JP2000176199A - 温風布団乾燥機 - Google Patents
温風布団乾燥機Info
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- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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Abstract
毛布等の乾燥ができると共にオゾンガスを有効に作用さ
せて効果的な殺菌および脱臭ができ、少ないエネルギー
消費で経済的かつコストパフォーマンスが優れ、車に搭
載しても安全な布団乾燥機を得る。 【解決手段】 温風発生器により発生させた温風と、オ
ゾン発生器により発生させたオゾンガスとを乾燥庫の下
部にある送風口より乾燥庫の内部に送風して循環させ
る。また同時に、該乾燥庫の内部で循環している温風お
よびオゾンガスを乾燥庫の上部にある回収口より回収
し、冷凍除湿機を構成する蒸発器を通過させ、さらに凝
縮器を通過させて再び前記温風発生器により発生させた
温風と、オゾン発生器により発生させたオゾンガスと共
に乾燥庫の内部に送風して循環させる。また、車載可能
とするためには温風発生器を電気ヒーターとし冷凍除湿
機を空冷ヒートホンプ式とする。
Description
燥および殺菌を温風およびオゾンガスにて行う布団乾燥
機に関するものである。
菌を行うためには乾燥庫内にある布団設置用のスタンド
に布団や毛布等を設置して約85℃〜120℃程度の熱
風を乾燥庫内で循環させ、布団や毛布等の中心部の温度
を50℃以上に上昇させる方法を採っている。これは、
乾燥庫内の空気の温度を上昇させることにより乾燥庫内
の相対湿度を下げ、布団や毛布等の内部に含まれている
水分を蒸発させることにより乾燥を行い、さらには熱風
により細菌やダニを死滅させるためである。
式が一般的であるが、施設用としては灯油式やガス式若
しくは蒸気式等もある。
ガスやホルマリンガスを熱風と共に送風して循環させ、
これらガスの殺菌作用との相乗効果により細菌やダニを
効果的に死滅させようとする方法もある。
ように布団や毛布等の乾燥および殺菌を電気ヒーター等
により高温にした熱風で行うためには、該布団や毛布等
の中心部の温度を50℃以上に上昇させる必要があり、
熱が布団や毛布等の内部に伝導して約50℃に達するだ
けでも30分以上の時間が掛かっていた。このため、電
力等のエネルギー消費量が非常に多くなってしまうとい
う問題点があった。また、該布団や毛布等の周囲温度を
約120℃程度の高温にした場合には、布団や毛布等の
繊維自体を傷つけたり、布団や毛布等に付着している汚
れが繊維に焼付いてシミを作ってしまうという問題点が
あった。
を熱風と共に乾燥庫内で循環させる場合には、オゾンガ
スが熱風のために急速に分解して酸素ガスに変化してし
まうため、その効果はほとんど発揮されていないという
問題点があった。また、ホルマリンガスを使用する場合
には、殺菌処理後のホルマリン臭やアンモニア臭を除去
するための中和装置が必要となり、処理工程の増加や製
品価格の上昇を招いてしまうという問題点があった。
成されたものであり、乾燥庫内の温度を高温にすること
なく布団や毛布等の乾燥ができると共にオゾンガスを有
効に作用させて効果的な殺菌および脱臭ができ、少ない
エネルギー消費で経済的かつコストパフォーマンスが優
れ、さらには車に搭載しても安全な布団乾燥機を提供す
ることを目的とする。
め、本発明の温風布団乾燥機においては温風発生器15
により発生させた温風と、オゾン発生器14により発生
させたオゾンガスとをダクト16を経由して乾燥庫1の
下部にある送風口4より乾燥庫1の内部に送風して循環
させる。また同時に、該乾燥庫1の内部で循環している
温風およびオゾンガスを乾燥庫1の上部にある回収口5
よりダクト8を経由して回収し、冷凍除湿機9を構成す
る蒸発器10を通過させ、さらに凝縮器11を通過させ
て再び前記温風発生器15により発生させた温風と、オ
ゾン発生器14により発生させたオゾンガスと共に乾燥
庫1の内部に送風して循環させる。
15を電気ヒーターとし冷凍除湿機9を空冷ヒートホン
プ式とする。
説明する。図1は本発明の温風布団乾燥機のシステム構
成を示す概略図である。
発生させるための温風発生器15と、オゾンガスを発生
させるためのオゾン発生器14と、乾燥庫1の内部の湿
り空気を除湿することにより布団や毛布等の乾燥を行う
ための冷凍除湿機9を配設する。また、ダクト16によ
