライト13層を加熱する加熱手段HRで加温してい
るが、本発明を実施する場合には、前記天然ゼオライト
13層を加熱する加熱手段HRに限定されることなく、
除湿室10或いは乾燥室20或いは気体循環附勢手段の
何れかに、電熱線、ガス、灯油或いは重油等の気体また
は液体燃料の燃焼装置による低湿度気体を加温する手段
を設ければよい。なお、ここでいう加温とは、被乾燥物
40の加熱により、被乾燥物40から強制的に水蒸気を
除去する温度ではなく、被乾燥物40から低湿度気体に
よる除湿の効率を上げる温度を附勢することを意味する
ものである。
[発明の効果] 以上のように、本発明の乾燥装置は、気体中の湿度を除
去する除湿室と、被乾燥物を収容する乾燥室と、前記除
湿室と乾燥室との間に配設され、除湿室及び乾燥室相互
間に気体を循環させる気体循環路と、前記気体の温度を
所定の温度状態とする加温手段と、前記除湿室と前記乾
燥室との相互間に気体を循環させる気体循環附勢手段と
を具備するものであるから、循環気体中の湿度を除湿剤
で除去し、それを加温することにより、被乾燥物が置か
れた乾燥室内の雰囲気気体中の湿度を低下せしめて高効
率で被乾燥物を乾燥することができ、使用目的に合致し
た被乾燥物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の乾燥装置の実施例の全体構成図、第2
図は本発明の実施例の乾燥装置を制御する制御回路図、
第3図から5図は本発明の実施例の乾燥装置のメインプ
ログラム、第6図は本発明の実施例の乾燥装置の制御に
使用する乾燥剤の脱湿サブルーチンでおる。 図において、 10:除湿室、 13:天然ゼオライト、 20:乾燥室、 40:被乾燥物、 50a :給気用気体循環路、 50b:排気用気体循環路、 Fl:循I還用ファン、 F2:乾燥用ファン、 CPU :マイクロコンピュータ、 A1−A4 :A/D変換回路、 D1〜D12ニドライバー回路、 RY1〜RYII:リレー、 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気体中の湿度を除去する除湿室と、 被乾燥物を収容する乾燥室と、 前記除湿室と乾燥室との間に配設され、除湿室及び乾燥
    室相互間に気体を循環させる気体循環路と、 前記気体の温度を所定の温度状態とする加温手段と、 前記除湿室と前記乾燥室との相互間に気体を循環させる
    気体循環附勢手段と、 を具備することを特徴とする乾燥装置。
  2. (2)気体中の湿度を除去する除湿室は、乾燥剤を内蔵
    してなる除湿室としたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の乾燥装置。
  3. (3)前記乾燥剤は、気体中の水分を除去する除湿及び
    気体中に水分を蒸発させる脱湿により、繰返し再使用が
    可能なことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    乾燥装置。
  4. (4)前記乾燥剤は、ゼオライト、シリカゲル、活性炭
    のうちの、1種または2種以上の配合からなることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項または第3項に記載の乾
    燥装置。
  5. (5)前記除湿室内で湿度を除去する気体は、空気とし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項の
    いずれか1つに記載の乾燥装置。
  6. (6)前記除湿室内で湿度を除去する気体は、空気に不
    活性ガスを補充してなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項から第4項のいずれか1つに記載の乾燥装置。
  7. (7)前記気体中の湿度を除去する除湿剤が収納された
    除湿室は、複数の各々区劃封止された除湿室で形成し、
    気体中の湿度を除去する除湿動作と吸着した水分を大気
    中に脱湿する脱湿動作とを交互に行うことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項から第6項のいずれか1つに記載
    の乾燥装置。
  8. (8)前記気体中の湿度を除去する除湿室は、冷却手段
    及び加熱手段を内蔵してなる除湿室としたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項から第7項のいずれか1つに
    記載の乾燥装置。
  9. (9)前記気体中の湿度を除去する除湿室は、ヒートポ
    ンプを内蔵してなる除湿室としたことを特徴とする特許
    請求の範囲第8項に記載の乾燥装置。
  10. (10)前記加温手段は、電熱線の加熱によるものとし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第9項の
    いずれか1つに記載の乾燥装置。
  11. (11)前記加温手段は、ガス燃料の燃焼によるものと
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第9項
    のいずれか1つに記載の乾燥装置。
  12. (12)前記加温手段は、液体燃料の燃焼によるものと
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第9項
    のいずれか1つに記載の乾燥装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023026683A1 (ja) * 2021-08-24 2023-03-02 シャープ株式会社 食品乾燥装置
KR20230059951A (ko) * 2021-10-26 2023-05-04 김영희 마이크로파를 이용한 피도물 건조시스템

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