り温風発生器15とオゾン発生器14および冷凍除湿機
9の凝縮器11側とを連結し、乾燥庫1の下部にある送
風口4に接続する。該送風口4の内部にはファン6を配
設し、強制送風を行う。なお、温風発生器15とオゾン
発生器14および冷凍除湿機9の凝縮器11側との連結
順序はどのような順序であっても構わない。
るためのスタンド2を配設し、該スタンド2に布団や毛
布等を掛けて設置する。なお、設置方法はスタンド2を
配設する以外に棚を配設するなど他の方法であっても良
く、さらにはマットレスやベッド等を設置する場合には
専用の設置機構を使用しても構わない。
スは、乾燥庫1の内部下部より布団や毛布等の間を通過
しながら乾燥庫1の内部を循環する。この様にして循環
した温風とオゾンガスは乾燥庫1の上部にある回収口5
よりダクト8を経由して回収する。該回収口5の内部に
はファン7を配設し、強制回収を行う。また、ダクト8
は冷凍除湿機9の蒸発器10側に接続する。該蒸発器1
0と凝縮器11とは冷凍除湿機9の内部で連通している
ため、回収した温風とオゾンガスは蒸発器10側より凝
縮器11側を通過することになる。
生した水滴18を外部に排出するためのドレイン17を
配設する。
る。図1のように、乾燥庫1の外部には温風を発生させ
るための温風発生器15と、オゾンガスを発生させるた
めのオゾン発生器14と、乾燥庫1の内部の湿り空気を
除湿することにより布団や毛布等の乾燥を行うための冷
凍除湿機9を配設する。温風発生器15には電気ヒータ
ー式や灯油式やガス式若しくは蒸気式等があるが、安全
性や操作性を考慮すれば電気ヒーター式が好ましく、ま
た、オゾン発生器14には電気分解式や紫外線照射式若
しくは無声放電式等があるが、操作性やエネルギー消費
を考慮すれば無声放電式が好ましいが、特に限定するも
のではない。
オゾン発生器14および冷凍除湿機9の凝縮器11側と
を連結し、乾燥庫1の下部にある送風口4に接続する。
該送風口4の内部にはファン6を配設し、温風発生器1
5により発生させた温風とオゾン発生器14により発生
させたオゾンガスとを乾燥庫1の内部に強制送風する。
また、送風口4の出口付近での温風の温度は約65℃程
度が好ましく、温度センサ(図示せず)により温度制御
を行う。
るためのスタンド2を配設し、該スタンド2に布団や毛
布等を掛けて設置する。設置方向は温風およびオゾンガ
スが布団や毛布等の裏側より内部にまで十分通過するよ
うに、送風方向と平行であることが好ましい。
スは、図1の乾燥庫1の内部の矢印のように乾燥庫1の
内部下部より布団や毛布等の間を通過しながら乾燥庫1
の内部を循環する。この様にして循環した温風とオゾン
ガスは乾燥庫1の上部にある回収口5よりダクト8を経
由して、該回収口5の内部に配設されたファン7により
強制回収する。また、ダクト8は冷凍除湿機9の蒸発器
10側と接続しており、蒸発器10にまで回収した温風
の温度は、ダクト8による熱損失のため約60℃程度と
なる。
圧縮器12および膨張弁13にて構成される一般的な空
冷ヒートポンプ式である。蒸発器10にまで回収した温
風中には布団や毛布等から蒸発した水分が含まれてお
り、該温風が蒸発器10により約20℃程度に冷却され
ることにより飽和水蒸気が露結して水滴18になる。こ
のため、温風中の水分が取除かれることになり乾燥した
空気となる。該水滴18は蒸発器10の底部にあるドレ
イン17より外部に排出し回収される。次に、該乾燥し
た空気は冷凍除湿機9の内部で連通した凝縮器11側を
通過するが、ここで凝縮器11により再加熱されるため
約60℃程度の温風となり、熱エネルギーが有効に利用
されることになる。
温風発生器15により発生させた温風およびオゾン発生
器14により発生させたオゾンガスと共にダクト16を
経由し、約65℃の温風として再度乾燥庫1の内部に強
制送風して循環させる。この様な循環経路を構成するこ
とにより、従来のような約85℃〜105℃程度の熱風
を循環させることなく十分な乾燥が行えるため、エネル
ギー消費量が少ない布団乾燥機が構成できる。
クルを示す図であり、上記で説明した循環経路を模式的
に表している。すなわち、ステップS1で温風とオゾン
ガスを発生させ、ステップS2で乾燥庫1の内部に送風
し、ステップS3で温風による乾燥およびオゾンガスに
よる殺菌および脱臭を行い、ステップS4で水分を含ん
だ温風を回収し、ステップS5で冷凍除湿機9の蒸発器
10による除湿を行い、ステップS6で冷凍除湿機9の
凝縮器11による除湿空気の再加熱を行い、再びステッ
プS1により温風の温度調整およびオゾンガスの発生を
行って循環経路を構成する。
いほど分解速度が速くなるが、約65℃の温風で乾燥庫
1の内部を循環させることにより、従来の布団乾燥機に
比べ分解速度が遅くなり、殺菌および脱臭が効果的に行
われることになる。
できるため、壁の厚さを薄くして軽量化することができ
る。このため、温風発生器15を電気ヒーターとし冷凍
除湿機9を空冷ヒートホンプ式にすれば、トラック等の
荷台にも本発明の温風布団乾燥機を安全に設置すること
が可能となり、布団乾燥の移動サービスが容易に行うこ
ともできる。
燥機を使用して布団や毛布等を乾燥するようにすれば、
下記の様な効果を奏することができる。 約65℃程度の乾燥した温風を乾燥庫内に送風および
循環させることにより、布団や毛布等の乾燥が行える。
このため、該布団や毛布等の繊維自体を傷つけたり、汚
れによるシミを作ることがなく、布団や毛布等以外にも
羽毛布団やマットレスやベッド等でも安全に使用でき
る。 約65℃程度の温風中でオゾンガスを使用するため、
高温中で使用する場合に比べオゾンガスの分解速度が遅
くなり、オゾンガスによる殺菌や脱臭作用を効果的に発
揮させることができる。 冷凍除湿機の蒸発器により除湿を行った後、乾燥した
空気は凝縮器により再加熱されるため、熱エネルギーが
有効に使用される。したがって温風発生器は約65℃を
維持するためだけに作用することになり、エネルギー消
費量が少なくて済み経済的である。 温風発生器を電気ヒーターとし冷凍除湿機を空冷ヒー
トホンプ式にすれば、トラック等の荷台にも布団乾燥機
を安全に設置することが可能となり、移動サービスが容
易に行うこともできる。
概略図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 温風発生器(15)により発生させた温
風と、オゾン発生器(14)により発生させたオゾンガ
スとをダクト(16)を経由して乾燥庫(1)の下部に
ある送風口(4)より乾燥庫(1)の内部に送風して循
環させ、また同時に、該乾燥庫(1)の内部で循環して
いる温風およびオゾンガスを乾燥庫(1)の上部にある
回収口(5)よりダクト(8)を経由して回収し、冷凍
除湿機(9)を構成する蒸発器(10)を通過させ、さ
らに凝縮器(11)を通過させて再び前記温風発生器
(15)により発生させた温風と、オゾン発生器(1
4)により発生させたオゾンガスと共に乾燥庫(1)の
内部に送風する循環経路を有することを特徴とする、温
風布団乾燥機。 - 【請求項2】 温風発生器(15)を電気ヒーターとし
冷凍除湿機(9)を空冷ヒートホンプ式とし車載可能と
したことを特徴とする請求項1に記載の、温風布団乾燥
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375798A JP2000176199A (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 温風布団乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375798A JP2000176199A (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 温風布団乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000176199A true JP2000176199A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18506082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10375798A Pending JP2000176199A (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 温風布団乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000176199A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 1998-12-17 JP JP10375798A patent/JP2000176199A/ja active Pending
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